新戦力大量加入! 川井監督体制で勝負の3年目へ【J1開幕直前ガイド|サガン鳥栖】

2024.02.11 18:30 Sun
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2024シーズンの明治安田J1リーグが23日からいよいよ開幕する。今季からは20チーム制となり、降格も3つに増枠しての争いに。ここでは新シーズンの幕開けに先駆け、J1リーグ全チームをピックアップし、サガン鳥栖を紹介していく。
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【直近3シーズンの成績】
2023シーズン:14位(9勝11分け14敗)
2022シーズン:11位(9勝15分け10敗)
2021シーズン:7位(16勝11分け11敗)【昨季チーム得点王】
長沼洋一 10ゴール
【今季ノルマ】
中位

【編集部イチオシ】
FW横山歩夢
昨季J1:17試合出場/0ゴール
◆現体制3年目はノルマ以上の結果を
川井健太監督体制2年目の昨シーズンは、春から夏にかけて7試合無敗が続くも、7月以降は2勝のみと失速。残留こそ果たしたが、前年以下の14位という成績でシーズンを終えた。チームスローガンを「進」と掲げた2024年は「創造・変化・前進させることを続け、掴みにいく」という川井監督の言葉通り、ここ2年の積み上げを結果へ繋げることが求められる。

◆主力数名退団も新顔たくさん
昨シーズン9得点のMF小野裕二がアルビレックス新潟へと移籍し、他にもFW岩崎悠人やDFファン・ソッコら主力が退団。その一方、最終ラインでは仙台で2年間主力を張ったU-23韓国代表DFキム・テヒョン、FC東京のU-22日本代表DF木村誠二、大分トリニータでレギュラーだったDF上夷克典、セレッソ大阪を支えたDF丸橋祐介らを獲得した。さらに、東京ヴェルディのJ1昇格に貢献したMF中原輝や、FWマルセロ・ヒアンヴィニシウス・アラウージョといった外国人アタッカーも加え、戦力アップともとれる補強に成功している。多数の新加入も含め、J1経験が豊富な選手こそ少ないが、育成にも長ける川井監督の手腕次第で伸び代十分だ。

◆今シーズンも期待の屋台骨たち
また、チーム最多得点を記録したMF長沼洋一や攻撃で違いを生むMF堀米勇輝らもさることながら、DF山﨑浩介とMF河原創のセンターライン2人は引き続き欠かせない存在だろう。どちらも昨シーズン加入でJ1初挑戦だったが、すぐさま守備と中盤の要になった。加入2年目で序列を上げ、河原とのボランチコンビが定着したMF手塚康平も引き続き期待したいところだ。

◆継続、飛躍、復活望まれる若手
若手で頼れるのは左サイドバックへのコンバートで定位置を掴んだMF菊地泰智。シーズン後半にスーパーサブとして機能したFW横山歩夢も、小野や岩崎らが抜けたチャンスを活かして飛躍の年としてほしいところ。昨シーズン、左ヒザ外側半月板断裂の大ケガに泣いたMF本田風智にも注目。背番号を「10」へと変えた生え抜きアタッカーの復活にはサポーターも胸躍らせるはずだ。

◆2024年冬移籍情報
【IN】
GKイ・ユンソン(18)←義政府Gスポーツ(韓国)/新加入
GKアルナウ(26)←奈良クラブ/完全移籍
DF北島郁哉(18)←サガン鳥栖U―18/昇格
DF丸橋祐介(33)←セレッソ大阪/完全移籍
DF上夷克典(27)←大分トリニータ/完全移籍
DFキム・テヒョン(23)←蔚山現代FC(韓国)/完全移籍
DF長澤シヴァタファリ(22)←関東学院大学/新加入
DF木村誠二(22)←FC東京/期限付き移籍
MF中原輝(27)←セレッソ大阪/完全移籍
MF渡邉綾平(22)←法政大学/新加入
MF日野翔太(21)←拓殖大学/新加入
FW堺屋佳介(18)←サガン鳥栖U-18/昇格
FWヴィニシウス・アラウージョ(30)←FC今治/完全移籍
FWマルセロ・ヒアン(21)←横浜FC/完全移籍

【OUT】
GKオム・イェフン(21)→未定
GK内山圭(30)→藤枝MYFC/期限付き移籍
DFファン・ソッコ(34)→蔚山現代FC(韓国)/完全移籍
DFアンソニー・アクム(31)→未定
DF大里皇馬(19)→レイラック滋賀FC/育成型期限付き移籍
DF坂本稀吏也(20)→モンテディオ山形/期限付き移籍終了
DF孫大河(24)→ヴァンフォーレ甲府/完全移籍
DF竹内諒太郎(19)→クリアソン新宿/期限付き移籍延長
DF平瀬大(22)→レノファ山口FC/期限付き移籍延長
DF中野伸哉(20)→ガンバ大阪/完全移籍移行
MF島川俊郎(33)→徳島ヴォルティス/完全移籍
MF小野裕二(31)→アルビレックス新潟/完全移籍
MF坂井駿也(19)→テゲバジャーロ宮崎/育成型期限付き移籍
MF西川潤(21)→セレッソ大阪/期限付き移籍終了
MF相良竜之介(21)→ベガルタ仙台/完全移籍移行
FW藤原悠汰(24)→愛媛FC/完全移籍
FW岩崎悠人(25)→アビスパ福岡/完全移籍
FW河波櫻士(23)→FC岐阜/期限付き移籍
FW和田凌(28)→香港流浪足球会(香港)/完全移籍
FW梶谷政仁(23)→ブラウブリッツ秋田/完全移籍移行
FW荒木駿太(24)→FC町田ゼルビア/完全移籍移行

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サガン鳥栖の元日本代表MF清武弘嗣が、J2降格が決定したことを謝罪。サポーターへのサポートを改めて求めた。 川井健太監督が率いてスタートした今シーズンの鳥栖。しかし、シーズン序盤から結果が出ず、前半戦20試合を終えて5勝2分け12敗で17位に位置していた。 残留圏に位置していた中、後半戦も序盤で連勝を収めるなど勝ち点を積み上げたが、川井監督を解任。木谷公亮監督が就任したが、新体制では1勝もできないまま19日に行われた第34節の京都サンガF.C.戦で敗戦。残留争いのライバルが全て勝利したため、昇格以来初となるJ2降格が決定した。 セレッソ大阪から今シーズン途中に期限付き移籍で加入してきた清武。リーグ戦ここまで10試合で1得点と戦力にはなかなかなれていない状況だが、自身のインスタグラムを更新。鳥栖サポーターの写真と共に、J2降格を謝罪し、残りシーズンのサポートを求めた。 ーーーーー サガン鳥栖を愛するみなさんへ J2降格が決まってしまいました。まず個人的に何も力になれなかった事を申し訳なく思うと同時に、J1サガン鳥栖を終わらせてしまい本当にすみませんでした。 鳥栖にきて約3ヶ月弱ですが、本当に大好きなクラブになりました。 選手もスタッフも素晴らしい人間性で、一緒にサッカーができる喜びを感じてます。 そして、鳥栖のファン、サポーターの方々は本当に温かくいつもチームを応援してくれて、励ましてくれて、素晴らしい人達ばかりです。 サガン鳥栖の為に、応援してくれる方々の為に残留を目指しましたが、残念な結果に終わり本当に申し訳ない気持ちでいっぱいです。 まだ時間もあまり経ってない中で、気持ちの面の整理などは難しいですが、まだ残り4試合あります。 プロとして最後までやり続けなければなりません。鳥栖の為に残り4試合必死に戦い、勝利を届けられるように戦います。 サガン鳥栖がこれからまた這い上がる為には、選手の頑張りはもちろん、ファン、サポーターのみなさん、そして佐賀県の地域のみなさんの力が本当に大事になってきます。 地域の中にあるクラブは、本当に温かい素晴らしいサポーター達がいるなと思います。これからも共に、サガン鳥栖が大好きならずっと応援してください。 わがままですが、みなさんの力が本当に必要です。 僕たちも、やり続けます。 ーーーーー <span class="paragraph-title">【写真】清武弘嗣がJ2降格を受けてメッセージ</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="instagram-media" data-instgrm-captioned data-instgrm-permalink="https://www.instagram.com/p/DBY6NWgvl7D/?utm_source=ig_embed&amp;utm_campaign=loading" data-instgrm-version="14" style=" background:#FFF; 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14名が加入した鳥栖が選手背番号発表! 新たな10番は生え抜きの本田風智が背負う

サガン鳥栖は16日、2024シーズンの新体制を発表した。 2023シーズンは川井健太監督の下で戦い、シーズンを通して苦しいシーズンに。なかなか得点が奪えない苦しみも味わい、最後は5試合未勝利で14位に終わっていた。 川井監督が継続して指揮を執る2024シーズンは、大きく選手が入れ替わることに。FW小野裕二(→アルビレックス新潟)、MF島川俊郎(→徳島ヴォルティス)、DFファン・ソッコ(→蔚山現代FC)、FW岩崎悠人(→アビスパ福岡)らが退団した。 一方で、FWマルセロ・ヒアン(←横浜FC)、DF丸橋祐介(←セレッソ大阪)、GKアルナウ(←奈良クラブ)、MF中原輝(←セレッソ大阪)、FWヴィニシウス・アラウージョ(←FC今治)などを獲得。新人を合わせて14名がチームに加わった。 背番号はマルセロ・ヒアンが「99」、丸橋が「28」、アルナウが「1」、中原が「8」、ヴィニシウス・アラウージョが「11」を着用する。 また、MF本田風智が「8」から「10」、MF堀米勇輝が「44」から「21」、MF長沼洋一は「24」から「88」、FW横山歩夢が「32」から「13」に背番号を変更している。 ◆2024シーズン選手背番号 GK 1.アルナウ←奈良クラブ/完全 12.コ・ボンジョ 31.岡本昌弘 51.イ・ユンソン←義政府Gスポーツ(韓国)/新加入 71.朴一圭 DF 2.山﨑浩介 3.木村誠二←FC東京/期限付き 16.上夷克典←大分トリニータ/完全 20.キム・テヒョン←蔚山現代FC(韓国)/完全 28.丸橋祐介←セレッソ大阪/完全 34.長澤シヴァタファリ←関東学院大学/新加入 36.北島郁哉←サガン鳥栖ユース/昇格 42.原田亘 MF 5.河原創 6.福田晃斗 7.手塚康平 8.中原輝←セレッソ大阪/完全 10.本田風智※背番号変更「8」 14.藤田直之 18.日野翔太←拓殖大学/新加入 19.森谷賢太郎 21.堀米勇輝※背番号変更「44」 23.菊地泰智 25.渡邉綾平←法政大学/新加入 27.楢原慶輝 88.長沼洋一※背番号変更「24」 FW 9.河田篤秀 11.ヴィニシウス・アラウージョ←FC今治/完全 13.横山歩夢※背番号変更「32」 22.富樫敬真 32.堺屋佳介←サガン鳥栖ユース/昇格 41.樺山諒乃介 99.マルセロ・ヒアン←横浜FC/完全 2024.01.16 22:05 Tue
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マルセロ・ヒアンの2試合連続弾で鳥栖が先制も…柏が島村拓弥のJ1初得点でドロー決着【明治安田J1第10節】

28日、明治安田J1リーグ第10節の柏レイソルvsサガン鳥栖が三協フロンテア柏スタジアムで行われ、1-1の引き分けに終わった。 今シーズンここまで1敗のみで、直近の浦和レッズ戦では5試合ぶりの白星を手にした8位・柏。ミッドウィークに行われたYBCルヴァンカップ2回戦のザスパ群馬戦は勝利したが、リーグ戦は第9節横浜F・マリノス戦の延期により2週間ぶりの戦い。井原正巳監督は浦和戦からスタメンを1人変更し、戸嶋祥郎の代わりに島村拓弥が先発した。 対するアウェイの鳥栖は前節の鹿島アントラーズ戦で4-2の打ち合いを制し、最下位脱出。7試合ぶりの勝利で17位に浮上した。柏と同様、週中のルヴァンカップのロアッソ熊本戦をモノにしており、公式戦2連勝で迎えた今節。川井健太監督は鹿島戦からメンバー変更なしで臨んだ。 両チームともに積極的にゴールへ迫った立ち上がり、先にチャンスを迎えたのは6分の柏。右サイド深い位置で起点を作ると、ボックス内へのクロスをマテウス・サヴィオが落とし、最後は小屋松知哉。至近距離からのワンタッチシュートは枠の右に外れた。 一方の鳥栖はセットプレーから先制に成功。14分、敵陣中央右寄りの位置でFKを得ると、河原創のファーへのクロスに合わせたのはマルセロ・ヒアン。ループ気味のヘディングシュートがGK松本健太の頭上を越えてゴールに吸い込まれ、2試合連続ゴールを記録した。 さらに19分、富樫敬真が右サイド抜け出すと、クロスに飛び込んだのは菊地泰智。左足で合わせにいったが、枠は捉えなかった。 追いつきたい柏は徐々に攻勢を強める。26分には島村拓弥が右サイドからカットインすると、右ポケットのマテウス・サヴィオへスルーパス。ワンタッチで狙ったが、シュートはゴール左に外れた。 ホームチームの勢いは衰えず、39分には右CKがファーまで流れて山田雄士が強烈なシュート。これは正面で反応したGK朴一圭が冷静に弾き出した。 しかしその1分後、柏の攻勢がついに実る。マテウス・サヴィオが味方との連携から左サイドを抜け出すと、ゴール前へのグラウンダーのクロスに飛び込んだのは島村。一度目のシュートはGK朴一圭に当ててしまったが、こぼれ球をきっちり押し込み、島村にとってはJ1初ゴールとなった。 1-1で迎えた後半、鳥栖は長澤シヴァタファリに代えて上夷克典を頭から投入。それでも前半の勢いそのまま、柏ペースでスタートし、セットプレーを中心に鳥栖ゴールに迫る。 勝ち越し点を巡る緊迫した戦いが続く中、63分には柏が1人目の選手交代。小屋松知哉を下げて2試合連続ゴール中の切り札・木下康介を投入。続いて鳥栖も2枚替えを行い、堺屋佳介、横山歩夢の投入で勝負に出た。 その後も交代カードを切りながら試合を進める両チームだが、膠着状態のまま終盤へ突入。80分には戸嶋がミドルシュート、その1分後には横山のチャンスメイクから堀米勇輝がクロスと、それぞれ途中出場の選手が打開を図る。 88分にはこれまた途中出場の武藤雄樹が浮き球のパスに抜け出す。ボックス内でシュートまで持ち込んだが、鳥栖DFの身体を張った守備に阻まれた。 白井永地の遠めからのシュートも外れた柏は、追加点を奪えないまま後半アディショナルタイムに突入。最後までゴールを目指したがスコアは動かず、互いに意地を見せた熱戦は1-1の引き分けに終わった。 柏レイソル 1-1 サガン鳥栖 【柏】 島村拓弥(前40) 【鳥栖】 マルセロ・ヒアン(前14) <span class="paragraph-title">【動画】きっちり押し込んで決めた島村拓弥のJ1初ゴール</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet" data-media-max-width="560"><p lang="ja" dir="ltr">/<br>ボール奪取から<br>鮮やかにゴールへ<br>\<br><br>相手のスローインからわずか10秒<br>マテウス サヴィオのクロスに島村拓弥<br><br>明治安田J1第10節<br>柏×鳥栖<br> <a href="https://twitter.com/hashtag/DAZN?src=hash&amp;ref_src=twsrc%5Etfw">#DAZN</a> ライブ配信中 <a href="https://t.co/9awJWr6qye">pic.twitter.com/9awJWr6qye</a></p>&mdash; DAZN Japan (@DAZN_JPN) <a href="https://twitter.com/DAZN_JPN/status/1784476101349134410?ref_src=twsrc%5Etfw">April 28, 2024</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2024.04.28 17:22 Sun
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「深くお詫び申し上げます」 降格の鳥栖が声明、1年での復帰も誓う 「一岩となって戦うことを約束」

サガン鳥栖は19日、「サガン鳥栖を応援してくださるすべての皆様へ」と題して声明を出した。 鳥栖は川井健太監督との契約解除に主力の相次ぐ流失もあるなか、木谷公亮テクニカルダイレクターが後任指揮官を務めたが、好転せず。19日に行われた明治安田J1リーグ第34節の京都サンガF.C.戦で0-2の敗戦を喫すると、柏レイソル、湘南ベルマーレの結果により、自動降格圏18位以下が確定し、J2降格が決まった。 2012シーズンのJ1初昇格からずっとその舞台で戦い続けたが、ここで初のJ2降格という憂き目に。株式会社サガン・ドリームスの代表取締役を務める小柳智之氏は謝罪の言葉とともに、1年でのJ1復帰を誓った。 「サガン鳥栖を応援頂いている皆様、いつも熱いご声援、ご支援ありがとうございます。本日の試合結果により、サガン鳥栖のJ2降格が決定致しました。クラブを代表し、この結果に対しまして深くお詫び申し上げます」 プロスポーツは勝ち負けが非常に大事であることは間違いありません。2024シーズンの苦しい経験を糧とし、必ず1年でこの舞台に戻れるようにクラブ一岩となって戦うことを約束します」 「サガン鳥栖の礎を築いた先人達の想いを見つめなおしつつ、これまで以上に、サガン鳥栖のエンブレムが、より輝きを放てるよう、まずは残りのリーグ戦を一戦一戦、大事に戦い抜きます。これからも熱いご声援を宜しくお願いします」 2024.10.19 20:59 Sat

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2024シーズンのJリーグ、最後の月間最優秀監督賞発表! J1は最下位で降格も3勝の鳥栖・木谷公亮監督が受賞

9日、Jリーグは11月・12月度の月間優秀監督賞を発表した。 明治安田J1リーグは最下位のサガン鳥栖の木谷公亮監督が初受賞。明治安田J2リーグは清水エスパルスの秋葉忠宏監督が通算2度目、今季初受賞。そして、明治安田J3リーグは松本山雅FCの霜田正浩監督が初受賞となった。 鳥栖はJ1リーグ最下位でシーズンを終えることとなったが、11月・12月の4試合で3勝1敗。降格が決まった中でも結果を残した。 ◆Jリーグ選考委員会による総評 足立修委員長 「降格が決まった中で試合に臨む難しさがある中で、いろいろな想いがあったと思うが、最後まで選手たちの心身をケアして勝ちにこだわった」 JFA技術委員 「クラブが地域の宝となって、いい時も悪い時もみんなで支えるということを見せた」 北條聡委員 「降格確定後の難しい状況下で意欲を吹き込み、戦い方を見事に整理して勝ち点ラッシュへ。人選と組み合わせの妙も際立った」 清水はJ2リーグを見事制覇。11月の2試合で連勝を収め、王者としてふさわしい戦いを見せてシーズンを締め括った。 ◆Jリーグ選考委員会による総評 足立修委員長 「J1昇格がかかった試合では、選手が退場してもなんとか試合を勝たせた。勝っても浮かれることなく、選手に対して指導・コメントがあった点も好感を持てた。来シーズンも期待したい」 JFA技術委員 「横浜FCと千葉との試合では、勝つことの難しさを終盤で見せられた。そんな中でも僅差(1-0)で2連勝をやり切った手腕は月間表彰でも評価されるべきだと感じる」 佐藤寿人委員 「J1昇格を決めた後、若手選手を起用してしっかり勝ち切った。目標達成をすると気持ちが緩みがちだが、しっかりと最後までやり遂げた。年間を通してプレッシャーのある中優勝でJ1昇格を決めたことは受賞に相応しい」 寺嶋朋也委員 「昨季J1昇格を土壇場で逃した悔しさを晴らすべく、力強い戦いでシーズンを戦い切った。今季圧倒的な勝率を誇ったホームで見事にJ2優勝を決め、『This is エスパルス』の雄叫びをアイスタに轟かせた。最後2連勝で攻守にわたって『ゴール前』を重視する情熱的でアグレッシブな戦いを来季のJ1でも期待したい」 丸山桂里奈特任委員 「しっかりと2連勝で締めくくった。優勝おめでとうございます」 植松隼人特任委員 「J1昇格を早く決め、11月の2試合もしっかり勝ち切るチームの強さを感じた。優勝おめでとうございます!2連勝しており、来季に向けた準備を意識していることも感じる。インスタ映えする監督も珍しい。来年、清水が盛り上がることも期待している」 松本は11月のリーグ戦ラスト4試合で4連勝。J2昇格プレーオフに進出する結果を残した中、昇格プレーオフでは決勝まで進むも、あとわずかのところで昇格を逃していた。 ◆Jリーグ選考委員会による総評 足立修委員長 「監督の性格として、フォーメーションは変えるがコンセプトはずっと変わっていない。先制されようが何をされようが、自分たちのサッカーをやり切る姿が見られる」 平畠啓史委員 「今月4連勝。3バックにしてチームに安定感をもたらし、プレーオフへと導いた。終盤戦に良い流れを作りプレーオフへ。攻守に統一感も感じられた」 橋本英郎委員 「爆発的な得点力と失点数の改善が見られた。プレーオフに向けいいチーム状態でのぞめるように導いた」 丸山桂里奈特任委員 「11月全勝で締めくくり4位でプレーオフへ。今月だけで10ゴール。選手をガラッと入れ替えたり、フォーメーションを変えたりして選手に緊張感を与えていた印象」 2024.12.09 23:05 Mon
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勝利必須の磐田は最下位鳥栖が意地見せ3-0惨敗…逆転残留ならず1年でJ2降格【明治安田J1最終節】

8日、明治安田J1リーグ最終節のサガン鳥栖vsジュビロ磐田が駅前不動産スタジアムで行われ、3-0で鳥栖が勝利を収めた。 すでにJ2降格が決まっている鳥栖と、最終節でわずかながらJ1残留への望みを残した磐田の一戦。鳥栖はスタメン3名を変更し、上夷克典、渡邉、寺山翼が外れ、原田亘、西矢健人、マルセロ・ヒアンが入った。 勝たなければ残留の道がなくなる磐田は前節からスタメン1名を変更し、平川怜が外れ、上原力也が入った。 自力で残留を掴めない磐田は、勝利以外の結果はJ2行きとなる中、立ち上がりから攻勢をかけると、3分、右サイドからのクロスに対してニアサイドで鳥栖が処理にもたつくと、高畑奎汰が突っ込むもGK朴一圭と接触。こぼれ球を上原力也が押し込もうとしたが、大きくクリアされた。 8分にも磐田はビッグチャンス。ボックス右からジョルディ・クルークスが右足でクロス。ファーサイドで松原后が胸トラップでコントロールし逆足の右足でシュート。枠を捉えるが、GK朴一圭がスーパーセーブでピンチを凌いでいく。 2度の決定機を凌いだ鳥栖は12分に波状攻撃。ボックス手前で原田亘のパスに反応した富樫敬真がシュートも、前に出たGK川島永嗣がセーブした。 しかし16分、鳥栖は中原輝がフリーでパスを受けると絶妙なスルーパス。これに反応した富樫は前に出たGK川島を冷静にかわし、無人のゴールへと流し込み、鳥栖が先制した。富樫は引退を決断したMF森谷賢太郎のユニフォームを掲げて喜びを露わにした。 磐田としては痛恨の失点。残留に向けては他力にもなるが、3点は欲しい状況だったが、19分にアクシデント。ロングボールに反応したクルークスがジャンプしてトラップしたところ、クリアにきた丸橋祐介の顔面にスパイクの裏が直撃する状況に。オンフィールド・レビューの結果、クルークスにはイエローカードに提示された。 大ピンチを免れた磐田だったが、鳥栖が波状攻撃。24分、ボックス内でスローインを受けたマルセロ・ヒアンが相手を背負いながら反転シュート。しかし、これはGK川島がセーブすると、こぼれ球を中原が押し込むが、リカルド・グラッサがブロックする。 すると26分に磐田が反撃。広大なスペースに出されたボールに反応したクルークスがボックス右からクロス。これをニアサイドに走り込んだ高畑がダイレクトで合わせるが枠を外れる。 攻めながらもなかなかネットを揺らせない磐田。すると30分、ハーフウェイライン付近でパスを受けた中原がドリブルで持ち出しスルーパス。ボックス内左に走り込んだマルセロ・ヒアンが落ち着いて蹴り込み、鳥栖が追加点を奪った。 大きな2点目を奪った鳥栖。磐田は最低限の勝利すら難しい状況になってしまった中、40分にはマルセロ・ヒアンのシュートが右ポストを叩いたが、オフサイドの判定に。前掛かりになる磐田に対し、背後を狙う鳥栖という構図に。2点のリードもあり、鳥栖はリスクを冒したプレーはしない。 鳥栖が2点リードで折り返した試合。まずはこの試合で勝利するために3点が必要な磐田は、松本昌也、高畑を下げ、これが現役ラストマッチとなる山田大記、そしてマテウス・ペイショットを投入して流れを変えていくことに。ただ、立ち上がり10分に大きな変化を作れないと、中村駿を下げて藤原虎太朗を投入。より攻撃的に出るようにメンバーを変更した。 しかし59分に最終ラインで痛恨のミス。後方からビルドアップを試みた中、ボックス右でパスを受けた植村洋斗が出しどころに躊躇すると、狙っていたヴィキンタス・スリヴカが突いてボール奪取。これを受けたマルセロ・ヒアンがボックス内に持ち込み、飛び出したGK川島を嘲笑うチップキックでネットを揺らし、鳥栖が3点目を奪った。 痛恨のミスからJ1残留が絶望的になる3失点目。すると鳥栖は67分、GK朴一圭、DF原田亘を下げ、今シーズン限りで引退を表明しているGK岡本昌弘、MF藤田直之を投入し惜別の起用に。岡本は2009年以来お15年ぶりのJ1でのプレーとなった。 磐田は75分、ジャーメイン良がドリブルを仕掛けてボックス内右からシュート。しかし、GK岡本がしっかりと前に出て対応する。 その後は磐田が攻め込んでいくが鳥栖がしっかり守りタイムアップ。3-0で鳥栖が勝利を収め、磐田は1年でのJ2降格が決定した。 サガン鳥栖 3-0 ジュビロ磐田 【鳥栖】 富樫敬真(前16) マルセロ・ヒアン(前30、後15) <span class="paragraph-title">【動画】磐田、最低条件の勝利を掴めず1年でJ2降格</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet" data-media-max-width="560"><p lang="ja" dir="ltr">) <a href="https://twitter.com/DAZN_JPN/status/1865657645740196190?ref_src=twsrc%5Etfw">December 8, 2024</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2024.12.08 15:57 Sun
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「子どもたちに聞かせたくなかった」鳥栖MF森谷賢太郎が町田戦後の自身の振る舞いを謝罪…スタンドからの言葉に反応も「本当に失礼だったと反省」

サガン鳥栖のMF森谷賢太郎が、自身の試合後の振る舞いについて謝罪した。 3月30日、明治安田J1リーグ第5節で鳥栖はFC町田ゼルビアとアウェイで対戦した。 試合は、開始5分に町田が先制するも、鳥栖は前半で追いつくことに成功。しかし、後半早々にオ・セフンに連続ゴールを許し、3-1で敗れていた。 首位相手に惨敗に終わり、これで3連敗。チームは降格圏の19位に位置している状況だ。 そんな中、試合後にサポーターと森谷が揉めることに。詳細こそ明かされていないが、心ない言葉が飛んできたことを許せずに行動をとってしまったが、自身の振る舞いを謝罪する長文を自身のX(旧ツイッター/@moriya_kentaro)に投稿した。 「町田戦後の自分自身の行動と振る舞いについて謝罪をさせてください」 「たくさんのファン・サポーターの方々が町田まで足を運んで下さったにも関わらず、試合に勝つことができなかったこと、そして試合後の自分自身の失礼な行動、振る舞いで不快な思いにさせてしまったこと、申し訳なく思っています」 「試合後、ファン・サポーターのみなさんの前に立たせていただいたとき、多くの方が僕たちを鼓舞する言葉や叱咤激励をしてくださりました。本当にありがたいことだと思っています」 「しかし、一部の方からそれ以外の言葉が発せられ、僕の耳に入りました。その言葉は受け入れられるものではなく、仲間はもちろん、スタジアムにいる子どもたちに聞かせたくなかった。その思いもあり、あの行動をとりました」 「ただ、1人のサポーターの方が、僕たちを後押ししてくれる、ポジティブな言葉をかけてくださっていたタイミングと重なってしまい、決してその時にとるべき行動、振る舞いではなく、話してくださった方、その方に想いを託していらっしゃった方々に本当に失礼だったと反省しています」 「自分自身の未熟さ故に、いつも応援してくださるみなさんに対して失礼な行動、振る舞いをしてしまったこと、不快な思いにさせてしまい申し訳ございませんでした」 「それでも僕はサガン鳥栖のために戦いたいと思っています。また応援していただけるように、謙虚に、一生懸命がんばります」 <span class="paragraph-title">【画像】森谷賢太郎が自身の振る舞いを謝罪したメッセージ</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet"><p lang="zxx" dir="ltr"><a href="https://t.co/Lj2vrJ6dma">pic.twitter.com/Lj2vrJ6dma</a></p>&mdash; 森谷 賢太郎|Kentaro Moriya (@moriya_kentaro) <a href="https://twitter.com/moriya_kentaro/status/1774365534525804730?ref_src=twsrc%5Etfw">March 31, 2024</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2024.04.01 13:35 Mon
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鳥栖MF森谷賢太郎が36歳で現役生活に幕 横浜FMでのプロ入りから5クラブを渡り歩く…「幸せなサッカー選手生活でした!」

サガン鳥栖は6日、MF森谷賢太郎(36)の現役引退を発表した。 一度は筑波大学進学で離れたが、2011年にユース時代を過ごした横浜F・マリノスでプロ入りした森谷。2013年の川崎フロンターレ入りからジュビロ磐田や愛媛FCでのプレーを挟み、2022年から鳥栖に加わった。 だが、今季は加入後最少の2試合出場のみに終わり、チームも来季J2が決まるなか、このタイミングで現役を退く決断に。8日にホームで行われる最終節のジュビロ磐田後に引退セレモニーを予定という。 Jリーグ通算ではJ1リーグ150試合13得点、J2リーグ62試合出場。クラブを通じて次のようにコメントしている。 「2024シーズンをもちましてプロサッカー選手を引退することを決断しました。5歳の時にサッカーを始めてからおよそ30年が経ちました。僕の人生はサッカーとともにありました。サッカーボールはいつも僕の隣にあり、夢中で追いかけ続けた日々でした」 「サッカーは僕にたくさんのギフトを与えてくれました。仲間との出会い、人としての成長、自分を突き動かすエネルギー、優しさ、逞しさ、喜び、怒り、哀しみ、楽しみ、そして夢を持つことの大切さ。もしサッカーをしていなければ、今の自分は存在しなかったと思います」 「これまでのサッカー人生の中で、良いことばかりではありませんでした。時に哀しみや辛さ、投げ出したくなるような瞬間もありました。それでも、それらすべてがサッカーの素晴らしさなのだと思います」 「僕の好きな言葉に、『人生の豊かさは喜怒哀楽の総量』というものがあります。すべての経験がかけがえのないものであり、サッカーはそのすべてを僕に与えてくれました。いま、怪我が癒え、久しぶりにボールを蹴っています。やっぱりサッカーは楽しい! そして、仲間って本当に最高!心の底からそう感じています」 「競技者としてプレーすることはもうありませんが、僕はこれからもボールを蹴り続けると思います。そして、サッカーが与えてくれたギフトを、子どもから大人まで、サッカーが大好きな人たちに届けることが僕にできる恩返しだと思っています」 「これまで支えてくださった、温かく見守ってくださった、どんな時でも応援してくださった、みなさまのおかげで幸せなサッカー選手生活でした! 心から感謝の気持ちをお伝えします! ありがとう!」 2024.12.06 18:05 Fri
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まだJ1からの降格をしたことがないチームってどこまで粘ってきたの?!の巻/倉井史也のJリーグ

J1から降格したことのない3チームってどこ? 鹿島と横浜FMと……実は鳥栖。その鳥栖が最下位ですからね。嘆きのメール、たくさんいただいております。まぁそういう嘆き方って正しいんですけどね。サッカークラブが売ってるのは、夢じゃなくてストレスなんだから。 ともあれ、先週の札幌の回でも書いたんだけど、やっぱり1試合あたり2失点以上というのはかなりヤバいんですよ。でもね、鳥栖って落ちてないけどかなり危ないときが過去何度もあったんじゃないかと思うんです。クラブが危ないときも多かったけど、残留もヤバイって時が。 ということで、ここでは鳥栖が昇格した2012年以降、最低順位と最高順位をピックアップしてみました。 2012年:最低順位13位/最高順位 3位 2013年:最低順位15位/最高順位 5位 2014年:最低順位 9位/最高順位 1位 2015年:最低順位14位/最高順位 3位 2016年:最低順位17位/最高順位 2位 2017年:最低順位17位/最高順位 8位 2018年:最低順位17位/最高順位 6位 2019年:最低順位18位/最高順位14位 2020年:最低順位17位/最高順位11位 2021年:最低順位 7位/最高順位 2位 2022年:最低順位12位/最高順位 5位 2023年:最低順位18位/最高順位 8位 ちなみに最終順位は 2012年: 5位 2013年:12位 2014年: 5位 2015年:11位 2016年:11位 2017年: 8位 2018年:14位 2019年:15位 2020年:13位 2021年: 7位 2022年:11位 2023年:14位 おお、確かにサポーターが騒ぐ気持ちもよく分かる。 2023年に18位だったのは第1節のみ。2019年は第1節から第3節、第7節から第11節、第15節から第16節、第19節から第20節って12節も最下位だったけど、ルイス・カレーラス監督を第9節のあとに解任。そこまで1勝1分7敗だったチームを金明輝監督が10勝6分18敗までもちこんで最終節に残留を果たしたって年でした。 鳥栖って今年も波瀾万丈ありそうね。これまでの奇跡の力に期待ってとこでしょうか。 2024.04.20 10:30 Sat

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