2位今治が4失点黒星で足踏み、北九州は4連敗…奈良は90+2分同点被弾で12試合未勝利に【明治安田J3第34節】

2024.10.26 19:30 Sat
26日、明治安田J3リーグ第34節の5試合が各地で開催された。

◆岐阜 4-1 今治

J2リーグ自動昇格圏の2位・FC今治が、今季最多タイの4失点でFC岐阜に敗戦。0-2となった直後の57分に市原亮太がヘディング弾で1点を返したが、そこからさらに2失点を喫した。
首位大宮に目の前でJ3優勝を明け渡した前節に続き、これで2試合未勝利に。J2昇格へ足踏みとなった。一方の岐阜は、前節の岩手戦6発圧勝に続き、2試合連続で大量得点の勝利だ。

◆北九州 1-2 金沢
3連敗でJ2昇格プレーオフ圏から転落したギラヴァンツ北九州は、今節もツエーゲン金沢に敗れて4連敗。55分に乾貴哉が先制点も、持ち堪えれずに2失点…逆転負けは2試合連続だ。

◆YS横浜 0-2 松本

一方、松本山雅FCY.S.C.C.横浜に勝利し、北九州をかわして7位浮上。7〜14位まで勝ち点「3」差と詰まるなかでの暫定ではあるが、PO圏6位まで勝ち点「1」差としている。菊井悠介が8試合ぶりのゴールから2得点を決めた。

敗れた19位・YS横浜は3連敗。日本フットボールリーグ(JFL)の「2位」はJ3ライセンス組となることが濃厚で、YS横浜は、もしこのまま19位なら入替戦へ向かう形となりそうだ。

◆奈良 2-2 讃岐

18位の奈良クラブも勝てず。奈良はカマタマーレ讃岐と対戦し、1-1から岡田優希のゴールで逆転も、迎えた90+2分、入ったばかりの讃岐FW赤星魁麻に土壇場で同点弾を喰らい、12試合未勝利となった。

中田一三監督体制では、8試合で0勝7分け1敗となっている。

◆琉球 1-1 八戸

FC琉球vsヴァンラーレ八戸は1-1ドロー決着。琉球が12分、低いクロスに上手く合わせた富所悠のジャストミートボレーで先制も、八戸が62分、前澤甲気の鋭い縦パスから一気に中央を崩し、最後は佐々木快が同点弾を流し込んだ。

◆第34節
▽10月26日(土)
FC岐阜 4-1 FC今治
ギラヴァンツ北九州 1-2 ツエーゲン金沢
Y.S.C.C.横浜 0-2 松本山雅FC
奈良クラブ 2-2 カマタマーレ讃岐
FC琉球 1-1 ヴァンラーレ八戸

▽10月27日(日)
[13:00]
ガイナーレ鳥取 vs カターレ富山
いわてグルージャ盛岡 vs 大宮アルディージャ
[14:00]
テゲバジャーロ宮崎 vs FC大阪
福島ユナイテッドFC vs SC相模原
アスルクラロ沼津 vs AC長野パルセイロ

市原亮太の関連記事

Jリーグは27日、明治安田Jリーグの出場停止選手を発表した。 J1では川崎フロンターレのDF佐々木旭、サンフレッチェ広島のDF荒木隼人、アビスパ福岡のDFドウグラス・グローリが出場停止となる。 また、J2ではベガルタ仙台のMF長澤和輝、藤枝MYCのMF西矢健人、レノファ山口FCのFW梅木翼、愛媛FCのFWベ 2024.05.27 18:30 Mon
Jリーグは20日、明治安田Jリーグの出場停止選手を発表した。 J1では柏レイソルのDFジエゴ、アビスパ福岡のFWシャハブ・ザヘディ、サガン鳥栖のDF原田亘が出場停止。また、2試合の出場停止処分中の京都サンガF.C.DFアピアタウィア久も出場停止となる。 また、J2は出場停止者がなし。J3では福島ユナイテッド 2024.05.20 19:05 Mon
Jリーグ移籍情報まとめ。2024年1月5日付けのJリーグ各クラブにおける移籍動向を一挙にお届け。 【J2移籍情報 | J3移籍情報】 【J1移籍情報】王者・神戸に加入したGK新井章太 王者・神戸に加入したGK新井章太/©超ワールドサッカー ◆北海道コンサドーレ札幌 [IN] 《期限付き移籍満了》 2024.01.06 08:00 Sat
FC今治は5日、DF市原亮太(25)、MF新井光(24)との契約更新を発表した。 市原は東洋大学から2021年に今治に加入。2022年途中には福山シティFCへ期限付き移籍していた。 2023シーズンは明治安田生命J3リーグで32試合に出場し1得点を記録していた。 新井は湘南ベルマーレやガイナーレ鳥取、 2024.01.05 11:11 Fri

FC今治の関連記事

FC今治は3日、アルゼンチン人MFトーマス・モスキオン(24)の契約満了を発表した。 モスキオンは母国アルゼンチンのクルブ・アトレティコ・コロン(CAコロン)出身。2018年7月にU-20からセカンドチームへ昇格し、ファーストチームでもプレーしていた。 今治には今シーズン加わり、ボランチとして明治安田J3リ 2024.12.03 14:02 Tue
FC今治は2日、服部年宏監督(51)の退任について補足した。 1日、今治は服部監督の2024シーズン限りでの退任を発表。明治安田J3リーグを2位でフィニッシュし、クラブ初のJ2昇格をもたらしたが、1シーズンで別れることとなった。 そんな指揮官の退任について、代表取締役社長の矢野将文氏が補足。感謝を伝えるとと 2024.12.02 11:54 Mon
FC今治は1日、服部年宏監督(51)の2024シーズン限りでの退任を発表した。 現役時代は日本代表でもプレーした服部監督。引退後は2014年から古巣のジュビロ磐田で強化部長となり、その後は強化本部長、育成部アカデミーヘッドオブコーチ、コーチ、ヘッドコーチを歴任した。 2022年には福島ユナイテッドFCで初の 2024.12.01 17:27 Sun
ブラウブリッツ秋田は30日、GK小澤章人(32)のFC今治への期限付き移籍満了、および契約満了を発表した。 小澤は国士舘大学から日本フットボールリーグ(JFL)のSP京都(解散)を経て、アルビレックス新潟や秋田、AC長野パルセイロ、水戸ホーリーホックに在籍。2023年に秋田に再加入した。 復帰した秋田で出番 2024.11.30 14:02 Sat
FC今治は29日、FWアンジェロッティ(26)との契約満了を発表した。 ブラジル出身のアンジェロッティは、レッドブル・ブラガンチーノから2021年1月に柏レイソルへと完全移籍で加入。2シーズンを過ごすと、2023年には大宮アルディージャへ期限付き移籍した。 今シーズンから今治に完全移籍すると、明治安田J3リ 2024.11.29 13:10 Fri

J3の関連記事

FC大阪は4日、GK姜成國(19)、DF坂本修佑(31)、FW田中直基(31)の契約満了を発表した。 姜は韓国のイェールメディテック高校から今季入団のルーキーで、坂本と田中はそれぞれJリーグキャリアがあるなかで、2021年から当時JFLのFC大阪に加入。田中は2015〜2017年までを過ごした古巣への復帰だった。 2024.12.04 17:35 Wed
鹿児島ユナイテッドFCが4日、FW米澤令衣(28)との契約更新を発表した。 セレッソ大阪U-23の一員としてJ3リーグで開花した米澤は、2019年に当時J2の鹿児島へ加入。これまでにクラブの公式戦通算120試合43得点という数字を記録している。 本来なら主軸アタッカーだが、J2昇格を決めた昨季、久々のJ2と 2024.12.04 16:25 Wed
福島ユナイテッドFCは4日、FW澤上竜二(31)とMF秋山陽介(29)の契約満了を発表した。 大阪体育大学からセレッソ大阪入りの澤上はFC今治や、SC相模原、ガイナーレ鳥取を経て、2023年夏から福島へ。早稲田大学出身の秋山は名古屋グランパス、ジュビロ磐田、ベガルタ仙台、ジェフユナイテッド千葉でのプレーを挟み、今 2024.12.04 16:05 Wed
奈良クラブは4日、DF寺島はるひ(31)の現役引退を発表した。 東京都出身の寺島は、流通経済大学付属柏高校から流通経済大学へと進学。卒業後は東京武蔵野シティFCに加入した。 2020年に当時JFLの奈良に加入。在籍5年目を迎えた今シーズンは、明治安田J3リーグで10試合、YBCルヴァンカップで1試合、天皇杯 2024.12.04 13:25 Wed
ヴァンラーレ八戸は4日、GK谷口裕介(29)との契約更新を発表した。 谷口は群馬県出身で、横浜F・マリノスユースから城西国際大学へ進学。VONDS市原FC、ブリオベッカ浦安を経て、2023年に八戸に加入した。 加入1年目は明治安田生命J3リーグで26試合に出場し正守護神となった中、今シーズンはJ3で2試合、 2024.12.04 13:20 Wed

記事をさがす

市原亮太の人気記事ランキング

thumb
1

2位今治が4失点黒星で足踏み、北九州は4連敗…奈良は90+2分同点被弾で12試合未勝利に【明治安田J3第34節】

26日、明治安田J3リーグ第34節の5試合が各地で開催された。 ◆岐阜 4-1 今治 J2リーグ自動昇格圏の2位・FC今治が、今季最多タイの4失点でFC岐阜に敗戦。0-2となった直後の57分に市原亮太がヘディング弾で1点を返したが、そこからさらに2失点を喫した。 首位大宮に目の前でJ3優勝を明け渡した前節に続き、これで2試合未勝利に。J2昇格へ足踏みとなった。一方の岐阜は、前節の岩手戦6発圧勝に続き、2試合連続で大量得点の勝利だ。 ◆北九州 1-2 金沢 3連敗でJ2昇格プレーオフ圏から転落したギラヴァンツ北九州は、今節もツエーゲン金沢に敗れて4連敗。55分に乾貴哉が先制点も、持ち堪えれずに2失点…逆転負けは2試合連続だ。 ◆YS横浜 0-2 松本 一方、松本山雅FCがY.S.C.C.横浜に勝利し、北九州をかわして7位浮上。7〜14位まで勝ち点「3」差と詰まるなかでの暫定ではあるが、PO圏6位まで勝ち点「1」差としている。菊井悠介が8試合ぶりのゴールから2得点を決めた。 敗れた19位・YS横浜は3連敗。日本フットボールリーグ(JFL)の「2位」はJ3ライセンス組となることが濃厚で、YS横浜は、もしこのまま19位なら入替戦へ向かう形となりそうだ。 ◆奈良 2-2 讃岐 18位の奈良クラブも勝てず。奈良はカマタマーレ讃岐と対戦し、1-1から岡田優希のゴールで逆転も、迎えた90+2分、入ったばかりの讃岐FW赤星魁麻に土壇場で同点弾を喰らい、12試合未勝利となった。 中田一三監督体制では、8試合で0勝7分け1敗となっている。 ◆琉球 1-1 八戸 FC琉球vsヴァンラーレ八戸は1-1ドロー決着。琉球が12分、低いクロスに上手く合わせた富所悠のジャストミートボレーで先制も、八戸が62分、前澤甲気の鋭い縦パスから一気に中央を崩し、最後は佐々木快が同点弾を流し込んだ。 ◆第34節 ▽10月26日(土) FC岐阜 4-1 FC今治 ギラヴァンツ北九州 1-2 ツエーゲン金沢 Y.S.C.C.横浜 0-2 松本山雅FC 奈良クラブ 2-2 カマタマーレ讃岐 FC琉球 1-1 ヴァンラーレ八戸 ▽10月27日(日) [13:00] ガイナーレ鳥取 vs カターレ富山 いわてグルージャ盛岡 vs 大宮アルディージャ [14:00] テゲバジャーロ宮崎 vs FC大阪 福島ユナイテッドFC vs SC相模原 アスルクラロ沼津 vs AC長野パルセイロ 2024.10.26 19:30 Sat
2

今治がDF市原亮太、MF新井光と契約更新

FC今治は5日、DF市原亮太(25)、MF新井光(24)との契約更新を発表した。 市原は東洋大学から2021年に今治に加入。2022年途中には福山シティFCへ期限付き移籍していた。 2023シーズンは明治安田生命J3リーグで32試合に出場し1得点を記録していた。 新井は湘南ベルマーレやガイナーレ鳥取、福島ユナイテッドFCでプレー。2023年から今治に加入すると、J3で28試合3得点を記録した。 両選手はクラブを通じてコメントしている。 ◆DF市原亮太 「あけましておめでとうございます。2023シーズンの多大なるサポート改めてありがとうございました。2024シーズンもFC今治でプレーさせて頂く事になりました」 「今年でプロ4年目。若手と呼ばれる時期は過ぎ、在籍年数で考えるとチームを引っ張っていく立場でないといけません。私達FC今治にはフィロソフィーがあります。毎年自分なりに解釈して胸に刻んでいるはずですが、シーズンが終わる度に理解の深さ、広さ、実行する力が足りない事を思い知らされます」 「ただ、此処で積み重ねたモノがあるのも事実です。改めて自分を1から見つめ直して継続・変化、新しく得る事を大切にしていきながら、チーム、応援してくれている人、自分にとって最高なシーズンにします!今年も宜しくお願いします!(今年は子供の頃からの夢の、老若男女盛り上がれるカッコ良い個人チャントを里山で聴ける日がくるといいなぁ)」 ◆MF新井光 「今シーズンもFC今治でプレーさせてもらうことになりました!目標達成のために頑張ります!今シーズンも応援よろしくお願いします!」 2024.01.05 11:11 Fri
3

【Jリーグ出場停止情報】柏DFジエゴ、福岡FWザヘディが出場停止…J3では悪質タックルに激怒し報復した福島FW矢島輝一が1試合出場停止

Jリーグは20日、明治安田Jリーグの出場停止選手を発表した。 J1では柏レイソルのDFジエゴ、アビスパ福岡のFWシャハブ・ザヘディ、サガン鳥栖のDF原田亘が出場停止。また、2試合の出場停止処分中の京都サンガF.C.DFアピアタウィア久も出場停止となる。 また、J2は出場停止者がなし。J3では福島ユナイテッドFCのFW矢島輝一が出場停止となる。 矢島は18日に行われた明治安田J3リーグ第14節のFC今治戦で、63分にカウンターを仕掛けた際、森晃太が後方から市原亮太にタックルで倒されたシーンで激怒。ファウルした市原を倒して引きずるなどしていた。 Jリーグは「ボールとは関係の無いところで相手競技者の後方から詰め寄り、突き倒して胸ぐらを掴んでグラウンドに押し付けた行為は、「乱暴な行為」に該当する」と判断。1試合の出場停止処分を下した。 【明治安田J1リーグ】 DFジエゴ(柏レイソル) 第16節 vs川崎フロンターレ(5/25) 今回の停止:警告の累積による1試合停止 DFアピアタウィア久(京都サンガF.C.) 第16節 vs名古屋グランパス(5/26) 今回の停止:2試合停止(2/2) FWシャハブ・ザヘディ(アビスパ福岡) 第16節 vsアルビレックス新潟(5/25) 今回の停止:1試合停止 DF原田亘(サガン鳥栖) 第17節 vsFC東京(5/31) 今回の停止:1試合停止 【明治安田J3リーグ】 FW矢島輝一(福島ユナイテッドFC) 第15節 vsカマタマーレ讃岐(6/2) 今回の停止:1試合停止 【YBCルヴァンカップ】 DF濃野公人(鹿島アントラーズ) 3回戦vsFC町田ゼルビア(5/22) 今回の停止:1試合停止 FW野田隆之介(FC琉球) 3回戦vsセレッソ大阪(5/22) 今回の停止:警告の累積による1試合停止 <span class="paragraph-title">【動画】後方からのタックルに激怒した矢島輝一が報復行為で一発退場</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="s_nbgi3BEqM";var video_start = 257;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2024.05.20 19:05 Mon

FC今治の人気記事ランキング

1

J2昇格の今治、FWアンジェロッティが1年で退団「クラブがJ2で闘えるという気持ちで去ることができてうれしいです」

FC今治は29日、FWアンジェロッティ(26)との契約満了を発表した。 ブラジル出身のアンジェロッティは、レッドブル・ブラガンチーノから2021年1月に柏レイソルへと完全移籍で加入。2シーズンを過ごすと、2023年には大宮アルディージャへ期限付き移籍した。 今シーズンから今治に完全移籍すると、明治安田J3リーグで17試合に出場するもゴールはなかった。 チームは初のJ2昇格を果たしたものの、1年で退団となったアンジェロッティは、クラブを通じてコメントしている。 「ファンやサポーター達のあたたかさに感謝しています。ミッションを達成出来たことと来年からクラブがJ2で闘えるという気持ちで去ることができてうれしいです。ありがとうございました」 2024.11.29 13:10 Fri
2

今治にJ2初昇格もたらした服部年宏監督が1年で退任「クラブの歴史を創ることができた1年はかけがえのない時間」

FC今治は1日、服部年宏監督(51)の2024シーズン限りでの退任を発表した。 現役時代は日本代表でもプレーした服部監督。引退後は2014年から古巣のジュビロ磐田で強化部長となり、その後は強化本部長、育成部アカデミーヘッドオブコーチ、コーチ、ヘッドコーチを歴任した。 2022年には福島ユナイテッドFCで初の監督業に挑戦。低迷した2シーズン目途中の2023年7月に退任した。 2024年は今治で指揮を執り、明治安田J3リーグを22勝7分け9敗の2位でフィニッシュ。J3参戦から5シーズン目でのJ2初昇格をもたらした。 退任が決まった服部監督はクラブを通じてコメントしている。 「ファン・サポーターの皆様、パートナー企業の皆様、Voyageの皆様、そしてFC今治に関わる全ての皆様、日頃より多大なるご支援ご声援、心より感謝いたします」 「今シーズン限りで監督を退任することになりました。1年間私にチームを託してくださったクラブに感謝致します。このクラブで指揮を取ることができ幸せでした」 「どんな時でも応援してくださったFC今治ファミリーの皆さんと共に昇格を目指し、クラブの歴史を創ることができた1年はかけがえのない時間となりました。そして、皆さんの笑顔が溢れた『アシさと』は最高に素晴らしい景色でした」 「FC今治の今後の更なる発展と、2025年シーズンが素晴らしいシーズンになることを祈っております。1年間本当にありがとうございました」 2024.12.01 17:27 Sun
3

7月の月間優秀監督賞、J1は7月全勝の湘南・山口智監督!J2は徳島・増田功作監督、J3は今治・服部年宏監督が受賞

Jリーグは13日、7月度の明治安田Jリーグ月間優秀監督賞を発表した。 7月度は明治安田J1リーグが湘南ベルマーレの山口智監督、明治安田J2リーグが徳島ヴォルティスの増田功作監督、明治安田J3リーグがFC今治の服部年宏監督の受賞となった。山口監督は通算3度目、服部監督は通算2度目、増田監督は初受賞となる。 山口監督率いる湘南は、7月に行われたJ1リーグ3試合全勝。ジュビロ磐田戦では大量5得点を奪う大勝を飾っており、チームは現在降格圏から抜け出すなど好調を維持している。 選考委員会の総評と山口監督のコメントは以下の通り。 ◆Jリーグ選考委員会による総評 足立修委員長 「ぶれずに落ち着いてベンチワークしている。動じず自分のサッカーをやり続け、選手も動じず湘南スタイルを築いている」 槙野智章委員 「順位が高くなかったチームをここまで上げた手腕は素晴らしい。メンバー選考もチームマネジメントも、内容も結果も素晴らしかった。選手が見て安心できる監督」 北條聡委員 「破竹の3連勝は見事。3バックの両脇に鈴木淳之介と髙橋直也を据える采配が的中。ビルドアップを向上させ、攻守のレベルを大きく引き上げた」 丸山桂里奈特任委員 「開幕から失点が多かったチームを改善し、FW含めた守備がハマり始め今月3連勝。アウェイで乗り込んだ古巣のガンバ戦も、試合を通して強度高く勝ちきった」 ◆山口智監督(湘南ベルマーレ) 「この度は、このような素晴らしい賞に選んでいただきありがとうございます。この賞は、選手はもちろん、コーチング、メディカル、サポートスタッフ、クラブの日々の積み重ねの成果が成績として表すことができ、それを評価してもらえた賞だと思うので“月間優秀チーム賞”としてみんなで喜びたいと思います」 「また、どんな時も支えていただいているファン、サポーターの皆さまにも感謝をお伝えしたいですし、これからも一緒に戦ってもらいたいです。この賞を励みにこれからもチーム全員で地道に日々向き合っていきたいと思います」 増田監督率いる徳島は、7月のJ2リーグ2試合で勝利。4月には最下位になるなど苦しんでいたチームは息を吹き返し、現在はリーグ中位にまで順位を上げている。 選考委員会の総評と増田監督のコメントは以下の通り。 ◆Jリーグ選考委員会による総評 足立修委員長 「苦しい時期を乗り越え、チームをよく立て直した。今後に期待したい」 寺嶋朋也委員 「4月に最下位だったチームの指揮を引き継いで見事に立て直して中位へ上昇。7月は2連勝で文句なし。攻守のハードワークを取り戻しただけでなく、選手の立ち位置を整理し、縦パスを差し込むタイミングも洗練されてきた。上位との対戦が続く8月の奮闘に期待」 丸山 桂里奈特任委員 「2試合5得点でシュートまで行くシーンも多かった。特に甲府戦では交代選手で流れを変えて逆転。柿谷選手を中心とした良い攻撃パターンができている」 植松隼人特任委員 「過去4試合負けなしが続いており、7月の2試合を勝利していることは大きな自信に繋がっている。補強した選手も出てきたことで前線にパワーを感じられるようになった」 ◆増田功作監督(徳島ヴォルティス) 「選考委員の皆さま、この度は徳島ヴォルティスを選んでいただき、大変光栄に思います。序盤、苦しい時期もありましたが、選手、スタッフ、クラブが目の前の勝利のためにハードワークして諦めずに戦い続けてきたことが、少しずつ結果に結びついてきていると感じます」 「8月からも厳しい戦いが続きますが、クラブ、サポーター、選手、スタッフが勝利に向けて全力で戦っていきたいと思います。シーズン終了後に笑顔で終われるよう、更に強くなっていきたいと思います」 服部監督率いる今治は、7月のリーグ戦4試合で全勝。全試合で複数得点を記録するなど攻撃力の高さを示し、J3リーグで2位と好位置につけている。 選考委員会の総評と服部監督のコメントは以下の通り。 ◆Jリーグ選考委員会による総評 足立修委員長 「チームスタイルに変化を加え、安定して勝点を積み上げた点を評価。また、若い選手をうまく使いながら戦っている点も素晴らしい」 平畠啓史委員 「7月4連勝、6月最後のゲームを含めれば5連勝。7月すべての試合で複数得点。守備も安定し、順位も2位。チームを上昇気流に乗せた」 橋本英郎委員 「ポゼッションを目指すチームから守備の固い、堅守速攻型に変化を加えて勝負強さが出てきた」 丸山桂里奈特任委員 「今月負けなしの上、全試合で複数ゴール。いろんな選手がゴールをしていて、攻撃に多くの選手が絡んでいるので好調の維持が期待できる」 ◆服部年宏監督(FC今治) 「ありがとうございます。と言っても僕自身の力は微々たるもので、選手がピッチの中でやってくれた結果だと思います。常に支えてくれているコーチングスタッフとメディカルスタッフ、マネージャー、ホーム戦でしっかりと準備してくれるバックスタッフ、そしていつも熱い声援を送ってくれるサポーターの方々のおかげだと思っています。本当にありがとうございます」 「7月の試合は全てが理想通りというわけでありませんでしたが、チームが一丸となって勝ちたい気持ちが出た試合や、自信を持ちながら戦える試合が増えてきました。成長した4試合だったと思います。この先、さらに厳しい戦いが続くと思います。自分たちができることを確認しながら、成長しながら戦っていきたいと思います」 2024.08.13 17:00 Tue
4

J2初昇格の今治、服部年宏監督の退任に言及「2025年にJ1に昇格するための体制をつくる」

FC今治は2日、服部年宏監督(51)の退任について補足した。 1日、今治は服部監督の2024シーズン限りでの退任を発表。明治安田J3リーグを2位でフィニッシュし、クラブ初のJ2昇格をもたらしたが、1シーズンで別れることとなった。 そんな指揮官の退任について、代表取締役社長の矢野将文氏が補足。感謝を伝えるとともに、1年でのJ1昇格を叶える体制作りを進めていると綴った。 「服部監督には今年本当に強いチームを作っていただき、J2昇格という目標を成し遂げていただいたことにとても誇らしく感じるとともに心より感謝申し上げます」 「2025年にJ1に昇格するための体制をつくるにあたって現在スタッフの編成を進めております。今回契約満了を迎え、契約更新しないことをクラブとして決定いたしました」 「皆様のご期待に応えられますよう、尽力いたします。引き続き応援いただきますよう、何卒よろしくお願いいたします」 2024.12.02 11:54 Mon

NEWS RANKING
Daily
Weekly
Monthly