沖縄SVが栃木シティに3失点今季初黒星で4位後退…二川孝広監督の枚方が滋賀を撃破で3位浮上【JFL第7節】

2024.04.29 15:08 Mon
JFL第7節の全日程が終了、首位は変わらず高知
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JFL第7節の全日程が終了、首位は変わらず高知
29日、日本フットボールリーグ(JFL)第7節の2試合が行われた。
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◇沖縄 1-3 栃木C前節終了時点で2位の沖縄SVは、開幕6試合無敗ながら前節ドローで首位・高知ユナイテッドSCの追撃に失敗。今節はホームで昇格組の栃木シティに3失点敗戦を喫した。
25分過ぎから立て続けに栃木Cゴール前まで迫って1点を奪えなかったなか、53分に決定機。左サイドから崩し、MF池髙暢希の左足シュートがポストに弾かれる。

一度はこぼれを拾うも、ここから栃木Cにロングカウンターを喰らった沖縄。栃木Cは自陣からFW田中パウロ淳一が独走し、味方を経由して最後はFW山崎亮平がネットを揺らした。
さらに直後の55分、栃木は沖縄最終ラインのビルドアップをインターセプトし、一気に人数をかける。最後は左からのクロスに山崎が飛び込み、3分間で2点のリードを奪う。

栃木は72分、田中パウロがPK成功で勝利を決定づける3点目。これで前節のブリオベッカ浦安戦に続く3得点だ。

対する沖縄は90分にようやく1点を返すも、これ以上の反撃は叶わず。昇格組の栃木Cにホームで1-3と敗れ、今季初黒星となった。

この結果、沖縄は4位後退。まだ序盤戦だが、首位高知とは勝ち点「9」差に広がっている。栃木は沖縄と勝ち点で並ぶ5位に浮上。終盤の被弾がなければ沖縄をかわして4位だった。

◇枚方 1-0 滋賀

前節終了時点で5位のFCティアモ枚方と、同4位のレイラック滋賀。二川孝広監督率いる枚方は3連勝、JFL随一の戦力でJ3参入へ“本気”の滋賀は2連勝を目指す関西勢対決だ。

ヤンマースタジアム長居で行われた一戦、枚方は二川監督がゴールレスで折り返したハーフタイムに2枚替えを決断。これが功を奏したか、待望の先制点が訪れる。

60分、後半頭から出場のMF河合秀人が左サイドでパスを受けると、内側を追い越すDF阿部隼人へリターン。阿部がスプリントの勢いそのままにダイレクトで低いクロスを入れる。

これにFW森本ヒマンがスライディングで飛び込みネットが揺れる。森本は2022シーズンのJFLで14得点をマークし、昨季はJ3のカマタマーレ讃岐へレンタル移籍。このゴールが枚方復帰後初得点となった。

守っては79分、GK冨澤凜太郎が至近距離からの決定的なシュートを右手一本でスーパーセーブするなど、最後まで滋賀の追撃を許さなかった枚方。関西勢対決を制し、3位浮上だ。

一方の滋賀は今季初となる連勝がまたもお預けに。新加入選手も非常に多く、チームの完成度はこれからに期待、といったところか。

◆JFL第7節
▽4月29日(月・祝)
沖縄SV 1-3 栃木シティ
FCティアモ枚方 1-0 レイラック滋賀

▽4月28日(日)
高知ユナイテッドSC 2-1 Honda FC
ヴィアティン三重 1-0 横河武蔵野FC
クリアソン新宿 1-2 ソニー仙台FC
ミネベアミツミFC 1-3 ヴェルスパ大分

▽4月27日(土)
FCマルヤス岡崎 1-1 ラインメール青森
ブリオベッカ浦安 1-2 アトレチコ鈴鹿

◆順位表
1位 高知ユナイテッドSC | 勝ち点21 | +13
2位 ヴィアティン三重 | 勝ち点14 | +4
3位 FCティアモ枚方 | 勝ち点13 | +2
4位 沖縄SV | 勝ち点12 | +4
5位 栃木シティ | 勝ち点12 | +2
6位 レイラック滋賀 | 勝ち点10 | +1
7位 アトレチコ鈴鹿 | 勝ち点10 | ±0
8位 ソニー仙台FC | 勝ち点10 | ±0
9位 Honda FC | 勝ち点9 | +2
10位 ヴェルスパ大分 | 勝ち点8 | -1
11位 横河武蔵野FC | 勝ち点8 | -1
12位 ラインメール青森 | 勝ち点7 | -1
13位 FCマルヤス岡崎 | 勝ち点7 | -2
14位 ミネベアミツミFC | 勝ち点5 | -8
15位 クリアソン新宿 | 勝ち点5 | -9
16位 ブリオベッカ浦安 | 勝ち点3 | -6

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【JFL第14節】関東1部降格もちらつく新宿が4試合未勝利に…“昇格組”栃木Cが王者Honda撃破で2位浮上!

29日〜30日にかけ、日本フットボールリーグ(JFL)第14節の8試合が各地で行われた。 ◇新宿 1-1 マルヤス 関東サッカーリーグ1部への出戻りもちらつく15位(※1)・クリアソン新宿が4試合未勝利。ホームで11位・FCマルヤス岡崎と対戦したなか、早くも開始6分で先制点を奪われる。 (※1)「16位が地域リーグへ自動降格、15位は地域CL2024準優勝のチームと入替戦」詳細はJFL公式サイト「大会方式」を参照 攻めあぐねる時間が続くも90分、直前に途中出場した37歳FW岡本達也が起死回生の同点弾。一気に勢いが出た新宿だが、後半AT5分間で勝ち越し点は奪えず、1-1ドロー決着だ。 リーグで2番目に多い「24失点」と、リーグ最少の「9得点」。複数得点は第5節・栃木シティ戦(2○0)しかなく、苦しい戦いが続いている。なんとか中断期間までに光明を見出したい。 ◇ミネベア 3-1 沖縄 最下位・ミネベアミツミFCと7位・沖縄SVによる九州勢対決。昨季最下位の沖縄は今季首位発進も、次第にペースが衰えて後退中というなか、最下位相手に痛恨の逆転負けだ。 開始9分でオウンゴールによる先制点が生まれたまでは良かったが、前半のうちに追いつかれ、67分には逆転被弾。最後は90+1分、ダメ押しとなる追加点を奪われた。 沖縄はこれで5試合未勝利に。前節終了時点でリーグ3位タイの「24得点」も、失点も新宿と並ぶ「24」…安定性に欠けるといったところか。順位も10位まで後退だ。 ◇Honda 0-2 栃木C 昇格組の3位・栃木シティが、アウェイで4位・Honda FCとの直接対決に勝利。開始9分、前節決勝点のFW藤原拓海が縦パスにワントラップで前を向き、右足弾を流し込む。 65分には“役者”が魅せる。右ワイドからカットインの姿勢をとるはFW田中パウロ淳一。スピードを殺さずボックス近辺まで侵入し、強烈な左足シュートを突き刺して追加点だ。 結局、王者Hondaにアウェイできっちり勝利。今節は2位・FCティアモ枚方がヴィアティン三重に敗れたため、栃木は2位浮上となった。 ◇高知 1-0 浦安 首位独走中の高知ユナイテッドSCは、ホームで13位・ブリオベッカ浦安に勝利。試合は4試合無敗の3連勝で最下位を脱出した浦安に押され、なかなか決定機のない時間が続く。 とうとう均衡を破ったのは85分。FW新谷聖基が自ら倒されて得たPKを沈めて決勝点に。高知は5連勝とし、今節2位浮上の栃木Cとは勝ち点「10」差となっている。 今節は収容人数1700人の第2ホーム、春野総合総合運動公園球技場だったこともあり、観客動員は1528人。悲願のJリーグ参入へ、今後やるべきことがより一層、明確になった格好だ。 ◆第14節 ▽6月29日(土) クリアソン新宿 1-1 FCマルヤス岡崎 ミネベアミツミFC 3-1 沖縄SV Honda FC 0-2 栃木シティ ▽6月30日(日) 高知ユナイテッドSC 1-0 ブリオベッカ浦安 FCティアモ枚方 1-2 ヴィアティン三重 レイラック滋賀 2-0 ラインメール青森 ヴェルスパ大分 3-2 横河武蔵野FC ソニー仙台FC 1-2 アトレチコ鈴鹿 ◆順位表 1位 高知ユナイテッドSC | 勝ち点36 | +18 2位 栃木シティ | 勝ち点26 | +8 3位 FCティアモ枚方 | 勝ち点25 | +3 4位 ヴィアティン三重 | 勝ち点24 | +5 5位 Honda FC | 勝ち点22 | +5 6位 レイラック滋賀 | 勝ち点21 | +7 7位 ヴェルスパ大分 | 勝ち点20 | -1 8位 ラインメール青森 | 勝ち点19 | +4 9位 アトレチコ鈴鹿 | 勝ち点19 | +2 10位 沖縄SV | 勝ち点19 | ±0 11位 FCマルヤス岡崎 | 勝ち点17 | -2 12位 ソニー仙台FC | 勝ち点15 | -4 13位 ブリオベッカ浦安 | 勝ち点14 | -3 14位 横河武蔵野FC | 勝ち点12 | -12 15位 クリアソン新宿 | 勝ち点11 | -15 16位 ミネベアミツミFC | 勝ち点6 | -15 2024.06.30 17:11 Sun
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JFLの7クラブがJ3ライセンス申請を発表…高知、栃木C、V三重、滋賀、V大分、青森、新宿の戦況まとめ

6月30日〜7月1日にかけ、日本フットボールリーグ(JFL)の7クラブが「J3クラブライセンス」取得に向けた申請を行ったと発表した。ここでは7クラブの戦いぶりをまとめる。 ★首位・高知ユナイテッドSC 2位と勝ち点「10」差で首位を独走する高知。開幕7連勝から2連敗を喫すも、そこから5連勝と再び勢いが加速し、高知県勢初のJリーグ参入へ一歩一歩近づいている。 “ホームゲーム平均観客動員2000人”をクリアできるかどうかが重要となりそうだが、今回は各クラブの戦いぶりにフォーカス。高知は昨年ガンバ大阪をも沈めた「爆速カウンター」に磨きがかかり、一方では遅攻も苦にしない。 また、途中出場選手の活躍が顕著。チーム最多6得点を叩き出すFW小林心はうち5得点が途中投入後のゴールで、全「26」得点中「8」得点が途中出場選手のゴールとなっている。 直近3試合の決勝点は、いずれも途中出場選手がお膳立て。第12節・第13節・第14節と、途中出場したMF金原朝陽の左足クロスから試合を決める1点が生まれている。 高知は14試合でリーグ2位の「26」得点と、リーグ最少の「8」失点。2連勝さえ難しい他クラブを尻目に、7連勝・5連勝と順調に勝ち点を稼いでいる。2位と勝ち点10差は必然か。 ★2位・栃木シティ 栃木Cは昨季関東サッカーリーグ1部2位、全国社会人サッカー選手権大会1回戦敗退。しかし、辛うじて残していた“百年構想枠”で地域CLに出場し、同大会優勝そしてJFL昇格だ。 迎えた今季は、昇格組ながらも8勝2分け4敗の2位。リーグ最多の「27」得点を叩き出し、今季ヴィアティン三重から復帰したエース、FW吉田篤志は9得点をマークする。 ミッドウィークに天皇杯2回戦を挟んだ第12節・アトレチコ鈴鹿戦(6月15日)で1-5の大敗があったが、”事故”だった感があり、そこからソニー仙台、Honda FC相手に2連勝中だ。 攻守にタレントを揃えるなか、スピード豊かなFW田中パウロ淳一、FW藤原拓海が相手守備陣の脅威となり、最前線には9得点吉田。このトリデンテ“TYF”(仮)は観ていてワクワクする。 ★4位・ヴィアティン三重 三重県勢初のJリーグ参入へ、県内クラブで最も近い位置にいると言ってよいであろうV三重。過去7年のJFLで上位フィニッシュが一度もないが、今季ここまでは4位につける。 16チーム中4位につけても、なかなか連勝街道を作れないのが現JFLの厳しさであり、V三重も第2〜3節以外に連勝なし。首位高知を除いた2位以下は団子状態が続いている。 それでもV三重は、直近の第14節で2位・FCティアモ枚方とのアウェイゲームに勝利。次節は最下位・ミネベアミツミFCとのホームゲームであり、ここで今季2度目の2連勝がマストだ。 また、ミネベア戦の次は首位高知とのホームゲーム。まさにここが2024年夏の正念場であり、ここで3連勝を達成なら、クラブ関係者もファンも自信を深めるはずだ。 ★6位・レイラック滋賀 こちらは滋賀県勢初のJリーグ参入へ、J経験者を中心に空前の大型補強を敢行し、今季を迎えた滋賀。しかし、6勝3分け5敗の6位と、今のところ順調とは言えない状況だ。 前述の通り2位以下は団子状態で、悲観するべき点は何もないわけだが、滋賀については決め手を欠く戦いが長引いていると言うべきか。 リーグで3番目に少ない「12」失点の一方、得点も「19」。こちらも2連勝は今季1度しかなく、アウェイ戦6試合は1勝2分け3敗。唯一のアウェイ戦勝利が首位高知戦となっている。 J参入を目指すどのクラブにも当てはまるが、やはりそろそろギアを上げて連勝街道を作り、2位以内確保へ足場を固めたいところ。「下位相手の取りこぼし」を許されない時期が近づいている。滋賀の戦力はJFL随一なのだから。 ★7位・ヴェルスパ大分 新型コロナ流行に伴う半期開催のJFL2020で王者となったV大分。翌21年も3位と上位に進出したが、22年は8位、23年は6位と、近年はもうひとつ上位へ食い込めずにいる。 今季は開幕4試合未勝利に始まり、第5節で滋賀、第8節で首位高知に勝利。滋賀戦以降、派手な戦い方はしないが、堅実に勝ち点を稼いできた印象があり、試合終盤の同点ゴールで「1」を拾う試合も複数ある。 それだけに筆者は、第13節・ラインメール青森戦の0-4大敗に驚いた。セットプレーから3発を喰らったこともあるが、こと今季については「大崩れしない」と感じていたためだ。 ともあれ、第14節・横河武蔵野FC戦で勝利し、敗戦の払拭に成功。6日の第15節は2位・栃木シティとのアウェイゲーム…V大分にとって今節はビッグマッチとなるはずだ。 ★8位・ラインメール青森 ヴァンラーレ八戸に続く青森県勢2番目のJリーグ参入を目指す青森。柴田峡監督が率い、ソリッドな[4-4-2]をベースとする堅守軍団だ。 その堅守は昨季から不変も、序盤戦ではなかなかゴールが奪えず、下位に低迷。連勝街道はおろか、目の前の勝ち点「3」を掴めぬ試合が続き、開幕9試合で1勝にとどまった。 それでも継続は力なりと言うべきか、ドローも多いとはいえ、第6節から8戦無敗に。「負けないこと」を持ち味に順位もみるみる上昇し、第13節でV大分に4-0と大勝した。 ただし、直近の第14節は滋賀に敗れ、4月以来となる黒星に。第15節・枚方戦からは3試合連続ホームゲームであり、ここで勝ち点「9」、最低でも「6」もしくは「7」が欲しいところだ。 ★15位・クリアソン新宿 こちらはJ3ライセンスを申請も厳しい戦いが続く新宿。このまま15位でフィニッシュなら、待っているのは地域リーグ側との入替戦(※1)だ。 (※1)詳細はJFL公式サイトを参照 北嶋秀朗新監督のもと、まず第1節で昨季最下位の沖縄SVに0-4大敗。面食らったチームは第2節もV三重に0-4で敗れ、開幕4戦未勝利&無得点という痛恨のスタートダッシュだった。 直近の第14節・FCマルヤス岡崎戦(1△1)は、今季ここまでの戦いぶりが凝縮された90分間。執念の90分同点弾で辛うじてドローも、攻撃の“型”がなく、前がかりになったときのリスク管理も脆弱さを垣間見せた。 リーグ最少の「9」得点と、リーグで2番目に多い「24」失点。第14節では最下位ミネベアが勝ち点「3」を積んだなか、目下4戦未勝利の新宿は、今週末の最下位転落もあり得る状況だ。 2024.07.03 17:00 Wed

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