東京五輪に続きスペインに屈した日本はベスト8敗退…細谷真大を中心にゴールへ迫るも力負け…【パリ五輪】

2024.08.03 02:08 Sat
スペインに屈してベスト8敗退
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スペインに屈してベスト8敗退
U-23日本代表は2日、パリ・オリンピック準々決勝でU-23スペイン代表と対戦し、0-3で敗戦。ベスト8敗退が決定した。グループステージ全勝でグループD首位通過を決めた日本は2大会連続のベスト8進出。決勝トーナメント初戦では東京五輪の準決勝で敗れた因縁の相手とのリベンジマッチに臨んだ。大岩剛監督はこの大一番に向け、直近のU-23イスラエル代表戦から先発6人を変更。GKに小久保玲央ブライアン、主力3人が復帰した4バックは関根大輝高井幸大木村誠二大畑歩夢が並んだ。中盤はアンカーに藤田譲瑠チマ、インサイドハーフに山本理仁三戸舜介。3トップは右から山田楓喜細谷真大斉藤光毅となった。

一方、前大会準優勝のスペインはグループステージ2連勝で早々に突破を決めたが、大幅ターンオーバーを敢行した最終節でU-23エジプト代表に敗れてグループCを2位通過となった。そのエジプト戦からはプビルとアイマル・オロスを除く先発9人を変更し、エリック・ガルシアパウ・クバルシフェルミン・ロペスのバルセロナ勢やアレックス・バエナパブロ・バリオスら主力を復帰させた。
開始直後に三戸の裏抜けからDFエリック・ガルシアにイエローカードを出させるなど、よりアグレッシブな姿勢で良い入りを見せた日本。以降も前から圧力をかけ続ける勇敢な姿勢を示す。

ただ、時間の経過と共にボールの主導権を握られ始めると、スペインの圧巻の個人技に屈する。11分、自陣中央で山本のパスを足元に受けた三戸が食われてボールロスト。これをバリオスからフェルミンに繋げられると、ペナルティアーク手前からの強烈な左足ミドルシュートがGK小久保の手をはじいてゴール右隅に突き刺さった。
一瞬の隙を突かれて今大会初失点を喫した日本。すぐさま反撃の姿勢を見せるが、直後にはセルヒオ・ゴメスの際どいグラウンダーのクロスをファーに詰めたフェルミンにシュートされるが、ややパワー不足のシュートはGK小久保が冷静にキャッチする。
連続失点を回避した日本は徐々にイーブンの展開に持ち込み、相手陣内でのプレー機会を増やしていく。幾度かいい形でポケットを取るシーンを作り出し、セットプレーも獲得していく。だが、なかなかシュートまで持ち込めない。それでも、32分には右CKの流れからペナルティアーク付近の三戸の鋭いミドルシュートでようやくファーストシュートを記録した。

前半終盤にかけてはスペインがやや重心を下げた影響もあり、日本がより優勢に進めていく。すると40分、左サイドの大畑からバイタルエリア中央で浮いた藤田に差し込まれると、藤田はすかさずボックス中央でDFクバルシを背負った細谷の足元に繋ぐ。ここで日本のエースは体勢を崩しながらも股間を抜く見事な反転シュートをゴール左に流し込んだ。

最高の時間帯での同点ゴールかに思われたがVARのレビューが入ると、細谷のかなり微妙なオフサイドを取られてゴールは取り消しに。それでも、気持ちを切り替えた大岩ジャパンは7分が加えられたアディショナルタイムに攻勢を強めると、相手陣内右サイドで得たFKの場面で山田の正確なクロスを大外でフリーとなった細谷が頭で合わせるが、このシュートは惜しくも右ポストに阻まれた。試合内容ではほぼ互角も前半を1点ビハインドで終える形となった。

迎えた後半、日本は山田を下げて藤尾翔太をハーフタイム明けに同じ右サイドに投入。後半もアグレッシブに入ったが、立ち上がりの49分にはアベル・ルイスのボックス手前での落としからフェルミンに際どいシュートを許す。しかし、枠を捉えたシュートはGK小久保のビッグセーブで事なきを得る。

また、以降も押し込まれる時間が続くと、フェルミンを起点に細かい崩しでボックス内への侵入を許すが、バエナがボックス右で放ったシュートは枠の左に外れた。

何とか守勢を凌いだ日本は中盤でのボール奪取からの縦に速い攻撃で徐々に押し返していくと、64分には右サイドを起点に厚みのある攻めから最後は中央の三戸が右足を振っていくが、これはGK正面を突く。この直後の67分には斉藤を下げて佐藤恵允を投入する。

スペインに疲れも出始めて日本の時間帯が続いたが、勝負所を知り尽くすラ・ロハに再び一瞬の隙を突かれる。73分、直前のミランダの際どい直接FKはGK小久保の好守で凌いだが、このプレーで与えた左CKの場面でキッカーのセルヒオ・ゴメスにペナルティアーク付近でフリーのフェルミンに意表を突くパスを通される。そして、フェルミンに胸トラップから右足アウトにかけた強烈なハーフボレーシュートをゴールネットに突き刺された。

この2失点目で厳しくなった日本は前がかって攻撃に出て行くなか、疲労とメンタル面の落ち込みによってミスも出始めてリズムを掴み切れない。何とか流れを変えたいベンチは三戸、山本を下げて植中朝日荒木遼太郎を続けて投入。81分には細谷がDFエリック・ガルシアからボックス付近でボールを奪い切り、決定的な右足シュートを枠の右隅へ飛ばすが、ここはGKテナスのビッグセーブに阻まれる。

すると、86分にはスペインの右CKの場面でキッカーのセルヒオ・ゴメスの左足インスウィングのクロスが手前のDF大畑に当たってゴール前にこぼれると、佐藤のクリアし切れなかったボールをアベル・ルイスに蹴り込まれて決定的な3点目を奪われた。

これで敗色濃厚となったなか、何とか一矢報いたい日本は荒木の右CKから高井が打点の高いヘディングシュートでゴールに迫るが、これもクロスバーに阻まれてゴールとはならず。

そして、試合はこのままタイムアップを迎え、東京五輪に続いてスペインに屈した日本は0-3のスコアでベスト8敗退が決定した。一方、ベスト4進出を決めたラ・ロハは5日に行われる準決勝でU-23モロッコ代表と対戦する。

U-23日本代表 0-3 U-23スペイン代表
【スペイン】
フェルミン・ロペス(前11、後28)
アベル・ルイス(後41)

◆U-23日本代表 出場選手
GK:小久保玲央ブライアン
DF:関根大輝、高井幸大、木村誠二、大畑歩夢
MF:山本理仁(→84分 荒木遼太郎)、藤田譲瑠チマ、三戸舜介(→74分 植中朝日)
FW:山田楓喜(→HT 藤尾翔太)、細谷真大、斉藤光毅(→67分 佐藤恵允)


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29日、AFC U23アジアカップの準決勝のU-23日本代表vsU-23イラク代表が行われる。 3.5枠のパリ・オリンピック出場権をかけるアジア最終予選となる大会。ここで勝利すれば出場が決定。仮に敗れた場合でも、3位決定戦、そしてU-23ギニア代表との大陸間プレーオフとチャンスは残る。 準々決勝の開催国・U-23カタール代表との大一番を制した日本。初戦のU-23中国代表戦で退場となったDF西尾隆矢(セレッソ大阪)が3試合の出場停止が明ける中、大岩剛監督はカタール戦のメンバーを踏襲することを選択した。 GKは小久保玲央ブライアン(ベンフィカ)、最終ラインは関根大輝(柏レイソル)、木村誠二(サガン鳥栖)、高井幸大(川崎フロンターレ)、大畑歩夢(浦和レッズ)と同じ4人が先発出場となった。 中盤も藤田譲瑠チマ(シント=トロイデン)、松木玖生(FC東京)は続けて先発出場。もう1人は荒木遼太郎(FC東京)となった。 また3トップも右に山田楓喜(東京ヴェルディ)、トップに細谷真大(柏レイソル)とカタール戦と同じメンバー。左には平河悠(FC町田ゼルビア)が入ることとなった。 勝利すれば8大会連続のオリンピック出場が決まるU-23イラク代表戦は29日の26時30分キックオフ。テレビ朝日とDAZNで中継される。 ◆日本代表スターティングメンバー GK 1.小久保玲央ブライアン(ベンフィカ/ポルトガル) DF 4.関根大輝(柏レイソル) 5.木村誠二(サガン鳥栖) 21.大畑歩夢(浦和レッズ) 22.高井幸大(川崎フロンターレ) MF 8.藤田譲瑠チマ(シント=トロイデン/ベルギー) 13.荒木遼太郎(FC東京) 17.松木玖生(FC東京) FW 11.山田楓喜(東京ヴェルディ) 19.細谷真大(柏レイソル) 20.平河悠(FC町田ゼルビア) ◆サブ GK 12.野澤大志ブランドン(FC東京) 23.山田大樹(鹿島アントラーズ) DF 2.半田陸(ガンバ大阪) 3.西尾隆矢(セレッソ大阪) 15.鈴木海音(ジュビロ磐田) 16.内野貴史(デュッセルドルフ/ドイツ) MF 6.川崎颯太(京都サンガF.C.) 7.山本理仁(シント=トロイデン/ベルギー) 14.田中聡(湘南ベルマーレ) FW 9.藤尾翔太(FC町田ゼルビア) 10.佐藤恵允(ブレーメン/ドイツ) 18.内野航太郎(筑波大学) 2024.04.30 01:15 Tue

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「個人の能力の差はあった」日本の守備を支えたDF木村誠二が感じたスペインとの差、それでも世界相手に感じた手応え「大岩ジャパンの守備は世界に通じるものだった」

パリ・オリンピックを戦ったU-23日本代表の国内組の選手たちが4日に帰国。守備の要としてプレーしたDF木村誠二(サガン鳥栖)が大会を振り返った。 2日に行われたU-23スペイン代表との準々決勝で0-3で敗れた日本。木村はスペイン戦にも出場しDF高井幸大(川崎フロンターレ)とセンターバックでコンビを組むことに。グループステージあから3試合でフル出場を果たした。 得意とする対人の守備では相手のストライカーに仕事をさせず、スペイン戦でもしっかりと流れの中では仕事をさせなかったが、結果は0-3で敗退となった。 木村は「前回大会の記録を越えられなかったことは悔しいですし、あと1つスペインに勝っていれば、みんなともう2試合できていたのに、最後までみんなと最大の試合数をやって終われなかったことは悔しくて寂しいです」とコメント。4試合で大会を去ることになってしまったことを悔しがった。 スペイン戦については「最後のクオリティのシュートの部分、1点目、2点目は相手がめちゃくちゃ上手かったです」と、フェルミン・ロペスの2つのミドルシュートを称え、「あそこを決め切ってくるのが、トップレベルの選手なんだなと感じましたし、ちょっとパスずれたり、中盤でプレスを上手くハメたときも、それまでは奪えていたようなところで体を上手く入れられて前向かれたり、個人技で剥がされるところもあったので、個人の能力の差はあったんだろうなと感じました」と、細かいところでの個々の差を感じる試合だったとした。 ただ、「取り消しにはなりましたが、真大のゴールが生まれたり、流れの中での失点はなかったので、そこは上手くやれていたと思わなくもないですが、ちょっと難しかったです」とコメント。細谷真大のオフサイドとなったゴールを含め、スペインとも戦えた部分はあったと振り返った。 ミドルシュートの部分については「行けないというのはなかったです。ボールに行こうとした時に、上手く防がれちゃうとか、すぐにパス叩かれて逃げられるとか。特に失点してからは顕著でした。相手も焦ってゴールを奪う必要がなくて、ゆっくりボールを動かす時間が増えたので、そうなるとボールを奪うことが難しかったです」とコメント。先制点を与えてしまったことで、スペインに上手くいなされてしまった部分もあったという。 また、デザインされたCKからの2点目も「僕らはセットプレーの守備はやられていなくて、(GKコーチの)浜野(征哉)さんがよくピラミッドを作れと言って、ボールにアタックする人と、ゴール幅で全員が集まってということがあって、それがやれていたと思いますけど、そこをシュートのインパクトとコースとかを含めて、1つ超えられた感じです」と、単純に上回られたと語り、「誰が悪いということではなく、相手のサインプレーが上手くハマって、個人のスキル、フェルミンの個人技でやられた感じです」と、フェルミン・ロペスのシュート技術が上手だったとフリかった。 それでもグループステージでは無失点。スペイン戦も崩されての失点という形ではなかったが、収穫については「大会を通して、前までよりもビルドアップはかなりできるようになったと思います」とコメント。ただ、課題については「もうちょっと運べるところはあったかなと」とし、「守備もスペイン相手に前から行ったり、危ないから後ろに下がったりというのはありましたけど、もう少しスペイン戦は特に前線の選手が上手く守備やれていなかったと感じた時に、もっとアプローチしてあげられなかったかなと。守備の選手としては、上手く守備をさせてあげられなかったことは悔しいです」と、チーム全体の守備として上手く機能させられなかったことを悔やんだ。 一方で、フィジカル面の差は「特に感じませんでした」と語った木村。実際に相手のストライカーにはどの試合もやらせていなかったが「その感覚はあまりなかったですね笑」と、本人としてはあまり感じていないようで「負けちゃったので…試合を通してみれば、確かにあまりやられてはいないかもしれないですけど、負けて敗退したというのは印象がかなり強いので」と、ベスト8で敗退したことの印象が強く残っているとコメント。「やれなかったとは思わなかったですが、セットプレーや1失点目とか、僕は寄せられる距離ではなかったですが、ああいった事で決められるのは悔しいです」と、防げる失点もあると振り返った。 とはいえ、大きく成長も見せたパリ五輪。2年半戦ってきたチームだが『普段チームでやっている守備と代表の守備は違いますけど、今まで大岩ジャパンでやってきた守備は世界に通じるものだったと思います」と手応えもしっかりとあり、「全然やれなかった感覚はないです。失点することはもちろんありますが、トーナメントで負けて終わっているので、勝って反省したかったのはあります」と、次に進んだ上で勝利したかったとした。 さらに、「またこうやってやられたことによって、それぞれがチームに戻った時に、あの時の対応はどうだったかと振り返ることが各自できるので、個人が成長していければ、今回オリンピックを戦ったメンバーでA代表、ワールドカップを目指していると思いますし、また会えると思うので、各自で成長していければと思います」とコメント。この先も、日の丸を背負って世界に向かって戦っていきたいと意欲を示した。 2024.08.04 22:42 Sun
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希少価値の左利きの左SB大畑歩夢はパリ五輪から何を学び、この先をどう進むのか?【新しい景色へ導く期待の選手/vol.46】

8月2日(日本時間3日)のパリ五輪準々決勝・スペイン戦(リヨン)の激闘から5日。U-23日本代表の国内組は気持ちを切り替え、7日再開のJ1に向かった。 浦和レッズの左サイドバック(SB)大畑歩夢は柏レイソル戦でベンチ入りしたが、雷雨の影響で突如として試合がキャンセルになってしまった。だが、本人にしてみれば、少しゲーム間隔が空いて、ホッとしたところがあったかもしれない。 中断期間にサガン鳥栖から長沼洋一が加わり、関根貴大の左SB起用もあって、定位置争いはこれまで以上に激化しそうだが、「ポジション争い? 気にせずですね」と帰国時のメディア対応でも発言。彼は自分らしく成長への道を模索していく構えだ。 ご存じの通り、今回のパリ五輪の日本は開幕直前に両SB要員と位置づけられた半田陸(G大阪)が負傷離脱。代わってドイツにいた内野貴史(デュッセルドルフ)が急遽招集されたが、直前合宿をこなしていない分、大畑の負担はより重くなった。 それでも、7月24日(同25日)の初戦・パラグアイ戦(ボルドー)、27日(同28日)のマリ戦に連続先発。彼はタフさをアピールし、チームの勝利に貢献する。30日(同31日)のイスラエル戦(ナント)は休養を与えられたが、大一番のスペイン戦も満を持してスタメン出場。VAR判定で取り消された細谷真大(柏)の同点弾をお膳立てするパスを藤田譲瑠チマ(シント=トロイデン)に出すなど、光るプレーを随所に見せた。 「あのシーンは攻撃に人数をかけた分、ボランチのチマが前に出ていくことができた。攻撃の厚みが出せて、あそこが空いて、うまく決まったシーンかなと。決まった瞬間、『これはイケるな』と思ったので、取り消しになってちょっと落ちた印象はありますね」と大畑はこのシーンが勝敗を大きく左右したと考えている様子だった。 とはいえ、それだけで0-3という悔しい結果になったわけではない。ユーロ2024に出場し、頂点に立っているフェルミン・ロペス(バルセロナ)らと対峙して、個の力の差を改めて痛感したと大畑は言う。 「個人個人が1人(敵が)来ても絶対に剥がせるところだったり、スペースを簡単に使えるスペインのサッカーというのは本当に自分たちも嫌だった。相手のフィジカルもボールを扱う技術もかなりレベルが高かった。チーム全体として見たら、そんなに大きな差はないと思いますけど、個人として見るとやっぱり差はあるのかなと感じました」 「自分はAFC(AFCチャンピオンズリーグ)もやってきたし、その経験からできた部分もありますけど、フランスやスペインといった強豪にはできたという感覚はない。トップトップの国に比べたら、全然まだまだだなと思う。彼らと肩を並べるところまでは行きたいですね」と本人もしみじみと語っていた。 その穴を埋めるためには一体、何をすべきなのか…。1つの解決策はやはり海外に出ることだろう。 「海外に行けば、やっぱりJリーグでは味わえない強度だったりがある。ただ、いろいろと考えも変わってくるので、今は難しいところです」と大畑は苦渋の表情を浮かべた。2025年夏にFIFAクラブW杯を控える浦和でプレーし続けることの重要性も感じているだけに、複雑な思いはあるはずだ。 ただ、今回のU-23日本代表を見ても、藤田や山本理仁や小久保玲央ブライアン(ともにシント=トロイデン)、斉藤光毅(ロンメル)のように海外でプレーしている選手たちには多少なりとも余裕のようなものが感じられた。特にMVP級の働きを見せた藤田はこの1年間の経験値が非常に大きかったと言っていい。 さらに、今夏の移籍市場で平河悠(ブリストル・シティ)が欧州挑戦に踏み切ったことも、同じ国内組の大畑には思うところがあるだろう。もちろんサッカー選手はオファーが届かなければ何も始まらないが、より高いレベルを追い求めるならば、近い将来、そういった決断をする日が訪れるのかもしれない。 大畑がどういう道を選択するにしても、人材難と言われる左SBが成長することは日本サッカー界にとっても大きなプラスになるのは間違いない。しかも彼は貴重なレフティだ。今のA代表をを見ると、バイエルン・ミュンヘンにステップアップした伊藤洋輝が左利きではあるが、それ以外の長友佑都(FC東京)にしても、両SB要員の橋岡大樹(ルートン・タウン)にしても右利きだ。 パリ世代のバングーナガンデ佳史扶(FC東京)は左利きだが、現時点では大畑の方が序列的に上だろう。パリ五輪を経験したアドバンテージを最大限生かして、彼には森保ジャパン昇格への強い意欲を前面に示してほしいところだ。 「五輪では本当に優勝したいという気持ちしかなかったので、悔しさしかないです」と語った大畑はその気持ちを絶対に忘れてはいけない。スペイン戦で起きたことの全てを脳裏に焼き付け、ここから歩んでいくべきだ。それが高みを追い求める大きな原動力になるはず。希少な左SBの今後の動向を注視していきたいものである。 文・元川悦子 2024.08.09 12:20 Fri
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日本代表の新ユニフォームに合わせた「サッカー日本代表2024カルチャーウェア コレクション」も発表! 『Y-3』とのコラボで同じ「FIRE(炎)」がコンセプト

アディダスジャパンは21日、今夏行われる世界的なスポーツイベントを前に、「サッカー日本代表 2024 ユニフォーム」発表した。 新ユニフォームは、「ヨウジヤマモト」のデザイナーでもある日本が誇るファッションデザイナーの山本耀司氏がデザイン。アディダスとヨウジヤマモトのコラボレーションブランドである「Y-3」が日本代表と史上初のコラボレーションが実現した。 21日に行われたパリ・ファッションウィークにて発表。「ヨウジヤマモト」のコレクションの1つとして発表され、コレクションにはU-23日本代表のMF藤田譲瑠チマ(シント=トロイデン)、なでしこジャパンのMF長野風花(リバプール)がランウェイを歩く特別な演出でお披露目された。 今回のユニフォームのテーマは「FIRE(炎)」。「サッカー日本代表2024ユニフォーム」の全体を通して一貫したモチーフとして登場するヨウジヤマモトによるデザインの炎のグラフィックは、サッカー日本代表が持つ揺るぎない力強さ、そして日本という国が持つ神秘的な力を象徴している。 ホームはダークネイビー、アウェイはホワイトとなり、ホームは青い炎、アウェイは赤い炎がデザインされている。 また、ユニフォームと同時に、「サッカー日本代表2024カルチャーウェア コレクション」も発表。サッカーを日常的に楽しむ若い世代が増え、日本においてサッカーがより広く、深くカルチャーとして浸透していくことを目指しているアディダスは、スポーツとラグジュアリーファッションを融合するという「Y-3」の先駆的な取り組みを体現する今回の「カルチャーウェア コレクション」で、「サッカー日本代表ユニフォーム」と同じく「FIRE(炎)」をテーマとした、大胆なファッションアイテムとアクセサリーをラインアップした。 アンセムジャケットとプレマッチシャツは、オンピッチで着用されるユニフォームを引き立てるようにデザイン。またロングスリーブのユニフォームスタイルシャツには、セットアップのショートパンツを2種類用意。キャップ、バケットハット、スカーフ、トートバッグなどのアクセサリーも豊富に展開される。 カルチャーウェアアイテムの一部には、ユニフォームに登場する手描きの炎のグラフィックをあしらい、今回のコラボレーションのコンセプトを一貫して表現。大胆な炎の全面プリントで人気を博した90年代後半のサッカー日本代表ゴールキーパーユニフォームからインスピレーションを得てデザインされている。 <span class="paragraph-title">【写真】新ユニフォームと同時に発表された「Y-3」の「サッカー日本代表2024カルチャーウェア コレクション」</span> <span data-other-div="movie"></span> <div style="text-align:center;"><img class="lazyload" data-src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2024/adidas20240622_tw1.jpg" style="max-width:100%; min-height:200px;"></div> <div style="text-align:center;"><img class="lazyload" data-src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2024/adidas20240622_tw2.jpg" style="max-width:100%; min-height:200px;"></div> <div style="text-align:center;"><img class="lazyload" data-src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2024/adidas20240622_tw3.jpg" style="max-width:100%; min-height:200px;"></div> <div style="text-align:center;"><img class="lazyload" data-src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2024/adidas20240622_tw4.jpg" style="max-width:100%; min-height:200px;"></div> <div style="text-align:center;"><img class="lazyload" data-src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2024/adidas20240622_tw5.jpg" style="max-width:100%; min-height:200px;"></div> <div style="text-align:center;"><img class="lazyload" data-src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2024/adidas20240622_tw6.jpg" style="max-width:100%; min-height:200px;"></div> <div style="text-align:center;"><img class="lazyload" data-src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2024/adidas20240622_tw7.jpg" style="max-width:100%; min-height:200px;"></div> <div style="text-align:center;"><img class="lazyload" data-src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2024/adidas20240622_tw8.jpg" style="max-width:100%; min-height:200px;"></div> <div style="text-align:center;"><img class="lazyload" data-src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2024/adidas20240622_tw9.jpg" style="max-width:100%; min-height:200px;"></div> <div style="text-align:center;"><img class="lazyload" data-src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2024/adidas20240622_tw10.jpg" style="max-width:100%; min-height:200px;"></div> <div style="text-align:center;"><img class="lazyload" data-src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2024/adidas20240622_tw11.jpg" style="max-width:100%; min-height:200px;"></div> <div style="text-align:center;"><img class="lazyload" data-src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2024/adidas20240622_tw12.jpg" style="max-width:100%; min-height:200px;"></div> <div style="text-align:center;"><img class="lazyload" data-src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2024/adidas20240622_tw13.jpg" style="max-width:100%; min-height:200px;"></div> <div style="text-align:center;"><img class="lazyload" data-src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2024/adidas20240622_tw14.jpg" style="max-width:100%; min-height:200px;"></div> <div style="text-align:center;"><img class="lazyload" data-src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2024/adidas20240622_tw15.jpg" style="max-width:100%; min-height:200px;"></div> <div style="text-align:center;"><img class="lazyload" data-src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2024/adidas20240622_tw16.jpg" style="max-width:100%; min-height:200px;"></div> 写真:adidas is the official supplier of the Japan National Team 2024.06.22 08:45 Sat
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久保建英「すごくおしゃれ」、長谷川唯「すごく新鮮」…「FIRE(炎)」がテーマの日本代表の新ユニフォーム、選手たちの感想は?

アディダスジャパンは21日、「サッカー日本代表 2024 ユニフォーム」発表した。 今夏行われる世界的なスポーツイベントを前に、日本代表の戦闘服が装いも新たに。新ユニフォームは、「ヨウジヤマモト」のデザイナーでもある日本が誇るファッションデザイナーの山本耀司氏がデザイン。アディダスとヨウジヤマモトのコラボレーションブランドである「Y-3」が日本代表と史上初のコラボレーションを果たした。 この新ユニフォームは、21日に行われたパリ・ファッションウィークにて発表。「ヨウジヤマモト」のコレクションの1つとして発表され、コレクションにはU-23日本代表のMF藤田譲瑠チマ(シント=トロイデン)、なでしこジャパンのMF長野風花(リバプール)がランウェイを歩く特別な演出でお披露目された。 今回のユニフォームのテーマは「FIRE(炎)」。「サッカー日本代表2024ユニフォーム」の全体を通して一貫したモチーフとして登場するヨウジヤマモトによるデザインの炎のグラフィックは、サッカー日本代表が持つ揺るぎない力強さ、そして日本という国が持つ神秘的な力を象徴している。 ホームはダークネイビー、アウェイはホワイトとなり、ホームは青い炎、アウェイは赤い炎がデザインされている。 今回の新ユニフォームに関して、日本代表のMF久保建英、U-23日本代表のMF藤田譲瑠チマ、FW細谷真大、なでしこジャパンのMF長谷川唯、MF長野風花、FW宮澤ひなたがコメントしている。 <span class="paragraph-subtitle">◆久保建英</span><div style="text-align:center;"><img class="lazyload" data-src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2024/adidas20240622_kubo_tw.jpg" style="max-width:100%; min-height:200px;"></div> 「今回のユニフォームはすごくおしゃれだな、というのが第一印象です。ユニフォームをファッションに取り入れるスタイルは海外ではよく見かけますが、日本でもこのサッカー日本代表ユニフォームをきっかけに、そのトレンドが広がることを願っています。僕自身も、新たなユニフォームとともに気持ちを新たに切り替えて、青い炎のように熱い気持ちで次のステージに向かっていきたいと思います」 <span class="paragraph-subtitle">◆藤田譲瑠チマ</span><div style="text-align:center;"><img class="lazyload" data-src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2024/adidas20240622_fujita_tw.jpg" style="max-width:100%; min-height:200px;"></div> 「ホームもアウェイも、どちらもとてもスタイリッシュで、それぞれ異なる意味を持つ炎をモチーフにしているところがすごく気に入っています。自分たちの世代が、新たな想いが込められたユニフォームとともに大きな舞台へと向かえることをとても嬉しく思います。このユニフォームを着てピッチで活躍する姿を皆さんに見ていただけるよう、頑張りたいと思います」 <span class="paragraph-subtitle">◆細谷真大</span><div style="text-align:center;"><img class="lazyload" data-src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2024/adidas20240622_hosoya_tw.jpg" style="max-width:100%; min-height:200px;"></div> 「今回、サッカー日本代表史上初の「Y-3」とのコラボレーションになると聞いて、とてもびっくりしました。色合いやデザイン、ロゴの位置など、とても新鮮で、これをきっかけにサッカー日本代表に興味を持っていただける方や、応援していただける方が増えると嬉しいです。このユニフォームに描かれた炎のように、僕たちもそれぞれの力を一つにして、完全燃焼で世界と戦っていきたいと思います」 <span class="paragraph-subtitle">◆長谷川唯</span><div style="text-align:center;"><img class="lazyload" data-src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2024/adidas20240622_hasegawa_tw2.jpg" style="max-width:100%; min-height:200px;"></div> 「ホームユニフォームの濃い紺色は、最近の日本代表ユニフォームにはあまりなかった色合いなので、とても良いと思いました。またアウェイの白と赤の組み合わせも、すごく新鮮です。今回は燃え盛る炎がデザインのテーマですが、私にとっては、スタジアムに入場するときが、一番気持ちが燃え上がる瞬間です。常に世界一を目指してサッカーをやってきたからこそ、この新しいユニフォームで、この夏世界一を目指したいと思います」 <span class="paragraph-subtitle">◆長野風花</span><div style="text-align:center;"><img class="lazyload" data-src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2024/adidas20240622_nagano_tw2.jpg" style="max-width:100%; min-height:200px;"></div> 「今までのサッカー日本代表ユニフォームと雰囲気が違って、すごくスタイリッシュで驚きました。チームで着たときにも格好良いと思いますし、ファッションとして着ても素敵なデザインだと思います。ユニフォームに描かれた炎のように、燃え盛る力強いプレーでまた世界に衝撃を与えたいという想いを新たにしました」 <span class="paragraph-subtitle">◆宮澤ひなた</span><div style="text-align:center;"><img class="lazyload" data-src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2024/adidas20240622_miyazawa_tw2.jpg" style="max-width:100%; min-height:200px;"></div> 「一見して、今までのサッカー日本代表ユニフォームよりもシンプルで、すごく格好良いと思います。雰囲気がガラッと変わった印象です。街中でユニフォームを着ている方を見かけると、サッカーへの愛を感じてすごく嬉しくなります。日本でもそういう風にこのユニフォームを着てくれる人が増えることを楽しみにしています。応援してくれる方の気持ちを力に、この夏はチームとして優勝を目指して一戦一戦大切に戦っていきたいと思います」 <span class="paragraph-title">【写真】久保建英や長谷川唯も着用!日本代表の新ユニフォーム、テーマは「FIRE(炎)」</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="j82B9AIMKvA";var video_start = 0;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> <div style="text-align:center;"><img class="lazyload" data-src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2024/adidas20240621_tw11.jpg" style="max-width:100%; min-height:200px;"></div> <div style="text-align:center;"><img class="lazyload" data-src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2024/adidas20240621_tw2.jpg" style="max-width:100%; min-height:200px;"></div> <div style="text-align:center;"><img class="lazyload" data-src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2024/adidas20240621_tw3.jpg" style="max-width:100%; min-height:200px;"></div> <div style="text-align:center;"><img class="lazyload" data-src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2024/adidas20240621_tw4.jpg" style="max-width:100%; min-height:200px;"></div> <div style="text-align:center;"><img class="lazyload" data-src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2024/adidas20240621_tw15.jpg" style="max-width:100%; min-height:200px;"></div> <div style="text-align:center;"><img class="lazyload" data-src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2024/adidas20240621_tw6.jpg" style="max-width:100%; min-height:200px;"></div> 写真:adidas is the official supplier of the Japan National Team 2024.06.22 05:45 Sat

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