広島が前回対戦と同じ4ゴール奪って連勝! 勝負の際で屈した鳥栖は連敗で19位転落…【明治安田J1第24節】

2024.07.21 21:12 Sun
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明治安田J1リーグ第24節のサガン鳥栖vsサンフレッチェ広島が21日に駅前不動産スタジアムで行われ、アウェイの広島が1-4で快勝した。前節、ガンバ大阪に0-2で敗れて連勝がストップした17位の鳥栖は前回対戦で0-4の完敗を喫するなど相性が悪い難敵相手に2戦ぶりの白星を狙った。G大阪戦からは先発6人を変更。パリ五輪参戦の木村誠二菊地泰智がベンチを外れた一方、サスペンション明けの長沼洋一に加え、マルセロ・ヒアン河原創の主力が復帰。また、ヴィキンタス・スリヴカ中原輝が加入後初スタメンを飾った。

一方、前節アビスパ福岡を1-0で下してリーグ4戦ぶりの白星を挙げた5位の広島。連勝での中断期間入りを目指したチームは前節から先発4人を変更。体調不良でベンチ外の佐々木翔の代役に今季初出場のイヨハ理ヘンリーが抜擢されたほか、負傷のピエロス・ソティリウに代えてドウグラス・ヴィエイラ中島洋太朗満田誠に代わって松本泰志マルコス・ジュニオールが起用された。
互いに積極的に足を振っていくオープンな立ち上がりとなったが、時間の経過と共にボールの主導権を握った鳥栖が優勢に進めていく。内側や低い位置まで下がってボールに絡む右の中原、タッチライン際に張る左の横山歩夢と左右非対称の形で、人を意識する広島の守備を揺さぶっていく。

そして、中原の正確なプレースキック、横山のパンチ力のあるミドルシュートから幾度か良い形を作り出すが、GK大迫敬介の安定したゴールキーピングを前に先制点には至らず。
これに対して立ち上がり以降はリズムが悪い広島だったが、非常にシンプルな攻撃からワンチャンスを活かし切った。21分、GK大迫からのロングボールを前線で競り勝ったドウグラス・ヴィエイラがバックヘッドで背後のスペースへ流すと、鳥栖の連携ミスもあってドフリーでボールを受けたマルコス・ジュニオールが冷静にGKとの一対一を制し、左足シュートをゴール左下隅に流し込んだ。

先発起用に応える背番号10の今季リーグ2点目によって先制に成功したアウェイチームは、メリハリを利かせた守備からサイドを起点とした攻撃で相手をひっくり返そうとする。

一方、一瞬の隙を突かれて失点はしたものの、戦い方自体は悪くない鳥栖は引き続き後方からボールを動かしながら前進。中央のスリヴカも徐々にボールに絡んでいくが、フィニッシャーのマルセロ・ヒアンに決定的なチャンスを供給できなかった。

前半終盤の新井直人のクロスが演出した大橋祐紀の決定機はヘディングシュートが枠の左に外れ、試合はアウェイチームの1点リードでの折り返しに。

互いに交代なしで臨んだ後半は鳥栖のシンプルな形から電光石火の同点ゴールが生まれる。後半開始10秒過ぎ、キックオフの流れから原田亘が前線へ長いボールを入れると、DF荒木隼人とうまく入れ替わってボックス右に持ち込んだマルセロ・ヒアンがピッチに叩きつける右足ボレーシュートを突き刺した。

これで1-1のイーブンに戻った試合は両守護神の仕事機会が目立つオープンな展開に。54分には追いついた勢いのある鳥栖がマルセロ・ヒアンのゴールライン際から内に切り込み見事な仕掛けからのプルバックで福田晃斗にビッグチャンスも、ゴール至近距離で放ったシュートはGK大迫の気迫の顔面セーブに遭う。

対して徐々に落ち着きを取り戻した広島は直後の56分に東俊希の左CKを中央で競り勝ったドウグラス・ヴィエイラがドンピシャのヘッドで合わすが、今度はGK朴一圭のビッグセーブに遭う。

60分を過ぎて広島はドウグラス・ヴィエイラ、マルコス・ジュニオールに代えて満田誠、加藤陸次樹を同時投入。対する鳥栖はスリヴカを下げて富樫敬真を投入。互いにフレッシュな選手の投入で攻撃に変化を加える中、決定機を作り合うが、相手GKのプレッシャーか最後の場面で精度、連携を欠く。

それでも、交代選手で運動量と切り替えの精度、連動性を増したアウェイチームが押し切る。71分、カウンターの流れからDFキム・テヒョンがクリアし損ねたボールを右サイド深くの満田が回収。ボックス内で浮いた松本の足元に繋ぐと、松本が左へのマイナスの運びでシュートコースを作って左足を一閃。これがゴール左隅に突き刺さった。

ミス絡みの失点で勝ち越しを許した鳥栖はなかなか反発力を示せず。原田の正確なクロスから際どいシーンは作ったものの、攻撃が停滞してしまう。これを受け、中原や福田、横山らを下げて堀米勇輝手塚康平清武弘嗣とボールプレーヤーを続けてピッチに送り出す。

だが、タフさで勝るアウェイチームがこの終盤にトドメの3点目を奪い切った。86分、右サイド深くに抜け出した加藤がグラウンダーの折り返しを入れると、ニアに飛び込んだ東が潰れてゴール前に流れたボールをDF2枚の間から飛び出した大橋がワンタッチで仕留め、2試合連発となる今季11点目とした。

さらに、後半アディショナルタイムには厚みのある攻撃からペナルティアーク付近でこぼれ球に反応した満田が左足シュートをゴール左隅に流し込み、広島が前回対戦同様の4点を奪取。終わってみれば、3点差を付ける快勝で2連勝を達成。順位は変わらずも今節勝ち点を取りこぼした上位陣との勝ち点差を縮めた。

一方、勝負の際や強度で屈した鳥栖は連勝からの厳しい連敗で降格圏の19位に転落した。

サガン鳥栖 1-4 サンフレッチェ広島
【鳥栖】
マルセロ・ヒアン(後1)
【広島】
マルコス・ジュニオール(前21)
松本泰志(後26)
大橋祐紀(後42)
満田誠(後51)

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したたかなリカルド監督とアクチュアルプレーイングタイム/六川亨の日本サッカーの歩み

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Jリーグ移籍情報まとめ。12月24日付けのJリーグ各クラブにおける移籍動向を一挙にお届け。 <div id="cws_ad">【<a href="https://web.ultra-soccer.jp/news/view?news_no=456248&div=1">J2移籍情報</a> | <a href="https://web.ultra-soccer.jp/news/view?news_no=456248&div=2">J3移籍情報</a>】</div> <span class="paragraph-subtitle">【J1移籍情報】鹿島が新助っ人、ギリェルメ・パレジを補強</span> <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2023/transfer20231224_tw1.jpg" alt="鹿島が新助っ人、ギリェルメ・パレジを補強" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:center;font-size:0.9em;">鹿島に新たに加わるMFギリェルメ・パレジ/Getty Images<hr></div> ◆鹿島アントラーズ [IN] 《期限付き移籍》 MFギリェルメ・パレジ(28)←CAタジェレス(アルゼンチン) [OUT] 《期限付き移籍》 MF荒木遼太郎(21)→FC東京 ◆FC東京 《契約更新》 MF寺山翼(23) [IN] 《期限付き移籍》 MF荒木遼太郎(21)←鹿島アントラーズ ◆横浜FC [OUT] 《完全移籍》 MF田部井涼(24)→ファジアーノ岡山(期限付き→完全) DF西山大雅(24)→栃木シティFC ◆湘南ベルマーレ [OUT] 《完全移籍》 MF永木亮太(35)→徳島ヴォルティス(期限付き→完全) ◆京都サンガF.C. 《契約更新》 FW宮吉拓実(31) ◆サンフレッチェ広島 《契約更新》 MF松本泰志(25) DF中野就斗(23) <span class="paragraph-title">【J2移籍情報】乾貴士がJ1昇格を逃した清水と契約更新</span> <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2023/transfer20231224_tw2.jpg" alt="乾貴士がJ1昇格を逃した清水と契約更新" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:center;font-size:0.9em;">乾貴士がJ1昇格を逃した清水と契約更新/©超ワールドサッカー<hr></div> <div id="cws_ad">【<a href="https://web.ultra-soccer.jp/news/view?news_no=456248">J1移籍情報</a> | <a href="https://web.ultra-soccer.jp/news/view?news_no=456248&div=2">J3移籍情報</a>】</div> ◆ブラウブリッツ秋田 [OUT] 《期限付き移籍延長》 DF加藤慎太郎(24)→ヴァンラーレ八戸 ◆水戸ホーリーホック 《契約更新》 DF大崎航詩(25) ◆栃木SC 《契約更新》 DF平松航(22) MF森俊貴(26) DF黒﨑隼人(27) MF神戸康輔(23) DF高嶋修也(23) [IN] 《完全移籍》 DF福森健太(29)←大分トリニータ(期限付き→完全) ◆大宮アルディージャ 《契約更新》 MF高柳郁弥(23) DF茂木力也(27) GK笠原昂史(35) ◆ジェフユナイテッド千葉 《契約更新》 MF日高大(28) FW高木俊幸(32) MF髙橋壱晟(25) ◆東京ヴェルディ 《契約更新》 DF宮原和也(27) DF千田海人(29) DF山越康平(30) ◆ヴァンフォーレ甲府 《契約更新》 FW宮崎純真(23) ◆清水エスパルス 《契約更新》 MF乾貴士(35) GK阿部諒弥(22) FW加藤拓己(24) [IN] 《就任》 依田光正氏(46)/トップチームコーチ [OUT] 《完全移籍》 MF神谷優太(26)→江原FC(韓国) ◆ファジアーノ岡山 [IN] 《完全移籍》 MF田部井涼(24)←横浜FC(期限付き→完全) ◆徳島ヴォルティス 《契約更新》 MF杉森考起(26) [IN] 《完全移籍》 MF永木亮太(35)←湘南ベルマーレ(期限付き→完全) ◆大分トリニータ 《契約更新》 MF野村直輝(32) [OUT] 《完全移籍》 DF福森健太(29)→栃木SC(期限付き→完全) 《期限付き移籍満了》 GKテイシェイラ(24)→ECバイーア(ブラジル) <span class="paragraph-title">【J3移籍情報】FC琉球が5選手と契約更新</span> <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2023/transfer20231224_tw3.jpg" alt="FC琉球が5選手と契約更新" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:center;font-size:0.9em;">左から白井陽斗、津覇実樹、高安孝幸、荒木遼太、岩本翔/©︎J.LEAGUE<hr></div> <div id="cws_ad">【<a href="https://web.ultra-soccer.jp/news/view?news_no=456248">J1移籍情報</a> | <a href="https://web.ultra-soccer.jp/news/view?news_no=456248&div=1">J2移籍情報</a>】</div> ◆ヴァンラーレ八戸 《契約更新》 MF山内陸(23) [IN] 《期限付き移籍延長》 DF加藤慎太郎(24)←ブラウブリッツ秋田 ◆松本山雅FC 《契約更新》 MF國分龍司(23) GK神田渉馬(21) MF米原秀亮(25) MF菊井悠介(24) ◆アスルクラロ沼津 《契約更新》 MF佐藤尚輝(27) ◆FC岐阜 《契約更新》 MF北龍磨(25) ◆FC琉球 《契約更新》 FW白井陽斗(24) MF津覇実樹(18) DF高安孝幸(22) DF荒木遼太(23) MF岩本翔(22) 2023.12.25 07:30 Mon
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知念慶の土壇場弾で追いついた鹿島がJ1新記録のホーム26戦無敗! 松本泰志が初ゴールの浦和は敵地で優勢も連勝ならず…【明治安田J1リーグ第6節】

16日、明治安田J1リーグ第6節、鹿島アントラーズvs浦和レッズが県立カシマサッカースタジアムで行われ、1-1のドローに終わった。 前節、柏レイソルとの上位対決を3-1で制し4連勝を達成した好調の鹿島。J1新記録となるのホーム連続無敗(26試合)も懸かった、5連勝を目指した一戦では前節と全く同じスタメンを採用。レオ・セアラ、鈴木優磨の好調2トップが前線に並んだ。 一方、前節はファジアーノ岡山をホームで破って5戦目での今季初勝利を挙げた浦和は、連勝を目指して難攻不落の要塞に乗り込んだ。鹿島同様に前節からのメンバー変更はなく、初勝利の立役者チアゴ・サンタナが最前線に入った。 冷たい雨が降りし切るも、両クラブのサポーターの情熱的な応援によって熱気もうかがい知れるなかでスタートした赤の名門対決。 立ち上がりは長いボールを効果的に使った浦和が良い入りを見せると、セットプレー流れの安居海渡の枠内シュートを皮切りに、関根貴大の右クロスをゴール前の金子拓郎、チアゴ・サンタナのミドルシュートと立て続けに際どいシーンを作り出した。 序盤の守勢を凌いだ鹿島は徐々にボールを保持する時間が長くなる。だが、最優先の2トップへのパスコースは浦和に消されて外回りの攻撃を強いられ、なかなか効果的に前進できない。それでも、守備からリズムを作るべく鈴木のプレスバックや柴崎岳のアグレッシブな守備で幾度かショートカウンターに持ち込むと、松村優太のミドルシュートや再三のセットプレーから攻撃の形を見いだした。 前半終盤にかけて試合は中盤での潰し合いが目立つ膠着状態に陥ったが、アウェイの浦和が前半ラストプレーでゴールをこじ開けた。前半アディショナルタイム3分、GK西川周作からのロングフィードを前線の金子が頭で右のスペースに流すと、関根がGKとディフェンスラインの間に絶妙なグラウンダークロスを供給。ファーに猛スプリントで飛び込んだ松本泰志が右太ももに当ててゴールネットに流し込んだ。 松本の加入後初ゴールによってアウェイチームの1点リードで折り返した後半。前半同様に浦和がいい入りを見せると、55分にはマテウス・サヴィオの左サイドでの単騎突破からアンダーラップした荻原拓也が冷静に中央へ折り返し、最後はチアゴ・サンタナが左足を振ったが、枠を捉え切れず。 相手のシュートミスに救われたホームチームは直後の56分に3枚替え。柴崎と松村、小池龍太を下げて知念慶、師岡柊生、チャヴリッチをピッチに送り出した。ただ、交代後にチアゴ・サンタナに鋭いミドルシュートで決定機を許すなど、この交代策も即効果発揮とはならず。 後半半ばを迎えてようやく押し込む展開に持ち込んだ鹿島だが、セットプレー流れで鈴木らに際どいシーンはあったものの、集中した浦和の守備を揺さぶり切れない。それでも、幾度か与えたカウンターからのピンチを粘り強く耐えると、土壇場でホームでの勝負強さを発揮した。 90分、相手陣内右サイドで得たFKからボックス内で植田直通が競り勝ったボールを収めた鈴木が冷静な判断で左で浮いた植田にリターンパス。背番号55が正確な右足インスウィングのクロスをゴール前に入れると、知念がヘディングシュート。チアゴ・サンタナの頭に当たってGK西川の反応の逆を突く形となったボールがゴールネットに突き刺さった。 その後、5分が加えられた後半アディショナルタイムは互いに勝ち点3を目指して攻め合ったが、試合は1-1のままタイムアップ。リーグ連勝は「4」でストップも、劣勢の一戦で見事にドローに持ち込んだ鹿島がJ1新記録となるホーム26戦無敗を達成した。 鹿島アントラーズ 1-1 浦和レッズ 【鹿島】 知念慶(後45) 【浦和】 松本泰志(前49) <span class="paragraph-title">【動画】松本泰志の加入後初弾に知念慶の土壇場弾!</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet" data-media-max-width="560"><p lang="ja" dir="ltr">レッズの救世主になるか!?<br><br>試合を動かしたのは<br>浦和の新加入MF <a href="https://twitter.com/hashtag/%E6%9D%BE%E6%9C%AC%E6%B3%B0%E5%BF%97?src=hash&amp;ref_src=twsrc%5Etfw">#松本泰志</a><a href="https://twitter.com/hashtag/%E9%96%A2%E6%A0%B9%E8%B2%B4%E5%A4%A7?src=hash&amp;ref_src=twsrc%5Etfw">#関根貴大</a> のクロスに<br>2列目から飛び込んだ<br><br>明治安田J1第6節<br>鹿島×浦和<br><a href="https://twitter.com/hashtag/DAZN?src=hash&amp;ref_src=twsrc%5Etfw">#DAZN</a> LIVE配信中<a href="https://twitter.com/hashtag/J%E3%81%BF%E3%82%88%E3%81%86%E3%81%9C?src=hash&amp;ref_src=twsrc%5Etfw">#Jみようぜ</a> <a href="https://twitter.com/hashtag/J%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%82%B0?src=hash&amp;ref_src=twsrc%5Etfw">#Jリーグ</a><a href="https://twitter.com/hashtag/%E9%B9%BF%E5%B3%B6%E6%B5%A6%E5%92%8C?src=hash&amp;ref_src=twsrc%5Etfw">#鹿島浦和</a> <a href="https://t.co/Il4VxeZPYJ">pic.twitter.com/Il4VxeZPYJ</a></p>&mdash; DAZN Japan (@DAZN_JPN) <a href="https://twitter.com/DAZN_JPN/status/1901151203834335558?ref_src=twsrc%5Etfw">March 16, 2025</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> <blockquote class="twitter-tweet" data-media-max-width="560"><p lang="ja" dir="ltr">今季は一味違う<br><br>終盤に鹿島が粘り強さを発揮!<br><br>セットプレー崩れから<a href="https://twitter.com/hashtag/%E7%9F%A5%E5%BF%B5%E6%85%B6?src=hash&amp;ref_src=twsrc%5Etfw">#知念慶</a> 土壇場の同点ゴール<br><br>明治安田J1第6節<br>鹿島×浦和<br><a href="https://twitter.com/hashtag/DAZN?src=hash&amp;ref_src=twsrc%5Etfw">#DAZN</a> LIVE配信中<a href="https://twitter.com/hashtag/J%E3%81%BF%E3%82%88%E3%81%86%E3%81%9C?src=hash&amp;ref_src=twsrc%5Etfw">#Jみようぜ</a> <a href="https://twitter.com/hashtag/J%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%82%B0?src=hash&amp;ref_src=twsrc%5Etfw">#Jリーグ</a><a href="https://twitter.com/hashtag/%E9%B9%BF%E5%B3%B6%E6%B5%A6%E5%92%8C?src=hash&amp;ref_src=twsrc%5Etfw">#鹿島浦和</a> <a href="https://t.co/EZ7kadDJ7M">pic.twitter.com/EZ7kadDJ7M</a></p>&mdash; DAZN Japan (@DAZN_JPN) <a href="https://twitter.com/DAZN_JPN/status/1901167495366557712?ref_src=twsrc%5Etfw">March 16, 2025</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2025.03.16 16:21 Sun

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京都がGK太田岳志の再三好セーブでホーム初勝利! ラファエル・エリアスの1発浴びた広島は今季初黒星【明治安田J1第7節】

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5月24日に開幕する天皇杯の1回戦、2回戦の組み合わせ決定! 2回戦ではいわきvs秋田、徳島vs山口、千葉vs熊本は決定【天皇杯】

日本サッカー協会(JFA)は7日、第105回天皇杯の1回戦、2回戦の組み合わせを発表した。 天皇杯は5月24日(土)、25日(日)に開幕。1回戦には都道府県代表と、今シーズンからJ2に昇格したRB大宮アルディージャ、FC今治、カターレ富山と昨シーズンでJ2下位に終わった水戸ホーリーホック、大分トリニータ、愛媛FCの6チームが参加。さらに、アマチュアシードの東洋大学の参加が決定している。 各都道府県代表はこれから決定する中、1回戦、2回戦の対戦カードとキックオフ時間、スタジアムが決定した。なお、2回戦では、いわきFCvsブラウブリッツ秋田、徳島ヴォルティスvsレノファ山口FC、ジェフユナイテッド千葉vsロアッソ熊本は既に決定している。 なお、1回戦のFC今治vs鹿児島県代表、2回戦の藤枝MYFCvs山口県代表/岡山県代表のキックオフ時間とスタジアムに関しては調整中となっている。 3回戦は7月16日(水)、ラウンド16は8月6日(水)、準々決勝は8月27日(水)、準決勝は11月16日(日)、決勝は11月22日(土)となっている。 <h3>◆1回戦</h3> ▽5月24日(土) 《13:00》 【4】宮城県代表 vs 東洋大学 [みやぎ生協めぐみ野サッカー場・Bグラウンド] 【6】水戸ホーリーホック vs 神奈川県代表 [ケーズデンキスタジアム水戸] 【14】佐賀県代表 vs 熊本県代表 [SAGAサンライズパークSAGAスタジアム] 【16】岐阜県代表 vs 富山県代表 [岐阜メモリアルセンター長良川球技メドウ] 【21】京都府代表 vs 滋賀県代表 [たけびしスタジアム京都] 【23】奈良県代表 vs 新潟県代表 [ロートフィールド奈良] 【25】栃木県代表 vs 山形県代表 [栃木県グリーンスタジアム] 【26】愛媛FC vs 長崎県代表 [ニンジニアスタジアム] 【27】宮崎県代表 vs 鳥取県代表 [いちご宮崎新富サッカー場] 《15:00》 【1】香川県代表 vs 高知県代表 [Pikaraスタジアム] ▽5月25日(日) 《13:00》 【2】福井県代表 vs 静岡県代表 [テクノポート福井スタジアム] 【3】広島県代表 vs 徳島県代表 [エディオンピースウイング広島] 【5】福島県代表 vs 埼玉県代表 [とうほう・みんなのスタジアム] 【7】青森県代表 vs 北海道代表 [プライフーズスタジアム] 【8】三重県代表 vs 山梨県代表 [三重交通Gスポーツの杜鈴鹿サッカー・ラグビー場メインG] 【10】群馬県代表 vs 東京都代表 [アースケア敷島サッカー・ラグビー場] 【12】沖縄県代表 vs 大分県代表 [タピック県総ひやごんスタジアム] 【13】島根県代表 vs 福岡県代表 [島根県立浜山公園陸上競技場] 【15】山口県代表 vs 岡山県代表 [セービング陸上競技場] 【17】長野県代表 vs 大阪府代表 [サンプロアルウィンサンアル] 【18】石川県代表 vs 愛知県代表 [金沢ゴーゴーカレースタジアム] 【19】大分トリニータ vs 愛媛県代表 [クラサスドーム大分] 【20】和歌山県代表 vs 兵庫県代表 [和歌山県紀三井寺公園陸上競技場] 【22】カターレ富山 vs 千葉県代表 [高岡スポーツコアサッカー・ラグビー場高岡] 【24】岩手県代表 vs 秋田県代表 [いわぎんスタジアム] 《14:00》 【11】RB大宮アルディージャ vs 茨城県代表 [NACK5スタジアム大宮] 《調整中》 【9】FC今治 vs 鹿児島県代表 [※調整中] <h3>◆2回戦</h3> ▽6月11日(水) 《18:30》 【34】横浜F・マリノス vs 【7】の勝者 [ニッパツ三ツ沢球技場] 【42】サンフレッチェ広島 vs 【14】の勝者 [福山通運ローズスタジアム] 【49】徳島ヴォルティス vs レノファ山口FC [鳴門・大塚スポーツパークポカリスエットスタジアム] 【50】FC町田ゼルビア vs 【21】の勝者 [町田GIONスタジアム] 【56】名古屋グランパス vs 【27】の勝者 [豊田スタジアム] 《19:00》 【28】ヴィッセル神戸 vs 【1】の勝者 [ノエビアスタジアム神戸] 【29】ヴァンフォーレ甲府 vs 【2】の勝者 [JITリサイクルインクスタジアム] 【30】アルビレックス新潟 vs 【3】の勝者 [デンカビッグスワンスタジアム] 【31】柏レイソル vs 【4】の勝者 [三協フロンテア柏スタジアム] 【32】川崎フロンターレ vs 【5】の勝者 [Uvanceとどろきスタジアム by Fujitsu] 【33】ジュビロ磐田 vs 【6】の勝者 [ヤマハスタジアム(磐田)] 【35】いわきFC vs ブラウブリッツ秋田 [ハワイアンズスタジアムいわき] 【37】モンテディオ山形 vs 【9】の勝者 [NDソフトスタジアム山形] 【38】鹿島アントラーズ vs 【10】の勝者 [茨城県立カシマサッカースタジアム] 【39】V・ファーレン長崎 vs 【11】の勝者 [PEACE STADIUM Connected by SoftBank] 【40】アビスパ福岡 vs 【12】の勝者 [ベスト電器スタジアム] 【41】ファジアーノ岡山 vs 【13】の勝者 [JFE晴れの国スタジアム] 【44】湘南ベルマーレ vs 【16】の勝者 [レモンガススタジアム平塚] 【45】清水エスパルス vs 【17】の勝者 [IAIスタジアム日本平] 【48】セレッソ大阪 vs 【20】の勝者 [ヨドコウ桜スタジアム] 【51】ベガルタ仙台 vs 【22】の勝者 [キューアンドエースタジアムみやぎ] 【52】京都サンガF.C. vs 【23】の勝者 [サンガスタジアム by KYOCERA] 【54】東京ヴェルディ vs 【25】の勝者 [味の素スタジアム] 【55】サガン鳥栖 vs 【26】の勝者 [駅前不動産スタジアム] 【57】ジェフユナイテッド千葉 vs ロアッソ熊本 [フクダ電子アリーナ] 《調整中》 【43】藤枝MYFC vs 【15】の勝者 [※調整中※調整中] ▽6月18日(水) 《18:30》 【53】横浜FC vs 【24】の勝者 [ニッパツ三ツ沢球技場] 《19:00》 【36】ガンバ大阪 vs 【8】の勝者 [パナソニック スタジアム 吹田] 【46】FC東京 vs 【18】の勝者 [味の素スタジアム] 【47】北海道コンサドーレ札幌 vs 【19】の勝者 [大和ハウスプレミストドーム] 2025.03.07 17:25 Fri

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