ヘタフェのバルサ出身MF、昨季のベストイレブンに久保建英とアレーニャを選んでいた!

2021.01.21 17:33 Thu
Getty Images
ビジャレアルへのレンタルを解消し、8日にヘタフェへレンタルで加入した日本代表MF久保建英。新天地では、11日に途中出場でデビューしていきなりゴールにつながるプレーを見せ、一気にファンのハートを鷲掴みにすると、20日のウエスカ戦では移籍後初先発を飾り、チームも2連勝と良い風が吹いている。
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ヘタフェでは、久保と同様に1月からレンタルで加入したスペインMFカルレス・アレーニャとU-21スペイン代表DFマルク・ククレジャという、バルセロナの下部組織であるラ・マシア出身の選手も在籍しており、18日の会見でも久保は「バルサのカンテラが持つ特徴は互いによく理解できる助けになっているよ」とその効果を明かしていた。同じチームでプレーするのは今回が初めてとなるククレジャと久保だが、ククレジャは昨シーズンの時点で久保の才能を認めていたようだ。
新型コロナウイルスの感染拡大により、各国のリーグ戦が軒並み延期となっていた2020年3月、ククレジャは当時SNS上で流行していた「#TeamHomeChallenge」に挑戦。このチャレンジは日常生活にあるものに例えて自身のベストイレブンを発表するというもので、レアル・マドリーのスペイン代表DFセルヒオ・ラモスなど多くの選手が参加していた。

そして、ククレジャのベストイレブンには、当時マジョルカで活躍を見せていた久保も2トップの右の位置に入っているのだ。ちなみに、久保のことはバケツに例えている。
久保以外のメンバーでは、大親友だと言いつつアレーニャを薪に例えて選出したほか、昨シーズンのレアル・ソシエダで見事な活躍を見せたノルウェー代表MFマルティン・ウーデゴールも名を連ねている。

久保のヘタフェデビュー戦となった11日のエルチェ戦から、かなり久保のことを信頼したようにパスを出しあいプレーしていたククレジャだが、その裏には昨シーズンから久保のパフォーマンスを認めていたということも影響してそうだ。

◆ククレジャが選んだベストイレブン(2020年3月のもの)
GK:マルコ・ドミトロビッチ(エイバル)

右CB:ウーゴ・マージョ(セルタ)
中央CB:ファクンド・ロンカーリア(オサスナ)
左CB:ロベルト・ロサレス(レガネス)

右サイド:カルレス・アレーニャ(レアル・ベティス/現ヘタフェ)
右ボランチ:パパコウイ・ディオプ(エイバル)
左ボランチ:ジェフリー・コンドグビア(バレンシア/現アトレティコ・マドリー)
左サイド:コケ(アトレティコ・マドリー)

トップ下:マルティン・ウーデゴール(レアル・ソシエダ/現レアル・マドリー)

右FW:久保建英(マジョルカ//現ヘタフェ)
左FW:ロベルト・ソルダード(グラナダ)

監督:ヘルマン・ブルゴス(アトレティコ・マドリーのアシスタント・マネージャー/現在はフリー)
アシスタントコーチ:ハビエル・ガルシア・ピミエンタ(バルセロナB監督)

◆ククレジャの「#TeamHomeChallenge」



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後半投入の久保建英は仕掛けでいくつか見せ場…ソシエダは消化不良の2戦連続ドロー…【ラ・リーガ】

ラ・リーガ第32節、ヘタフェvsレアル・ソシエダが21日にコリセウムで行われ、1-1のドローに終わった。なお、ソシエダのMF久保建英は後半から出場した。 4連勝を狙った前節は最下位のアルメリア相手に、後半最終盤のPK献上によって土壇場で追いつかれて2-2のドローに終わった6位のソシエダ。2試合ぶりの白星を狙った10位のヘタフェとのアウェイゲームでは、その試合から先発2人を変更。いずれもサスペンションのスベルディアとスビメンディの代役にパチェコ、トゥリエンテスを起用。久保は前節に続いてベンチスタートとなった。 日曜のランチタイムキックオフとなった一戦は球際のバトルが強調される激しい展開に。その中で序盤からボールを握るソシエダ、堅守速攻で応戦するヘタフェという明確な構図の下で進んでいく。 すると、アウェイのラ・レアルがファーストチャンスを活かして先制に成功する。13分、自陣からのビルドアップで右のハーフスペースでボールを引き出したザハリャンが右サイドで背後を狙うベッカーへのスルーパスを通す。そのまま深い位置まで運んで上げた完璧なクロスを大外にフリーで走り込んだバレネチェアがダイビングヘッドで合わせた。 鮮やかなチームプレーから早々にリードを手にしたソシエダは、以降も危なげなくゲームをコントロール。だが、前半半ばを過ぎて押し返されると、同点に追いつかれる。 29分、左サイドをフリーで持ち上がったディエゴ・リコが余裕を持って正確なクロスを上げると、ゴール前のマクシモビッチが叩きつけるヘディングシュート。これはGKレミロが圧巻の反応ではじき出し、こぼれ球に詰めたオスカルのシュートもはじき出す。だが、右サイドでこぼれを回収したグリーンウッドの正確なクロスを、最後はラタサがヘディングで左隅に流し込んだ。なお、リプレーを確認すると、オスカルのシュート時点でゴールラインを完全に割っていたように見えたが、得点者はラタサとなった。 一瞬の隙を突かれて相手の波状攻撃に屈したソシエダは、前半のうちに勝ち越し点を奪うべく攻撃に重きを置いていく。ただ、相手の強度の高いコンパクトな守備を前になかなか決定機まで持ち込めず。前半アディショナルタイムにはボックス手前で巧みなボールコントロールからゴール前に持ち込んだザハリャンが良い形で右足を振り抜くが、ややコースが甘くなったシュートはGKソリアの好守に阻まれた。 1-1のイーブンで試合を折り返したラ・レアルはハーフタイムに2枚替え。アマリ・トラオレとバレネチェアを下げてオドリオソラ、久保を投入。久保は右ウイングに入り、ベッカーが左に立ち位置を変えた。 後半は拮抗した展開が続く中、最初の決定機はホームのヘタフェ。55分、ボックス手前中央で得たFKをキッカーのオスカルが直接右足で狙うと、右ポストを叩いたボールがゴールライン上に転がるが、これはDFル・ノルマンが見事にかき出した。 ディフェンスリーダーのビッグプレーで何とか失点を回避したソシエダ。61分には右サイドで味方とパス交換した久保がゴールライン際をえぐって際どいクロスを供給するが、これはGKに直接キャッチされる。 膠着状態が続く中、ソシエダは68分に再び2枚替え。ザハリャン、ベッカーを下げてエルストンド、サディクを投入。[3-5-2]に近い布陣に変更し、久保はトップ下に配置換えした。 これで攻撃に変化を加えると、78分には左に流れた久保が鋭い仕掛けから再びゴールライン際をえぐって完璧なプルバック。これを中央のサディクがワントラップから左足でシュートするが、枠を外してしまった。 その後、1-1のイーブンで試合は最終盤に突入。ただ、互いに相手の集中した守備を前に攻撃面で見せ場を作ることはできず。妥当なドローでタイムアップを迎え、勝ち切れなかったラ・レアルは2戦連続の勝ち点1獲得にとどまった。 2024.04.21 23:04 Sun

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