元日本代表の4名も参加! 「キリンファミリーチャレンジカップ」家族みんなが楽しむウォーキングフットボールイベントが開催、澤穂希さん「子どもと一緒に参加したいと思った」

2024.11.17 12:00 Sun
©︎JFA
キリンホールディングス株式会社と公益財団法人日本サッカー協会(JFA)は、11月16日(土)に愛知県名古屋市のテラスポ鶴舞で「キリンファミリーチャレンジカップ」を開催した。このイベントは「年齢、性別、サッカー経験や障がいの有無にかかわらず、大人も子どもも一緒に楽しめる」をテーマにしており、今までに全国で4回の開催実績がある。

◼︎家族がチームになる日を目指して


「キリンファミリーチャレンジカップ」は、2022年12月に初めて開催されて以来、約1500人が参加。今回の開催はこども家庭庁が定める家族の日(11月17日)の前日ということで、特別な意味を持つイベントとして位置付けられた。

イベント当日は、元サッカー日本代表柏木陽介さん、安田理大さん、元なでしこジャパン澤穂希さん、鮫島彩さんがゲストとして参加し、参加者との交流を楽しんだ。

◼︎ウォーキングフットボールでの絆を深める


このイベントでは、ウォーキングフットボールの試合が行われ、年齢や性別に関係なく、誰でも参加できるルールが設定。試合開始前には、EXILEのTETSUYAさん監修の「クラッキ!ダンス」を全員で踊り、参加者同士の一体感を高めた。参加者からは「ウォーキングフットボールは初めてでしたが、ゴールを決められて楽しかったです!」という声や、「孫と一緒にできるのは良いですよね、楽しかったです」といった感想が寄せられた。

「家族がチームになる日」をコンセプトにしているこのイベントは、参加者同士が自然と絆を深められる機会を提供。特に、3世代での参加が見られ、家族の大切さを再確認する場となった。

◼︎ゲストたちの温かい言葉


イベントの最後には、参加者のチームから選ばれた「ゴールパフォーマンス賞」が発表された。審査員として参加したゲストたちも、各チームのユニークなパフォーマンスを楽しみながら、温かいコメントを寄せ、澤さんは「皆さんと一緒に身体を動かして、たくさんの素敵な笑顔が見られて嬉しかったです。私も子どもと一緒に参加したいと思いました!」と語り、家族や仲間との絆の大切さを再確認した。

◼︎参加者の声


イベントに参加した60歳の男性は「孫と一緒にできるのは良いですよね、楽しかったです。絆や信頼が深まりましたね」と述べ、年齢に関係なく楽しめるこのイベントの意義を強調した。また、10歳の女の子は「ウォーキングフットボールは初めてでしたが、ゴールを決められて楽しかったです!」と嬉しそうに語っていた。参加者全員が一丸となって楽しむ姿は、家族のつながりを深める素晴らしい体験となった。

また、イベント終了後にゲストの4名が取材に応じ、澤さんはイベントを振り返り「たくさんのご家族が笑顔になっているのを見て、家族の仲が深まる機会になったと思います!私も帰宅して子どもと一緒にいろいろ話したり、こういう素敵なイベントに参加できたらいいなと思いました」と、実際に参加して感じた喜びを語った。

柏木さんも、「僕も子どもがいるので、改めて家族の大事さを感じました。また、家族で運動する良さを再認識したので、今度は僕も家族で参加したいです」と、家族との時間の重要性を強調した。

ウォーキングフットボールをプレーした安田さんは、「ウォーキングフットボールは誰でもできるスポーツ。意外と『おばあちゃんが積極的に点取りに行くんかい!」というシーンにもほっこりしました。すごく楽しかったです。家族で参加したいなと思いました」と、楽しさを伝え、鮫島さんも「今日初めて出会った家族の方とも楽しめますね。プレーを通じて笑顔になれる本当に素敵な企画だと思いました。また、ぜひ機会があったら地域の皆さんと一緒に参加して楽しい時間を過ごしたいです」と、イベントの魅力を語った。

今回は「家族の日」に合わせたイベントということもあり、ゲストは家庭で絆を深めるために日々実施していることについても話した。澤さんは「日頃から娘、夫といろいろな話をしています。いつもコミュニケーションをとっていないと、何かがあったときに慌ててしまうので、サッカーを通じて家族とも引き続きコミュニケーションをとっていきたい」と、家族との会話の重要性を語った。

柏木さんは「子どもとはできるだけ会話を増やしたり、外に遊びに連れて行ったり、また自分が一人で子どもを見れるときには、妻が一人になれる時間をつくれるようにしたりと、コミュニケーションができています。今日のイベントで色々な素晴らしい家族の在り方を見られたので、これからも自分らしい家族像をつくっていけたらいいなと思います」と、家族との時間を大切にする姿勢を示した。

今回参加した「キリンファミリーチャレンジカップ」について柏木さんは「選手時代に、たくさんの人に支えられて応援してもらいました。今度はこのような素晴らしい企画に参加して、みなさんにたくさんのパワーや希望を与えたいと思っています」と、参加する意義を語った。

澤さんは「たくさんの方々にサポートいただいたおかげで良いサッカー人生を送ることができました。このような素晴らしいイベントに参加させてもらい、恩返しをしていきたいなと思っています」と、感謝の気持ちを表した。

引退したばかりの鮫島さんは今後の新たな活動について「サッカーを通じて地域の方々と違った形で触れ合うことができています。現役中に気づけなかった気づきを得られているので、今後もこのような形で参加できたらいいなと思います」と、意欲を見せることに。

家族や仲間との絆を再確認できる「キリンファミリーチャレンジカップ」は、参加者にとって特別な思い出となったことだろう。このイベントを通じて、今後も多くの家族がつながり、笑顔で溢れる瞬間を楽しんでいくことが期待される。

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「国内組でもこれだけワクワクする」「胸熱メンバー!」日本代表メンバー発表にファンも大興奮!大関友翔、宮代大聖ら26人中12人が初招集、18歳・佐藤龍之介が最年少記録を更新

日本サッカー協会(JFA)は3日、今月7日に開幕する東アジアE-1サッカー選手権2025決勝大会(E-1選手権)に臨むサッカー日本代表メンバーを発表。連覇を狙う日本代表は8日にホンコン・チャイナ代表との初戦を迎える。 森保一監督は、39歳で最年長の長友佑都(FC東京)を筆頭に、Jリーグで活躍する国内組の26人を選出。GK早川友基、GKピサノ・アレクサンドレ幸冬堀尾、安藤智哉、綱島悠斗、ジャーメイン良、垣田裕暉、久保藤次郎、宮代大聖、山田新、中村草太、宇野禅斗、大関友翔の12名が初招集となり、佐藤龍之介は、2008年大会で内田篤人が当時20歳で選ばれた最年少記録を更新する18歳での選出となった。 メンバー発表に際して、ファンもSNSでリアクション。各クラブのサポーターを中心に「町田から3人選出!」「レイソルから4人」「明治大から3名!」「元名古屋の久保藤次郎、相馬の選出も嬉しいね」「タワラ、長友大先生がんばれー!」「グランパスアカデミー、愛知県出身勢頑張って欲しい」「おお!安藤16!!昔、冨安がつけてたよね?」「ピサノ飛び級!」「真大10番なのヤバい」「めっちゃ強そう〜!」「胸熱メンバー!」「代表戦がより楽しみ!」「国内組でもこれだけワクワクする」と期待感にあふれる数多くのコメントが寄せられた。 日本は8日にホンコン・チャイナ代表との初戦を迎え、12日に中国代表、15日に韓国代表と対戦する。 東アジアE-1サッカー選手権2025決勝大会 <日本代表メンバー> ▽GK 12 早川友基(鹿島アントラーズ)※ 1 大迫敬介(サンフレッチェ広島) 23 ピサノ・アレクサンドレ幸冬堀尾(名古屋グランパス)※ ▽DF 5 長友佑都(FC東京) 22 植田直通(鹿島アントラーズ) 3 荒木隼人(サンフレッチェ広島) 4 古賀太陽(柏レイソル) 16 安藤智哉(アビスパ福岡)※ 25 綱島悠斗(東京ヴェルディ)※ ▽MF/FW 15 稲垣祥(名古屋グランパス) 13 ジャーメイン良(サンフレッチェ広島)※ 6 川辺駿(サンフレッチェ広島) 11 西村拓真(FC町田ゼルビア) 7 相馬勇紀(FC町田ゼルビア) 19 垣田裕暉(柏レイソル)※ 24 久保藤次郎(柏レイソル)※ 9 宮代大聖(ヴィッセル神戸)※ 18 山田新(川崎フロンターレ)※ 8 川﨑颯太(京都サンガF.C.) 10 細谷真大(柏レイソル) 2 望月ヘンリー海輝(FC町田ゼルビア) 26 中村草太(サンフレッチェ広島)※ 17 宇野禅斗(清水エスパルス)※ 20 俵積田晃太(FC東京) 14 大関友翔(川崎フロンターレ)※ 21 佐藤龍之介(ファジアーノ岡山) <試合日程>開催地:韓国 7月8日(火)19:24 日本代表 vs ホンコン・チャイナ代表 7月12日(土)19:24 日本代表 vs 中国代表 7月12日(土)19:24 日本代表 vs 中国代表 2025.07.03 16:00 Thu
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「えぐかった…」クライフターン→シュートでゴールを強襲「日本最高峰のテクニック」「やっぱりすげー」日本代表初選出をファンが祝福「ヴィッセル神戸を代表して」

これが代表レベルのクオリティだ。東アジアE-1選手権に臨む日本代表に選出されたヴィッセル神戸のFW宮代大聖が得意の反転シュートでゴールを強襲。だが、同じく代表に選出されたサンフレッチェ広島のGK大迫敬介が抜群の反射神経でストップした。質の高い攻守を繰り広げた両選手の代表選出に、ファンが歓喜している。 <blockquote class="twitter-tweet" data-media-max-width="560"><p lang="ja" dir="ltr">ナイスシュート&ナイスセーブ<a href="https://twitter.com/hashtag/%E5%AE%AE%E4%BB%A3%E5%A4%A7%E8%81%96?src=hash&amp;ref_src=twsrc%5Etfw">#宮代大聖</a> 得意の反転シュートに<a href="https://twitter.com/hashtag/%E5%A4%A7%E8%BF%AB%E6%95%AC%E4%BB%8B?src=hash&amp;ref_src=twsrc%5Etfw">#大迫敬介</a> がスーパーセーブ‼<br><br>明治安田J1第5節<br>神戸×広島<br><a href="https://twitter.com/hashtag/DAZN?src=hash&amp;ref_src=twsrc%5Etfw">#DAZN</a> ライブ配信<a href="https://twitter.com/hashtag/J%E3%81%BF%E3%82%88%E3%81%86%E3%81%9C?src=hash&amp;ref_src=twsrc%5Etfw">#Jみようぜ</a> <a href="https://twitter.com/hashtag/J%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%82%B0?src=hash&amp;ref_src=twsrc%5Etfw">#Jリーグ</a> <a href="https://twitter.com/hashtag/%E7%A5%9E%E6%88%B8%E5%BA%83%E5%B3%B6?src=hash&amp;ref_src=twsrc%5Etfw">#神戸広島</a> <a href="https://t.co/I2bVf5NiCd">pic.twitter.com/I2bVf5NiCd</a></p>&mdash; DAZN Japan (@DAZN_JPN) <a href="https://twitter.com/DAZN_JPN/status/1940360274348826791?ref_src=twsrc%5Etfw">July 2, 2025</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> E-1選手権の前に見返したいシーンは、7月2日延期されていたJ1リーグ第5節で神戸と広島が激突した32分のことだ。ゴールレスの中、神戸が中央を切り裂くように攻めていく。 宮代は、FW佐々木大樹が相手のライン間でターンした瞬間に広島のDF荒木隼人の背中を取る動きで縦パスを引き出す。これを左足でトラップすると、ボールが少し左方向に転がる。荒木が素早く正体して間合いを詰め、スライディングでブロックしてきた。 しかし、次の瞬間だ。宮代は右足をうまく使って、軸足となる左足の後ろからボールを左方向に流す。高速クライフターンで再びボールを左足の前に置き、そのまま左足を一閃。腰をひねりながら強烈なシュートを放ったが、大迫敬介のダイビングセーブに遭った。 会心の一撃を止められた宮代は、顔を手で覆って悔しさを滲ませ、呆然と立ち尽くした。一方、ショットストップで立ちはだかった大迫は、すぐさま味方に指示を送り、次のプレーに備えていた。 実況・寺西裕一氏は「得意な反転シュート宮代。それを片手1本セーブしました大迫。ナイスシュート、ナイスセーブでした」と伝えると、解説・加地亮氏は「ポジショニングも良かったですし、もらうタイミング、顔の出し方、反転シュートの速さも非常に素晴らしかったですよね」と称賛した。 高レベルの攻防に、ファンはSNSで反応。「チームとしてチャンスが少ないだけに汰木や井手口は慎重に打って威力低いシュートになる中で『やっぱこいつスゲーな』と震えた。敢えて相手に身体当ててシュートスペースを作る、威力、コース悪くない。バックステップで反応時間を作り遠くに飛ばすセーブのGK大迫も見事」「大迫がシュート直前にポジションを後ろに下がったのが良かったのか??」「いい攻守だった」「宮代さんの反転シュートえぐかたw」「これはマジナイキーだなぁ〜」「2人ともE-1呼ばれるだろうね」と興奮している。 そんな両者は、E-1選手権に臨む日本代表にそろって選出。宮代は、U-15〜U-20までは世代別代表に選ばれてきたが、25歳で初のA代表となった。2024年に川崎フロンターレから神戸に加入すると、昨シーズンはキャリアハイの11ゴールを記録し、チームの連覇に貢献。天皇杯の決勝でもゴールを決め、優勝をもたらしていた。今シーズンは第22節終了時点でチームトップの7得点を挙げ、好調を維持している。 宮代の初選出には、ファンも「大聖おめでとう!」「大聖なら代表でも十分活躍出来るはず!神戸を代表して得点量産してやれ」「宮代が選ばれへんかったら誰が選ばれるねん!ぐらいの気持ち!日本代表戦が余計楽しみ!」「神戸のエースから日本のエースへ。屈指の決定力、日本最高峰のテクニック、最後まで走り切るガッツ、日本代表にふさわしい」「やばい代表戦で宮代選手のゴール見られたら泣いちゃう」など祝福の声が並んだ。 宮代はクラブ公式HPを通して、「この度、自身初となるA代表に選出され、大変光栄に思います。選出の報を聞いて、素直にうれしい気持ちと身が引き締まる思いです。チームの戦術を理解し、自身の強みを最大限発揮できるように頑張ってきます。ファン、サポーターのみなさん、引き続き応援よろしくお願いします」とコメントしている。 2025.07.04 13:00 Fri
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「大和魂や日本人の誇りを」38歳・長友佑都がチームキャプテンに!若手中心の日本代表を背負うベテランの重要性

日本サッカー協会(JFA)は3日、今月7日に開幕する東アジアE-1サッカー選手権2025決勝大会(E-1選手権)に臨むサッカー日本代表メンバーを発表した。会見に出席した森保一監督が、最年長で選出されたFC東京DF長友佑都の「大和魂」への期待を口にした。 今回のメンバーは国内組で活躍する選手の中から26名が選出。19歳の長身GKピサノアレックス幸冬堀尾(名古屋)、MF大関友翔(川崎F)らロサンゼルス五輪世代の2選手を含め、Jリーグで存在感を示す12選手が初招集された。 一方でベテラン勢もメンバー入り。代表キャップ142試合を誇りワールドカップ4大会出場の長友やロシアW杯メンバー入りの植田直通、カタールW杯出場の相馬勇紀など経験ある選手も選出されている。 森保監督は「レギュラーの一角だと思うが、常にフルで出ているかと思えばそうではない」と長友の現在地を指摘。一方で「横浜・F・マリノスとFC東京の試合を見に行った時に、守備の部分で、彼ほど守りがタイトな選手はJリーグでもそう多くない中で、世界で戦う相手に対してもプレッシャーの厳しさ・激しさというのは健在だったことが確認できています」と、38歳ながらに高いプレー強度を保つ長友を称えた。 さらに長友はオフザピッチでの貢献も大きい。「彼が見せてくれる練習の中、オフザピッチでの姿勢と態度は全ての選手にとって、さらなる成長につながるものであり、日本代表として、大和魂や日本人の誇りを示してくれながら、みんなの成長に繋げてくれる」と大きな期待を寄せ、今回の代表チームでゲームキャプテンを務めることを明かした。 2025.07.03 20:00 Thu

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