広島が前回対戦と同じ4ゴール奪って連勝! 勝負の際で屈した鳥栖は連敗で19位転落…【明治安田J1第24節】
2024.07.21 21:12 Sun
明治安田J1リーグ第24節のサガン鳥栖vsサンフレッチェ広島が21日に駅前不動産スタジアムで行われ、アウェイの広島が1-4で快勝した。
互いに積極的に足を振っていくオープンな立ち上がりとなったが、時間の経過と共にボールの主導権を握った鳥栖が優勢に進めていく。内側や低い位置まで下がってボールに絡む右の中原、タッチライン際に張る左の横山歩夢と左右非対称の形で、人を意識する広島の守備を揺さぶっていく。
そして、中原の正確なプレースキック、横山のパンチ力のあるミドルシュートから幾度か良い形を作り出すが、GK大迫敬介の安定したゴールキーピングを前に先制点には至らず。
先発起用に応える背番号10の今季リーグ2点目によって先制に成功したアウェイチームは、メリハリを利かせた守備からサイドを起点とした攻撃で相手をひっくり返そうとする。
一方、一瞬の隙を突かれて失点はしたものの、戦い方自体は悪くない鳥栖は引き続き後方からボールを動かしながら前進。中央のスリヴカも徐々にボールに絡んでいくが、フィニッシャーのマルセロ・ヒアンに決定的なチャンスを供給できなかった。
前半終盤の新井直人のクロスが演出した大橋祐紀の決定機はヘディングシュートが枠の左に外れ、試合はアウェイチームの1点リードでの折り返しに。
互いに交代なしで臨んだ後半は鳥栖のシンプルな形から電光石火の同点ゴールが生まれる。後半開始10秒過ぎ、キックオフの流れから原田亘が前線へ長いボールを入れると、DF荒木隼人とうまく入れ替わってボックス右に持ち込んだマルセロ・ヒアンがピッチに叩きつける右足ボレーシュートを突き刺した。
これで1-1のイーブンに戻った試合は両守護神の仕事機会が目立つオープンな展開に。54分には追いついた勢いのある鳥栖がマルセロ・ヒアンのゴールライン際から内に切り込み見事な仕掛けからのプルバックで福田晃斗にビッグチャンスも、ゴール至近距離で放ったシュートはGK大迫の気迫の顔面セーブに遭う。
対して徐々に落ち着きを取り戻した広島は直後の56分に東俊希の左CKを中央で競り勝ったドウグラス・ヴィエイラがドンピシャのヘッドで合わすが、今度はGK朴一圭のビッグセーブに遭う。
60分を過ぎて広島はドウグラス・ヴィエイラ、マルコス・ジュニオールに代えて満田誠、加藤陸次樹を同時投入。対する鳥栖はスリヴカを下げて富樫敬真を投入。互いにフレッシュな選手の投入で攻撃に変化を加える中、決定機を作り合うが、相手GKのプレッシャーか最後の場面で精度、連携を欠く。
それでも、交代選手で運動量と切り替えの精度、連動性を増したアウェイチームが押し切る。71分、カウンターの流れからDFキム・テヒョンがクリアし損ねたボールを右サイド深くの満田が回収。ボックス内で浮いた松本の足元に繋ぐと、松本が左へのマイナスの運びでシュートコースを作って左足を一閃。これがゴール左隅に突き刺さった。
ミス絡みの失点で勝ち越しを許した鳥栖はなかなか反発力を示せず。原田の正確なクロスから際どいシーンは作ったものの、攻撃が停滞してしまう。これを受け、中原や福田、横山らを下げて堀米勇輝、手塚康平、清武弘嗣とボールプレーヤーを続けてピッチに送り出す。
だが、タフさで勝るアウェイチームがこの終盤にトドメの3点目を奪い切った。86分、右サイド深くに抜け出した加藤がグラウンダーの折り返しを入れると、ニアに飛び込んだ東が潰れてゴール前に流れたボールをDF2枚の間から飛び出した大橋がワンタッチで仕留め、2試合連発となる今季11点目とした。
さらに、後半アディショナルタイムには厚みのある攻撃からペナルティアーク付近でこぼれ球に反応した満田が左足シュートをゴール左隅に流し込み、広島が前回対戦同様の4点を奪取。終わってみれば、3点差を付ける快勝で2連勝を達成。順位は変わらずも今節勝ち点を取りこぼした上位陣との勝ち点差を縮めた。
一方、勝負の際や強度で屈した鳥栖は連勝からの厳しい連敗で降格圏の19位に転落した。
サガン鳥栖 1-4 サンフレッチェ広島
【鳥栖】
マルセロ・ヒアン(後1)
【広島】
マルコス・ジュニオール(前21)
松本泰志(後26)
大橋祐紀(後42)
満田誠(後51)
PR
前節、ガンバ大阪に0-2で敗れて連勝がストップした17位の鳥栖は前回対戦で0-4の完敗を喫するなど相性が悪い難敵相手に2戦ぶりの白星を狙った。G大阪戦からは先発6人を変更。パリ五輪参戦の木村誠二や菊地泰智がベンチを外れた一方、サスペンション明けの長沼洋一に加え、マルセロ・ヒアンや河原創の主力が復帰。また、ヴィキンタス・スリヴカと中原輝が加入後初スタメンを飾った。一方、前節アビスパ福岡を1-0で下してリーグ4戦ぶりの白星を挙げた5位の広島。連勝での中断期間入りを目指したチームは前節から先発4人を変更。体調不良でベンチ外の佐々木翔の代役に今季初出場のイヨハ理ヘンリーが抜擢されたほか、負傷のピエロス・ソティリウに代えてドウグラス・ヴィエイラ、中島洋太朗と満田誠に代わって松本泰志、マルコス・ジュニオールが起用された。そして、中原の正確なプレースキック、横山のパンチ力のあるミドルシュートから幾度か良い形を作り出すが、GK大迫敬介の安定したゴールキーピングを前に先制点には至らず。
これに対して立ち上がり以降はリズムが悪い広島だったが、非常にシンプルな攻撃からワンチャンスを活かし切った。21分、GK大迫からのロングボールを前線で競り勝ったドウグラス・ヴィエイラがバックヘッドで背後のスペースへ流すと、鳥栖の連携ミスもあってドフリーでボールを受けたマルコス・ジュニオールが冷静にGKとの一対一を制し、左足シュートをゴール左下隅に流し込んだ。
先発起用に応える背番号10の今季リーグ2点目によって先制に成功したアウェイチームは、メリハリを利かせた守備からサイドを起点とした攻撃で相手をひっくり返そうとする。
一方、一瞬の隙を突かれて失点はしたものの、戦い方自体は悪くない鳥栖は引き続き後方からボールを動かしながら前進。中央のスリヴカも徐々にボールに絡んでいくが、フィニッシャーのマルセロ・ヒアンに決定的なチャンスを供給できなかった。
前半終盤の新井直人のクロスが演出した大橋祐紀の決定機はヘディングシュートが枠の左に外れ、試合はアウェイチームの1点リードでの折り返しに。
互いに交代なしで臨んだ後半は鳥栖のシンプルな形から電光石火の同点ゴールが生まれる。後半開始10秒過ぎ、キックオフの流れから原田亘が前線へ長いボールを入れると、DF荒木隼人とうまく入れ替わってボックス右に持ち込んだマルセロ・ヒアンがピッチに叩きつける右足ボレーシュートを突き刺した。
これで1-1のイーブンに戻った試合は両守護神の仕事機会が目立つオープンな展開に。54分には追いついた勢いのある鳥栖がマルセロ・ヒアンのゴールライン際から内に切り込み見事な仕掛けからのプルバックで福田晃斗にビッグチャンスも、ゴール至近距離で放ったシュートはGK大迫の気迫の顔面セーブに遭う。
対して徐々に落ち着きを取り戻した広島は直後の56分に東俊希の左CKを中央で競り勝ったドウグラス・ヴィエイラがドンピシャのヘッドで合わすが、今度はGK朴一圭のビッグセーブに遭う。
60分を過ぎて広島はドウグラス・ヴィエイラ、マルコス・ジュニオールに代えて満田誠、加藤陸次樹を同時投入。対する鳥栖はスリヴカを下げて富樫敬真を投入。互いにフレッシュな選手の投入で攻撃に変化を加える中、決定機を作り合うが、相手GKのプレッシャーか最後の場面で精度、連携を欠く。
それでも、交代選手で運動量と切り替えの精度、連動性を増したアウェイチームが押し切る。71分、カウンターの流れからDFキム・テヒョンがクリアし損ねたボールを右サイド深くの満田が回収。ボックス内で浮いた松本の足元に繋ぐと、松本が左へのマイナスの運びでシュートコースを作って左足を一閃。これがゴール左隅に突き刺さった。
ミス絡みの失点で勝ち越しを許した鳥栖はなかなか反発力を示せず。原田の正確なクロスから際どいシーンは作ったものの、攻撃が停滞してしまう。これを受け、中原や福田、横山らを下げて堀米勇輝、手塚康平、清武弘嗣とボールプレーヤーを続けてピッチに送り出す。
だが、タフさで勝るアウェイチームがこの終盤にトドメの3点目を奪い切った。86分、右サイド深くに抜け出した加藤がグラウンダーの折り返しを入れると、ニアに飛び込んだ東が潰れてゴール前に流れたボールをDF2枚の間から飛び出した大橋がワンタッチで仕留め、2試合連発となる今季11点目とした。
さらに、後半アディショナルタイムには厚みのある攻撃からペナルティアーク付近でこぼれ球に反応した満田が左足シュートをゴール左隅に流し込み、広島が前回対戦同様の4点を奪取。終わってみれば、3点差を付ける快勝で2連勝を達成。順位は変わらずも今節勝ち点を取りこぼした上位陣との勝ち点差を縮めた。
一方、勝負の際や強度で屈した鳥栖は連勝からの厳しい連敗で降格圏の19位に転落した。
サガン鳥栖 1-4 サンフレッチェ広島
【鳥栖】
マルセロ・ヒアン(後1)
【広島】
マルコス・ジュニオール(前21)
松本泰志(後26)
大橋祐紀(後42)
満田誠(後51)
PR
1
2
松本泰志
木村誠二
菊地泰智
長沼洋一
マルセロ・ヒアン
河原創
ヴィキンタス・スリヴカ
中原輝
佐々木翔
イヨハ理ヘンリー
ピエロス・ソティリウ
ドウグラス・ヴィエイラ
中島洋太朗
満田誠
マルコス・ジュニオール
横山歩夢
大迫敬介
新井直人
大橋祐紀
原田亘
荒木隼人
福田晃斗
東俊希
朴一圭
加藤陸次樹
富樫敬真
キム・テヒョン
堀米勇輝
手塚康平
清武弘嗣
サンフレッチェ広島
サガン鳥栖
J1
松本泰志の関連記事
サンフレッチェ広島の関連記事
J1の関連記事
記事をさがす
|
松本泰志の人気記事ランキング
1
【J1注目プレビュー|第35節:広島vs京都】優勝争いと残留争い、ぶつかる“紫”のプライド
【明治安田J1リーグ第35節】 2024年11月3日(日) 13:00キックオフ サンフレッチェ広島(1位/65pt) vs 京都サンガF.C.(15位/41pt) [エディオンピースウイング広島] <h3>◆首位の座を守るため【サンフレッチェ広島】</h3> 前節はアウェイで湘南ベルマーレに逆転負け。優勝争いの中で実に12試合ぶりのリーグ戦黒星となったが、2位のヴィッセル神戸もお付き合いし首位を守った。 残り4試合。自力で優勝のチャンスを残しているだけに、2年連続3位と苦杯をなめた思いをぶつけたいところ。ここで立ち止まるわけにはいかない。 AFCチャンピオンズリーグ2(ACL2)も戦う中で、弱さが出た前節。巻き返したい相手の勢いに飲まれた部分もあり、優勝を掴むためには隙はなくしていきたいところだ。 前からのプレスを忘れてはいけないが、リスク管理も必要。アグレッシブさを保ちつつ、王者にふさわしい戦いを見せられるか注目だ。 ★予想スタメン[3-4-2-1] GK:大迫敬介 DF:中野就斗、荒木隼人、佐々木翔 MF:新井直人、川辺駿、松本泰志、東俊希 MF:加藤陸次樹、トルガイ・アルスラン FW:ゴンサロ・パシエンシア 監督:ミヒャエル・スキッベ <h3>◆残留争いと別れるため【京都サンガF.C.】</h3> 降格圏で迎えた後半戦、チームは前半戦がなかったかのような快進撃を見せ、多くの勝ち点を積み上げた。 すでに降格圏との勝ち点差は「6」。残り5試合ある中で、ここで勝利できれば大きく争いから抜け出ることになる。 ただ、チームとしては正守護神のク・ソンユンが出場停止という状況。 太田岳志が起用されることとなり、しっかりと仕事を果たしたいところ。連敗も「2」でストップしたこともあり、しっかりと残りの試合に向かっていきたい。 上位相手にはなかなか勝てない今シーズン。前回対戦の5失点は脳裏に焼き付いているはずだが、しっかりと戦えるか注目だ。 ★予想スタメン[4-3-3] GK:太田岳志 DF:福田心之助、宮本優太、鈴木義宜、佐藤響 MF:川﨑颯太、福岡慎平、平戸太貴 FW:豊川雄太、ラファエル・エリアス、マルコ・トゥーリオ 監督:曺貴裁 出場停止:ク・ソンユン 2024.11.03 10:40 Sun2
一時1点差もチャヴリッチ弾で勝負あり! 3得点の鹿島がアウェイで広島を下す【明治安田J1第14節】
明治安田J1リーグ第14節のサンフレッチェ広島vs鹿島アントラーズがエディオンピースウイング広島で行われ、アウェイの鹿島が1-3で勝利した。 前節、名古屋グランパス相手に今シーズン初黒星を喫した8位広島。第13節横浜F・マリノス戦の延期により1週間以上ぶりの試合となるが、再浮上に向け6試合ぶりの白星を手にしたいところ。今節は最前線に大橋祐紀が戻り、川村拓夢もスタメン復帰した。 対する3位鹿島は3連勝と波に乗っていたが、前節の東京ヴェルディ戦は3点差を追いつかれてのドロー決着。逃げ切りに失敗した。気を取り直したい今節は、引き続きスタメン変更なしで臨んでいる。 Jリーグの日に実現したオリジナル10対決は、立ち上がりに鹿島が幸先良く先制。5分、右CKから植田直通がヘディングで叩き込み、2試合連続ゴールを記録した。 その後も主導権を握るのはアウェイチーム。13分には右サイドから切り込んだ師岡柊生がボックス内で倒されてPKを獲得。鈴木優磨がキッカーを務めると、中央付近へのシュートはGK大迫敬介に触られたが、こちらも2試合連続ゴールとなった。 序盤から2点を追いかけることになった広島は28分、左サイドから攻めると、満田誠のボックス内での落としに加藤陸次樹。右足で狙ったが枠の右に外してしまった。 41分には右CKのこぼれ球に反応した塩谷司が右足を振っていくが、シュートは大きくバーの上。徐々にボールを握ったホームチームだが、反撃は叶わないままハーフタイムへ突入した。 広島ベンチは後半頭から動き、マルコス・ジュニオールと松本泰志がピッチに立つ。それでも先にチャンスを作ったのは51分の鹿島。セットプレーからまたも植田のヘディングシュートが飛んだ。 さらにギアを上げたい広島はピエロス・ソティリウを投入。55分には早速左からのクロスに頭で合わせていく。 すると65分、ボックス手前で相手の横パスを引っ掛けたマルコス・ジュニオールが反撃の狼煙。ゴール左隅に落ち着いてシュートを決め、1点差に詰め寄る。 このまま流れを渡したくない鹿島は、71分に切り札アレクサンダル・チャヴリッチを投入。73分にはそのチャブリッチの左足シュートがGK大迫に襲いかかる。 78分、今度は濃野公人の鋭いシュートが枠を捉えるが、またもGK大迫がセーブ。リードは広げさせない。 それでも84分には鹿島が押し切る。ピッチ中央付近でボールを奪った佐野海舟が、勢いあるドリブルで自らボックス内に侵入。左ポケットからの折り返しにチャヴリッチが合わせた。 後半アディショナルタイムには広島の越道草太やピエロス・ソティリウがヘディングシュートもネットは揺らせず。今節は逃げ切りに成功した鹿島が2試合ぶりの勝利を手にし、5試合負けなしとした。 サンフレッチェ広島 1-3 鹿島アントラーズ 【広島】 マルコス・ジュニオール(後20) 【鹿島】 植田直通(前5) 鈴木優磨(前15) チャヴリッチ(後39) <span class="paragraph-title">【動画】佐野海舟の圧巻の持ち上がりからチャヴリッチがフィニッシュ</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet" data-media-max-width="560"><p lang="ja" dir="ltr">/<br>佐野海舟<br>\<br><br>奪って運んで1人でお膳立て<br>仕上げはもちろんチャヴリッチ<br><br>明治安田J1第14節<br><PICK UP MATCH>広島×鹿島<br> <a href="https://twitter.com/hashtag/DAZN?src=hash&ref_src=twsrc%5Etfw">#DAZN</a> ライブ配信中<br><br>DAZN freemiumで無料配信中!<br>視聴<a href="https://t.co/aLxvTmOujJ">https://t.co/aLxvTmOujJ</a> <a href="https://t.co/TfWrkCkfvi">pic.twitter.com/TfWrkCkfvi</a></p>— DAZN Japan (@DAZN_JPN) <a href="https://twitter.com/DAZN_JPN/status/1790713135151673607?ref_src=twsrc%5Etfw">May 15, 2024</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2024.05.15 21:19 Wed3
浦和が原口元気の復帰後初ゴールなどでJ1残留確定! 2位広島はチャンス多数も痛恨3連敗、首位神戸と3pt差に【明治安田J1第36節】
10日、明治安田J1リーグ第36節の浦和レッズvsサンフレッチェ広島が埼玉スタジアム2002で行われ、ホームの浦和が3-0で勝利した。 現在15位の浦和はまだ残留が未確定。前節の横浜F・マリノス戦はゴールレスドローで終え、あと勝ち点「2」を積めば来シーズンもJ1での戦いとなる。横浜FM戦からは2人変更し、長沼洋一とマリウス・ホイブラーテンがスタメンに入った。 対するは2連敗でヴィッセル神戸に首位の座を明け渡し、自力優勝が消滅した2位広島。AFCチャンピオンズリーグ2(ACL)との二足の草鞋にも苦労するなか、前節は京都サンガF.C.に0-1で敗れた。今節は京都戦から1人変わり、塩谷司が先発復帰した。 立ち上がりからチャンスを掴んだのは広島。右クロスから加藤陸次樹がオーバーヘッドを狙うと、セカンドボールに反応した中野就斗がボレー。わずかにゴール左へ外れる。 広島の攻撃を凌ぎつつ前に出ていく浦和だが、なかなかチャンスには繋げられず。浦和陣内での攻防が続く。 33分にはボックス手前の好位置で広島がFKを獲得。川辺駿が直接狙ったが、壁に阻まれ先制とはならない。 少ないチャンスを活かしたい浦和は43分、自陣から素早く縦に繋ぎ、ゴール前へ飛び出したのは関根貴大。長く持ち出したボールに追いつき、右足フィニッシュに持ち込んだが、シュートは枠の左に外れる。 すると45分、浦和がまたも速攻。渡邊凌磨、関根と繋ぎ最終ライン裏へ浮き球のパス。松尾佑介がGK大迫敬介との一対一を迎えると、ゴール左に落ち着いて決めた。 一方の広島もハーフタイム直前、最終ライン裏へ抜け出した加藤がシュートも、GK西川周作がビッグセーブ。その後のトルガイ・アルスランのループも右に外れ、浦和の1点リードで前半を終える。 勢い良く後半に入ったのは浦和。立ち上がり、左サイドから松尾が折り返すと、ファーでフリーの関根へ。シュートに持ち込んだが、今度はGK大迫敬介がビッグセーブを見せる。 さらに49分、左サイドの松尾の仕掛けからブライアン・リンセンがヘディング。ここもGK大迫が素早く反応し、外へ弾き出す。 ゴンサロ・パシエンシアの投入で同点ゴールを目指す広島だが、再びネットを揺らしたのは流れに乗る浦和。56分、松尾が左サイドからカットインすると、シュート性のボールに反応したのはリンセン。頭でコースを変え、大きな追加点を奪う。 苦しい展開となった広島は、斜めのランニングで最終ラインの裏を取った加藤が左足シュート。ミートしきれず枠を外してしまう。 さらに65分、またも加藤に決定機。松本泰志の縦パスからワンタッチでゴール前へ抜け出し、GK西川の逆を取ったシュート。これもわずかに左へ外れ、ことごとくチャンスを逃してしまう。 満田誠、柏好文も投入し、嫌な流れを断ち切ろうとする広島。72分には右クロスからパシエンシアがヘディングも、バーの上を越える。 ドウグラス・ヴィエイラ、ピエロス・ソティリウも送り込むと82分、ヴィエイラのボックス内でのキープからソティリウのダイレクトシュート。ゴール前を固める浦和に対し、わずかなコースを狙ったが、これも枠には収まらない。 すると86分、耐えていた浦和に決定的な3点目。自陣右サイドからカウンターを発動。前田直輝が持ち上がると、ゴール前に駆け上がっていた原口元気にラストパス。右ポストに当てながらネットを揺らし、途中出場の2人が勝利を手繰り寄せる。 最後まで1点を諦めなかった広島だが、後半アディショナルタイムの左CKからのシュートは、武田英寿がゴールラインぎりぎりでクリア。浦和が3発完封勝利を収め、J1残留が確定。広島は痛恨の3連敗で、今節ドローの首位神戸と勝ち点差が「3」に広がった。 浦和レッズ 3-0 サンフレッチェ広島 【浦和】 松尾佑介(前45) ブライアン・リンセン(後11) 原口元気(後41) <span class="paragraph-title">【動画】原口元気がとどめを刺す! カウンターから浦和復帰後初ゴール</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet" data-media-max-width="560"><p lang="ja" dir="ltr">/<br>浦和の素晴らしいパスワークからのゴール!<br>\<br><br>前田直輝の相手の股下を通すパスから最後は<a href="https://twitter.com/hashtag/%E5%8E%9F%E5%8F%A3%E5%85%83%E6%B0%97?src=hash&ref_src=twsrc%5Etfw">#原口元気</a> が冷静にゴールへ流し込んだ!<br><br>明治安田J1第36節<br>浦和×広島<br> <a href="https://twitter.com/hashtag/DAZN?src=hash&ref_src=twsrc%5Etfw">#DAZN</a> ライブ配信中<a href="https://twitter.com/hashtag/%E6%B5%A6%E5%92%8C%E5%BA%83%E5%B3%B6?src=hash&ref_src=twsrc%5Etfw">#浦和広島</a> <a href="https://t.co/CEVMYiUE4x">pic.twitter.com/CEVMYiUE4x</a></p>— DAZN Japan (@DAZN_JPN) <a href="https://twitter.com/DAZN_JPN/status/1855520626754179153?ref_src=twsrc%5Etfw">November 10, 2024</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2024.11.10 17:11 Sun4
【J1注目プレビュー|第28節:広島vs柏】首位に迫る広島は6連勝へ、柏は残留へ勝ち点3を
【明治安田J1リーグ第28節】 2024年8月25日(日) 18:30キックオフ サンフレッチェ広島(2位/49pt) vs 柏レイソル(15位/33pt) [エディオンピースウイング広島] <span class="paragraph-subtitle">◆ついに2位浮上、肉薄したい【サンフレッチェ広島】</span> 混戦状態の今シーズンのJ1リーグ。ここに来て急激に浮上しているチームの1つが広島だ。 2シーズン続けて3位に終わった広島。ミヒャエル・スキッベ監督の下で着実に力をつけていた中、今夏は川村拓夢、野津田 岳人、大橋 祐紀と3選手が海外へと飛び立った。 そのチームはトルガイ・アルスラン、川辺 駿と的確に補強。大橋の代わりは確保できていないが、チームは現在5連勝中と波に乗っている。 堅守をベースにした戦いは変わらず、成熟し始めたチームはついに2位に浮上。首位との勝ち点差は「4」となり、この先はプレッシャーをかけ続けられるか。2シーズン続けて3位という結果を残したチームは、悔しさと勝負強さを発揮して、勝ち続けたい。 気がかりなのはミッドウィークの天皇杯から中3日。ルヴァンカップも勝ち上がり、AFCチャンピオンズリーグ2(ACL2)もこの後スタートする。すべてのコンペティションで安定的な結果を出すチームだからこその苦悩を乗り切れば、その先に輝くタイトルが待っている。 ★予想スタメン[3-4-2-1] GK:大迫敬介 DF:中野就斗、荒木隼人、佐々木翔 MF:新井直人、塩谷司、川辺駿、東俊希 MF:満田誠、松本泰志 FW:加藤陸次樹 監督:ミヒャエル・スキッベ <span class="paragraph-subtitle">◆残留争いの中、攻守のバランスを【柏レイソル】</span> 浦和レッズ戦が中止となったこともあり、リーグ戦の消化が1つ少ない柏。降格圏との勝ち点差は「5」と、安心はできない状況が続いている。 それでも前節は残留争いの直接のライバルである湘南ベルマーレにしっかりと勝利。後半戦は勝ち点を重ねられているだけに、このまま着実に積み上げていきたいところだ。 ミッドウィークは天皇杯でヴィッセル神戸を相手に敗戦。試合開始早々に失点し、悪いところが出てしまった。ただ、主軸の一部は休んでいただけに、リーグ戦にあとは集中するのみだ。 攻撃面は細谷真大が存在感を示している状況。あとは攻守のバランスをとりつつ、しっかりと勝ち点を重ねていきたい。 ★予想スタメン[4-4-2] GK:松本健太 DF:片山瑛一、犬飼智也、古賀太陽、ジエゴ MF:山田雄士、白井永地、手塚康平、マテウス・サヴィオ FW:細谷真大、小屋松知哉 監督:井原正巳 2024.08.25 11:10 Sun5
広島とも派手に打ち合ったシュツットガルトがジャパンツアー2戦2勝締め! チェイス・アンリはこの試合も途中出場【国際親善試合】
『Jリーグインターナショナルシリーズ2024 powered by docomo』のサンフレッチェ広島vsシュツットガルトが1日にエディオンピースウイング広島で行われた。 平和のメッセージも込めたピースマッチとして開催され、広島は今夏加入のトルガイ・アルスランが先発で初出場。京都サンガF.C.との来日初戦を0-3からの5発大逆転で飾ったシュツットガルトはチェイス・アンリが引き続きベンチスタートになるなか、守護神ニューベルがこの試合も先発した。 シーズンさながら主力が先発の広島だが、シュツットガルトがボールを握り、攻め入る序盤に。そのなかで、先月29日に合流したばかりのアルスランが中盤からボールの出し手として違いを作り、16分には左サイドから抜け出した志知孝明がゴールに迫る。 だが、19分にスティラーのスルーパスからボックス右深くに抜け出したルウェリングが右足で折り返すと、対応に入った松本泰志の身体にヒットしたボールがゴール前に。最後はスティラーが左足ダイレクトで流し込み、シュツットガルトが先手を奪う。 そのシュツットガルトがその後もシュート数を増やしていくなか、追いかける広島もチャンスと見るや陣地回復から敵陣まで攻め入るシーンを何度か作り出すが、なかなか突破口を見いだせず。シュトットガルトが1点リードを保ってハーフタイムを迎える。 後半の頭から松本以外のメンバーチェンジに動いた広島がフレッシュさも生かして立ち上がりから積極性を打ち出すと、55分に中島洋太朗の縦パスを井上が叩いて、ボックス右の松本が折り返し。最後は中島が右足でゴール右に蹴り込み、追いつく。 広島が見事な崩しから18歳中島の一発で食らいつくなか、58分のシュツットガルトもハーフタイム明けに続く選手交代で、その1人としてチェイス・アンリもピッチへ。広島もリズムを失わずだが、互いにギアが上がり、行き来する展開になる。 そのなかで、63分にシュツットガルトが右CKのチャンスを掴むと、その流れから二次攻撃に持ち込み、バイタルエリア中央でオリヴィエの落としからベヤズが左足ミドル。これでシュツットガルトが逆転すると、広島が再びの同点を目指して前のめりとなる。 だが、68分に広島が前がかるなか、シュツットガルトがカウンター。それで一気にひっくり返すと、敵陣右サイドに抜け出したカスタナラスがGK川浪吾郎の飛び出しを交わして、右足でボールを無人のゴールマウスに流し込み、広島を突き放してみせる。 反撃に転じたい広島は70分にも交代に動くなか、76分にバイタルエリア中央の位置で獲得したFKから、キッカーに名乗りのマルコス・ジュニオールが右足コントロールショットをゴール右に。広島が再び1点差に詰め寄るが、シュツットガルトも譲らず。 79分にチョン・ウヨンの持ち運びから、ボックス左のウォルトメイドが左足シュートを沈め、4点目のシュツットガルトは90+2分のカウンターからも左サイドを抜け出したシセが左足で5得点目を奪ってみせ、5-2で勝利。このジャパンツアーを2戦2勝で締めた。 サンフレッチェ広島 2-5 シュツットガルト 【広島】 中島洋太朗(後10) マルコス・ジュニオール(後31) 【シュツットガルト】 アンジェロ・スティラー(前19) エメル・ファルク・ベヤズ(後18) トーマス・カスタナラス(後23) ニック・ウォルトメイド(後34) ムサ・シセ(後45+2) 2024.08.01 20:35 Thuサンフレッチェ広島の人気記事ランキング
1
G大阪が降格圏の磐田に劇的勝利、前半戦苦しんだ13位湘南や14位京都など6クラブのJ1残留が確定!
9日、明治安田J1リーグ第36節の8試合が行われた。 首位のヴィッセル神戸、2位のサンフレッチェ広島は10日に試合が控える中、3位のFC町田ゼルビアは今まで勝ったことがない国立競技場でFC東京との“新東京ダービー”を戦い、3-0で快勝。国立で初めて勝利したとともに、逆転優勝への望みを繋いだ。 熾烈な優勝争いとは真逆の残留争いも今シーズンは白熱。残留ラインの17位・柏レイソルと16位・アルビレックス新潟の直接対決は柏が勝利目前でまたしても失点。新潟はルヴァンカップ決勝同様に粘りを見せ、1-1のドローに終わった。 そんな中、降格圏の18位に位置するジュビロ磐田(勝ち点35)と5位のガンバ大阪(勝ち点60)の対戦は激闘に。試合は23分に磐田が渡邉りょうのゴールデ先制するも27分に半田陸のゴールでG大阪が同点に。前半アディショナルタイム9分には山下諒也がゴールを決めて逆転に成功する。 さらに62分には宇佐美貴史がネットを揺らして追加点。しかし、残留するためには負けられない磐田は87分に上原力也、そして91分に鈴木海音がゴールを奪い、土壇場で同点に追いつく。 残留に向けて貴重な勝ち点1を手にできるかと思われたが、G大阪は93分にパスを繋いで崩すと最後は坂本一彩が落ち着いて決めて勝ち越しに成功。G大阪が粘りを見せて勝利を収めた。 これにより、降格圏の18位・磐田は勝ち点35のまま。消化が1試合少ないものの、3試合で最大勝ち点「9」しか積み上げられないため、「44」までに。これにより、残留が確定していなかった多くのチームの残留が確定した。 磐田の敗戦により、勝ち点47の9位・名古屋グランパス、10位・アビスパ福岡、勝ち点46に伸ばした11位・横浜F・マリノス、勝ち点45の12位・川崎フロンターレ、13位・湘南ベルマーレ、14位・京都サンガF.C.までが残留決定となった。 15位の浦和レッズは10日に広島と対戦し、勝利すれば残留が確定する。 <h3>◆明治安田J1リーグ順位表(11/9時点)</h3> 1位:ヴィッセル神戸|勝ち点67/35試合/20 2位:サンフレッチェ広島|勝ち点65/35試合/30 ーーーーーACLE出場 3位:FC町田ゼルビア|勝ち点63/36試合/19 4位:ガンバ大阪|勝ち点60/36試合/10 5位:鹿島アントラーズ|勝ち点58/35試合/13 6位:東京ヴェルディ|勝ち点54/35試合/1 7位:セレッソ大阪|勝ち点52/36試合/-1 8位:FC東京|勝ち点51/36試合/5 9位:名古屋グランパス|勝ち点47/36試合/-2 10位:アビスパ福岡|勝ち点47/36試合/-4 11位:横浜F・マリノス|勝ち点46/35試合/-2 12位:川崎フロンターレ|勝ち点45/35試合/8 13位:湘南ベルマーレ|勝ち点45/36試合/-3 14位:京都サンガF.C.|勝ち点45/35試合/-12 ーーーーー残留決定 15位:浦和レッズ|勝ち点43/34試合/2 16位:アルビレックス新潟|勝ち点41/36試合/-14 17位:柏レイソル|勝ち点40/36試合/-10 ーーーーー残留ライン 18位:ジュビロ磐田|勝ち点35/35試合/-15 19位:北海道コンサドーレ札幌|勝ち点34/36試合/-20 20位:サガン鳥栖|勝ち点29/36試合/-26 ※降格決定 2024.11.09 17:59 Sat2
メキシコ遠征のU-19日本代表がメンバー変更、広島MF中島洋太朗に代わりザンクトパウリU-19のMFニック・シュミットを追加招集
日本サッカー協会(JFA)は10日、メキシコ遠征に臨むU-19日本代表の選手変更を発表。MF中島洋太朗(サンフレッチェ広島)がコンディション不良のため不参加となり、MFニック・シュミット(ザンクトパウリU-19/ドイツ)が追加招集となった。 U-19日本代表は11日から21日にかけてメキシコ遠征を実施。7日に23名のメンバーが発表されていた。 メンバーのなかにはMF花城琳斗(VfBシュツットガルト/ドイツ)や貴田遼河(アルヘンティノス・ジュニアーズ/アルゼンチン)といった海外組も。シュミットはここに加わることとなった。 U-20ワールドカップ(W杯)出場を目指す中、2025年2月〜3月にかけて中国でU20アジアカップを戦う船越優蔵監督のチーム。今回の遠征ではU-19クラブ・ウニベルシダ・ナシオナル、U-19メキシコ代表、U-19ベネズエラ代表と対戦する。 U-19日本代表メンバーは以下の通り。 <h3>◆U-19日本代表メンバー</h3> GK 1.中村圭佑(東京ヴェルディ) 12.後藤亘(FC東京U-18) 23.荒木琉偉(ガンバ大阪ユース) DF 16.池田春汰(筑波大学) 15.塩川桜道(流通経済大学) 5.市原吏音(大宮アルディージャ) 3.髙橋仁胡(セレッソ大阪) 4.喜多壱也(京都サンガF.C.) 19.土屋櫂大(川崎フロンターレU-18) 2.布施克真(日本大学藤沢高校) MF 11.平賀大空(京都サンガF.C.) 8.保田堅心(大分トリニータ) 6.小倉幸成(法政大学) 22.齋藤俊輔(水戸ホーリーホック) 21.堺屋佳介(サガン鳥栖) 17.中川育(流通経済大学) 10.石井久継(湘南ベルマーレ) 18.花城琳斗(VfBシュツットガルト/ドイツ) 14.ニック・シュミット(ザンクトパウリU-19/ドイツ)☆追加招集 7.佐藤龍之介(FC東京) FW 20.貴田遼河(アルヘンティノス・ジュニアーズ/アルゼンチン) 9.神田奏真(川崎フロンターレ) 13.井上愛簾(サンフレッチェ広島) 2024.11.10 21:24 Sun3
【J1注目プレビュー|第35節:広島vs京都】優勝争いと残留争い、ぶつかる“紫”のプライド
【明治安田J1リーグ第35節】 2024年11月3日(日) 13:00キックオフ サンフレッチェ広島(1位/65pt) vs 京都サンガF.C.(15位/41pt) [エディオンピースウイング広島] <h3>◆首位の座を守るため【サンフレッチェ広島】</h3> 前節はアウェイで湘南ベルマーレに逆転負け。優勝争いの中で実に12試合ぶりのリーグ戦黒星となったが、2位のヴィッセル神戸もお付き合いし首位を守った。 残り4試合。自力で優勝のチャンスを残しているだけに、2年連続3位と苦杯をなめた思いをぶつけたいところ。ここで立ち止まるわけにはいかない。 AFCチャンピオンズリーグ2(ACL2)も戦う中で、弱さが出た前節。巻き返したい相手の勢いに飲まれた部分もあり、優勝を掴むためには隙はなくしていきたいところだ。 前からのプレスを忘れてはいけないが、リスク管理も必要。アグレッシブさを保ちつつ、王者にふさわしい戦いを見せられるか注目だ。 ★予想スタメン[3-4-2-1] GK:大迫敬介 DF:中野就斗、荒木隼人、佐々木翔 MF:新井直人、川辺駿、松本泰志、東俊希 MF:加藤陸次樹、トルガイ・アルスラン FW:ゴンサロ・パシエンシア 監督:ミヒャエル・スキッベ <h3>◆残留争いと別れるため【京都サンガF.C.】</h3> 降格圏で迎えた後半戦、チームは前半戦がなかったかのような快進撃を見せ、多くの勝ち点を積み上げた。 すでに降格圏との勝ち点差は「6」。残り5試合ある中で、ここで勝利できれば大きく争いから抜け出ることになる。 ただ、チームとしては正守護神のク・ソンユンが出場停止という状況。 太田岳志が起用されることとなり、しっかりと仕事を果たしたいところ。連敗も「2」でストップしたこともあり、しっかりと残りの試合に向かっていきたい。 上位相手にはなかなか勝てない今シーズン。前回対戦の5失点は脳裏に焼き付いているはずだが、しっかりと戦えるか注目だ。 ★予想スタメン[4-3-3] GK:太田岳志 DF:福田心之助、宮本優太、鈴木義宜、佐藤響 MF:川﨑颯太、福岡慎平、平戸太貴 FW:豊川雄太、ラファエル・エリアス、マルコ・トゥーリオ 監督:曺貴裁 出場停止:ク・ソンユン 2024.11.03 10:40 Sun4
広島の41歳GK林卓人が現役引退で23年のプロ生活に幕、2015年にはJ1優勝にも貢献「本当にありがとうございました」
サンフレッチェ広島は20日、元日本代表GK林卓人(41)の現役引退を発表した。 林はクラブを通じてコメントしている。 「私、林卓人は2023シーズンをもちまして現役を引退することを決断しました。23年という長い現役生活を送れたのも、いつも応援してくださったファン・サポーターの皆様やクラブ関係者の皆様、家族、そして今まで共にプレーしてきたチームメートのおかげだと思っています」 「サッカーを始めたときから指導していただいた監督やコーチを含め、これまで私に関わってくださった方々に感謝の気持ちでいっぱいです。ありがとうございました。今はプロ入りからお世話になった大好きなこのクラブで現役生活を終えられることを嬉しく思っています」 「ファン・サポーターの皆様には、直接、ガンバ大阪戦後のセレモニーで感謝の気持ちを伝えたいと思います。皆様、長い間支えてくださり、本当にありがとうございました」 大阪府出身の林は、金光大阪高校から2001年に広島に加入しプロ生活をスタートさせた。 しかし、GK下田崇(現:日本代表GKコーチ)の控えとなる中で出番はほとんどなく、4年間でリーグ戦2試合、天皇杯で4試合、リーグカップで1試合に終わると、2005年にコンサドーレ札幌(現:北海道コンサドーレ札幌)へと完全移籍する。 札幌では正守護神となり2シーズンでJ2通算71試合、天皇杯で1試合に出場。しかし、2007年に佐藤優也(現ロアッソ熊本)にポジションを明け渡すと、同年6月にベガルタ仙台へと期限付き移籍。2009年まで2年半期限付き移籍すると、2010年に完全移籍。仙台では期限付き移籍期間中から正守護神として活躍し、6年半でJ1通算106試合、J2通算112試合に出場した。 2014年にはGK西川周作が浦和レッズへと移籍したことを受け、古巣の広島に10年ぶりに復帰。ここでも正守護神を務めると、219試合連続出場の連続出場記録を樹立(後に曽ヶ端準に更新される)。2015年には森保一監督(現:日本代表監督)の下でJ1優勝に貢献すると、その後も正守護神としてプレーを続けたが、ケガの影響もありGK大迫敬介にポジションを奪われることに。今シーズンは公式戦での出番が1試合もなかった。 日本代表としても世代別の代表から2012年と2013年にはA代表にも選出。プレー機会はなかった。 J1通算328試合、J2通算183試合、リーグカップ通算40試合、天皇杯通算29試合。AFCチャンピオンズリーグで21試合、クラブ・ワールドカップで4試合に出場していた。 なお、25日に行われるホーム最終戦のガンバ大阪戦で林の現役引退セレモニーが実施。エディオンスタジアム広島のラストマッチに注目だ。 2023.11.20 11:20 Mon5