若手主体のバルセロナがPK戦の末に勝利! シティはグリーリッシュらの得点で2度追いつくも逆転には至らず【国際親善試合】

2024.07.31 11:36 Wed
先制点を生んだパウ・ビクトル(左)とマルク・カサド
Getty Images
先制点を生んだパウ・ビクトル(左)とマルク・カサド
31日(現地時間30日)、国際親善試合のバルセロナvsマンチェスター・シティがキャンピング・ワールド・スタジアムで行われ、90分の戦いは2-2のドローで終え、PK戦をバルセロナが4-1で制した。
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今回がアメリカツアー3試合目のシティ。セルティック、ミラン相手に2連敗となっていたなか、引き続きアーリング・ハーランドジャック・グリーリッシュらが先発。ユーロ2024に参加していたマテオ・コバチッチヨシュコ・グヴァルディオルもスタメン入りした。対するバルセロナはアメリカツアー初戦。レアル・マドリーやミランとの試合を前に、ハンジ・フリック監督体制の初陣は若手主体のメンバー構成に。パウ・ビクトルが最前線、2列目は右からフリアン・アラウホパブロ・トーレヴィトール・ロッキの並びとなった。
先にチャンスを迎えたのはシティ。6分、センターバックで出場のカルヴァン・フィリップスから左サイドへロングボール。受けたグリーリッシュが自らカットインし、シュートに持ち込んだ。

攻勢のシティはハーランドにも決定機。右サイドを抜け出したオスカー・ボブのクロスに滑り込みながらシュート。ゴールラインを割ったようにも見えたが、惜しくも得点は認められなかった。
一方、徐々に敵陣でもボールを回し始めたバルセロナ。21分には前線で奪ったパウ・ビクトルがボールをキープ。落としを受けたマルク・カサドがシュートを狙ったが、ゴール右に外れた。

それでも24分、バルセロナが先制。中央に縦パスが入ると、カサドがフリック。抜け出したパウ・ビクトルがGKエデルソンの股を抜いた。

リードを奪われたシティはセットプレーから同点に迫る。FKからフィリップスが直接ゴールを狙うと、左隅の際どいコースへ。しかし、GKイニャキ・ペーニャがしっかりと弾き出した。

39分、シティに今度こそ同点弾。右CKの崩れからグヴァルディオルが左ポケットへスルーパス。抜け出したニコ・オライリーが左足で流し込んだ。

さらにリコ・ルイスのシュートも枠内に飛んだシティだったが、前半のうちにバルセロナが再び勝ち越し。アディショナルタイム、左サイドのジェラルド・マルティンに展開すると、グラウンダーのクロスが味方のスルーもあってペナルティアーク内のパブロ・トーレまで到達。切り返しからゴール左隅に決めた。

両チームともに数名選手を入れ替えて後半へ。するとバルセロナは57分、右サイドからのトミ・フェルナンデスの左足アウトでのスルーパスに飛び出したのはパウ・ビクトル。GKシュテファン・オルテガを一度かわしたが、角度のなくなったところからのシュートは戻ったオルテガに阻まれた。

60分にはシティが再び追いつく。攻め込まれていたなか、コバチッチが自陣から一気に持ち上がると、左サイドを並走していたグリーリッシュにスルーパス。対峙したDFを振り切り、左足でファーサイドネットに突き刺した。

バルセロナはロベルト・レヴァンドフスキも登場するが、2-2となってからは拮抗したまま終盤へ。後半アディショナルタイムにはレヴァンドフスキが最終ラインの裏へ抜け出すが、シュートはDFの戻りに阻止される。

90分が終了し、決着はPK戦に持ち込まれることに。先行のバルセロナはレヴァンドフスキが成功させたものの、シティ1人目のフィリップスのシュートはGKアンデル・アストララガがセーブする。

さらに、シティ2人目のジェイコブ・ライトのシュートもGKアストララガがストップ。その後は失敗がなかったものの、4人全員が成功のバルセロナが4-1でPK戦を制した。

バルセロナ 2-2[PK:4-1] マンチェスター・シティ
【バルセロナ】
パウ・ビクトル(前24)
パブロ・トーレ(前45+2)
【シティ】
ニコ・オライリー(前39)
ジャック・グリーリッシュ(後15)

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サプライズ起用で奮闘の背番号10を称賛…ガビ「アンスは僕にとって兄弟のような存在、素晴らしい試合をしてくれた」

バルセロナのMFガビが、サプライズ起用で奮闘を見せた背番号10の活躍を喜んだ。スペイン『ムンド・デポルティボ』が伝えている。 バルセロナは22日、ホームで行われたラ・リーガ第33節でマジョルカと対戦し、1-0で勝利した。 相手GKレオ・ロマンの再三のビッグセーブに手を焼いたものの、MFダニ・オルモが後半立ち上がりに挙げたゴールを守り切ってウノセロ。リーグ首位をがっちりとキープするとともに、週末に控えるコパ・デル・レイ決勝のレアル・マドリー戦に大きな弾みを付けた。 また、同試合ではセルタ戦後に出場機会を得られずに不満を示して物議を醸したFWアンス・ファティ、DFエクトル・フォルトをスタメン起用する指揮官のサプライズも話題に。そのなかでファティは決定的な仕事には至らずも左ウイングで奮闘し、チームの勝利に貢献した。 そんななか、チームメイトのガビは試合後の取材で「今日は素晴らしい試合ができた。久しぶりにチームメイトが復帰してくれたことをとても嬉しく思うよ。アンスは僕にとって兄弟のような存在で、素晴らしい試合をしてくれた」と、背番号10の活躍を称えた。 一方、ハンジ・フリック監督もチャンスを与えたなか、しっかりとしたパフォーマンスで応えたファティを評価。チームの雰囲気を含めて今後に向けた戦いに好影響を与えると語った。 「彼のチームメイトも彼を応援しているのがわかるし、それはファンも同じだ」 「彼にとって今日は本当に良い日だったと思う。自信を深め、自分自身を信じるようになるはずだ。彼にとっても、我々にとっても良い日だ」 2025.04.23 22:00 Wed
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今季わずか9試合の出場、バルサで不遇のアンス・ファティは冬にトルコ行きが目前も破談…ベシクタシュ会長が理由を明かす

バルセロナのスペイン代表FWアンス・ファティ(22)だが、トルコへの移籍が近づいていたことが判明した。スペイン『アス』が伝えた。 バルセロナのカンテラ出身で、その才能には太鼓判が押されていたアンス・ファティ。将来を担う存在として期待されていた中、2020年の負傷をきっかけにパフォーマンスが急降下。チーム内での信頼を失うと、ブライトン&ホーヴ・アルビオンへのレンタル移籍も経験した。 今シーズンはバルセロナに復帰してプレーしている中、ここまで公式戦で9試合しかプレーしておらず、ハンジ・フリック監督の信頼は得られていない状況。冬にも移籍の可能性があった中、結局はバルセロナに残留していた。 しかし、実は冬の移籍市場でスュペル・リグ(トルコ1部)を戦うベシクタシュへの移籍の可能性があったとのこと。ベシクタシュのセルダル・アダリ会長がその事実を認めた。 「アンス・ファティは、パトリック・ベルグとサミュエル・ダールと同様に、我々の候補に挙がっていた。ヨーロッパリーグのトゥベンテ戦の後、私はファティをイスタンブールに連れてくるつもりだった。バルセロナとも移籍で合意に達していた」 「しかし、敗退した夜、バルセロナから彼がイスタンブールに来られないという連絡があった。選手は非常に興奮していて、すでに父親に連絡を取っていた。しかし、ヨーロッパリーグの敗退によって、獲得が台無しになってしまった」 ベシクタシュは今シーズンのヨーロッパリーグに出場していたが、リーグフェーズを28位で終えて即敗退。プレーオフにも進めなかったが、これが移籍が実現しなかった理由だという。 また、アトレティコ・マドリーのノルウェー代表FWアレクサンデル・セルロートも狙っていたようだが、こちらは不可能だと感じていたという。 「セルロートの獲得は事実上不可能に思えた。チームには明確な代替選手がいなかった。私が彼と話していないと思っているのか?冬には話した。今は連絡が取れない。アトレティコとは良好な関係を築いているが、選手について問い合わせると『では、どのストライカーを起用すべきか?』と聞かれるだろう」 アトレティコのストライカー不足により、獲得が不可能だったセルロート。夏にベシクタシュはどういった動きを見せるだろうか。 2025.04.18 19:15 Fri
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「この状況は信じられないし言葉が出ない」フリック監督、欧州参戦チームへの配慮欠くラ・リーガの日程に不満露わ

バルセロナのハンジ・フリック監督が、ラ・リーガの日程面に関する不満を示した。スペイン『ESPN』が伝えている。 現在、2位以下に4ポイント差を付けて首位を維持するバルセロナ。さらに、先日にはチャンピオンズリーグ(CL)でドルトムントを撃破しベスト4進出。加えて、今月末にはコパ・デル・レイ決勝のレアル・マドリー戦とシーズン3冠の可能性を残している。 19日にはラ・リーガ第32節で難敵セルタとのホームゲームが控えるが、15日にドイツの地でアウェイゲームを戦ったなか、試合開始時間は現地時間16:15(日本時間23:15)と厳しいスケジュールとなっている。 とりわけ、ドルトムント戦後に選手たちがバルセロナに戻ったのは、翌日の早朝となっており、他国に比べてヨーロッパを戦うチームへの配慮に欠けるリーグへの不満を露わにしている。 「どのリーグもクラブを守ろうとする。特にチャンピオンズリーグの準決勝ではなおさらだ。信じられないし、我々は休む暇もない」 「私としては、言い訳も不満も言いたくないが、この件の責任者たちと話し合いたい。(CL準決勝のインテル戦の間に行われる)日曜日の午後2時にバジャドリーと対戦しないのは嬉しい」 「だが、なぜいつものように午後6時に試合ができないんだ? 理由を一つ挙げてくれ。私にとっては冗談のようなもので、スペインフットボール界に影響を与えている。ヨーロッパリーグの他のチームにはメリットがある」 「この状況は信じられないし、言葉が出ない。ブンデスリーガやプレミアリーグでは、クラブの面倒を見ているのに…彼ら(ラ・リーガ)は、この(遅い到着)が選手にとって何を意味するのか全くわかっていない」 なお、7位とヨーロッパも狙える順位にいるセルタとの対戦に向けてドイツ人指揮官は「彼の仕事ぶりには最大限の敬意を払っている。素晴らしいチームを率いてきたし、年齢は全く関係ない」と37歳のクラウディオ・ヒラルデス監督の手腕を称賛。 その上で「セルタは自分たちの戦い方を明確に理解しており、非常に勇敢に準備を進めている。我々にとって重要なのは、ドルトムント戦で見落としていた強みを見せることだ。ドルトムント戦で経験した状況について話し合ったが、明日はもっと良いプレーをしなければならない。最高のレベルでプレーしなければならない。それに、彼らはアウェイでの試合を得意としている」と、2025年初黒星となったドルトムント戦を教訓に難敵撃破を誓った。 2025.04.19 20:00 Sat
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イニエスタが古巣の3冠達成に言及、「次の試合で全てが決まる」とレアルとの国王杯決勝が最初の砦

バルセロナのOBでもある元スペイン代表MFアンドレス・イニエスタが、古巣の3冠達成に期待を寄せている。 バルセロナのカンテラで育ち、ファーストチームでは数多くのタイトル獲得に貢献。スペイン代表としてもワールドカップに出場し、ヴィッセル神戸でもプレーしたイニエスタ。現役を引退し、指導者ライセンスの取得に勤しんでいる。 そのイニエスタは、著書『La mente también juega』の出版記念会見を実施。スペイン『ムンド・デポルティボ』で、古巣であるバルセロナの3冠について言及し、期待を寄せた。 「チームの力強さを考えれば、3冠達成と言っても過言ではない。彼らはラ・リーガで首位に立ち、コパ・デル・レイでは決勝に進出、チャンピオンズリーグ(CL)では準決勝に進出している」 「3冠を達成するのは難しいけど、その達成感を味わえることを願っている。次の試合で全てが決まるだろう」 ハンジ・フリック監督の下、今シーズンをスタートさせたバルセロナはラ・リーガで首位に立っており、コパ・デル・レイは今週末に決勝を控えている状況。CLでは準決勝でインテルと対戦することが決定している。 まずは、レアル・マドリーとのコパ・デル・レイ決勝が控えており1冠目に挑戦。イニエスタは2014-15シーズンにバルセロナで3冠達成を経験しているが、果たしてクラブとしては10シーズンぶりの3冠達成なるだろうか。 <span class="paragraph-title">【写真】日本を忘れず? イニエスタ夫妻が桜の下で2ショット</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="instagram-media" data-instgrm-captioned data-instgrm-permalink="https://www.instagram.com/p/DIjlXW0IHgV/?utm_source=ig_embed&amp;utm_campaign=loading" data-instgrm-version="14" style=" background:#FFF; border:0; border-radius:3px; box-shadow:0 0 1px 0 rgba(0,0,0,0.5),0 1px 10px 0 rgba(0,0,0,0.15); 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日程面に不満爆発バルセロナ、ラ・リーガとRFEFに対して正式に苦情「より配慮すべき」

バルセロナは19日、ラ・リーガとスペインサッカー連盟(RFEF)に対して、試合日程とキックオフ時間に関する異議を公式声明で訴えた。 バルセロナは、現地時間19日16:15(日本時間23:15)に開催されるラ・リーガ第32節のセルタとのホームゲームの直前に以下の声明を発表。試合前の会見でハンジ・フリック監督が訴えていた内容を反芻する形で苦情を申し立てた。 「FCバルセロナは、今シーズン、ラ・リーガとスペインサッカー連盟がトップチームの試合日程とキックオフ時間に関して定めた基準に既に異議を唱えています」 「私たちが全面的に支持し、完全に同意している(フリック)監督が金曜日に表明したように、スペインサッカー連盟は、シーズン終盤に3つの大会全てに出場する私たちのようなチームに対して、より配慮すべきだと考えています」 「これは新しい問題ではなく、FCバルセロナは、多くの試合を含む試合日程を組むことの難しさを軽視することなく、スポーツカレンダーの合理化を図るため、国内外のフットボール組織委員会に対し、引き続き自らの利益を擁護していきます。そのため、FCバルセロナは、フットボール界の真のスターである選手たちに不利益となるような状況を回避するため、フットボール統括団体に正式な苦情を申し立てます」 現在、2位以下に4ポイント差を付けて首位を維持するバルセロナ。さらに、先日にはチャンピオンズリーグ(CL)でドルトムントを撃破しベスト4進出。加えて、今月末にはコパ・デル・レイ決勝のレアル・マドリー戦とシーズン3冠の可能性を残している。 そんななか、指揮官は「どのリーグもクラブを守ろうとする。特にチャンピオンズリーグの準決勝ではなおさらだ。信じられないし、我々は休む暇もない」などリーグに対する不満を公に表明していた。 2025.04.19 22:20 Sat

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