今季最多3ゴールのG大阪が両CB弾で逆転劇! 2試合で8失点の川崎Fは3度目の連敗に【明治安田J1第15節】

2024.05.19 16:59 Sun
逆転決勝弾のG大阪DF福岡将太
©︎J.LEAGUE
逆転決勝弾のG大阪DF福岡将太
明治安田J1リーグ第15節の1試合が19日にパナソニック スタジアム 吹田で行われ、ホームのガンバ大阪川崎フロンターレを3-1で下した。
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このホームで仕切り直しの勝利を狙う前節終了時で6位G大阪は前節から両サイドハーフの顔ぶれが代わり、初先発の山下諒也と復帰のウェルトンがスタートから出場。13位川崎Fは4選手が入れ替わり、バフェティンビ・ゴミスジェジエウ脇坂泰斗瀬川祐輔が先発した。火力不足の攻撃に課題のG大阪が立ち上がりのボール争いで優位に立ったが、今季2度目の5失点敗北からバウンスバックを狙う川崎Fも守りに重きの入りとなるなか、次第に繋ぎの時間を増やしていく。
そのなかで、川崎Fは4分にマルシーニョのスピードを生かしたカウンターから、バフェティンビ・ゴミスがフィニッシュ。16分にもバフェティンビ・ゴミスが迫るが、G大阪守備陣がなんとか阻む。

15分過ぎからは川崎Fペースとなるなか、21分にはFKの流れからバフェティンビ・ゴミス、マルシーニョが立て続けにボックス内からシュートを放ったが、GK一森純がいずれも好守でたちはだかる。
際で踏ん張るG大阪だが、26分にボックス左のスペースで受けた家長昭博が左足浮き球パスを送ると、勢いよく飛び込んだのが瀬川祐輔。頭で合わせたボールがゴール右に決まり、川崎Fが先制する。

堪えきれず、4試合ぶり失点のG大阪だが、すぐさま反撃。28分に敵陣左サイドで獲得したFKからキッカーの宇佐美貴史が右足でクロスを送ると、ゴール前の中谷進之介が頭で合わせ、すぐ取り返す。

ジェジエウと交錯した瀬川が38分にファンウェルメスケルケン際と交代するアクシデントもあった川崎Fは再び押し込む展開に持ち込んだが、G大阪も譲らず。1-1のスコアでハーフタイムに入る。

後半に入って川崎Fの動きが鈍くなるなか、G大阪は入りからボールを保持。走らされる川崎Fは60分の瀬古樹に続いて、67分にマルシーニョが足をつったタイミングでバフェティンビ・ゴミスを下げる。

その交代で山田新エリソンを送り出した川崎Fだが、G大阪が70分にカウンターを仕掛け、右CKのチャンス。宇佐美のキックから福岡将太の完璧ヘッドがネットを揺らし、G大阪が逆転に成功する。

追いかける川崎Fは前意識を高め、77分に最後の交代で高井幸大ゼ・ヒカルドをピッチへ。対するG大阪もそのタイミングでダワンと倉田秋を送り込み、奪い切れれば決定的な次のゴールも狙いに出る。

すると、川崎Fが前がかる81分にダワンの持ち上がりからスルーパスに反応した坂本一彩が粘り、ボックス右の山下が中央にラストパス。このボールを倉田が右足で蹴り込み、G大阪が突き放した。

ダメ押しにも成功したG大阪が残る交代カードでイッサム・ジェバリや、中野伸哉唐山翔自を送り込むなか、川崎Fは反撃に転じるが、及ばず。

中谷の移籍後初弾と福岡の加入後初&J1初弾と両センターバックの得点で逆転劇を演じたG大阪は今季最多3ゴールで2戦ぶり白星の4戦無敗に。2試合で計8失点の川崎Fはこれで今季3度目の連敗となった。

ガンバ大阪 3-1 川崎フロンターレ
【G大阪】
中谷進之介(前28)
福岡将太(後25)
倉田秋(後36)
【川崎F】
瀬川祐輔(前26)



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G大阪が最多4発で力強い仕切り直しに成功! 横浜FMは4連敗【明治安田J1第22節】

明治安田J1リーグ第22節の1試合が6日にパナソニック スタジアム 吹田で行われ、ホームのガンバ大阪が横浜F・マリノスを4-0で下した。 この試合も4バックの3位G大阪だが、出場停止の半田陸に代わって松田陸が右サイドバックに入り、福岡将太がセンターバックに復帰。2列目でも坂本一彩、ファン・アラーノがスタートから出場した。横浜FMはポープ・ウィリアムに代わって飯倉大樹が最後尾に。そのほか、加藤蓮、植中朝日、宮市亮がスタメン入りした。 中2日でのアウェイゲームといえど、勝利がほしい横浜FMだが、G大阪も仕切り直しの一戦というなか、ホームチームが立ち上がりから押し上げ、4分に細かな繋ぎから分厚い攻めに。ボックス左で自らこぼれ球を回収したファン・アラーノが右足コントロールショットをゴール右に流し込み、G大阪が先手を奪う。 出鼻をくじかれてしまった横浜FMだが、すぐさまボールを動かしながら押し返しにかかり、12分に右サイドからのクロスに大外の宮市が右足ダイレクトで合わせるが、左ポスト。18分にもヤン・マテウスが右サイドから持ち運び、最後は逆サイドの宮市が右足ミドルを放っていったりと、攻め切るシーンも増やす。 G大阪が我慢の時間を凌いで、34分に坂本の際どい右足ミドルなどで再び攻めに出るなか、横浜FMも42分に宮市の決定的な右足フィニッシュがクロスバーに嫌われるシーン。そのなか、45+3分にボックス左から仕掛けた宇佐美が右足で浮き球を出すと、ダワンがドンピシャのヘッドを叩き込み、G大阪が突き放す。 後半から加藤聖とエウベルを送り込み、前のめりとなる横浜FMだが、G大阪も前でボールを奪い切れないと見るや、ローブロックを敷いて対応したりと臨機応変な戦いで対応。51分に山下諒也を入れたなかで、64分にも坂本が右足ミドルを放つと、ウェルトンがこぼれ球を押し込みにかかる決定機が巡る。 そろそろ1点を返したい横浜FMも66分にボックス右に仕掛けていったエウベルの左足フィニッシュでG大阪ゴールに迫るが、福岡が体を投げ出しての好ブロックで許さず。すると、69分に俊足の山下がボックス右に持ち込むと、対応に入ったエドゥアルドのハンドを誘い、G大阪がPKのチャンスを掴む。 決めれば3点目となるこのPKチャンスを宇佐美が確実に決めてみせ、G大阪がさらなる突き放しに成功。直後の飲水タイムを経て、山根陸と塩貝健人の交代策にも打って出た横浜FMが反撃の時間を続け、シュート数を増やしていったが、G大阪も交代で強度を保ちながらうまく時計の針を進めていく。 終盤を迎えても横浜FMがリスク覚悟で前がかるが、抑えるべきところを抑えながら貪欲に次のゴールも目指していったG大阪は途中出場のイッサム・ジェバリが88分にボックス右からの右足シュートを決め、最多失点の翌節に最多4発で3戦ぶり白星を掴み、力強い仕切り直しに成功。横浜FMは4連敗となった。 ガンバ大阪 4-0 横浜F・マリノス 【G大阪】 ファン・アラーノ(前4) ダワン(前45+3) 宇佐美貴史(後25) イッサム・ジェバリ(後43) <span class="paragraph-title">【動画】G大阪ファン・アラーノが完璧コントロールショット</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet"><p lang="ja" dir="ltr">/<br>至高のコントロールカーブ<br>\<br><br>PA内で黒川からのパスを受けた<br>ファン アラーノが<br>コントロールカーブを決めた!<br><br>VARチェックの結果ノーハンドで<br>ゴールが認められた<br><br>明治安田J1第22節<br>G大阪×横浜FM<br> <a href="https://twitter.com/hashtag/DAZN?src=hash&amp;ref_src=twsrc%5Etfw">#DAZN</a> ライブ配信中<a href="https://twitter.com/hashtag/G%E5%A4%A7%E9%98%AA%E6%A8%AA%E6%B5%9CFM?src=hash&amp;ref_src=twsrc%5Etfw">#G大阪横浜FM</a> <a href="https://t.co/eR32XYebsX">pic.twitter.com/eR32XYebsX</a></p>&mdash; DAZN Japan (@DAZN_JPN) <a href="https://twitter.com/DAZN_JPN/status/1809534152611410282?ref_src=twsrc%5Etfw">July 6, 2024</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2024.07.06 21:08 Sat

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飛躍続ける緑の名門支える強靭な翼…右WBで存在感示す東京Vの宮原和也「いまは少しずつできている部分がある」

好調を継続する昇格組の右ウイングバックが存在感を示している。 東京ヴェルディは前節、サガン鳥栖とのホームゲームを2-0で勝利し、今シーズン初の4連勝を達成。開幕前は残留争いのメインキャストを担うと見られていた中、残り7試合の時点で勝ち点47の6位と大躍進を見せている。 直近の4連勝では全試合で複数得点を記録するなど、一時の3試合連続無得点の苦境を乗り越えた攻撃陣の活躍がフォーカスされるが、左サイドのMF翁長聖と共に、90分を通じ攻守両面でハイクオリティのパフォーマンスを継続するDF宮原和也の安定感が際立っている。 昨シーズン、名古屋グランパスを離れて長らくJ2の沼にはまっていた緑の名門に加入した28歳は、右サイドバックの絶対的な主力に君臨。傑出した対人守備や優れたサッカーIQを活かした的確な判断能力でサイドに蓋をすると、攻撃でもボランチでのプレー経験を活かした安定した繋ぎ、機を見た攻撃参加からの正確なクロスでチャンスを演出。J2ベストイレブンに選出される、見事な活躍によって16年ぶりのJ1昇格の立役者の一人となった。 チームとして16年ぶりのJ1挑戦となった今シーズンはJ1未経験組や通算出場数が「50」に満たない経験不足のチームにおいて、牽引車としての活躍も期待されたが、プレシーズンとシーズン序盤に負った2度のケガの影響で本来のパフォーマンス発揮には至らず。一時はボランチやウイングバックでのクローザー役も経験した。 それでも、[3-4-2-1]のセンターバックでのプレーや中断期間の集中的なコンディション調整を経て状態を上げると、直近は4試合連続で右ウイングバックとしてフル出場。持ち味の安定した守備に加え、相手ボックス内に侵入していくアグレッシブな攻撃参加も増えている。 ここまでコンディション面に関して途上にあると語ってきた宮原だが、より運動量やハードワークが求められるウイングバックでの継続起用の効果も含め、ここにきて自身のフィジカルコンディションの向上を実感しているという。 「ウイングバックをすることによって上下動するシーンはたくさんあると思いますし、自分はしっかり攻撃の部分ではクロスのシーンに入っていくというのも意識しています。守備の部分でもしっかりチャレンジ&カバーというか、そういうのも含めて意識している部分はあるので、それに関して体がついてきています」 キャリアを通じてもちろん経験はあるものの、ここにきて本格的にプレーし始めたウイングバックでのプレーについては試行錯誤の部分はありながらも徐々に手応えを感じている。 「基本的に最初のプレッシャーの部分で、相手との距離が近い部分はウイングバックだとあるので、そこの間合いというのは少し近づける部分が4バックのときよりありますし、絞りの部分だったりは、自分の予測だったりそういう部分。いまは少しずつできている部分があるので、しっかり続けられるようにという感じです」 「(攻撃面に関して)次は相手が4バックなので、相手のサイドハーフがどこにプレッシャーに行くのかで、自分の立ち位置とかも決まってくると思いますし、サイドハーフが自分たちの3センターバックの方に食いつくのであれば、しっかりサイドバックを引き出す動きというか、そこは見せながらフォワードかシャドーに当てさせるというイメージもしなければいけないと思うので、しっかり相手を見ながら動き出せるようにしたいです」 その新境地を開きつつある宮原に関して、城福浩監督は右サイドバックがジャストなポジションであることを認めながらも、[4-4-2]から[3-4-2-1]への布陣変更後に、今後のキャリアも見据えた上で「自分の可能性を追い求めるチャンス」と捉えて新たな役割にチャレンジしてほしいと腹を割って話し合ったことを明かしている。 「彼は以前所属していたチームでも4バックでやっているときにサイドバックとしてやっていましたし、3バックでやったときにはおそらくウイングバックあるいはセンターバックで可能性を試されていたと思います。4バックでやることが、おそらく彼のサッカー人生の中でも多かったと思いますし、その中でこのチームでもJ2であったときに存在を示してきた」 「その中で3バックになったときに、本来のジャストなポジションというのがなくなったと感じるのか、そういう思考になるのか。これで3バックのセンターバックか、あのシステムのウイングバックがやれるようになれば、選手の幅が広がるようになるのか。おそらく彼はあと数年トップレベルでやれる選手だと思いますけど、さらにもう5年トップレベルでやるためにここがチャンスと思うのか。自分のジャストなポジションがなくなったと思うか。これは考え方次第だということを復帰したときに彼と話していました」 「『これをどう捉えるかだぞ』、『自分の可能性を追い求めるチャンスだと思ってやってくれ』と、ただそれにはセンターバックもウイングバックも両方ある。そこをやらされているのではなくて、『そこでもできる宮原和也を示してくれ』ということは話しました」 その指揮官の要求に真摯に応えた結果が直近の好パフォーマンスに繋がっていることは明白だ。そして、城福監督も「彼は非常にポジティブに取り組んでくれたと思っていますし、最近のあの運動量とかスプリントの回数というのは僕もちょっと驚いています」と、ベテランに差し掛かりつつある28歳の活躍に目を細めている。 逆サイドの翁長と共に飛躍を続ける緑の名門を支える強靭な翼は、28日にパナソニックスタジアム吹田で行われる明治安田J1第32節のガンバ大阪戦でも攻守にカギを握る存在となる。 勝ち点2差で臨む5位チームとのシックスポインターに向け、宮原は前節の反省や元同僚DF中谷進之介、FW宇佐美貴史ら相手の攻守のキーマンを警戒しつつ、チームとしてしっかりとした戦いをみせ、勝ち点3を持ち帰りたいと意気込んだ。 「前の鳥栖戦では結構危ないシーンはたくさんありましたし、決められてもおかしくないシーンというのはたくさんあったので、そこへの修正というのは絶対大事になってくる。正直点を決められて、勝敗がわからなくなってもおかしくないシーンというのがあったので、本当に紙一重だと思うので、そういうのは本当に90分通して、そういうチャンスを作らせないようにすることが大事です」 「(中谷は)対角へのフィードとかはうまいと思うので、そこはしっかりと見ながらという感じ。前回対戦でも守備は堅くてブロックをしっかり組んでいる感じなので、しっかり左右に揺さぶりながらというのは大事」 「(宇佐美は)少しの時間や余裕を与えると足を振ってきますし、右も左も蹴れると思うので、そこに対しては本当に厳しくいかなければいけないと思います」 2024.09.27 20:00 Fri
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もしかして一気にJリーグの勢力図が変わっちゃう恐れってなくない?!の巻/倉井史也のJリーグ

今年からスタートした「アジアチャンピオンズリーグエリート(ACLE)」で優勝すると、賞金が約17億4000万円!! これってACLの賞金の約3倍あるんです。たとえACLEの決勝で敗れたとしても約8億7000万円。 これがどういう金額かというと、2位になっても2023年度の新潟のトップチーム人件費とほぼ同じで、優勝しちゃうと鳥栖、福岡、札幌の2023年度トップチーム人件費がみんなまかなえちゃうんですよ。あ、そう言えば昔、あるクラブの監督が「補強したいとクラブに言ったら、先に賞金を稼いでからにしてくれと宣言されたよ」とぼやいてましたっけ。 これはACLの魅力爆上がりでしょ。でも、ご存じのとおり今年からACLEへの出場資格が難しくなってるんです。だってチーム数増えたからね。 20チームの中で2位までに入らないといけないんだけど、残り8試合で2位の広島が勝点56、3位の神戸が勝点55、消化試合が1試合少ない鹿島が勝点49、同じく1試合少ないG大阪は勝点48とここまでが大接戦。 じゃあね、歴代2位のチームがどれくらい勝点を稼いでいたか、1試合あたりの平均勝ち点数で調べてみるとこんな感じになりました!! いつもどおりデータは18チーム構成になった2005年以降で、2ステージ制だった2015年と2016年を除きます。すると……。 【2位の平均勝点】 2005年:浦和/勝点59/34試合/平均1.74 2006年:川崎/勝点67/34試合/平均1.97 2007年:浦和/勝点70/34試合/平均2.06 2008年:川崎/勝点60/34試合/平均1.76 2009年:川崎/勝点64/34試合/平均1.88 2010年:G大阪/勝点62/34試合/平均1.82 2011年:名古屋/勝点71/34試合/平均2.09 2012年:仙台/勝点57/34試合/平均1.68 2013年:横浜FM/勝点62/34試合/平均1.82 2014年:浦和/勝点62/34試合/平均1.82 2017年:鹿島/勝点72/34試合/平均2.12 2018年:広島/勝点57/34試合/平均1.68 2019年:FC東京/勝点64/34試合/平均1.88 2020年:G大阪/勝点65/34試合/平均1.91 2021年:横浜FM/勝点79/38試合/平均2.08 2022年:川崎/勝点66/34試合/平均1.94 2023年:横浜FM/勝点64/34試合/平均1.88 で、平均を取ると平均勝点1.89になってるわけです。では今の順位表はどうかというと。 1位:町田/勝点58/30試合/平均1.93 2位:広島/勝点56/30試合/平均1.87 3位:神戸/勝点55/30試合/平均1.83 4位:鹿島/勝点49/29試合/平均1.69 5位:G大阪/勝点48/29試合/平均1.66 むむむ、G大阪ちょっと苦しい! でもこれでACLEに出たらG大阪が新たな歴史ってことになる!! 鹿島はこれまでの最低ラインをクリアしてるのでまだまだ可能性あり!! ちなみに2023年度の各チームのトップチーム人件費は 町田:18億600万円(J2) 広島:24億3500万円 神戸:38億円 鹿島:25億3200万円 G大阪:27億6300万円 もしもこのクラブに17億4000万円が入ってきちゃったら、そしてそれがトップチームの強化に使われたら、トップチーム人件費だけで鳥栖、福岡、東京V、京都、新潟の年間売上高抜いちゃうんですけど。いや〜出たいな、ACLE〜!! 文・倉井史也 2024.09.21 10:15 Sat
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ベスト4はいずれも優勝経験クラブに! 準決勝は横浜FMvsG大阪、神戸vs京都【天皇杯】

25日、第104回天皇杯準々決勝の2試合が行われた。 AFCチャンピオンズリーグ・エリート、AFCチャンピオンズリーグ2の関係もあり、変則的に3日間に分かれて行われた準々決勝。すでに、サンフレッチェ広島を下したガンバ大阪、ジェフユナイテッド千葉を下した京都サンガF.C.のベスト4進出が決定していた。 25日に行われた2試合は、大量失点で公式戦連敗中の横浜F・マリノスと、J2勢で唯一のベスト4入りを目指すレノファ山口FCの対戦。試合は、16分に山根陸がゴールを奪い横浜FMが先制するも、23分に奥山洋平のゴールが決まり山口が同点に追いつく。 1-1で迎えた後半、51分にエウベルが勝ち越しゴールを記録すると、71分にヤン・マテウス、77分に水沼宏太が連続ゴールで突き放すと、86分にはアンデルソン・ロペスにもゴールが生まれ、5-1で勝利を収め7年ぶりのベスト4に進出した。 もう1試合は、J1で優勝争いをしている鹿島アントラーズとヴィッセル神戸の一戦。試合は、この試合が復帰後の再デビュー戦となった森岡亮太が15分に先制ゴールを記録。良い形で入ると、その後は互いに譲らない展開に。それでも神戸は終盤に畳み掛け、83分に佐々木大樹が追加点。後半アディショナルタイム7分には井手口陽介にもゴールを記録し0-3で快勝を収めた。神戸は優勝した2019年以来5シーズンぶりのベスト4入りとなった。 準決勝は10月27日に開催。横浜FMvsG大阪、神戸vs京都に決まった。 ◆準々決勝 ▽9月11日(水) サンフレッチェ広島 1-2 ガンバ大阪 【広島】 加藤陸次樹(前16) 【G大阪】 山田康太(前14) 岸本武流(後34) ▽9月18日(水) 京都サンガF.C. 3-0 ジェフユナイテッド千葉 【京都】 豊川雄太(前11) マルコ・トゥーリオ(後4) 平戸太貴(後40) ▽9月25日(水) 横浜F・マリノス 5-1 レノファ山口FC 【横浜FM】 山根陸(前16) エウベル(後6) ヤン・マテウス(後26) 水沼宏太(後32) アンデルソン・ロペス(後41) 【山口】 奥山洋平(前23) 鹿島アントラーズ 0-3 ヴィッセル神戸 【神戸】 森岡亮太(前15) 佐々木大樹(後38) 井手口陽介(後52) 2024.09.25 21:47 Wed
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4連勝も勝って兜の緒を締める東京Vの城福監督、G大阪との6ポインターへ「危機感、野心を持って自分たちのサッカーを示す」

東京ヴェルディの城福浩監督が、28日にパナソニックスタジアム吹田で行われる明治安田J1リーグ第32節のガンバ大阪戦に向けた会見を実施した。 東京Vは前節、サガン鳥栖とホームで対戦。MF山田楓喜の今シーズン3本目となる直接FKによるゴールで先制に成功すると、以降は一進一退の攻防の中で要所を締める守備で1点差を維持。その後、セットプレー流れからMF翁長聖が決めた追加点で相手を突き放し、今季初となる2試合連続完封勝利を収めた。 2003年以来、21年ぶりのJ1での4連勝を達成したチームは“暫定”が外れて6位をキープ。そして、勝ち点をほぼ残留確定の「47」に積み上げた昇格組は、2ポイント差で5位に位置するG大阪とのシックスポインターで5位浮上を目指す。 前節の鳥栖戦では全体のパフォーマンス自体はいまひとつではあったものの、最後の局面でのハードワーク、勝負の際を見極めた戦いぶりを含めて、いわゆる試合巧者の勝ち方を見せた試合だった。 試合後の会見では「我々がやってきたこと、やるべきことをしっかりと選手がやり通し、選手の進歩を感じることができた試合」と、これまでとは少し違う形での勝利を評価した城福監督だったが、今週のトレーニングでは「勝って兜の緒を締めよ」とばかりに、より鳥栖戦で出た課題にフォーカスし、若きチームの引き締めを図ったという。 「(今週の練習で意識した部分は)攻撃も守備ももちろんありますけど、特に守備。ここ数試合の中では我々の守備としては一番アベレージが低かったというか、緩かったと言うべきか、全体的にそういう状況だったので、決定機に近いところまで崩された、シュートを打たれたというシーンはいくつかピックアップして、我々の基準にもう一度戻そうというところは確認しました。意識のところで守備のところは、おそらくこの前ぐらい緩いとガンバさん相手だと複数失点してもおかしくないと思う。そこはしっかり締め直さないといけないなということで共有しました」 「緩かった」と指摘した部分に関しては、チームとして“目の前の一試合一試合”に全力を注ぐことを強調しているものの、やはりここ最近の連勝によって最大の目標だった残留が濃厚になったというところで、メンタル的な部分において少なからず緩みが出た可能性を指摘。 その上で「やられてもおかしくない決定的なシーンを作られすぎた」とチーム全体で反省した鳥栖戦を教訓に、残り試合に向けて改めて危機感、野心を持って戦うことを求めている。 「結果としてゼロで抑えているので、最後は頑張っている。最後に体を張っている、寄せているからこそ、マテウスがセーブするアングルが狭くなっているので、プレーしやすいとか、そんな状況はあったと思います。ただ、そこに至るまでのところの危機感に関して、今までの自分が求めてきた中では高いレベルではなかった」 「これは想像ですけれども、札幌戦に勝って、残留争いという表現がいいかどうかはわかりませんけど、ちょっと自分たちがそちら側ではなくなったのかなというような緩みがひょっとしたらあるのかもしれないなと思います」 「我々にどういう志があって何を示したくて、いまこのステージで戦っているのかというのを考えたら、いま自分たちが勝ち点いくつで、下のグループから見たらどれぐらい広がってとか、ちょっとでも頭の片隅にそれがあったら、我々はどのチームにも苦戦をする。たまたま点が入らなかっただけで、この前の鳥栖戦でもやられてもおかしくない決定的なシーンをちょっと作られすぎているので、ちょっとした気の緩みというのは、それこそ靴1足分の違いに表れる」 「『これぐらいでいいかな』というのがどこかの片隅にあれば、そういうプレーになってしまうので、それはミスをする、しないとは別の次元の問題。危機感を持って、あるいは野心を持って自分たちのサッカーを示すというところは、もっと研ぎ澄ました状態で試合に臨ませたいです」 緩みを許さない勝負師の下、勝った上でポジティブに反省する好循環にあるチームは、次節のG大阪戦でその学びを改めて活かす試合が期待されるところ。 その対戦相手は直近5分け2敗の7戦未勝利に、直近は4試合連続失点中と勝ち切れない状況が続く。だが、城福監督は前回対戦でクローズな0-0のドローゲームを演じたG大阪を「選手層が厚くクオリティが高い」と警戒。元々のクラブカラーの攻撃力の高さに加え、ダニエル・ポヤトス体制2年目で見違えるように改善されたハードワーク、守備のソリッドさを評価し、タフな試合を覚悟している。 「やはり試合を見ていても、ちょっとプレッシャーが甘くなると、攻撃で言えば、宇佐美選手を中心として、本当に個人個人がクオリティが高いのと、ひと振りができる。みんなペナルティエリアの外からひと振りでゴールを決める力があるので、攻撃力という意味では本当に高いものを持っている」 「もうひとつは特に今年のガンバは守備のハードワークのギアが上がったなというふうに思います。それは外国人選手であっても、ポジションがフォワードであっても、それこそ宇佐美選手であっても、チームとしてのハードワークというのは、ぶれないものを持っていますし、非常に高いレベルを示しているので、ガンバを崩すということは、組織として非常に堅いガンバを崩すのはなかなか難しいなと」 「センターバックもフィードがいいというところを注目されますが、非常に守備が堅い。体も張りますし、我々のよく言うところの“集結”の判断もいいですし、カバーリングも全員がやる。自分たちがしっかり相手を広げる中でゴール前に人数をかけて飛び込んでいかない限り、ガンバを崩すことというのはなかなか簡単ではないかなと思っています」 Jリーグ屈指の名門であり、16年ぶりのJ1昇格で注目を集めるヴェルディ。読売クラブ時代を含めJリーグ黎明期は多くのスーパースターが活躍し、華やかな印象が強かった一方、現在のチームは情熱的な指揮官の下でアカデミー育ちの選手を中心に、J1では無名に近い選手たちが毎試合すべてを出し切って戦い抜く愚直さや清々しさといった部分が好意的に受け止められている印象だ。 その理由について問われた指揮官は、激しくもフェアを心掛けるチーム内競争の中で“チームファースト”を心がける選手の姿勢が大きいと考えている。 「そういうふうに思っていただいているのであれば、それはすごくありがたいことです。我々が目指していることでもありますが、それは出た選手がもちろん全員90分ピッチに立っていたいと思っていると思いますが、出た選手がやはり自分がやれるところまでやり切るというところと、後から入った選手も当たり前ですけど、自分の特長を出したい」 「そのエネルギーをまずはチームのために、チームの守備のために使うというところを、ある意味共有しているという言い方は綺麗かもしれないですね。ひょっとしたら、個人のレベルで言えば葛藤しながらかもしれないです。まずはそこだけは絶対に外さないでピッチに立つというところを、いろんな思いをしながらもそこに優先順位を一番に置きながらやっているというところが、見ている人にいろんなものを感じてもらえるといいなと思います」 ただ、「もうひとつは、クオリティとの関係もある」と、チーム全体の精度や連携の部分での拙さが、ある意味でひたむきさに繋がっていると、ハードワークと共に全体の改善もしっかりと訴えている。 「しっかり我慢強く守備をして絞りながらボールにアプローチに行く。あるいは逆サイドが来ないかもしれないけども絞る。自分のマークは出てこないかもしれないけど、しっかり最後までついていくというような、一見したら誰も気づかないようなところをしっかりやる。それはただそこのポジションにいるよりも3倍ぐらいのエネルギーを使う」 「そこから良い状況でボールを持てたときに、スプリントがスタートして相手のゴール前に人数をかけていく。これはジャストな判断と技術で、例えば3人目、4人目、5人目とボールがスプリントをかけた選手に繋がっていって綺麗なゴールを取れれば、『すごく綺麗なカウンターだったね』で終わりますが、このチームはそこがひとつの課題でもある」 「そこで50メーターをスプリントする人間が5人いても、そこにボールが行かない。行かないにも関わらず、スプリントをかける。それでまた守備に帰る。ひょっとしたらそういう姿勢を見てそういうふうに思ってくれる方もいるのかなと…」 「究極の目標はスプリントをかけて、効果的にそこを使えて得点に至れば、これが一番いいですけど、そうではなくても出ていって奪われた瞬間に戻る。これは我々が一番大事にしているところ。我々のこの姿勢がブレなければ、おそらくクオリティが最終的についてくるだろうし、見ている方も感じてもらうものがあると思います」 その上で「我々の中ではスペースがあって、そこに走ること、あるいは走ることでスペースを埋められることがチームのためになるのであれば、それをいとわない集団でいたいですし、そこに巧さが加われば、そこは我々が目指していることで、ただスペース、相手に対して走り勝つというところに関しては、絶対に譲れないチームにしたい」と、ハードワークと巧さを兼ね備えた理想的なスタイルで、結果と共に心を動かす戦いを見せたいと高い志を示した。 2024.09.27 20:43 Fri
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決勝進出を懸けた準決勝、横浜FMvsG大阪はパナスタ、神戸vs京都はノエスタといずれも関西で開催! NHKが両試合とも生中継【天皇杯】

日本サッカー協会(JFA)は27日、第104回天皇杯の準決勝の試合会場等を発表した。 25日に準々決勝が終了。横浜F・マリノス、ヴィッセル神戸、ガンバ大阪、京都サンガF.C.がベスト4に勝ち残った。 いずれのチームも優勝経験がある中、すでに横浜FMvsG大阪、神戸vs京都とカードは決定。試合日も10月27日(日)と決まっていた。 キックオフ時間と会場が未定だったが、こちらも決定。横浜FMvsG大阪はパナソニック スタジアム 吹田で13時5分にキックオフ。神戸vs京都はノエビアスタジアム神戸で15時キックオフに決定した。 なお、横浜FMvsG大阪はNHK総合、神戸vs京都はNHK Eテレで生中継される。 チケットは10月12日(土)の10時から販売開始となる。 ◆準決勝 ▽10月27日(日) 《13:05》 横浜F・マリノス vs ガンバ大阪 [パナソニック スタジアム 吹田] 放送:NHK総合 《15:00》 ヴィッセル神戸 vs 京都サンガF.C. [ノエビアスタジアム神戸] 放送:NHK Eテレ 2024.09.27 17:00 Fri

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