サウジアラビアが完全アウェイの中国で後半AT弾で劇的逆転勝利! 1点ビハインドに前半退場者出すもセットプレー2発でひっくり返す【2026W杯アジア最終予選】

2024.09.10 23:14 Tue
サウジアラビアが劇的勝利
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サウジアラビアが劇的勝利
2026年北中米ワールドカップ(W杯)アジア最終予選グループC第2節の中国代表vsサウジアラビア代表が10日に行われ、アウェイのサウジアラビアが1-2で逆転勝利した。日本代表に敵地で0-7の惨敗を喫した中国と、インドネシア代表相手にホームで1-1のドロースタートとなったサウジアラビアが共に初勝利を懸けて激突した一戦。

立ち上がりから球際でバチバチとやり合う激しい形となり、開始10分を経たずに両チームに1枚ずつカードが出される激しい展開に。
そんななか、14分には中国の右CKの場面でキッカーのフェイ・ナンドゥオが入れたクロスがゴール前の混戦からDFアリ・ラジャミに当たってコースが変わると、オウンゴールの形でホームチームが先制に成功した。

不運な形から先制を許したサウジアラビアはさらにアクシデントに見舞われる。19分、接触プレーで倒されたモハメド・カンノが相手のジャン・シェンロンの腹部を足裏で蹴り上げると、オンフィールド・レビューの結果、意図的なラフプレーと判断されてレッドカードを掲示された。
1点ビハインドに加えて数的不利を背負ったアウェイチームは体力があるうちに同点に追いつくべく、リスクを負いながら攻勢を強める。幾度か良い形で崩しかけるが、劣悪なピッチの影響もあって最後の精度を欠く。

それでも、10人で互角以上に試合を進めるサウジアラビアは39分、左CKの場面でキッカーのナセル・アル・ドサリが右足インスウィングの完璧なクロスを供給すると、ニアに勢いを持って走り込んだハッサン・カデシュが渾身のヘディングシュートを叩き込んだ。

共にセットプレーで動いた1-1の試合はここから一進一退の攻防に。勝ち点3へ再びゴールが必要となった中国は前半終盤に再びセットプレーからゴールに迫ったが、アブドゥウェリ、ウー・レイのシュートはいずれも枠を捉え切れなかった。

迎えた後半、中国は前半に足を痛めていたジャン・グアンタイを下げてワン・シャンユエンをハーフタイム明けに投入。すると、54分には左CKの流れからそのワン・シャンユエンがヘディングでゴールネットを揺らすが、采配的中かに思われた勝ち越しゴールはVARの介入によってオフサイドに。

一方、後半はカウンターを軸にチャンスを窺うサウジアラビアは63分にビッグチャンス。左サイドからドリブルで切り込んだサレム・アル・ドサリがカットインから右足を振り抜くが、このシュートは惜しくもクロスバーを叩いた。

10人相手に勝ち切りたい中国はエースのウー・レイを下げてチャン・ユーニンを投入し、よりダイレクト志向の強い攻撃でゴールをこじ開けにかかる。70分過ぎには畳みかける攻めでゴールに迫ったが、アブドゥエリの際どいシュートがGKのファインセーブに遭うなど押し切れない。

その後、サウジアラビアが3枚替えで勝負に出ると、土壇場で劇的な逆転ゴールが生まれた。90分、右CKの場面でキッカーのアル・ジュワイルが右足アウトスウィングの正確なボールを入れると、これに反応したカデシュがドンピシャのヘディングで合わせると、GKの手をはじいたボールがゴールネットに突き刺さった。

そして、試合はこのままタイムアップを迎え、1点ビハインドに70分近くを数的不利で戦ったサウジアラビアがカデシュのセットプレー2発で見事な逆転勝利を飾り、苦しみながらも初勝利を挙げた。一方、敗れた中国は厳しい2連敗に。

中国代表 1-2 サウジアラビア代表
【中国】
オウンゴール(前14)
【サウジアラビア】
ハッサン・カデシュ(前39、後45)

1 2

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「アップを見て“5枚だな”って」守りに入ったサウジを崩せず0-0決着…途中出場の伊東純也「こんなに守るサウジは初めて」

25日、2026北中米ワールドカップ(W杯)アジア最終予選C組第8節の日本代表vsサウジアラビア代表が行われ、0-0のドロー決着に。スタッド・ランス組の2枚が試合を振り返った。 日本 0-0 サウジアラビア すでに本大会へのストレートインを決めていたなか、この結果を悲観する必要はどこにもないわけだが、固く守るサウジを崩しきれず、なんともモヤモヤの残るゴールレスドローである。 左ウイングバックで先発起用のMF中村敬斗は立ち上がりに何度か単独突破も、その後は周囲との連携で崩す際に冷静さを欠き、切れ込んでからのクロスは何度もゴールラインを割った。 中村は「先発で出る機会があまりないなか、結果を求められていたので、0-0になってしまったのは残念。またクラブで頑張りたい」とコメント。スタッド・ランスでの成長を誓う。 一方、中村と反対サイドの右ウイングバックで途中出場したMF伊東純也は、サウジが急速に引き分け狙いを強める要因に。問答無用でそのスピードを警戒されており、その中でもチャンスを作ったが、チームの1点には至らなかった。 「(鎌田)大地からのパスで抜け出してシュートを打ったシーン、(堂安)律とのワン・ツーみたいな形でシュートしたシーンと、僕自身も2回チャンスがありましたけど、もっと多くそういう場面を作れたかなとも思います」 「0-0が続けば相手の守備での集中も続きますし、やっぱり前半最初のチャンスがあった時間帯で1点入っていれば、違った展開になっていたと思います。前回からメンバーが何人か変わったなかで、サイド攻撃で良い場面はありましたね。でもそこの精度が自分を含めて課題です」 「サウジはもともとハイレベルなチーム。そんな彼らが割り切ってブロックを敷いてきたときに、しっかり崩せるようにならなければ。当初4バックで来ると思ってましたけど、アップを見て『5枚だな』って。対サウジでこんなに守られたことがなかったのでビックリしましたね」 <span class="paragraph-title">【動画】日本vsサウジアラビアはゴールレスドロー</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="6Cclma1MS1I";var video_start = 0;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2025.03.25 23:22 Tue
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前田大然のシュートは枠直撃…サウジ相手に優位もゴールレスで前半終了【2026W杯アジア最終予選】

日本代表は25日、2026年北中米ワールドカップ(W杯)アジア最終予選第8節でサウジアラビア代表を埼玉スタジアム2002に迎え、前半を0-0で終えた。 20日に行われたバーレーン代表戦で8大会連続8度目のワールドカップ出場を決めた日本。是が非でも勝ち点が欲しいグループ3位のサウジアラビアをホームに迎えた。 日本はバーレーン戦から6名スタメン変更。GKは鈴木彩艶で変わらず、最終ラインはA代表初先発の高井幸大、板倉滉、伊藤洋輝の3バックに。ダブルボランチは遠藤航と田中碧のコンビとなり、ウイングバックは右が菅原由勢、左が中村敬斗。シャドーは久保建英と鎌田大地で、最前線に前田大然が入った。 日本がボールを握り、両サイドから打開を図る入り。中村が左サイドから積極的に仕掛け、前田も最終ラインの背後を狙っていく。 9分には高井、田中と縦に繋ぎ、田中から前田へスルーパス。右ポケットに抜け出して放ったシュートは右ポストに直撃する。 その後も突破口を探し、サウジアラビアにはチャンスを作らせず。すると19分には前田に決定機。前線のチェイシングからボールを奪うと、ドリブルでボックス内へ。バランスを崩しながら放ったシュートはGKナワフ・アル・アキディの正面を突いた。 徐々にサウジアラビアも攻勢を強めるが、GK鈴木がボックス外に飛び出してロングボールをヘディングで処理する場面も。冷静に対応していく。 鎌田の飛び出しからゴール前へのラストパスもあった日本。27分にはボックス手前から久保がミドルを狙うが、鋭いシュートはわずかにバーを越える。 ハーフタイムにかけては膠着状態となり、中村のコントロールシュートも枠を捉えず。前半アディショナルタイム直前には久保の巧みな右サイド突破もあったが、0-0のまま前半を終えた。 日本代表 0-0 サウジアラビア代表 <span class="paragraph-title">【動画】高井幸大、田中碧と繋いで前田大然のシュートは枠に直撃</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet" data-media-max-width="560"><p lang="ja" dir="ltr">若き才能がアピール<br><br>初先発のDF高井幸大がスイッチを入れるパス<br>前田大然のシュートは惜しくもポストを叩く...<br><br>AFCアジア最終予選<br>日本×サウジアラビア<br><a href="https://twitter.com/hashtag/DAZN?src=hash&amp;ref_src=twsrc%5Etfw">#DAZN</a> ライブ配信<br><br>最強の <a href="https://twitter.com/hashtag/%E4%BB%A3%E8%A1%A8%E3%81%BF%E3%82%88%E3%81%86%E3%81%9C?src=hash&amp;ref_src=twsrc%5Etfw">#代表みようぜ</a><a href="https://twitter.com/hashtag/%E3%82%B5%E3%83%83%E3%82%AB%E3%83%BC%E6%97%A5%E6%9C%AC%E4%BB%A3%E8%A1%A8?src=hash&amp;ref_src=twsrc%5Etfw">#サッカー日本代表</a> <a href="https://t.co/V1pgDeWBLx">pic.twitter.com/V1pgDeWBLx</a></p>&mdash; DAZN Japan (@DAZN_JPN) <a href="https://twitter.com/DAZN_JPN/status/1904485897506316421?ref_src=twsrc%5Etfw">March 25, 2025</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2025.03.25 20:24 Tue

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