川崎Fが柏を下し3年ぶり2度目の優勝!PK戦でチョン・ソンリョンが成功&ショットストップ【天皇杯】

2023.12.09 17:10 Sat
PK戦の末に制す。
©超ワールドサッカー
PK戦の末に制す。
9日、第103回天皇杯決勝、川崎フロンターレvs柏レイソルが国立競技場で行われ、0-0のまま90分、延長戦を終了。PK戦の結果、8-7で川崎Fが勝利を収めた。Jリーグ創立以降は互いに3度目となる決勝の舞台。チケット完売となる62837人の観客、祭囃子に合わせたオープニング演出のもと、試合開始前から会場は大きな盛り上がりを見せた。

2020年以来3年ぶり2度目の優勝を目指す川崎Fは、3日の明治安田生命J1リーグ最終節からスタメンを4人変更。最終ラインにはジェジエウに代わり、古巣対戦となる大南拓磨が入った。
対いして2012年以来11年ぶり2度目の戴冠を目指す柏も、直近のJ1戦から先発を4名入れ替えた。犬飼智也山田雄士は他チームで天皇杯に出場しているために柏のメンバーとして出場できず、ジエゴはサガン鳥栖戦での退場処分のために出場停止。最終ラインには立田悠悟土屋巧が起用された。

立ち上がりはシンプルに裏を狙う柏が攻勢に出る。失っても相手陣深い位置では即時奪還を意識しての切り替え、ファーストラインを突破されたら中段で構えての[4-4-2]ブロックと、効果的な守備を披露。寄せが早く、コースの切り方もうまいため、川崎Fはビルドアップ時に浮いている選手を効果的に使えない。
主導権を握る柏は9分にCKから山田康太、セカンドボールを拾っては高嶺朋樹小屋松知哉とフィニッシュを重ねる。14分には小屋松が角度のない位置から右足を強振。22分にはショートカウンターからサヴィオが自ら持ち込んでのシュートを放つ。

26分にはサヴィオのクロスを土屋が右ポケット最深部から頭で折り返し、小屋松のフィニッシュと、以降も試合は柏ペースで推移。手を焼く川崎Fは両ワイドが中へ絞ってボールを呼び込むなど試行錯誤するなかで39分、右に開いたレアンドロ・ダミアンのサイドチェンジから瀬古樹。だが、右足での巻いたシュートは枠の右へそれた。

柏ペースながらもスコアは動かぬまま前半を終えると、両チーム交代なく迎えた後半は、川崎Fが立ち上がりに脇坂泰斗の直接FKで見せ場を作る。64分には鬼木達監督が先に動き、瀬古と宮代を下げて瀬川祐輔遠野大弥を投入。前線をフレッシュにした。

それでも69分には柏に絶好機が到来。カウンター時に細谷がハーフウェーライン付近で肩に手をかけられながらも倒れずに抜け出し、ボックス手前まで持ち込む。だが、ラストタッチが大きくなり、フィニッシュまで持ち込めなかった。

ただ、時間とともに柏のプレス強度が弱まったことで、川崎Fもボックスへの侵入回数が増加。後半は一進一退の攻防が続き、試合終了間際、川崎FはFKの2次攻撃から登里享平がヘディングシュート、柏もCK崩れから片山瑛一が強烈な一撃を放つが、両守護神がセーブ。試合は90分でも決着がつかず、延長戦へ突入した。

延長戦に入っては99分に柏がビッグチャンスを迎える。川崎F守備陣が浮き球の落下点を見誤り、隙を突いて抜け出した細谷がGKと一対一に。だが、シュートはチョン・ソンリョンのスーパーセーブに遭い、ここでもゴールを奪えない。

対する川崎Fは118分、右からクロスに途中出場のバフェティンビ・ゴミスがドンピシャのヘッドを放つも、柏もGK松本健太がファインセーブを披露。両守護神が立ちはだかり、120分を終えても両者無得点のまま、勝負の行方はPK戦に委ねられた。

川崎Fの先攻でスタートしたPK戦。両者成功が続いて迎えた柏の4人目、仙頭のキックはクロスバーを叩いたが、続く川崎F・ゴミスのシュートをGK松本がストップ。柏の5人目・武藤が決め切り、PK戦すらも延長に突入する。

もつれたPK戦は10人目に両GKがキッカーとして登場。すると、先攻の川崎Fチョン・ソンリョンがきっちり決め、その後はGK松本のシュートも見事にストップ。激闘を制した川崎Fが3年ぶり2度目の天皇杯制覇を成し遂げた。

川崎フロンターレ 0-0(PK8-7) 柏レイソル

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オフサイドの判定に関わる「インパクト」の奥深さ、川崎Fvs横浜FMでのジャッジにJFAが見解「PKが与えられるべきだった」

23日、日本サッカー協会(JFA)は2025年の第3回レフェリーブリーフィングを開催した。 Jリーグの新シーズンが開幕してから2度目のレフェリーブリーフィング。今シーズンからはファウルの基準の引き上げと、アクチュアルプレーイングタイムを伸ばすというJリーグの指針がある中で、開幕から2カ月程度が経ち、様々な事象が起こっている。 今回のブリーフィングでも、実際のJリーグの試合の判定をもとにJFA審判マネジャー Jリーグ担当統括の佐藤隆治氏が見解と解説を行った。 その中で取り上げられた1つの事象が、大きな議論を呼ぶこととなった。その事象は、4月9日に行われた明治安田J1リーグ第5節の川崎フロンターレvs横浜F・マリノスでのプレー。前半終了間際の45分のプレーだ。 川崎Fの攻撃のシーン。川崎Fがボールを回していると、右サイドでボールを持ったファンウェルメスケルケン際が中央に出すと、河原創がダイレクトで前線へパスを送る。 このシーンではパスを受けようとした小林悠の前で横浜FMの諏訪間幸成がカット。こぼれ球が永戸勝也の元に転がるが、永戸がクリアしないでいると、大関友翔がこのボールを奪いドリブルスタート。ボックス右からハーフスペースに走り込んだ伊藤達哉にパスを出したところ、ジャン・クルードが後方からタックル。ボールは流れた。 主審の御厨貴文さんはノーファウルの判定。しかし、VARからのチェックが入り、オン・フィールド・レビュー(OFR)を行うと、ジャン・クルードのファウルとなりPKの判定に。ただ、その前の段階で河原からのパスが出た際に小林がオフサイドポジションにいたことで、オフサイドとなり、PKではなくオフサイドの判定となった。 佐藤氏はこの場面について「2つの観点がある」とコメント。まず、伊藤に対するジャン・クルードの対応については「レフェリーからは体の前後関係(伊藤が前でジャン・クルードが後ろ)はあるがノーファウルと判断した。上半身の接触はあるがノーファウルコンタクトと取っていた」とジャッジについて説明。ただ、このシーンでは上半身ではなく、右足の接触が主審からは見えていなかったとし、VAR介入後のOFRという流れになったという。 このジャッジはPKで間違ってはいなかったが、もう1つの観点がオフサイド。河原のパスに対して小林がオフサイドポジションにいたため、現場ではオフサイドの判定を下したが、佐藤氏は「オフサイドにする要件は揃っているが、小林選手はボールにも相手にも触れていない」とし、オフサイドを取るべきではないと見解を示し、ジャン・クルードのファウルで川崎FにPKが与えられるべきだったと結論づけた。 映像を見ても、小林は完全なオフサイドポジションにいる状況。横浜FMの選手たちも手を上げてオフサイドをアピールし、永戸がこぼれ球をクリアしなかったのも、オフサイドだと考えたからだと想像できる。 しかし、佐藤氏の見解はオフサイドではないとのこと。この理由は「インパクト」というものが大きく関わってくるという。 「オフサイド」とは、オフサイドポジションにいる選手がプレーに関与した時点で反則となり、その関与が「インパクト」に値するかどうかが重要になる。このシーンの場合、小林は明らかにオフサイドポジションにいるが、対応した諏訪間への接触もなければ、ボールも手前でカットされているため触れていない。河原からのパスが小林に通れば、オフサイドポジションで関与したために「オフサイド」になるが、今回の場合は相手選手にもボールにも触れていない状況だ。 そこで疑問に生じるのが諏訪間の対応だ。何もしなければ「オフサイド」だが、パスを出された時点で諏訪間は小林がオフサイドポジションかどうかを把握していない。そのため、ギリギリで気がつき足を出し、その足にボールが当たったという状況となっている。DFとしては相手にパスが通らないように足を出したものの、「インパクト」には選手への心理的な影響は含まれないとのこと。小林がそこにいたから諏訪間は足を出したが、小林は来るパスを待っていたものの、ボールに向かってプレーをしていないこともあり、「インパクト」は与えていないという考えだという。 OFRで主審もしっかりと映像を確認した上で、今回は「オフサイド」と判定したように、非常に難しいジャッジではあったが、JFAの審判委員会の見解は異なるものに。映像だけで見ればオフサイドと感じる人が大多数だと思われるが、観る側も、改めてジャッジの判断基準をしっかりと理解する必要がありそうな事象だった。 2025.04.23 14:20 Wed
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「神実況!」「何回聞いても鳥肌もん」30周年のJリーグ、川崎Fvs横浜FMで魅せた下田恒幸アナの“前口上”が感動的と話題「興味無い人も一度是非見て欲しい」

30周年を迎えた明治安田生命J1リーグが17日に開幕。18日を含めてJ1の第1節が終了した。 30周年のオープニングマッチとなったのは、2022シーズン2位、直近5シーズンで3度優勝している川崎フロンターレと昨シーズンの覇者である横浜F・マリノスのカードとなった。 30年前のJリーグ開幕カードはヴェルディ川崎vs横浜マリノス。チームは違えど、同じ川崎市と横浜市をホームタウンとするクラブ同士のカードとなり、近年のJリーグを牽引する両者の戦いは非常にハイレベルなものとなった。 キックオフ前、この開幕カードの実況を務めた下田恒幸アナウンサーは30周年の開幕を告げるカードに対し、「イントロ」と本人が称する恒例の口上を披露。多くのJリーグファンだけでなく、神奈川県で隣接する2つの街に触れた素晴らしいものだとファンの間で話題だ。 「一語一句神」 「口から出る言葉全てが人を感動させる」 「マージでかっこいい」 「神実況!」 「下田さんの言葉が素敵すぎる」 「何回聞いても鳥肌もん」 「興味無い人も一度是非見て欲しい」 中継を担当した『DAZN』もスタジアムを埋め尽くした両クラブのサポーターの映像を口上に合わせて流し、感動的なものに。試合は王者の横浜FMが1-2で勝利を収めた。 ーーーーー ◆下田恒幸アナの開幕戦「イントロ」 30年前の5月15日、東京・国立競技場はフットボールに携わる人間にとって何とも言えない一体感に満ちていました あれから30年です 我々が当時の期待通りに発展してこられたかどうか、その問いにハッキリと答えることはできませんが、たくさんのものを積み上げてきたことは間違いありません 今やJリーグが育てたたくさんの人材が、ヨーロッパのトップリーグを含め、世界中で躍動しています ワールドカップにでました ワールドカップを開催しました ワールドカップで勝ちました 日本全国にはたくさんのクラブが生まれ、今やその数は60に達しています 積んできたものは間違いなくたくさんあります そして今日からまた更なる発展を目指し、新しい1年に挑んでいきます その第一歩となる30周年のオープニングマッチ 指名されたのはヴェルディ移転後、スポーツ不毛とされた川崎市に寄り添い、粘り強く根を張り、太い幹となった川崎フロンターレ 93年はまだアマチュアの中堅・富士通サッカー部だった川崎フロンターレです そしてアウェイに乗り込むのはディフェンディングチャンピオン。J2降格を知らない、たった2つのオリジナル10の1つ、横浜F・マリノス 強かった日産サッカー部をルーツにし、無念にも消えたFの想いも背負う横浜F・マリノスです 奇しくも30年前と同じ川崎と横浜によるオープニングマッチです <span class="paragraph-title">【動画】実況を担当した下田アナの感動的すぎる試合前の口上</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet"><p lang="ja" dir="ltr">/<br>開幕から「声」が戻ってきたJリーグ<br>\<br>30周年オープニングマッチ<br><br> <a href="https://twitter.com/hashtag/DAZN?src=hash&amp;ref_src=twsrc%5Etfw">#DAZN</a> LIVE配信中 <a href="https://t.co/dRmwgAQShU">pic.twitter.com/dRmwgAQShU</a></p>&mdash; DAZN Japan (@DAZN_JPN) <a href="https://twitter.com/DAZN_JPN/status/1626522486736297985?ref_src=twsrc%5Etfw">February 17, 2023</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2023.02.18 22:05 Sat

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