J3参入見据えるレイラック滋賀、首位高知に90+5分の小野寺健也弾で勝利! 敵地白星も2連勝も今季初【JFL第9節】

2024.05.18 20:30 Sat
J3参入見据えるレイラック滋賀、首位高知を撃破で2連勝
J3参入見据えるレイラック滋賀、首位高知を撃破で2連勝
18日、日本フットボールリーグ(JFL)第9節の高知ユナイテッドSCvsレイラック滋賀が高知県立春野総合運動公園球技場で行われ、アウェイの滋賀が0-1で勝利した。

開幕7連勝も前節初黒星の高知(1位)と、昨季3位もここまで連勝なしの滋賀(5位)。

滋賀は前節ミネベアミツミFCに5-0と大勝も、先週は天皇杯県予選決勝で大学チームに敗れ、3大会ぶりに本戦行きを逸。対して高知は昨季天皇杯ベスト16にして、9大会連続で本戦出場を掴んでいる。
敗戦から1週間、滋賀は失意を感じさせぬ勢いでゲームに入り、序盤から敵地で首位高知を押し込んでいく。

最前線ではFW菊島卓が持ち前のフィジカルを活かして起点となり、サイドに流れてのチャンスメイクにも献身的。背番号10を背負うFW榎本大輝は左から積極果敢に仕掛けていく。
高知は迫力ある滋賀の攻撃を警戒してか、2列目左のMF上月翔聖が最終ラインに吸収されて5バックとなる場面も多く、陣地の押し上げに苦労。20分過ぎから一時ペースを握るも、すぐに滋賀が主導権を取り戻す。

滋賀は36分、左サイドの崩しからゴール前でMF海口彦太がワンタッチシュートも高知GK大杉啓がキャッチ。43分にはMF久保田和音が決定的な右足シュートも、またもGK大杉の間一髪セーブ…押し込みながらも先制点が遠い。

劣勢の高知はゴールレスで踏ん張って迎えた61分、ゴール正面約25mという位置でFKを獲得。今季8試合6アシストのキッカー、MF高野裕維が直接狙うが、わずかに枠上へ。

65分には、DF小林大智とFW新谷聖基を下げ、今季途中出場から4得点のFW小林心、そして“186cmの韋駄天”、元アビスパ福岡のFW東家聡樹を投入する。

JFLトップクラスの快足を誇る東家。高知は前がかりになりがちな滋賀守備陣の背後を狙う東家目掛けたロングボールもオプションに。86分には東家が右サイドを浮き玉一発で抜け出すが、ボックス右から放ったシュートは枠外へ。

第4審が提示した後半のアディショナルタイムは「5」分間。両軍ともにゴールレスドローで勝ち点1を分け合うことも覚悟した90+5分、とうとう均衡が破れた。

90+5分、滋賀の攻撃は一度遮断されるも、高知守備陣の中途半端な前方へのパスを回収し、すぐさま攻撃再開。右サイドはボックス手前でFKを獲得する。

キッカーは元ガンバ大阪でゲーム主将のDF平尾壮。平尾がゴール前へピンポイントのクロスを送り、頭ひとつ飛び出したDF小野寺健也がヘディングシュートを叩き込んだ。

高知に残された時間は皆無に等しく、小野寺の1発が首位撃破の決勝点に。滋賀は今季アウェイ初白星、そして今季初の2連勝となり、暫定ながらも3位に浮上だ。

対して高知は前述のFKを含め、公式記録上でシュートは「2」本。今節での首位陥落はないが、2試合連続の無得点で2連敗ということに。

今節は2位のFCティアモ枚方が勝利し、高知の次節(6月2日)はアウェイで枚方戦という勝ち点2差の直接対決に。2024シーズンのJFLが面白くなってきた。

高知ユナイテッドSC 0-1 レイラック滋賀
【滋賀】
小野寺健也(後45+5)

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JFLが最終盤でとうとう首位交代…3連敗高知に代わって栃木Cが順位表の最上段へ 3位滋賀は敗れる【JFL第24節】

12日、日本フットボールリーグ(JFL)第24節の4試合が各地で行われた。 ◇武蔵野 1-0 高知 高知ユナイテッドSCがとうとう首位陥落。残留争い中の横河武蔵野FCとアウェイで対戦し、0-1のウノゼロ負けに。3試合連続ノーゴール&3連敗で、深刻なチーム状況が垣間見えた。 ここ最近共通しているのは、立ち上がりの攻勢下で1点を奪えず、逆に1発で仕留められる流れ。現状について言及できる点は他にも様々あるが、とにかく登録選手の平均年齢がJFLで最も若いチームはいま、苦境に立たされる。 卓越したキック精度、バランス感覚を併せ持つMF佐々木敦河の負傷による不在も痛いところか。栃木シティに首位を譲ったなか、次節はホームで沖縄SVと。試行錯誤の続く高知だが、まずは原点に立ち返るべきではないか。 ◇栃木C 5-3 ミネベア 高知に代わって首位浮上は、昇格組にしてリーグトップクラスの選手層を誇る栃木シティ。なかでも3トップの選択肢が豊富で、ミネベアミツミFCとの今節は、取って取られてのシーソーゲームから5発勝利となった。 主たる得点源のFW吉田篤志、FW藤原拓海をベンチスタートとしたなか、半年ぶりの先発起用から3試合連続でスタメン出場したFW鈴木国友などがゴールを奪い、2-3で迎えた83分からは、5分間で3得点。一気に再逆転した。 詰まるところ、高知と対照的な、圧倒的な得点力。リーグダントツ最多の「50」得点が光り、第13節からこれで12試合無敗ということに。凄まじい火力で猪突猛進中である。 ◇ソニー 3-1 滋賀 一方、3位・レイラック滋賀が痛恨の敗戦。今季限りで活動を終えるソニー仙台FCとの最終対戦に臨み、開始25分で3失点…後半1点を返すも、これ以上の反撃は叶わなかった。 これにより、残り6試合で2位高知と勝ち点「10」差に。空前の大型補強で今季に挑んだ滋賀だが、チームの整備に時間を要したか、開幕から低空飛行が続き、指揮官交代も。 チーム状態は角田誠新監督のもとで上向き、前節・Honda FC戦は逞しいアタッキングで3発逆転勝利、そして3連勝。ただ、現実的に「2位以内」が遠のいている状況だ。 ◆第24節 ▽10月12日(土) 横河武蔵野FC 1-0 高知ユナイテッドSC 栃木シティ 5-3 ミネベアミツミFC ソニー仙台FC 3-1 レイラック滋賀 Honda FC 0-0 ヴェルスパ大分 ▽10月13日(日) [13:00] ヴィアティン三重 vs ブリオベッカ浦安 ラインメール青森 vs クリアソン新宿 アトレチコ鈴鹿 vs FCティアモ枚方 ▽10月14日(月) [15:00] 沖縄SV vs FCマルヤス岡崎 ◆暫定順位表 1位 栃木シティ | 勝ち点50 | +20 2位 高知ユナイテッドSC | 勝ち点48 | +15 3位 レイラック滋賀 | 勝ち点38 | +14 4位 Honda FC | 勝ち点37 | +8 5位 ヴェルスパ大分 | 勝ち点37 | ±0 6位 ヴィアティン三重 | 勝ち点35 | +2 7位 ラインメール青森 | 勝ち点34 | +7 8位 沖縄SV | 勝ち点34 | +6 9位 アトレチコ鈴鹿 | 勝ち点32 | +3 10位 FCティアモ枚方 | 勝ち点32 | -2 11位 ブリオベッカ浦安 | 勝ち点31 | +2 12位 ソニー仙台FC | 勝ち点26 | -6 13位 FCマルヤス岡崎 | 勝ち点23 | -8 14位 横河武蔵野FC | 勝ち点22 | -17 15位 クリアソン新宿 | 勝ち点18 | -22 16位 ミネベアミツミFC | 勝ち点16 | -22 2024.10.12 21:30 Sat
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来季のJ3入りに必要なライセンス、JFL首位の高知や2位の栃木シティら上位陣に交付…14位低迷の新宿もホームタウン特性を鑑み交付

Jリーグは24日、2025シーズンのJ3クラブライセンスの判定結果を発表した。 今シーズンは7クラブが申請しており、栃木シティフットボールクラブが新たに申請。ラインメール青森、クリアソン新宿、ヴィアティン三重、レイラック滋賀、高知ユナイテッドSC、ヴェルスパ大分に加え、栃木シティにも交付が決定した。 なお、2024シーズンに引き続き、新宿は施設基準に課題があるものの、東京23区というホームタウンの特性に鑑みて交付されることが決定した。 なお、J3クラブライセンスが交付されたクラブについては、今後、10月の理事会にてJリーグ入会が審議。入会を最終承認されるためには、JFL最終節終了時点で以下のJ3入会審査項目も満たす必要がある。 今シーズンの日本フットボールリーグ(JFL)は、ここまで21節(一部クラブは20節)を消化。J3クラブライセンスが交付されるクラブでは、高知が1位、栃木シティが2位、青森が3位、V大分が5位、滋賀が6位、三重が7位とHonda FCを除いた上位6クラブに交付。新宿は14位と低迷し、順位基準を満たす可能性がないため来季の昇格は消滅している。 JFLで最終順位が2位以内のクラブが条件となり、2位のクラブはJ3クラブとの入れ替え戦に回ることに。加えて、今シーズンのホームゲームの1試合平均入場者数が2000人以上であり、年間入場料収入が1000万円に到達すること。さらに、短期的に資金難に陥る可能性が極めて低いとJリーグが評価できる状態にあることが条件となる。 2024.09.24 16:58 Tue
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【JFL第21節】“2位以内”確保へ瀬戸際のレイラック滋賀が浦安に3発快勝 次節はヴェルスパ大分との敵地大一番に

23日、日本フットボールリーグ(JFL)第21節のレイラック滋賀vsブリオベッカ浦安が行われ、ホームの滋賀が3-0と快勝。希望を繋いだ。 暫定8位のレイラック滋賀は、昨オフ大型補強の反動でチーム構築に時間を要したか、前半戦からうだつの上がらない戦いが続き、監督交代も経ていよいよ瀬戸際。現状「2位以内(※)」の確保も難しくなっていると言わざるを得ない。 (※)J3入会へ成績面での最低ライン。2025シーズンJ3クラブライセンスの取得を前提とした場合、優勝なら自動昇格、2位なら入替戦へ 前節はクリアソン新宿に敗れたなか、今節ホームでブリオベッカ浦安と。もはや勝ち点「3」以外は負けに等しいなか39分、中央突破で浦安を綺麗に崩し、最後はMF五十嵐理人。GKをかわして先制点となる右足シュートを流し込む。 続けて43分、浦安最終ラインのDF藤森隆汰に、元浦安のFW菊島卓がプレッシャーをかけてボール奪取。最後は初先発の大卒ルーキーFW奥田陽琉がGKとの一対一を制して追加点に。“後半型”の滋賀が前半で2点リードとする。 ゲームテンポが上がった後半も63分、左CKのこぼれを拾ったMF海口彦太がボックス外から右足ミドルをズドン。浦安の反撃をファウルで止めるシーンが多かったのは気がかりだが、それだけ球際の意識も強かったということか。 何はともあれ、滋賀は2位以内確保へ意地の3-0快勝。比較的苦手としている印象のvs関東勢で勝ち点「3」を積み上げ、次節はアウェイでヴェルスパ大分と。滋賀とV大分…敗れたほうはおそらく、J3昇格争いから脱落する。 レイラック滋賀 3-0 ブリオベッカ浦安 【滋賀】 五十嵐理人(前39) 奥田陽琉(前43) 海口彦太(後18) ◆第21節 ▽9月23日(月・祝) レイラック滋賀 3-0 ブリオベッカ浦安 アトレチコ鈴鹿 [15:00] 横河武蔵野FC ▽9月21日(土) FCティアモ枚方 0-0 クリアソン新宿 ミネベアミツミFC 0-1 高知ユナイテッドSC Honda FC 3-0 ヴィアティン三重 栃木シティ 3-0 FCマルヤス岡崎 ▽9月22日(日) ソニー仙台FC 1-2 ラインメール青森 ヴェルスパ大分 2-2 沖縄SV ◆暫定順位表 1位 高知ユナイテッドSC | 勝ち点48 | +20 2位 栃木シティ | 勝ち点40 | +15 3位 ラインメール青森 | 勝ち点33 | +9 4位 Honda FC | 勝ち点33 | +8 5位 ヴェルスパ大分 | 勝ち点33 | +2 6位 レイラック滋賀 | 勝ち点32 | +12 7位 ヴィアティン三重 | 勝ち点31 | +2 8位 ブリオベッカ浦安 | 勝ち点30 | +3 9位 FCティアモ枚方 | 勝ち点28 | -2 10位 沖縄SV | 勝ち点27 | +1 11位 アトレチコ鈴鹿 | 勝ち点25 | +3 12位 FCマルヤス岡崎 | 勝ち点22 | -6 13位 ソニー仙台FC | 勝ち点22 | -7 14位 クリアソン新宿 | 勝ち点16 | -22 15位 ミネベアミツミFC | 勝ち点15 | -19 16位 横河武蔵野FC | 勝ち点14 | -19 2024.09.23 15:04 Mon

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