大岩剛監督が2度目のAFC年間最優秀監督賞、清家貴子が女子年間最優秀選手賞を受賞!【AFCアニュアルアワード】

2024.10.30 00:25 Wed
受賞した清家貴子と大岩剛監督
©超ワールドサッカー
受賞した清家貴子と大岩剛監督
29日、アジアサッカー連盟(AFC)は、AFCアニュアルアワード2023を韓国のソウルで開催。様々な賞が表彰された中、日本人2名が個人賞を受賞した。

今回受賞したのは、U-23日本代表を指揮していた大岩剛監督が年間最優秀監督賞(男子)を受賞。また、なでしこジャパンでも活躍するFW清家貴子(ブライトン&ホーヴ・アルビオン・ウィメン)が女子年間最優秀選手賞を受賞した。

また、日本サッカー協会は年間最優秀協会賞(プラチナム)を受賞。波多野祐一レフェリーが審判特別賞を受賞している。
個人賞を獲得した大岩監督は、鹿島アントラーズの監督時代にAFCチャンピオンズリーグ(ACL)を優勝し同賞を受賞。今回が2度目の受賞となり、史上初の出来事となった。

U-23日本代表を指揮した大岩監督は、AFC U23アジアカップカタール2024で見事に優勝。チームはリベンジを果たしたことが評価されていた。チームはパリ・オリンピックに出場し、ベスト8で敗退。それでも世界相手に互角の戦いを見せていた。
清家は今回が初受賞となった中、日本人としては5人目の受賞者に。2004年と2008年に澤穂希さん、2005年に原菜摘子さん、2011年、2012年、2015年に宮間あやさん、2019年に熊谷紗希が受賞していた。

清家は、オーストラリア女子代表のコトニー・ヴァインと韓国女子代表のキム・ヘリを抑えての受賞に。ビデオメッセージを送り「この名誉ある賞をいただけてとても嬉しいです。これからもクラブと代表チームのために、そしてアジアサッカーの価値を高めるために全力を尽くしていきます」と喜びを語った。

清家は三菱重工浦和レッズレディースのエースとしてWEリーグで22試合20ゴール10アシストを記録。10試合連続ゴールという日本記録も樹立した。チームの連覇に貢献し、WEリーグMVPも受賞し、得点王にも輝いていた。ブライトンに移籍してからは、FA女子スーパーリーグ(FAWSL)のデビュー戦で史上初のハットトリックを達成するなど、その輝きは今も続いている。

なお、男子年間最優秀選手はカタール代表のアクラム・アフィフ(アル・サッド)が受賞。韓国代表のソル・ヨンウ、ヨルダン代表のヤザン・アル・ナイマトを押さえての受賞となり、自身2度目、カタール人として初の複数回受賞となった。

また、年間最優秀アジアインターナショナルプレーヤーには韓国代表のソン・フンミン(トッテナム)が選ばれ、 2015年、2017年、2019年に続いて4度目の受賞となった。

◇AFC アニュアルアワード 2023 受賞一覧
【年間最優秀協会賞】
プラチナム:日本サッカー協会
ダイヤモンド: タイサッカー協会
ゴールド: ネパール協会
ルビー: ラオスサッカー協会

【年間最優秀地域協会賞】
中央アジアサッカー協会

【会長表彰グラスルーツ賞】
ゴールド: オーストラリアサッカー協会
シルバー: インドサッカー協会
ブロンズ: ベトナムサッカー協会

【年間最優秀監督(男子)】
大岩剛(日本)
【年間最優秀監督(女子)】
パク・ユンジョン(韓国)
【年間最優秀選手(男子)】
アクラム・アフィフ(カタール)
【年間最優秀選手(女子)】
清家貴子(日本)
【年間最優秀フットサル選手】
サイード・アフマド・アッバシ(イラン)
【年間最優秀アジアインターナショナルプレーヤー(男子)】
ソン・フンミン (韓国)
【年間最優秀アジアインターナショナルプレーヤー(女子)】
エリー・カーペンター(オーストラリア)
【年間最優秀ユースプレーヤー(男子)】
アボスベク・ファイズラエフ(ウズベキスタン)
【年間最優秀ユースプレーヤー(女子)】
チェ ・アンヨン(北朝鮮)
【審判特別賞
波多野祐一(日本)
トゥルキ・アブドゥラー・アル・サレヒ(オマーン)
イブラヒム・ユシフ・アル・ライーシ(UAE)

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「色々な選手を試したい」国内初陣で国内組増やしたニールセン監督、初招集の2人には「非常に期待」

なでしこジャパンのニルス・ニールセン監督が、コロンビア女子代表戦に向けたメンバー選考について語った。 2月、アメリカで開催された『2025 SheBelieves Cup』を3戦全勝で終え、優勝を果たしたなでしこジャパン。4月6日にはSheBelieves Cupでも対戦したコロンビアをヨドコウ桜スタジアムに迎える。 良いスタートを切ったニールセン監督は、これが国内での初陣。今回のメンバーは『2025 SheBelieves Cup』に比べて国内組の割合が増え、GK木稲瑠那(サンフレッチェ広島レジーナ)、DF佐々木里緒(マイナビ仙台レディース)が初招集となった。 一方、GK山下杏也加、FW藤野あおば(共にマンチェスター・シティ)はケガのため不参加。ニールセン監督はメンバー発表会見で、2人の招集外について語った。 「藤野あおば選手に関しては、残念ながらケガということで、回復までに数カ月見込まれる筋肉系のケガと聞いている。だから、今回は選ばなかった。山下選手に関しても軽いケガではあるが、数週間ということなので今回は選んでいない」 「彼女をぜひ呼びたかったが、今回呼べないということで違う若いゴールキーパーの選手が入っている」 また、国内組が多くなったことについては、「現段階では色々な選手を試してみたい、見てみたいというのがある」とのこと。初招集の2人に関しては、「非常に期待している」と述べた。 「(初選出の2人は)もちろんチームのスタイルにもフィットすると思い、今回は選ばせてもらった。そして、今回WEリーグから多く選んでいるのは、2月に比べてパフォーマンス的にもコンディション的にも良いということで多く選んでいる」 「チーム内でもポジションだったり競争があると思うが、ポジションによってはワールドクラスの選手がなかなか見つからなかったりとか、現在探している最中というところがあり、色々な選手を試したいという部分もある。そういったこともあり今回は初選出の2人が含まれている」 さらに、選考の基準については今後も見据えていると指揮官。新たな選手に自分たちのやり方を伝えたい考えもあるようだ。 「今回も前回のSheBelieves Cupと変わらず、良いメンバーを選定する最中・過程ということで何人かメンバーの変更もあった。逆に、選手にとっても私自身であったりスタッフを知ってもらう機会でもある」 「最終的な目標としては、タイトルを奪還するということがある。まずは良いスタートを切れたが、23人以上の選手が必要になってくると思うので、色々なオプションが必要ということで今回はメンバーチェンジした。テーマとしては前回と変わらずということだ」 「ワールドクラスの選手がなかなか見つからない」と述べたニールセン監督だが、当てはまるのは「どんなプレッシャーがかかる状況でも信頼できる選手」とのこと。そういった選手が何人も出てきてほしいと主張している。 「1つ言えることは、ナンバーワンになるチームには何人かワールドクラスの選手がいる。プレッシャーのなかでも自分の仕事をしっかりとできるというのがワールドクラスの選手だと考えている」 また、26日に行われた女子チャンピオンズリーグ(WCL)で、試合終盤に途中交代したMF谷川萌々子(バイエルン)にも言及。足首を痛めての交代となったが、状態次第では選手を入れ替えるようだ。 「まず谷川がまだリストに残っているというのは、詳細な公式な情報をこちらも受け取っておらず、それもあってまだ谷川選手がリストに残っている。交代理由というのがコンディション的なものなのか、何かしらのケガなのかというのがわかりかねているので、そういった意味もあってまだリストに残っている。もちろん軽傷であったり、大丈夫なことを祈っている」 「より正式な情報が来て、もしケガということであれば代わりの選手を招集する。そうでないことをもちろん祈っているが、本当に彼女は素晴らしいプレーヤーなので、もし今回の活動に参加できないということになると非常に残念だなと思っている」 2025.03.27 18:10 Thu
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「また違ったゲームに」なでしこは1カ月前に対戦のコロンビアと再戦、ニールセン監督が展望「いかに主導権を握るかが今回のテーマ」

なでしこジャパンのニルス・ニールセン監督がコロンビア女子代表戦への意気込みを語った。 4月6日、ニールセン監督就任後初の国内試合をヨドコウ桜スタジアムで行うなでしこジャパン。初陣となった2月の『2025 SheBelieves Cup』を3戦全勝で制したなか、今回はその時に破ったコロンビアを迎え撃つ。 27日にはコロンビア戦に向けた23名のメンバーを発表。MF⾧谷川唯(マンチェスター・シティ/イングランド) やDF熊谷紗希(ロンドン・シティ・ライオネス/イングランド)らを順当に選んだ一方、GK木稲瑠那(サンフレッチェ広島レジーナ)やDF佐々木里緒(マイナビ仙台レディース)を初招集するなど、WEリーグの選手の割合を増やした。 メンバー発表会見では、1カ月前のコロンビアとの再戦についても語ったニールセン監督。SheBelieves Cupでは4-1の快勝を収めたが、前回の対戦時とは状況が異なると見解を述べた。 「今回コロンビアという非常に強い相手と対戦する。前回のSheBelieves Cupでは比較的圧倒して勝ったというのはあるが、日本チームにとってもコロンビアチームにとっても前回のSheBelieves Cupは2戦目ということで、ある程度交代選手が出たりという部分がある」 「そういったなかでのゲームだったため、今回に関してはコロンビアのチームが全力で来ると思う。なので、また違ったゲームになると考えている」 また、今回の一戦は「タイトルを獲りたい、勝ちたいということで、いかに主導権を握るかというのが今回のテーマでもある」とのこと。SheBelieves Cupからの上積みを見据えている。 「主導権を握るというのは、ボールを持っている時も持っていない時もだ。特にSheBelieves Cupではハイプレッシングが良くできて、なかなか良い状態で奪えて、さらに勇敢に戦えた。あとは統一的に戦うということ。それがSheBelieves Cupで出ていたと思うし、今まで(3試合で)10ゴール取ったチームというのはなかなかないと思う。なので、そういった面でいかに主導権を握っていくかというのが、現時点ではチーム・選手に求めることだ」 さらに、目指すスタイルとしては「SheBelieves Cupのオーストラリア戦の3点目のゴール」と指揮官。細かい連携やトランジションを重視している。 「この前のSheBelieves Cupで良い結果を残したので、本気で勝ちを目指しているというのは多分感じてもらえたと思うし、対戦相手の国々にとってもそういった本気度というのは感じてもらえたかなと思う」 「(オーストラリア戦の3点目は)本当に短い速いパスでディフェンスがついてこれないような、素晴らしいゴールを決めたというのと、SheBelieves Cupを通してボールを失った後にすぐ奪い返すというのは非常に良くできた。SheBelieves Cupは本当に良いスタートを切れたと思うが、対戦国もいろいろと分析はしてくると思うので、それを上回るようによりうまくなるというのがこの親善試合のテーマでもある」 1カ月ほど前に戦ったコロンビアの印象も明かし、唯一ゴールを奪われたFWリンダ・カイセドには「世界一のドリブラーかなと思っている」「もし日本のパスポートを持ったら日本のスタイルに合うのかなと思う」と言及。FWマイラ・ラミレスの名前も挙げた。 「まず気をつけなければならないのは、コロンビアの選手はオープンな状況を作ると非常に速く、特にカイセド選手には得点も取られた。スペースを与えてしまうと非常にスピードに乗ってしまうため、そこをいかに抑えるかというところ」 「そして、スピードに乗った状態でゴールキーパーに向かわれると、ゴールされてしまう可能性が非常に高いかなと思っているため、そこを気をつける。特に日本がボールを持っている時でも、できるだけカイセド選手にスペースを与えないようなリスクマネジメントを取っていきたいなと思う」 「そういった部分をトレーニングでやっていきたいし、カイセド選手の他にラミレス選手も非常に力強いストライカーだと思う。こういった2人のワールドクラスの選手にどう対処するかというのが今回のコロンビア戦の気をつけなければならないところになってくると思う。こういったところをトレーニングでやっていきたい」 また、ニールセン監督が最もインスピレーションを受けたのは、ワールドカップ(W杯)も制した佐々木則夫監督(現JFA女子委員長)時代のなでしこジャパンとのこと。「日本人に備わっているものを自然に出せるような、チームとしてまとまりがあるものが佐々木則夫さんの時にはすごく出ていた」と高く評価している。 最後に、「まずは多くの方々にスタジアムの方に足を運んでいただきたい」「男子チームと同じような雰囲気を女子の方でも作っていただければと思う」とW杯出場を決めた男子と同様の盛り上がりを希望。「個人的なことになるが、私の家族が試合にあわせて初来日するので、より多くの観客の前でコロンビアを倒すというところをぜひ、家族のためにも作っていきたいと思っている。なので、応援よろしくお願いします」とサポーターにメッセージを贈った。 2025.03.27 22:00 Thu
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なでしこジャパンがFIFAランクで5位にジャンプアップ! 2015年12月以来のトップ5入り、新体制でSheBelieves Cup初優勝【FIFAランキング】

国際サッカー連盟(FIFA)は6日、女子の最新FIFAランキングを発表した。 2月のインターナショナル・マッチウィークを終えた女子サッカー。ニルス・ニールセン新監督を迎えたなでしこジャパンはアメリカで開催されたSheBelieves Cupに参加し、オーストラリア女子代表、コロンビア女子代表、アメリカ女子代表と対戦し3連勝。大会初優勝を決めていた。 そのなでしこジャパンは、順位を3つ上げて5位に浮上。2015年12月以来となるトップ5に返り咲くこととなった。 また、日本に敗れたアメリカ女子代表は1位をキープ。2位にスペイン女子代表、3位にドイツ女子代表、4位にイングランド女子代表が続いた。 なお、日本に抜かれたのはスウェーデン女子代表(6位)、カナダ女子代表(7位)、ブラジル女子代表(8位)となっており、9位に北朝鮮女子代表、10位にオランダ女子代表と続いている。 <h3>◆FIFAランキング(女子)</h3> ※カッコ内は前回順位 1位:アメリカ(1) 2位:スペイン(2) 3位:ドイツ(3) 4位:イングランド(4) 5位:日本(8)↑ 6位:スウェーデン(5)↓ 7位:カナダ(6)↓ 8位:ブラジル(7)↓ 9位:北朝鮮(9) 10位:オランダ(10) 11位:フランス(11) 12位:デンマーク(12) 13位:アイスランド(14)↑ 14位:イタリア(13)↓ 15位:ノルウェー(16)↑ 16位:オーストラリア(15)↓ 17位:中国(17) 18位:オーストリア(18) 19位:韓国(20)↑ 20位:ベルギー(19)↓ <span class="paragraph-title">【動画】キックオフから18秒、谷川萌々子が衝撃の左足ミドル!</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="ItM0_MTH0l8";var video_start = 3;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2025.03.07 13:40 Fri
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日本も招致を目指した女子W杯、2031年、2035年は招致不可能に…宮本恒靖会長「非常に残念な知らせです」

国際サッカー連盟(FIFA)は5日、理事会を開催し、2031年、2035年の女子ワールドカップ(W杯)に関して開催要件の概要を発表した。 日本も招致を目指していた女子W杯。2023年にオーストラリアとニュージーランドが共催で開催。2027年はブラジルで開催されることが決定している。 そんな中、FIFAの理事会は2031年と2035年に関して決定事項を発表。2031年に関しては、アフリカ(CAF)およびCOCACAF(北中米カリブ海)のどちらかから立候補を募ることが決定。また、2035年はCAFかヨーロッパ(UEFA)からの立候補を募ることとなった。 これにより、アジア(AFC)に属する日本では最短でも2039年大会まで開催がなくなることが決定している。 この発表を受け、日本サッカー協会(JFA)の宮本恒靖会長がコメントをしている。 「先般のFIFAカウンシル会議の内容を確認しています。2031年のFIFA女子ワールドカップ招致を目指していた私たちには非常に残念な知らせです。しかし、今回の決定にかかわらず、日本で女子サッカーを拡大していく、女子サッカーの人口を増やし、競技レベルの向上を目指していく考えに変わりはありません」 「間違いなく、良い流れがある今、2039年以降の女子ワールドカップ招致も視野に入れながら、ニールセン監督が率いるなでしこジャパンをはじめ、あらゆる年代の女子代表を世界一を目指して戦えるチームにしていくこと、全国各地で女子サッカーの環境を整えていくことに引き続き取り組んでいきます。これからも全国の関係者の皆さんで歩みを揃えていきましょう」 なでしこジャパンは2011年のドイツ女子W杯で初優勝。そこから優勝はない中で、2025年から初めての外国人監督であるニルス・ニールセン監督を迎えて始動。初の活動となったSheBelives Cupでは、オーストラリア女子代表、コロンビア女子代表、アメリカ女子代表を下し、大会初優勝を飾っていた。 2025.03.06 15:22 Thu

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