【JFL第27節】栃木シティが昇格即初優勝に王手、高知ユナイテッドSCも滋賀敗戦により「2位以内」は限りなく濃厚か

2024.11.04 13:30 Mon
©超ワールドサッカー
2日〜3日にかけ、日本フットボールリーグ(JFL)の第27節が行われた。これで今季も残り3試合、上位陣がかなり絞り込まれてきた。

◆首位 栃木シティ

まず、昇格組にして首位を走る栃木Cは、沖縄SVとの撃ち合いを制し、少なくとも「2位以内」が確定。J3リーグ入会へ成績面のクリアを…というなかで大きな戦果となった。入会要件の進捗状況も踏まえ、優勝なら自動昇格とみて間違いないだろう。2位高知とは残り3試合で勝ち点「5」差…最速での優勝決定は次節だ。
◆2位 高知ユナイテッドSC

同じくJ3入会へ成績面を…という高知は序盤戦の首位独走から一転、急失速で2位に。そんななかでも、今節は鬼門「敵地・Honda FC」で2-1と勝利し、6試合ぶりの白星となった。MF佐々木敦河が前節の戦列復帰からチーム全体を活性化させ、複数得点も6月以来である。後述の通り「2位以内」も濃厚となってきた。
◆3位→4位 レイラック滋賀

滋賀があまりに痛い敗戦。ホームでFCティアモ枚方と対戦し、1-1で迎えた90+3分に勝ち越し点を喰らう形となった。これにより、2位高知とは残り3試合で勝ち点「8」差。昨季あと一歩で「2位以内」を逃した滋賀だが、今季も極めて難しい状況になったと言わざるを得ない。

◆4位→3位 ヴィアティン三重

V三重はアウェイで横河武蔵野FCに勝利し、滋賀をかわして3位に浮上。このままの順位をキープならクラブ史上最高成績だが、もちろんV三重も目標はJ3入会…「2位以内」へ2位高知とは残り3試合で「7」差となっている。まずは次節・ラインメール青森戦で勝利が必要だ。

◆6位 ヴェルスパ大分

シーズン途中に元日本代表FW金崎夢生が加入して話題を呼んだV大分だが、今節をもって「2位以内」およびJ3入会が消滅。ホームで最下位・ミネベアミツミFCと0-0ドローに終わった。V大分はホームゲーム「3勝7分け4敗」と、今季を通じてなかなか本拠地で結果を残せない。

◆9位→10位 ラインメール青森

前節の時点で「2位以内」が消滅していた青森は、今節を迎えるにあたって柴田峡監督(58)が今季限りで退任することも発表。指揮官ラスト3試合の1試合目は、ホームでFCマルヤス岡崎との1-1ドローとなった。

◆14位 クリアソン新宿

9月にJ3ライセンスが交付されつつも、スタートダッシュに失敗し、開幕から下位に低迷してきた新宿。今節はソニー仙台FCに敗れて、残り3試合で14位および最下位とは勝ち点「3」差…自動降格こそない今季だが、地域リーグ側との入替戦行きは避けねばならない。

◆岩手、初JFLへ

J3で「いわてグルージャ盛岡」の最下位フィニッシュが確定し、JFLでは「J3入会審査条件付き承認」のクラブが2位以内を占めることが確定。かつて東北1部からJFLを経由せずにJ3入りした岩手の「JFL降格」が事実上決定した。

◆順位表
1位 栃木シティ | 勝ち点57 | +22
2位 高知ユナイテッドSC | 勝ち点52 | +14
—残り3試合で勝ち点「7」差—
3位 ヴィアティン三重| 勝ち点45 | +7
4位 レイラック滋賀 | 勝ち点44 | +19
5位 Honda FC | 勝ち点41 | +8
6位 ヴェルスパ大分 | 勝ち点41 | ±0
7位 FCティアモ枚方 | 勝ち点41 | -1
8位 沖縄SV | 勝ち点38 | +6
9位 ブリオベッカ浦安 | 勝ち点38 | +3
10位 ラインメール青森 | 勝ち点36 | +5
11位 アトレチコ鈴鹿 | 勝ち点33 | ±0
12位 ソニー仙台FC | 勝ち点33 | -4
13位 FCマルヤス岡崎 | 勝ち点27 | -9
14位 クリアソン新宿 | 勝ち点22 | -23
15位 横河武蔵野FC | 勝ち点22 | -25
16位 ミネベアミツミFC | 勝ち点18 | -22

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【Jリーグ出場停止情報】G大阪のMF鈴木徳真はDOGSOで1試合出場停止、長崎FWフアンマ・デルガド1試合出場停止も処分は後日決定へ

Jリーグは12日、最新の出場停止情報を発表した。 J1ではガンバ大阪のMF鈴木徳真が唯一の出場停止に。11日に行われた明治安田J1リーグ第16節のサンフレッチェ広島戦で一発退場となっていた。 Jリーグはこの退場について、「ペナルティーエリア付近で、相手競技者に対しボールにプレーできず反則で止めた行為は、「相手チームの決定的得点機会の阻止」に該当する」と判断。DOGSOにより1試合の出場停止となった。 また、J2では、V・ファーレン長崎のFWフアンマ・デルガドが出場停止に。フアンマ・デルガドは11日に行われた明治安田J2リーグ第15節のモンテディオ山形戦で一発退場。53分に自陣でフアンマ・デルガドと西村慧祐が競り合った際、ユニフォームを掴まれて前に抜け出せなかったフアンマ・デルガドが腕を使って西村の顔を押して振り払ったことで一発退場となっていた。 なお、Jリーグはフアンマ・デルガドの処分は後日発表されることに。まずは1試合の出場停止となる。 その他、J3では天皇杯の栃木県予選決勝の栃木SC戦で退場となっていた栃木シティのGK相澤ピーターコアミが1試合出場停止となっている。 <h3>【明治安田J1リーグ】</h3> MF鈴木徳真(ガンバ大阪) 第17節 vsヴィッセル神戸(5/17) 今回の停止:1試合停止 <h3>【明治安田J2リーグ】</h3> FWフアンマ・デルガド(V・ファーレン長崎) 第16節 vs大分トリニータ(5/18) 今回の停止:未定 <h3>【明治安田J3リーグ】</h3> GK相澤ピーターコアミ(栃木シティ) 第13節 vsFC岐阜(5/17) 今回の停止:他の大会での出場停止処分 MF田中康介(AC長野パルセイロ) 第5節 vs松本山雅FC(5/14) 今回の停止:警告の累積による1試合停止 MF永野修都(ガイナーレ鳥取) 第13節 vs松本山雅FC(5/18) 今回の停止:警告の累積による1試合停止 MF藤村慶太(鹿児島ユナイテッドFC) 第13節 vs福島ユナイテッドFC(5/17) 今回の停止:1試合停止 <span class="paragraph-title">【動画】ビルドアップのミスで鈴木徳真がDOGSOで一発退場</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="ISPDMbRw6vY";var video_start = 108;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2025.05.12 19:30 Mon
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来季のJ3入りに必要なライセンス、JFL首位の高知や2位の栃木シティら上位陣に交付…14位低迷の新宿もホームタウン特性を鑑み交付

Jリーグは24日、2025シーズンのJ3クラブライセンスの判定結果を発表した。 今シーズンは7クラブが申請しており、栃木シティフットボールクラブが新たに申請。ラインメール青森、クリアソン新宿、ヴィアティン三重、レイラック滋賀、高知ユナイテッドSC、ヴェルスパ大分に加え、栃木シティにも交付が決定した。 なお、2024シーズンに引き続き、新宿は施設基準に課題があるものの、東京23区というホームタウンの特性に鑑みて交付されることが決定した。 なお、J3クラブライセンスが交付されたクラブについては、今後、10月の理事会にてJリーグ入会が審議。入会を最終承認されるためには、JFL最終節終了時点で以下のJ3入会審査項目も満たす必要がある。 今シーズンの日本フットボールリーグ(JFL)は、ここまで21節(一部クラブは20節)を消化。J3クラブライセンスが交付されるクラブでは、高知が1位、栃木シティが2位、青森が3位、V大分が5位、滋賀が6位、三重が7位とHonda FCを除いた上位6クラブに交付。新宿は14位と低迷し、順位基準を満たす可能性がないため来季の昇格は消滅している。 JFLで最終順位が2位以内のクラブが条件となり、2位のクラブはJ3クラブとの入れ替え戦に回ることに。加えて、今シーズンのホームゲームの1試合平均入場者数が2000人以上であり、年間入場料収入が1000万円に到達すること。さらに、短期的に資金難に陥る可能性が極めて低いとJリーグが評価できる状態にあることが条件となる。 2024.09.24 16:58 Tue
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「J3でも1番強いと証明したい」栃木シティが4選手と契約更新! 田中パウロ淳一や背番号「10」岡庭裕貴、鈴鹿戦2G1Aの鈴木国友、ウーヴァ時代を知る増田修斗

来シーズンから明治安田J3リーグの一員となる栃木シティが16日、4選手との契約更新を発表した。 まず、中村憲剛氏の引退試合にも参加したFW田中パウロ淳一(31)。2023年に栃木C入りし、攻撃の核として今季はJFLでベストイレブンを受賞した。来季自身3年ぶりのJリーグとなる。 MF岡庭裕貴(29)は栃木Cの背番号「10」。関東1部時代の2020年に東京ユナイテッドFCから加入し、以来中盤を支えるキーマンだ。来季は群馬時代の2018年以来となるJリーグに。 FW鈴木国友(29)は松本山雅FCから今季栃木C入り。終盤戦にきてスタメン起用が増え、最終的にはJFL25試合出場で6得点、優勝決定の鈴鹿戦では2得点1アシストをマークした。 DF増田修斗(30)は“栃木ウーヴァFC”時代を知るワンクラブマンで、前JFL時代の2017年から在籍。競争の激しい現栃木Cで今季はJFL出場5試合にとどまるも、晴れて契約更新、キャリア初のJリーグへ向かう形となった。 契約更新にあたり、4選手は来季への抱負も。 田中パウロは「2年連続昇格でJリーグへという目標は達成しましたが、J3でも1番強い事を証明したい。それくらい栃木シティには大きな魅力があるので、J1・J2にも負けないくらい盛り上げたい。そのためにはこれまで以上に皆さまのパワーが必要です。みんなでJ3も荒らしましょう」とコメントを寄せている。 2024.12.16 16:37 Mon
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栃木SCのMF森俊貴が同じリーグ&同じ県のライバル栃木Cに完全移籍「色々な意見があることは承知しています」

栃木シティFCは5日、栃木SCのMF森俊貴(27)が完全移籍で加入することを発表した。 森は栃木SCの下部組織出身で、ユースから法政大学へと進学。2020年に栃木でプロ入り。5シーズンを過ごし、J2通算163試合12得点を記録した。 同じ栃木のライバルクラブに移籍する森はクラブを通じてコメントしている。 <h3>◆栃木シティFC</h3> 「はじめまして。このたび栃木シティに加入させていただくことになりました森俊貴です。J参入初年度の記念すべき年にメンバーの一員になれたことにとても感謝しています!また、共に戦おうと手を差し伸べてくれた大栗社長始め栃木シティ関係者の皆様、大変感謝しています」 「今回の加入に対して色々な意見があることは承知しています。その上でとても強い覚悟を持って来ました。僕自身2025シーズンがどんな年になるのか楽しみですし、この決断を正解に出来るよう精進します!共に戦ってください!!よろしくお願いします!」 <h3>◆栃木SC</h3> 「栃木SCを応援している皆さま、2024シーズンも多大なサポートありがとうございました。降格という期待を裏切る結果に終わってしまいすみませんでした」 「リリースの通り栃木SCを離れることになりました。直接報告することが叶わず、すみません」 「僕自身プロ入りしてから5年、アカデミー時代を含めると16年栃木SCにお世話になりました。アカデミー時代、僕はとても気分屋で扱いが大変で面倒な少年であったと思います。そんな僕がこうしてプロサッカー選手になれたのは携わってくれた育成スタッフの方達のおかげです。この場をお借りしてお礼を申し上げます」 「大学での4年間を経て憧れの栃木SCのユニフォームを着用しプロデビューした2020年の喜びは一生忘れません。そして、声出し応援が解禁となり何年振りかの県民の歌をピッチ上で歌うことが出来たあの瞬間は感無量でした」 「大好きなサッカーを通して素晴らしい出会いもたくさんありました。いつでも温かく迎えてくれる茂木町の方々、自分の子どものように何でも食べさせてくれるご飯屋さん、どんな時でも前向きな声をかけてくれるサポーターの方々、ファンサの度にプレゼントを用意してくれる個サポの方、全ての出会いに感謝しています。そんな幸せなサッカー人生を送っていく中で世界で一番大切にしたいと思える方とも出会えました。これからの僕個人や一家の大黒柱としてライフプランを考えた結果、栃木SCを退団するという決断に至りました。どうか受け入れてくれるとありがたいです」 「プロ入りしてからの5年間、皆様の期待に応えられる活躍をすることは出来ませんでした。僕の実力不足他なりません。応援してくれていた方、本当にすみませんでした。それでもいつでも明るく気分が晴れるような声を掛けてくれたサポーターの皆様、感謝しています」 「最後になりますが、栃木SCに関わる全ての皆さま本当にありがとうございました。またどこかでお会いできることを楽しみにしています」 2025.01.05 15:58 Sun

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