緊急事態宣言継続でも有観客試合を国が推奨?/六川亨の日本サッカーの歩み 何かと慌ただしい週の始まりだった。10日はNPB(日本野球機構)とJリーグの31回目となる「新型コロナウイルス対策連絡会議」が開催された。スポーツニッポンは浦和が酒井宏樹を獲得と報じ、夕方には神戸が“「イニエスタ選手に関する重要な記者会見」のライブ配信実施のお知らせ”を発信した。 会見は11日の14時からだが、神 2021.05.11 18:15 Tue
長谷川健太監督の意外な采配/六川亨の日本サッカーの歩み 2018年に長谷川健太氏を監督に迎えたFC東京は、翌19年に悲願のリーグ初優勝にまい進していた。残念ながら終盤の失速で横浜FMに優勝を譲ってしまったが、昨シーズンも優勝が期待された。 「ファスト・ブレイク」――前線からの守備によるショートカウンターを武器に、永井とディエゴ・オリベイラの2トップは多少アバウトなロン 2021.04.27 20:50 Tue
東京V永井監督のコメント力。FC東京はミスから自滅/六川亨の日本サッカーの歩み 先週末の10日は久しぶりにJ2リーグの東京V対山口戦を取材した。昨シーズンまで山口の監督を務めた霜田氏(元JFA技術委員長)は、古くからの知人である。このため山口の監督に就任以来、機会があれば試合を見に行くようにしていた。 ただし昨シーズンも、この日の対戦相手である東京Vの永井監督が「非常にボールを大事にして、( 2021.04.12 21:40 Mon
Jリーグは抗原検査の実施を承認/六川亨の日本サッカーの歩み 先週末の4月3日と4日、J1リーグは久しぶりに9試合を実施した。新型コロナの影響でクラスターの発生したG大阪は6試合が中止となっていたが、3日の第7節は開幕戦以来となるアウェーの広島戦に臨み結果は0-0のドローに終わったものの35日ぶりに試合ができた。待ち望んだ試合ができたことで、選手はもちろんチーム関係者も胸をなで下 2021.04.06 22:15 Tue
アルゼンチンとモンゴル戦でのゴールラッシュの要因/六川亨の日本サッカーの歩み 3月29日、U-24日本は親善試合でU-24アルゼンチンを3-0と撃破。翌30日は日本が22年カタールW杯アジア2次予選で、モンゴルを14-0の記録的大差で圧勝した。 新型コロナの影響で、海外から呼べない選手もいた。それでも日本代表では山根、守田、稲垣、古橋が代表初ゴールを決めるなど収穫があった。 そしてU 2021.03.31 21:15 Wed
U-24日本代表は覚醒した田川に期待したい/六川亨の日本サッカーの歩み いよいよ今日からサムライブルーとU-24日本代表のキャンプがスタートした。 といったところで、堂安律は脳しんとうで代表を辞退し、週末のJリーグでも日本代表初選出の原川力(鳥栖)と坂元達裕(C大阪)が負傷のため辞退を余儀なくされたのは残念だった。 そして、さらに残念だったのが、今シーズンは第2節の広島戦で2ゴ 2021.03.23 11:30 Tue
川崎Fストップの一番手は?/六川亨の日本サッカーの歩み J1リーグは第4節を終了し、戦前の予想通り昨季の王者・川崎Fが5連勝(ACLの関係で第11節を消化したため)で首位に立った。これを齋藤学や柿谷、長澤ら即戦力を補強した名古屋も4連勝で追走している。 果たして川崎Fを止めるチームは現れるのか。そのヒントになりそうな試合を13日の柏が演じた(結果は1-0で川崎Fの勝利 2021.03.16 16:30 Tue
大久保嘉人、復活の理由/六川亨の日本サッカーの歩み 2月26日に開幕したJ1リーグは、ACLとの関係やG大阪の選手に新型コロナの感染者が出るなどして消化試合数にバラつきがあるものの、川崎Fが3連勝で首位の座をキープしている。今後も破壊的な攻撃力で連勝を重ねるのか。早くも焦点の1つに、どこが川崎Fを止めるかになりそうだ。 意外なのは連勝スタートを切った鳥栖だろう。さ 2021.03.09 11:45 Tue
これが育成ヴェルディの成果。15歳MFがJ2リーグ最年少デビューを飾る/六川亨の日本サッカーの歩み コロナ禍での開幕となる2021年シーズンのJリーグが2月26日にスタートした。観客は5000人以下で、ビジターの観戦は自粛という条件つきではあるが、まずは無事にJ1とJ2リーグの全21試合を開催できた。 王者の川崎Fは盤石の戦いで横浜FMを2-0と一蹴。というよりもケガ人が多く、システムを3-4-3に変更した横浜 2021.03.02 19:30 Tue
INAC神戸の監督に星川氏が復帰/六川亨の日本サッカーの歩み ネットでサッカーの記事を検索していたら、スポーツ紙が9月に開幕するサッカー女子プロリーグ「WEリーグ」への参入が決まっているINAC神戸がゲルト・エンゲルス監督の契約終了を発表。後任には元監督の星川敬監督(44歳)を招聘したことを報じていた。 WEリーグに関しては、なでしこリーグの女王である浦和が森栄次氏を監督か 2021.02.24 17:30 Wed
海外組のFW陣は復調するか/六川亨の日本サッカーの歩み 昨夜14日は21時からプレミアリーグのサウサンプトン対ウルブス戦、22時からはラ・リーガのヘタフェ対レアル・ソシエダ戦をDAZNで観戦した。サウサンプトンの南野拓実はホーム初スタメンとなる序盤こそ左MFの位置で攻撃に絡み、10分には惜しい左足シュートを放ったが、時間の経過とともに次第に画面からフェードアウトする。 2021.02.16 12:15 Tue
小異を捨てて大同に就く今シーズンのJ/六川亨の日本サッカーの歩み Jリーグは昨日8日、午前中に今年2回目となるNPB(日本野球機構)との対策連絡会議を、午後からは実行委員会を開催した。 10都府県の緊急事態宣言の延長によりJリーグはガイドラインを改定。政府方針に従い大規模イベントの観客の上限は5000人、20時以降の外出自粛に伴いナイトゲームのキックオフ時間は18時以前とし、ビ 2021.02.09 21:25 Tue
ゼロックス杯の変遷と日本サッカーの歩み/六川亨の日本サッカーの歩み シーズンの到来を告げる毎年恒例の「富士ゼロックス スーパーカップ2021」の記者発表が2月1日に開催された。今年もJ1リーグ開幕の約1週間前の20日13時35分より、埼玉スタジアムでキックオフとなる。過去の直近3大会はリーグ戦と天皇杯の覇者が異なったため新鮮味があったが、川崎FとG大阪のファン・サポーターには申し訳ない 2021.02.02 20:40 Tue
海外組と国内組の2つの日本代表/六川亨の日本サッカーの歩み 今週はシーズンオフにも関わらず、様々なアクションがあった。月曜25日の午前はNPBとJリーグの第24回対策連絡会議が行われ、午後にはJリーグの臨時実行委員会が開催された。両会議ともメインテーマはキャンプ時における注意事項で、無観客で実施されることや、取材する際にはメディアにも検査等が必要になることなどが確認された。 2021.01.27 15:00 Wed
浦和のリカルド監督はジンクスを払拭できるか/六川亨の日本サッカーの歩み 天皇杯とルヴァン杯決勝に出た4チーム以外は12月中旬にオフに突入したため、新シーズンに向けて始動を開始したチームも出始めた。17日は浦和がリカルド・ロドリゲス監督の就任会見をリモートで取材し、18日は西、田中、金子ら新加入選手の会見を同じくリモートで取材した。 浦和だけでなく、先週末はACLの出場権を獲得して川崎 2021.01.19 20:50 Tue
高校サッカー選手権アラカルト/六川亨の日本サッカーの歩み 第99回全国高校サッカー選手権大会は、山梨学院が2-2からのPK戦を4-2で制して11大会ぶり2度目の優勝を飾った。 山梨学院からすれば、狙い通りのPK戦だったかもしれない。総合力で上回る相手の猛攻に耐え、準決勝に続いてのPK戦での勝利。ただ、それを支えたのはGK熊倉のファインセーブがあったからでもある。 2021.01.12 21:55 Tue
ルヴァン杯決勝で五輪のテスト/六川亨の日本サッカーの歩み 全国高校サッカー選手権はこれから佳境を迎えるが、4日のルヴァン杯決勝でJリーグの20年シーズンはすべて終了した。柏対FC東京の決勝戦は、ブラジル人コンビのゴールでFC東京が柏を2-1で退け、09年以来11大会ぶり3度目の優勝を飾った。長谷川監督は就任3シーズン目でのタイトル獲得で、G大阪時代と合わせると5冠を達成した。 2021.01.06 22:15 Wed
寝耳に大洪水のFIFAの思惑/六川亨の日本サッカーの歩み 今年も残すところあと2日になったが、クリスマスの25日にはとんでもないニュースが飛び込んできた。FIFA(国際サッカー連盟)は来年5~6月にインドネシアで開催予定のU-20W杯と、10月にペルーで開催予定だったU-17W杯の2大会の中止を決定した。 両大会とも2年延期し、23年にそれぞれの国で改めて開催する予定だ 2020.12.30 22:00 Wed
中村憲剛と等々力の関係/六川亨の日本サッカーの歩み Jリーグは12月22日のアウォーズで今シーズンのMVPなど各賞の受賞者を発表した。ベストイレブンには川崎FからGK、DF、MFの9人が選出されたものの、MVPはオルンガが得点王とのダブル受賞に輝いた。優勝した川崎Fだが、誰か1人をMVPに選出するのは逆に難しかったのかもしれない。 とはいえ、まだ柏は1月4日のルヴ 2020.12.23 22:40 Wed
ACL蔚山戦VARの疑惑/六川亨の日本サッカーの歩み 先週末はJ1リーグのFC東京対広島、J2リーグの大宮対山口を取材した。NACK5での取材を終えて帰宅してからは、テレビでACL準決勝の神戸対蔚山を観戦したが、なんとも後味の悪い試合だった。 1-1で迎えた延長後半も13分を過ぎ、PK戦突入が濃厚と思ったところ、それまで神がかり的なセーブを見せていたGK前川がFWネ 2020.12.15 17:30 Tue
ACL敗退もFC東京に朗報か/六川亨の日本サッカーの歩み ACL東地区のラウンド16が6日と7日に行われ、日本勢は神戸が上海上港をイニエスタの先制点などで2-0と下し、初のベスト8へ進出した(すでに西地区はイランのペルセポリスが決勝進出を決めているため、実際にはベスト4)。しかしFC東京は北京国安に0-1、横浜FMも水原三星に2-3と敗れ、ラウンド16の壁を突破することはでき 2020.12.09 19:15 Wed
【マラドーナの思い出③】神になった瞬間、愛される理由 サッカー選手としての才能は認めるが、薬物使用などスキャンダラスな面からディエゴ・マラドーナに眉をひそめるファンもいるようだ。しかし、そうしたファンはごく少数ではないだろうか。 ましてアルゼンチンでは“神"として崇められている。母国でマラドーナが嫌いだという国民を見つけるのは至難の業に違いない。 では、な 2020.12.06 14:30 Sun
JFA代表ベストイレブンカレンダーもストライカー不足?/六川亨の日本サッカーの歩み 2020年の日本代表のヨーロッパ遠征は2勝1分け1敗に終わった。コロナが再び猛威を振るいつつあるヨーロッパで、海外組だけとはいえ試合ができたのは僥倖だった。ただ、その内容はというと、攻撃陣に不安を感じたのも事実である。浅野も鈴木も、決めるべきチャンスを決められず、「決定力不足」という課題をクリアすることはできなかった。 2020.11.24 18:40 Tue
花粉症とコロナの危ない関係/六川亨の日本サッカーの歩み 先週水曜日はJ1リーグを取材したが、ちょっと困ったことが起きた。今後はどうしたものかと思案したが、その詳細は後述しよう。 JリーグとNPB(日本野球機構)は16日に定例となる第20回対策連絡会議を開催した。メインの議題としてはプロ野球のベイスターズとジャイアンツが実施した、観客増に伴う感染状況の確認と対策などだ。 2020.11.17 22:05 Tue
中村憲剛引退に重なる横浜Fのフィナーレ/六川亨の日本サッカーの歩み 11月1日、10時50分のことだった。川崎Fから「【重要】記者会見実施のお知らせ」というメールが届き、URLが添付されていた。 一昨日はルヴァン杯準決勝で敗れたFC東京を一方的に攻め立て、スコアこそ2-1の僅差だったが力の差をまざまざと見せつけて完勝した。それから一夜が過ぎて突然の「重要会見」のメールである。 2020.11.03 14:00 Tue
ペレ80歳の誕生日を往年の名手が祝福/六川亨の日本サッカーの歩み 今月24日のことだった。FIFA(国際サッカー連盟)はサッカー界の“KING”ペレ80歳の誕生日を祝うメールを発信した。ペレが生まれたのは1940年10月23日のこと。日本式に言えば「傘寿」のお祝いとなる。 これまでFIFAが選手個人について出すメール(リリース)は、近年では16年のヨハン・クライフ(68歳で没) 2020.10.26 20:45 Mon
驚異的な強さの川崎F。今季のベストゲームは?/六川亨の日本サッカーの歩み J1リーグ首位の川崎Fは18日の試合で名古屋を3-0と一蹴し、連勝を11に伸ばした。これは単一シーズン(翌年にまたがない)で、90分以内での勝利としてはJ1リーグ最多記録である。 今シーズンの川崎Fは開幕戦で鳥栖と0-0で引き分けたものの、その後は10連勝で首位を独走。第12節で名古屋に0-1と敗れて連勝はストッ 2020.10.20 21:25 Tue
スコアレスドローでもメリットのあったカメルーン戦/六川亨の日本サッカーの歩み 先週9日の日本対カメルーン戦は、これといった見せ場もないまま0-0のドローに終わった。両チームとも1年ぶりの代表マッチのせいもあるが、そもそも日本に限らず代表戦に好ゲームを期待するのは間違いである。 年間の活動は3、6、9、10、11月の5ヶ月に限られ、さらにIMD(国際マッチデー)は2週間しかない。このため週末 2020.10.13 08:50 Tue
ルヴァン杯で川崎FとFC東京が激突/六川亨の日本サッカーの歩み JリーグとNPB(日本野球機構)による第17回の対策連絡会議が5日に行われ、入場者の規制緩和に伴い、感染の防止に加え、マスギャザリング(特定の場所に人々が集中するイベントの再開)と疫学(病気の流行を除去)の専門家をオブザーバーに加えた会議を開催した。 菅新内閣は経済活性化のためGO TO〜の様々な施策を打ち出して 2020.10.06 14:00 Tue
浦和戦勝利で思い出した横浜FC昔話/六川亨の日本サッカーの歩み 9月23日のJ1リーグ第18節、アウェーで川崎Fと対戦した横浜FCは、敗れたものの2-3と大善戦だった。それまで浦和を3-0、広島を5-1と粉砕してきたのだから、横浜FC戦も大差の勝利を収めると予想された。 しかし結果は3-2の僅差で、一時は2-1と追い上げられる展開を強いられた。今シーズン初めて「キング・カズ」 2020.09.29 11:00 Tue