関西1部は飛鳥FCが初優勝、地域CL初出場へ 連覇逃した和歌山は全社で勝ち上がりなるか 【Road to JFL】

2024.09.28 16:25 Sat
関西1部は飛鳥FC(奈良県)が昇格5年目の初優勝
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関西1部は飛鳥FC(奈良県)が昇格5年目の初優勝
28日、関西サッカーリーグ1部第11節延期分のアルテリーヴォ和歌山vs飛鳥FCが行われ、1-1ドローで凌いだ飛鳥の初優勝が決定した。

関西1部は先週最終節が行われており、この第11節は延期分。今月頭に首位陥落の昨季王者和歌山は、先週の時点で連覇が潰えている。

和歌山の対戦相手となった飛鳥は、第60回全国社会人サッカー選手権大会(全社)の関西予選で敗退しており、JFL参入が懸かる全国地域サッカーチャンピオンズリーグ(地域CL)2024へ出場するには、優勝しかない状況だ。
引き分け以上で優勝が決まる飛鳥。

開始2分、いきなりセットプレーから先制点を奪われる苦しい展開に。それでも67分、昨季まで7年間和歌山に所属のMF堀野翔が、右CKからこぼれ球を蹴り込んで同点に。その後は意地でも勝ち越しを目指す和歌山を防ぎきった。
この結果、3位・Cento Cuore HARIMAの結果(第11節延期分)を待たずして、美濃部直彦監督率いる飛鳥が関西1部昇格5年目の初優勝。地域CL2024の出場権獲得、大会初出場だ。

一方、関西の覇権を失った和歌山は「全社からの地域CL」を目指すことに。3年連続の地域CL出場を目指すなか、全社では最低でもベスト4まで勝ち上がることが求められる。

◆全社出場の関西勢
・アルテリーヴォ和歌山
・守山侍2000
・ASラランジャ京都(関西2部)
・おこしやす京都AC(関西2部)
・ルート11(大阪府1部)

◆関西1部から直近20年のJFL参入
2007年 Mi-OびわこKusatsu(レイラック滋賀)
2014年 奈良クラブ、FC大阪
2020年 FCティアモ枚方

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「地域CL」決勝ラウンド “3連覇中”関東1部勢からV市原、ダークホース飛鳥FC、県の期待背負う福井U、地域リーグ最強実業団ジェイリース【Road to JFL】

20日、全国地域サッカーチャンピオンズリーグ2024(地域CL)の決勝ラウンドが始まる。 日本フットボールリーグ(JFL)参入を目指すクラブが集う地域CL。全国各地域1部には計「80」チームあり、決勝ラウンドまで駒を進めた「4」チームは、大変厳しい競争を勝ち抜いてきた精鋭集団ということになる。 しかし、ここからJFLへの自動昇格は決勝ラウンド「1位」のひと枠だけ。「2位」は今季で言えばJFL最下位との入替戦が待ち受けており、3〜4位は敗退で地域リーグからの再出発だ。 今大会は関東1部王者「VONDS市原」、関西1部王者「飛鳥FC」、北信越1部王者「福井ユナイテッドFC」、九州リーグ2位「ジェイリースFC」が決勝ラウンド組に。地域リーグ界隈の1年もいよいよクライマックスである。 ◆VONDS市原 V市原は関東1部2連覇、全社1回戦敗退、地域CL1次ラウンドB組3戦全勝首位突破で決勝ラウンドへ。1次Rでは圧勝、ウノゼロ勝ち、逆転勝ちと異なる“顔”を見せ、途中出場選手の決定的な活躍を含め、「強い」と印象づけた。 昨季の地域CLと同様、”スーパーサブ加藤勇司”は対戦相手にとって脅威なのか。FW加藤は1次Rで全て途中出場から3得点。振り返れば、加藤は昨季の地域CLにおける2得点も途中出場からだった。V市原の昨季は決勝R2位で入替戦敗退…いざ、関東1部勢の地域CL4連覇へ。 ◆飛鳥FC 飛鳥は関西1部初優勝で地域CLへ。全社を関西予選で敗退したなかでの栄冠となり、初出場の地域CLは1次RでV市原に次ぐB組2位。ワイルドカード枠を掴み、2021年のおこしやす京都AC以来、関西1部勢3年ぶりの決勝Rだ。 どのチームもそうだが、地域CLで最も大事になるのは、やはり各ラウンド「初戦」。飛鳥は決勝R第1節で、1次Rにて唯一敗れたV市原との再戦だ。今回の決勝Rはかつて京都サンガが本拠地とした「たけびし/西京極」…元京都指揮官、美濃部直彦監督の作戦やいかに。 ◆福井ユナイテッドFC 福井Uは北信越1部2連覇、全社2回戦敗退、地域CL1次RではC組首位突破。北信越1部で14戦全勝を成し遂げたチームは、1次ラウンドでもJAPANサッカーカレッジとの北信越1部勢対決を制し、5年ぶりに決勝Rへと駒を進めた。 福井Uも決勝R第1節で“再戦”が待ち受けており、相手は全社2回戦でPK戦の末に敗れたジェイリースFC。また、福井Uは1次Rを無失点で切り抜けた一方、得点もJSC撃破のゴラッソミドル1発だけ。守備力と得点力を合わせ持つ姿を披露できるか否か。県民の期待は大きい。 ◆ジェイリースFC 地域リーグ最強の実業団にして、ソニー仙台FCの“後釜”を視野に入れているであろうジェイリースが、初出場の地域CLで1次RをA組首位突破。九州リーグで唯一、王者ヴェロスクロノス都農に勝ち、1次Rでも都農を突き落とした。 歴史を振り返れば、大分県勢の決勝R進出は、2011年の「HOYO AC ELAN大分」以来13年ぶり。この時のHOYO大分はJFL参入を掴み、のちにヴェルスパ大分へと名称変更し、2020年にはJFL初優勝を成し遂げている。過去2年の地域CL王者は「全社枠」「百年構想枠」だが、「全社枠」のジェイリースやいかに。 ◆第1節 11月20日(水) 飛鳥 vs V市原 福井U vs ジェイリース ◆第2節 11月22日(金) 飛鳥 vs 福井U V市原 vs ジェイリース ◆第3節 11月24日(日) 飛鳥 vs ジェイリース V市原 vs 福井U ◆近年の地域CL王者 2019年 いわきFC(東北1部) 2020年 FCティアモ枚方(関西1部) 2021年 クリアソン新宿(関東1部) 2022年 ブリオベッカ浦安(関東1部/全社枠) 2023年 栃木シティ(関東1部/百年構想枠) 2024.11.18 17:40 Mon
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J3からYS横浜&岩手、関西1部から飛鳥が参戦…2025シーズンのJFL16チーム一覧

2024シーズンの日本フットボールリーグ(JFL)からは栃木シティ、高知ユナイテッドSCが明治安田J3リーグへ。ここでは2025シーズンのJFLに参戦する16チームをざっくりまとめる。 ◆Y.S.C.C.横浜【新規入会】 今季J3リーグ19位のYS横浜は、文字通り高知と入れ替わる形でのJFL降格に。2012〜13年のJFLでは6位(17チーム)、12位(18チーム)。2012年入団のDF西山峻太(35)は契約を更新し、チームとともに12年ぶりのJFLへ向かう。 ◆いわてグルージャ盛岡【新規入会】 2022年にJ2の一員だった岩手は、今季J3最下位により、2025年からJFLで戦うことに。かつて東北1部からJ3にジャンプアップした歴史があり、JFLはクラブ史上初の参戦となる。よってクラブは現在、“J3リーグ入会要件”を岩手県内に周知する活動にも尽力している。 ◆FCティアモ枚方【今季3位】 今季の枚方はクラブ史上最高たる3位。二川孝広監督の続投が発表された一方、大黒将志HCは退任し、豪州国籍のベン・カーン氏が後任となった。選手陣では、FC大阪に期限付き移籍していたDFフォファナ・マリックが来季復帰する。 ◆レイラック滋賀【今季4位】 2年連続でJ3ライセンス取得の滋賀は、来季に向けて角田誠監督が契約更新。今季途中からの角田体制でチーム状態も戦績も向上したが、いくつかの取りこぼしがあり、前半戦で圧倒的な貯金を作った高知に届かなかった。来季はクラブ名改称から3年目となる正念場の1年だ。 ◆ヴィアティン三重【今季5位】 県勢初のJリーグへ…今季過去最高の5位となったV三重は来季に向け、高知からDF福田玲央、ソニーから今季9得点のFW山田晋平、青森から今季7得点のFW村上弘有、MF町田蘭次郎を獲得。JFLで一定の実績を持つ即戦力を確保した。 ◆ヴェルスパ大分【今季6位】 今季のV大分は最後まで上位陣に喰らいついた一方、最多得点選手が4ゴールと得点源を固定しきれず、連勝も2度だけと爆発力に欠けた。来季に向けては、JFLのレジェンドたる中村元ヘッドコーチが監督に昇格している。 ◆Honda FC【今季7位】 連覇を逃した盟主Honda。現JFLで7位は過去最低タイであり、年間30試合制での9敗も過去最多に。20日、長年チームを支えたDF三浦誠史&MF富田湧也ら4選手の引退、小林秀多監督や古橋達弥アナリストらの退任が発表されている。Hondaは新たな時代へ向かいそうだ。 ◆ブリオベッカ浦安・市川【今季8位】 都並敏史監督率いる浦安は来季から「浦安市川」に。FW峯勇斗、MF小島樹、DF藤森隆汰など、これまでに主力選手の多くが契約更新。昨オフは主軸のJリーグ“個人昇格”が相次いだが、来季に向けては骨格を維持できそうだ。 ◆沖縄SV【今季9位】 沖縄は今季加入のFW青戸翔が得点王に輝くなどし、JFL2位の52得点。やや安定性に欠ける戦いだったが、最下位に沈んだ昨季を思い出せば、かなりの進歩が見られた1年となった。これまでに青戸の契約更新は発表されていない。 ◆ラインメール青森【今季10位】 今季青森はリーグで2番目に少ない26失点も、爆発力に欠けてドローが14試合…最前線で大奮闘した7得点FW村上もV三重へ移籍した。来季就任の原崎政人監督は「攻撃的サッカーを体現します」と宣言。青森はJ3入りへ舵を切る。 ◆アトレチコ鈴鹿【今季11位】 鈴鹿は来季から、ブランデュー弘前FCで東北1部2連覇の山本富士雄氏が指揮。選手陣ではMF中村健人やMF鈴木翔太らが退団も、ガイナーレ鳥取から今夏レンタル加入したDF坂本敬が完全移籍へ移行…最終ラインの中核が残留し、これは大変大きな“補強”と言える。 ◆FCマルヤス岡崎【今季13位】 実業団マルヤスには楽しみな選手が来季加入。ソニーから加入するFW布方叶夢は今季のJFL新人王で、160cmと小柄ながらも低い重心から切れ味鋭いドリブルを披露する22歳だ。また、同県の東海1部・FC刈谷から加入するMF齋藤雅之、FW鈴木直人は、揃ってJFL初挑戦となる。 ◆クリアソン新宿【今季14位】 今季は深刻な得点力不足でJ3ライセンスを取得しながらも残留争い。それでも守備面はシーズンが深まるにつれて安定した。来季は北嶋秀朗監督が続投。すでに大半の選手が契約を更新しており、スカッドの拡充が運命を左右する。 ◆横河武蔵野FC【今季15位】 Hondaと並ぶJFLの最古参・武蔵野。しかし、今季は最終節に他力で最下位を脱するなど、前例がないほど低迷。来季からは、2012年の天皇杯ベスト16などクラブ史を彩ったレジェンドDF、金守貴紀氏が監督に就任する。 ◆ミネベアミツミFC【今季最下位】 実業団ミネベアは今季何度も後半ATの失点で勝ち点を落とし、最終節も90+1分被弾により土壇場で最下位転落。それでも入替戦は90+2分の劇的弾で1-0と勝利し、JFL残留を掴み取った。終わりよければすべてよしと言うべきだ。 ◆飛鳥FC【新規入会】 来季唯一の昇格組は美濃部直彦監督率いる飛鳥(奈良県)。今季関西1部初優勝から地域CL初出場、そして地域CL初優勝と、勢いそのままにJFLまで駆け上がった。関西1部、関西1部リーグカップ、地域CL…今季は3冠を達成した。 2024.12.21 18:00 Sat

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