大量8ゴールの流通経済大柏、山野春太が大会4ゴールに伸ばし前橋育英・オノノジュ慶吏と共に得点王を目指す【全国高校サッカー選手権大会】
2025.01.04 22:25 Sat
大会4得点まで伸ばしてきた流通経済大柏・山野春太
4日、第103回全国高校サッカー選手権大会の準々決勝が行われた。
3回戦を終えた段階での得点ランキングでは、堀越(東京A)の10番を背負う2年生のFW三鴨奏太が5得点でトップに。その堀越は準々決勝で前橋育英(群馬)と対戦した中、1-0で敗戦。三鴨はゴールを奪えずに5得点で退会を去ることとなった。なお、前橋育英のオノノジュ慶吏がチームをベスト4に導くゴールを決め、4得点としている。
ここまで3試合連続ゴールで3得点を記録していた篠塚怜音を擁する静岡学園(静岡)は東福岡(福岡)と対戦。名門校同士の対戦となった中、80分をゴールレスで終え、PK戦の末に東福岡が勝利。静岡学園はベスト8で敗退となった。
準々決勝で今大会最多得点を記録したのは流通経済大柏(千葉)。上田西(長野)と対戦した中、前半だけで6得点を記録すると、後半も2得点を記録し、8-0で勝利。ここまで2得点を記録していた山野春太は前半に2得点を記録し、4得点まで伸ばしている。
【5点】
三鴨奏太(堀越)
山野春太(流通経済大柏)
オノノジュ慶吏(前橋育英)
高岡伶颯(日章学園)
【3点】
和田哲平(流通経済大柏)
亀田歩夢(流通経済大柏)
篠塚怜音(静岡学園)
【2点】
髙橋李来(堀越)
宮本周征(帝京)
堀江真広(帝京)
大森風牙(高川学園)
硲冬真(阪南大高)
加藤隆成(帝京大可児)
青木嘉宏(帝京大可児)
蒲地壮汰(愛工大名電)
岩間丈一郎(愛工大名電)
水野桜介(愛工大名電)
【1点】
長井隆之介(東海大相模)
佐藤碧(東海大相模)
小林晄也(東海大相模)
塩田航央(東海大相模)
辻将輝(東海大相模)
沖本陸(東海大相模)
高畑旺崇(東海大相模)
安藤晃希(流通経済大柏)
堀川由幹(流通経済大柏)
粕谷悠(流通経済大柏)
奈須琉世(流通経済大柏)
柚木創(流通経済大柏)
佐藤耕太(前橋育英)
平林尊琉(前橋育英)
黒沢佑晟(前橋育英)
中村太一(前橋育英)
稗田幹男(東福岡)
新貝颯大(東福岡)
伊波樹生(東福岡)
乾皓洋(静岡学園)
天野太陽(静岡学園)
加藤佑基(静岡学園)
森奏(堀越)
松本翔琉(上田西)
高橋亮雅(上田西)
東風谷崇太(上田西)
柳沢纏(上田西)
菅野一葵(明秀日立)
六﨑蓮太(明秀日立)
柴田健成(明秀日立)
久保遼真(明秀日立)
ラビーニ未蘭(帝京)
森田晃(帝京)
杉岡侑樹(帝京)
土屋裕豊(帝京)
平野巧(矢板中央)
堀内凰希(矢板中央)
加藤神人(矢板中央)
朴大温(矢板中央)
明石望来(帝京大可児)
松井空音(帝京大可児)
鶴見一馬(帝京大可児)
川口絢三(松山北)
森隼人(松山北)
大西然(松山北)
兼松将(大津)
岩中翔大(大津)
山下景司(大津)
溝口晃史(大津)
野口悠真(大津)
嶋本悠大(大津)
五嶋夏生(大津)
佐藤成真(東北学院)
阿部幹大(東北学院)
佐々木智貴(東北学院)
岡元龍太(東北学院)
真浦劉(札幌大谷)
中村哲爾(札幌大谷)
桐原惺琉(京都橘)
市原大羅(高知)
門田翔平(高知)
小西聖七(正智深谷)
近藤七音(正智深谷)
髙橋駿介(長崎総大附)
山崎瑛太(愛工大名電)
江川敦哉(愛工大名電)
池田龍心(明誠)
藤井良太(明誠)
藤原康騎(寒川)
香西健心(岡山学芸館)
佐藤龍之介(西目)
吉川昂我(日章学園)
水田祥太朗(日章学園)
南創太(日章学園)
藤川陽太(奈良育英)
小河原瑛太(山梨学院)
治部翔(滝川第二)
三宅蔵ノ助(滝川第二)
麓萊凜(青森山田)
福本一太(阪南大高)
岡田翔太郎(阪南大高)
梅原翔久(阪南大高)
松本圭史(阪南大高)
安東壮大(大分鶴崎)
藤川琉偉(徳島市立)
寺田大翔(草津東)
3回戦を終えた段階での得点ランキングでは、堀越(東京A)の10番を背負う2年生のFW三鴨奏太が5得点でトップに。その堀越は準々決勝で前橋育英(群馬)と対戦した中、1-0で敗戦。三鴨はゴールを奪えずに5得点で退会を去ることとなった。なお、前橋育英のオノノジュ慶吏がチームをベスト4に導くゴールを決め、4得点としている。
ここまで3試合連続ゴールで3得点を記録していた篠塚怜音を擁する静岡学園(静岡)は東福岡(福岡)と対戦。名門校同士の対戦となった中、80分をゴールレスで終え、PK戦の末に東福岡が勝利。静岡学園はベスト8で敗退となった。
◆得点ランキング
【5点】
三鴨奏太(堀越)
【4点】
山野春太(流通経済大柏)
オノノジュ慶吏(前橋育英)
高岡伶颯(日章学園)
【3点】
和田哲平(流通経済大柏)
亀田歩夢(流通経済大柏)
篠塚怜音(静岡学園)
【2点】
髙橋李来(堀越)
宮本周征(帝京)
堀江真広(帝京)
大森風牙(高川学園)
硲冬真(阪南大高)
加藤隆成(帝京大可児)
青木嘉宏(帝京大可児)
蒲地壮汰(愛工大名電)
岩間丈一郎(愛工大名電)
水野桜介(愛工大名電)
【1点】
長井隆之介(東海大相模)
佐藤碧(東海大相模)
小林晄也(東海大相模)
塩田航央(東海大相模)
辻将輝(東海大相模)
沖本陸(東海大相模)
高畑旺崇(東海大相模)
安藤晃希(流通経済大柏)
堀川由幹(流通経済大柏)
粕谷悠(流通経済大柏)
奈須琉世(流通経済大柏)
柚木創(流通経済大柏)
佐藤耕太(前橋育英)
平林尊琉(前橋育英)
黒沢佑晟(前橋育英)
中村太一(前橋育英)
稗田幹男(東福岡)
新貝颯大(東福岡)
伊波樹生(東福岡)
乾皓洋(静岡学園)
天野太陽(静岡学園)
加藤佑基(静岡学園)
森奏(堀越)
松本翔琉(上田西)
高橋亮雅(上田西)
東風谷崇太(上田西)
柳沢纏(上田西)
菅野一葵(明秀日立)
六﨑蓮太(明秀日立)
柴田健成(明秀日立)
久保遼真(明秀日立)
ラビーニ未蘭(帝京)
森田晃(帝京)
杉岡侑樹(帝京)
土屋裕豊(帝京)
平野巧(矢板中央)
堀内凰希(矢板中央)
加藤神人(矢板中央)
朴大温(矢板中央)
明石望来(帝京大可児)
松井空音(帝京大可児)
鶴見一馬(帝京大可児)
川口絢三(松山北)
森隼人(松山北)
大西然(松山北)
兼松将(大津)
岩中翔大(大津)
山下景司(大津)
溝口晃史(大津)
野口悠真(大津)
嶋本悠大(大津)
五嶋夏生(大津)
佐藤成真(東北学院)
阿部幹大(東北学院)
佐々木智貴(東北学院)
岡元龍太(東北学院)
真浦劉(札幌大谷)
中村哲爾(札幌大谷)
桐原惺琉(京都橘)
市原大羅(高知)
門田翔平(高知)
小西聖七(正智深谷)
近藤七音(正智深谷)
髙橋駿介(長崎総大附)
山崎瑛太(愛工大名電)
江川敦哉(愛工大名電)
池田龍心(明誠)
藤井良太(明誠)
藤原康騎(寒川)
香西健心(岡山学芸館)
佐藤龍之介(西目)
吉川昂我(日章学園)
水田祥太朗(日章学園)
南創太(日章学園)
藤川陽太(奈良育英)
小河原瑛太(山梨学院)
治部翔(滝川第二)
三宅蔵ノ助(滝川第二)
麓萊凜(青森山田)
福本一太(阪南大高)
岡田翔太郎(阪南大高)
梅原翔久(阪南大高)
松本圭史(阪南大高)
安東壮大(大分鶴崎)
藤川琉偉(徳島市立)
寺田大翔(草津東)
1
2
山野春太
三鴨奏太
オノノジュ慶吏
篠塚怜音
高岡伶颯
和田哲平
亀田歩夢
宮本周征
堀江真広
大森風牙
硲冬真
加藤隆成
青木嘉宏
蒲地壮汰
岩間丈一郎
水野桜介
長井隆之介
小林晄也
塩田航央
辻将輝
沖本陸
高畑旺崇
安藤晃希
堀川由幹
粕谷悠
奈須琉世
柚木創
佐藤耕太
平林尊琉
黒沢佑晟
稗田幹男
新貝颯大
伊波樹生
乾皓洋
天野太陽
加藤佑基
森奏
松本翔琉
松本翔
高橋亮雅
高橋亮
東風谷崇太
柳沢纏
菅野一葵
柴田健成
ラビーニ未蘭
森田晃
兼松将
山下景司
嶋本悠大
桐原惺琉
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第103回全国高校サッカー選手権大会の準々決勝、流通経済大柏(千葉)vs上田西(長野)が4日にフクダ電子アリーナで行われ、8-0で流通経済大柏がベスト4進出を決めた。 2回戦から登場した流通経済大柏は、初戦で前回大会ベスト8の佐賀東(佐賀)を相手に5-0、3回戦でプレミアリーグ王者の大津高校(熊本)を相手に2-1で勝利。カターレ富山に加入が内定しているMF亀田歩夢は先発出場。湘南ベルマーレに加入が内定しているFW松本果成はベンチスタートとなった。 対する上田西は、初戦となった2回戦で徳島市立(徳島)を相手に2-1、3回戦で今大会注目を集めていた日章学園(宮崎)を下した矢板中央(栃木)を相手に2-0と完勝し7年ぶりのベスト8へ駒を進めた。 立ち上がりからアグレッシブな入りを見せた流通経済大柏は5分、ボックス右から侵入した山野春太が中央にカットインするとGKをかわしてシュートを放つが、これは相手DFがブロック。セカンドボールに反応した亀田のシュートは再びDFに阻まれると、さらに柚木創がこぼれ球に詰めたが、シュートは右ポストに弾かれた。 その後も主導権を握る流通経済大柏は、13分に渡邊和之のロングスルーパスからDFの裏に抜け出した山野がボックス左から侵入すると、ゴールエリア左横まで切り込み、ゴール右隅にシュートを流し込んだ。 山野の3試合連続弾で先制した流通経済大柏は、17分にもDFの裏にロングパスを供給すると、ゴール前まで駆け上がった和田哲平が飛び出したGKのファンブルしたボールをゴールに流し込んだ。 リードを広げた流通経済大柏は28分、柚木のパスを受けた亀田がボックス左から中央に切り込み右足一閃。山なりのシュートがGK牧野長太朗の届かないコースに決まると、33分に富樫龍暉を下げて松本果成を右サイドバックに投入。 すると、ここからゴールラッシュ。37分、亀田のパスで左サイド深くまで駆け上がった渡邊がダイレクトクロスを供給すると、ファーサイドの粕谷悠がヘディングで折り返したボールを最後は山野が頭でゴール左に流し込んだ。 さらに40分には、松本果成がヒールパスからゴール前に抜け出した和田が冷静に右足アウトサイドでネットを揺らすと、前半追加タイム3分、バイタルエリア左でボールを受けた亀田がコントロールショットをゴールに突き刺した。 前半だけで6得点を挙げた流通経済大柏は、ハーフタイムに稲田斗毅を下げて安藤晃希を投入。対する上田西は、山浦琉央を下げて石川柊冴をピッチに送り出した。 後半は前半とは打って変わって上田西が積極的な入りを見せるが、流通経済大柏も集中した守りで跳ね返す。拮抗した展開が続くなか、上田西は61分にボックス左手前で獲得したFKから徳間陽向が直接ゴールを狙ったが、このシュートはわずかに枠の上に外れた。 前半ほどの勢いはなくなった流通経済大柏だが、68分にセットプレーから追加点を奪う。渡邊の右CKをゴール右手前に走り込んだ奈須琉世がヘディングシュートで叩き込んだ。 さらに73分には、DFの裏に抜け出した昇純希が飛び出したGKにボックス内で倒されてPKを獲得。このPKを柚木がゴール左隅に沈めた。 結局、試合はそのまま8-0でタイムアップ。前半からのゴールラッシュで今大会最多8得点を奪った流通経済大柏が圧勝でベスト4進出を決めた。 流通経済大柏 8-0 上田西 【流通経済大柏】 山野春太(前13) 和田哲平(前17) 亀田歩夢(前28) 山野春太(前37) 和田哲平(前40) 亀田歩夢(前43) 奈須琉世(後28) 柚木創(後34[PK]) 2025.01.04 13:45 Sat5
流通経済大柏が初出場・東海大相模との白熱の一戦制し6大会ぶりファイナル! 前橋育英相手のリベンジへ【全国高校サッカー選手権大会】
11日、第103回全国高校サッカー選手権大会の準決勝が国立競技場で行われ、第2試合では流通経済大柏(千葉)と東海大相模(神奈川)が対戦。1-0で流通経済大柏が勝利し、決勝進出を決めた。 3大会ぶり8回目の出場となった流通経済大柏は、準々決勝で上田西(長野)相手に8-0の圧勝。第97回以来6大会ぶりの決勝を目指す。カターレ富山と湘南ベルマーレにそれぞれ加入が内定しているMF亀田歩夢とDF松本果成はともに先発した。 一方、初出場ながらベスト4入りの快進撃を見せる東海大相模。準々決勝では2023年のインターハイ王者である明秀日立(茨城)相手に2-1で逆転勝利し、国立の舞台までやってきた。 開始1分、流通経済大柏は左CKを獲得。ゴール前で混戦となるが、東海大相模がなんとか凌いでいく。 すると8分、東海大相模は右からのロングスローの流れから、最後はボックス内左で石井龍翔がシュートも、枠を外れていく。 流通経済大柏は13分にも左からのロングスローからゴール前の混戦を生み出すがシュートは打てない。さらに14分にはボックス手前から山野春太がシュートも、GK松坂亮がしっかりキャッチする。 すると東海大相模は15分にアクシデント。相手と接触した佐藤碧が左ヒザを痛めてしまい、ピッチに倒れ込むことに。それでもなんとか立ち上がり、プレーを続行する。 東海大相模は24分、沖本陸が右サイドを突破。飛び出したGKもかわしてシュート打つが、宮里晄太朗がクリアする。すると27分には流通経済大柏がチャンス。右サイドからのFKからクロスを入れると、クリアされたボールをつないでゴール前で混戦を生むが、オフサイドを取られる。 一進一退の攻防が続く中29分、東海大相模の佐藤はやはり左ヒザのダメージが大きく、再び倒れ込むことに。自力で動けず担架で運び出され、野村渓太が投入される。 互いに攻め合う中でフィニッシュまでなかなか行けない展開となるが、40分に流通経済大柏がチャンス。右サイドからのロングスローがボックス内で浮き球となると、和田哲平が辻将輝のハイキックを受けてPKに。このPKを柚木創がしっかりと沈め、流通経済大柏が均衡を破ることに成功する。 先制に成功した流通経済大柏はさらに畳み掛ける。44分、パスを繋いで崩していくと、最後はボックス内右から和田がシュート。これは枠を捉えるが、戻った塩田航央が足を伸ばして爪先で触れてなんとかクリア。追加点を許さない。 2枚替えで後半に入った流通経済大柏は開始早々からファイナルサードで亀田がドリブル。相手をかわしてから放ったシュートは右ポストに直撃する。 さらに53分、右サイドから崩した流通経済大柏はこぼれ球に反応した山野が右足を振ったが、今度はクロスバーに直撃。望みを繋ぎたい東海大相模が粘りの守備を見せる。 東海大相模は途中出場した戸川昌也が負傷交代の佐藤に代わってロングスローを連発。その後は右サイドを起点に良い形を作っていく。 次の1点を争う白熱の展開のなか、77分には流通経済大柏が右サイドから決定機を作り、折り返しに走り込んだのは亀田。ダイレクトシュートは東海大相模GK松坂に阻まれる。 終盤にかけても勢いは衰えず、オープンな展開で互いのゴールを行き来。最後まで諦めなかった東海大相模だが、流通経済大柏が1点を守りきり、6大会ぶりの決勝進出が決定。当時の決勝カード、流通経済大柏vs前橋育英が再現されることとなった。 流通経済大柏 1-0 東海大相模 【流通経済大柏】 柚木創(前42) <span class="paragraph-title">【動画】東海大相模の10番・柚木創がど真ん中にPKを決める</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet" data-media-max-width="560"><p lang="ja" dir="ltr"> GOAL <a href="https://twitter.com/hashtag/%E6%B5%81%E9%80%9A%E7%B5%8C%E6%B8%88%E5%A4%A7%E6%9F%8F?src=hash&ref_src=twsrc%5Etfw">#流通経済大柏</a>、先制ゴール!<br><br>【準決勝】第2試合<a href="https://twitter.com/hashtag/%E6%B5%81%E9%80%9A%E7%B5%8C%E6%B8%88%E5%A4%A7%E6%9F%8F?src=hash&ref_src=twsrc%5Etfw">#流通経済大柏</a>(千葉) 1-0 <a href="https://twitter.com/hashtag/%E6%9D%B1%E6%B5%B7%E5%A4%A7%E7%9B%B8%E6%A8%A1?src=hash&ref_src=twsrc%5Etfw">#東海大相模</a>(神奈川)<br><br>試合はTVer・SPORTS BULLでLIVE配信中<br>いますぐチェック!<br>TVer<a href="https://t.co/CO6khfUzP2">https://t.co/CO6khfUzP2</a><br>SPORTS BULL<a href="https://t.co/p5EbCsQ0t0">https://t.co/p5EbCsQ0t0</a><a href="https://twitter.com/hashtag/%E9%AB%98%E6%A0%A1%E3%82%B5%E3%83%83%E3%82%AB%E3%83%BC?src=hash&ref_src=twsrc%5Etfw">#高校サッカー</a> <a href="https://t.co/LMuQm9RXBc">pic.twitter.com/LMuQm9RXBc</a></p>— 高校サッカー日テレ公式 (@ntv_hss) <a href="https://twitter.com/ntv_hss/status/1877963156561305867?ref_src=twsrc%5Etfw">January 11, 2025</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2025.01.11 16:15 Sat流通経済大柏の人気記事ランキング
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ロマンあふれる189cmのスピードストライカー 流通経済大柏・大藤颯太の覚醒を促した“学校を超えた育成プラン”|インターハイで見つけた原石たち
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元日本代表GKの助言で化学反応 全試合無失点でベスト4に導いた流通経済大柏のGK藤田泰土が覚醒したワケ|インターハイで見つけた原石たち
ユース教授こと安藤隆人が、2025年のインターハイで才能の原石を発見。GK・DF・MF・FWの各ポジションから1人ずつを紹介する。第1回はベスト4で今大会を終えた、流通経済大学附属柏高校のGK藤田泰土だ。 (第1回/全4回) この数カ月で驚くほど伸びたと言っていい。流通経済大柏の守護神・藤田泰土は、2024年の途中までをサードチームで過ごし、千葉県リーグ1部を戦っていた。実質5、6番手だったのだ。 その選手が、2024年度の選手権で一気に2番手までに浮上し、準優勝をベンチメンバーとして経験すると、2025年はトップチームの不動の1番手としてプレー。プレミアリーグEASTで2位に位置するチームにおいて、リーグ最小の11失点の堅守を築き、安定したパフォーマンスを見せている。 187cmのサイズとフィジカルの強さに加え、スムーズかつ安定した身体操作ができるところが大きな武器だ。 上半身と下半身のバランスがよく、しっかりと重心を足の上に乗せて左右に移動する。その移動のスピードと安定感に加え、ダイビングから手を伸ばすまでのスピードも速い。ボールに到達するまでのスピード感があるからこそ、至近距離からのシュートにも瞬時に反応して弾き出せる。四隅を狙ったロングシュートシュートに対しても、素早いステップワークから、踏み切り足や逆足でしっかりと地面を蹴ってジャンプするダイビングで掻き出すことができる。 魅力的なのは、セービングだけではない。ハイボール処理、利き足の左足キックの精度に加え、右足のキックも遠くに飛ばせるなど、GKとしての総合力が高い。 インターハイでもリーグ戦と変わらぬ安定したパフォーマンスを発揮した。準決勝ではプレミアWESTの大津高を無失点に抑えるも、PK戦の末に敗れてベスト4で敗退。しかし、ベスト8以上のチームにおいて唯一の全試合無失点という記録を残したのだ。 急成長の裏には不断の努力と、2024年に就任した南雄太GKコーチの存在がある。 「自分の序列がどこであろうが必死にやらないと上にはいけない」と口にするように、自分の序列を気にするのではなく、目の前の競争に集中できるメンタリティーを持っている。その上で南コーチの下、より実用的で実践的なトレーニングに真摯に取り組んできた。 「常に実戦に向けた練習なので、試合中に『あ、こういうことなんだ』と思うことが多いんです。それに南さんの両足のキックの精度と威力がすごくて、普段の練習から試合に限りなく近い状況のボールを出してくれるので、『こういうボールならこういう対処をすればいいんだな』と練習中から学べて、プレーの整理ができていると思います」 長年培った技術と理論に基づいた再現性の高いトレーニングに対し、藤田は受け身になるのではなかった。自ら練習で出た課題を抽出し、自主トレに落とし込んだり、試合で出たシチュエーションをイメージして練習に臨んだりした。その姿勢に、南コーチも大きな驚きとポテンシャルの高さを感じたという。 「最初に見た時から身体をスムーズに動かすことができるGKですし、セービングの伸びや柔軟性が高かったので、『すごく面白い存在だな』とは思っていました。実際に一緒にトレーニングをすると、非常に努力家だし、本人から『もっとセービングの伸びや距離を出したい』と言ってくるなど、意欲的に取り組む姿勢を持っている。あと、こちらが言ったことをすぐにできる。器用と言うか、賢いと言うか、それが彼の能力の高さだと思います」(南コーチ)。 身体能力と技術とメンタリティー。この3つを持っている藤田のポテンシャルは、非常に高い。 鈴木彩艶(パルマ、浦和レッズユース出身)、大迫敬介(サンフレッチェ広島、広島ユース出身)、谷晃生(町田ゼルビア、ガンバ大阪ユース出身)、E-1選手権で抜擢された名古屋グランパスのピサノアレックス幸冬堀尾(名古屋U-18出身)など、日本代表のGKの多くがJユース出身者だ。同じ高校3年生では、荒木琉偉(G大阪ユース所属の高校2年時にプロ契約)が高校年代ではナンバーワンGKと言えるだろう。 その中で藤田は、前川黛也(ヴィッセル神戸、広島皆実高出身)や早川友基(鹿島アントラーズ、桐蔭学園高出身)のように、高体連出身で上のレベルを狙える素材だからこそ、ここからの成長に大きな期待がある。 「南コーチからは常に『慢心するな』と言われていますし、まずはチーム内に優秀なGKがたくさんいるので、その競争に打ち勝って、もっとレベルアップをしていきたいと思います」 コツコツと積み重ねた先に、未来がある。藤田は足元をしっかりと見つめて、より高く飛ぶための準備を怠らずに前進を続けていく。ポテンシャルをポテンシャルで終わらせないために──。 取材・文=安藤隆人 2025.08.05 19:00 Tue3
7年ぶりの決勝で再戦、前橋育英vs流通経済大柏の当時のメンバーは後のJリーガーだらけ
13日、第103回全国高校サッカー選手権大会の決勝が国立競技場で開催。前橋育英(群馬)と流通経済大柏(千葉)が共に2度目の優勝をかけて対戦する。 11日に行われた準決勝では、前橋育英が東福岡(福岡)を、流通経済大柏が東海大相模(神奈川)を下して決勝に進出。前橋育英は2017年以来、流通経済大柏は2018年以来の決勝進出となる。 両校は、2017年の第96回大会の決勝で対戦。当時は前橋育英が0-1で勝利を収めて初優勝を成し遂げており、7年ぶりの再戦となる。 今回は決勝を前に、改めて7年前の決勝を振り返ってみる。 当時の流通経済大柏はインターハイを制し、2冠を目指していたチーム。対する前橋育英は2年連続で決勝に駒を進め、インターハイでは準決勝で対戦し、流通経済大柏が勝利していた。 試合は、0-0のまま終了するかと思われた中、92分に榎本樹が値千金の決勝ゴールを記録し、0-1で前橋育英が勝利。初優勝を収めるとともに、群馬県勢にとっても初の優勝を持ち帰ることとなった。 埼玉スタジアム2002で開催されたこの試合だが、両チームのメンバーは後にJリーガーとして活躍している選手が多数いる。 流通経済大柏ではキャプテンのMF宮本優太(京都サンガF.C.)やDF関川郁万(鹿島アントラーズ)、MF菊地泰智(名古屋グランパス)らが在籍。前橋育英はDF角田涼太朗(コルトレイク)やDF松田陸(ジェフユナイテッド千葉)、DF渡邊泰基(横浜F・マリノス)などがいた。 流通経済大柏にとっては7年越しのリベンジを、前橋育英は当時も山田耕介監督がチームそ率いており、7年前の再現を目指して国立競技場で対戦。果たして2度目の優勝を果たすのはどちらか。試合は13日の14時5分にキックオフを迎える。 <h3>◆第96回大会 両チームメンバー</h3> 【流通経済大柏】 GK [1]薄井覇斗(ジェフユナイテッド千葉) プロ入り進路:流通経済大学→松本山雅FC DF [2]近藤立都 [5]関川郁万(鹿島アントラーズ) プロ入り進路:鹿島アントラーズ [6]瀬戸山俊 [12]佐藤蓮 [20]三本木達哉 プロ入り進路:神奈川大学→アルビレックス新潟シンガポール MF [4]宮本優太(京都サンガF.C.) プロ入り進路:流通経済大学→浦和レッズ [10]菊地泰智(名古屋グランパス) プロ入り進路:流通経済大学→サガン鳥栖 [24]宮本泰晟 FW [11]安城和哉 [14]熊澤和希(柏レイソル) プロ入り進路:流通経済大学→柏レイソル 控え GK [25]猪瀬康介(SC相模原) プロ入り進路:FC琉球 DF [3]坂下景太 [26]西尾颯大 MF [7]鬼京大翔 [8]金澤哲流 [9]加藤蓮 [16]丹沢翔吾 [19]石川貴登 FW [23]池田啓利 【前橋育英】 GK [12]湯沢拓也 DF [2]後藤田亘輝(FC琉球) プロ入り進路:青山学院大学→水戸ホーリーホック [3]角田涼太朗(KVコルトレイク/ベルギー) プロ入り進路:筑波大学→横浜F・マリノス [5]松田陸(ジェフユナイテッド千葉) プロ入り進路:ガンバ大阪 [15]渡邊泰基(横浜F・マリノス) プロ入り進路:アルビレックス新潟 MF [7]塩澤隼人 [8]五十嵐理人 プロ入り進路:鹿屋体育大学→栃木SC [9]田部井悠(レイラック滋賀FC) プロ入り進路:早稲田大学→ザスパクサツ群馬 [14]田部井涼(ファジアーノ岡山) プロ入り進路:法政大学→横浜FC FW [10]飯島陸(ヴァンフォーレ甲府) プロ入り進路:法政大学→ヴァンフォーレ甲府) [22]榎本樹(ヤング・ライオンズ/シンガポール) プロ入り進路:松本山雅FC ▽控え GK [1]松本瞬 DF [6]山﨑舜介 [16]若月輝 [17]山﨑広大 MF [19]高橋周 [23]秋山裕紀(アルビレックス新潟) プロ入り進路:アルビレックス新潟 [25]森田泰虎 FW [13]宮崎鴻(ベガルタ仙台) プロ入り進路:駒澤大学→栃木SC [24]高橋尚紀(カマタマーレ讃岐) プロ入り進路:国士舘大学→カマタマーレ讃岐 2025.01.12 22:55 Sun4
「10番である以上は自分が蹴るべき」値千金のPK沈めた流通経済大柏MF柚木創、プレッシャー跳ね除け真ん中へ「チームとしても勢いに乗れた」
貴重な決勝点をあげた流通経済大柏のMF柚木創が試合を振り返った。 11日、流通経済大柏は第103回全国高校サッカー選手権大会の準決勝に臨み、初出場ながら快進撃を見せていた東海大相模と対戦。準々決勝では上田西を8-0で粉砕したが、東海大相模には苦戦を強いられる。 均衡を破ったのが42分のPK。柚木がキッカーを務め、ゆっくりとした助走から真ん中に沈めた。 1-0の勝利後、自らのゴールについて語った柚木。試合の流れを左右するPKだったと分析した。 「前半なんかは特に自分たちのプレー、自分たちのサッカーができないまま、相手に押し込まれる時間帯が多くて、チームとしては苦しい時間帯が続きました。だけど、ああやってPKというチャンスが回ってきたなかで、自分が決めきれて、チームとしても勢いに乗れた。そこに関しては良かったなと思います」 キッカーを務めたことに関しては、「自分が10番である以上は自分が蹴るべきだなと(PKを)もらった時点で思ったので、自信を持ってあとは蹴るだけでした」とのこと。コースについては「蹴る前から真ん中に蹴ろうと思っていたので、あとは気持ちよく蹴るだけでした」と心境を明かしている。 さらに、後半は追加点のチャンスも多数作った流通経済大柏。榎本雅大監督の意向をしっかり体現したようだ。 「もっと自信を持って自分たちのサッカーをしなければいけないと、エノさん(榎本監督)から言われていたので、後半はそこでボールを握って、自分たちのペースに持っていけたというのはすごい良かった」 「最低限のゲームをしようというのはずっと言われていたので、強度だとかそういうところは落とさず、最低限のゲーム展開が後半はできたと思うので、それが勝利に繋がったのかなと思います」 <span class="paragraph-title">【動画】前半終盤のPKから柚木創が決勝ゴール</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="vFHqA1IIx-g";var video_start = 0;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2025.01.11 22:10 Sat5