上位3チームは新潟が1人勝ちで首位ターン、仙台・横浜FCはドローで監督解任の琉球は5戦未勝利【明治安田J2第21節】
2022.06.11 21:40 Sat
11日、明治安田生命J2リーグ第21節の5試合が各地で行われた。
上位の3チーム、首位・アルビレックス新潟、2位・ベガルタ仙台、3位・横浜FCが勝ち点「39」で並んで迎えた今節。一歩前出てシーズンを折り返したのは新潟だった。
9位・大分トリニータとのアウェイゲームに臨んだ新潟は、GKを含めたビルドアップから先制点を挙げる。22分、最終ラインでのボール回しから千葉和彦が縦パスを送り、鈴木孝司がハーフウェイラインからやや下がった位置で収めて反転してスルーパス。高いラインを設定していた大分守備陣の背後を高木善朗が取ると、GKとの高木駿との一対一を制してネットを揺らした。
リードを得て迎えた後半の立ち上がり47分には、素早いトランジションから追加点を奪取。マイボール後、千葉が即座に縦へと当てると、ボールは中盤を経由して右サイドの高い位置を取った松田詠太郎へ。ボックス右へ侵入し、ワンバウンドのクロスを送ると、高木善朗が体を倒しながら放ったボレーがDFに当たってコースが変わり、ゴールへと吸い込まれた。
盤石の勝利かと思われたが、64分の大分の2枚替えで流れは一変。73分、投入された松本怜のクロスから、同じく途中出場の長沢駿が1点を返すと、終盤までホームチームが猛攻を仕掛ける。80分には井上健太のスルーパスから渡邉新太が、後半のアディショナルタイムには下田北斗の左CKをニアで三竿雄斗が触って上夷克典がネットを揺らすが、いずれもオフサイド。
アウェイで16位・徳島ヴォルティスと対戦した仙台は辛うじて勝ち点「1」を手にした。
ゴールレスで迎えた69分。杉森考起のクロスから一美和成にゴールを許したものの、4分後にこぼれ球に反応した内田裕斗が左足で古巣のネットを揺らし、試合を振り出しに戻した。
だが、80分にセットプレーから再び失点を喫し、またもビハインドに。児玉駿斗のシュートがカカに当たってコースが変わり、GKストイシッチは逆を突かれた。このままアディショナルタイムまで推移する苦しい展開の中、クロスこぼれ球の競り合いの中で間瀬拓海が田向泰輝に倒され、PKを獲得する。
右下隅を狙った皆川佑介のキックはGKホセ・アウレリオ・スアレスに読まれたが、弾かれたボールを自ら蹴り込んで同点に。これがラストプレーとなり、仙台が辛うじてドローに持ち込んでいる。
横浜FCは石川県西部緑地公園陸上競技場で11位・ツエーゲン金沢と顔を合わせた。
11分、J2通算100試合出場を達成した山下諒也が敵陣左サイドでボールを持ち、中に運んで逆サイドへ展開。イサカ・ゼインが受けてボックス右角付近から左足のクロスを送ると、ファーでマーカーの背後を取った小川がすべり込みながら左足で合わせた。
金沢は75分、右サイドの高い位置でFKを得ると、嶋田慎太郎のキックを豊田陽平がそらし、こぼれたボールを庄司朋乃也が蹴り込んで試合を振り出しに。このままタイムアップを迎え、勝ち点「1」を分け合っている。
また、3連勝と好調の7位・ジェフユナイテッド千葉は、12位・ヴァンフォーレ甲府の敵地に乗り込み、19歳・ブワニカ啓太の3試合連続ゴールで22分に先制するも、62分に須貝英大にゴールを許して引き分けに。
8日に喜名哲裕監督を解任し、倉貫一毅ヘッドコーチが暫定的に指揮を執る最下位・FC琉球は10位のV・ファーレン長崎と対戦し、1-1で迎えた後半のアディショナルタイムに被弾。勝ち点を積み上げることはできなかった。
◆第21節
▽6月11日(土)
ヴァンフォーレ甲府 1-1 ジェフユナイテッド千葉
ツエーゲン金沢 1-1 横浜FC
徳島ヴォルティス 2-2 ベガルタ仙台
FC琉球 1-2 V・ファーレン長崎
大分トリニータ 1-2 アルビレックス新潟
▽6月12日(日)
《13:00》
レノファ山口FC vs ファジアーノ岡山
《14:00》
ブラウブリッツ秋田 vs 大宮アルディージャ
水戸ホーリーホック vs モンテディオ山形
FC町田ゼルビア vs ロアッソ熊本
《18:00》
ザスパクサツ群馬 vs 栃木SC
東京ヴェルディ vs いわてグルージャ盛岡
上位の3チーム、首位・アルビレックス新潟、2位・ベガルタ仙台、3位・横浜FCが勝ち点「39」で並んで迎えた今節。一歩前出てシーズンを折り返したのは新潟だった。
9位・大分トリニータとのアウェイゲームに臨んだ新潟は、GKを含めたビルドアップから先制点を挙げる。22分、最終ラインでのボール回しから千葉和彦が縦パスを送り、鈴木孝司がハーフウェイラインからやや下がった位置で収めて反転してスルーパス。高いラインを設定していた大分守備陣の背後を高木善朗が取ると、GKとの高木駿との一対一を制してネットを揺らした。
盤石の勝利かと思われたが、64分の大分の2枚替えで流れは一変。73分、投入された松本怜のクロスから、同じく途中出場の長沢駿が1点を返すと、終盤までホームチームが猛攻を仕掛ける。80分には井上健太のスルーパスから渡邉新太が、後半のアディショナルタイムには下田北斗の左CKをニアで三竿雄斗が触って上夷克典がネットを揺らすが、いずれもオフサイド。
逆襲を受けながらも耐えきった新潟が逃げ切り、首位をキープしてJ2の前半戦を折り返した。
アウェイで16位・徳島ヴォルティスと対戦した仙台は辛うじて勝ち点「1」を手にした。
ゴールレスで迎えた69分。杉森考起のクロスから一美和成にゴールを許したものの、4分後にこぼれ球に反応した内田裕斗が左足で古巣のネットを揺らし、試合を振り出しに戻した。
だが、80分にセットプレーから再び失点を喫し、またもビハインドに。児玉駿斗のシュートがカカに当たってコースが変わり、GKストイシッチは逆を突かれた。このままアディショナルタイムまで推移する苦しい展開の中、クロスこぼれ球の競り合いの中で間瀬拓海が田向泰輝に倒され、PKを獲得する。
右下隅を狙った皆川佑介のキックはGKホセ・アウレリオ・スアレスに読まれたが、弾かれたボールを自ら蹴り込んで同点に。これがラストプレーとなり、仙台が辛うじてドローに持ち込んでいる。
横浜FCは石川県西部緑地公園陸上競技場で11位・ツエーゲン金沢と顔を合わせた。
11分、J2通算100試合出場を達成した山下諒也が敵陣左サイドでボールを持ち、中に運んで逆サイドへ展開。イサカ・ゼインが受けてボックス右角付近から左足のクロスを送ると、ファーでマーカーの背後を取った小川がすべり込みながら左足で合わせた。
金沢は75分、右サイドの高い位置でFKを得ると、嶋田慎太郎のキックを豊田陽平がそらし、こぼれたボールを庄司朋乃也が蹴り込んで試合を振り出しに。このままタイムアップを迎え、勝ち点「1」を分け合っている。
また、3連勝と好調の7位・ジェフユナイテッド千葉は、12位・ヴァンフォーレ甲府の敵地に乗り込み、19歳・ブワニカ啓太の3試合連続ゴールで22分に先制するも、62分に須貝英大にゴールを許して引き分けに。
8日に喜名哲裕監督を解任し、倉貫一毅ヘッドコーチが暫定的に指揮を執る最下位・FC琉球は10位のV・ファーレン長崎と対戦し、1-1で迎えた後半のアディショナルタイムに被弾。勝ち点を積み上げることはできなかった。
◆第21節
▽6月11日(土)
ヴァンフォーレ甲府 1-1 ジェフユナイテッド千葉
ツエーゲン金沢 1-1 横浜FC
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大分トリニータ 1-2 アルビレックス新潟
▽6月12日(日)
《13:00》
レノファ山口FC vs ファジアーノ岡山
《14:00》
ブラウブリッツ秋田 vs 大宮アルディージャ
水戸ホーリーホック vs モンテディオ山形
FC町田ゼルビア vs ロアッソ熊本
《18:00》
ザスパクサツ群馬 vs 栃木SC
東京ヴェルディ vs いわてグルージャ盛岡
千葉和彦
鈴木孝司
高木善朗
高木駿
松本怜
長沢駿
井上健太
渡邉新太
下田北斗
三竿雄斗
杉森考起
一美和成
内田裕斗
カカ
田向泰輝
皆川佑介
山下諒
嶋田慎太郎
豊田陽平
庄司朋乃也
喜名哲裕
倉貫一毅
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「チームを勝利に導くゴールを決められるように」昨季J1で二桁ゴールのFW谷口海斗が新潟と契約更新
アルビレックス新潟は3日、FW谷口海斗(29)との契約更新を発表した。 谷口は岐阜経済大学出身で、いわてグルージャ盛岡、ロアッソ熊本を経て、2021年に新潟入り。移籍初年度から前線の主軸として活躍し、J2優勝とJ1昇格に貢献した。 今シーズンの明治安田J1リーグでは34試合10得点とJ1初挑戦の昨季から大きく成績を伸ばすと、YBCルヴァンカップでは8試合3得点で準優勝に貢献。天皇杯でも1試合1得点と、シーズンを通して新潟の得点源として機能した。 大幅なチーム刷新のなかで来季も前線の主軸としての活躍が期待される29歳FWは「今季もアルビレックス新潟で戦う決断をしました。昨年に味わった悔しい経験を肥やしにして、チームを勝利に導くゴールを決められるように、粒粒辛苦の気持ちで全力を尽くします」と新たな決意を示している。 2025.01.03 14:21 Fri2
浦和が新潟MF長倉幹樹を完全移籍で獲得! ルヴァン得点王が“古巣復帰”を決断
浦和レッズは3日、アルビレックス新潟からMF長倉幹樹(25)の完全移籍加入を発表した。 浦和のアカデミー、順天堂大学、関東サッカーリーグ1部の東京ユナイテッドFCを経て、2022年夏にザスパクサツ群馬でプロ入りの長倉。ドリブル突破も武器のアタッカーで、2023年夏の新潟入りでJ1リーグにステップアップした。 そして、昨季はJ1リーグ30試合で5得点2アシスト。クラブとして初タイトルに迫った準優勝のルヴァンカップでは9試合で6ゴールと大会得点王に輝く活躍を披露した。 古巣帰還となる長倉は「アルビレックス新潟から加入することになりました、長倉幹樹です。チームの勝利のため全力で闘います! よろしくお願いします!」との言葉を綴る。 一方の新潟では「自分をアルビレックス新潟に加入させてくださり、ありがとうございました」と感謝の言葉を送っている。 「ファン、サポーターの皆さん、2023シーズンの途中に加わった自分を、温かく迎えていただき、また熱いサポートとともに応援をしてくださり、本当にありがとうございました」 「新潟に関わる方々といろいろな経験ができたことを、本当に感謝しています。一年半、ありがとうございました!」 2025.01.03 13:13 Fri3
新潟の快足アタッカー、FW太田修介が契約更新「シーズンを通して勝利に貢献したい。その一心」
アルビレックス新潟は3日、FW太田修介(28)との契約更新を発表した。 ヴァンフォーレ甲府の下部組織育ちで、日本体育大学を経て甲府でプロデビューを飾った太田。FC町田ゼルビアで2シーズンプレーしたのち、2023年に新潟へ完全移籍で加入した。 加入2年目となった2024シーズンは明治安田J1リーグで17試合2得点、YBCルヴァンカップでは4試合2得点を記録。ケガの影響などでシーズンを通してコンスタントな活躍には至らずも、ルヴァンカップ準決勝での重要なゴールなど貴重な働きも見せた。 来季も引き続き新潟でプレーする快足アタッカーはクラブを通じてコメントしている。 「2025シーズンもアルビレックス新潟でプレーさせていただきます。シーズンを通して勝利に貢献したい。その一心です。新潟の為ために全力で戦います。よろしくお願いします」 2025.01.03 16:42 Fri4
新潟の司令塔、MF秋山裕紀が契約更新「チームのために、今の自分にできることを全力で取り組み、ピッチで体現していきます」
アルビレックス新潟は3日、MF秋山裕紀(24)との契約更新を発表した。 秋山は前橋育英高校から2019年に新潟へ加入。アスルクラロ沼津や鹿児島ユナイテッドFCへの期限付き移籍を経験した。 復帰した2022シーズンに出場機会を増やしてJ2優勝とJ1優勝に貢献すると、J1の舞台では中盤の司令塔として主力に定着。2024シーズンは明治安田J1リーグで36試合2得点、準優勝したYBCルヴァンカップでは9試合、天皇杯では2試合とフル稼働。J1でも屈指のボランチとしての評価を確立する、充実のシーズンとなった。 来季も引き続き新潟のかじ取り役を託される24歳は「7年目となる今年も、アルビレックス新潟でプレーすることになりました。チームのために、今の自分にできることを全力で取り組み、ピッチで体現していきます。引き続き、熱い応援をよろしくお願いします」と意気込みを語った。 2025.01.03 15:17 Fri5