成長する暇がないチームもある…/原ゆみこのマドリッド
2026.02.21 18:59 Sat
「同じプレーオフ遠征組でも差が出ちゃったみたいね」そんな風に私が嘆いていたのは木曜日。2晩続けて近所のバル(スペインの喫茶店兼バー)でマドリッドの兄貴分チームたちのCLノックアウトフェーズ・プレーオフ1stレグをTV観戦した翌朝のことでした。火曜日のベンフィカ戦はキックオフ45分前にはお店に行って、何とかカウンターの席を確保したのに比べ、水曜日のクラブ・ブルージュ戦は30分前を切っていても楽勝。お隣さんの試合では1つのテーブルに何人もが並んで座っていたのと違い、アトレティコファンはお一人様が多いのはいつものことなんですけどね。
それが両試合終わってみれば、レアル・マドリーは僅差とはいえ、リスボンで先勝した上、月曜日にバルサがジローナに予想外の黒星を喫していたため、勝ち点2差で堂々、リーガ首位として帰国。逆にアトレティコの方は鬼門のヤン・ブレイデルスタディオンで初勝利を飾ることはできず、4試合白星なしとなったのに加え、同日にはビジャレアルが延期されていたレバンテ戦に0-1で勝ったため、勝ち点差3のリーガ4位に。マジに勝ち点4差の5位ベティスに抜かれ、来季のCL出場圏外に落ちることを心配しないといけなくなっていたから。
うーん、年明け1月4日から始まって、スペイン・スーパーカップ準決勝でマドリー相手に敗退したため、1月第2週の週末こそ、試合がなかったものの、そこからずっと週2試合ペースが続いている彼らですからね。16強対決で姿を消したマドリーは先週まで2週連続開催だったコパ・デル・レイがなく、バルサもCL16強対決に直接進出したため、今はミッドウィークフリーを満喫中。それなのに貧乏暇なしのアトレティコときたら、もしクラブ・ブルージュを倒せたら、3月の各国代表戦週間までノンストップって、考えるだけでも頭がクラクラしてしまわない?
そんなことはともかく、それぞれのプレーオフ1stレグがどんなだったかをお伝えしていかないと。まず先にプレーしたマドリーは先週末、レアル・ソシエダに4-1と快勝した試合の先発から、ゴンサロをエムバペに変えただけで、ダ・ルスのピッチに登場。何せ3週間前のCLリーグフェーズ最終節ではまさしく、この2014年にGKクルトワがゴールを守っていたアトレティコを破り、宿願だったDecima(デシマ/10回目のCL優勝のこと)を達成した思い出のスタジアムでベンフィカに4-2と負けていましたからね。
ただ、プレーオフ出場圏に入れるかどうかの瀬戸際だったその時とは違い、今回は相手も180分の長丁場を想定してか、やや控えめ。前半はクルトワのparadon(パラドン/スーパーセーブ)もアウルスネスのシュートぐらいしかなかったんですが、マドリーもソシエダ戦を膝の痛みのせいでベンチ見学したエムバペがまだ本調子ではなかったよう。
そう、ベンフィカファンだけでなく、敵選手たちもそれにカチンときたのか、リスタート前にプレスティアーニに何か言われたビニシウスは脱兎のごとく主審に接近。人種差別を受けたと訴えたんですが、どうやら「Vini nos ha dicho que el chico le ha dicho mono/ビニ・ノス・ア・ディッチョー・ケ・エル・チコ・レ・ア・ディッチョー・モノ(ビニはあいつに猿と言われたと言った)」(チュアメニ)そうでねえ。そこで主審は差別行為があった時のマニュアルに従い、試合を止めて、確認することにしたんですが、その20才のアルゼンチン人MFは聡いというか、あざといというか、ビニシウスに声をかけた時、わざわざユニフォームのネックで自分の口を覆うという用意周到ぶり。
おかげで10分近くも映像などの調査にかけながら、証拠なしということで、プレスティアーニには何のお咎めもなく、最初は試合放棄して、ロッカールームに向かう素振りをしていたビニシウスも結局、ピッチに戻り、再開となったんですが、いやあ。やっぱりこういう事件があると、気分がそがれてしまうというか、更にその後もビニシウスは2本程、シュートを撃っていったもの、どちらも前回の対戦の英雄、ベンフィカをプレーオフに導く4点目のゴールをヘッドで決めたGKトゥルビンがセーブ。本職でもいい仕事をしていたんですが、何と39分にはモウリーニョ監督が退席処分になってしまったんですよ。
それはゴール祝いの時、イエローカードをもらっていたビニシウスがファールを犯したすぐ後のことだったんですが、いえ、当人は「Me expulsan porque he dicho una cosa que es muy obvia/メ・エクスプルサン・ポルケ・エ・ディッチョー・ウナ・コーサ・ケ・エス・ムイ・オビア(非常に明白のことを言ったから、退場させられた)。審判はチュアメニ、ハイセン、カレラスにはイエローカードを出してはいけないと書かれた紙を持っている」と、あと1枚で累積警告になるマドリー選手に暗黙の配慮がされていると仄めかしていたんですけどね。まあ、タイミング的にはビニシウスに2枚目のイエローを出すよう要求していたんじゃないかと。
レッドカードをもらいながら、ロッカールームに帰らず、ベンチの後ろのスタンドにモウリーニョ監督が居座ってしまったのを見た時には、そういや彼、マドリー時代、ベルナベウで退席処分を受けた後もベンチ横のスタンドに仁王立ち。指示を出し続けて、お咎めを受けていなかった?でもどうやらUEFAは気にしないようで、そのまま何事もなく、試合も0-1のままで終わったんですが、枠内シュートを7本も撃っていたマドリーですからね。もう1、2点取れていても良かったんですが、僅差の方が2ndレグが盛り上がっていいという面もなきにしろあらず。
ただ、おかげで13年ぶりの帰還を待望されていたモウリーニョ監督の姿をベルナベウのピッチで見ることは叶わなくなってしまったんですが、こんな経緯でしたから、試合後の選手たちのコメントもビニシウスへの人種差別的悪態のことばかり。誰よりも怒っていたのはエムバペで、ええ、ピッチでもプレスティアーニに「Eres un puta racista!/エレス・ウン・プータ・ラシスタ(お前は最低の人種差別主義者だ)」と怒っているシーンが捉えられていましね。5回もビニシウスに「猿」と言うのを聞いたという彼曰く、「Este chico no merece jugar más la Champions League/エステ・チコ・ノー・メレセ・フガール・マス・ラ・チャンピオンズ・リーグ(あいつはもうCLをプレーするに値しない)」とまで言っていましたが、翌日にはUEFAも調査を始めたこの件、一体どうなることやら。
そして翌水曜、クラブ・ブルージュ戦に挑んだアトレティコはというと、うーん、開始4分にはCKで上から落ちて来たボールにセイスの腕が当たってPKを獲得。フリアン・アルバレスのPKゴールで幸先良くスタートしたんですけどね。ここ2週間、ミッドウィークのコパではgoleada(ゴレアダ/ゴールラッシュ)連勝をしていたのもあって、もしやその日もリピートしてくれるのかと私も期待していたんですが、いやいや。ベティス戦やバルサ戦ではやらなかった、リードしたら一歩下がる癖が出てしまったから運の尽き。みぞれ混じりの雨が降る中、だんだん相手に自陣に閉じ込められるようになっていたため、前半ロスタイムに再び、フリアンが蹴ったCKから、今度はルックマンがゴール前からボールを押し込んで、2点差となった時、我が目を疑ったのは決して私だけではなかった?
それが何か、この日はCBコンビもAチームバージョンのハンツコ、プビルだったんですが、ラージョ戦で先発したヒメネス、レングレといい勝負だったんですよ。だってえ、後半になると、6分にはCKから頭で繋がれて、ゴール前からツォリスが撃ったヘッドはGKオブラクが止めてくれたものの、こぼれ球フォローに遅れ、オニェディカに決められてしまう始末。更に15分にもディアコンのクロスをハンツコの前でトレソルディに撃ち込まれ、あっという間に同点にされているって、一体、どうなっているんでしょう。
その後、割とすぐルックマンとグリーズマンがそれぞれ、バエナとセルロートになったんですが、1月中は律儀に1試合1得点を守っていた後者も3週間前のCL最終節ボデ・グリムト戦からゴールが止まってしまっていてねえ。コケの絶妙のクロスをフリーでヘッドしても外してしまうし、34分、ジョレンテ渾身のラストパスに駆けつけてついにゴールが入ったかと思えば、実は先に着いたオルドニェスのオウンゴールだったとか、いえ、2-3なったのは有難かったですけどね。それも44分にはオニェディカのスルーパスから、トゥリスに同点にされているって、いやもう、こんなに相性の悪い相手、久々に見ましたって。
結局、試合は3-3で終わり、ええ、コケなどまたしても「Debemos de estar más concentrados・デベモス・デ・エスタル・マス・コンセントラードス(ボクらはもっと集中していないといけない)」と耳タコになった反省をしていたんですが、まったく。もちろん、イーブンの状態で始まる来週火曜の2ndレグではメトロポリターノのファンの熱い応援を当てにできることもわかっているんですが、例のボデ戦以来、リーガのベティス戦でも負けるなど、最近、メトロポリターノマジックの効き目が怪しくなってきていますからね。
それ以上に土曜午後9時(日本時間翌午前5時)からのエスパニョール戦ではまたBチームが出て、残念な結果になりそうなのが怖いんですが、だってえ、バエナやカルドーソなんて、昨季在籍したビジャレアル、ベティス時代の面影の欠片すら未だに見せてくれないんですよ。この冬、入団したメンドーサはエルチェから、バルガスはシアトル・サンダーズからと上昇移籍のため、アトレティコレベルでのフル稼働を直ちに望むのは難しいですし、バリオス復帰はまだまだ先。ニコ・ゴンサレスも負傷中のため、シメオネ監督も人員起用に苦労しているは思いますが、とにかく今、リーガで手を抜くと、きっと先々、後悔することになりますよ。
そして今週末、マドリーも土曜午後6時30分から、エル・サダルでオサスナ戦となり、うーん、多分こちらも水曜にベンフィカ戦2ndレグがあるため、ローテは確実なんですけどね。ソシエダからエムバペなしで4点も取っていましたし、ええ、ベリンガムとロドリゴの復帰もまだですが、やっぱりこの2週間のみっちり練習が功を奏して、だんだんチーム力が上がってきている感もまなきにしろあらず。一応、首位に立ったとはいえ、バルサがレバンテに負けるとは思えないですし、今の流れを利用して、アウェイでもしっかり勝っておかないと。
ちなみに弟分チームたちはこの25節、ラージョが土曜にベティス戦。アトレティコのグリーズマンも褒めていたカルトゥーハの完璧なピッチで戦うため、先週はラス・ロサスのサッカー協会グラウンドで練習していたという、芝難民のイニゴ・ペレス監督のチームには願ったり叶ったりですが、もしや前節、降格圏から脱出のための勝ち点3をブタルケでプレゼントしてくれた兄貴分を援護射撃してくれたりしない?
一方、ヘタフェは日曜にコリセウムでセビージャ戦なんですが、実は彼ら、8試合白星なしが続いた後、今はアラベス、ビジャレアルに連勝して、ようやく春がやって来たみたいでねえ。1月の市場で入団したルイス・バスケスとサトリアーノが早速、ゴールを入れてくれているのが効いているんですが、ここにケガが治って、マジョラルが加われば、鬼に金棒とはまさにここと?ちなみに相手のセビージャはアラベス戦での抗議で退席させられたアルメイダ監督が7試合ものベンチ入り禁止処分を受けたばかり。ここ3試合白星なしと調子もあまり良くないため、ヘタフェにとっては珍しい3連勝が見られるかもしれませんよ。
それが両試合終わってみれば、レアル・マドリーは僅差とはいえ、リスボンで先勝した上、月曜日にバルサがジローナに予想外の黒星を喫していたため、勝ち点2差で堂々、リーガ首位として帰国。逆にアトレティコの方は鬼門のヤン・ブレイデルスタディオンで初勝利を飾ることはできず、4試合白星なしとなったのに加え、同日にはビジャレアルが延期されていたレバンテ戦に0-1で勝ったため、勝ち点差3のリーガ4位に。マジに勝ち点4差の5位ベティスに抜かれ、来季のCL出場圏外に落ちることを心配しないといけなくなっていたから。
うーん、年明け1月4日から始まって、スペイン・スーパーカップ準決勝でマドリー相手に敗退したため、1月第2週の週末こそ、試合がなかったものの、そこからずっと週2試合ペースが続いている彼らですからね。16強対決で姿を消したマドリーは先週まで2週連続開催だったコパ・デル・レイがなく、バルサもCL16強対決に直接進出したため、今はミッドウィークフリーを満喫中。それなのに貧乏暇なしのアトレティコときたら、もしクラブ・ブルージュを倒せたら、3月の各国代表戦週間までノンストップって、考えるだけでも頭がクラクラしてしまわない?
ただ、プレーオフ出場圏に入れるかどうかの瀬戸際だったその時とは違い、今回は相手も180分の長丁場を想定してか、やや控えめ。前半はクルトワのparadon(パラドン/スーパーセーブ)もアウルスネスのシュートぐらいしかなかったんですが、マドリーもソシエダ戦を膝の痛みのせいでベンチ見学したエムバペがまだ本調子ではなかったよう。
3本程、シュートはしたんですが、ゴールにはならず、試合は0-0のままハーフタイムに入ることに。だからですかね、後半に入ってすぐ、5分にはビニシウスがエリアの左端から撃ったボールがすっぽりゴールに入り、golazo(ゴラソ/スーパーゴール)となった時、凄い唐突感があったのは。もちろんお店のファンは大喜びしていたんですが、でもまさか、この時、殊勲のビニシウスがコーナーフラッグの前に行って踊ったせいで、あんな騒ぎが起きようとは!
そう、ベンフィカファンだけでなく、敵選手たちもそれにカチンときたのか、リスタート前にプレスティアーニに何か言われたビニシウスは脱兎のごとく主審に接近。人種差別を受けたと訴えたんですが、どうやら「Vini nos ha dicho que el chico le ha dicho mono/ビニ・ノス・ア・ディッチョー・ケ・エル・チコ・レ・ア・ディッチョー・モノ(ビニはあいつに猿と言われたと言った)」(チュアメニ)そうでねえ。そこで主審は差別行為があった時のマニュアルに従い、試合を止めて、確認することにしたんですが、その20才のアルゼンチン人MFは聡いというか、あざといというか、ビニシウスに声をかけた時、わざわざユニフォームのネックで自分の口を覆うという用意周到ぶり。
おかげで10分近くも映像などの調査にかけながら、証拠なしということで、プレスティアーニには何のお咎めもなく、最初は試合放棄して、ロッカールームに向かう素振りをしていたビニシウスも結局、ピッチに戻り、再開となったんですが、いやあ。やっぱりこういう事件があると、気分がそがれてしまうというか、更にその後もビニシウスは2本程、シュートを撃っていったもの、どちらも前回の対戦の英雄、ベンフィカをプレーオフに導く4点目のゴールをヘッドで決めたGKトゥルビンがセーブ。本職でもいい仕事をしていたんですが、何と39分にはモウリーニョ監督が退席処分になってしまったんですよ。
それはゴール祝いの時、イエローカードをもらっていたビニシウスがファールを犯したすぐ後のことだったんですが、いえ、当人は「Me expulsan porque he dicho una cosa que es muy obvia/メ・エクスプルサン・ポルケ・エ・ディッチョー・ウナ・コーサ・ケ・エス・ムイ・オビア(非常に明白のことを言ったから、退場させられた)。審判はチュアメニ、ハイセン、カレラスにはイエローカードを出してはいけないと書かれた紙を持っている」と、あと1枚で累積警告になるマドリー選手に暗黙の配慮がされていると仄めかしていたんですけどね。まあ、タイミング的にはビニシウスに2枚目のイエローを出すよう要求していたんじゃないかと。
レッドカードをもらいながら、ロッカールームに帰らず、ベンチの後ろのスタンドにモウリーニョ監督が居座ってしまったのを見た時には、そういや彼、マドリー時代、ベルナベウで退席処分を受けた後もベンチ横のスタンドに仁王立ち。指示を出し続けて、お咎めを受けていなかった?でもどうやらUEFAは気にしないようで、そのまま何事もなく、試合も0-1のままで終わったんですが、枠内シュートを7本も撃っていたマドリーですからね。もう1、2点取れていても良かったんですが、僅差の方が2ndレグが盛り上がっていいという面もなきにしろあらず。
ただ、おかげで13年ぶりの帰還を待望されていたモウリーニョ監督の姿をベルナベウのピッチで見ることは叶わなくなってしまったんですが、こんな経緯でしたから、試合後の選手たちのコメントもビニシウスへの人種差別的悪態のことばかり。誰よりも怒っていたのはエムバペで、ええ、ピッチでもプレスティアーニに「Eres un puta racista!/エレス・ウン・プータ・ラシスタ(お前は最低の人種差別主義者だ)」と怒っているシーンが捉えられていましね。5回もビニシウスに「猿」と言うのを聞いたという彼曰く、「Este chico no merece jugar más la Champions League/エステ・チコ・ノー・メレセ・フガール・マス・ラ・チャンピオンズ・リーグ(あいつはもうCLをプレーするに値しない)」とまで言っていましたが、翌日にはUEFAも調査を始めたこの件、一体どうなることやら。
そして翌水曜、クラブ・ブルージュ戦に挑んだアトレティコはというと、うーん、開始4分にはCKで上から落ちて来たボールにセイスの腕が当たってPKを獲得。フリアン・アルバレスのPKゴールで幸先良くスタートしたんですけどね。ここ2週間、ミッドウィークのコパではgoleada(ゴレアダ/ゴールラッシュ)連勝をしていたのもあって、もしやその日もリピートしてくれるのかと私も期待していたんですが、いやいや。ベティス戦やバルサ戦ではやらなかった、リードしたら一歩下がる癖が出てしまったから運の尽き。みぞれ混じりの雨が降る中、だんだん相手に自陣に閉じ込められるようになっていたため、前半ロスタイムに再び、フリアンが蹴ったCKから、今度はルックマンがゴール前からボールを押し込んで、2点差となった時、我が目を疑ったのは決して私だけではなかった?
それが何か、この日はCBコンビもAチームバージョンのハンツコ、プビルだったんですが、ラージョ戦で先発したヒメネス、レングレといい勝負だったんですよ。だってえ、後半になると、6分にはCKから頭で繋がれて、ゴール前からツォリスが撃ったヘッドはGKオブラクが止めてくれたものの、こぼれ球フォローに遅れ、オニェディカに決められてしまう始末。更に15分にもディアコンのクロスをハンツコの前でトレソルディに撃ち込まれ、あっという間に同点にされているって、一体、どうなっているんでしょう。
その後、割とすぐルックマンとグリーズマンがそれぞれ、バエナとセルロートになったんですが、1月中は律儀に1試合1得点を守っていた後者も3週間前のCL最終節ボデ・グリムト戦からゴールが止まってしまっていてねえ。コケの絶妙のクロスをフリーでヘッドしても外してしまうし、34分、ジョレンテ渾身のラストパスに駆けつけてついにゴールが入ったかと思えば、実は先に着いたオルドニェスのオウンゴールだったとか、いえ、2-3なったのは有難かったですけどね。それも44分にはオニェディカのスルーパスから、トゥリスに同点にされているって、いやもう、こんなに相性の悪い相手、久々に見ましたって。
結局、試合は3-3で終わり、ええ、コケなどまたしても「Debemos de estar más concentrados・デベモス・デ・エスタル・マス・コンセントラードス(ボクらはもっと集中していないといけない)」と耳タコになった反省をしていたんですが、まったく。もちろん、イーブンの状態で始まる来週火曜の2ndレグではメトロポリターノのファンの熱い応援を当てにできることもわかっているんですが、例のボデ戦以来、リーガのベティス戦でも負けるなど、最近、メトロポリターノマジックの効き目が怪しくなってきていますからね。
それ以上に土曜午後9時(日本時間翌午前5時)からのエスパニョール戦ではまたBチームが出て、残念な結果になりそうなのが怖いんですが、だってえ、バエナやカルドーソなんて、昨季在籍したビジャレアル、ベティス時代の面影の欠片すら未だに見せてくれないんですよ。この冬、入団したメンドーサはエルチェから、バルガスはシアトル・サンダーズからと上昇移籍のため、アトレティコレベルでのフル稼働を直ちに望むのは難しいですし、バリオス復帰はまだまだ先。ニコ・ゴンサレスも負傷中のため、シメオネ監督も人員起用に苦労しているは思いますが、とにかく今、リーガで手を抜くと、きっと先々、後悔することになりますよ。
そして今週末、マドリーも土曜午後6時30分から、エル・サダルでオサスナ戦となり、うーん、多分こちらも水曜にベンフィカ戦2ndレグがあるため、ローテは確実なんですけどね。ソシエダからエムバペなしで4点も取っていましたし、ええ、ベリンガムとロドリゴの復帰もまだですが、やっぱりこの2週間のみっちり練習が功を奏して、だんだんチーム力が上がってきている感もまなきにしろあらず。一応、首位に立ったとはいえ、バルサがレバンテに負けるとは思えないですし、今の流れを利用して、アウェイでもしっかり勝っておかないと。
ちなみに弟分チームたちはこの25節、ラージョが土曜にベティス戦。アトレティコのグリーズマンも褒めていたカルトゥーハの完璧なピッチで戦うため、先週はラス・ロサスのサッカー協会グラウンドで練習していたという、芝難民のイニゴ・ペレス監督のチームには願ったり叶ったりですが、もしや前節、降格圏から脱出のための勝ち点3をブタルケでプレゼントしてくれた兄貴分を援護射撃してくれたりしない?
一方、ヘタフェは日曜にコリセウムでセビージャ戦なんですが、実は彼ら、8試合白星なしが続いた後、今はアラベス、ビジャレアルに連勝して、ようやく春がやって来たみたいでねえ。1月の市場で入団したルイス・バスケスとサトリアーノが早速、ゴールを入れてくれているのが効いているんですが、ここにケガが治って、マジョラルが加われば、鬼に金棒とはまさにここと?ちなみに相手のセビージャはアラベス戦での抗議で退席させられたアルメイダ監督が7試合ものベンチ入り禁止処分を受けたばかり。ここ3試合白星なしと調子もあまり良くないため、ヘタフェにとっては珍しい3連勝が見られるかもしれませんよ。
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