コレア退場も判定に文句は言わず、終盤の2失点で逆転負けのシメオネ監督は「パフォーマンスが悪かった」と自責
2025.03.10 12:00 Mon
アトレティコ・マドリーのディエゴ・シメオネ監督が9日にアウェイで行われ、1-2で逆転負けしたラ・リーガ第27節ヘタフェ戦を振り返った。
次節、首位バルセロナとの決戦を前にリーグ戦7試合ぶりの黒星を喫し、CLマドリード・ダービーに向けて公式戦連敗となったアトレティコ。シメオネ監督は退場の判定に文句を言わず潔く敗戦を受け入れた。
「今日の試合は何も見せてくれなかった。見ていて楽しい試合ではなかったし、パフォーマンスも本当に悪かった。各選手がそれぞれのやり方で自分たちに最適なものを探した試合だった。最後にチャンスはあったし、PKでリードできるチャンスもあったが、アンヘルが退場になった。正しい判定だったかもしれないし、そうではなかったかもしれない。そこから相手が優勢となり、2失点。当然の敗北だ。我々はこれからのことを考え始めなければならない」
公式戦連敗となったアトレティコは3日後、1-2と先勝を許しているレアル・マドリーとの2ndレグに臨む。
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チャンピオンズリーグ(CL)ラウンド16のレアル・マドリー戦狭間の一戦。勝利すればドクターの急死によって今節延期となったバルセロナを交わして首位浮上となる中、主力を起用したアトレティコはゴールレスで迎えた75分にハンドで得たPKをFWアレクサンダー・セルロートが決めて先制する。しかし終盤の86分にFWアンヘル・コレアがVARの末に一発退場となると、MFマウロ・アランバリにドブレーテを許して痛い逆転負けを喫した。「今日の試合は何も見せてくれなかった。見ていて楽しい試合ではなかったし、パフォーマンスも本当に悪かった。各選手がそれぞれのやり方で自分たちに最適なものを探した試合だった。最後にチャンスはあったし、PKでリードできるチャンスもあったが、アンヘルが退場になった。正しい判定だったかもしれないし、そうではなかったかもしれない。そこから相手が優勢となり、2失点。当然の敗北だ。我々はこれからのことを考え始めなければならない」
「選手たちは良い試合ができなかったから満足していない。我々は一緒に強くなってプレーを改善したいという希望を抱きながら努力しなければならない。それ以外のことは気にしてはいけない」
公式戦連敗となったアトレティコは3日後、1-2と先勝を許しているレアル・マドリーとの2ndレグに臨む。
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