【JFL第8節プレビュー】7連勝高知の絶対的堅守をV大分は破れるか…栃木CvsV三重のワクワク上位対決、悩めるHondaと新宿の激突
2024.05.03 17:50 Fri
4日~6日にかけて行われる日本フットボールリーグ(JFL)第8節から注目カードをピックアップ!(対戦カード一覧・順位表は末文参照)
LIVE配信/ヴェルスパ大分公式チャンネル(YouTube)開幕7連勝で今季の序盤戦を席巻する高知ユナイテッドSC(1位)は今節、アウェイでヴェルスパ大分(10位)と対戦。将来のJリーグ参入を見据えるクラブどうしの激突だ。
高知は7試合で16得点3失点という数字が際立つなか、攻撃面では遅攻・速攻・セットプレーとどこからでもゴールを奪える形に進化。それでもベースは昨季同様「堅守」に。
前節Honda FC戦(2◯1)は開始早々に今季初めて先制点を許し、前半のうちに逆転。この点も高知の勢いを示すものだが、新加入のGK大杉啓は“1試合に1度は必ず”と言って良いほど好セーブが光り、最終ラインも劣勢下で身体を投げ出すことを躊躇せず。個々の奮闘とロジカルがガッチリ噛み合うのが、今の高知だ。
◇栃木C vs V三重(4日)
LIVE配信/【公式】栃木シティフットボールクラブ(YouTube)
今季唯一の昇格組にして、2試合連続の3得点で2連勝中という栃木シティ(5位)。今節は6試合で4勝2分け0敗と好調なヴィアティン三重(2位)とのホームゲームだ。
両軍ともに今節への勢いは十分か。栃木Cは上述の通りで、V三重は前節89分の田村翔太弾で横河武蔵野FCを1-0と撃破。劣勢でも勝ち切った姿にはJ参入への気概を感じさせる。
攻撃陣の“インパクト”は前節沖縄SVから3得点の栃木Cが凌駕。Jリーグ経験も豊富なベテランアタッカー2枚、35歳山崎亮平と30歳田中パウロ淳一が沖縄戦で躍動。
先制点は相手の攻撃を凌いでロングカウンター発動、田中パウロが自陣から独走し、最後は山崎がフィニッシュ。山崎は直後にも追加点…最後は田中パウロがPKでトドメを指した。
直近2試合6得点の栃木C vs 首位高知追撃へポイントを落としたくないV三重…撃ち合いも期待したくなる、ワクワクする上位対決だ。
◇Honda vs 新宿(5日)
LIVE配信/JFL Official Channel(YouTube)
昨季王者にしてJFLの盟主というHonda FC(9位)は今季もスロースタート。開幕7試合で勝ち点「9」は昨季の「7」こそ上回るも、高知は7連勝で「21」…早い段階で連勝街道を作らなければ連覇は厳しそうだ。
今節ホームで対戦するのはクリアソン新宿(15位)。J参入を見据えつつも、北嶋秀朗新監督のもと、1勝2分け4敗で下位に低迷しており、リーグ最少の3得点とリーグ最多タイの12失点…苦しい戦いが続く東京23区の雄だ。
伝統的に手堅く守れるHondaだが、前節高知戦は今季初の複数失点。この点が得点力に悩む新宿との対戦でどう作用するかは蓋を開けてみないとわからないが、得点力に悩むのはHondaも同じ。7試合で6得点はどうしても物足りない。
悩めるチームどうしの激突。新宿視点でみれば、J参入を目指すクラブが“Jへの門番”Hondaに勝利するのは、単なる勝ち点3以上の価値を持つ。中位vs下位のカードではあるが、この一戦も要注目だ。
◇滋賀 vs ミネベア(5日13:00)
LIVE配信/レイラック滋賀FC(YouTube)
J参入へ最も近い存在と言って差し支えのないレイラック滋賀(6位)。昨季はJ3との入替戦まであと一歩という3位、今季の開幕戦では照明課題をクリアした本拠地「平和堂HATOスタジアム」に観衆4152人が詰めかけた。
ただ、Jリーグ経験者を中心に大型補強を敢行して迎えた今季、まだ序盤戦とはいえ、7試合を終えて連勝が1度もないのは流石に誤算か。前節はFCティアモ枚方との関西勢対決、90分を通じた接戦の展開を0-1で落としている。
今節はHATOスタでミネベアミツミFC(14位)と対戦。ミネベアは昨季JFL得点王、35得点中19得点を叩き出した日野友貴がシーズン後にJ3のFC今治へステップアップし、今季は7試合4得点…複数得点が1度もない。
滋賀はこのように苦しむチームと対峙するわけだが、やはり相手に関わらず勝ち点3を積みたいところ。今節を終えると、次節は首位高知とのアウェイゲーム…ここで3ポイントを積み、「高知戦で今季初の2連勝」が理想的となる。
◆第8節
▽5月4日(土)
[13:00]
ヴェルスパ大分 vs 高知ユナイテッドSC
栃木シティ vs ヴィアティン三重
Honda FC vs クリアソン新宿
横河武蔵野FC vs ラインメール青森
▽5月5日(日)
[13:00]
レイラック滋賀 vs ミネベアミツミFC
FCティアモ枚方 vs FCマルヤス岡崎
ソニー仙台FC vs ブリオベッカ浦安
▽5月6日(月)
[13:00]
沖縄SV vs アトレチコ鈴鹿
◆順位表(第7節終了時点)
1位 高知ユナイテッドSC | 勝ち点21 | +13
2位 ヴィアティン三重 | 勝ち点14 | +4
3位 FCティアモ枚方 | 勝ち点13 | +2
4位 沖縄SV | 勝ち点12 | +4
5位 栃木シティ | 勝ち点12 | +2
6位 レイラック滋賀 | 勝ち点10 | +1
7位 アトレチコ鈴鹿 | 勝ち点10 | ±0
8位 ソニー仙台FC | 勝ち点10 | ±0
9位 Honda FC | 勝ち点9 | +2
10位 ヴェルスパ大分 | 勝ち点8 | -1
11位 横河武蔵野FC | 勝ち点8 | -1
12位 ラインメール青森 | 勝ち点7 | -1
13位 FCマルヤス岡崎 | 勝ち点7 | -2
14位 ミネベアミツミFC | 勝ち点5 | -8
15位 クリアソン新宿 | 勝ち点5 | -9
16位 ブリオベッカ浦安 | 勝ち点3 | -6
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◇V大分 vs 高知(4日)LIVE配信/ヴェルスパ大分公式チャンネル(YouTube)開幕7連勝で今季の序盤戦を席巻する高知ユナイテッドSC(1位)は今節、アウェイでヴェルスパ大分(10位)と対戦。将来のJリーグ参入を見据えるクラブどうしの激突だ。
前節Honda FC戦(2◯1)は開始早々に今季初めて先制点を許し、前半のうちに逆転。この点も高知の勢いを示すものだが、新加入のGK大杉啓は“1試合に1度は必ず”と言って良いほど好セーブが光り、最終ラインも劣勢下で身体を投げ出すことを躊躇せず。個々の奮闘とロジカルがガッチリ噛み合うのが、今の高知だ。
V大分は昨季高知に1分け1敗で2試合ノーゴール。V大分視点で「高知からいかにしてゴールを奪うか」という見方も面白いかもしれない。
◇栃木C vs V三重(4日)
LIVE配信/【公式】栃木シティフットボールクラブ(YouTube)
今季唯一の昇格組にして、2試合連続の3得点で2連勝中という栃木シティ(5位)。今節は6試合で4勝2分け0敗と好調なヴィアティン三重(2位)とのホームゲームだ。
両軍ともに今節への勢いは十分か。栃木Cは上述の通りで、V三重は前節89分の田村翔太弾で横河武蔵野FCを1-0と撃破。劣勢でも勝ち切った姿にはJ参入への気概を感じさせる。
攻撃陣の“インパクト”は前節沖縄SVから3得点の栃木Cが凌駕。Jリーグ経験も豊富なベテランアタッカー2枚、35歳山崎亮平と30歳田中パウロ淳一が沖縄戦で躍動。
先制点は相手の攻撃を凌いでロングカウンター発動、田中パウロが自陣から独走し、最後は山崎がフィニッシュ。山崎は直後にも追加点…最後は田中パウロがPKでトドメを指した。
直近2試合6得点の栃木C vs 首位高知追撃へポイントを落としたくないV三重…撃ち合いも期待したくなる、ワクワクする上位対決だ。
◇Honda vs 新宿(5日)
LIVE配信/JFL Official Channel(YouTube)
昨季王者にしてJFLの盟主というHonda FC(9位)は今季もスロースタート。開幕7試合で勝ち点「9」は昨季の「7」こそ上回るも、高知は7連勝で「21」…早い段階で連勝街道を作らなければ連覇は厳しそうだ。
今節ホームで対戦するのはクリアソン新宿(15位)。J参入を見据えつつも、北嶋秀朗新監督のもと、1勝2分け4敗で下位に低迷しており、リーグ最少の3得点とリーグ最多タイの12失点…苦しい戦いが続く東京23区の雄だ。
伝統的に手堅く守れるHondaだが、前節高知戦は今季初の複数失点。この点が得点力に悩む新宿との対戦でどう作用するかは蓋を開けてみないとわからないが、得点力に悩むのはHondaも同じ。7試合で6得点はどうしても物足りない。
悩めるチームどうしの激突。新宿視点でみれば、J参入を目指すクラブが“Jへの門番”Hondaに勝利するのは、単なる勝ち点3以上の価値を持つ。中位vs下位のカードではあるが、この一戦も要注目だ。
◇滋賀 vs ミネベア(5日13:00)
LIVE配信/レイラック滋賀FC(YouTube)
J参入へ最も近い存在と言って差し支えのないレイラック滋賀(6位)。昨季はJ3との入替戦まであと一歩という3位、今季の開幕戦では照明課題をクリアした本拠地「平和堂HATOスタジアム」に観衆4152人が詰めかけた。
ただ、Jリーグ経験者を中心に大型補強を敢行して迎えた今季、まだ序盤戦とはいえ、7試合を終えて連勝が1度もないのは流石に誤算か。前節はFCティアモ枚方との関西勢対決、90分を通じた接戦の展開を0-1で落としている。
今節はHATOスタでミネベアミツミFC(14位)と対戦。ミネベアは昨季JFL得点王、35得点中19得点を叩き出した日野友貴がシーズン後にJ3のFC今治へステップアップし、今季は7試合4得点…複数得点が1度もない。
滋賀はこのように苦しむチームと対峙するわけだが、やはり相手に関わらず勝ち点3を積みたいところ。今節を終えると、次節は首位高知とのアウェイゲーム…ここで3ポイントを積み、「高知戦で今季初の2連勝」が理想的となる。
◆第8節
▽5月4日(土)
[13:00]
ヴェルスパ大分 vs 高知ユナイテッドSC
栃木シティ vs ヴィアティン三重
Honda FC vs クリアソン新宿
横河武蔵野FC vs ラインメール青森
▽5月5日(日)
[13:00]
レイラック滋賀 vs ミネベアミツミFC
FCティアモ枚方 vs FCマルヤス岡崎
ソニー仙台FC vs ブリオベッカ浦安
▽5月6日(月)
[13:00]
沖縄SV vs アトレチコ鈴鹿
◆順位表(第7節終了時点)
1位 高知ユナイテッドSC | 勝ち点21 | +13
2位 ヴィアティン三重 | 勝ち点14 | +4
3位 FCティアモ枚方 | 勝ち点13 | +2
4位 沖縄SV | 勝ち点12 | +4
5位 栃木シティ | 勝ち点12 | +2
6位 レイラック滋賀 | 勝ち点10 | +1
7位 アトレチコ鈴鹿 | 勝ち点10 | ±0
8位 ソニー仙台FC | 勝ち点10 | ±0
9位 Honda FC | 勝ち点9 | +2
10位 ヴェルスパ大分 | 勝ち点8 | -1
11位 横河武蔵野FC | 勝ち点8 | -1
12位 ラインメール青森 | 勝ち点7 | -1
13位 FCマルヤス岡崎 | 勝ち点7 | -2
14位 ミネベアミツミFC | 勝ち点5 | -8
15位 クリアソン新宿 | 勝ち点5 | -9
16位 ブリオベッカ浦安 | 勝ち点3 | -6
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