石川璃音 Rion ISHIKAWA

ポジション DF
国籍 日本
生年月日 2003年07月04日(20歳)
利き足
身長 172cm
体重 62kg
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清家貴子の11試合連続弾ならずも浦和がリーグ新記録の10連勝! 東京NBが大宮Vに7ゴール大勝、藤野あおばがハット達成【WEリーグ】

27日、2023-24WEリーグ第17節の2試合が行われた。 9連勝で首位を走る三菱重工浦和レッズレディースは7位のサンフレッチェ広島レジーナをホームに迎えた。 なでしこジャパンのFW清家貴子が10試合連続ゴールとJリーグ記録を追い抜く記録を作っている中、この試合では最初にS広島Rがチャンス。ボックス手前から柳瀬楓菜がミドルシュートを放つが枠を越えていく。 すると14分、右サイドで粘りを見せると、栗島朱里の高いボールのクロスに対し、伊藤美紀が飛び込んでヘッド。これが決まり、浦和が先制。伊藤は3試合連続ゴールとなった。 さらに25分には左サイドからの栗島のクロスをニアで清家が触れずも、GKの弾いたボールを遠藤優がゴール前に詰めていて、リードを2点に広げる。 浦和がリードして後半を迎えた中、47分にはCKから石川璃音がヘッドもわずかに枠の上。広島は中嶋淑乃を中心にゴールに迫っていくが、浦和GK池田咲紀子が好セーブを見せるなどしてゴールを許さない。 66分には中央をドリブルで持ち込んだ清家がボックス手前からミドルシュートもGK藤田七海がセーブ。清家の11試合連続ゴールはならなかったが、WEリーグ新記録の10連勝を達成し首位を守った。 もう1試合は4位の日テレ・東京ヴェルディベレーザと6位の大宮アルディージャVENTUSの一戦。試合は一方的な展開となった。 まずは24分、CKの流れからボックス内右で藤野あおばが右足ミドル。これが決まり東京NBが先制すると、36分には左サイドからのクロスを神谷千菜が気持ちでねじ込み追加点。38分には北村菜々美がこぼれ球を拾って蹴り込み、前半で3点のリードを奪う。 良いところがない大宮Vは55分にもミスから失点。GK望月ありさからのビルドアップがずれると、山本柚月が奪いパス。神谷の浮き球のパスに抜けた藤野がボックス内から決めてリードを4点に。58分には藤野のクロスをボックス中央で土方麻椰がヘッドで合わせる。 さらに68分には藤野がネットを揺らしてハットトリックを達成。75分には北村のクロスを土方が合わせて7点目。東京NBが完勝を収めた。 ◆2023-24WEリーグ第17節 ▽4/27(土) 三菱重工浦和レッズレディース 2-0 サンフレッチェ広島レジーナ 日テレ・東京ヴェルディベレーザ 7-0 大宮アルディージャVENTUS ▽4/28(日) アルビレックス新潟レディース vs ジェフユナイテッド千葉レディース AC長野パルセイロ・レディース vs ちふれASエルフェン埼玉 INAC神戸レオネッサ vs マイナビ仙台レディース ノジマステラ神奈川相模原 vs セレッソ大阪ヤンマーレディース ◆順位表(4/27現在) 1位:三菱重工浦和レッズレディース(勝ち点47/+33/18試合) 2位:INAC神戸レオネッサ(勝ち点37/+20/16試合) 3位:アルビレックス新潟レディース(勝ち点35/+10/17試合) 4位:日テレ・東京ヴェルディベレーザ(勝ち点33/+23/17試合) 5位:ちふれASエルフェン埼玉(勝ち点22/-2/16試合) 6位:大宮アルディージャVENTUS(勝ち点21/-13/17試合) 7位:サンフレッチェ広島レジーナ(勝ち点19/-3/17試合) 8位:ジェフユナイテッド千葉レディース(勝ち点17/-5/16試合) 9位:セレッソ大阪ヤンマーレディース(勝ち点15/-9/16試合) 10位:マイナビ仙台レディース(勝ち点15/-14/16試合) 11位:AC長野パルセイロ・レディース(勝ち点14/-13/16試合) 12位:ノジマステラ神奈川相模原(勝ち点2/-27/16試合) <span class="paragraph-title">【動画】ベレーザが大宮V相手に圧巻の7ゴール!藤野あおばはハットトリック</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="WZ-Sejh98Sg";var video_start = 0;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2024.04.27 22:20 Sat

「自分が引っ張っていきたい」浦和の守備支える石川璃音、今季初ゴールへも意欲「絶対に決めたいです」

三菱重工浦和レッズレディースのなでしこジャパンDF石川璃音が持つポテンシャルには舌を巻くばかりだ。 2023-24WEリーグも佳境を迎え、首位に立つのは浦和。1試合消化数の多い中で、2位INAC神戸レオネッサに勝ち点「7」差を付け、順位表の最上位に位置している。 クラブは残る5試合を『FINAL5 勝利を積み重ねてその先へ』と銘打ち、選手を後押し。25日のトレーニング後には監督や選手が取材に応じ、連覇へ向けての意気込みなどを語った。 弱冠20歳にして浦和の最終ラインを支えるのが石川だ。相手コートでのプレー時間が長い浦和に対して、対戦相手は当然カウンターを狙うわけだが、そこからあわやの場面を迎える数はほぼなく、背後へのボールやクサビのパスに石川がふたをする場面は多い。 取材に応じた石川は、代表活動の経験を通じて「海外の選手と戦ってスピード+予測が大事と感じた」とのことから、守備の事前準備に一層取り組むようになったと成長の秘訣を明かす。 「代表で海外の選手と戦って、スピード+予測がすごく大事だなと感じました。そこから帰ってからは、事前に対戦相手の試合を見て、どこにボールが来そうかを頭に入れるようになって、予測を持って先に動いて跳ね返すことが出るようになってきたなと感じます」 「足下に来るボールなのか、背後に来るボールなのか、それまでは逆になって遅れてしまったこともありましたけど、だんだんとどれくらいの距離が離れていたら奪えるかがつかめてきたと思います」 これまではほぼ身体能力でカバーできたことは報道陣を驚かせたが、それは同時に伸びしろの多さを意味する。昨季、今季とベテランの安藤梢とコンビを組む中で、「この間のブラジル戦では安藤さんから教えてもらったことが生きた場面があった」と、持ち味のスピードに読みや予測が加わり、代表はもとよりWEリーグでは無類の強さを発揮している。 昨季は正式加入初年度ながら全試合フル出場した石川は、今季は長嶋玲奈との組み合わせが中心で、直近2試合では新加入の後藤若葉とセンターバックコンビを組む。 「去年は自分がミスをしてもカバーしてもらったり、引っ張ってもらった部分が多かったですが、今年は自分がもっとやらなくてはとの思いもありましたし、センターバックのコンビが変わる中で、自分がリーダーというか、ディフェンスを引っ張っていこうというのはあります」との自覚も芽生えている。 また、セットプレー時は嬉々として前線へ上がり、ターゲット役としても存在感を発揮しながらも今季はここまで無得点。「個人として今年は狙っていきたいと思っていた中で、まだ結果を残していないので……」と苦笑いを浮かべながらも、「まだあと5試合あるので絶対に決めたいです」と力強く意気込みを残した。 2024.04.25 21:10 Thu

“さいたまダービー”で快勝、若手起用の中8連勝で連覇に邁進する浦和レディースの楠瀬直木監督が見据える未来「連覇を確実に。来季、その先も」

三菱重工浦和レッズレディースの楠瀬直木監督が、大宮アルディージャVENTUSとの“さいたまダービー”の勝利を振り返った。 18日、2023-24WEリーグの第15節で浦和は大宮Vとアウェイで対戦。平日のナイトゲームでの“さいたまダービー”が実現した。 首位にたち連覇を目指す浦和は立ち上がりから大宮Vを圧倒。2分に伊藤美紀のゴールで先制すると、10分、14分に島田芽依のゴールが決まりあっという間にリードを広げると、24分にはなでしこジャパンのFW清家貴子がゴール。これが自身9試合連続ゴールとなり、WEリーグ記録を更新すると共に、Jリーグ最長記録にも並ぶ偉業を達成。後半はゴールは生まれなかった、0-4で勝利し、8連勝で首位をキープした。 連覇に向けて順調に勝ち点3を積み上げている浦和。試合後、楠瀬監督は快勝しながらも、先を見据えて後半のパフォーマンスには反省を口にした。 「試合の前からまずメンタルの部分はチームで準備して、ピッチに入ってからは正確性を上げていこうと言いました」 「後半ちょっと失う回数が多かったかなと。勝負は取れたとしても、今後のこと、将来を考えると、ボールを失ってしまう回数が多いといけないですし、改善しないといけないです。もう少し、見えるものを増やさないといけないかなと、反省の部分も多いゲームでした」 選手を入れ替えて臨んだ後半は上手く攻撃の形もできずに苦しんだものの、前半の立ち上がりに一気に押し込んだ攻撃はお見事。「前半の攻撃は評価に値しますし、清家はまだまだ勢い止まらずで行ってほしいなと思います」と語り、清家の更なるゴール記録に期待を寄せた。 また、2505名の観客が集まり、浦和のファン・サポーターはゴール裏に多く集まった。楠瀬監督は「平日にも関わらず、両チームのサポーターがたくさん来ていただき、後押ししていただいたので、そこはありがたいなと思います」とコメント。週末に向けては「期間は短いですが良い準備をして次の仙台戦に備えたいと思います」と、マイナビ仙台レディース戦への準備を整えるとした。 連覇を見据えつつ、将来のことを考えて動き出している楠瀬監督。主力にケガ人が続出していること、そして代表組の疲労や過密日程など、様々なことへの対応を見せている。 この試合では先発したなでしこジャパンDF石川璃音を前半途中で交代。「かなり疲労も溜まっていて、ちょっとアクシデントもあり、彼女らしくないと言ったらおかしいですが、ちょっと弱音を吐いていました」と理由を明かし、「若い岡村を使いたいなと思い、長い時間ピッチにいさせたいと思ったので、思い切って交代しました」と、18歳の岡村來佳を起用するなど、積極的な姿勢を見せた。 チームは8連勝。その中で、若手も起用できるタイミングで積極に起用している楠瀬監督。「今日で言うと岡村だったり、後藤若葉、丹野凜々香、西尾葉音、高塚 映奈…残り6試合ということで、底上げがないと、上を脅かす力があったり、厚さを持たせないと、戦力的に達成するのは難しいと思います」と、チームとしての戦力アップも考えているとのこと。後藤は22歳、丹野、西尾は20歳、高塚は19歳と、いずれ必ずやってくる世代交代時にチームの支えとなるための成長に期待した。 一方で苦しい台所事情も影響している部分はある。「かなり疲労とか、ケガとか、今日は長嶋玲奈が出られなかったんですがケガをしてしまいました。そういうパターンを埋めて、それ以上を出してもらいたい。もうちょっと若手にはチャンスもあげているんですけど、それをしっかりモノにして欲しいなと思います」と若手の奮起に期待。「選手層もそうですし、連覇に向けて確実にすることもそうです。来季、その先ということも考えないといけないなと思います」と、今シーズンだけでなく、その先でもリーグをリードしていく未来を見据えた采配。浦和が天下をとり続ける未来が待っているかもしれない。 <span class="paragraph-title">【動画】浦和FW清家貴子が圧巻の「9」試合連続ゴール!</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="imQ1WiIeyFs";var video_start = 0;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2024.04.19 22:55 Fri

浦和のなでしこFW清家貴子が「9」試合連続ゴールでJ1記録のサリナス超え、Jリーグ記録にも並ぶ! 大宮Vとの“さいたまダービー”で快勝、2位I神戸はS広島Rに敗れる【WEリーグ】

18日、2023-24WEリーグ第15節の6試合が行われた。 ミッドウィーク開催となった今節。大宮アルディージャVENTUSと三菱重工浦和レッズレディースの“さいたまダービー”がNACK5スタジアム大宮で行われた。 7連勝と圧倒的な強さを見せつけて首位に立つ浦和。なでしこジャパンのFW清家貴子は8試合連続ゴールのWEリーグ新記録を更新中となっている。 試合は開始2分に伊藤美紀のゴールが決まり浦和が早々に先制すると、出鼻をくじかれて浮き足立ってしまった大宮Vを尻目に、10分、14分と島田芽依が連続ゴール。あっという間に3点のリードを奪った。 すると24分には待望のゴール。塩越柚歩のスルーパスを受けた清家がボックス内で反転し右足シュート。これがニアサイドを抜いてゴール。ついに連続ゴールを「9」に伸ばした。 なお、9試合連続ゴールは日本のトップリーグで最長記録に。Jリーグでは元スペイン代表FWフリオ・サリナスが横浜マリノス時代にシーズンを跨いで8試合連続ゴールを記録。清家はこの記録を抜いて「9」とした。なお、Jリーグ記録は2015年のJ3でレノファ山口FCの岸田和人が9試合連続ゴールを記録しており、日本記録とも並んだ。 あっという間に4点を奪った浦和は、なでしこジャパンの活動や連戦の疲労を考慮し、石川璃音を前半途中で下げる策に。また後半開始時にも、清家、島田のスコアラーと栗島朱里を下げるなど選手を入れ替えると、後半はあまり押し込むことができずに0-4のまま勝利を収め、8連勝を達成した。 2位のINAC神戸レオネッサはアウェイでサンフレッチェ広島レジーナと対戦。S広島Rは新スタジアムのエディオンピースウイング広島で初勝利を収めたい中、12分と34分に藤生菜摘が連続ゴール。I神戸はなかなかチャンスを作れずに2-0で敗戦。試合消化に差がありながら、首位の浦和との勝ち点差が「7」に開くこととなった。 3位のアルビレックス新潟レディースは、アウェイでちふれASエルフェン埼玉と対戦。34分に道上彩花のゴールで先制するも、49分に吉田莉胡のゴールで追いつかれる。1-1のまま試合が終わるかと思われたが、後半アディショナルタイム2分に児野楓香のゴールが決まり、1-2で勝利を収めた。 その他、日テレ・東京ヴェルディベレーザはホームにノジマステラ神奈川相模原を迎えて3-1で快勝。ジェフユナイテッド千葉レディースvsセレッソ大阪ヤンマーレディースは0-2でC大阪が勝利。AC長野パルセイロ・レディースvsマイナビ仙台レディースは2-2の引き分けに終わった。 ◆2023-24WEリーグ第15節 日テレ・東京ヴェルディベレーザ 3-1 ノジマステラ神奈川相模原 大宮アルディージャVENTUS 0-4 三菱重工浦和レッズレディース ちふれASエルフェン埼玉 1-2 アルビレックス新潟レディース ジェフユナイテッド千葉レディース 0-2 セレッソ大阪ヤンマーレディース AC長野パルセイロ・レディース 2-2 マイナビ仙台レディース サンフレッチェ広島レジーナ 2-0 INAC神戸レオネッサ ◆順位表 1位:三菱重工浦和レッズレディース(勝ち点41/+28/16試合) 2位:INAC神戸レオネッサ(勝ち点34/+17/15試合) 3位:アルビレックス新潟レディース(勝ち点32/+7/16試合) 4位:日テレ・東京ヴェルディベレーザ(勝ち点29/+16/15試合) 5位:大宮アルディージャVENTUS(勝ち点20/-6/15試合) 6位:サンフレッチェ広島レジーナ(勝ち点19/0/15試合) 7位:ちふれASエルフェン埼玉(勝ち点19/-3/15試合) 8位:ジェフユナイテッド千葉レディース(勝ち点16/-5/15試合) 9位:マイナビ仙台レディース(勝ち点15/-11/15試合) 10位:セレッソ大阪ヤンマーレディース(勝ち点14/-9/15試合) 11位:AC長野パルセイロ・レディース(勝ち点14/-10/15試合) 12位:ノジマステラ神奈川相模原(勝ち点2/-24/15試合) <span class="paragraph-title">【動画】浦和FW清家貴子が圧巻の「9」試合連続ゴール!</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="imQ1WiIeyFs";var video_start = 0;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2024.04.18 21:55 Thu

PK戦で3連続失敗…なでしこ先制もパリ五輪前哨戦となったブラジルに敗れ4位で終了【SheBelieves Cup】

9日、なでしこジャパンはSheBelieves Cup3位決定戦でブラジル女子代表と対戦し、1-1のドロー。PK戦の末、0-3でブラジルに敗れた。 パリ・オリンピックの出場権を獲得したなでしこジャパン。本大会までの数少ない実戦の機会となる中、アメリカ、カナダ、ブラジルといずれもオリンピックに出場するクラブが参加する戦いに臨んだ。 6日のアメリカ女子代表戦は、早々に先制しながらも逆転負け。3位決定戦に回ることとなった。システムは[3-4-3]で臨み、GKは2戦連続で山下杏也加。最終ラインは右から古賀塔子、南萌華、石川璃音。中盤はボランチに長谷川唯と林穂之香、ウイングバックには右に清水梨紗、左に北川ひかるを起用。3トップは右に藤野あおば、左に浜野まいか、中央に田中美南と並んだ。 日本ボールでキックオフとなった試合。日本はボールを回してポゼッションをしつつ、スペースを突くロングボールも使い、ブラジルゴールに迫っていく。 パリ・オリンピックの本大会でも対戦することが決定している両者。親善試合ではありながらも、前哨戦となる戦いのため、手の内を全て明かすわけにもいかない戦いとなった。 日本は両サイドを使いながら、攻め込んでいく形を作ると、浜野が積極的にシュートを狙いフィニッシュに持っていくが、ゴールは奪えない。 対するブラジルもレジェンドのマルタが中盤を締め、要所で日本の攻撃の芽を摘む形に。互いに大きな決定機を迎えないまま、試合が進んでいく。すると34分に日本が先にスコアを動かす。 自陣で相手のロングボールを奪うと、長谷川が相手にプレスをかけられながらも巧みにかわして右サイドに展開。右に回っていた浜野がドリブルで持ち出しアーリークロスを入れると、ボックス内の田中がトラップから落ち着いて蹴り込み、日本が先制する。 先制した日本は変わらずにペースを掴んだが、徐々にブラジルが前に圧力をかけて日本陣内でのプレータイムが増えていくことに。それでも日本は45分にビッグチャンス。カウンターから左サイドの北川がグラウンダーのアーリークロスを入れると、ファーサイドに飛び込んだ藤野が間に合ったが、シュートは枠に飛ばせず。1-0で試合を折り返した。 日本はハーフタイムに浜野を下げて、上野真実を投入。ポジションは変わらずにそのまま左ウイングに上野が入った。 後半はブラジルがボールを保持しながら、日本が奪ってカウンターを仕掛けるという展開に。前半以上にブラジルにボールを握られる時間が長くなるが、しっかりと守備陣が耐えていく。 54分には縦パス1本で大ピンチに。クリスチアーニが抜け出しボックス内でGK山下と一対一になるが、シュートは打てず、クリスチアーニは倒れるがファウルは取ってもらえない。 すると日本は55分にビッグチャンス。カウンターから林が左に展開すると北川のクロスを受けた藤野がボックス内でコントロール。そのままシュートを放ったが、GKロレーナにセーブされる。 日本は64分にビッグチャンス。CKからのクロスはクリアされるが、こぼれ球を拾いに行った林がボックス内でファウルを受けてPKをゲット。これを田中が蹴るも、GKロレーナが完全に読み切りセーブ。追加点を奪うことができず、これが後々響くことになる。 ブラジルは71分にCKを獲得。右CKからヤスミンがクロスを入れると、ニアサイドに飛び込んだクリスチアーニがヘッド。GK山下は一歩も動けず、1-1のタイスコアになる。 PK失敗、その後に同点と嫌な流れの日本。ブラジルは逆転を目指してより強度と高めていくことに。78分には北川と田中を下げて、守屋都弥、宮澤ひなたを投入する。 すると79分には、ボール奪取からのカウンターで藤野のスルーパスに反応した途中出場の宮澤ひなたがGKと一対一でシュート。しかし、これはセーブされてしまう。 選手交代で流れを変えたいに日本だったが、一進一退の攻防が続き、ビッグチャンスは作れず。85分には林と清水を下げて、長野風花、清家貴子を入れて攻撃に変化を加えるが、最後までゴールは奪えず。90分が終了し1-1のドロー。規定によりPK戦で決着をつけることとなった。 先攻は日本。清家が最初のキッカーを務める中、右を狙ったシュートはGKが完璧に読み切りセーブされ失敗スタート。ブラジルはクリスチアーニが落ち着いて決めると、日本の2人目は長野。左を狙うが、これも完全に読み切られて止められ、2人連続失敗となる。 ブラジルは2人目のタルシアニも成功。日本は失敗すると窮地に立たされる中、キッカーの長谷川が右を狙うが、これまたGKが完璧に読み切りセーブ。にほなh3連続失敗となると、最後はアンジェリーナがGK山下の逆を突いて終了。PK戦の末に日本は4位に終わった。 パリ・オリンピック本大会でもPK戦はあるだけに、日本としては試合中のPKも含めて全て読み切られることに。男子もPK戦でワールドカップで敗退する経験もしており、日本にとっては大きな課題として残りそうだ。 なでしこジャパン 1-1(0PK3) ブラジル女子代表 【得点者】 1-0:34分 田中美南(日本) 1-1:71分 クリスチアーニ(ブラジル) ◆なでしこジャパンメンバー GK 山下杏也加(INAC神戸レオネッサ) DF 南萌華(ローマ) 石川璃音(三菱重工浦和レッズレディース) 古賀塔子(フェイエノールト) MF 清水梨紗(ウェストハム) →85分 清家貴子(三菱重工浦和レッズレディース) 林穂之香(ウェストハム) →85分 長野風花(リバプール) 長谷川唯(マンチェスター・シティ) 北川ひかる(INAC神戸レオネッサ) →78分 守屋都弥(INAC神戸レオネッサ) FW 田中美南(INAC神戸レオネッサ) →78分 宮澤ひなた(マンチェスター・ユナイテッド) 浜野まいか(チェルシー) →HT 上野真実(サンフレッチェ広島レジーナ) 藤野あおば(日テレ・東京ヴェルディベレーザ) <span class="paragraph-title">【動画】日本vsブラジルの決着はPK戦に委ねられることに!</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="-0Xpoou10MI";var video_start = 1089;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2024.04.10 08:45 Wed

浦和戦経て新潟L・石淵萌実が自身に向けるベクトル「もっとゴールへの怖さを」

アルビレックス新潟レディースのFW石淵萌実が、三菱重工浦和レッズレディース戦を終えての想いを口にした。 2023-24 WEリーグで勝ち点26の3位に付ける新潟Lは、27日にアウェイで2位の三菱重工浦和レッズレディース(勝ち点29)と対戦し、0-2で敗れた。 コンパクトな守備ブロックで浦和を苦しめた新潟L。スタートポジションは最前線、前半途中からは左ウイングに回った石淵は、守備ではパスコースに制限を掛けながら中央を閉め、攻撃でも裏抜けを中心にボールの引き出し役として奮闘した。 試合を終えては「浦和さんの個人の能力の高さ、強さだったり速さだったりが(自分たちに)足りないなと感じました」と、浦和との差を痛感しながらも、悲観的になるのではなく、「ある程度相手にもやらせてなかったですし、こちらもこう距離感、全体的なバランスも悪くはなかったと思います」と、狙い通りに戦えた時間帯の手ごたえも口にしている。 8分のシュートこそ力なく終わったものの、19分には石田千尋のスルーパスで左ポケットを取り、好機を演出。後半開始直後の園田瑞貴へのワンツーや、追加タイム1分の左をえぐってのクロスなど、ゴールに近づくプレーを披露している。 縦への仕掛けや裏抜けには確かな自信を掴みつつ、「FWですし、もっとゴールへの怖さを出していかないと。やはり点を決めないと勝てないスポーツなので、惜しいシュートが自分自身もなかったので、そこが課題かなと思いました」と、さらに自らに矢印を向けた言葉を残す。 「対峙した時に、もう一個ゴリっと中に行ける、(相手を)抑えられる部分が足りないなとすごく感じました。そこがあれば、もう一個中に運んでシュートまで持っていくことや、キープして味方が上がってくるのを待つこともできると思うので」 川澄奈穂美のスルーパスに反応した32分のシーン。瞬間は、石川璃音の数歩前に出ていた状態だったが、腕も使いながらうまく体を入れ込まれて対応されてしまった。「やっぱり強いなと感じた」場面でも、引けを取らないような一対一の力強さも、仕掛けのバリエーションとともに、追求していきたいと考えだ。 浦和戦までの直近4試合で、新潟Lは3勝1分け。全試合無失点の堅守を誇った一方で、得点数は「3」。3勝はいずれも1-0の勝利だった。 石淵の言葉を借りれば、「点を決めないと勝てないスポーツ」において、攻撃と守備のバランスをどのように取っていくのか。 「守備は本当に前線からも求められている部分です。ただ、そこを意識しすぎて、攻撃に移った時にFWがなかなか高い距離にいなくてボールが保持できないことが、結構これまで多かったので、今日の試合の入りからは、なるべく味方がボール奪った時に頂点にいられるように意識していました。まずチームに求められている部分と、とはいえ、やはり前線での起点や、攻撃にできるようなポジションにいないと、なかなか前に進むのが難しいと思うので、そこのバランスは、自分自身も取りながらやっているところです」 中2日、中3日の連戦が続き、疲労が蓄積している状態でも、新潟Lが勇敢に戦ったのは誰の目にも明らか。その上で、今後もタイトル争いへ食らいついていくためには、最終局面での質をどこまで高めていけるかがカギになりそうだ。 ※選手の名前表記に誤りがありましたので、修正させていただきます。 大変失礼いたしました。(2024/03/29 13:00) 2024.03.28 21:10 Thu

宮澤ひなたがケガから復帰! 長谷川唯、熊谷紗希などなでしこジャパンメンバー22名が発表!【Shebelieves Cup】

日本サッカー協会(JFA)は28日、アメリカで行われる2024 Shebelieves Cupに臨むなでしこジャパンのメンバー22名を発表した。 パリ・オリンピック本大会へ向け、重要な強化の場となる今遠征には、キャプテンの熊谷紗希(ローマ)や長谷川唯(マンチェスター・シティ)らが順当に選出された。 また、オーストラリア&ニュージーランド女子ワールドカップ(W杯)で得点女王に輝いたFW宮澤ひなた(マンチェスター・ユナイテッド)が負傷離脱から復帰。その他、FW浜野まいか(チェルシー)なども復帰した。また、今回アメリカで開催されることもありGK大場朱羽(ミシシッピ大学)も招集された。 なお、過去の同大会は4カ国総当たりのリーグ戦形式が主だったが、今年はパリ・オリンピックを意識してのトーナメント形式を採用。参加する4カ国は、日本を含めていずれもパリ・オリンピック出場権を獲得しており、本大会へ向けた意義深いものとなっている。 参加国は日本に加え、開催国のアメリカ女子代表、カナダ女子代表、ブラジル女子代表。日本は6日に行われる初戦の準決勝でアメリカと対戦し、9日に3位決定戦、または決勝に臨む。 ◆なでしこジャパンメンバー22名 GK 山下杏也加(INAC神戸レオネッサ) 平尾知佳(アルビレックス新潟レディース) 大場朱羽(ミシシッピ大学) FP 熊谷紗希(ローマ/イタリア) 田中美南(INAC神戸レオネッサ) 清水梨紗(ウェストハム/イングランド) 清家貴子(三菱重工浦和レッズレディース) 守屋都弥(INAC神戸レオネッサ) 上野真実(サンフレッチェ広島レジーナ) 長谷川唯(マンチェスター・シティ/イングランド) 杉田妃和(ポートランド・ソーンズFC/アメリカ) 北川ひかる(INAC神戸レオネッサ) 林穂之香(ウェストハム/イングランド) 南萌華(ローマ/イタリア) 長野風花(リバプール/イングランド) 植木理子(ウェストハム/イングランド) 宮澤ひなた(マンチェスター・ユナイテッド/イングランド) 石川璃音(三菱重工浦和レッズレディース) 藤野あおば(日テレ・東京ヴェルディベレーザ) 浜野まいか(チェルシー/イングランド) 谷川萌々子(FCローゼンゴード/スウェーデン) 古賀塔子(フェイエノールト/オランダ) 2024.03.28 13:01 Thu

浦和がC大阪に4発快勝!清家貴子が2ゴールに"FW高橋はな"も2得点に絡む【WEリーグ】

10日、2023-24 WEリーグ第9節のセレッソ大阪ヤンマーレディースvs三菱重工浦和レッズレディースがヨドコウ桜スタジアムで行われ、アウェイの浦和が4-0で勝利を収めた。 前節はアウェイのマイナビ仙台レディース戦で逆転負けを喫した7位C大阪(勝ち点10)と、ホームでINAC神戸レオネッサとホームで引き分けた2位浦和(勝ち点17)。リーグ戦再開後、初勝利を目指す両チームの一戦は、浦和が序盤から好機を作る。 開始早々に伊藤美紀のクロスから清家貴子、さらには塩越柚歩とシュートシーンを迎えるが、C大阪はGK山下莉奈が好セーブを見せ、立ち上がりの窮地をしのぐ。30分には栗島朱里が自陣ボックス内で和田麻希にボールを奪われ、あわやの場面を迎えた浦和だったが、石川璃音がカバーし、事なきを得た。 試合が動いたのは37分、浦和は池田咲紀子のフィードを清家が頭で落とし、この日はFWで先発出場した高橋はなが抜け出す。右のポケットまで侵入し、丁寧に戻すと、走り込んだ清家が強烈な右足フィニッシュ。これはGK山下に阻まれたが、こぼれ球を自ら蹴り込み、ネットを揺らした。 なでしこジャパンのパリ・オリンピック出場権獲得にも貢献した2人が絡んで先制した浦和は、折り返しての53分に追加点を奪う。CKのこぼれを拾った塩越がボックス右角から上げ直すと、ゴール前の伊藤が左足で合わせてリードを広げる。 62分には栗島のインターセプトから塩越、島田芽依とテンポ良く前へのパスが繋がり、左ポケットの島田は飛び出したGKの動きを見極め、浮かせたシュートで待望の今季初ゴールをマークする。 70分には高橋が北原朱夏のファウルを受けて得たPKを、清家が沈めて4点差に。守ってもクリーンシートでゲームを締めくくり、皇后杯決勝で涙した地で快勝。昨日勝利した首位・I神戸を追走している。 セレッソ大阪ヤンマーレディース 0-4 三菱重工浦和レッズレディース 【浦和】 清家貴子(37分) 伊藤美紀(53分) 島田芽依(62分) 清家貴子(70分) <span class="paragraph-title">【ハイライト動画】浦和がC大阪から4ゴールを奪っての快勝!</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="S-leLkTXUms";var video_start = 0;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2024.03.10 16:03 Sun

I神戸が首位堅持 いきなりの首位攻防戦で先制もドローに、浦和とは1pt差のまま【WEリーグ】

2023-24WEリーグ第8節の三菱重工浦和レッズレディースvsINAC神戸レオネッサがが3日に浦和駒場スタジアムで行われ、1-1で引き分けた。 WEリーグ再開初戦からいきなりの首位攻防戦。パリ・オリンピック出場を決めたなでしこジャパン勢では清家貴子、石川璃音、山下杏也加、北川ひかる、田中美南がそれぞれ先発した。 1ポイント差でひしめき合い、勝敗の行方が今後を大きく左右する一戦を先に動かしたのは首位I神戸。セットプレーからだった。 5分、右CKから北川がクロスを送ると、大外の竹重杏歌理がヘディングシュート。首位固めを狙うI神戸がまず先制し、一歩前に出る。 だが、浦和は12分、敵陣左サイドから細かく繋ぐと、島田芽依のヒールを挟み、ボックス中央の清家が鋭いターンから右足フィニッシュ。早々に追いつく。 その後は両者譲らずの展開に。後半も次のゴールを巡って、互いにフィニッシュ数を増やしていくものの、有効打とはならない攻撃が続く。 勝てば順位逆転の浦和は55分になでしこジャパン帰りの高橋はなを送り込んだりと勝利にこだわるが、I神戸も集中を切らさず。 I神戸は62分に田中がミドルを放てば、浦和も67分の塩越柚歩や、83分の清家が積極的にシュートを打つが、どれも枠をとらえきれない。 そうして終盤を迎えるなか、浦和は後半アディショナルタイムに清家が裏を抜け出してのフィニッシュもGk山下が難なくセーブする。 結局、首位攻防戦は勝ち点1ずつを分け合う結果に終わり、I神戸が首位をキープ。浦和は引き続き1ポイント差で追いかけることとなった。 三菱重工浦和レッズレディース 1-1 INAC神戸レオネッサ 【浦和】 清家貴子(12分) 【I神戸】 竹重杏歌理(5分) <span class="paragraph-title">【ハイライト動画】浦和とI神戸の首位攻防戦は痛み分け</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="7uEkftoox3o";var video_start = 0;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2024.03.03 15:20 Sun

勝てばパリ行き! なでしこジャパンが北朝鮮女子との第2戦先発メンバーを発表、第1戦から2選手変更

なでしこジャパンが28日に国立競技場で18時30分にキックオフするパリ・オリンピックアジア最終予選第2戦の北朝鮮女子代表戦に先立ち、先発メンバーを発表した。 中立地サウジアラビアでの第1戦からは2選手が変更。古賀塔子、植木理子に代わって、北川ひかる、上野真実を起用し、第1戦から中3日で運命の一戦に挑む。 サウジアラビアでの第1戦では0-0のドロー。なでしこジャパンはこの第2戦を勝てば、パリ行きが決まり、2大会連続6度目のオリンピック出場となる。 ◆先発メンバー GK 1.山下杏也加 DF 2.清水梨紗 3.南萌華 5.高橋はな 13.北川ひかる MF 4.熊谷紗希 10.長野風花 14.長谷川唯 15.藤野あおば FW 8.上野真実 11.田中美南 ◆サブメンバー GK 18.田中桃子 21.平尾知佳 DF 12.石川璃音 20.古賀塔子 MF 6.杉田妃和 7.中嶋淑乃 16.林穂之香 17.清家貴子 19.谷川萌々子 FW 9.植木理子 22.千葉玲海菜 2024.02.28 17:55 Wed
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