土方麻椰2ゴールのヤングなでしこが全勝でGS首位通過! ラウンド16ではナイジェリアと対戦【U-20女子W杯】
2024.09.09 09:56 Mon
U-20日本女子代表は現地時間8日、FIFA U-20女子ワールドカップ(W杯)のグループE最終節でU-20オーストリア女子代表と対戦し、2-0で勝利した。
ニュージーランド、ガーナ相手の連勝によって2大会ぶりの優勝へ好スタートを切ったヤングなでしこ。すでに決勝トーナメント進出を決めた首位チームはオーストリアとの連勝対決でグループ首位通過を狙った。
4-1で勝利したガーナ戦からは先発6人を変更。林愛花、松永未夢、土方麻椰らがスタメンに復帰し、土方を最前線、松窪真心をセカンドトップ気味に配置した[4-4-2]で臨んだ。
主導権争いとなった立ち上がりはリズムを掴み取れなかったなでしこだが、時間の経過と共にボールを握って攻勢を強めていく。20分過ぎには佐々木里緒の意表を突く強烈なロングシュートで最初の枠内シュートを記録。
すると、以降もボックス内で松窪、松永が際どい左足シュートでゴールに迫る。31分には松窪の鮮やかな反転からのボックス内侵入で局面を打開し、ボールを引き取った小山史乃観がゴール左フリーで左足を振るが、これは枠を捉え切れない。
仕上げの部分で苦しみながらも1点リードで試合を折り返したなでしこ。迎えた後半は佐々木、小山、松窪を下げて柏村菜那、大山愛笑、氏原里穂菜をハーフタイム明けに投入。後半も立ち上がりからゲームをコントロールするが、前半のように効果的にフィニッシュまで持ち込めない。
以降はメンバーを入れ替えながら1-0のスコアを維持するも、後半半ば過ぎに再び好調のストライカーが決定的な仕事を果たす。79分、ボックス手前でルーズボールを回収した途中出場の天野紗がボックス右のスペースへ絶妙なスルーパスを送ると、これに反応した土方が豪快に右足シュートを突き刺した。
その後、ハットトリックを狙う土方のミドルシュートはクロスバーを叩いてゴールとはならなかったものの、危なげなくクリーンシートで締めくくった。
グループ全勝で首位通過を決めたヤングなでしこは12日に行われるラウンド16でグループDを2位通過したU-20ナイジェリア女子代表と対戦する。
U-20オーストリア女子代表 0-2 U-20日本女子代表
【日本】
土方麻椰(前38、後34)
◆U-20日本女子代表 出場メンバー
GK:大熊茜
DF:白垣うの、岡村來佳、林愛花、佐々木里緒(→HT 柏村菜那)
MF:松永未夢(→63分 天野紗)、角田楓佳(→80分 板村真央)、小山史乃観(→HT 大山愛笑)、和田麻希
FW:土方麻椰、松窪真心(→HT 氏原里穂菜)
ニュージーランド、ガーナ相手の連勝によって2大会ぶりの優勝へ好スタートを切ったヤングなでしこ。すでに決勝トーナメント進出を決めた首位チームはオーストリアとの連勝対決でグループ首位通過を狙った。
4-1で勝利したガーナ戦からは先発6人を変更。林愛花、松永未夢、土方麻椰らがスタメンに復帰し、土方を最前線、松窪真心をセカンドトップ気味に配置した[4-4-2]で臨んだ。
すると、以降もボックス内で松窪、松永が際どい左足シュートでゴールに迫る。31分には松窪の鮮やかな反転からのボックス内侵入で局面を打開し、ボールを引き取った小山史乃観がゴール左フリーで左足を振るが、これは枠を捉え切れない。
相手陣内でハーフコートゲームを展開しながらも相手守護神エル・シェリフの再三の好守に手を焼くなでしこだったが、38分には左CKの二次攻撃から佐々木の正確なクロスを岡村がドンピシャのヘディングシュート。これはファインセーブに阻まれるが、こぼれに反応した土方が頭で押し込んだ。
仕上げの部分で苦しみながらも1点リードで試合を折り返したなでしこ。迎えた後半は佐々木、小山、松窪を下げて柏村菜那、大山愛笑、氏原里穂菜をハーフタイム明けに投入。後半も立ち上がりからゲームをコントロールするが、前半のように効果的にフィニッシュまで持ち込めない。
以降はメンバーを入れ替えながら1-0のスコアを維持するも、後半半ば過ぎに再び好調のストライカーが決定的な仕事を果たす。79分、ボックス手前でルーズボールを回収した途中出場の天野紗がボックス右のスペースへ絶妙なスルーパスを送ると、これに反応した土方が豪快に右足シュートを突き刺した。
その後、ハットトリックを狙う土方のミドルシュートはクロスバーを叩いてゴールとはならなかったものの、危なげなくクリーンシートで締めくくった。
グループ全勝で首位通過を決めたヤングなでしこは12日に行われるラウンド16でグループDを2位通過したU-20ナイジェリア女子代表と対戦する。
U-20オーストリア女子代表 0-2 U-20日本女子代表
【日本】
土方麻椰(前38、後34)
◆U-20日本女子代表 出場メンバー
GK:大熊茜
DF:白垣うの、岡村來佳、林愛花、佐々木里緒(→HT 柏村菜那)
MF:松永未夢(→63分 天野紗)、角田楓佳(→80分 板村真央)、小山史乃観(→HT 大山愛笑)、和田麻希
FW:土方麻椰、松窪真心(→HT 氏原里穂菜)
土方麻椰
林愛花
松永未夢
松窪真心
佐々木里緒
小山史乃観
柏村菜那
大山愛笑
氏原里穂菜
天野紗
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U-20日本女子代表、たった1人で声援を送り続けたサポーターにも反響「凄かった」「よく声が響いていた」
U-20日本女子代表に声援を送り続けたサポーターが話題だ。 7日、AFC U20女子アジアカップのグループB第2節でU-20中国女子代表と対戦したU-20日本女子代表。土方麻椰のゴールで26分に先制すると、88分に天野紗の直接FKで貴重な2点目。2-0で勝利し、ノックアウトステージ進出を決めるとともに、コロンビアで開催されるU-20女子ワールドカップ(W杯)の出場権を獲得した。 ウズベキスタンで開催されている今大会。日本からはおよそ6,000km離れているなか、スタンドでは、1人の日本代表サポーターの男性が太鼓とともに声援を送り続けていた。 日本のゴールシーンなどでもその姿が映し出されていた男性。アジアカップの公式X(旧ツイッター)でもピックアップされると、SNS上のファンも反応し、現地に行ってる人いるのか!すげぇーな」、「よく声が響いていましたね〜」、「サポさんが素晴らしい」、「(選手たちと) 同じくらい凄かった」、「最後まで素晴らしい応援でした」と注目が集まっていた。 1人とはいえ、サポーターの生の声援は異国の地で戦うヤングなでしこの選手たちにとっても大きなエネルギーになったのではないだろうか。 なお、ノックアウトステージ進出を決めた日本だが、グループ第3節ではU-20北朝鮮女子代表と対戦。北朝鮮戦は10日に行われる。 <span class="paragraph-title">【写真&動画】U-20日本女子代表に声援を送り続けたサポーター</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet" data-media-max-width="560"><p lang="ja" dir="ltr"><a href="https://twitter.com/hashtag/U20%E6%97%A5%E6%9C%AC%E5%A5%B3%E5%AD%90%E4%BB%A3%E8%A1%A8?src=hash&ref_src=twsrc%5Etfw">#U20日本女子代表</a>、FIFA U20女子 <a href="https://twitter.com/hashtag/%E3%83%AF%E3%83%BC%E3%83%AB%E3%83%89%E3%82%AB%E3%83%83%E3%83%97?src=hash&ref_src=twsrc%5Etfw">#ワールドカップ</a> コロンビア2024 出場権獲得!<br><br>おめでとうございます<a href="https://twitter.com/hashtag/U20WAC?src=hash&ref_src=twsrc%5Etfw">#U20WAC</a> <a href="https://t.co/BPX3j22lKm">pic.twitter.com/BPX3j22lKm</a></p>— #アジアカップ2023 公式 (@afcasiancup_jp) <a href="https://twitter.com/afcasiancup_jp/status/1765736711680917556?ref_src=twsrc%5Etfw">March 7, 2024</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> <blockquote class="twitter-tweet" data-media-max-width="560"><p lang="ja" dir="ltr">/<br>ヤングなでしこ<br>先制点はダイレクトパスの連続から<br>\<br><br>準決勝進出&U-20女子W杯出場が懸かる一戦<br><br>前半26分に<br>久保田のクロスを土方麻椰が合わせる<br>この日も幸先よく日本が先制<br><br>AFC U20女子アジアカップ ウズベキスタン 2024<br>中国×日本<br> <a href="https://twitter.com/hashtag/DAZN?src=hash&ref_src=twsrc%5Etfw">#DAZN</a> ライブ配信中 <a href="https://t.co/8RSfEEXhQ5">pic.twitter.com/8RSfEEXhQ5</a></p>— DAZN Japan (@DAZN_JPN) <a href="https://twitter.com/DAZN_JPN/status/1765704078045192378?ref_src=twsrc%5Etfw">March 7, 2024</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2024.03.08 17:35 Fri3
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U-20日本女子代表の狩野倫久監督が14日、U-20女子ワールドカップ(W杯)に臨むメンバー21名を発表。2度目の優勝を目指す戦いに向けて意気込みを語った。 9月にコロンビアで行われるU-20女子W杯。2022年の前回大会はU-20スペイン代表に敗れて準優勝。2018年の同大会では池田太監督に率いられて初優勝を果たしていた。 今大会のメンバーには、2022年の大会を経験した松窪真心や小山史乃観、天野紗、土方麻椰、林愛花なども招集。狩野監督は、優勝を目指して戦っていくと意気込みを語った。 「我々U-20日本女子代表は、2023年の3月にU-19日本女子代表として立ち上げ、アジアの予選を勝ち抜き、U-20女子ワールドカップを目標にチャレンジしてきました」 「その中で、我々U-20日本女子代表として世界で選手たちがアグレッシブに躍動する姿を果敢にチャレンジしていけるのか。日本の女子代表としてオリンピックの後にそういった大会があり、多くの注目を集める中で、我々としてもこの女子サッカーを大きな発展、進歩させるために大きな大会だと思って参加させていただきます」 「失敗を恐れず、チャレンジし、日本の女子としてアグレッシブに躍動する選手たちの姿が世界で見せられるように、全力で戦って優勝を勝ち取りたいと思います」 パリ・オリンピックではなでしこジャパンがベスト8で敗退。メダルに届かずに悔しい思いをしたが、2022年の大会に出場していたFW浜野まいかやFW藤野あおば、DF石川璃音、GK大場朱羽も参加した。 今大会はコロンビアでの開催。中2日での戦いに加え、グループステージを戦うボゴタは標高2640mと、普段過ごすことのない高地に。チームとしてタフに戦え、複数のポジションができる選手を選んだとした。 「今回のW杯ではコロンビアで行われ、特に初戦からグループステージはボゴタという土地で戦います。高地、2600mほどあるところですが、日本の女子代表としてまずはタフに戦えること。なおかつ、複数のポジションを多くこなすことができる。大会はトータル7試合あり、多くの試合が中2日で進んでいき、そうした環境、状況の中でポリバレントな選手たち。なおかつ、今までのU-19や日常の取り組み、パフォーマンス、活躍を含めて選考しました」 高地で戦うことは、対戦相手以上に環境への適応が非常に重要な要素となる。日本は早々に現地へ入り、調整を続けて慣れていくことになるが、慎重にやっていきたいとし、所属クラブにも協力をしてもらってコンディションを整えてきたと語った。 「グループステージを戦うボゴタは2600mほどあります。富士山の五合目、六合目に当たる場所です」 「今までのアンダーカテゴリーだと、2011年にU-17がメキシコで試合をやりました。それが1900mくらいです。南アフリカも標高が高かったんですが、今までにやったことがない標高でやります」 「準備段階でできるだけ環境適応、高度順化ということで、約2週間前から入って、できるだけ向こうでコンディションを慣らすということです。色々議論して、フィジカルやメディカルの観点からも色々話をさせていただき、少しでも高度順化して、体を慣らした上で、高山病にならない、コンディションを整えるという形で、心肺機能も併せてゲームに作っていくということです」 「今まさにWEリーグがプレシーズンでキャンプやトレーニングマッチを行っていますが、各クラブと連携しながら、各チームでコンディションをしっかり作ってもらって頂いている。U-20女子代表の多くの対象の選手をもとにクラブに協力してもらい、準備を幅広くしてもらったところからすると、しっかり選手たち個人の準備もそうですが、各クラブとの連携でコンディションを整えている。WEリーグも他国のリーグと同じスケジュールですので、同じ準備をしているかもしれませんが、日本の女子サッカーが一丸となって準備をしてきました」 アンダーカテゴリーでの世界一を目指し、クラブや日本サッカー協会(JFA)とも協力してきたという狩野監督。出場権を懸けたAFC U19女子アジアカップでは準優勝という結果になったが、より強度を上げたプレーを見せていきたいとした。 「我々としてはアグレッシブにどんどん前線からプレッシングをかけてボールを奪うというスタイルの中で、いかに効果的に素早くゴールまでいけるか。そういった部分を多く見せることができた中で、決勝のDPRコリア戦では、相手の圧力も含めて、少しボールを持てる時間が少なく、プレッシャーに負ける時間もありました」 「もちろんフィジカルフィットネスとして、強度を上げ、それらに対応する、フィットネスレベルを上げるというのは、選手たちに共有して各チームで取り組んでもらっています」 「それだけではなく、プレッシングに対してどういうふうに攻撃をして、マイボールの時間を増やして攻撃をしていくか。そこからさらに即時奪回して、チャレンジして高い位置でボールを奪うのか。課題だけでなく、新たなチャレンジとして見せることがこのアジアカップからW杯に繋がる取り組みだと考えています」 チャレンジを新たにしていくことを語った狩野監督。パリ・オリンピックのなでしこジャパンの戦いやU-23日本代表の戦いを見て、ヒントを得られた部分もあったという。 「パリ・オリンピックではなでしこジャパンが守備的な組織としてブロックを作ってボールを奪い攻めていくということは、非常に参考になる部分もあったかなと思います」 「それだけでなく、日本の代表として男子のオリンピックチームも含めて、世界と対等に戦ったり、素晴らしい日本人として見せるべきフットボールの参考になる部分がありました。女子だけではなく、日本の代表として積み上げていくことの1つだと思っているので、攻守に連動して関わってゴールに迫っていく。それは男女共に参考になる部分だったと思います」 その中でのこのチームの強みの1つは選手たちの“判断力”だという。 「1つというのは難しいですが、選手たちの判断力です。頭の中、シンキングスピードというのは今までずっと取り組んできた部分です。それが攻撃の部分やインテンシティを上げていくということ。ただ力強く走る、力強く飛び出すというただ走力の部分や球際の部分、バトルの部分も大事ですが、思考の部分。予知・予測・判断が攻撃でも守備でも我々の強み、もしくはキーになると思っています」 チャレンジをしながらも、賢く戦うことが重要だと語る狩野監督。世代別の大会では、大会中の成長も大きなポイントとなる。 「立ち上げた当初から、我々U-20のカテゴリーとしてはなでしこジャパンにエントリーされていく、上のカテゴリーを後押しして、または池田太監督の選手層の幅を増やしていくということでチャレンジしてきました」 「選手たちは世界の舞台で自分の活躍の場を求めてチャレンジしていく選手や、この大会で自分のパフォーマンス、ワールドカップで今までの取り組みがどれだけチャレンジできるのかを含めて、個人の目標をベースにどれだけ縦に伸ばしていけるかをチャレンジしてきました」 「大会中に色々な選手がチャレンジし、それは成功だけではなく、失敗から創意工夫してチャレンジしていくことで更に伸びていくと思います。何か失敗を怖がってというよりは、今までやってきたもの、その上にあるなでしこジャパンに繋がるような、日本の女子サッカーとして世界で躍動する姿を1つでも多く見せられるように選手をサポートすることが、チームの後押しになると思います」 結果を求めつつ、1試合1試合の成長も求めていくU-20日本女子代表。ニュージーランド、ガーナ、オーストリアとまずはグループステージで戦うが、狩野監督はそれぞれの国についても言及。1試合ずつ集中して戦っていくとした。 「ニュージーランドは日本のなでしこも数多くの試合もしています。我々の特徴を含めてわかっていると思いますが、体格差、パワー、スピードを持ったチームであることは間違いないです」 「ガーナに関しても、特有のフィットネスレベルが高い選手たちが多いですし、アフリカの予選を勝ち抜いたポイントだと思います」 「オーストリアに関しても、ヨーロッパの予選を勝ち抜いてきた試合を見た中で、前線には早い選手がいる中で、ディフェンスにはしっかりと大柄な選手で個々で守れる選手も多いです」 「どの試合も簡単なゲームはないと思いますし、1試合目から集中した入りを見せたいと思っています」 その中で、優勝を目指すために必要なこと。ノックアウトステージに入った途端にパリ・オリンピックでは男女共に敗れ、A代表でも日本代表はW杯でノックアウトステージを勝ったことがない。 狩野監督は、「余裕はない」としながらも、ノックアウトステージでギアを入れ替えられるようにしたいと語った。 「一戦一戦戦うというところでは余裕があるわけではないですが、オリンピックだけではないですが、U-17日本代表をかつて指揮した森山佳郎監督も言われていましたが、W杯を戦ってグループステージからノックアウトステージを戦い、ファイナルまで行くとなると、ノックアウトステージになった時に一気にギアを上げる必要があるという議論をしました」 「グループステージも一戦一戦しっかりと勝ち点を取りながらも、更なる成長をしてノックアウトステージに行く必要はあると思います。そういうところでは、もう1つ先、さらにその上という形になると思います」 世界にも称賛されている日本のアンダーカテゴリーの女子代表。日本が2度目の頂点に立てるのか。試合は『FIFA+』で無料視聴が可能となる。 2024.08.14 22:15 Wed4
浦和の連覇支えた遠藤優、初招集のなでしこジャパンに「どうやって爪痕を残していこうか」…同じポジションの内田篤人コーチから学びたいことは「いっぱいある笑」
なでしこジャパンに初招集を受けたDF遠藤優(三菱重工浦和レッズレディース)が、初日のトレーニングを終えて思いを語った。 21日、なでしこジャパンは「MIZUHO BLUE DREAM MATCH 2024」の韓国女子代表戦に向けたトレーニングキャンプをスタートさせた。 初日は9名が参加したトレーニング。暫定体制で臨む韓国戦に向けては、コーチに就任した元日本代表DF内田篤人氏がコーチとして参加。選手たちと共にトレーニングをこなし、笑顔にあふれたリラックスムードとなった。 暫定体制でありながら、新たなスタートを切るなでしこジャパンには、4名が初招集。土方麻椰(日テレ・東京ヴェルディベレーザ)がケガで不参加となったが、3名は初参加となる。 浦和の下部組織で育った遠藤は、U-17日本女子代表歴があったものの、これまでなでしこジャパンには縁はなし。一方で、浦和ではWEリーグの連覇に貢献するなど、右サイドバックの主軸としてプレーしてきた。 初日はリカバリー中心の軽い練習だったが「グラウンドに出てくるまでは緊張していましたが、元レッズ所属の選手が多かったので、いつの間にか緊張が解けたというか、心も体もリラックスして臨めました」と、緊張感がありながらも良い初日だったとコメント。「やはり代表という場所は、チャンスをものにしないと残っていけない場所だと思います。軽い練習だと結果とかはないですが、いつもと違う緊張感があるというか、今後どうやって爪痕を残していこうかという気持ちはあります」と、しっかりとなでしこジャパンで生き残っていく覚悟を持って臨んでいるとした。 今回の代表には、チームメイトの石川璃音や、昨シーズンまで浦和で共にプレーした清家貴子(ブライトン&ホーヴ・アルビオン・ウィメン)、2017年まで浦和に所属したGK平尾知佳(アルビレックス新潟レディース)など知った顔もいる。 「平尾選手は6年前ぐらいまで一緒にやっていて、また一緒のチームでやるというのは感慨深いです。楽しみです」と語り、代表での再会を喜んでいた。 AFC女子チャンピオンズリーグ(AWCL)を今季は戦っている浦和。ベトナム遠征時にもチームメイトから代表招集を祝福されていた。遠藤は「ベトナム遠征でみんなからおめでとうと言われたんですが、18日の発表があってから色々な人からLINEやメッセージをもらって実感が湧きました」とコメント。「今年のオリンピックの時はラージメンバーまで選ばれていたので、あと一歩届かずというところでしたが、やっとチャンスが巡ってきたので、このチャンスをものにしたいなと思っています」と、26歳での初代表入りに決意を新たにしたようだ。 今回暫定指揮を執る佐々木則夫監督代行は、メンバー発表会見で清水梨紗(マンチェスター・シティ・ウィメン)と重なるところがあると遠藤を評価していた。「清水選手のプレーは代表の試合でもよく見ていて、学ぶところが多いなと思いますし、こうなりたいなと思う選手の1人です」と遠藤は語り、「その中で、私にしか出せないドリブルだったり、縦への推進力はあると思うので、練習からどんどんアピールしていきたいです」と、違いもアピールしたいと語った。 改めて招集を受けた思いについては「結構周りからも言われているように、新戦力として呼ばれていると思うので、チームに活力をもたらすようなプレーをしたいと思います」とコメント。クラブではタイトルを獲得するなど、経験豊富な中での新戦力ではあるが「レッズでも若い子が最近は試合に出ていて、途中出場であったり、今は高校3年生の藤﨑(智子)選手と縦関係になったりします。ひと回りぐらい違うので、教えることがいっぱいあるというか、新しい立ち位置に立ったんだなと今シーズンは思います」と、年長者としての思いも語り、代表でも「今の代表も若い子が多いので、結構練習で意図的にアウトプットして、自分はこう思っているということを伝えるように、今回臨みたいと思います」と、意気込んでいる。 また、同じ右サイドのスペシャリストとして現役時代はプレーしていた内田コーチについては「いっぱいあります(笑)」と学びたいことについて言及。「私自身はビルドアップが課題だと思っているので、敵に寄せられた時の対処法を何パターンか教えてもらいたいなとか、攻撃参加時のリスク管理とか、いっぱいありすぎます。まずはこの練習で分からなかったことを聞いて、チームに持ち帰りたいと思います」と、世界を相手にプレーした内田コーチから多くを学びたいとした。 2024.10.21 23:10 Mon5
C大阪CBコンビも2発、日本がオーストラリアに5ゴール快勝で決勝進出!北朝鮮との再戦に【U20女子アジアカップ】
U-20日本女子代表は13日、AFC U20女子アジアカップの準決勝でU-20オーストラリア女子代表と対戦し、5-1で勝利。4大会連続7度目の優勝へ向け、決勝進出を決めた。 日本はグループBを2勝1敗(ベトナム戦10〇0、中国戦2〇0、北朝鮮戦0●1)の2位で通過。ベスト4入りと、コロンビアで開催されるU-20女子ワールドカップ(W杯)の出場権を獲得した。 10番の松窪真心(ノースカロライナ・カレッジ)が所属クラブの事情で離脱となった中で、オーストラリア戦は[4-2-3-1]でスタート。GKには鹿島彩莉、最終ラインは右から小山史乃観、白垣うの、米田博美、佐々木里緒と並ぶ。ダブルボランチにキャプテンの林愛花と角田楓佳、中盤2列目は右から久保田真生、天野紗、辻澤亜唯、1トップは土方麻椰が務めた。 対してオーストラリアはグループAを3連勝の首位通過(韓国戦2〇1、ウズベキスタン戦2〇0、チャイニーズ・タイペイ戦3〇0)。中盤をダイヤモンドにした[4-4-2]を敷いた。 開始2分に林が左足のミドルを披露した日本は、直後に久保田のクロスで得た右CKから早々に試合を動かす。3分、天野のストレート性のキックをGKクロエ・リンカーンがパンチングしながら後逸すると、米田が頭で押し込んだ。 幸先よく先制に成功した日本は、6分に佐々木のクロスに天野のヘッド、9分には辻澤が一対一と、立て続けに好機を迎えたが、いずれも決め切れず。すると、オーストラリアがワンチャンスを生かして同点に追い付く。 FKから窮地をしのぎ、2トップの一角・唯一の海外組でもあるミリー・ボートンが中盤でのキープから白垣のチャレンジしたタイミングでサイドバックとの間へスルーパスを通す。裏を取ったペタ・トリミスが一対一を制し、今大会3得点目を挙げる。 追い付かれた日本だが、セカンドボール争いで上回り、以降も主導権を掌握。21分には土方のスルーパスから久保田が右ポケットから狙えば、林や佐々木も積極的に足を振り、相手を押し込んだまま前半を終えた。 日本はハーフタイムで2枚替えを行い、林に代えて大山愛笑、久保田に代わって松永未夢を投入。後半は前からプレスに来たオーストラリアの圧をかわし、最終ラインもオフサイドの網に掛ける。 攻撃陣も、右に回った辻澤が56分にゴールライン際をえぐり、マイナスの折り返しに天野。ここは空振りに終わるも、60分には天野の右CKからニアで白垣が合わせる。だが、これはクロスバーを越えた。 それでも日本はその3分後に勝ち越しに成功。天野のストレート性左CKからニアで再び白垣が合わせると、オーストラリアDF2人にディフレクトし、ゴールに吸い込まれた。 再びのリードを奪った日本はその後もオーストラリア陣地でゲームを進め、83分には波状攻撃からこぼれ球に反応した土方が今大会4点目となる右上隅へのコントロールショットを沈めて点差を広げる。 さらに88分には左ポケット最深部まで侵入した土方の折り返しから途中出場の笹井一愛がネットを揺らし、その1分後には松永のクロスが相手のオウンゴールを誘発。一気呵成の連続得点で勝負を決めた。 また、先立って行われていた、グループBを首位抜けしたU-20北朝鮮女子代表と、グループAを2位で通過したU-20韓国女子代表の一戦は、3-0で北朝鮮が勝利を収めた。 前半終了間際にチェ・イルソンのゴールで試合を動かすと、前半スクランブル投入されたジョン・クムが折り返しての51分に追加点を奪取。78分にはファン・ユヨンのクロスがそのままゴールに吸い込まれ、点差を広げての無失点勝ちで決勝進出を果たしている。 北朝鮮との再戦となる決勝戦は16日にJARスタジアムで開催され、キックオフは22:00予定となっている。 U-20オーストラリア女子代表 1-5 U-20日本女子代表 【得点者】 0-1:3分 米田博美(日本) 1-1:13分 ペタ・トリミス(オーストラリア) 1-2:63分 白垣うの(日本) 1-3:83分 土方麻椰(日本) 1-4:88分 笹井一愛(日本) 1-5:89分 オウンゴール(日本) ◆U-20日本女子代表 GK:鹿島彩莉[EL埼玉] DF:小山史乃観[ユールゴーデン]、白垣うの[C大阪]、米田博美[C大阪]、佐々木里緒[マイ仙台] MF:林愛花[サンタクララ大](→HT 大山愛笑[早稲田大])、角田楓佳[浦和]、久保田真生[I神戸](→HT 松永未夢[メニーナ])、天野紗[I神戸](→73分 笹井一愛[N相模原])、 辻澤亜唯[I神戸](→89分 中谷莉奈[C大阪]) FW:土方麻椰[東京NB](→90+2分 樋渡百花[東京NB]) <span class="paragraph-title">【動画】日本、白垣うのがCKからオーストラリア相手に勝ち越しゴール</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet"><p lang="ja" dir="ltr">/<br>勝ち越し弾もCKから<br>\<br><br>天野紗のCKを、白垣うのがニアで合わせる<br>またもや得意のセットプレーから日本が勝ち越しに成功<br><br>AFC U20女子アジアカップ ウズベキスタン2024<br>豪州×日本<br> <a href="https://twitter.com/hashtag/DAZN?src=hash&ref_src=twsrc%5Etfw">#DAZN</a> ライブ配信中 <a href="https://t.co/IBQWmYlc2r">pic.twitter.com/IBQWmYlc2r</a></p>— DAZN Japan (@DAZN_JPN) <a href="https://twitter.com/DAZN_JPN/status/1767890377275486337?ref_src=twsrc%5Etfw">March 13, 2024</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2024.03.13 21:59 WedU-20日本女子代表の人気記事ランキング
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