終盤コレア退場から悪夢の連続失点…週明けにCLダービー控えるアトレティコがヘタフェに痛恨逆転負け【ラ・リーガ】

2025.03.10 00:04 Mon
アトレティコが悪夢の逆転負け
Getty Images
アトレティコが悪夢の逆転負け
ラ・リーガ第27節、ヘタフェvsアトレティコ・マドリーが9日にコリセウムで行われ、ホームのヘタフェが2-1で逆転勝利した。

2位のアトレティコは前節、アスレティック・ビルバオとの上位対決にウノセロ勝利。ラ・リーガで重要な勝利を収めた。だが、敵地サンティアゴ・ベルナベウで行われたチャンピオンズリーグ(CL)・ラウンド16の1stレグではレアル・マドリーに1-2で惜敗した。

週明けにメトロポリターノでのリターンレグを控えるなか、今節は14位のヘタフェとのマドリード自治州ダービーに臨んだ。シメオネ監督は前述のマドリード・ダービーから先発2人を変更。バリオスとヒメネスに代えてモリーナ、ル・ノルマンを起用。ただ、ウォームアップ中にラングレが違和感を訴えたことで、ヒメネスが急遽スタメンに。2トップはグリーズマン、アルバレスの主力コンビとなった。
ランチタイムキックオフのアウェイゲームという難しさもあり、立ち上がりからボールを握れども前進の部分で苦戦するアトレティコ。逆に、シンプルな縦への仕掛けやロングボールで深い位置まで侵攻するヘタフェに幾度か際どい場面も作られた。

前半半ばを過ぎても決定機はおろかシュートを打てない状況が続いたアウェイチームは、29分にセットプレー流れからグリーズマンがようやくファーストシュートを記録するが、これは相手のシュートブロックに遭う。
その後、前半終盤にはヘタフェの右CKの場面でミジャの正確なクロスをゴール前のウチェにドンピシャのヘディングで合わせられたが、これはGKオブラクが正面でキャッチ。完全に攻撃が停滞したものの、最低限のゴールレスで試合を折り返した。

迎えた後半、アトレティコはハーフタイムに2枚替えを敢行。前半に痛めていたデ・パウルに加えてリーノを下げて、バリオスとアンヘル・コレアをピッチに送り出した。

この交代とハーフタイムの修正によって攻撃を活性化させたいところだったが、後半もヘタフェの堅守を前に手詰まり感は変わらず。58分にはアルバレスを下げてセルロートを投入し、より長いボールやクロスを意識した戦い方に変化。

さらに、モリーナに代えて久々起用のレマル、グリーズマンを下げてギャラガーと意外な交代策を行うと、71分にはそのレマルの正確なプレースキックがビッグチャンスを創出。クロス対応でGKソリアがキャッチし損ねたボールがDFアルデレーテの手に当ると、オンフィールド・レビューの結果、PKが与えられた。これをキッカーのセルロートが冷静に右隅へ蹴り込み、75分の先制点となった。

これでウノセロでの逃げ切り態勢に入ったアトレティコは危なげなく時計を進めていたが、86分には前線でアグレッシブにボール奪取を試みたコレアの足裏がジェネの脛に入ってしまい、オンフィールド・レビューの結果、一発レッドでの退場に。

これで数的不利を背負ったアトレティコは、このプレーで与えたセットプレーの流れからゴール前で混戦を作られると、ボックス内で2度ルーズボールを制したアランバリに泥臭くシュートを流し込まれて痛恨の失点。

さらに、10分が加えられた後半アディショナルタイムの92分にはディエゴ・リコのミドルシュートをゴール前に走り込んだアランバリにワンタッチでコースを変えられると、これがゴール右隅に決まって逆転まで許した。

そして、試合はこのままタイムアップを迎え、お得意様ヘタフェに今季初の逆転勝利を献上したアトレティコは、痛恨の黒星。リーグタイトル争いに加え、週明けのダービーにもダメージが残る結果となった。

ヘタフェ 2-1 アトレティコ・マドリー
【ヘタフェ】
マウロ・アランバリ(後43、後47)
【アトレティコ】
アレクサンダー・セルロート(後30[PK])

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2ー0で後半が始まると、もう56分には3人一斉交代となり、ええ、ピッチにはフリアン・アルバレスが入り、その7分後にはルックマンとジョレンテも出て、早くも交代枠を使い果たしていたんですけどね。3人もFWがいながら、GKバタジャの手を煩わすのがニコ・ゴンサレスぐらいではねえ。おまけに30分にはショートのCKから、ラージョの3人一斉交代で入ったアルバロ・ガルシアにクロスを上げられて、メンディのヘッドで3点目を入れられているって、もうこの世のものとは思えませんって。 3ー0で勝ったラージョはおかげでマジョルカを越えて17位に上がり、3週間ぶりに降格圏から脱出。スタジアム&練習場難民となりながらも、「Los problemas nos unen mucho más, nos motivan/ロス・プロブレマス・ノス・ウネン・ムーチョ・マス、ノス・モティバン(問題があるとより団結が強まるし、モチベーションにもなる)」(イシ)と選手たちが根性を見せて、リーガ3連敗から立ち直れたのは喜ばしいですよ。でも情けないのは兄貴分の方で、とうとうオブラクからは、「Parece que LaLiga se ha tirado/パレセ・ケ・ラ・リーガ・セ・ア・ティラードー(リーガを投げ出したように見える)」というコメントが出てくることに。 いえ、シメオネ監督は「オブラクの言葉には同意しない。El equipo no elige partidos, el equipo jugó mal・エル・エキポ・ノー・エリヘ・パルティードス、エル・エキポ・フゴ・マル(チームは試合を選んではいない。悪いプレーをしただけ)」と反論していたんですけどね。訊きたいのは、コパでは準々決勝ベティス戦、バルサ戦と2試合で9得点もしながら、リーガはレバンテ、ベティス、ラージョ戦すべて無得点で1分け2敗。どうしてそこまでプレーに落差があるのかなんですが、やっぱりそれってやる気の問題では? ここまで態度があからさまだと、水曜日午後9時からのクラブ・ブルージュとのCL16強対決進出プレーオフ1stレグでは、本気の方のアトレティコを見せてくれるはずですけどね。ただ、この相手には2022-23シーズンのCLグループリーグのアウェイで負け、ホームでも引き分けて、最後は4位敗退した黒歴史がありますし、リーグフェーズ2節ではバルサと3-3で引き分けている点は要注意。 それにしたって、もしここでCLが終わり、その間、16強対決直接出場のバルサは週1試合になるため、コパ準決勝2ndレグでまさかの大逆転敗退が絶対ないとも言えず。「Cuando nosotros jugamos al 99 nunca nos dio/クアンドー・ノソトロス・フガモス・アル・ノベンタイヌエベ・ヌンカ・ノス・ディオ(ボクらが99%でプレーして結果が出たためしがない)」(ヒメネス)試合をその頃までリーガで続けて、来季CL出場圏からも落ちていたら、もう目も当てられないってこと、シメオネ監督も選手も考えないんでしょうかね。 2026.02.19 10:43 Thu
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チェルシーでの失望の1年を振り返るF・ルイス「チャンピオンになったが、そこに幸せはなかった」

▽今夏の移籍市場でチェルシーから古巣のアトレティコ・マドリーに1年で復帰したブラジル代表DFフィリペ・ルイスが、ロンドンでの失望の1年について振り返っている。スペイン『アス』が報じている。 ▽2014年夏にアトレティコからチェルシーに加入したフィリペ・ルイスだったが、スペイン代表DFセサール・アスピリクエタとのポジション争いに敗れ、思うような出場機会を得ることができなかった。この状況を受けて、今夏に恩師のディエゴ・シメオネ監督と会談を行った同選手は、1年でのマドリッド復帰を決断した。 ▽フィリペ・ルイスは、チェルシー加入に際してジョゼ・モウリーニョ監督から十分な出場機会を約束されながら、それが守られることはなかったと主張している。 「僕は昨シーズンに50試合以上でプレーするチャンスがあった。だけど、そのほとんどをアスピリクエタと共有することになったのはショックな出来事だった」 「僕がチェルシーで重要な存在ではなかったことは真実だ。それは、僕にとって望んだものではなかった」 「確かに、僕は多くの人が望むチャンピオンになることができた。その意味では成功を収めたと言えるかもしれない。だけど、そこに幸せはなかったよ」 ▽また、フィリペ・ルイスは1年で復帰を決断したアトレティコへの深い愛情についても言及している。 「僕はこの夏にシメオネと数回話し合ったんだ。彼は僕にここに戻って来たいかと尋ねてきた。そのときに“帰りたい”と伝えたよ」 「正直なところ、アトレティコがずっと恋しかった。僕はチェルシー時代にジエゴ・コスタやクルトワと共にパソコンの前でアトレティコの試合をよく観戦していたんだ。それに僕たちはアトレティコへの愛情を失っていなかったから、よく仲間内でアトレティコについて話していたんだ」 2015.09.09 00:01 Wed
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グリーズマンの好むリーグは? 「プレミアは確かにポピュラー」

▽アトレティコ・マドリーに所属するフランス代表FWアントワーヌ・グリーズマンが、ブンデスリーガの魅力を語っている。スペイン『アス』が伝えた。 ▽レアル・ソシエダでプロデビューを飾り、現在ではアトレティコ・マドリーのエースに君臨するグリーズマン。プロとしては、これまでのキャリアでリーガエスパニョーラでのみプレーしているが、ブンデスリーガにも魅力を感じているようだ。 「(ブンデスリーガは)攻撃が多くて、非常にオフェンシブなリーグだ。ボルシア・ドルトムントがあのリーグをよく表していると思う」 「(他リーグとの比較では)スペインを第1位に挙げたい。チャンピオンズリーグ(CL)の準々決勝やラウンド16では多くのスペインのチームが占めるんだ。ブンデスリーガかプレミアリーグがそれに続く」 「プレミアリーグは確かによりポピュラーだし、世界で最も見られている。ブンデスリーガは少しだけ日陰だね。それに関して語ることは少ないけど、タレントやチームにはそれ程の違いはないよ」 ▽また、ブンデスへの移籍について問われたグリーズマンは「あり得るけど、アトレティコで凄く快適なんだ。ここで歴史を作りたい」とコメント。ドイツの地でのプレーを否定こそしていないが、可能性は低そうだ。 2018.11.06 20:10 Tue

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