ゴールが全てを解決する…/原ゆみこのマドリッド
2026.01.24 20:00 Sat
「もしかしたら、とてもオメデタイ人たちだったのかも」そんな風に私が呆れていたのは木曜日、アリ・サミ・イェン・スポル・コンプレクシから引き揚げるアトレティコの選手たちが、CLリーグフェーズのトップ8に「Nos vamos a meter/ノス・バモス・ア・メテール(ウチは入れる)」と確信していたという、マルカ(スポーツ紙)の記事を見つけた時のことでした。いやあ、恐れていた通り、まだ緩解していなかったアウェイ弱者癖と、年明けから始まった1試合1得点限定病がイスタンブールでのガラタラサライ戦でも炸裂。私も近所のバル(スペインの喫茶店兼バー)のTVの前でまたデジャブ気分に浸りながら、その情けない姿にイライラしていたんですけどね。
実際、今年になってからの4試合、1-0で勝てたのはリーガ前節のアラベス戦とコパ・デル・レイ16強対決デポルティボ(2部)戦だけで、レアル・ソシエダには追いつかれて1-1のドロー、スペイン・スーパーカップ準決勝ダービーではお隣りさんに1-2で敗戦と、大体がして、たった1点取っただけで勝てると思う方が大間違い。トルコ・スーパーリグ首位チームにも追いつかれた後、勝ち越し点が挙げられず、引分けで終わったため、7節前は8位だったのが、12位まで落ちてしまったから、さあ大変!
だってえ、この7試合で勝ち点13を貯めたチームは8つもあって、その間の順位は得失点差で決まるんですが、1試合1得点は最近のこととしても、16得点しても13失点しているアトレティコはプラス3。同じ勝ち点ながら、6、7、8位でトップ8に入っているPSG、ニューキャッスルはプラス10、チェルシーもプラス9とその差は歴然なんですよお。もちろん来週の最終節でアトレティコが勝って、その上にいるトッテナム、リバプール、レアル・マドリーが負ければ、勝ち点数で上回ることはできますが、それぞれフランクフルト、カラバフ、ベンフィカに勝てないなんてことありうる?
勝ち点13組だって、勝つチームは幾つもあるでしょうし、いくらシメオネ監督のチームがメトロポリターノにボデ/グリムト(ノルウェー)を迎えるったって、ええ、彼ら、7節でマンチェスター・シティに3-1で勝つ波乱を起こしていましたしね。以前はよく、カラバフなり、クラブ・ブルージュなり、弱小リーグの聞きなれないチームと当たるたびに躓いてきた黒歴史がアトレティコにはある上、1試合1得点限定病の今、goleada(ゴレアダ/ゴールラッシュ)で勝てるなんて考えている選手がホントにいたら、むしろそっちの方が怖いかと。それでも救いがあるとしたら、万が一、ボデに負けても16強対決プレーオフ出場は揺るがないことでしょうか。
え、今週はマドリーもCL7節があったんだろうって?その通りで一足早く、火曜にモナコをベルナベウに迎えたんですが、いや本当に先週末のレバンテ戦はミソギだったんですね。この日はベリンガムやビニシウスのメンバー紹介アナウンス時にもpito(ピト/ブーイング)はなし。同時にCL恒例のモザイクも大幕も出なかったため、地味な感じでキックオフとなったんですが、まさか私が思い描いていたのと寸分違わぬ、ブーイングシャットダウン作戦が実現しているんですから、驚いたの何のって。
そう、まずは開始5分、それまでまだ懐疑的だったファンをうならせたのはエムバペで、マスタントゥオノ、バルベルデを経たボールから、先制点を奪っため、序盤からスタンドをゴール祝いで沸かせることに成功。その後もシュートを撃ち続けたマドリーは、いえ、時々、モナコにボールを取られ、アンス・ファティがゴール前でフィニッシュを失敗してくれるなんて幸運もあったんですけどね。ここで同点にされていたら、またブーイングが始まるんじゃないかという恐れもあったものの、26分にはビニシウスがエムバペにアシストして2点目が決まったため、2-0で心穏やかにハーフタイムに入れることに。
でもねえ、まだこれで終わりじゃなかったんですよ。後で「En los últimos partidos no me sentí cómodo porque cada vez que hacía algo mal me abucheaban/エン・ロス・ウルティモス・パルティードス・ノー・メ・センティ・コモドー・ポルケ・カーダ・ベス・ケ・アシア・アルゴ・マル・メ・アブチェアバン(ここ最近の試合は何か間違うたびにブーイングされて居心地が悪かった)」と告白していたビニシウスにもこの試合、サッカーの神様はその改心を評価して、ゴールという形のご褒美を贈ってくれたから。そう、モナコが3人一斉交代をしたあとの18分、彼のエリア内からのシュートがすっぽりゴールに収まり、レバンテ戦の後、「ビニシウスにボールを送るよう、チームメートに頼む」と言ってくれたアルベロア監督と熱い抱擁を交わして祝うことに。
ただ、得失点差が大きく物言うリーグフェーズだけだったため、27分には油断から、セバージョスがGKクルトワからエリア内でもらったボールをテゼに奪われ、1点を返されてしまったのは唯一の汚点でしたが、これだけ点差があれば、もうブーイングの余地はまったくなし。ええ、35分にはバルベルデのスルーパスから、ベリンガムも決めて、6-1になりましたしね。まあモナコも枠内シュートは6本と、マドリーより1本多いくらいだったんですが、サッカーの正義はゴール。ここはレバンテ戦でのブーイング攻勢にマジメに反省して、高い決定力を見せたマドリーを褒めるしかありませんって。
この勝利により、順位を7位から3位に上げたマドリーは来週、水曜午後9時から、リスボンでモウリーニョ監督の率いるベンフィカと最終節で対戦。まだトップ8は確定していないものの、相手はプレーオフ圏外の29位ですし、引分けでも16強対決直接進出が叶うんじゃないかと言われていますが、さて。ええ、その前には土曜午後9時(日本時間翌午前5時)から、ラ・セラミカでのビジャレアル戦もありますからね。火曜のアヤックス戦でも1-2で負け、すでにCL敗退が決まっているマルセリーノ監督のチームですが、リーガでは3位と好調とあって、油断はできないかと。それでも水曜にはブラヒムがアフリカ・ネーションズカップ準優勝のモロッコ代表から帰還していますし、何はともあれ、エムバペが健康である限り、勝ち点1差に迫った首位バルサ追撃にも自信を持って挑めそうですよね。
そして翌水曜、意気揚々と月曜夕方には初めて見る真っ赤なスウェット上下を着て、イスタンブールに上陸していたアトレティコがガラタサライと対決。そう、立ち上がりはよくて、開始2分のフリアン・アルバレスのシュートはこのところのお約束通り、外れてしまった後、4分にルッジェーリのクロスをジュリアーノがヘッドで決め、あっという間に先制していましたからね。それを見て、とうとうアウェイ弱者を返上する日が来たのかと浮かれてしまった自分は何てバカだったんでしょう。
だってえ、20分にサライがゴール前に送ったパスをジョレンテがオウンゴールにして、同点になった後、まったくスコアが動かなかったんですよ。この日も12回(枠内5本)もシュートを撃ちながら、まるで1試合で1得点以上取るのは禁じられているかのように、セルロートもフリアンも外しまくり、後半にグリーズマンやバエナが入ってもまったく状況は変わらず。うーん、39分には近めの距離からのFKがあって、デポルティボ戦の再現が期待されたんですけどね。そうそう上手くはいかず、この日はグリーズマンもGKチャクルに止められてしまったとなれば、どうしようもありませんって。
それどころか、後半ロスタイムにはサラにフリーでシュートを撃たれ、GKオブラックのparadon(パラドン/スーパーセーブ)と罪滅ぼしに必死だったジョレンテの高速クリアがなければ、引分けでもプレーオフ出場圏内維持には十分だったガラタサライに土壇場で負けていたところでしたが、いやあ(https://x.gd/9i55i)。1月の市場で移籍した4人のうち、FWのラスパドリ(アタランタ)とカルロス・マルティン(ラージョ)はほとんどゴールを決めていなかったんですけどね。こんな状態が続くようでは、シメオネ監督は「La contundencia es para todos, no sólo para los delanteros/ラ・コントゥンデンシア・エス・パラ・トードス、ノー・ソロ・パラ・ロス・デランテーロス(決定力は皆に必要、FWだけではない)」と言っていたものの、やっぱり点の取れるアタッカーの緊急補強はマストになるかと思いますが、それがイ・ガンイン(PSG)でいいのかは微妙。
それより何より、フリアンに一刻も早くゴールを取り戻してもらうことが肝心ですが、この週末の日曜午後2時(日本時間午後10時)、メトロポリターノでのマジョルカ戦、そしてトップ8入りの奇跡が懸かったボデ戦で果たしてその願いは叶う?現在、トップチームの選手がたったの20人の少数精鋭というのも、2月にCL16強対決プレーオフに参加するなら、何としてでも増やしておかないといけませんよね。
そして水曜夜の試合ではバルサが零下10℃の極寒の中、スラビア・プラハに2-4で勝ち、アトレティコと同じ勝ち点13で9位に。アスレティックもアタランタに2-3の逆転勝ちをして、23位でプレーオフ入りの可能性を高めたなんてこともあったんですが、一応、マドリッドの弟分チームたちの週末の予定もお伝えしておくと。このリーガ21節では土曜にラージョがエスタディオ・バジェカスにオサスナを迎えて先陣を切るんですが、水曜にはカルロス・マルティンに続く、2人目のFW、イリアス・マコマシュがビジャレアルからのレンタルで加入。
何せ、せっかく今年は幸先よく2連勝で始まったものの、直近ではアラベスにコパ16強対決で敗退、更にリーガのセルタ戦にも3-0で負けて、コンフェレンスリーグがない間にリーガで1部残留に近づくという計画が頓挫しかけているイニゴ・ペレス監督のチームですからね。とにかくこの、順位は12位と1つ上でも、勝ち点数は同じオサスナとの一戦で勝っておかないと、次はベルナベウでの兄弟分ダービーというのが辛いところかと。
一方、とうとう水曜には4人目の補強、こちらもFWで24才のルイス・バスケスがアンデルレヒトからレンタルで到着したヘタフェは月曜試合でジローナ戦なんですが、今週は滅多にない悲劇に見舞われてしまってねえ。実は日曜にスペインではAVE(高速鉄道)がコルドバの近くで脱線、すれ違い中だった列車とぶつかって、45人もの死者が出る大惨事となったんですが、何とその乗客の中に18才の左SBダビンチの父親がいたんですよ。
いえ、現在、ダビンチは負傷中で試合には出ていないんですけどね。父のダビド・コルドバさんは日曜にコリセウムであったバレンシア戦を見た後、その列車に乗って帰宅したんですが、事故直後から行方不明とされ、火曜には死亡していたことが判明。選手たちの気持を考えると、とても試合どころではないでしょうが、こればっかりはねえ。ちなみに補強は相手のジローナの方も着々と進んでいて、水曜にはバルサからGKテア・シュテーゲンもレンタルで加入。向こうは11位、ヘタフェは16位ではあるものの、勝ち点差はたった3だけのため、ここは6試合ぶりの勝利を挙げ、ダビンチのお父さんへの手向けにできるといいのですが…。
実際、今年になってからの4試合、1-0で勝てたのはリーガ前節のアラベス戦とコパ・デル・レイ16強対決デポルティボ(2部)戦だけで、レアル・ソシエダには追いつかれて1-1のドロー、スペイン・スーパーカップ準決勝ダービーではお隣りさんに1-2で敗戦と、大体がして、たった1点取っただけで勝てると思う方が大間違い。トルコ・スーパーリグ首位チームにも追いつかれた後、勝ち越し点が挙げられず、引分けで終わったため、7節前は8位だったのが、12位まで落ちてしまったから、さあ大変!
だってえ、この7試合で勝ち点13を貯めたチームは8つもあって、その間の順位は得失点差で決まるんですが、1試合1得点は最近のこととしても、16得点しても13失点しているアトレティコはプラス3。同じ勝ち点ながら、6、7、8位でトップ8に入っているPSG、ニューキャッスルはプラス10、チェルシーもプラス9とその差は歴然なんですよお。もちろん来週の最終節でアトレティコが勝って、その上にいるトッテナム、リバプール、レアル・マドリーが負ければ、勝ち点数で上回ることはできますが、それぞれフランクフルト、カラバフ、ベンフィカに勝てないなんてことありうる?
え、今週はマドリーもCL7節があったんだろうって?その通りで一足早く、火曜にモナコをベルナベウに迎えたんですが、いや本当に先週末のレバンテ戦はミソギだったんですね。この日はベリンガムやビニシウスのメンバー紹介アナウンス時にもpito(ピト/ブーイング)はなし。同時にCL恒例のモザイクも大幕も出なかったため、地味な感じでキックオフとなったんですが、まさか私が思い描いていたのと寸分違わぬ、ブーイングシャットダウン作戦が実現しているんですから、驚いたの何のって。
そう、まずは開始5分、それまでまだ懐疑的だったファンをうならせたのはエムバペで、マスタントゥオノ、バルベルデを経たボールから、先制点を奪っため、序盤からスタンドをゴール祝いで沸かせることに成功。その後もシュートを撃ち続けたマドリーは、いえ、時々、モナコにボールを取られ、アンス・ファティがゴール前でフィニッシュを失敗してくれるなんて幸運もあったんですけどね。ここで同点にされていたら、またブーイングが始まるんじゃないかという恐れもあったものの、26分にはビニシウスがエムバペにアシストして2点目が決まったため、2-0で心穏やかにハーフタイムに入れることに。
いやあ、さすがにあれだけブーイングを受けたせいか、ビニシウスも思い至るところがあったんでしょうかね。この日はチームに奉仕することに重きを置いたのか、後半6分には再び、マスタントゥオノにラストパス。この日は夏のマドリーの入団プレゼン時にしていた丸刈り金髪ヘアに戻していた18才に3点目のゴールをプレゼントしていたんですが、まさか10分にゴール前に送ったパスまで、モナコのケーレンが撃ち込んでいるとはこれ如何に。オウンゴールで4点目が入ったとなれば、まさにマドリーファンにブーイングのキッカケを与えず、逆に歓喜させるゴレアダシナリオが完成したと言っても過言ではない?
でもねえ、まだこれで終わりじゃなかったんですよ。後で「En los últimos partidos no me sentí cómodo porque cada vez que hacía algo mal me abucheaban/エン・ロス・ウルティモス・パルティードス・ノー・メ・センティ・コモドー・ポルケ・カーダ・ベス・ケ・アシア・アルゴ・マル・メ・アブチェアバン(ここ最近の試合は何か間違うたびにブーイングされて居心地が悪かった)」と告白していたビニシウスにもこの試合、サッカーの神様はその改心を評価して、ゴールという形のご褒美を贈ってくれたから。そう、モナコが3人一斉交代をしたあとの18分、彼のエリア内からのシュートがすっぽりゴールに収まり、レバンテ戦の後、「ビニシウスにボールを送るよう、チームメートに頼む」と言ってくれたアルベロア監督と熱い抱擁を交わして祝うことに。
ただ、得失点差が大きく物言うリーグフェーズだけだったため、27分には油断から、セバージョスがGKクルトワからエリア内でもらったボールをテゼに奪われ、1点を返されてしまったのは唯一の汚点でしたが、これだけ点差があれば、もうブーイングの余地はまったくなし。ええ、35分にはバルベルデのスルーパスから、ベリンガムも決めて、6-1になりましたしね。まあモナコも枠内シュートは6本と、マドリーより1本多いくらいだったんですが、サッカーの正義はゴール。ここはレバンテ戦でのブーイング攻勢にマジメに反省して、高い決定力を見せたマドリーを褒めるしかありませんって。
この勝利により、順位を7位から3位に上げたマドリーは来週、水曜午後9時から、リスボンでモウリーニョ監督の率いるベンフィカと最終節で対戦。まだトップ8は確定していないものの、相手はプレーオフ圏外の29位ですし、引分けでも16強対決直接進出が叶うんじゃないかと言われていますが、さて。ええ、その前には土曜午後9時(日本時間翌午前5時)から、ラ・セラミカでのビジャレアル戦もありますからね。火曜のアヤックス戦でも1-2で負け、すでにCL敗退が決まっているマルセリーノ監督のチームですが、リーガでは3位と好調とあって、油断はできないかと。それでも水曜にはブラヒムがアフリカ・ネーションズカップ準優勝のモロッコ代表から帰還していますし、何はともあれ、エムバペが健康である限り、勝ち点1差に迫った首位バルサ追撃にも自信を持って挑めそうですよね。
そして翌水曜、意気揚々と月曜夕方には初めて見る真っ赤なスウェット上下を着て、イスタンブールに上陸していたアトレティコがガラタサライと対決。そう、立ち上がりはよくて、開始2分のフリアン・アルバレスのシュートはこのところのお約束通り、外れてしまった後、4分にルッジェーリのクロスをジュリアーノがヘッドで決め、あっという間に先制していましたからね。それを見て、とうとうアウェイ弱者を返上する日が来たのかと浮かれてしまった自分は何てバカだったんでしょう。
だってえ、20分にサライがゴール前に送ったパスをジョレンテがオウンゴールにして、同点になった後、まったくスコアが動かなかったんですよ。この日も12回(枠内5本)もシュートを撃ちながら、まるで1試合で1得点以上取るのは禁じられているかのように、セルロートもフリアンも外しまくり、後半にグリーズマンやバエナが入ってもまったく状況は変わらず。うーん、39分には近めの距離からのFKがあって、デポルティボ戦の再現が期待されたんですけどね。そうそう上手くはいかず、この日はグリーズマンもGKチャクルに止められてしまったとなれば、どうしようもありませんって。
それどころか、後半ロスタイムにはサラにフリーでシュートを撃たれ、GKオブラックのparadon(パラドン/スーパーセーブ)と罪滅ぼしに必死だったジョレンテの高速クリアがなければ、引分けでもプレーオフ出場圏内維持には十分だったガラタサライに土壇場で負けていたところでしたが、いやあ(https://x.gd/9i55i)。1月の市場で移籍した4人のうち、FWのラスパドリ(アタランタ)とカルロス・マルティン(ラージョ)はほとんどゴールを決めていなかったんですけどね。こんな状態が続くようでは、シメオネ監督は「La contundencia es para todos, no sólo para los delanteros/ラ・コントゥンデンシア・エス・パラ・トードス、ノー・ソロ・パラ・ロス・デランテーロス(決定力は皆に必要、FWだけではない)」と言っていたものの、やっぱり点の取れるアタッカーの緊急補強はマストになるかと思いますが、それがイ・ガンイン(PSG)でいいのかは微妙。
それより何より、フリアンに一刻も早くゴールを取り戻してもらうことが肝心ですが、この週末の日曜午後2時(日本時間午後10時)、メトロポリターノでのマジョルカ戦、そしてトップ8入りの奇跡が懸かったボデ戦で果たしてその願いは叶う?現在、トップチームの選手がたったの20人の少数精鋭というのも、2月にCL16強対決プレーオフに参加するなら、何としてでも増やしておかないといけませんよね。
そして水曜夜の試合ではバルサが零下10℃の極寒の中、スラビア・プラハに2-4で勝ち、アトレティコと同じ勝ち点13で9位に。アスレティックもアタランタに2-3の逆転勝ちをして、23位でプレーオフ入りの可能性を高めたなんてこともあったんですが、一応、マドリッドの弟分チームたちの週末の予定もお伝えしておくと。このリーガ21節では土曜にラージョがエスタディオ・バジェカスにオサスナを迎えて先陣を切るんですが、水曜にはカルロス・マルティンに続く、2人目のFW、イリアス・マコマシュがビジャレアルからのレンタルで加入。
何せ、せっかく今年は幸先よく2連勝で始まったものの、直近ではアラベスにコパ16強対決で敗退、更にリーガのセルタ戦にも3-0で負けて、コンフェレンスリーグがない間にリーガで1部残留に近づくという計画が頓挫しかけているイニゴ・ペレス監督のチームですからね。とにかくこの、順位は12位と1つ上でも、勝ち点数は同じオサスナとの一戦で勝っておかないと、次はベルナベウでの兄弟分ダービーというのが辛いところかと。
一方、とうとう水曜には4人目の補強、こちらもFWで24才のルイス・バスケスがアンデルレヒトからレンタルで到着したヘタフェは月曜試合でジローナ戦なんですが、今週は滅多にない悲劇に見舞われてしまってねえ。実は日曜にスペインではAVE(高速鉄道)がコルドバの近くで脱線、すれ違い中だった列車とぶつかって、45人もの死者が出る大惨事となったんですが、何とその乗客の中に18才の左SBダビンチの父親がいたんですよ。
いえ、現在、ダビンチは負傷中で試合には出ていないんですけどね。父のダビド・コルドバさんは日曜にコリセウムであったバレンシア戦を見た後、その列車に乗って帰宅したんですが、事故直後から行方不明とされ、火曜には死亡していたことが判明。選手たちの気持を考えると、とても試合どころではないでしょうが、こればっかりはねえ。ちなみに補強は相手のジローナの方も着々と進んでいて、水曜にはバルサからGKテア・シュテーゲンもレンタルで加入。向こうは11位、ヘタフェは16位ではあるものの、勝ち点差はたった3だけのため、ここは6試合ぶりの勝利を挙げ、ダビンチのお父さんへの手向けにできるといいのですが…。
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勝っても懸念の種は尽きない…/原ゆみこのマドリッド
「たった3日で雰囲気がガラッと変わったら、そっちの方が怖いよね」そんな風に私が訝っていたのは月曜日。レバンテ戦でミソギは済んだため、ベルナベウのファンはCLモナコ戦でレアル・マドリーを応援してくれるはずという楽観論をスポーツ紙で読んだ時のことでした。 スペイン・スーパーカップ(スーペルコパ)決勝でバルサに負けた後、シャビ・アロンソ監督がサプライズ退任。RMカスティージャから昇格したアルバロ・アルベロア監督の初陣となったコパ・デル・レイのラウンド16では、2部のアルバセテに敗退という最悪な結果が出たせいで、土曜日のホームゲームでは予想通り、スタジアム内にファンのpito(ピト/ブーイング)がこだましていたんですけどね。 それでも後半にマドリーがリードすると、徐々にスタンドは沈静化。最後までしつこくピーピーされていたのは、アロンソ監督体制崩壊の元凶とされているヴィニシウスだけでした。ただ、監督交代により、マドリーのプレーが劇的に良くなった訳ではないですからね。となると、フォンド・スール(南側ゴール裏)に陣取る応援団以外の一般のファンが、そう簡単に怒りを忘れるようには思えないんですが……。でもモナコ戦のキックオフ直後から、goleada(ゴレアダ/ゴールラッシュ)が始まれば、その限りではなし? ちなみに土曜の試合がどんなだったかというと──、あそこまで徹底したブーイング攻勢にお目にかかるのは本当に久々でした。試合前のアップに選手たちが出て来た途端から始まったんですよ。スタンドにファンが増えるにつれ、そのボリュームも上がる一方で、スタメン紹介で360度スクリーンにベリンガムとヴィニシウスが現れるとテンションはマックスに。当然、選手入場時もブーイングの嵐で、試合が動きだせば、ヴィニシウスがボールを持つ度に集中砲火。過去にはブラジル人のロナウドやクリスチアーノ・ロナウドなんかもブーイングされていたのを目撃はしていたんですけどね。その激しさときたら、とてもじゃないけど比べようがありませんって。 おかげで前半はマドリーの選手たちも委縮してしまったか、得点することはできず。ただ、レバンテの決定力のなさにも助けられて0-0で終わって、幸いだったぐらいなんですけどね。もちろん、ロッカールームに引き上げる時も盛大なブーイングを浴びたマドリーは、後半頭から、カマヴィンガとゴンサロをギュレルとマスタントゥオノに交代。それだけでなく、アルベロア監督の「Teníamos que darle una mayor velocidad a la circulación de balón/テニアモス・ケ・ダールレ・ウナ・マジョール・ベロシダッド・ア・ラ・シルクラシオン・デ・バロン(ウチはボール回しの速度を上げる必要があった)」という指導も良かったんでしょうか。 コパのアルバセテ戦から続いていた『トロトロモード』から少しマシになったかもと思っていれば、56分にはギュレルのスルーパスを追ったエムバペがエリア内でデラに倒され、PKをゲット。まだまだヒザの状態が良くないのですが、それでもこのPKを決めて、マドリーに先制点をもたらしてくれました。これでもう今季30得点って、シーズンはやっと折り返したばかりですからね。1年目の昨季に記録した44得点を大幅に上回る、60得点ぐらいは軽くいっちゃう? これでようやくレバンテの守備の壁に穴を開けたマドリーは65分にも、ギュレルが完璧なCKをエリア内に送り、アセンシオのヘッドで2点目をゲット。リュディガーのケガ、ハイセンの不調により守備の要として頼りにされるようになってきたカンテラーノ(RMカスティージャ出身の選手)はコパで鼻中骨を骨折し、この日はフェイスガード着用でプレーしていたんですが、どうやら頭を使うのに支障はなかったよう。 結局、その後は追加点が入らず、試合は2-0で終わったんですが、おかげで選手たちもそれ以上のブーイングは受けずにピッチで勝利を祝えることに。一番の被害者だったヴィニシウスなど、真っ先に姿を消していましたしね。ぶっちゃけ、私など、モナコ戦では彼を出さなければ、マドリーはもっと平穏にプレーできるんじゃないかと思ったものでしたが、アルベロア監督の意見は真逆でねえ。「Voy a trabajar por mejorar a Vinicius/ボイ・ア・トラバハール・ポル・メホラル・ア・ビニシウス(ビニシウスをより良くするために働く)。彼にはできるだけ多くのボールを渡すよう、チームメートに頼むつもりだ」そうですが、いやあ。 というのもバルサ戦でゴールを挙げるまで、14試合程、無得点が続いていた彼ですからね。ただ、火曜午後9時(日本時間翌午前5時)からのモナコ戦には、アフリカネーションズカップの決勝でPKを失敗したブライムがまだ戻ってきていないだけでなく、ロドリゴもまだケガが治っておらず。ヴィニシウスはチームに必要なんですが、それだと心配なのは場内からのブーイングかと。試合前日会見で話したエムバペなど、「El madridismo está enfadado, pero está con nosotros/エル・マドリディスモ・エスタ・エンファダード、ペロ・エスタ・コン・ノソトロス(マドリーファンは怒っているけど、ボクらと一緒にいる)」と言っていたものの、それもチームが勝ってくれればこそですからね。 一応、相手はリーグ1で4連敗中の9位、CLリーグフェーズも18位と、マドリー優位には見えるものの、ロドリゴ以外にもリュディガー、ミリトン、メンディ、トレントが負傷中、さらにはカレラスも出場停止と、この試合も出られない選手は少なくないし。エムバペが復活したのが何よりとはいえ、果たしてアルベロア監督はモナコにも勝って、ベルナベウを平常状態に戻すことができるのでしょうか。 そして翌日曜日はマドリッド勢の残り3チームの出番だったんですが、連続時間帯開催にされてしまったため、私はコリセウムをパスして、1カ月以上ぶりにメトロポリターノに帰ってくるアトレティコのアラベス戦を見に行くことに。 このところ5試合白星がない弟分のヘタフェも心配ではあったんですけどね。結果的に午後2時からのヘタフェvsバレンシアの決着がついたのは84分、ウグリニッチのスルーパスから、ガジャがvaselina(バセリーナ/ループシュート)で決めたゴールで、惜しくも0-1と負けてしまったんですが、梯子観戦の場合、その頃は私もとうに午後4時15分キックオフのメトロポリターノに移動すべく、スタジアムを出ていたはず。どっちにしろ自分の目で見ることはできなかったかと。 まあ、これで6試合勝っていないことになったボルダラス監督のチームに関しては、先週金曜日から、とうとう緊急補強が始まって、最初に決まったFWサトリアーノ(オリンピック・リヨンからレンタル)は早速バレンシア戦のスタメンに入っていましたし、ボッセリ(リーベル・プレートから移籍)、ザイド・ロメロ(クラブ・ブルージュからレンタル)の2人のCBも次の試合は来週月曜日のジローナ戦とあって、チームに馴染む時間はありますからね。今のところ、降格圏まで勝ち点差2の16位に留まっているため、この先の巻き返しを期待するばかりでしょうか。 その一方で、だんだん雲行きが怪しくなってきたのが、もう1つの弟分のラージョで、アトレティコ戦のすぐ後、午後6時30分からのアウェイゲームでセルタと対戦したんですが、私が近所のバル(スペインの喫茶店兼バー)にたどり着いた時には40分にカレイラ、54分にはパチャのペナルティでブライアン・サラゴサにPKを決められて、2-0と負けていてねえ。しかもTVで最初に見たシーンが、VAR(ビデオ審判)のモニターチェックでスウェドベリにタックルしたメンディのカードがイエローからレッドに変わり、退場させられるところなんですから、まったくどうしたものか。 結局、人数が少なった後の79分にもハビ・ルエダにゴールを決められて、ラージョは3-0で完敗。せっかくアラベスに負けてコパの重荷がなくなり、カンファレンスリーグ・ラウンド16がやって来る3月まで、リーガに専念して順位を上げる計画がこうも早く頓挫してしまうとは。イニゴ・ペレス監督のチームは降格圏まで勝ち点3差とはいえ、順位は13位と弟分仲間よりは幾分、マシなんですけどね。土曜のエスタディオ・バジェカスでのオサスナ戦で立て直しができるといいんですが、こちらは補強もまだカルロス・マルティン(アトレティコからレンタル)だけと、ほとんど進んでいないのが心配です。 それでホーム・スウィート・ホームに戻って来たアトレティコは思う存分、内弁慶ぶりを見せつけてくれたのかって? いやあ、彼らのシュート精度の不足は相変わらず続いていて、6試合ノーゴールのフリアン・アルバレスなど、オンダ・マドリッド(ローカルラジオ局)の解説に最近、生まれたお子さんの夜泣きのせいで、眠れていないんじゃないかと言われていた程でねえ。そうはいってもシュートが決まらないのは彼だけでなく、前半アディショナルタイムにはまさに呪われているとしか思えない光景が出現。 フリアンからのラストパスをゴール前でもらったアルマダがシュートを2度続けて、敵DFに跳ね返された後、続いたバリオス、ジュリアーノもブロックされてしまったんですよお。これには場内のファンも頭を抱えるしかなかったんですが、48分、ようやく当たりが出ることに。直前のチャンスを決められなかったセルロートが、今度はバリオスが上げたクロスをフリーでヘッド。これがGKシベラを破ってくれたから、ようやくメトロポリターノも久々のゴールを祝うことができました。その後の彼らは省エネモードに入ってしまったようでね。 最初の3人一斉交代ではジュリアーノ、アルマダ、そしてフリアンをコケ、バエナ、グリーズマンにしたシメオネ監督だったんですが、その後、カルドーソをル・ノルマンに、終盤にはセルロートをモリーナにしたせいで、選手たちが虎の子の1点を守るだけでいいと思い込んでしまった疑いもあるんですけどね。でもだからって、最後はアラベスに攻め立てられて終わるなんてこと、あっていい? それも苦手のCK守備で2度もボジェにヘッドを撃たれ、狙いが外れてくれたから良かったものの、これじゃあ、スタンドからブーイングが聞こえてきたのもムリはなかったかと。 幸い相手には枠内シュートが1本もなかったこともあり、そのまま1-0で逃げ切ることができたアトレティコでしたが、ちょっと振り返ってみると、今年になってからの4試合、彼らは全て1得点留まり。相手がコパのデポルティボ(2部)やこの日のアラベスのように攻撃力がなければ勝てても、スペイン・スーパーカップ準決勝のダービーではお隣さんに2点を取られて負け、年明け試合のレアル・ソシエダ戦でも1-1に追いつかれてドローでしたからね。とりわけ、水曜午後9時にはトップ8入りが懸かったCLガラタサライ戦が苦手のアウェイでやって来るとあって、正直、シュート70本撃って、たった4得点だけという非効率さには不安を覚えるばかりなんですが、こればっかりはねえ。 ただ、日曜日の最後の時間帯にはマドリッドの兄貴分たちに朗報があって、何と首位のバルサがアノエタでレアル・ソシエダに2-1と負け、2位のマドリーとは勝ち点1差に、3位のビジャレアルと同じ勝ち点で並ぶ4位のアトレティコとは8差になったんですよ。それでもリーガで這い上がるのは、シメオネ監督のチームにとって、気の遠くなるような道のりなんですけどね。月曜日の抽選で2月のコパ準々決勝もカルトゥーハでのベティス戦となったため、かなり難易度が上がった気がしますし、とにかく今は冬の市場でガラン(オサスナに移籍)、カルロス・マルティン(ラージョにレンタル)、ギャラガー(トッテナムに移籍)、ラスパドリ(同アタランタ)と4人も減った戦力を早く補充して、1日でも早くフリアンがゴールを取り戻してくれることを願うしかありません。 2026.01.21 17:00 Wed4
超絶イケメンの“天才”グティ、指揮官としても非凡な模様
▽元スペイン代表MFグティが指揮官としても非凡な能力を発揮している。 ▽レアル・マドリー下部組織出身のグティは、1995年にトップチームデビュー。卓越したパスセンスやゲームメーク力、シュート精度などを武器に、セントラルMFやウイング、トップ下、センターフォワードなど様々なポジションでプレーした。15シーズンにわたってプレーしたマドリーでは、公式戦538試合に出場して77ゴールを記録。2010-11シーズンからベシクタシュでプレーしたのち、2012年に現役を引退した。 <div style="text-align:center;"><img src="http://image.ultra-soccer.jp/800/image/get20170626_30_tw2.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div>▽マドリーでプレーしたFWアントニオ・カッサーノが「正しい時期に平静を保ち、完璧なプロであれば、フットボール史上最高の選手になり得た。クオリティが詰まったカバンを持った異星人だった」と、過去にスペイン『アス』で語るなど、その能力の高さは多くの人に認められてきた。 ▽そのグティ、現在はマドリーの下部組織であるユースチームのフニベルAを指揮している。そのフニベルAが今季、トレブル(3冠)を達成したのだ。 ▽マドリー公式サイトによれば、『Division de Honor』、『Copa de Campeones』、『Copa del Rey』の3つの大会を制したとのこと。このカテゴリーでの3冠はクラブ史上初とのことだ。 ▽40歳となったグティ監督は、マドリー公式サイトで以下のようにコメントしている。 <div style="text-align:center;"><img src="http://image.ultra-soccer.jp/800/image/get20170626_30_tw4.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div>「選手は(獲得タイトルの)すべてに値するよ。11カ月にわたって戦い、欧州最高のユースチームと戦ってきた」 「素晴らしい年だった。とても幸せだよ。チームを誇りに思う」 ▽選手時代は、そのイケメンぶりと茶目っ気のある性格から女性人気の高かったグティ。監督となって選手を称えるコメントを出すグティもまた男前だ。 2017.06.26 19:27 Mon5
