【JFL第14節】関東1部降格もちらつく新宿が4試合未勝利に…“昇格組”栃木Cが王者Honda撃破で2位浮上!

2024.06.30 17:11 Sun
©超ワールドサッカー
29日〜30日にかけ、日本フットボールリーグ(JFL)第14節の8試合が各地で行われた。◇新宿 1-1 マルヤス

関東サッカーリーグ1部への出戻りもちらつく15位(※1)・クリアソン新宿が4試合未勝利。ホームで11位・FCマルヤス岡崎と対戦したなか、早くも開始6分で先制点を奪われる。
(※1)「16位が地域リーグへ自動降格、15位は地域CL2024準優勝のチームと入替戦」詳細はJFL公式サイト「大会方式」を参照

攻めあぐねる時間が続くも90分、直前に途中出場した37歳FW岡本達也が起死回生の同点弾。一気に勢いが出た新宿だが、後半AT5分間で勝ち越し点は奪えず、1-1ドロー決着だ。
リーグで2番目に多い「24失点」と、リーグ最少の「9得点」。複数得点は第5節・栃木シティ戦(2○0)しかなく、苦しい戦いが続いている。なんとか中断期間までに光明を見出したい。

◇ミネベア 3-1 沖縄

最下位・ミネベアミツミFCと7位・沖縄SVによる九州勢対決。昨季最下位の沖縄は今季首位発進も、次第にペースが衰えて後退中というなか、最下位相手に痛恨の逆転負けだ。

開始9分でオウンゴールによる先制点が生まれたまでは良かったが、前半のうちに追いつかれ、67分には逆転被弾。最後は90+1分、ダメ押しとなる追加点を奪われた。

沖縄はこれで5試合未勝利に。前節終了時点でリーグ3位タイの「24得点」も、失点も新宿と並ぶ「24」…安定性に欠けるといったところか。順位も10位まで後退だ。

◇Honda 0-2 栃木C

昇格組の3位・栃木シティが、アウェイで4位・Honda FCとの直接対決に勝利。開始9分、前節決勝点のFW藤原拓海が縦パスにワントラップで前を向き、右足弾を流し込む。

65分には“役者”が魅せる。右ワイドからカットインの姿勢をとるはFW田中パウロ淳一。スピードを殺さずボックス近辺まで侵入し、強烈な左足シュートを突き刺して追加点だ。

結局、王者Hondaにアウェイできっちり勝利。今節は2位・FCティアモ枚方がヴィアティン三重に敗れたため、栃木は2位浮上となった。

◇高知 1-0 浦安

首位独走中の高知ユナイテッドSCは、ホームで13位・ブリオベッカ浦安に勝利。試合は4試合無敗の3連勝で最下位を脱出した浦安に押され、なかなか決定機のない時間が続く。

とうとう均衡を破ったのは85分。FW新谷聖基が自ら倒されて得たPKを沈めて決勝点に。高知は5連勝とし、今節2位浮上の栃木Cとは勝ち点「10」差となっている。

今節は収容人数1700人の第2ホーム、春野総合総合運動公園球技場だったこともあり、観客動員は1528人。悲願のJリーグ参入へ、今後やるべきことがより一層、明確になった格好だ。

◆第14節
▽6月29日(土)
クリアソン新宿 1-1 FCマルヤス岡崎
ミネベアミツミFC 3-1 沖縄SV
Honda FC 0-2 栃木シティ
▽6月30日(日)
高知ユナイテッドSC 1-0 ブリオベッカ浦安
FCティアモ枚方 1-2 ヴィアティン三重
レイラック滋賀 2-0 ラインメール青森
ヴェルスパ大分 3-2 横河武蔵野FC
ソニー仙台FC 1-2 アトレチコ鈴鹿

◆順位表
1位 高知ユナイテッドSC | 勝ち点36 | +18
2位 栃木シティ | 勝ち点26 | +8
3位 FCティアモ枚方 | 勝ち点25 | +3
4位 ヴィアティン三重 | 勝ち点24 | +5
5位 Honda FC | 勝ち点22 | +5
6位 レイラック滋賀 | 勝ち点21 | +7
7位 ヴェルスパ大分 | 勝ち点20 | -1
8位 ラインメール青森 | 勝ち点19 | +4
9位 アトレチコ鈴鹿 | 勝ち点19 | +2
10位 沖縄SV | 勝ち点19 | ±0
11位 FCマルヤス岡崎 | 勝ち点17 | -2
12位 ソニー仙台FC | 勝ち点15 | -4
13位 ブリオベッカ浦安 | 勝ち点14 | -3
14位 横河武蔵野FC | 勝ち点12 | -12
15位 クリアソン新宿 | 勝ち点11 | -15
16位 ミネベアミツミFC | 勝ち点6 | -15

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【JFL第22節】J3ライセンス交付のV三重が90分劇的弾で昇格戦線生き残り! 栃木Cは足踏みドロー…両者は中3日で上位直接対決へ

日本フットボールリーグ(JFL)第22節は28日に4試合。ナイトゲーム2試合は「2025シーズンJ3クラブライセンス」を交付された2クラブがホームゲームに臨んだ。 ◇V三重 1-0 マルヤス J3ライセンスが交付されたヴィアティン三重(7位)は、延期によって第18節・栃木シティ戦(H)を未消化も、直近3試合未勝利&2位栃木Cと勝ち点「9」差。10月2日(水)の栃木C撃破を前提としても、今節は白星がマストである。 しかし、ホームにFCマルヤス岡崎を迎えたなか、なかなかプレッシングがハマらず、立ち上がりから「かなり」苦しい展開。10本強のシュートを浴びせられた前半は、なんとか無失点で凌ぎきったという印象だ。 後半開始直後、マルヤスはGK角井栄太郎が決定機阻止で1発退場となり、V三重が数的優位に。 ただ、数的優位を感じさせる局面が作れず、いよいよ試合も終盤という78分には、まさかのPK献上。それでも、ここはGK森建太が横っ飛びのスーパーセーブで危機を脱する。しかしながら、V三重は決定機がない。 このまま終わるかと思いきや、とうとう90分に待望の瞬間が。V三重は途中出場の大竹将吾が混戦からスルーパスに抜け出し、ボックス内から冷静に左足シュートを流し込んだ。 これにより、希望を繋ぐ大きな大きな勝利。苦しみ抜いた末の1点で勝ち切ったV三重…この勝ち点「3」を財産に、栃木Cとのゼッタイに落とすことのできぬホームゲームへ向かう。 ◇栃木C 0-0 新宿 J3ライセンス初交付の昇格組・栃木シティ(2位)は、現段階では「少なくとも入替戦行き濃厚か」と言える状況に。もちろん成績面だけではJ3入会まで至らぬが、ここまで素晴らしい戦いを披露してきたと言ってよいだろう。 直近7試合無敗というなか、今節は前半戦で0-2と敗れたクリアソン新宿との対戦に。 立ち上がりから攻勢をかけた栃木Cだが、直近2試合無失点の新宿を脅かすには至らず、むしろ新宿の鋭い出足にボールロスト多数。田中パウロ淳一も幾度となくボールを刈り取られる。 後半に入ると前半よりも攻撃の迫力が増すが、いくつかの決定機を活かせず、依然として0-0。新宿の出足が衰えず、田中パウロへのマークが緩まず、ただただ時計の針が進んでいく。 田中パウロと藤原拓海の“翼2枚”は70分に交代。今夏加入のジョーカー村越健太らを投入するが、その後の決定機も活かせず、ゴールレスドローでの決着に。次節は歓喜の勝利を挙げたV三重と、中3日でのアウェイゲームとなる。 ◆第22節 ▽9月28日(土) ソニー仙台FC 2-2 ミネベアミツミFC Honda FC 1-0 FCティアモ枚方 ヴィアティン三重 1-0 FCマルヤス岡崎 栃木シティ 0-0 クリアソン新宿 ▽9月29日(日) [13:00] ラインメール青森 vs 沖縄SV 横河武蔵野FC vs ブリオベッカ浦安 [14:00] ヴェルスパ大分 vs レイラック滋賀 [15:00] アトレチコ鈴鹿 vs 高知ユナイテッドSC ◆暫定順位表 1位 高知ユナイテッドSC | 勝ち点48 | +20 2位 栃木シティ | 勝ち点41 | +15 3位 Honda FC | 勝ち点36 | +9 4位 ヴィアティン三重 | 勝ち点34 | +3 5位 ラインメール青森 | 勝ち点33 | +9 6位 ヴェルスパ大分 | 勝ち点33 | +2 7位 レイラック滋賀 | 勝ち点32 | +12 8位 ブリオベッカ浦安 | 勝ち点30 | +3 9位 FCティアモ枚方 | 勝ち点28 | -3 10位 沖縄SV | 勝ち点27 | +1 11位 アトレチコ鈴鹿 | 勝ち点26 | +3 12位 ソニー仙台FC | 勝ち点23 | -7 13位 FCマルヤス岡崎 | 勝ち点22 | -7 14位 クリアソン新宿 | 勝ち点17 | -22 15位 ミネベアミツミFC | 勝ち点16 | -19 16位 横河武蔵野FC | 勝ち点15 | -19 2024.09.28 20:01 Sat
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【JFL表彰式】今季のMVPは吉田篤志! 栃木シティの初優勝&J3入会を支える…ベストイレブンは栃木C&高知で計8名

5日、第26回日本フットボールリーグ(JFL)の表彰式が開催され、2024シーズンの最優秀選手賞(MVP)には、優勝&J3リーグ入会の栃木シティからFW吉田篤志(25)が選出された。 MVP吉田は今季、栃木Cに2度目の加入を果たし、チーム最大の得点源として12ゴール。チームに勝ち点をもたらす決定的な得点が多かったのも特徴的で、見事、MVPに選出された。 得点王は沖縄SVのFW青戸翔(28)で15ゴール。今季J3宮崎から加入し、とりわけ後半戦14試合出場で10ゴールと得点を量産した。 新人王はソニー仙台FCの大卒ルーキーFW布方叶夢(22)。国士舘大学から加入した160cmドリブラーは全30試合出場で3得点6アシスト…名門ソニーのラスト1年を鮮やかに彩った。 ベストイレブンには吉田と青戸を含め、優勝した栃木Cから6名、準優勝した高知ユナイテッドSCから2名などが選出。 栃木CのFW田中パウロ淳一(31)は今季がキャリア初となるJFLだったが、キレキレのドリブルで相手チームの脅威に。また、高知のDF吉田知樹(26)は、今季のJFLフィールドプレーヤーで唯一、全30試合フルタイム出場を達成した。 ■チーム表彰 優勝:栃木シティ(初優勝) 準優勝:高知ユナイテッドSC 3位:FCティアモ枚方 フェアプレー賞:高知ユナイテッドSC 特別賞:ソニー仙台FC ■個人表彰 ▽最優秀選手賞(MVP) FW 吉田篤志 (栃木シティ) ▽得点王 FW 青戸翔(沖縄SV) 15ゴール ▽新人王 FW 布方叶夢(ソニー仙台FC) ▽優勝監督賞 今矢直城(栃木シティ) ▽優秀レフェリー賞 小林健太朗 ■ベストイレブン GK 相澤ピーターコアミ(栃木シティ) DF 吉田知樹(高知ユナイテッドSC) DF 池松大騎(Honda FC) DF 奥井諒(栃木シティ) DF 上月翔聖(高知ユナイテッドSC) MF 宇都木峻(栃木シティ) MF 関野元弥(栃木シティ) FW 田中パウロ淳一(栃木シティ) FW 青戸翔(沖縄SV) FW 吉田篤志(栃木シティ) FW 田村翔太(ヴィアティン三重) 2024.12.05 16:47 Thu
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「J3でも1番強いと証明したい」栃木シティが4選手と契約更新! 田中パウロ淳一や背番号「10」岡庭裕貴、鈴鹿戦2G1Aの鈴木国友、ウーヴァ時代を知る増田修斗

来シーズンから明治安田J3リーグの一員となる栃木シティが16日、4選手との契約更新を発表した。 まず、中村憲剛氏の引退試合にも参加したFW田中パウロ淳一(31)。2023年に栃木C入りし、攻撃の核として今季はJFLでベストイレブンを受賞した。来季自身3年ぶりのJリーグとなる。 MF岡庭裕貴(29)は栃木Cの背番号「10」。関東1部時代の2020年に東京ユナイテッドFCから加入し、以来中盤を支えるキーマンだ。来季は群馬時代の2018年以来となるJリーグに。 FW鈴木国友(29)は松本山雅FCから今季栃木C入り。終盤戦にきてスタメン起用が増え、最終的にはJFL25試合出場で6得点、優勝決定の鈴鹿戦では2得点1アシストをマークした。 DF増田修斗(30)は“栃木ウーヴァFC”時代を知るワンクラブマンで、前JFL時代の2017年から在籍。競争の激しい現栃木Cで今季はJFL出場5試合にとどまるも、晴れて契約更新、キャリア初のJリーグへ向かう形となった。 契約更新にあたり、4選手は来季への抱負も。 田中パウロは「2年連続昇格でJリーグへという目標は達成しましたが、J3でも1番強い事を証明したい。それくらい栃木シティには大きな魅力があるので、J1・J2にも負けないくらい盛り上げたい。そのためにはこれまで以上に皆さまのパワーが必要です。みんなでJ3も荒らしましょう」とコメントを寄せている。 2024.12.16 16:37 Mon
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来季J3の栃木Cでついにポジション確保、JFLベストイレブンのGK相澤ピーターコアミが契約更新「Jリーガーに戻る機会とまた新たに挑戦する機会を頂けることに感謝」

来シーズン明治安田J3リーグを戦う栃木シティは18日、GK相澤ピーターコアミ(23)との契約更新を発表した。 相澤は2019年に日本文理高校からジェフユナイテッド千葉に入団。2021年限りで退団すると、Jリーグ合同トライアウトで相手選手と接触し、緊急搬送され、中心性脊髄損傷と診断された。 1カ月後には体を動かせる状態まだ回復し、2022年3月に日本フットボールリーグ(JFL)のラインメール青森に加入。2023年にJ3リーグのヴァンラーレ八戸へ移籍した。 2024年は栃木Cへ完全移籍し、再びJFLへ。プロ入りから1度も公式戦の出場がなかったが、今シーズンはJFLで26試合ゴールマウスを守り、リーグ優勝とJ3参入に貢献。JFLのベストイレブンにも選出された。 栃木Cで再びJリーグに挑戦する相澤は、クラブを通じてコメントしている。 「Jリーガーに戻る機会と栃木シティでまた新たに挑戦する機会を与えて頂けることに感謝します。日々の感謝を忘れずにチームの力になれるよう精一杯頑張ります。まずはチーム内の競争を勝ち抜いてチャンスを掴みたいと思います」 「全員で優勝、J2昇格しましょう! 2025シーズンも栃木シティをよろしくお願いいたします!! いつも応援ありがとうございます」 2024.12.18 21:25 Wed

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