スパーズで4人の名将の薫陶受けたライアン・メイソン氏、アンデルレヒトで初の正指揮官挑戦へ

2024.10.08 23:50 Tue
正指揮官初挑戦迫るメイソン氏
Getty Images
正指揮官初挑戦迫るメイソン氏
トッテナムでアシスタントマネージャーを務めるライアン・メイソン氏(33)が、アンデルレヒトで初の正指揮官を務めることになるようだ。

ベルギーのフットボール界に精通するジャーナリストのサーシャ・タヴォリエリ氏によれば、先月半ばにブライアン・リーマー前監督を解任したアンデルレヒトはその後任としてメイソン氏を指名したという。

現時点で交渉の細部を詰める必要はあるが、メイソン氏はこの挑戦に前向きな姿勢を示しており、交渉がまとまる可能性が高いようだ。
また、U-18チームの指揮官で、現在はファーストチームの暫定指揮官を務めるダビド・ユーベル監督もクラブ側の意向によってコーチングスタッフとして残留することになるようだ。

トッテナムのアカデミー出身で、マウリシオ・ポチェッティーノ体制ではファーストチームに主力を担い、2015年にはイングランド代表としてもプレーしたメイソン氏。ただ、2016年に加入したハル・シティ時代のチェルシー戦で頭蓋骨を骨折の重傷を負うと、2018年2月に医師の助言を受けて26歳という若さで現役引退を余儀なくされた。
その後、古巣トッテナムのアカデミーで指導者に転身すると、2021年4月にジョゼ・モウリーニョ監督の後任として29歳の若さでファーストチームの暫定指揮官に就任。その後、アントニオ・コンテ体制でアシスタントコーチを務めると、2023年4月にはクリスティアン・ステッリーニの後任として2度目の暫定指揮官を務め上げた。

そして、現在はアンジェ・ポステコグルー監督の下でアシスタントマネージャーを務めている。

未だ33歳という若さながら、暫定指揮官として場数をこなし、ポチェッティーノ、モウリーニョ、コンテ、ポステコグルーという4人の名将の薫陶を受けており、ベルギー屈指の名門を率いる資質は十分に持ち合わせているはずだ。

なお、セカンドチームに当たるRSCAフューチャーズではジュビロ磐田からレンタル加入中のFW後藤啓介もプレーしており、若き新指揮官の下でファーストチームデビューも期待されるところだ。

ライアン・メイソンの関連記事

アンデルレヒトの関連記事

レアル・ソシエダvsアンデルレヒトでアンデルレヒトサポーターによる危険行為が確認された。 3日、ソシエダの本拠地アノエタで行われたヨーロッパリーグ(EL)のリーグフェーズ第2節は、アウェイのアンデルレヒトが1-2で逆転勝利した。 試合自体は前半にアウェイチーム、後半にホームチームが主導権を握って白熱の攻防が 2024.10.04 13:22 Fri
ヨーロッパリーグ(EL)リーグフェーズ第2節が3日に開催された。 DF毎熊晟矢が所属するAZはアウェイでアスレティック・ビルバオと対戦し、0-2で敗れた。毎熊は76分までプレーした。 毎熊にとって欧州デビュー戦となったエルフスボリ戦を3-2で勝利し、白星スタートを飾ったAZは連勝を目指して難所サン・マメスに 2024.10.04 06:40 Fri
久保建英の所属するレアル・ソシエダは3日、ヨーロッパリーグ(EL)リーグフェーズ第2節でアンデルレヒトと対戦し1-2で敗戦した。久保は後半からプレーしている。 EL初戦のニース戦をドローで終えたソシエダは、3-0で快勝したバレンシア戦のスタメンから守護神レミロ以外の10人を変更。久保やオヤルサバル、スビメンディら 2024.10.04 03:50 Fri
アンデルレヒトは19日、ブライアン・リーマー監督(45)の解任を発表した。 後任が決定するまではU-18チームを率いるダビド・ユーベル監督(36)が暫定指揮官を務める。 母国のコペンハーゲンでファーストチームのアシスタントマネージャーやユース年代の指揮官を歴任したリーマー監督は、ブレントフォードでトーマス・ 2024.09.20 07:30 Fri
アンデルレヒトは4日、サウサンプトンからU-20イングランド代表FWサミュエル・エドジー(21)をレンタル移籍で獲得したと発表した。 レンタル期間は2025年6月まで。買い取りオプションなどは付随していない。 エドジーはミルウォールのアカデミーから2019年にマンチェスター・シティのユースチームへ加入。左ウ 2024.09.05 09:55 Thu

ジュピラー・プロ・リーグの関連記事

記事をさがす

ライアン・メイソンの人気記事ランキング

1

「ここに居ることが奇跡」頭蓋骨骨折から奇跡の復帰を遂げたヒメネスが回想、同様の事故に遭ったレジェンドの支えも明かす

頭蓋骨骨折から復帰したウォルバーハンプトンのメキシコ代表FWラウール・ヒメネスが、当時を振り返った。イギリス『スカイ・スポーツ』が伝えた。 メキシコ代表のエースとしてプレーし、ウォルバーハンプトンでもストライカーとして活躍していたヒメネス。しかし、2020年11月に悲劇が襲う。 アーセナルとの一戦に出場していたヒメネスだったが、空中戦の競り合いでアーセナルの元ブラジル代表DFダビド・ルイスと激突。頭部同士の衝突となったなか、ヒメネスは頭蓋骨を骨折する重傷。外傷性脳損傷とも診断され、当初は引退も囁かれたが、2021年2月にトレーニングに復帰。今シーズンの開幕戦であるレスター・シティ戦にも先発フル出場を果たしていた。 奇跡的な復帰を遂げたヒメネスはメディアに向けて当時のことを振り返った。 「最初の瞬間から、外科医とドクターは僕に何が起きたのか、そしてリスクを教えてくれた」 「ところどころ聞きたいものではなかったけど、それが彼らの仕事だ。彼らは僕がここに居ることが奇跡だと言っていた」 「骨が折れ、脳内に少し出血があった。そのため、手術を迅速に行う必要があり、ドクターの仕事は本当に素晴らしかった」 「最初から彼らは僕を親身にサポートしてくれた。頭蓋骨骨折は、僕たち全員が治癒すると予想していたよりも長くかかった。僕がここに居るのは本当に奇跡なんだ」 2月にトレーニングに戻ったヒメネスは、2020-21シーズンはその後の出場はなし。プレシーズンが始まった7月に完全にトレーニングに合流し、親善試合でゴールも記録した。 そのヒメネスだが、試合のために特別に作られたヘッドギアを着用している。このヘッドギアはキャリアを終えるまでつけ続けることになるもの。 「足首のケガやヒザのケガのようなものだといつも思っていた。回復した後、好きなことをやり直すつもりだよ」 「自分のキャリアを終えたり、選手を辞めたりすることを考えたことはなかった。その可能性はあったけど、僕はいつだって戻ってくると確信していたんだ」 プレミアリーグではヒメネスと同様に頭蓋骨を骨折した選手がいる。最も記憶にあるものはチェルシーの元チェコ代表GKペトル・チェフだろうか。2006年にボールを滑りながらキャッチに行ったところ、相手のヒザが側頭部に入り、頭蓋骨を陥没骨折。緊急の手術を行い見事に復帰。その後はトレードマークともなったが、ヘッドギアを引退まで着用し続けた。 昨シーズンはジョゼ・モウリーニョ監督の解任後にトッテナムで暫定監督を務めていたライアン・メイソンも頭蓋骨を骨折している。2017年1月、ハル・シティ在籍時にチェルシー戦で頭蓋骨を骨折。その後復帰はしたものの、プレーすることなく2018年2月に引退している。 また、最近では2018年8月にマイケル・キーンが頭蓋骨を骨折している。激しいプレーを提供してくれる一方で、危険とは隣り合わせだ。 ヒメネスはチェフと連絡を取り合っていると明かし、同じケガを負った者同士、わかり合うことが多いという。 「僕はペトルと連絡を取り合っている。彼は僕が必要な時にメッセージを送ってくれる」 「かつてチームがロンドンに行った時、彼はドクターと一緒にホテルに来て、ヘルメットの1つを持ってきたんだ。僕たちが同じようなことができるかを確認しにきてくれた。彼らは僕を知らなくても助けてくれる」 ヘッドギアに関しても改良を加えているヒメネス。しかし、やはり着けないでプレーしたいという考えはあるようだ。 「もし僕が使えるかを選べたら、使わないね。普通にプレーをする」 「でも、ドクターは僕にとってより危険になる可能性を防ぐため、保護のためだと僕に言った」 「ヘッドギアなしでプレーするのは良い気分だけど、僕はドクターらの許可がなければならないことを知っている。彼らは僕が使用することが最善であると言う」 ウォルバーハンプトンは、22日に行われるプレミアリーグ第2節をホームのモリニュー・スタジアムで戦う。スタンドにファンが戻って始まっているリーグ。久々に声援を聞いてプレーすることが可能だ。 さらに、相手はトッテナム。昨シーズンまでチームを率いた、ヌーノ・エスピリト・サント監督が率い、退任後初めて戻ってくるとあり、大きな盛り上がりを見せることだろう。 ヒメネスはプレーを楽しみたいとし、ファンの前で良いパフォーマンスを見せたいと意気込んだ。 「僕は本当に気分が良いよ。9カ月近くいなかったから、改めて選手になったような気がする」 「今、僕はチームと一緒にトレーニングをし、プレシーズン全体を過ごしてきた。復帰して、シーズンを再開するのはふさわしい瞬間だった」 「ファンが僕の名前を呼ぶ瞬間を待ちわびている。ケガをする前は、僕は良いプレーをしていた。チームは本当に良いプレーをして、ピッチ上で良いパフォーマンスだった」 「僕たちは家族のような者だよ。チームに相応しい場所に戻ることが目標だ」 <span class="paragraph-title">【動画】一時は本当に危険だったヒメネス激突の試合(0:30~)</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="kEYqLpByx5w";</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2021.08.18 21:45 Wed
2

スパーズ、空席だったGKコーチに元ローマのサヴォラーニ氏! シュチェスニー&アリソンを指導

トッテナムは17日、マルコ・サヴォラーニ氏(56)のゴールキーパーコーチ就任を発表した。 ローマ生まれのサヴォラーニ氏は、現役時代にローマやピアチェンツァ、コモ、ペスカーラといったクラブでプレー。現役引退後は古巣ピアチェンツァ、キエーボ、アタランタ、シエナ、同じく古巣のローマのGKコーチを歴任。 昨シーズンまで7年間に渡って在籍したローマでは、ポーランド代表GKヴォイチェフ・シュチェスニー(現ユベントス)、ブラジル代表GKアリソン・ベッカー(現リバプール)を指導。その卓越した指導力によって両選手から厚い信頼を得ていた。 また、シエナ時代にはアントニオ・コンテ監督の下でも働いており、新指揮官のやり方を熟知している。 トッテナムではフランス代表GKウーゴ・ロリス、イタリア代表GKピエルルイジ・ゴッリーニと優れた2人のGKを擁しているが、サヴォラーニ氏の指導によって更なる高みに到達することが期待される。 なお、コンテ監督率いるトッテナムの新たなコーチングスタッフでは、アシスタントヘッドコーチにクリスティアン・ステッリーニ氏、アシスタントコーチに、元イングランド代表MFのライアン・メイソン氏。 さらに、テクニカル&アナリティクスコーチにコンテ監督の実弟であるジャンルカ・コンテ氏。フィットネスコーチにコスタンティーノ・コラッティ氏、ジャン・ピエロ・ヴェントローネ氏、ステファノ・ブルーノ氏の3人が就任している。 2021.11.17 22:35 Wed
3

「見るからに壊滅的」就任4試合で監督解任、トッテナム会長が改めてニューカッスル戦惨敗に言及「全くもって受け入れ難いもの」

トッテナムのダニエル・レヴィ会長が、立て続けの監督交代について言及した。クラブ公式サイトが伝えた。 トッテナムは24日、クリスティアン・ステッリーニ監督の解任を発表した。後任はアシスタントコーチのライアン・メイソン氏が務めることとなる。 今シーズンはアントニオ・コンテ監督が指揮していたが、3月26日に解任。直前にはクラブや選手たちを批判するコメントを会見で残し、物議を醸した中での解任となっていた。 トップ4を争える位置にいながらも、不甲斐ないパフォーマンスを糾弾したコンテ前監督。新指揮官を招へいするかと思いきや、今シーズン中は暫定体制で行く方針に決め、アシスタントコーチのステッリーニ氏が昇格する形となった。 しかし、クラブとしてこの決断は完全に裏目に。就任直後のエバートン戦は引き分けると、ブライトン&ホーヴ・アルビオン戦は、VARの誤審が相次いだおかげでラッキーな勝利を収めることに。ただ、チームのパフォーマンスは何も改善されておらず、続くボーンマス戦では黒星。そして23日に行われたニューカッスル戦では、共にトップ4入りを目指す大一番だったが、21分間で5失点という醜態を晒し、6-1で敗れていた。 レヴィ会長はこの試合のパフォーマンスに改めて苦言。自身も責任を追わなければいけないとし、ステッリーニ監督の解任とメイソン新監督の就任を発表した。 「日曜日のニューカッスル戦のパフォーマンスは、全くもって受け入れ難いものだった。見るからに壊滅的だった。それが起こった理由はたくさんあるが、私、理事会、監督、選手は全員が責任を負わなければならない。ただ、最終的に責任を負うのは私だ」 「クリスティアンはコーチングスタッフと共に、現在の役割を離れることとなる。クリスティアンは、我々のシーズンの困難な時期に足を踏み入れてくれた。彼と彼のコーチングスタッフがそのような困難な時期に、プロとして振る舞ってくれたことに感謝したい。彼と彼のスタッフの成功を祈っている」 「ライアン・メイソンが直ちに監督の任務を引き継ぐ。ライアンはクラブと選手を良く知っている。彼のコーチングスタッフに関しては、今後もアップデートしていく」 「私は今日、選手会と面会した。チームは、今シーズン可能な限り、最高のフィニッシュを確実にするため、団結することを決意している。みなさんの素晴らしいサポートを得るパフォーマンスを提供しなければいけないことは明らかだ」 トッテナムはマネージング・ディレクター(MD)のファビオ・パラティチ氏も、ユベントス時代の不正会計疑惑の影響を受けて解任するなど、内部のゴタゴタが続いている。 2023.04.25 09:55 Tue
4

スパーズがポステコグルー新監督支えるコーチングスタッフ発表! メイソンら留任に教え子ジェディナクが入閣

トッテナムは27日、アンジェ・ポステコグルー監督率いる新コーチングスタッフを発表した。 今回の発表によると、今シーズンの最後に暫定指揮官を務めたライアン・メイソン氏と、同氏を副官としてサポートしていたマット・ウェルズ氏がアシスタントコーチとしての留任が決定。 さらに、これまでスウォンジー・シティやリバプール、セルティック、レスター・シティでブレンダン・ロジャーズ氏の副官を務めていたクリス・デイビス氏がシニア・アシスタントコーチに就任。 また、ポステコグルー監督の下でオーストリア代表のキャプテンを担い、クリスタル・パレスやアストン・ビラでプレミアリーグでのプレー経験も豊富なミル・ジェディナク氏がアシスタントコーチとしてコーチングスタッフ入り。 一方、新任のGKコーチにはトッテナムのアカデミー出身で過去にU-18チームのGKコーチも務めたロブ・バーチ氏を任命。同氏はスコット・パーカー氏と共にフルアムやボーンマス、クラブ・ブルージュでもGKコーチを歴任していた。 今回発表された新コーチングスタッフは、7月1日よりポステコグルー監督と共に新シーズンに向けて始動する。 2023.06.27 18:28 Tue
5

スパーズがコーチングスタッフ新体制発表…ハイバーニアン元指揮官が新入閣

トッテナムは25日、2024-25シーズンに向けアンジェ・ポステコグルー監督率いる新コーチングスタッフを発表した。 トッテナムでは今シーズンからシニア・アシスタントコーチを務めていたクリス・デイビス氏がバーミンガム・シティの新監督就任のためシーズン終了後に退任。その後任としてアシスタントコーチを務めていたマット・ウェルズ氏が内部昇格となった。 また、ライアン・メイソン氏、ミル・ジェディナク氏は引き続きアシスタントコーチ、ロブ・バーチ氏もGKコーチとして留任となった。 一方、新たにコーチングスタッフに迎え入れられたのは、ニック・モンゴメリー氏とセルジオ・ライムンド氏の2人。 リーズ生まれでスコットランドにルーツを持つモンゴメリー氏は、現役時代にシェフィールド・ユナイテッドやミルウォールとイングランドのクラブでプレー。現役引退後は古巣であるオーストラリアのセントラル・コースト・マリナーズ、スコットランドのハイバーニアンの指揮官を歴任していた。 一方、ポルトガル人指導者のセルジオ氏はベンフィカのアカデミーでの仕事を経て、4大陸7カ国で指導。セントラル・コーストとハイバーニアンでモンゴメリー氏の副官を務めていた。 ポステコグルー監督は新体制発足に際して以下のコメントを残している。 「マットがシニアアシスタントコーチに任命されたことを嬉しく思う。彼は素晴らしい労働倫理と細部へのこだわりを持つ優秀な若手コーチだ。彼はこのチャンスに完全に値する」 「ニックとセルジオがクラブに加わるのも素晴らしいことだ。彼らはすでにここにいる優秀なコーチ陣に加わってくれる」 「ニックとセルジオはどちらも長年にわたる豊富なコーチング経験を持っている。彼らはすでに若い才能を育成し、我々が確立した環境をさらに強化するフットボールスタイルを導入したいという強い意欲を示している。彼らと一緒に働くのを楽しみにしているよ」 2024.06.26 08:00 Wed

アンデルレヒトの人気記事ランキング

1

ソシエダ戦でアウェイのアンデルレヒトサポーターが危険行為…破壊した座席を下層階に投擲

レアル・ソシエダvsアンデルレヒトでアンデルレヒトサポーターによる危険行為が確認された。 3日、ソシエダの本拠地アノエタで行われたヨーロッパリーグ(EL)のリーグフェーズ第2節は、アウェイのアンデルレヒトが1-2で逆転勝利した。 試合自体は前半にアウェイチーム、後半にホームチームが主導権を握って白熱の攻防が繰り広げられたが、スタンドでは一部のアンデルレヒトサポーターによる危険行為が確認された。 2階席に設けられたアウェイスタンドではアンデルレヒトサポーター数人が、破壊した座席の破片を下層階に陣取るソシエダに投擲し、アウェイスタンドに設置されていた防護スクリーンも破壊された。 この愚行によって試合中もスタンドがざわつき、アンデルレヒトの一部選手が危険行為をやめるように働きかける場面も確認された。 そして、スペイン『マルカ』の報道では今回の危険行為に関与した5名が逮捕されたという。 今回の一件を受けてソシエダは公式声明を発表。試合中断や安全面の確保に消極的だった欧州サッカー連盟(UEFA)に対して、会合の場を要請したことを報告した。 「レアル・ソシエダは、ホームでファンが受けた最近の攻撃行為を強く非難します。クラブは、本日の出来事がサポーターの皆さんが耐えなければならない最後のものとなるよう、UEFAとの会合を要請しました」 また、ラ・レアルのキャプテンを務めるFWミケル・オヤルサバルは試合後のインタビューで「僕らは起こったことを非難する必要がある。こんなことはあってはならない。4人の愚か者が物を投げたからといって、奴らは家に帰るだけだ。UEFAは介入しなければならないのに何もしなかった。ピッチ上でも物が落ちてきたし、僕らはそれをマッチオフィシャルにも伝えた。15分間、試合を中断するように言ったけど、彼らは何もしなかった。これはUEFAへの明確なメッセージだ」と、愚行を働いた不届きなアウェイサポーターと共にUEFAの対応を糾弾した。 さらに、イマノル・アルグアシル監督もホームのファン・サポーターを危険に晒した運営の不備を強く非難している。 「何が起こったのかは伝えられた。ファンが危険にさらされていたなら、試合を中止すべきだったと私は理解している。彼ら(UEFA)がそれに気づいて中止したくなかったのかどうかはわからないが、試合を中止すべきだったことは理解している。家族や子供を含むファンが危険にさらされていたということはあり得ない」 なお、ELでは先日にローマホームで行われたアスレティック・ビルバオ戦でアウェイのアスレティックサポーターによる危険行為が確認されており、今回の一戦を含めてクラブサイドにペナルティが科される可能性が高い。 <span class="paragraph-title">【動画】アンデルレヒトサポーターによる危険行為</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet" data-media-max-width="560"><p lang="eu" dir="ltr">Real vs Anderlech! Gora Anoetako segurtasune….<a href="https://twitter.com/hashtag/Anoeta?src=hash&amp;ref_src=twsrc%5Etfw">#Anoeta</a> <a href="https://t.co/jnIB11NQtO">pic.twitter.com/jnIB11NQtO</a></p>&mdash; Aroa Saez de Egilaz Junquera (@aaroox4) <a href="https://twitter.com/aaroox4/status/1841897594345144381?ref_src=twsrc%5Etfw">October 3, 2024</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2024.10.04 13:22 Fri
2

久保建英が途中出場のソシエダ、後半の猛攻も実らずアンデルレヒトに逆転負け…【EL】

久保建英の所属するレアル・ソシエダは3日、ヨーロッパリーグ(EL)リーグフェーズ第2節でアンデルレヒトと対戦し1-2で敗戦した。久保は後半からプレーしている。 EL初戦のニース戦をドローで終えたソシエダは、3-0で快勝したバレンシア戦のスタメンから守護神レミロ以外の10人を変更。久保やオヤルサバル、スビメンディらに代えてサディクやブライス・メンデス、オドリオソラらをスタメンで起用。2トップにオスカールソンとサディクを据えた[5-3-2]で試合に臨んだ。 初戦のフェレンツヴァーロシュを勝利し2連勝を狙うアンデルレヒトに対し、ソシエダは5分に先制する。後方からビルドアップにハイプレスをかけると、DFザンカからボールを奪ったサディクの右クロスをファーサイドのマリンが左足ボレーでゴールネットを揺らした。 幸先良く先制したソシエダだったが、29分に失点を許す。中盤でのボール奪取からショートカウンターを仕掛けると、ドレイヤーのスルーパスに反応したバスケスがボックス右からシュートをゴール左隅に流し込んだ。 追いつかれたソシエダは40分にも、ドレイヤーの左FKをブライス・メンデスが頭で弾き返すと、このクリアボールをボックス右手前のレオニがボレーシュート。ミートを心がけたシュートはゴール右上に吸い込まれた。 逆転を許したソシエダは、前半終了間際にチャンス。45分、GKレミロのロングフィードから一気にカウンターを仕掛けると、このボールを受けたオスカールソンがボックス右からシュートを放ったが、これはクロスバーに弾かれた。 1点のビハインドで前半を終えたソシエダは、後半からサディク、オドリオソラ、パチェコを下げて久保、バレネチェア、アゲルドを投入する3枚替えを敢行。布陣を[5-3-2]から[4-3-3]へ変更した。 すると、ソシエダは49分に久保に最初の決定機が訪れる。ムニョスの左クロスをボックス内のブライス・メンデスがフリックすると、ファーサイドの久保が左足ボレーで合わせたが、シュートは上手くミートできずに枠の上に外れた。 膠着状態が続くなか、ソシエダは67分にムニョスの左クロスから中央に走り込んだブライス・メンデスが決定機を迎えたが、ヘディングシュートはわずかにゴール左。さらに85分には、左クロスの流れたボールを逆サイドで拾った久保がボックス右から中に切り込み左足を振り抜いたが、シュートはGKクーセンマンスがセーブ。 結局、試合はそのまま1-2でタイムアップ。ソシエダは逆転負けでEL初勝利ならず、一方のアンデルレヒトは2連勝を飾った。 レアル・ソシエダ 1-2 アンデルレヒト 【レアル・ソシエダ】 パブロ・マリン(前5) 【アンデルレヒト】 ルイス・バスケス(前29) テオ・レオニ(前40) 2024.10.04 03:50 Fri
3

【ELリーグフェーズ第2節まとめ】連勝はスパーズやラツィオら5チーム! 毎熊、町田、久保が出場も勝利ならず…

ヨーロッパリーグ(EL)リーグフェーズ第2節が3日に開催された。 DF毎熊晟矢が所属するAZはアウェイでアスレティック・ビルバオと対戦し、0-2で敗れた。毎熊は76分までプレーした。 毎熊にとって欧州デビュー戦となったエルフスボリ戦を3-2で勝利し、白星スタートを飾ったAZは連勝を目指して難所サン・マメスに乗り込んだ。 戦前からユーロ2024優勝の立役者、ニコ・ウィリアムズとのマッチアップに注目が集まった毎熊だが前半序盤にあっさりと入れ替わられるなど終始劣勢を強いられた。同じくチームも前半から押し込まれる苦しい展開が続くも、何とか0-0のスコアで試合を折り返した。 だが、後半も守勢が続くと、72分には左サイドをドリブルでこじ開けたニコの折り返しを実兄イニャキ・ウィリアムズにワンタッチシュートで決められて守備が決壊。毎熊がベンチに下がった直後の86分には再びニコの仕掛けからこぼれ球に反応したサンセトにトドメの2点目を決められて万事休す。2戦目で初黒星を喫した。 MF久保建英が在籍するレアル・ソシエダはFW後藤啓介を擁するアンデルレヒトと対戦し、1-2で敗戦した。久保は後半から途中出場も、後藤は招集外となった。 2戦目での初勝利を目指したラ・レアルだが、ラ・リーガ優先のメンバー構成となり久保はベンチスタートに。開始5分に鮮やかな連携からマリンのゴールで先制したが、前半半ば過ぎの連続失点によって1点ビハインドで後半へ。 その後半はハーフタイムの3枚替えで久保ら主力を投入して攻勢に転じたが、日本代表MFもボックス内での2度の決定機で仕留め切れず。チームとして最後の局面での精度を欠いて追いつくことはできず。この結果、ホームで今季EL初黒星のソシエダは2戦未勝利に。 DF町田浩樹の所属するユニオン・サン=ジロワーズはボデ/グリムトと対戦し、0-0のドローに終わった。 2戦目での初勝利を目指したサン=ジロワーズは序盤から主導権を握って優勢に試合を進めたが、再三のシュートをなかなか枠に飛ばすことができず。最後までゴールが遠かった。一方で、フル出場した町田を中心に守備陣は相手の攻撃に対して集中した対応をみせ、クリーンシートを達成。最低限の引き分けで試合を終えた。 初戦に続いて波乱も目立った今節を終えて2連勝を達成したのは、2戦連続快勝のラツィオとリヨン、トッテナムの4大リーグの強豪に、アンデルレヒトとルーマニアのFCSBの5チームに。 一方、ディナモ・キーウとベシクタシュという欧州大会の常連が連敗スタートとなり、エルフスボリに金星を献上したローマやポルト、マンチェスター・ユナイテッド、レアル・ソシエダといった強豪チームも2戦未勝利となった。 ◆リーグフェーズ第2節 ▽10/3(木) RFS 2-2 ガラタサライ フェレンツヴァーロシュ 1-2 トッテナム マッカビ・テルアビブ 0-2 ミッティラン オリンピアコス 3-0 ブラガ カラバフ 1-2 マルメ レアル・ソシエダ 1-2 アンデルレヒト ラツィオ 4-1 ニース スラビア・プラハ 1-1 アヤックス ホッフェンハイム 2-0 ディナモ・キーウ アスレティック・ビルバオ 2-0 AZ ベシクタシュ 1-3 フランクフルト ポルト 3-3 マンチェスター・ユナイテッド トゥベンテ 1-1 フェネルバフチェ ビクトリア・プルゼニ 0-0 ルドゴレツ エルフスボリ 1-0 ローマ PAOK 0-1 FCSB サン=ジロワーズ 0-0 ボデ/グリムト レンジャーズ 1-4 リヨン 2024.10.04 06:40 Fri
4

アンデルレヒトがリーマー監督解任…今季ここまで3勝3分け1敗の4位

アンデルレヒトは19日、ブライアン・リーマー監督(45)の解任を発表した。 後任が決定するまではU-18チームを率いるダビド・ユーベル監督(36)が暫定指揮官を務める。 母国のコペンハーゲンでファーストチームのアシスタントマネージャーやユース年代の指揮官を歴任したリーマー監督は、ブレントフォードでトーマス・フランク監督の副官を務めた後、2022年12月にアンデルレヒトの指揮官に就任した。 これまで公式戦76試合を指揮し、39勝20分け17敗の戦績を残した。就任1年目にヨーロッパ・カンファレンスリーグでベスト8進出。就任2年目はジュピラー・プロ・リーグで3位フィニッシュに導いた。 今シーズンはここまでリーグ戦3勝3分け1敗の4位に位置していたが、チームパフォーマンスなど諸々の状況を鑑みて、クラブは解任を決断した模様だ。 なお、暫定指揮官のユーベル監督は、昨シーズンにセカンドチームに当たるRSCAフューチャーズでアシスタントコーチを務めており、FW後藤啓介を指導していた。 2024.09.20 07:30 Fri
5

ニースのデンマーク代表FWドルベリがアンデルレヒトへ完全移籍!

ベルギーのアンデルレヒトは7日、ニースに所属するデンマーク代表FWカスパー・ドルベリ(25)を完全移籍で獲得した。契約期間は2027年6月30日までで、背番号は「12」を着用する。 ドルベリは、デンマークのシルケボー出身。2015年7月にアヤックスU-19へと加入すると、2016年7月にトップチームに昇格。187cmの恵まれた体躯、左右のウイングでもプレー可能なスピードや突破力、懐深いボールキープに創造性と、引き出しの多い万能型ストライカーは、3年間在籍したアヤックスでは通算119試合に出場し45ゴールを記録した。 この活躍が認められ、2019年の夏にニースに完全移籍すると、加入初年度からセンターFWの主力としてポジションを確保し、公式戦85試合に出場し24ゴール7アシストを記録。 しかし、セビージャにレンタル移籍された2022-23シーズンは、ラ・リーガ4試合、チャンピオンズリーグ4試合の出場でノーゴールに終わると、今冬からはホッフェンハイムに活躍の場を移したが、ブンデスリーガ13試合の出場で1ゴールを挙げるに留まっていた。 アンデルレヒトへの移籍が決まったドルベリは、公式サイトで以下のようにコメントしている。 「アンデルレヒトに移籍することができてとても嬉しいよ。このような大きなクラブに移籍するのは難しい決断ではなかった。アンデルレヒトのことは以前から知っていたし、自分がこのプロジェクトとプレースタイルにフィットできると信じている」 「イェスパーSDや監督と何度も話し合いを重ねて、このプロジェクトにとても良い印象を持ったんだ。僕は居心地がよく、何かを勝ち取ることができると感じられるクラブに行きたかった。だからここに来たんだよ」 2023.07.08 07:00 Sat

NEWS RANKING
Daily
Weekly
Monthly