【J1注目プレビュー|第3節:町田vs東京V】“東京クラシック”町田は連勝を、東京Vは今季初勝利を
2025.02.26 16:05 Wed
町田vs東京V 予想フォーメーション
【明治安田J1リーグ第3節】
2025年2月26日(水)
19:00キックオフ
FC町田ゼルビア(9位/3pt) vs 東京ヴェルディ(20位/0pt)
[町田GIONスタジアム]
開幕戦はホームでサンフレッチェ広島に敗れた町田。第2節ではFC東京との“新東京ダービー”でしっかりと勝利を収め、今季初勝利を手にした。
しっかりと自分たちの戦い方で勝利を収め、昨シーズンのように上位に行きたい町田。今節は“東京クラシック”として、東京Vをホームに迎えることとなる。
今季ホーム初勝利を東京対決連勝で掴むことができれば、チームとしても勢いに乗れる状況。上を目指す中ではここでは躓いていられない。
★予想スタメン[3-4-1-2]
GK:谷晃生
DF:ドレシェビッチ、岡村大八、昌子源
MF:望月ヘンリー海輝、白崎凌兵、前寛之、中山雄太
MF:西村拓真、相馬勇紀
FW:オ・セフン
監督:黒田剛
昨シーズンは16年ぶりにJ1を戦った東京V。今シーズンも快進撃が期待された中、開幕から2試合は不発。無得点5失点と苦しいスタートとなってしまった。
チーム内にはケガ人などアクシデントが起こっており、前節の鹿島アントラーズ戦も大卒ルーキーがスタメンで並ぶ状況に。結果こそついてきていないが、悪い状況とも言い切れない状況だ。
そんな中で迎える町田戦。守護神のマテウスが足を痛めており、長沢祐弥がデビューする可能性が濃厚。ビルドアップは苦手としていないだけに、しっかりと大事な試合で良いパフォーマンスを見せたい。
チームは連敗で最下位。ここから這い上がっていくことが求められるが、1試合ずつ結果を残していきたいところ。前節よりも良い戦い戦いを見せたい。
★予想スタメン[3-4-2-1]
GK:長沢祐弥
DF:鈴木海音、千田海人、綱島悠斗
MF:宮原和也、森田晃樹、齋藤功佑、翁長聖
FW:山見大登、新井悠太
FW:木村勇大
監督:城福浩
2025年2月26日(水)
19:00キックオフ
FC町田ゼルビア(9位/3pt) vs 東京ヴェルディ(20位/0pt)
[町田GIONスタジアム]
◆東京連戦、連勝を【FC町田ゼルビア】
開幕戦はホームでサンフレッチェ広島に敗れた町田。第2節ではFC東京との“新東京ダービー”でしっかりと勝利を収め、今季初勝利を手にした。
今季ホーム初勝利を東京対決連勝で掴むことができれば、チームとしても勢いに乗れる状況。上を目指す中ではここでは躓いていられない。
今シーズンも強度を全面に出し、相手を上回っていけるか。しっかりとホーム初勝利でミラーゲームを制したい。
★予想スタメン[3-4-1-2]
GK:谷晃生
DF:ドレシェビッチ、岡村大八、昌子源
MF:望月ヘンリー海輝、白崎凌兵、前寛之、中山雄太
MF:西村拓真、相馬勇紀
FW:オ・セフン
監督:黒田剛
◆苦戦の2試合、ここから巻き返しへ【東京ヴェルディ】
昨シーズンは16年ぶりにJ1を戦った東京V。今シーズンも快進撃が期待された中、開幕から2試合は不発。無得点5失点と苦しいスタートとなってしまった。
チーム内にはケガ人などアクシデントが起こっており、前節の鹿島アントラーズ戦も大卒ルーキーがスタメンで並ぶ状況に。結果こそついてきていないが、悪い状況とも言い切れない状況だ。
そんな中で迎える町田戦。守護神のマテウスが足を痛めており、長沢祐弥がデビューする可能性が濃厚。ビルドアップは苦手としていないだけに、しっかりと大事な試合で良いパフォーマンスを見せたい。
チームは連敗で最下位。ここから這い上がっていくことが求められるが、1試合ずつ結果を残していきたいところ。前節よりも良い戦い戦いを見せたい。
★予想スタメン[3-4-2-1]
GK:長沢祐弥
DF:鈴木海音、千田海人、綱島悠斗
MF:宮原和也、森田晃樹、齋藤功佑、翁長聖
FW:山見大登、新井悠太
FW:木村勇大
監督:城福浩
黒田剛
谷晃生
岡村大八
昌子源
望月ヘンリー海輝
白崎凌兵
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中山雄太
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相馬勇紀
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町田戦で初勝利期す東京V、木村勇大「チームにいい効果を生めるように」、綱島悠斗「自分たちが背負って戦うしかない」ファンに勝ち点3誓う
東京ヴェルディは26日、町田GIONスタジアムで明治安田J1リーグ第3節のFC町田ゼルビア戦を戦う。ダービーマッチでの今シーズン初勝利を期すFW木村勇大、MF綱島悠斗が意気込みを語った。 東京Vは前節、鹿島アントラーズとアウェイで対戦し、0-4の完敗を喫した。0-1で敗れた清水エスパルスとの開幕戦での不甲斐ない戦いを払拭すべく臨んだものの、同じく黒星発進でホーム開幕戦に臨んだ鹿島の圧力、開幕戦からの変化に対応し切れず。FWレオ・セアラとFW鈴木優磨の両エースストライカーに2点ずつを奪われた上、攻撃では前半こそ決定機を作ったもののシュート5本に終わり、2試合連続無得点での黒星となった。 京都サンガF.C.から完全移籍に移行し、今季は10番を背負いエースストライカーの重責を担う木村。キャリアハイの10得点を記録した昨季を超えるべく意気込んで臨んだ開幕だったが、ここまでは対戦相手の徹底した対策に加え、チームのビルドアップの機能不全もあって持ち味を発揮できず。 「うまく繋げていないぶん、みんながボールを受けるために低い位置に下りる状況や前だけ行って剥がされて分断してというのがすごく多い。それが取ったときの距離の遠さとかにも繋がっている」と、前線の選手として難しい状況を認める。 それとともに、「現状ではあまり多くのチャンスを作れていないので、ああいう1本を決められるようにしないとダメ。少ないチャンスで決めるか、決めないかで変わると思うので、次は決められるようにしたい」と、現状のチーム状況においてはチャンスで確実に仕留める必要があると、そのベクトルを自身に向けている。 「去年に比べて観ている人もわくわく感がないと思う」と躍動感を欠く攻撃の部分では鹿島戦での対戦相手のアプローチを引き合いに出し、チームメイトに対してより自身へのチャレンジのパスを要求。その上で個人としても味方のチャレンジを促すべく、動き出しの量や質で出し手をサポートする意識を強める。 「ギリギリの状況の縦パスはディフェンスもあまり準備できないというか、取った瞬間とかは特に。ゆったり回して狙ってばかりだと相手もボールを奪いに行きやすいので、そういう取った瞬間とかにもっと前を見てほしいですし、そこで受けられる準備を常にし続けたいです」 「前の選手は10回動いて10回来ることはないので、今後それを5回でも3回でも来たときにいい状況で前を向けるようにしたい。前を向けないと、攻撃で自分のよさも出ないので、そういう状況をもっと作りたい」 「前線としてもっと回数を増やさないとダメですし、『パスを出せばフリーだよ』という動きをやり続けることで、自然と後ろも見るようになると思うので、後ろからの視界を広げてあげるためにも、もっと動き出しを増やさないとダメだと思うので、そこは意識したいです」 また、ハイライン・ハイプレスを志向するスタイルでありながらも、開幕からの2試合は後ろへの重さや後方からのビルドアップの詰まりが全体に影響している部分は否めないが、「前がもっと引き出して結果を残せば、後ろもより守備に力が入ると思いますし、逆もしかり。そこはチームとして戦っているので、いい効果を生めるようにやりたいです」と、攻守一体を強調してあくまでチームとして良い方向に改善していきたいと語った。 一方の綱島は開幕から2試合連続で3バックの右で先発し、鹿島戦ではディフェンスラインの一員として悔しい大量失点も経験。個人としてはリハビリからの今季始動という部分もあり、コンディションや試合勘という部分で状態を上げながらと試行錯誤の段階だ。 その鹿島戦については「4失点してしまった理由というのはすごくわかりやすいと思いますし、ああやって個の力で負けてしまうと、相手に点を取れるフォワードはたくさんいると思うので、そこのバトルというのは負けてはいけない」と自身を含め反省を口にした。 “へそ”と形容する中盤の底を使ったビルドアップの部分では「相手の圧力というのは去年以上に感じますし、自分たちが使いたいゾーンを先に潰されている」と2年目での相手の対策を感じつつも、「逆境があるからこそ自分たちが成長できると思っているので、本当に成長するためだけに、自分たちにフォーカスしてやっていきたい」と、現状を乗り越えることが個人・チームとしてレベルアップに繋がると、あくまで前向きだ。 「相手の目線を変えることはすごく大事だと思いますし、自分たちがへそを使いたいからといって相手が来ているにもかかわらず、へそを使うとああいった失点にも繋がると思います。ただ、来ているから使わないというわけでもないですし、来ていても勇気を持って繋いで、その後のリカバリーだったりとか、自分たちのポジションを修正することによって、逆に相手を食いつかせるというのもできると思うので、そこは相手を見てというか、時間帯を見て判断しなければいけないと思います」 「逆に、自分たちが怖がってへそを使えなくなったら、たぶんこのチームは勝てなくなると思うので、そこはやっぱり自信持ってやっていきたい。自分たちが変化して、よりそこの時間をどう使うのかとか、どこのポジションでボールを回すというのは相手の状況を見て変化させていけたらなと思っています」 木村同様に「3連敗というのはあり得ない」と強い覚悟で臨む次節の町田戦。黒田剛監督の就任以降は、いずれも無得点でシーズンダブルを喫した昨季を含め1分け3敗と分が悪い。 「メンバーはあまり去年から変わっていないなかで、また新しい選手が入ってきて去年よりも強いチームになっていると思います」とライバルの力を認めた上で綱島は「それは自分たちも同じで、そこに対して絶対負けてはいけないというプライドがある」と一歩も引く気はない。 さらに、「彼らのためにも何としても次に勝ち点3をつかみたい」と開幕連敗スタートも、力強い応援でチームを鼓舞する緑の12番目の戦士の思いも背負って戦い、今季初白星を分かち合いたいと力強く語った。 「前回の試合内容で自分たちが下を向いてしまいそうなときでも、ああやってサポーターの方が顔を上げさせてくれたというのはすごく感謝しかないですし、本当に彼らのためにも何としても次に勝ち点3をつかみたい。町田に来てくれるサポーターもそうですし、来られないサポーターのぶんも自分たちが背負って戦うしかないと思うので、必ず勝ち点3をつかみ取って帰れるようにしたいなと思っています」 2025.02.25 18:00 Tue2
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【明治安田J1リーグ第3節】 2025年2月26日(水) 19:00キックオフ FC町田ゼルビア(9位/3pt) vs 東京ヴェルディ(20位/0pt) [町田GIONスタジアム] <h3>◆東京連戦、連勝を【FC町田ゼルビア】</h3> 開幕戦はホームでサンフレッチェ広島に敗れた町田。第2節ではFC東京との“新東京ダービー”でしっかりと勝利を収め、今季初勝利を手にした。 しっかりと自分たちの戦い方で勝利を収め、昨シーズンのように上位に行きたい町田。今節は“東京クラシック”として、東京Vをホームに迎えることとなる。 今季ホーム初勝利を東京対決連勝で掴むことができれば、チームとしても勢いに乗れる状況。上を目指す中ではここでは躓いていられない。 今シーズンも強度を全面に出し、相手を上回っていけるか。しっかりとホーム初勝利でミラーゲームを制したい。 ★予想スタメン[3-4-1-2] GK:谷晃生 DF:ドレシェビッチ、岡村大八、昌子源 MF:望月ヘンリー海輝、白崎凌兵、前寛之、中山雄太 MF:西村拓真、相馬勇紀 FW:オ・セフン 監督:黒田剛 <h3>◆苦戦の2試合、ここから巻き返しへ【東京ヴェルディ】</h3> 昨シーズンは16年ぶりにJ1を戦った東京V。今シーズンも快進撃が期待された中、開幕から2試合は不発。無得点5失点と苦しいスタートとなってしまった。 チーム内にはケガ人などアクシデントが起こっており、前節の鹿島アントラーズ戦も大卒ルーキーがスタメンで並ぶ状況に。結果こそついてきていないが、悪い状況とも言い切れない状況だ。 そんな中で迎える町田戦。守護神のマテウスが足を痛めており、長沢祐弥がデビューする可能性が濃厚。ビルドアップは苦手としていないだけに、しっかりと大事な試合で良いパフォーマンスを見せたい。 チームは連敗で最下位。ここから這い上がっていくことが求められるが、1試合ずつ結果を残していきたいところ。前節よりも良い戦い戦いを見せたい。 ★予想スタメン[3-4-2-1] GK:長沢祐弥 DF:鈴木海音、千田海人、綱島悠斗 MF:宮原和也、森田晃樹、齋藤功佑、翁長聖 FW:山見大登、新井悠太 FW:木村勇大 監督:城福浩 2025.02.26 16:05 Wed3
ACLでも日本勢が躍進/六川亨の日本サッカー見聞録
26年北中米W杯のアジア最終予選グループCで圧倒的な強さを見せている日本代表。それは近年、若手選手の海外流出でレベルダウンが指摘されるJクラブでも、アジアでの強さは図抜けているようだ。 11日と12日に開催されたACLEでは、神戸が上海海港に、川崎Fが浦項にそれぞれ4-0と快勝。この結果、神戸と川崎だけでなく、12日の上海申花戦を待たずに横浜FMもラウンド16進出を決めた。横浜FMは、上海申花戦は相手の粘りに苦戦したものの1-0の勝利を収めて勝点3を獲得。この結果、勝点16の横浜FMが首位、同じく勝点16ながら得失点差で神戸が2位、そして勝点15の川崎Fが3位とJクラブ勢が上位3強を占めた。 さらに12日のACL2ラウンド16の第1戦では、敵地に乗り込んだ広島が前半こそノーゴールだったものの、後半は3連続得点で突き放してベスト8進出に大きく近づいた。 18日のFUJIFILM Super Cupではスタメンを大幅に入れ替えて広島に0-2と完敗した神戸だったが、上海海港戦ではGK前川黛也、CBマテウス・トゥーレル、右SB酒井高徳、ボランチ扇原貴宏、FW武藤嘉紀、大迫勇也らレギュラー陣がスタメンに復帰。9位とグループリーグ突破のボーダーライン(8位までがラウンド16進出)にいる上海海港を寄せ付けず、前半11分の武藤の先制点を皮切りに後半は3連続ゴールで突き放した。 前半は苦戦を強いられたのがアウェーの試合に臨んだ川崎Fと広島だった。5位の浦項はホームでJクラブ勢に無敗を誇っていた。さらに当時の気温は公式記録では6度だが、この時期の韓国のピッチは土が凍っていることも多い。実際、山田新が浦項CBと競った際、バウンドしたボールが大きく跳ねて2人の頭上を越えるシーンもあった。 強風にさらされれば体感温度はマイナスになることも珍しくはない。このため両チームの選手もバランスを崩さないよう慎重にプレーしていたように見えたし、ケガを恐れてか、スライディングタックルもいつもの試合に比べて少ないように感じた。 それでも前半38分に新加入の伊藤達哉の右クロスから山田がヘッドで先制点を決めると、後半終盤は怒濤の3連続ゴールで浦項を突き放した。 長谷部茂利新監督の初陣とあって、チーム作りにも注目したが、早くも“長谷部カラー”が出ていたように感じられた。前線の山田とマルシーニョがプレスに行ってパスコースを限定すると、2列目の選手がその動きに呼応し、パスの受け手であるサイドの選手に素早く寄せて自由にプレーさせなかった。「守備でも常に先手を取る」というメッセージを感じさせるプレッシングだった。 攻撃に目を転じても、鬼木達監督時代に比べてシンプルにゴールに迫るパスに加え、ロングパスも増えた印象を受けた。黄金時代の川崎Fは、無駄に思えるようなパスでもそれが相手DF陣を崩す布石になっていた。しかし多くの選手が海外移籍したことで、ともすれば“パス回し”が手段ではなく目的になっていた感は否めない気がした。 しかし長谷部監督はシンプルに原点に戻り、パスワークの美しさよりもゴールという結果を追求している。これは東京Vの城福浩監督や町田の黒田剛監督に通じる哲学だろう。共通しているのは攻守にハードワークを求めること。神戸も同じスタイルでリーグ連覇と昨シーズンは2冠に輝いたので、当然の結果かもしれない。 その一方で、広島はパスワークの美しさも追求している。ナムディン戦の前半は相手の抵抗もあり互角の展開となったが、川崎Fと同様というか、こちらはベトナムの暑さに慣れるまで時間がかかったかもしれない。10度前後の気温の日本から、20度という暑さと65パーセントの湿気は体力をセーブしなければならなかっただろう。 それでも後半は20分に右FKから佐々木翔が決定的なヘディングシュートを放つと、その後は徐々に攻勢に出て、ルーキー中村草太のプロ初ゴールや田中聡、越道草太ら若手選手の活躍でナムディンを突き放した。磐田から加入したジャーメイン良はFUJIFILM Super Cupに続いてノーゴールだったものの、しっかり2得点に絡んで存在感を発揮した。 FUJIFILM Super Cup戦と同様、ベストメンバーで臨んで狙い通りの結果を手にしたミヒャエル・スキッベ監督。中3日で16日にはJ開幕戦の町田戦、さらに中2日で19日にホームのナムディン戦、23日と26日には横浜FM戦と清水戦が控えている。この4連戦をどう乗り切るのか、指揮官の采配にも注目したい。 2025.02.14 17:00 Fri4
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Jリーグが理念強化配分金とファン指標配分金の支給額を発表! 「DAZN」ベースのファン指標分配金の1位は浦和、最下位はYSCCに…連覇神戸は5.5億円
Jリーグは25日、2025年度理念強化配分金の支給対象候補クラブ、2024年度ファン指標配分金支給対象クラブを発表した。 理念強化配分金は、2023年の明治安田生命J1リーグで1位から10位に対して送られるもの。20チーム制に変更となったために1チーム増えることとなった。また、2024シーズン年間ファン指標順位(DAZN視聴者数等1~10位)に基づいても支給される。 競技面では連覇を達成したヴィッセル神戸から10位のセレッソ大阪までに支給され、神戸は2025年、2024年にそれぞれ2億5000万円ずつを手にする。なお、2023年も優勝したため、その分の2億5000万も今回支給される。また、2位のサンフレッチェ広島には2年間で1億8000万円ずつ、3位のFC町田ゼルビアは、1億5000万円(2025年)と7000万円(2026年)を手にする。なお、2023年2位の横浜F・マリノスには1億8000万円、3位の広島には7000万円がしキュされる。 また、ファン指標順位は1位は2024年も浦和レッズとなり1億7000万円。2位が鹿島アントラーズで1億2000万円、3位が横浜FMで7000万円と続き、10位は名古屋グランパスで1000万円となった。なお、競技順位で10位以内に入っていないクラブでは、1位の浦和、10位の名古屋に加え、8位に北海道コンサドーレ札幌が入り2000万円となった。 さらに、「ファン指標配分金」として、13億6000万円をJリーグの全60クラブに分配。これは、2024シーズンのDAZN視聴者数やDAZNシーズンパス販売実績等で配分され、1位が浦和で8921万5930円。2位が横浜FMで7945万2984円、3位が川崎フロンターレで6648万1993円となっている。なお、最下位はY.S.C.C.横浜となり182万4625円が分配される。 <h3>◆理念強化配分金(競技)/総額11億2000万円</h3> 1位:ヴィッセル神戸 1年目ー2億5000万円、2年目ー2億5000万円 2位:サンフレッチェ広島 1年目ー1億8000万円、2年目ー1億8000万円 3位:FC町田ゼルビア 1年目ー1億5000万円、2年目ー7000万円 4位:ガンバ大阪 1年目ー1億5000万円、2年目ーなし 5位:鹿島アントラーズ 1年目ー1億2000万円、2年目ーなし 6位:東京ヴェルディ 1年目ー9000万円、2年目ーなし 7位:FC東京 1年目ー6000万円、2年目ーなし 8位:川崎フロンターレ 1年目ー5000万円、2年目ーなし 9位:横浜F・マリノス 1年目ー4000万円、2年目ーなし 10位:セレッソ大阪 1年目ー3000万円、2年目ーなし <h3>◆理念強化配分金(人気)</h3> 1位:浦和レッズ/1億7000万円 2位:鹿島アントラーズ/1億2000万円 3位:横浜F・マリノス/7000万円 4位:ヴィッセル神戸/5000万円 5位:川崎フロンターレ/4000万円 6位:サンフレッチェ広島/3000万円 7位:ガンバ大阪/2000万円 8位:北海道コンサドーレ札幌/2000万円 9位:FC町田ゼルビア/1000万円 10位:名古屋グランパス/1000万円 <h3>◆ファン指標配分金</h3>(昨年との金額比較) 1位:浦和レッズ/8921万5930円(↑) 2位:横浜F・マリノス/7945万2984円(↑) 3位:川崎フロンターレ/6648万1993円(↓) 4位:鹿島アントラーズ/6598万4095円(↓) 5位:ヴィッセル神戸/6491万8131円(↑) 6位:ガンバ大阪/5864万8883円(↑) 7位:名古屋グランパス/5851万4812円(↓) 8位:北海道コンサドーレ札幌/5315万3249円(↑) 9位:FC東京/4924万9886円(↑) 10位:サンフレッチェ広島/4572万5356円(↑) 11位:FC町田ゼルビア/4558万3908円(↑) 12位:アルビレックス新潟/4466万3143円(↓) 13位:ジュビロ磐田/4426万2918円(↑) 14位:セレッソ大阪/3988万8434円(↓) 15位:サガン鳥栖/3834万3648円(↑) 16位:柏レイソル/3695万3904円(↓) 17位:湘南ベルマーレ/3554万5920円(↓) 18位:東京ヴェルディ/3459万9966円(↑) 19位:京都サンガF.C./3438万1632円(↑) 20位:清水エスパルス/3362万962円(↓) 21位:アビスパ福岡/3259万3587円(↓) 22位:ベガルタ仙台/2298万6246円(↑) 23位:V・ファーレン長崎/1758万2571円(↑) 24位:大分トリニータ/1716万3388円(↑) 25位:ファジアーノ岡山/1704万1315円(↑) 26位:横浜FC/1664万9981円(↓) 27位:ジェフユナイテッド千葉/1608万1426円(↓) 28位:モンテディオ山形/1442万3396円(↓) 29位:ヴァンフォーレ甲府/1362万8966円(↓) 30位:松本山雅FC/1324万9873円(↑) 31位:ロアッソ熊本/1008万4227円(↓) 32位:栃木SC/983万8888円(↓) 33位:徳島ヴォルティス/934万7583円(↓) 34位:RB大宮アルディージャ/925万5971円(↓) 35位:ザスパ群馬/888万8344円(↓) 36位:レノファ山口FC/886万2864円(↓) 37位:いわきFC/878万641円(↓) 38位:鹿児島ユナイテッドFC/825万2572円(↑) 39位:愛媛FC/768万2897円(↑) 40位:水戸ホーリーホック/718万9579円(↓) 41位:藤枝MYFC/708万1435円(↓) 42位:ツエーゲン金沢/622万6288円(↓) 43位:ブラウブリッツ秋田/619万6520円(↓) 44位:カターレ富山/481万4398円(↑) 45位:ギラヴァンツ北九州/459万264円(↓) 46位:FC岐阜/396万9504円(↓) 47位:SC相模原/341万1253円(↓) 48位:FC今治/327万7554円(↓) 49位:AC長野パルセイロ/317万8338円(↓) 50位:カマタマーレ讃岐/313万7389円(↓) 51位:FC琉球/309万4569円(↓) 52位:福島ユナイテッドFC/288万7440円(↑) 53位:ガイナーレ鳥取/282万3403円(↓) 54位:ヴァンラーレ八戸/265万6822円(↓) 55位:いわてグルージャ盛岡/261万6733円(↓) 56位:アスルクラロ沼津/251万5766円(↓) 57位:テゲバジャーロ宮崎/237万4594円(↑) 58位:FC大阪/226万1536円(↑) 59位:奈良クラブ/223万1534円(↓) 60位:Y.S.C.C.横浜/182万4625円(↓) 2025.02.25 17:40 Tue2
町田戦で初勝利期す東京V、木村勇大「チームにいい効果を生めるように」、綱島悠斗「自分たちが背負って戦うしかない」ファンに勝ち点3誓う
東京ヴェルディは26日、町田GIONスタジアムで明治安田J1リーグ第3節のFC町田ゼルビア戦を戦う。ダービーマッチでの今シーズン初勝利を期すFW木村勇大、MF綱島悠斗が意気込みを語った。 東京Vは前節、鹿島アントラーズとアウェイで対戦し、0-4の完敗を喫した。0-1で敗れた清水エスパルスとの開幕戦での不甲斐ない戦いを払拭すべく臨んだものの、同じく黒星発進でホーム開幕戦に臨んだ鹿島の圧力、開幕戦からの変化に対応し切れず。FWレオ・セアラとFW鈴木優磨の両エースストライカーに2点ずつを奪われた上、攻撃では前半こそ決定機を作ったもののシュート5本に終わり、2試合連続無得点での黒星となった。 京都サンガF.C.から完全移籍に移行し、今季は10番を背負いエースストライカーの重責を担う木村。キャリアハイの10得点を記録した昨季を超えるべく意気込んで臨んだ開幕だったが、ここまでは対戦相手の徹底した対策に加え、チームのビルドアップの機能不全もあって持ち味を発揮できず。 「うまく繋げていないぶん、みんながボールを受けるために低い位置に下りる状況や前だけ行って剥がされて分断してというのがすごく多い。それが取ったときの距離の遠さとかにも繋がっている」と、前線の選手として難しい状況を認める。 それとともに、「現状ではあまり多くのチャンスを作れていないので、ああいう1本を決められるようにしないとダメ。少ないチャンスで決めるか、決めないかで変わると思うので、次は決められるようにしたい」と、現状のチーム状況においてはチャンスで確実に仕留める必要があると、そのベクトルを自身に向けている。 「去年に比べて観ている人もわくわく感がないと思う」と躍動感を欠く攻撃の部分では鹿島戦での対戦相手のアプローチを引き合いに出し、チームメイトに対してより自身へのチャレンジのパスを要求。その上で個人としても味方のチャレンジを促すべく、動き出しの量や質で出し手をサポートする意識を強める。 「ギリギリの状況の縦パスはディフェンスもあまり準備できないというか、取った瞬間とかは特に。ゆったり回して狙ってばかりだと相手もボールを奪いに行きやすいので、そういう取った瞬間とかにもっと前を見てほしいですし、そこで受けられる準備を常にし続けたいです」 「前の選手は10回動いて10回来ることはないので、今後それを5回でも3回でも来たときにいい状況で前を向けるようにしたい。前を向けないと、攻撃で自分のよさも出ないので、そういう状況をもっと作りたい」 「前線としてもっと回数を増やさないとダメですし、『パスを出せばフリーだよ』という動きをやり続けることで、自然と後ろも見るようになると思うので、後ろからの視界を広げてあげるためにも、もっと動き出しを増やさないとダメだと思うので、そこは意識したいです」 また、ハイライン・ハイプレスを志向するスタイルでありながらも、開幕からの2試合は後ろへの重さや後方からのビルドアップの詰まりが全体に影響している部分は否めないが、「前がもっと引き出して結果を残せば、後ろもより守備に力が入ると思いますし、逆もしかり。そこはチームとして戦っているので、いい効果を生めるようにやりたいです」と、攻守一体を強調してあくまでチームとして良い方向に改善していきたいと語った。 一方の綱島は開幕から2試合連続で3バックの右で先発し、鹿島戦ではディフェンスラインの一員として悔しい大量失点も経験。個人としてはリハビリからの今季始動という部分もあり、コンディションや試合勘という部分で状態を上げながらと試行錯誤の段階だ。 その鹿島戦については「4失点してしまった理由というのはすごくわかりやすいと思いますし、ああやって個の力で負けてしまうと、相手に点を取れるフォワードはたくさんいると思うので、そこのバトルというのは負けてはいけない」と自身を含め反省を口にした。 “へそ”と形容する中盤の底を使ったビルドアップの部分では「相手の圧力というのは去年以上に感じますし、自分たちが使いたいゾーンを先に潰されている」と2年目での相手の対策を感じつつも、「逆境があるからこそ自分たちが成長できると思っているので、本当に成長するためだけに、自分たちにフォーカスしてやっていきたい」と、現状を乗り越えることが個人・チームとしてレベルアップに繋がると、あくまで前向きだ。 「相手の目線を変えることはすごく大事だと思いますし、自分たちがへそを使いたいからといって相手が来ているにもかかわらず、へそを使うとああいった失点にも繋がると思います。ただ、来ているから使わないというわけでもないですし、来ていても勇気を持って繋いで、その後のリカバリーだったりとか、自分たちのポジションを修正することによって、逆に相手を食いつかせるというのもできると思うので、そこは相手を見てというか、時間帯を見て判断しなければいけないと思います」 「逆に、自分たちが怖がってへそを使えなくなったら、たぶんこのチームは勝てなくなると思うので、そこはやっぱり自信持ってやっていきたい。自分たちが変化して、よりそこの時間をどう使うのかとか、どこのポジションでボールを回すというのは相手の状況を見て変化させていけたらなと思っています」 木村同様に「3連敗というのはあり得ない」と強い覚悟で臨む次節の町田戦。黒田剛監督の就任以降は、いずれも無得点でシーズンダブルを喫した昨季を含め1分け3敗と分が悪い。 「メンバーはあまり去年から変わっていないなかで、また新しい選手が入ってきて去年よりも強いチームになっていると思います」とライバルの力を認めた上で綱島は「それは自分たちも同じで、そこに対して絶対負けてはいけないというプライドがある」と一歩も引く気はない。 さらに、「彼らのためにも何としても次に勝ち点3をつかみたい」と開幕連敗スタートも、力強い応援でチームを鼓舞する緑の12番目の戦士の思いも背負って戦い、今季初白星を分かち合いたいと力強く語った。 「前回の試合内容で自分たちが下を向いてしまいそうなときでも、ああやってサポーターの方が顔を上げさせてくれたというのはすごく感謝しかないですし、本当に彼らのためにも何としても次に勝ち点3をつかみたい。町田に来てくれるサポーターもそうですし、来られないサポーターのぶんも自分たちが背負って戦うしかないと思うので、必ず勝ち点3をつかみ取って帰れるようにしたいなと思っています」 2025.02.25 18:00 Tue3
開幕連敗からの巻き返し図る東京Vの城福監督、町田戦に向け「チャンスであり、変えなければいけない」
東京ヴェルディの城福浩監督が、26日に町田GIONスタジアムで行われる明治安田J1リーグ第3節のFC町田ゼルビア戦に向けた会見を実施した。 昨シーズンの6位躍進によって開幕から期待値が高かった東京Vだが、久々のJ1での2シーズン目は開幕戦で昇格組の清水エスパルスに0-1の敗戦、第2節の鹿島アントラーズとのアウェイゲームで0-4の大敗。2試合連続無得点での最下位と厳しいスタートとなった。 とりわけ、原点回帰を掲げて臨んだなか、0-4での惨敗となった鹿島戦はよりダメージを負う形に見えたが、物事を大局的に捉える指揮官は攻守両面での課題を認識しながらも、牛歩のごとき進歩を感じ取ったという。 「スコアで言えば大敗と言えるスコアだったですし、今の我々と鹿島の差を見せつけられたというか、痛感したゲーム。けれども、自分の中ではスタッフとも話し合って、開幕よりはよかったんじゃないかと、開幕よりは前に進んでいる手応えがありました。とにもかくにも開幕戦はやっぱり戦えなかったですし、走れなかったので、自分が90分ピッチに立つということではなくて、いつ替わってもいいような覚悟の中で選手がスタートからエネルギーを出してくれたという意味で、その点においては確実に開幕よりはよかったです」 ただ、「何かを変えたら全てが変わるという、オセロのような話ではない」と、開幕連敗スタートからの劇的な改善は現実的ではないと冷静に現状を語る指揮官は、“未知”と“既知”という昨季と異なるチーム状況によるマネジメントの難しさも指摘。 「(攻撃面の改善について)もちろん新しく入った選手含めて、裏への矢印とボールを繋ぐ志向とどうバランスを取っていくのか。そこは時間とともに、もっとよくなっていくものだと思います。それを去年もやっていましたけど、去年はやっぱり気持ちとして人間的に特別なものがあったので、これが無駄な追いではないかという、これが無駄なランニングなのではないかと、誰も思わずにやっていたので、それを模索しながらでも勝ち点が取れていった」 「今年は無駄なんだったら、もっと自分の得意なものにエネルギーをかけようと、ひょっとしたらこの舞台にいるのが当たり前と感じて、ここは頭から(ボールに)行くのか、足から行くのか。その判断がひょっとしたらこの舞台のありがたさを感じさせられてない自分の力のなさを痛感しています」 「人間なので彼らを取り巻くいろんな環境が変わったわけじゃないですか。だけども去年の今頃と同じようにやれというのは、普通のアプローチだったらなかなかできないし、僕がやりきれてなかったので、そこを詰める作業と個人の特長をチームとしてどういうバランスを取らしていくのか。そこに時間をかけていくというのはノーマルな作業なので、今の勝ち点とか、得失点差というのは、そういうところではないと。だったら去年なんていうのは、もっと惨憺たるものであったはずです」 指導者としてさらなる成長が必要であると語るとともに、開幕2試合での厳しい敗戦が生まれ変わるきっかけにならなければならないと主張。 「最後の戦うところは、僕が彼らに戦わなかったというのは無責任すぎて、僕が戦わせられなかった。去年のようなこの舞台を踏める瞬間があることを、どういう気持ちで受け止めて、みんなが試合に臨んだかという、そのギリギリのところでちょっとしたことで、11人全体のあるいはベンチを含めたメンバー、あるいはメンバーに入れなかった選手を含めてエネルギーを出していくか。そこのギリギリで勝ち点を勝ち取ってきたというところを選手が表現できなかったというのは僕の責任なので、この力不足を自分の進歩でしっかり補わなければいけない」 「(鹿島戦での敗戦は)チャンスだと思っていますし、変えなければいけないと思っています。それは戦術的なもの。あるいは個人としてのチームへのロイヤリティの強さを強めなければいけなかったりとか、もう一度みんながこのチームを背負うことの責任であったり、ありがたさであったり、得がたい舞台であること。未来永劫こんな舞台でできるわけではないということを気づいて、それを表現するという意味でもチャンスだと思います。この前の大敗で、それが気づけなかったとしたら、このチームは今シーズン相当苦しくなるだろうなと思いますし、それは気づかせられるようにしたい」 メンタル面、ハードワークといったファンダメンタルの部分での働きかけに加え、モチベーションという部分では、いずれも無得点で屈辱のシーズンダブルを喫した因縁の相手とのダービーマッチはリバウンドメンタリティを示す上でうってつけだ。 城福監督は昨季の戦力を維持しつつ、各ポジションに実力者数名を加え、今季は[3-4-2-1]をメインシステムとして採用する対戦相手に言及。「2つの側面をしっかり見せている」と、より多彩なスタイルを持つ相手を警戒している。 「ロングボールからセカンドボールを拾うという球際の勝負に持ち込めるチームですし、しかもロングボールの競り合いに非常に強い選手たちがいて、チーム全体の身長が非常に高い。平均身長が僕の認識だとJリーグの中でも一番高いのではないかなというぐらい高い」 「それを活かしたようなサッカーもできるし、当たり前だけど個人のレベルを考えたらそれだけではない。しっかり足元で繋ぎながら、相手を崩していくというサッカーも、特にこの前の試合とかで見せたと思いますし、交代選手も相当クオリティの高い選手が出てくるので、そこも含めていろんな顔を見せているチームかなと思います」 そういった対戦相手の特徴を踏まえて臨む一戦では、鹿島戦からの守備の修正とともに攻撃においては引き続き“へそ”の使い方と、背後を突く動きの使い分け。いわゆる「相手を見てプレーする」ことがより重要となる。 その点について指揮官は「どういうふうな表現が次できるのかは楽しみ」と、チームの変化を期待している。 「この前で言えば、へそで捕まったというのは相手が対策してきているのもそうですけど、自分たちでポジションのバランスを崩している。それはみんなの前で共有しました。距離感が自分たちで遠くしている場面があったり、へそを対策されるのであれば、それを上回るような立ち位置を取ったのかというと、我々はずっとそれをキャンプ中から認識していましたが、正直改善し切れなかった」 「選手がやれなかったということは我々が改善し切れなかったということなので、これはかなり強く距離感のことは言いました。『いや自由ではなくて、これは我々が与えた規制の中の自由であって自由ではない』と、それぐらい強く言わないと、ちょっと改善できないなと思ったので、逆にどういうふうな表現が次できるのかは楽しみです」 「裏については一番いやなところを狙わない限り、手段と目的が変わってくるというか、相手にとって怖くないサッカーが目的になってしまうようであれば、このチームは大幅に後戻りする。そこの思考は常に持ってもらっていますし、あとは本当にバランス。距離感の問題であったり、どういうパスの速度で、どういうパスのアングルが何のシグナルになるのか。何のスイッチになるのか、という共有はもっとしていかなければいけないなと思います」 2025.02.25 18:55 Tue4
【J1注目プレビュー|第2節:FC東京vs町田】“新東京ダービー”、FC東京は昨季のリベンジか? 町田は連敗回避を
【明治安田J1リーグ第2節】 2025年2月22日(土) 15:00キックオフ FC東京(5位/3pt) vs FC町田ゼルビア(13位/0pt) [味の素スタジアム] <h3>◆開幕戦白星、連勝へ【FC東京】</h3> 開幕戦では3バックで臨むという予想外のシステムを選んだが、アウェイで横浜FCに0-1と勝利を収めた。 松橋力蔵監督の下、公式戦初陣で白星。結果を残せたこと、そしてクリーンシートで終えたことは大きい。 町田戦は、昨季は勝利できず。“新東京ダービー”に臨む中で、松橋監督はアルビレックス新潟を率いてJ1では1勝1分けの結果、カップ戦では5ゴールを奪う勝利を収め、攻略法を持っているとも言えるだろう。 今節は3バックなのか、4バックなのか。松橋監督の選択と決断にも注目が集まる。 ★予想スタメン[4-2-3-1] GK:野澤大志ブランドン DF:白井康介、森重真人、エンリケ・トレヴィザン、長友佑都 MF:小泉慶、高宇洋 MF:安斎颯馬、仲川輝人、俵積田晃太 FW:マルセロ・ヒアン 監督:松橋力蔵 <h3>◆2年目は黒星スタート、まずは勝利を【FC町田ゼルビア】</h3> 開幕戦ではサンフレッチェ広島をホームに迎えた上位対決だったが、結果は敗戦。2年目のJ1は苦しいスタートとなった。 さらに追い打ちをかけたのが、負傷者。3バックのうち、新加入のDF岡村大八、DF菊池流帆が負傷交代というアクシデントとなった。 ケガの具合は不明だが、今節の人選も気になるところ。最終ラインの不安定さは結果に直結するだけに、しっかりと準備することが大事になる。 2年目のJ1。洗礼を受けるのか、それとも払拭するのか。まずは“新東京ダービー”でしっかりと勝利して行きたい。 ★予想スタメン[3-4-1-2] GK:谷晃生 DF:ドレシェビッチ、昌子源、中山雄太 MF:望月ヘンリー海輝、白崎凌兵、前寛之、林幸多郎 MF:西村拓真、相馬勇紀 FW:オ・セフン 監督:黒田剛 2025.02.22 12:10 Sat5