首位高知がソニー撃破で開幕6連勝! 2位沖縄&3位V三重は揃ってドロー…早くも勝ち点「6」差に【JFL第6節】
2024.04.14 15:10 Sun
首位高知のFW小林心(右)は2ゴールで得点ランキング1位タイに浮上
13〜14日にかけ、日本フットボールリーグ(JFL)第6節の8試合が各地で行われた。◇Honda 3-0 ミネベア
毎年恒例のスロースタートとはいえ、開幕5試合で1勝&直近4試合未勝利だった王者Honda FC。ここまで2ゴールと得点力不足も深刻だったが、ミネベアミツミFCとの企業対決で3発快勝だ。
まずは22分、中盤でのデュエルの連続を制して左サイドを前進すると、最後はマイナスのクロスにFW鈴木理久が合わせて先制。後半頭の50分には、左からのクロスがゴール前へ折り返され、混戦からDF川畑隼人が蹴り込んで追加点とする。
その後しばらく2点リードを保った“Jへの門番”。締めくくりは90+2分、FW児玉怜音が倒されて得たPKを自らきっちり成功し3点目に。JFL2連覇を目指すHondaのギアが上がってきた。
JFL随一の戦力を揃えてJ3参入を見据えるレイラック滋賀。今節は主軸センターバックのDF井出敬大が、前節の1発レッドによって出場停止だったが、ホームでFCマルヤス岡崎にきっちり勝利だ。
滋賀は開始2分、左サイドをテンポ良く繋いで崩し、最後はMF久保田和音の技ありヘッドでいきなり先制。57分には、相手のハンドで得たPKをDF平尾壮が決めて追加点とする。
しかし、元ガンバ大阪の加入2年目、今季初スタメンでゲーム主将を務めた平尾は67分、浮き玉に抜け出そうとした相手FWを倒してしまい、決定機阻止で1発レッドを喰らってしまう。
2試合連続で数的不利を強いられた滋賀だが、最後までマルヤスを抑え込み、2点リードを保って試合終了。2試合ぶりの白星を挙げた。
◇ソニー 0-2 高知
早くもJFL初優勝の期待が高まる、開幕5連勝の首位・高知ユナイテッドSC。うち4試合はホームだが、チームの完成度はJFL16チームの中で群を抜き、今節は強豪ソニー仙台FCを敵地で撃破だ。
前半はソニーに押し込まれた高知。シュートは1本しか打てず、ソニーに対しCK6本を与える苦しい展開も、J3福島ユナイテッドFCから加入の新守護神、GK大杉啓を中心に無失点で凌ぐ。
すると後半頭の51分、ハーフタイム明けから投入のFW小林心がボックス内で倒されてPK獲得。自らキッカーを務めて成功し高知が先制する。小林心はさらに83分、ロングカウンターから味方がパスを繋ぎ、ボールは自身の足元に。小刻みかつスピードに乗ったドリブルでDF2人をかわし、右足シュートをゴール左隅へ流し込んだ。
小林心の2ゴールでソニーを振り切った高知。磐石の首位キープだ。なお、小林心はこの2ゴールで今季4得点とし、得点ランキング1位タイにつけたが、なんと全て途中出場からのゴールだ。
◇武蔵野 1-1 沖縄
その一方、前節終了時点で首位高知と勝ち点「4」差の2位沖縄SV。昨季最下位からスケールアップした彼らだが、今節は横河武蔵野FCと敵地でドローに終わり、勝ち点差も「6」に拡大だ。
立ち上がりから武蔵野を押し込み、幾度となくバイタルエリアまで侵入した沖縄。19分には、FW小田垣旋のワンタッチシュートがクロスバーを直撃するなど先制点を予感させる。
武蔵野も20分過ぎから持ち直したなか、沖縄はなおもシュート・セットプレーの数で大きく上回り、41分に先制。左CKを跳ね返されるも即時奪還で奪い返し、ボックス右からFW青戸翔が強烈な右足シュートをゴール左上へ叩き込んだ。
しかし1点リードで推移した試合も終盤の78分、武蔵野にセットプレーの流れから自陣ゴール前を混乱に陥れられ、最後はDF谷本竜一に蹴り込まれて同点に。逆転こそ許さなかった沖縄だが、勝ち点1の積み上げにとどまり、首位高知とは勝ち点「6」差に。3位ヴィアティン三重もラインメール青森と引き分けたため、かろうじて2位キープだ。
◆JFL第6節
▽4月13日(土)
Honda FC 3-0 ミネベアミツミFC
ソニー仙台FC 0-2 高知ユナイテッドSC
栃木シティ 3-1 ブリオベッカ浦安
▽4月14日(日)
レイラック滋賀 2-0 FCマルヤス岡崎
横河武蔵野FC 1-1 沖縄SV
ラインメール青森 1-1 ヴィアティン三重
ヴェルスパ大分 2-3 FCティアモ枚方
アトレチコ鈴鹿 0-0 クリアソン新宿
◆順位表
1位 高知ユナイテッドSC | 勝ち点18 | +12
2位 沖縄SV | 勝ち点12 | +6
3位 ヴィアティン三重 | 勝ち点11 | +3
4位 レイラック滋賀 | 勝ち点10 | +2
5位 FCティアモ枚方 | 勝ち点10 | +1
6位 Honda FC | 勝ち点9 | +3
7位 栃木シティ | 勝ち点9 | ±0
8位 横河武蔵野FC | 勝ち点8 | ±0
9位 アトレチコ鈴鹿 | 勝ち点7 | -1
10位 ソニー仙台FC | 勝ち点7 | -1
11位 ラインメール青森 | 勝ち点6 | -1
12位 FCマルヤス岡崎 | 勝ち点6 | -2
13位 ヴェルスパ大分 | 勝ち点5 | -3
14位 ミネベアミツミFC | 勝ち点5 | -6
15位 クリアソン新宿 | 勝ち点5 | -8
16位 ブリオベッカ浦安 | 勝ち点3 | -5
毎年恒例のスロースタートとはいえ、開幕5試合で1勝&直近4試合未勝利だった王者Honda FC。ここまで2ゴールと得点力不足も深刻だったが、ミネベアミツミFCとの企業対決で3発快勝だ。
その後しばらく2点リードを保った“Jへの門番”。締めくくりは90+2分、FW児玉怜音が倒されて得たPKを自らきっちり成功し3点目に。JFL2連覇を目指すHondaのギアが上がってきた。
◇滋賀 2-0 マルヤス
JFL随一の戦力を揃えてJ3参入を見据えるレイラック滋賀。今節は主軸センターバックのDF井出敬大が、前節の1発レッドによって出場停止だったが、ホームでFCマルヤス岡崎にきっちり勝利だ。
滋賀は開始2分、左サイドをテンポ良く繋いで崩し、最後はMF久保田和音の技ありヘッドでいきなり先制。57分には、相手のハンドで得たPKをDF平尾壮が決めて追加点とする。
しかし、元ガンバ大阪の加入2年目、今季初スタメンでゲーム主将を務めた平尾は67分、浮き玉に抜け出そうとした相手FWを倒してしまい、決定機阻止で1発レッドを喰らってしまう。
2試合連続で数的不利を強いられた滋賀だが、最後までマルヤスを抑え込み、2点リードを保って試合終了。2試合ぶりの白星を挙げた。
◇ソニー 0-2 高知
早くもJFL初優勝の期待が高まる、開幕5連勝の首位・高知ユナイテッドSC。うち4試合はホームだが、チームの完成度はJFL16チームの中で群を抜き、今節は強豪ソニー仙台FCを敵地で撃破だ。
前半はソニーに押し込まれた高知。シュートは1本しか打てず、ソニーに対しCK6本を与える苦しい展開も、J3福島ユナイテッドFCから加入の新守護神、GK大杉啓を中心に無失点で凌ぐ。
すると後半頭の51分、ハーフタイム明けから投入のFW小林心がボックス内で倒されてPK獲得。自らキッカーを務めて成功し高知が先制する。小林心はさらに83分、ロングカウンターから味方がパスを繋ぎ、ボールは自身の足元に。小刻みかつスピードに乗ったドリブルでDF2人をかわし、右足シュートをゴール左隅へ流し込んだ。
小林心の2ゴールでソニーを振り切った高知。磐石の首位キープだ。なお、小林心はこの2ゴールで今季4得点とし、得点ランキング1位タイにつけたが、なんと全て途中出場からのゴールだ。
◇武蔵野 1-1 沖縄
その一方、前節終了時点で首位高知と勝ち点「4」差の2位沖縄SV。昨季最下位からスケールアップした彼らだが、今節は横河武蔵野FCと敵地でドローに終わり、勝ち点差も「6」に拡大だ。
立ち上がりから武蔵野を押し込み、幾度となくバイタルエリアまで侵入した沖縄。19分には、FW小田垣旋のワンタッチシュートがクロスバーを直撃するなど先制点を予感させる。
武蔵野も20分過ぎから持ち直したなか、沖縄はなおもシュート・セットプレーの数で大きく上回り、41分に先制。左CKを跳ね返されるも即時奪還で奪い返し、ボックス右からFW青戸翔が強烈な右足シュートをゴール左上へ叩き込んだ。
しかし1点リードで推移した試合も終盤の78分、武蔵野にセットプレーの流れから自陣ゴール前を混乱に陥れられ、最後はDF谷本竜一に蹴り込まれて同点に。逆転こそ許さなかった沖縄だが、勝ち点1の積み上げにとどまり、首位高知とは勝ち点「6」差に。3位ヴィアティン三重もラインメール青森と引き分けたため、かろうじて2位キープだ。
◆JFL第6節
▽4月13日(土)
Honda FC 3-0 ミネベアミツミFC
ソニー仙台FC 0-2 高知ユナイテッドSC
栃木シティ 3-1 ブリオベッカ浦安
▽4月14日(日)
レイラック滋賀 2-0 FCマルヤス岡崎
横河武蔵野FC 1-1 沖縄SV
ラインメール青森 1-1 ヴィアティン三重
ヴェルスパ大分 2-3 FCティアモ枚方
アトレチコ鈴鹿 0-0 クリアソン新宿
◆順位表
1位 高知ユナイテッドSC | 勝ち点18 | +12
2位 沖縄SV | 勝ち点12 | +6
3位 ヴィアティン三重 | 勝ち点11 | +3
4位 レイラック滋賀 | 勝ち点10 | +2
5位 FCティアモ枚方 | 勝ち点10 | +1
6位 Honda FC | 勝ち点9 | +3
7位 栃木シティ | 勝ち点9 | ±0
8位 横河武蔵野FC | 勝ち点8 | ±0
9位 アトレチコ鈴鹿 | 勝ち点7 | -1
10位 ソニー仙台FC | 勝ち点7 | -1
11位 ラインメール青森 | 勝ち点6 | -1
12位 FCマルヤス岡崎 | 勝ち点6 | -2
13位 ヴェルスパ大分 | 勝ち点5 | -3
14位 ミネベアミツミFC | 勝ち点5 | -6
15位 クリアソン新宿 | 勝ち点5 | -8
16位 ブリオベッカ浦安 | 勝ち点3 | -5
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