首位高知敗戦で2位枚方は5連勝…次節勝ち点2差の直接対決に! 三重県勢対決は鈴鹿に軍配 【JFL第9節】

2024.05.20 16:15 Mon
90+5分に小野寺健也が決勝点...滋賀が高知を撃破
©超ワールドサッカー
90+5分に小野寺健也が決勝点...滋賀が高知を撃破
18日〜19日にかけ、日本フットボールリーグ(JFL)第9節の8試合が各地で行われた。◇高知 0-1 滋賀

首位の高知ユナイテッドSCが2連敗。ホームで序盤からレイラック滋賀に押し込まれたなか、なんとかゴールレスで踏ん張るも、後半途中に快足FW東家聡樹の投入でロングボールがオプションとなった以外に攻め手を欠く。
迎えた90+5分、滋賀はボックス右外でFKを獲得し、DF平尾壮のピンポイントクロスにヘディングで合わせたのはDF小野寺健也。小野寺は足をつっていたなか、土壇場で決勝点だ。

滋賀は2連勝もアウェイ白星も今季初。高知は2試合連続ノーゴールでの2連敗となった。
◇ミネベア 0-1 枚方

一方、2位のFCティアモ枚方が5連勝で首位高知と勝ち点「2」差に。敵地宮崎で下位のミネベアミツミFCと対戦したなか、なかなかゴールを奪えず、時計の針だけが進んでいく。

それでも積極的な交代策も実る形で81分、波状攻撃からMF後藤卓磨のヒールパスを受けた途中出場FW津村夢人が右足一閃。津村の一発で枚方が0-1勝利…5試合連続で1点差という接戦をモノにし続け、とうとう5連勝だ。

次節(6月2日)はホームで首位高知との直接対決となる。

◇V三重 1-3 鈴鹿

ヴィアティン三重とアトレチコ鈴鹿による三重県勢対決は、県北部の敵地ラピスタに乗り込んだアウェイ鈴鹿に軍配。鈴鹿は15分、24分と、得点ランキング首位のFW人見拓哉が立て続けに2ゴールを記録する。

V三重は前半のうちにFW大竹将吾が反撃弾。35分、FW田村翔太の浮き玉に走った大竹は、相手GKよりも一歩先に頭で触れ、ネットへ流し込む。

しかし、鈴鹿は後半頭の49分にFW福元友哉が追加点。セットプレーの流れからセカンドボールを拾い続けると、最後は福元が巧みな身のこなしから素早く左足を振り、ファーネットへ流し込んだ。

前節は沖縄SVに1-3と敗れていた鈴鹿が3-1で勝利。一方のV三重は、第2節から7試合無敗だったが、高知追撃へ痛い1敗となった。

◆第9節
[5月18日]
高知ユナイテッドSC 0-1 レイラック滋賀
ミネベアミツミFC 0-1 FCティアモ枚方
ブリオベッカ浦安 0-1 Honda FC
[5月19日]
ヴィアティン三重 1-3 アトレチコ鈴鹿
沖縄SV 3-1 ソニー仙台FC
クリアソン新宿 1-1 ヴェルスパ大分
FCマルヤス岡崎 3-0 横河武蔵野FC

◆順位表
1位 高知ユナイテッドSC | 勝ち点21 | +11
2位 FCティアモ枚方 | 勝ち点19 | +4
3位 沖縄SV | 勝ち点18 | +8
4位 レイラック滋賀 | 勝ち点16 | +7
5位 Honda FC | 勝ち点15 | +4
6位 ヴィアティン三重 | 勝ち点15 | +2
7位 栃木シティ | 勝ち点14 | +2
8位 アトレチコ鈴鹿 | 勝ち点13 | ±0
9位 ヴェルスパ大分 | 勝ち点12 | ±0
10位 ソニー仙台FC | 勝ち点11 | -2
11位 FCマルヤス岡崎 | 勝ち点10 | ±0
12位 ラインメール青森 | 勝ち点9 | -1
13位 横河武蔵野FC | 勝ち点9 | -4
14位 クリアソン新宿 | 勝ち点6 | -10
15位 ミネベアミツミFC | 勝ち点5 | -14
16位 ブリオベッカ浦安 | 勝ち点4 | -7

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J3参入見据えるレイラック滋賀、首位高知に90+5分の小野寺健也弾で勝利! 敵地白星も2連勝も今季初【JFL第9節】

18日、日本フットボールリーグ(JFL)第9節の高知ユナイテッドSCvsレイラック滋賀が高知県立春野総合運動公園球技場で行われ、アウェイの滋賀が0-1で勝利した。 開幕7連勝も前節初黒星の高知(1位)と、昨季3位もここまで連勝なしの滋賀(5位)。 滋賀は前節ミネベアミツミFCに5-0と大勝も、先週は天皇杯県予選決勝で大学チームに敗れ、3大会ぶりに本戦行きを逸。対して高知は昨季天皇杯ベスト16にして、9大会連続で本戦出場を掴んでいる。 敗戦から1週間、滋賀は失意を感じさせぬ勢いでゲームに入り、序盤から敵地で首位高知を押し込んでいく。 最前線ではFW菊島卓が持ち前のフィジカルを活かして起点となり、サイドに流れてのチャンスメイクにも献身的。背番号10を背負うFW榎本大輝は左から積極果敢に仕掛けていく。 高知は迫力ある滋賀の攻撃を警戒してか、2列目左のMF上月翔聖が最終ラインに吸収されて5バックとなる場面も多く、陣地の押し上げに苦労。20分過ぎから一時ペースを握るも、すぐに滋賀が主導権を取り戻す。 滋賀は36分、左サイドの崩しからゴール前でMF海口彦太がワンタッチシュートも高知GK大杉啓がキャッチ。43分にはMF久保田和音が決定的な右足シュートも、またもGK大杉の間一髪セーブ…押し込みながらも先制点が遠い。 劣勢の高知はゴールレスで踏ん張って迎えた61分、ゴール正面約25mという位置でFKを獲得。今季8試合6アシストのキッカー、MF高野裕維が直接狙うが、わずかに枠上へ。 65分には、DF小林大智とFW新谷聖基を下げ、今季途中出場から4得点のFW小林心、そして“186cmの韋駄天”、元アビスパ福岡のFW東家聡樹を投入する。 JFLトップクラスの快足を誇る東家。高知は前がかりになりがちな滋賀守備陣の背後を狙う東家目掛けたロングボールもオプションに。86分には東家が右サイドを浮き玉一発で抜け出すが、ボックス右から放ったシュートは枠外へ。 第4審が提示した後半のアディショナルタイムは「5」分間。両軍ともにゴールレスドローで勝ち点1を分け合うことも覚悟した90+5分、とうとう均衡が破れた。 90+5分、滋賀の攻撃は一度遮断されるも、高知守備陣の中途半端な前方へのパスを回収し、すぐさま攻撃再開。右サイドはボックス手前でFKを獲得する。 キッカーは元ガンバ大阪でゲーム主将のDF平尾壮。平尾がゴール前へピンポイントのクロスを送り、頭ひとつ飛び出したDF小野寺健也がヘディングシュートを叩き込んだ。 高知に残された時間は皆無に等しく、小野寺の1発が首位撃破の決勝点に。滋賀は今季アウェイ初白星、そして今季初の2連勝となり、暫定ながらも3位に浮上だ。 対して高知は前述のFKを含め、公式記録上でシュートは「2」本。今節での首位陥落はないが、2試合連続の無得点で2連敗ということに。 今節は2位のFCティアモ枚方が勝利し、高知の次節(6月2日)はアウェイで枚方戦という勝ち点2差の直接対決に。2024シーズンのJFLが面白くなってきた。 高知ユナイテッドSC 0-1 レイラック滋賀 【滋賀】 小野寺健也(後45+5) 2024.05.18 20:30 Sat

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