「アジアは何してくるか分からない」。先輩・岡崎、同僚・鈴木彩艶のアドバイスを大岩ジャパンの主将・山本理仁はどう生かす?【新しい景色へ導く期待の選手/vol.37】
2024.03.29 11:30 Fri
U-23マリ代表戦に出場した山本理仁
4月の2024年パリ五輪アジア最終予選(AFC・U-23アジアカップ=カタール)で8大会連続五輪切符をつかみに行く大岩ジャパン。彼らにとって本番前最後のテストの場だったU-23マリ・ウクライナ2連戦は、ご存じの通り、1勝1敗という結果で終わった。
22日のマリとの初戦(京都)は、平河悠(町田)が早い時間帯に先制点を奪ったものの、アフリカ勢特有のフィジカルやスピード、高い個人能力に苦戦。最終的に1-3で逆転負け。世界の壁の高さを痛感させられた。
その反省を踏まえて戦った25日のウクライナとの第2戦(北九州)は2年ぶりの復帰となった荒木遼太郎(FC東京)が貪欲にゴールを狙いに行き、チームを活性化。前半こそスコアレスで折り返したが、後半開始早々にその荒木が得たCKから佐藤恵允(ブレーメン)が泥臭い先制点をゲット。さらに途中出場の田中聡(湘南)が追加点を挙げ、2-0で勝利。何とか自信を取り戻した状態でカタールに向かうことができそうだ。
「プレスの質っていうのは絶対上がってると思います。前からかけて後ろがしっかりついていけるし、それを全員が90分やり通せる。そういう力は確実に上がってますし、僕らのストロングだなとこの2試合で特に感じることはできた。それをしっかりアジアカップで出すだけかなと思います」とキャプテン・山本理仁(シント=トロイデン)は前向きにコメントしていた。
2試合を通してハッキリしたのは、山本と藤田譲瑠チマのシント=トロイデンコンビの国際経験値の高さ。山本はマリ戦、藤田はウクライナ戦でそれぞれ中盤を統率したが、彼らがいるいないでチームの落ち着きや攻守のバランス、周囲との関係性が全く違ったのだ。2人が揃ったマリ戦の終盤の安定感は特に目を引いた。
彼らは鈴木彩艶を交えた3人で12月のオフを利用してパリへ小旅行に出かけたという。「五輪の下見」という意味合いもあったようで、「エッフェル塔とか観光地も行ったことがなかったんで楽しかった」と藤田は語っていた。本番半年前にわざわざ五輪開催地に足を踏み入れたのだから、そこでプレーしないわけにはいかない。
今回の大岩ジャパンは鈴木唯人(ブレンビー)ら欧州組が最終予選に招集できず、コロナ禍の影響もあって国際経験不足が懸念されている。それを払拭すべく、山本らはベルギー1年間の積み重ねを遺憾なく発揮することが肝要なのだ。
「一瞬でも後ろを向いている時に気を抜いてしまうと、クルっとターンされて剥がしにかかってくる。そういうのがアフリカ勢ですよね。それに足も伸びてくる。僕はベルギーに行って相手の出方を少しは理解したし、中東の選手も似たようなところがあると思います」と本人もベルギーで屈強で大柄な選手と日々、対峙することで得た駆け引き、技術の出し方などには自信を持っている様子。それをうまく出せれば、山本はチーム全体を落ち着かせられるし、冷静な展開に持っていける。ギリギリの局面で彼にはチームを浮上させる“違い”をもたらしてもらうしかない。
「A代表で1〜2月のアジアカップ(カタール)に参加した彩艶は『普通には感じないアウェー感というのを感じた』としみじみと話していましたね。代表経験豊富なオカさん(岡崎慎司)からも『練習試合とかでは分からない別の圧がある』と言われました。やっぱりアジアは簡単じゃない。4月のカタールの暑さ含めて全員がしっかり準備していく必要があると思います。あとは前でしっかり崩しきる力っていうのをチームとしても上げていきたいし、個人個人でも2週間で全てのクオリティを上げてのぞみたいです」
偉大な先人、一足先にA代表に定着している同世代の守護神からのアドバイスを受け、着々と臨戦態勢に入りつつある山本。彼にとっては、この大会の成否が今後の欧州でのキャリアを左右するだろう。今季シント=トロイデンでは28試合出場とピッチに立った回数自体は多いが、スタメンはわずかに5試合。まだまだ定位置を確保したとは言い切れないからだ。シント=トロイデンで絶対的レギュラーになれなければ、A代表への道も開けてこない。
そのためにも、パリ五輪切符を手にし、世界舞台に立って、来季以降への布石を打つことが重要だ。チームで主軸となり、大きな飛躍を遂げた鎌田大地(ラツィオ)のように結果を残し続けていれば、欧州5大リーグへのステップアップ、A代表入りも叶う可能性が高くなる。
そういった明るい未来を切り拓くべく、まずは足元を固めることが第一。クラブは3月31日からのプレーオフ2に参戦するが、そこで可能な限り、調子を上げ、最終予選につなげられれば理想的。今季まだ手にしていないゴールで弾みをつけられたら最高だ。いずれにしても、大岩ジャパンの攻守の要・山本の一挙手一投足から目が離せない。
22日のマリとの初戦(京都)は、平河悠(町田)が早い時間帯に先制点を奪ったものの、アフリカ勢特有のフィジカルやスピード、高い個人能力に苦戦。最終的に1-3で逆転負け。世界の壁の高さを痛感させられた。
その反省を踏まえて戦った25日のウクライナとの第2戦(北九州)は2年ぶりの復帰となった荒木遼太郎(FC東京)が貪欲にゴールを狙いに行き、チームを活性化。前半こそスコアレスで折り返したが、後半開始早々にその荒木が得たCKから佐藤恵允(ブレーメン)が泥臭い先制点をゲット。さらに途中出場の田中聡(湘南)が追加点を挙げ、2-0で勝利。何とか自信を取り戻した状態でカタールに向かうことができそうだ。
2試合を通してハッキリしたのは、山本と藤田譲瑠チマのシント=トロイデンコンビの国際経験値の高さ。山本はマリ戦、藤田はウクライナ戦でそれぞれ中盤を統率したが、彼らがいるいないでチームの落ち着きや攻守のバランス、周囲との関係性が全く違ったのだ。2人が揃ったマリ戦の終盤の安定感は特に目を引いた。
「譲瑠はウザいほど通る声がみんなの士気を上げるし、僕だったらボールをさばくことが得意。僕らは小学校から知ってる中で10年以上の付き合いで積み重ねてきたものがある。その強みを最終予選で体現したいですね」と山本は目を輝かせた。
彼らは鈴木彩艶を交えた3人で12月のオフを利用してパリへ小旅行に出かけたという。「五輪の下見」という意味合いもあったようで、「エッフェル塔とか観光地も行ったことがなかったんで楽しかった」と藤田は語っていた。本番半年前にわざわざ五輪開催地に足を踏み入れたのだから、そこでプレーしないわけにはいかない。
今回の大岩ジャパンは鈴木唯人(ブレンビー)ら欧州組が最終予選に招集できず、コロナ禍の影響もあって国際経験不足が懸念されている。それを払拭すべく、山本らはベルギー1年間の積み重ねを遺憾なく発揮することが肝要なのだ。
「一瞬でも後ろを向いている時に気を抜いてしまうと、クルっとターンされて剥がしにかかってくる。そういうのがアフリカ勢ですよね。それに足も伸びてくる。僕はベルギーに行って相手の出方を少しは理解したし、中東の選手も似たようなところがあると思います」と本人もベルギーで屈強で大柄な選手と日々、対峙することで得た駆け引き、技術の出し方などには自信を持っている様子。それをうまく出せれば、山本はチーム全体を落ち着かせられるし、冷静な展開に持っていける。ギリギリの局面で彼にはチームを浮上させる“違い”をもたらしてもらうしかない。
「A代表で1〜2月のアジアカップ(カタール)に参加した彩艶は『普通には感じないアウェー感というのを感じた』としみじみと話していましたね。代表経験豊富なオカさん(岡崎慎司)からも『練習試合とかでは分からない別の圧がある』と言われました。やっぱりアジアは簡単じゃない。4月のカタールの暑さ含めて全員がしっかり準備していく必要があると思います。あとは前でしっかり崩しきる力っていうのをチームとしても上げていきたいし、個人個人でも2週間で全てのクオリティを上げてのぞみたいです」
偉大な先人、一足先にA代表に定着している同世代の守護神からのアドバイスを受け、着々と臨戦態勢に入りつつある山本。彼にとっては、この大会の成否が今後の欧州でのキャリアを左右するだろう。今季シント=トロイデンでは28試合出場とピッチに立った回数自体は多いが、スタメンはわずかに5試合。まだまだ定位置を確保したとは言い切れないからだ。シント=トロイデンで絶対的レギュラーになれなければ、A代表への道も開けてこない。
そのためにも、パリ五輪切符を手にし、世界舞台に立って、来季以降への布石を打つことが重要だ。チームで主軸となり、大きな飛躍を遂げた鎌田大地(ラツィオ)のように結果を残し続けていれば、欧州5大リーグへのステップアップ、A代表入りも叶う可能性が高くなる。
そういった明るい未来を切り拓くべく、まずは足元を固めることが第一。クラブは3月31日からのプレーオフ2に参戦するが、そこで可能な限り、調子を上げ、最終予選につなげられれば理想的。今季まだ手にしていないゴールで弾みをつけられたら最高だ。いずれにしても、大岩ジャパンの攻守の要・山本の一挙手一投足から目が離せない。
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シント=トロイデンへの移籍が噂されている日本代表DF谷口彰悟(32)だが、すでにアル・ラーヤンを離れているようだ。 筑波大学から2014年2月に川崎フロンターレに加入した谷口。チームの守備を早くから支え、キャプテンも務めていた中、しばらく招集を受けなかった日本代表にも呼ばれると、森保一監督の下で2022年のカタール・ワールドカップ(W杯)に出場。それ以降も招集を受けている。 国内では川崎Fのみでプレーしていた中、W杯後に移籍を決断。2023年1月にアル・ラーヤンへ完全移籍し、カタール・スターズリーグを戦った。 カタールで1年半を過ごしている谷口は、スターズリーグで37試合に出場し1ゴール1アシストを記録。古巣の川崎Fへの復帰の噂も浮上した中、シント=トロイデン移籍が迫っていると報じられていた。 そんな中、9日にアル・ラーヤンがオランダでのトレーニングキャンプに参加する選手を発表。そのリストに谷口の名前はなかった。 谷口のチーム内の立場を考えれば、このキャンプにいないことは異例のこと。やはり報道通り移籍が近づいていると言えそうだ。 シント=トロイデンには、U-23日本代表のMF藤田譲瑠チマ、MF山本理仁、DF 小川諒也、GK鈴木彩艷、MF伊藤涼太郎が所属。鈴木はパルマへの移籍が噂されており、GK小久保玲央ブライアンがベンフィカから加入するという話もあるが、ベテランの加入となるだろうか。 <span class="paragraph-title">【写真】選手の顔が並ぶ中、谷口彰悟は見当たらない…</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="instagram-media" data-instgrm-captioned data-instgrm-permalink="https://www.instagram.com/p/C9N1QKWtAxD/?utm_source=ig_embed&utm_campaign=loading" data-instgrm-version="14" style=" background:#FFF; border:0; border-radius:3px; box-shadow:0 0 1px 0 rgba(0,0,0,0.5),0 1px 10px 0 rgba(0,0,0,0.15); 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急遽発足のU-23日本代表メンバーが発表! 要請受けでU-23カンボジア代表とアウェイで対戦《カンボジア遠征》
日本サッカー協会(JFA)は17日、U-23日本代表メンバーを発表した。 例年であれば、このタイミングでのU-23日本代表チームは活動せず、パリ・オリンピック世代のU-21日本代表が2年後にU-23日本代表となる中、急遽のチーム編成となった。 今回はU-23カンボジア代表と対戦することとなるが、反町康治技術委員長はカンボジア側からのオファーがあったことを明かし、「海外での活動が少なくなっていること、大学サッカーの強化という意味でも必要性を感じ、日本代表U-23を急遽立ち上げて、大学生を中心に参加させてもらおうという形です」と説明した。 また、このチームは17日に「DENSO CUP SOCCER 第20回⼤学⽇韓定期戦」として韓国で全韓国大学選抜と対戦するメンバーが中心となっている。 メンバーには、川崎フロンターレに加入内定のFW山田新(桐蔭横浜大学)や、東京ヴェルディに加入内定のGK飯田雅浩(国士舘大学)、ヴィッセル神戸に加入内定のMF泉柊椰(びわこ成蹊スポーツ大学)、名古屋グランパスに加入内定のMF倍井謙(関西学院大学)、柏レイソルに加入内定のFW落合陸(東京国際大学)、ベガルタ仙台に加入内定で日本代表FWオナイウ阿道(トゥールーズ)の弟であるMFオナイウ情滋(新潟医療福祉大学)らが招集されている。 チームは20日にU-23カンボジア代表と対戦。その後、トレーニングマッチとしてもU-23カンボジア代表と戦うこととなる。 ◆U-23日本代表メンバー GK 1.飯田雅浩(国士舘大学) 12.近藤壱成(法政大学) 21.菅沼一晃(福岡大学) DF 2.奥田勇斗(桃山学院大学) 3.山﨑大地(順天堂大学) 4.相澤佑哉(駒澤大学) 5.山田裕翔(国士舘大学) 13.三浦颯太(日本体育大学) 16.速水修平(常葉大学) 19.関根大輝(拓殖大学) 23.岡哲平(明治大学) MF 6.オナイウ情滋(新潟医療福祉大学) 7.泉柊椰(びわこ成蹊スポーツ大学) 9.寺山翼(順天堂大学) 11.齊藤聖七(流通経済大学) 14.熊澤和希(流通経済大学) 15.倍井謙(関西学院大学) 17.植村洋斗(早稲田大学) 18.水野颯太(桐蔭横浜大学) 22.藤井海和(流通経済大学) FW 8.山田新(桐蔭横浜大学) 10.落合陸(東京国際大学) 24.小森飛絢(新潟医療福祉大学) <span class="paragraph-title">【写真】本田圭佑がカンボジア代表とU-23カンボジア代表を指導</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="instagram-media" data-instgrm-captioned data-instgrm-permalink="https://www.instagram.com/p/CihxlTcPtS4/?utm_source=ig_embed&utm_campaign=loading" data-instgrm-version="14" style=" background:#FFF; 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宮本新会長誕生で『会長の決断』とは/六川亨の日本サッカー見聞録
JFA(日本サッカー協会)は3月23日、新会長に「内定」していた宮本恒靖氏を新たな理事による第5回理事会で、互選を経て第15代の会長に正式に就任したことを発表した。 この会見には22日に亀岡でのU-23日本対U-23マリを取材し、その足で24日のJ2リーグ山口対愛媛、25日に小倉でU-23日本対U-23ウクライナの取材を予定していて移動中だったため参加することができなかった。 ところが仕事仲間が当日、宮本会長の会見を取材した折り、机の上に昨年の会長選の際に作成した“マニュフェスト”があったため、余分に確保して親切にも郵送してくれた。 初めて目にしたマニュフェストの冒頭には「会長選の流れを決定づけた」と言われた岡田武史JFA副会長との対談が6ページにわたってあった。 対談の冒頭、岡田副会長は「代表監督選びについては技術委員会で候補者を選出して、最終的には会長と技術委員長を含めた数名で決めるんだけど、俺は最終的には会長がリーダーシップを発揮して決めなくてはいけないと考えている」と断言した。 その理由として「俺も代表監督時代から言ってはきたけど、技術委員長ではなくてやっぱり会長がやるべきことなんだよね」 「自分のサッカー観を持ったうえで決断するわけだから、(会長は)サッカーをしっかりと知っている人のほうが望ましいし、ツネなら言うまでもない」 元日本代表監督で現職の副会長にここまで言われては、会長選に立候補した鈴木徳昭氏の出番はないだろうと思った。鈴木氏は日本代表でもなければ、日産自動車に所属していた時でもJSLでのプレー経験はない。JFAとJリーグ、さらにW杯招致委員会、AFC、東京五輪招致委員会などで実務を担当してきた“裏方”だったからだ。 そして岡田副会長の「代表監督人事は会長」にも納得してしまった。 岡田監督は加茂周前監督からバトンタッチされ、“ジョホールバルの歓喜”で日本を初のW杯へ導いた。しかしフランスでは3連敗を喫したため、岡田監督の続投を求める声は皆無だった。99年にJ2札幌の監督に就任すると、2000年にはJ2優勝とJ1復帰を果たす。さらに03年からは横浜F・マリノスを率いてJ1リーグ連覇を達成するなど黄金時代を築いた。 そんな同氏が再び代表監督に就任したのが07年12月、イビチャ・オシム監督が脳梗塞で倒れたからだった。小野剛JFA技術委員長からの打診だったが、小野はフランスW杯でコーチに抜擢した旧知の仲だけに断ることはできなかっただろう。 こうして臨んだ南アW杯だったが、大会前にちょっとした“事件”があった。JFA会長に犬飼基昭が就任すると、技術委員長の強化担当に原博実を招聘。小野は「育成」の技術委員長と役職が変更になった。それでも小野は南アW杯前のスイス・オーストリアキャンプから岡田ジャパンを陰ながらサポートした。 南アW杯で岡田は日本人監督として初めてグループリーグを突破した。しかしラウンド16でパラグアイにPK戦の末に敗れた。中村俊輔の負傷が長引き、本田圭佑の0トップという大胆な発想も、岡田監督の評価にはつながらなかった。当時のサッカー界に、「監督は4年で代わるもの」という固定観念も少なくなかった。 岡田監督にしてみれば、早稲田大学の後輩であり、Jリーグでは監督としてこれといった実績のない原技術委員長に出処進退を決められるのは納得のできないことだったのではないだろうか。だから監督人事は「技術委員長ではなくてやっぱり会長がやるべきこと」と断言したと思えてならない。 この「会長が決断する」流れは田嶋幸三・前会長に受け継がれた。 JSLでのプレー経験こそあれ、Jリーグと代表での経験はないもののその実務手腕を見込んで原技術委員長が招いた霜田正浩(現松本監督)は、原がJFA専務理事に転出すると技術委員長に就任。しかし初めての会長選で原を破って会長に就任した田嶋は、原を2階級降格の理事にすることでJFAでの立場を失脚させる。 田嶋会長はロシアW杯を前に技術委員会を再編し、西野朗を技術委員長に招聘し、霜田をNTD(ナショナル・チーム・ダイレクター)に降格。霜田も自ら身を引くことになった。そしてW杯直前にはヴァイッド・ハリルホジッチ監督を解任し、西野を代表監督に据える人事を強行した。 22年カタールW杯で森保ジャパンはグループリーグでドイツとスペインを倒すジャイアントキリングを演じながらもベスト16でPK戦により散った。反町技術委員長は、一説には元チリ代表のビエルサ監督の招聘に乗り気だったという。しかし田嶋会長は大会直後にも森保続投を支持。森保監督と反町技術委員長との関係に配慮して、山本昌邦NTDを招聘したとの噂もある。そして反町技術委員長は3月を持って退任する予定だ。 代表監督人事は、最終的な決断は会長が下すのはどこの国も同じだろう。では技術委員会の役割は何なのか。これはこれで、はっきりさせておく必要がある。会長が「こう言ったから右に倣え」では、“忖度”であり技術委員会の存在意義そのものが問われかねない。 影山雅永技術委員長(男子)や佐々木則夫技術委員長(女子)などを理事職から外し、理事会のスリム化と女性理事の登用に積極的な宮本新会長。男女の代表戦の放映権の高騰により地上波で試合が見られないなど厳しい船出が待ち受けているかも知れないが、まずはパリ五輪男子の出場権獲得に万全の態勢で臨んで欲しい。 2024.03.30 11:00 Sat3
【U-23日本代表プレビュー】3.5枠のパリ行き切符を懸けた戦いがスタート、初戦でまずは結果を/vsU-23中国代表【AFC U23アジアカップ】
今年7月にフランス・パリで行われるオリンピック。紆余曲折あり、未だに出場国が決まっていない唯一の地域がアジアだ。 AFC U23アジアカップで出場枠「3.5」を16カ国が争う中、当初は1月に開催予定も、A代表のアジアカップがずれ込んだことで4月という異例のタイミングでの開催となった。 8大会連続8度目のオリンピック出場を目指す日本。大岩剛監督が率いるチームは、2022年に同じ世代のU-21日本代表で臨んだ前回大会で3位という成績を残しており、同じ結果を残せばパリ・オリンピック出場が決定する。 <span class="paragraph-subtitle">◆最低でもベスト4入りに向けた大事な初戦</span> <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2024/japan20240416_tw1.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:0.9em;" id="cws_ad" class="desc">©︎超ワールドサッカー<hr></div> 大会開催時期がズレ込んだ影響もあり、国際Aマッチデーでもなく、ヨーロッパのシーズンも佳境に入っているため、多くの海外組の招集が叶わなかった日本。それでも、Jリーグで活躍する選手を中心に、招集できる限りのベストメンバーを呼べたといえる。 派遣義務のないクラブの協力もあり、しっかりと戦力を保てた日本。アジアの戦いは簡単ではないことも重々承知であり、ここまでしっかりとした準備をおこなってきた。 大岩監督は前日の会見で「非常に良い準備ができている」とコメント。「メンタル、個人戦術、チーム戦術全てを発揮して第1戦に向かっていきたいと思う」と、しっかりと初戦で戦う準備が整っていると強調した。 今大会は中2日で試合が行われる過酷なスケジュールであり、全員の力が必要になる総力戦。まずは結果を出し、良いスタートを切りたいところだ。 <span class="paragraph-subtitle">◆2度目の五輪へ、若きチームで臨む</span> <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2024/japan20240416_tw2.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:0.9em;" id="cws_ad" class="desc">Getty Images<hr></div> 対する中国は、自国開催となった2008年の北京大会以来、2度目のオリンピック出場を目指す戦いとなる。 チョン・ヤオドン監督が率いるチームは、21歳という平均年齢。決して若すぎるというチームではないものの、FW登録のワン・ユドン、ドゥ・ユエチョンは17歳と18歳。2028年のロサンゼルス・オリンピック世代の選手でもある。 また、GKリー・ハオはアトレティコ・マドリーに所属し、今季は3部のコルネジャへレンタル移籍中。ただ、その才能は高く、唯一の海外組として招集されている。 2023年9月の予選では、UAE、インドと同居して2位通過。チョン・ヤオドン監督は「我々のチームは本当に強いと思っている」と前日会見で語っており、日本撃破に士気は高い。 <span class="paragraph-title">◆予想スタメン[4-3-3]</span> <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2024/japan20240416_tw3.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:0.9em;" id="cws_ad" class="desc">©︎超ワールドサッカー<hr></div> GK:小久保玲央ブライアン DF:関根大輝、西尾隆矢、木村誠二、内野貴史 MF:松木玖生、藤田譲瑠チマ、田中聡 FW:山田楓喜、藤尾翔太、平河悠 監督:大岩剛 中2日でやってくる連戦。とにかくまずはグループステージの突破が必要であり、上位2カ国に入る必要がある。そのためにも、初戦で勝利することが非常に重要となる。 守護神はこの世代の軸であるGK鈴木彩艶(シント=トロイデン)が不在。3月の活動では共にゴールを守った2人が候補だが、小久保玲央ブライアン(ベンフィカ)が先発すると予想する。安定したシュートストップと、高さを使ってくる可能性が高いため、ハイボールの処理、そしてビルドアップの力を発揮してもらいたい。 最終ラインだが、こちらも高さ対策を考えると右サイドバックには関根大輝(柏レイソル)が入ると予想。ウクライナ戦では良いパフォーマンスを見せており、頼もしい存在だ。センターバックはチョイスが難しいところだが、世代の軸である西尾隆矢(セレッソ大阪)と、ケガから復帰した木村誠二(サガン鳥栖)と予想する。最も高さのある高井幸大(川崎フロンターレ)や鈴木海音(ジュビロ磐田)という可能性もあるが、フィード能力にも定評ある木村と予想する。 左サイドバックは本職ではないものの内野貴史(デュッセルドルフ)と予想。高さを使われた時のことを考えると、大畑歩夢(浦和レッズ)より適任といえる。豊富な運動量を見せてもらいたい。 中盤は逆三角形となり、アンカーは藤田譲瑠チマ(シント=トロイデン)と予想。チームをプレーでもメンタル面でも支える藤田の存在は大会を勝ち抜く上で鍵となる。インサイドハーフには松木玖生(FC東京)と田中聡(湘南ベルマーレ)と予想。川﨑颯太(京都サンガF.C.)というチョイスも考えられるが、よりボール奪取から前進できる田中を起用すると考える。 3トップに関しては、右に山田楓喜(東京ヴェルディ)が入ると予想。左足から繰り出されるキックは大きな武器であり、流れ関係なくゴールを奪う力は必要。右は平河悠(FC町田ゼルビア)と予想し、得意の仕掛けでサイドを切り裂いてもらいたいところだ。 そしてトップの人選は迷った中、クラブで結果の出ている藤尾翔太(FC町田ゼルビア)と予想する。様々なプレーが可能な藤尾。クラブで見せている得点感覚を初戦でしっかりと発揮してもらいたい。 フィジカルの強さで言えばエースである細谷真大(柏レイソル)の方が適任であり、中国の守備に耐えられる可能性もあるが、今季はここまでのJリーグで無得点と不発。今大会での復調は期待されるが、町田コンビということもあり藤尾を推したい。 日本の初戦となるU-23中国代表戦は16日の22時キックオフ。テレビ朝日とDAZNで中継される。 2024.04.16 16:00 Tue4
U-23日本代表がリオ五輪直前に開催国のU-23ブラジル代表と対戦!!
▽日本サッカー協会(JFA)は31日、7月20日にU-23ブラジル代表と国際親善試合を行うことを発表した。 ▽U-23日本代表はリオ五輪に向けて7月21日よりブラジルで直前合宿を予定している。本大会前に、開催国であり優勝候補でもあるU-23ブラジル代表との対戦に、U-23日本代表を率いる手倉森誠監督は次のように語った。 <div id="ad"></div> ◆手倉森誠監督(U-23日本代表) 「勝って勝って勝ち進まなければ対戦できない相手と本大会前にテストマッチをできることは大きいです。オリンピック本大会の初戦の重要性や難しさを考えれば、このタイミングでブラジルと対戦することはとても大事なことです」 「チームとしてゲームテンション、インテンシティを高めるチャンスでもあります。選手個々にとっても貴重な強化の場で、良い経験を積めると思います」 ▽なお、今回の国際親善試合はテレビ放送も決定しており、日本時間の7月31日(日)の午前4時30分にキックオフを迎える。 2016.05.31 14:00 Tue5
