3選手の連れ戻しをレアルが検討中…レンタル先で活躍のラファ・マリンら

2024.02.18 23:00 Sun
レンタル先アラベスで活躍中のラファ・マリン
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レンタル先アラベスで活躍中のラファ・マリン
レアル・マドリーが他クラブへ放出した選手の再加入を選択肢に考えているようだ。

現在ラ・リーガで首位を走り、チャンピオンズリーグ(CL)でも準々決勝進出が見えているマドリー。新戦力ではドルトムントから大金をはたいて獲得したイングランド代表MFジュード・ベリンガムが驚異的な活躍を見せている他、ミランからレンタルバックしたスペイン代表MFブラヒム・ディアスや、ラージョ・バジェカーノから買い戻したスペイン代表DFフラン・ガルシアなども戦力としてチームに貢献している。

周知の通り、マドリーは他クラブへ放出した選手でも手の届く範囲にとどめていることが多く、レアル・ソシエダで活躍する日本代表MF久保建英もその1人。50%の保有権があることから、今夏の買い戻しがにわかに囁かれていたが、最近2029年までの契約延長にサインしたこともあり、可能性はかなり低くなると考えられている。
しかし、スペイン『マルカ』によると、マドリーが今夏の再加入を検討しているのは久保ではなく、カンテラ出身の3選手とのこと。アラベスにレンタル移籍中のU-21スペイン代表DFラファ・マリン(21)、ラツィオのU-21スペイン代表DFマリオ・ヒラ(23)、ジローナのU-21スペイン代表DFミゲル・グティエレス(22)のようだ。

マリンは191cmのセンターバックで、昨夏アラベスへ武者修行。ここまで主力としてラ・リーガの21試合に出場し、来シーズンの復帰は確実とみられている。
同じくセンターバックのヒラは2022年夏にラツィオへ完全移籍したが、久保と同様にマドリーが保有権を50%残している形。昨年11月下旬あたりからレギュラーの座を勝ち取った今シーズンは、ここまでセリエAで11試合に出場している。

リーグ首位を争うジローナのグティエレスも2022年夏にマドリーから完全移籍。左サイドバックや左ウイングバックとしてチームの躍進を支えており、マドリーは安価での買い戻しが可能と言われている。

また、昨夏買い取りオプション付きのレンタルでミランへと移籍したスペイン人DFアレックス・ヒメネス(18)の動向も注視している模様。他にも多くの選手がマドリーの支配下にあり、さらなる成長が期待されている。

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21世紀の出場試合数ランキング発表! 首位は1145試合のC・ロナウド、トップ10に日本人選手がランクイン

IFFHS(国際サッカー歴史統計連盟)が、21世紀で最もプレーした選手のランキングを発表。トップ10には日本人選手もランクインした。 様々な統計を行うIFFHS。2022年までのデータを集計し、21世紀に入ってからのプレーした試合数をもとにランキングを作成した。 対象となるのは、各国のリーグ戦やカップ戦、国際カップ戦、代表チームの試合も含まれ、全ての公式戦が対象になっている。 今回の統計では1000試合以上プレーした選手が3人に増加。首位は昨年と変わらず、サウジアラビアへ活躍の場を移したポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウド(アル・ナスル)となり、1145試合を記録した。 2022年に1000試合を突破したのは、ブラジル代表DFダニエウ・アウベス(UNAMプーマス)とアルゼンチン代表FWリオネル・メッシ(パリ・サンジェルマン)。アウベスは1033試合、メッシは1003試合となった。メッシはカタール・ワールドカップ(W杯)での試合で1000試合を超えたことになる。 そんな中、8位には日本人がランクイン。941試合に出場したMF遠藤保仁(ジュビロ磐田)だ。遠藤はガンバ大阪と磐田、そして日本代表での試合が21世紀に含まれている。なお、アジア人でも唯一となり、900試合以上を達成しているのも12名となっている。 ◆21世紀の出場試合数ランキング 合計(国内リーグ/国内カップ/国際カップ/代表) 1位:クリスティアーノ・ロナウド(ポルトガル) 1145試合(651/93/205/196) 2位:ダニエウ・アウベス(ブラジル) 1033試合(620/115/172/126) 3位:リオネル・メッシ(アルゼンチン) 1003試合(559/102/170/172) 4位:イケル・カシージャス(スペイン) 974試合(585/57/171/161) 5位:ジョアン・モウティーニョ(ポルトガル) 958試合(563/107/142/146) 6位:ズラタン・イブラヒモビッチ(スウェーデン) 948試合(603/72/152/121) 7位:ルカ・モドリッチ(クロアチア) 947試合(569/69/146/162) 8位:遠藤保仁(日本) 941試合(606/117/66/152) 9位:チャビ・エルナンデス(スペイン) 937試合(536/95/174/132) 10位:セルヒオ・ラモス(スペイン) 935試合(534/70/151/180) 11位:アンドレス・イニエスタ(スペイン) 933試合(552/98/152/131) 12位:ロジェリオ・セニ(ブラジル) 904試合(675/71/149/9) 2023.01.12 12:45 Thu
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リオ州政府が“ヴィニ・ジュニオール法”を制定…マドリーFWにちなんだ反人種差別法

ブラジルのリオデジャネイロ州政府が、“ヴィニ・ジュニオール法”と呼ばれる反人種差別法を制定した。『ロイター通信』が伝えている。 5日に発表された同法は、レアル・マドリーのブラジル代表FWヴィニシウス・ジュニオールにちなんだ反人種差別法で、人種差別行為があった場合にスポーツイベントの中断あるいは中止を決定できる趣旨の法律だ。 ヴィニシウスは、今年5月に行われたラ・リーガでのバレンシア戦で一部のホームサポーターから人種的虐待を受けた。ラ・リーガが同シーズンに検察に報告した同様の事件は10件目となった。 リオデジャネイロの地元メディアによると、この法律はバレンシアのメスタージャで起きた、前述の事件に対するヴィニシウスの対応に触発されたものだという。 リオデジャネイロ州政府が6月に全会一致で承認した“ヴィニ・ジュニオール法”には、人種差別の苦情処理や教育キャンペーンの義務化に関する議定書も含まれている。 リオデジャネイロのスポーツ長官を務めるラファエル・ピッチャーニ氏は、「リオデジャネイロで生まれ育ったブラジルフットボール界のアイドル」に敬意を表するのは光栄だとコメント。 「ヴィニシウスはフットボーラーとしてのここまでのキャリアのすべての功績に加えて、人種差別との戦いの象徴にもなった」 2023.07.06 15:38 Thu
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エジル氏の答えは「アルダ・ギュレル」、メッシorロナウドの質問に縁ある19歳推す

元ドイツ代表MFメスト・エジル氏は、やはりレアル・マドリーのトルコ代表MFアルダ・ギュレルがお気に入りのようだ。 かつてマドリーやアーセナルといったビッグクラブで活躍し、2023年3月にイスタンブール・バシャクシェヒルで現役を退いたエジル氏。最近では引退後の肉体改造も話題を呼んだ。 そんななか、エジル氏は出席したイベントで「メッシorロナウド?」というサッカー界でお馴染みの質問を受けることに。笑いながら「アルダ・ギュレル」と答え、場内を沸かせた。 自身と同じレフティの天才肌とはフェネルバフチェ時代に共闘。16歳の若さでファーストチームデビューを飾った神童に対し、移籍のタイミングに関するアドバイスを送ったという報道もあった。 エジル氏にとってはポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドも元同僚だが、今回は自らのルーツでもあるトルコの期待の星を選択。自身と同様にマドリーでプレーするなど、縁の深い19歳を気にかけている。 <span class="paragraph-title">【動画】会場が沸く! エジル氏の回答</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="mmx__lcXPtA";var video_start = 0;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2024.10.17 17:20 Thu
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ムバッペ母「交渉は終了、決めるのはキリアン」

パリ・サンジェルマン(PSG)のフランス代表FWキリアン・ムバッペの母親が息子の去就について言及している。中東『Kora Plus』のインタビューで答えている。 新シーズン、レアル・マドリーへの加入が報じられるムバッペだが、母親であるファイザ・ラマリさんは現在の状況について以下のような見解を示している。 「PSGとレアル・マドリーのオファーはほぼ変わらない。交渉は終了したわ。今は息子の判断を待っている状況よ」 スペイン『EL PAÍS』によればレアル・マドリーは肖像権の50%譲渡を契約に入れているとのことで、この点がムバッペ側のネックになっていると見られている。 対するPSGは肖像権の100%譲渡に加え、破格のボーナスも準備している模様。ムバッペの決断が待たれるところだ。 2022.05.21 00:30 Sat

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