パリ五輪行きのなでしこジャパン、バックアップ4名を含む22選手を発表! 渡欧前に復興支援マッチ【パリ五輪】
2024.06.14 13:21 Fri
日本サッカー協会(JFA)は14日、パリ・オリンピックに臨むなでしこジャパンのメンバーを発表した。
北朝鮮女子代表との最終予選で勝利を収め、2大会連続6度目のオリンピック出場を果たした日本。パリ大会の開幕まで2カ月を切ったなか、渡欧前の7月13日に金沢ゴーゴーカレースタジアムで行われるガーナ代表との「MS&ADカップ2024~能登半島地震復興支援マッチ がんばろう能登~」および、オリンピック行きの18選手とバックアップの4選手を発表した。
オリンピックでの最高成績は2012年のロンドン大会の銀メダル。直近では東京オリンピック、2023年の女子ワールドカップでともにベスト8で終わっているだけに、今大会はメダルを目指す池田太監督は、これまでの主軸だったキャプテンのDF熊谷紗希(ローマ)やMF長谷川唯(マンチェスター・シティ)、MF長野風花(リバプール)らを順当に招集した。
日本はグループステージでC組に入り、スペイン女子代表、ブラジル女子代表、ナイジェリア女子代表と対戦。女子W杯王者など難しい相手との戦いが待っている。
今回発表されたなでしこジャパンのメンバーは以下の通り。
GK
山下杏也加(INAC神戸レオネッサ)
平尾知佳(アルビレックス新潟レディース)
DF
熊谷紗希(ローマ/イタリア)
清水梨紗(ウェストハム/イングランド)
北川ひかる(INAC神戸レオネッサ)
南萌華(ローマ/イタリア)
高橋はな(三菱重工浦和レッズレディース)
古賀塔子(フェイエノールト/オランダ)
MF
清家貴子(三菱重工浦和レッズレディース)
長谷川唯(マンチェスター・シティ/イングランド)
林穂之香(ウェストハム/イングランド)
長野風花(リバプール/イングランド)
宮澤ひなた(マンチェスター・ユナイテッド/イングランド)
藤野あおば(日テレ・東京ヴェルディベレーザ)
谷川萌々子(FCローゼンゴード/スウェーデン)
FW
田中美南(INAC神戸レオネッサ)
植木理子(ウェストハム/イングランド)
浜野まいか(チェルシー/イングランド)
◆バックアップメンバー4名
GK
大場朱羽(ミシシッピ大学)
DF
守屋都弥(INAC神戸レオネッサ)
石川璃音(三菱重工浦和レッズレディース)
FW
千葉玲海菜(フランクフルト/ドイツ)
北朝鮮女子代表との最終予選で勝利を収め、2大会連続6度目のオリンピック出場を果たした日本。パリ大会の開幕まで2カ月を切ったなか、渡欧前の7月13日に金沢ゴーゴーカレースタジアムで行われるガーナ代表との「MS&ADカップ2024~能登半島地震復興支援マッチ がんばろう能登~」および、オリンピック行きの18選手とバックアップの4選手を発表した。
オリンピックでの最高成績は2012年のロンドン大会の銀メダル。直近では東京オリンピック、2023年の女子ワールドカップでともにベスト8で終わっているだけに、今大会はメダルを目指す池田太監督は、これまでの主軸だったキャプテンのDF熊谷紗希(ローマ)やMF長谷川唯(マンチェスター・シティ)、MF長野風花(リバプール)らを順当に招集した。
今回発表されたなでしこジャパンのメンバーは以下の通り。
◆なでしこジャパンメンバー18名
GK
山下杏也加(INAC神戸レオネッサ)
平尾知佳(アルビレックス新潟レディース)
DF
熊谷紗希(ローマ/イタリア)
清水梨紗(ウェストハム/イングランド)
北川ひかる(INAC神戸レオネッサ)
南萌華(ローマ/イタリア)
高橋はな(三菱重工浦和レッズレディース)
古賀塔子(フェイエノールト/オランダ)
MF
清家貴子(三菱重工浦和レッズレディース)
長谷川唯(マンチェスター・シティ/イングランド)
林穂之香(ウェストハム/イングランド)
長野風花(リバプール/イングランド)
宮澤ひなた(マンチェスター・ユナイテッド/イングランド)
藤野あおば(日テレ・東京ヴェルディベレーザ)
谷川萌々子(FCローゼンゴード/スウェーデン)
FW
田中美南(INAC神戸レオネッサ)
植木理子(ウェストハム/イングランド)
浜野まいか(チェルシー/イングランド)
◆バックアップメンバー4名
GK
大場朱羽(ミシシッピ大学)
DF
守屋都弥(INAC神戸レオネッサ)
石川璃音(三菱重工浦和レッズレディース)
FW
千葉玲海菜(フランクフルト/ドイツ)
池田太
熊谷紗希
長谷川唯
長野風花
山下杏也加
平尾知佳
清水梨紗
北川ひかる
南萌華
高橋はな
古賀塔子
清家貴子
林穂之香
宮澤ひなた
藤野あおば
谷川萌々子
田中美南
植木理子
浜野まいか
大場朱羽
守屋都弥
石川璃音
千葉玲海菜
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国際サッカー連盟(FIFA)は10日、臨時総会を開催。2027年に行われるブラジル女子ワールドカップ(W杯)の開催日程を決議した。 2023年にオーストラリアとニュージーランドの共催で行われた女子W杯はスペイン女子代表が初優勝。なでしこジャパンはグループステージでそのスペインを下していたが、ベスト8での敗退となった。 2027年はブラジルで開催されることが決定していた中、FIFAは臨時総会に先立ちバーチャル会議を実施。ブラジル女子W杯に関して、2027年6月24日〜7月25日まで開催されることが決定した。 32カ国が出場する今大会。29カ国の出場枠は既に決定しており、日本を含むアジア(AFC)は6カ国、ヨーロッパ(UEFA)は11カ国、南米(CONMEBOL)はブラジルを含めて3カ国、アフリカ(CAF)は4カ国、北中米カリブ海(CONCACAF)は4カ国、オセアニア(OFC)は1カ国が出場権を直接獲得する。 また、残りの3枠に関しては、2つのフェーズで行われる10カ国のプレーオフで決定。アジア、アフリカ、北中米カリブ海、南米はそれぞれ2カ国、オセアニア、ヨーロッパは1カ国ずつがプレーオフ出場権を獲得する。 プレーオフの第1フェーズは、最新のFIFAランキングに基づいて6カ国が戦うことに。2026年11月から12月にかけて行われ、上位2カ国が勝ち上がると、北中米カリブ海の2カ国、南米の1カ国、ヨーロッパの1カ国が待つ第2フェーズに進み、3つのカードに分けられ、勝者の3カ国が出場権を獲得する。 2024.12.11 23:40 Wed3
「INACラインで!」神戸の名コンビがなでしこジャパンでも魅せた!!浮き球パスを冷静トラップから右足一閃ゴラッソにファン歓喜「これを打たれたらノーチャンス」
【東アジアE-1サッカー選手権2025】日本代表 1-1 韓国代表(7月13日/華城総合運動場) <blockquote class="twitter-tweet" data-media-max-width="560"><p lang="ja" dir="ltr"><a href="https://twitter.com/hashtag/%E6%84%9B%E5%B7%9D%E9%99%BD%E8%8F%9C?src=hash&ref_src=twsrc%5Etfw">#愛川陽菜</a> のパスから最後は <a href="https://twitter.com/hashtag/%E6%88%90%E5%AE%AE%E5%94%AF?src=hash&ref_src=twsrc%5Etfw">#成宮唯</a> <br>なでしこジャパンは開始36分に先制弾を決める<a href="https://twitter.com/hashtag/%E6%97%A5%E6%9C%AC%E4%BB%A3%E8%A1%A8?src=hash&ref_src=twsrc%5Etfw">#日本代表</a> <a href="https://twitter.com/hashtag/%E3%81%AA%E3%81%A7%E3%81%97%E3%81%93%E3%82%B8%E3%83%A3%E3%83%91%E3%83%B3?src=hash&ref_src=twsrc%5Etfw">#なでしこジャパン</a> <a href="https://twitter.com/hashtag/E1?src=hash&ref_src=twsrc%5Etfw">#E1</a> <a href="https://twitter.com/hashtag/UNEXT?src=hash&ref_src=twsrc%5Etfw">#UNEXT</a><br><a href="https://t.co/eDAaY19sbD">https://t.co/eDAaY19sbD</a> <a href="https://t.co/2LsmVc7ulj">pic.twitter.com/2LsmVc7ulj</a></p>— U-NEXTフットボール (@UNEXT_football) <a href="https://twitter.com/UNEXT_football/status/1944361896850706804?ref_src=twsrc%5Etfw">July 13, 2025</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> なでしこジャパン(女子日本代表)MF成宮唯とFW愛川陽菜が、抜群の連係から得点を産んだ。華麗なコンビネーションにファン・サポーターは、興奮冷めやらぬ様子だった。 サッカー女子日本代表は13日、東アジアE-1サッカー選手権2025の初戦で韓国代表と対戦。 1ー1で引き分けた。 INAC神戸レオネッサ所属の成宮と愛川は、スターティングメンバーに名を連ねた。成宮は右のインサイドハーフ、愛川は右のウィングとしてプレーし、0ー0で迎えた36分に鮮やかなコンビネーションを見せる。 右サイドでボールを持った愛川は、相手DFの間からニアに抜け出そうとする成宮の動きを確認すると、左足でフワリとした浮き球のパスを相手DFラインの裏に送る。そこに飛び出した成宮がボールを上手くトラップすると、体を反転させ、冷静に右足でゴールに蹴り込んだ。ボールは相手GKの右脇を抜け、ゴールネットに吸い込まれた。 クラブでもプレーを共にする2人は、笑顔で抱擁を交わし、得点を喜んだ。 SNS上でファン・サポーターからは、「うまい!!!めちゃいい!!!」「相手GKもこれを打たれたらノーチャンスだわ」「愛川陽菜選手から成宮唯選手!INAC組!」「唯にゃん、落ち着いてたな!」「この愛川選手のパスが絶品です!」「かなり難しいシュート決めたもんだな」「アイナックの2人で!」「唯は唯でも成宮唯」「INAC神戸ラインで成宮さんゴール」と歓喜の声があがった。 試合を振り返った愛川は「日頃、INACで唯さんとは一緒にプレーしているので、どこに動いてくれるかがわかりやすくて、すごくやりやすいです」とコメント。5月17日に開催されたSOMPO WEリーグ 2024-25シーズン 第22節 ノジマステラ神奈川相模原とINAC神戸レオネッサの一戦では、右サイドからの愛川のクロスから成宮のヘディングシュートが決まっていた。「唯さんがポケットを狙ってくれるので、そこに流し込んだり、おとりに使って内側に入ったり。(成宮は)すごいアクションしてくれるので、攻撃のバリエーションが増えます」と、成宮との連係に確かな自信を見せた。 クラブで頻繁に見せるホットラインを、なでしこジャパンでも更に見せてくれるのか。16日に行われる中国戦でも、2人の華麗なコンビネーションに期待が集まる。 2025.07.13 06:00 Sun4
長谷川唯が女子サッカーアワードの第1回で年間最優秀MF賞を受賞! 新たな栄誉にシティも祝福
マンチェスター・シティ・ウィメンに所属するなでしこジャパンのMF長谷川唯が栄誉ある賞を手にした。 シティの発表によると、長谷川は第1回となる「フェスティバル・オブ・ウィメンズ・フットボール・アワード(FWFA)」にて、年間最優秀ミッドフィルダーに選出された。 FWFAは「草の根レベルからプロレベルに至るまで、女子サッカーを讃えること」を目的として設立され、第1回の受賞者となった。 長谷川はFA女子スーパーリーグでレスター・シティ・ウィメン戦を控えており、ロンドン中心部で行われた授賞式には出席できなかったとのことだが、バーチャルで感謝のメッセージを送ったとのことだ。 長谷川は2022年夏にウェストハムから完全移籍で加入すると、すぐに主軸としてポジションを確保。2022-23シーズン、2023-24シーズンと2年連続でPFA年間ベストイレブンを受賞するなど、高い評価を得ていた。 シティは長谷川の功績を称え、祝福している。 「世界最高のナンバー6の1人として広く考えられているこのMFは、クラブに加入して以来、シティで96試合が行われ、そのうちの92試合に出場している」 「マンチェスター・シティの全員が、女子サッカー・フェスティバル・アワードで年間最優秀ミッドフィルダーに選ばれたユイを祝福したいと思う」 2025.04.24 19:05 Thu5