「わがままを言わせてもらう」国内3冠達成のポステコグルー監督、自身の去就話を振られて率直な意見「この瞬間を楽しむ権利はある」

2023.06.04 21:50 Sun
Getty Images
セルティックのアンジェ・ポステコグルー監督が、わがままを言った。イギリス『BBC』が伝えた。

3日、セルティックはスコティッシュカップ決勝を戦い、インヴァネスと対戦した。
すでにスコティッシュ・プレミアシップ、リーグカップと2つのタイトルを獲得しているセルティック。国内3冠達成に向けた中、古橋亨梧のゴールで幸先良く先制。その後も追加点を奪うと、1点を返されるも、終盤に追加点。3-1で見事に勝利し、国内3冠を達成した。

試合後、ポステコグルー監督は優勝を喜び、3冠達成を喜んだ中、やはり話題は去就についてだった。

アントニオ・コンテ監督を解任し、その後も結果が伴わなかったトッテナムは、新監督探しも難航。これまで浮上した多くの候補者に全て断られている状況だ。
今夏は多くのビッグクラブが監督交代に踏み切ることもあり、トッテナム以上に魅力を感じるクラブになびかれている状況。結果が伴っていないことも影響し、苦しい立場にあるが、その中で浮上したのがポステコグルー監督だ。

ダニエル・レヴィ会長も自信を見せており、来週にも発表されるのではないかという報道もあった中、ポステコグルー監督は試合後のインタビューで受け流し、まずは3冠達成を喜ばせてほしいと語った。

「ちょっとわがままを言わせてもらおう」

「周りの人たちはみんな、この瞬間を楽しむために頑張ってきた。みんなに導かれるように、できるだけ長く楽しもうと思う。他のことを話す前にだ」

「他の選手たちと同じように、私もこの瞬間を楽しむ権利はあるだろう。この瞬間のために、一生懸命働いてきた」

「友人にも家族にも借りがある。なぜ君たちが質問しなければいけないのかは理解するが、私の立場からすれば、この瞬間を楽しむ方が当然だ」

「そのような質問に答える時期が来るだろうが、今の所、我々は歴史の小さな部分を掴んだのだから、しっかりと感じたい。脇道にそれて、逃すつもりはない」

今はチームや選手、家族、ファンと共に優勝を味わいたいと語るポステコグルー監督。2年間で獲得できる6つの国内タイトルの内、5つを獲得する偉業を成し遂げている。

放っておいても、去就に関してはハッキリする時期が来るだけに、注目されることは仕方ないが、少しぐらい良い思いをさせても良いのではないだろうか。



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