スパーズがコーチングスタッフ新体制発表…ハイバーニアン元指揮官が新入閣

2024.06.26 08:00 Wed
来季もチームを率いるポステコグルー監督
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来季もチームを率いるポステコグルー監督
トッテナムは25日、2024-25シーズンに向けアンジェ・ポステコグルー監督率いる新コーチングスタッフを発表した。
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トッテナムでは今シーズンからシニア・アシスタントコーチを務めていたクリス・デイビス氏がバーミンガム・シティの新監督就任のためシーズン終了後に退任。その後任としてアシスタントコーチを務めていたマット・ウェルズ氏が内部昇格となった。また、ライアン・メイソン氏、ミル・ジェディナク氏は引き続きアシスタントコーチ、ロブ・バーチ氏もGKコーチとして留任となった。
一方、新たにコーチングスタッフに迎え入れられたのは、ニック・モンゴメリー氏とセルジオ・ライムンド氏の2人。

リーズ生まれでスコットランドにルーツを持つモンゴメリー氏は、現役時代にシェフィールド・ユナイテッドやミルウォールとイングランドのクラブでプレー。現役引退後は古巣であるオーストラリアのセントラル・コースト・マリナーズ、スコットランドのハイバーニアンの指揮官を歴任していた。
一方、ポルトガル人指導者のセルジオ氏はベンフィカのアカデミーでの仕事を経て、4大陸7カ国で指導。セントラル・コーストとハイバーニアンでモンゴメリー氏の副官を務めていた。

ポステコグルー監督は新体制発足に際して以下のコメントを残している。

「マットがシニアアシスタントコーチに任命されたことを嬉しく思う。彼は素晴らしい労働倫理と細部へのこだわりを持つ優秀な若手コーチだ。彼はこのチャンスに完全に値する」

「ニックとセルジオがクラブに加わるのも素晴らしいことだ。彼らはすでにここにいる優秀なコーチ陣に加わってくれる」

「ニックとセルジオはどちらも長年にわたる豊富なコーチング経験を持っている。彼らはすでに若い才能を育成し、我々が確立した環境をさらに強化するフットボールスタイルを導入したいという強い意欲を示している。彼らと一緒に働くのを楽しみにしているよ」

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トッテナムのアンジェ・ポステコグルー監督が、ウェストハム戦を振り返った。クラブ公式サイトが伝えた。 19日、プレミアリーグ第8節でトッテナムはウェストハムをホームに迎えた。試合は19分に先制を許すも、36分にデヤン・クルゼフスキのゴールで同点とする。 後半に入ると、52分にイヴ・ビスマのゴールで逆転に成功、55分にオウンゴール、60分にソン・フンミンとゴールを重ね、終わってみれば4-1で快勝。ロンドン・ダービーを制した。 試合後、ポステコグルー監督は後半のパフォーマンスが良かったとし、前半は苦しんでいたと振り返った。 「とても良かった。前半はかなり頑張らなければならず、少し手探り状態だった。相手は大きくてフィジカルの強いチームで、特定の部分で対抗しなければならなかった」 「もちろん、失点したことは残念だったが、試合に戻り、前半も後半もいくつか良いチャンスを作り、その成果を得た」 「後半はギアを上げ、またしても我々のサッカーは素晴らしかったと思うが、特に中盤でコントロールするために必要なハードワークをいくつかし、それが良い基盤となった」 また、ダービーでの勝利について問われると、自身は特に変わらないとしながらも、ファンにとっては大きいと言及。後半にパワーをもらったのもファンのおかげだと感謝した。 「ファンにとっては確かに重要だろう。なぜなら、ファンは当然ダービーで満足して勝利を収めたいからだ。個人的にはいつも言っているように、どの試合に勝っても同じような喜びを感じる」 「後半に作り出した勢いの一部は、サポーターが与えてくれた勢いによるものだ。特に2点目を決めた後は、スタジアム内の雰囲気が盛り上がることを実感した。それが我々を後押しし、15〜20分間、素晴らしいプレーを見せていた」 「両者はとても密接に関係している。特にホームでは、サポーターの応援が必要だが、それに応えるためには我々が彼らに何かを返さなければならない。今日は、ファンにとって少しのご褒美になればと思っている」 <span class="paragraph-title">【動画】ロンドンダービーは後半3ゴールのトッテナムに軍配</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="1qxZlucbn1E";var video_start = 0;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2024.10.20 10:55 Sun
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トッテナムが24歳DFスペンスとの契約を2028年まで延長!

トッテナムは16日、イングランド代表DFジェド・スペンス(24)と新契約を締結したことを発表した。新たな契約期間は2028年6月30日までとなる。 ノッティンガム・フォレストで台頭したアスリート型のサイドバックであるスペンスは、2022年夏にミドルズブラから完全移籍で加入。しかし、守備の貢献や戦術理解度の問題で適応に苦戦し、当時指揮を執っていたアントニオ・コンテ監督の信頼を得られず、昨年1月にはスタッド・レンヌへレンタル移籍に出された。 また、アンジェ・ポステコグルー監督の下でもプレシーズンで良いアピールができず、2023-24シーズンはチャンピオンシップ(イングランド2部)のリーズ・ユナイテッドへ武者修行に出たが、負傷もあって主軸の座は掴めず。今冬にレンタル先をジェノアへ変更すると、公式戦16試合に出場した。 今夏にはジェノアが買い取りを検討していると噂されたが、トッテナム残留となったスペンスは、今季ここまで4試合に出場。9月19日に行われたEFLカップ3回戦のコヴェントリー戦では、移籍後初ゴールを記録していた。 2024.10.17 07:30 Thu
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スパーズに追い風…ソン・フンミン&リシャルリソンがハマーズ戦で復帰へ

ロンドン・ダービーを控えるトッテナムに負傷者の復帰という追い風吹いている。 公式戦5連勝と復調の気配を示しながらも、インターナショナルマッチウィーク前に行われたプレミアリーグ前節のブライトン戦は2点差を引っくり返されての逆転負けと、波の激しい序盤戦を過ごすトッテナム。 過密日程が続く中、各ポジションで疲労も見受けられるが、ここにきて少し手薄となっていた前線の負傷者が復帰することになった。 アンジェ・ポステコグルー監督は17日、19日に行われるプレミアリーグ第8節のウェストハム戦に向けた最新のチームニュースを提供。 韓国代表FWソン・フンミンとブラジル代表FWリシャルリソンの2選手が復帰できる見込みであることを明かした。 9月末のカラバフ戦で負傷したソン・フンミンは今回のインターナショナルマッチウィークで韓国代表からの招集を辞退し、リハビリに専念。一方、8月末のエバートン戦後にヒザの負傷が発覚したリシャルリソンは2カ月近くの離脱を強いられていた。 「ソニーとリッチーは良い仕事をして、チームと一緒にトレーニングをした。これは我々にとって本当にプラスだ。ソニーは、願わくば、このインターナショナルマッチウィークの休みをうまく乗り切って準備を整えるだろうといつも思っていたし、リッチーも良い仕事をし、週末には2人とも出場できればと考えている」 なお、現時点での離脱者はハムストリングを痛めているU-21フランス代表FWウィルソン・オドベールと、スウェーデン代表で軽傷を負ったMFルーカス・ベリヴァルの2選手のみ。 ただ、後者に関しては「ルーカスは少し痛みを感じていたが、彼が大丈夫になることを願っているところだ」と大きな問題にはならないという。 2024.10.17 22:30 Thu

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