選手採点&寸評:バーレーン代表 1-3 日本代表【アジアカップ2023】

2024.01.31 22:52 Wed
日本代表FW上田綺世
Getty Images
日本代表FW上田綺世
日本代表は31日、アジアカップ2023・ラウンド16でバーレーン代表とアル・トゥマーマ・スタジアムで対戦し、3-1で勝利。準々決勝進出を決めた。超WSの選手採点と寸評は以下の通り。

▽日本代表採点[4-3-3]
©︎超ワールドサッカー

※採点は10点満点。及第点は「5.5」、「0.5」刻みで評価
※出場時間が15分未満の選手は原則採点なし
GK
23 鈴木彩艶 5.0
ビビらないつなぎは見事。ただ、失点直前の63分の浮き球対応は疑問符で、弾くならしっかりと弾くべき。

DF
16 毎熊晟矢 6.5
堂安とはこういう関係性も築けるのか。ポスト直撃の強烈無回転ミドルが先制点の契機に。オフサイドにはなったが、60分のスルーパスも圧巻で、上田の得点もアシスト。
4 板倉滉 6.0
冨安とのコンビで最終ラインを強固に。後半立ち上がりのヘディングが枠へ飛ばせていればなお良しで、左足の状態が気掛かり。

22 冨安健洋 6.5
守備の要であること再確認。地上、空中戦でも負ける気がせず、攻撃的かつ緻密なラインコントロールは絶妙だった。

19 中山雄太 6.0
高い位置で細かい組み立てに絡むことで逆サイドにスペースを創出。ウイングバックに代わってからも縦の好パスを届けた。

MF
6 遠藤航 6.0
パススピードや位置に気を配っていることがうかがえ、25分のスルーパスも見事。後半に2度ほど引っ掛けられたのが悩ましい。

17 旗手怜央 6.0
ボランチと2列目の中間、8番の役割を全う。21分のスルーやCK崩れ後の浮き球もアイデアを感じさせたが、右ふくらはぎを気にして前半で途中交代。

(→5 守田英正 5.5)
ボックスへ顔を出せるのは良さ。ただ、旗手と比較すると、つなぎの点では油が足らないようにも感じる。

20 久保建英 7.0
短いパス交換に前後半ともに完璧な1本目のセットプレー。自らのボール奪取から足を止めなかったことで貴重な追加点。

(→8 南野拓実 5.5)
上田のゴール時には逃げる動きで間接的に関与。ポケットを取る意欲も見せたが、無用なファウルも。

FW
10 堂安律 6.5
今大会初ゴールは見事な先制点。銀狼へと進化し、結果を残す。

(→15 町田浩樹 5.5)
遠藤と被る場面はあったが、3バック変更に伴い破綻なく試合を締めた。

9 上田綺世 7.0
ゴールカバーに入るべき状況なので失点関与は責められない。直後には嫌な流れを自ら払拭する鮮烈過ぎるソロゴール

(→18 浅野拓磨 4.5)
絶好機を2度フイに。試合を決めるべきだった。

13 中村敬斗 5.5
切り返しのキレ、シュートセンスは披露。とはいえ、攻撃でもう一工夫を求めてしまうのはポテンシャル故か。

(→7 三笘薫 5.5)
初出場でいきなりドリブル突破。らしく仕掛ける姿勢は見せたが、まだ万全ではなさそう。

監督
森保一 6.0
トーナメントである以上、勝ったことが全て。先発変更は1枚にとどめ、結果を残した攻撃陣を継続。相手を突き放したのは個人の技量だが、システム変更で逃げ切った。途中出場選手が試合を決めていれば、シナリオ通りか。

★超WS選定マン・オブ・ザ・マッチ!
上田綺世(日本)
意図せずも失点に絡んでしまったが、自ら取り返すスーパーゴール。個の力を見せ付けた強烈な一撃は、反撃に転じようとする相手の心を間違いなくへし折った。

バーレーン代表 1-3 日本代表
【バーレーン】
オウンゴール(68分)
【日本】
堂安律(31分)
久保建英(49分)
上田綺世(72分)

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浦和がJリーグからの懲罰をCASに提訴、「エントリー資格」と「出場資格」の違いが争点に

浦和レッズは19日、エントリー手続き不備事案に関するJリーグの懲罰に関して、スポーツ仲裁裁判所(CAS)に提訴したことを発表した。 この事案は、6月20日に行われた明治安田生命J1リーグ第18節の湘南ベルマーレ戦に関して、エントリー資格がなかったGK鈴木彩艶を起用。この試合は3-2で敗れていたが、3-0での敗戦という懲罰を受けていた。 鈴木は、U-24日本代表の活動に参加。そのため、Jリーグの公式PCR検査を受けられていなかった。代表活動中にJFAのPCR検査を受けて陰性になっていたため、その結果を受けてJリーグエントリー資格認定委員会に申請し、エントリー資格の認定を受ける必要があったものの、クラブが認識不足からこれを怠り、エントリー資格がないまま鈴木を出場させていたということだ。 マッチコミッショナーによる確認不足もあった中、エントリーの資格を有する選手を起用する義務はクラブにあることから、けん責処分に加え、「出場資格のない選手の公式戦の不正出場」という理由で3-0の敗戦処分となっていた。 浦和はこの件に関して、7月14日に日本サッカー協会(JFA)の不服申立委員会へ不服申立理由書を提出。しかし、不服申立可能な懲罰に該当しないということで却下されていた。 浦和は、この件について、鈴木の「エントリー資格」がないことはチームの手続きミスとして認め、処分を受けるとしながらも、選手としての「出場資格」は持っているため、「出場資格のない選手の公式戦の不正出場」は適用されるべきではないと主張。懲罰基準 3-7「チーム又は選手等によるその他の違反行為」が適用されるべきではないかという主張をしている。 浦和の声明は以下の通り。 「本事案は、JFA及びJリーグの各規則並びに2021明治安田生命J1・J2・J3リーグ戦試合実施要項(試合実施要項)で出場資格を認められている選手について、エントリー手続に不備があったものであり、この事案に懲罰基準3-3「出場資格の無い選手の公式試合への不正出場(未遂を含む)」として、本試合を「得点を3対0として試合を没収」するとの懲罰を科す事は、懲罰規程の適用に誤りがあるとして、クラブ内で検討の結果、CASに提訴しましたのでお知らせいたします」 「浦和レッズは、「日本サッカーの水準向上及びサッカーの普及促進」等、Jリーグの理念を実現すべく、JFA及びJリーグと協力してクラブを運営していくものであり、この基本的な姿勢は、過去も、現在も、将来も変わりません」 「JFA及びJリーグが自ら定めたルールを正しく理解して、正しく運用することは、健全な日本サッカー界にとって必要なことであると考えます」 「本件について浦和レッズは、第三者機関による中立公正な判断を求めることがJFA及びJリーグを構成するクラブの責務であると考えると同時に、今シーズンにおける浦和レッズの順位やACLの出場権獲得に影響を及ぼすこと、さらには他のクラブにおいても同様のことが発生した場合、クラブの根幹に影響を及ぼす大きな事態に繋がる恐れがあることなどから今回の結論に至りました」 「このことにより、これまで培ってきたJリーグや日本サッカー協会との関係を毀損させる意図はないこと、日本のスポーツ界、サッカー界の発展を願い全力を挙げていきます」 選手のエントリー資格に関しては、その他のケースが3件発覚しており、マッチコミッショナーの義務が果たされていないケースが散見。コロナ禍でのイレギュラーな対応とはいえ、根本的な見直しが必要な状況に立たされていると言っても良いかもしれない。 2021.08.19 17:45 Thu

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「まさに死闘ってカンジ」歴史に残るバーレーンとの4-3の激闘!2004年大会プレイバックに反響「このゴールで中澤佑二に惚れた」

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バーレーン戦で思い出す埼スタでのOG/六川亨の日本サッカーの歩み

1月28日から始まったアジアカップの決勝トーナメント1回戦、日本は31日に韓国でもなくヨルダンでもなくバーレーンと対戦する。グループE首位のヨルダンが3位のバーレーンに0-1で負け、なおかつ2位の韓国が2連敗中で最下位のマレーシアに3-3と引分けたためで、これには久保建英も「想定外」と驚いていた。 バーレーンという国の名前は知っていても、この国がアラビア半島のどこにあるのか知っている日本人は少ないのではないだろうか。かくいう僕も一度訪れたため知っているに過ぎない。ジーコ・ジャパン時代の2005年6月3日、ドイツW杯アジア2次(最終)予選で同国の首都マナーマを訪れた。 ペルシャ湾に浮かぶ王国で、面積は日本の琵琶湖ほど。そして隣国サウジアラビアとはキング・ファハド・コーズウェイという全長約24キロの橋で結ばれている。当時はレンタカーを借りてこの橋を渡り、サウジアラビアとの国境にあるイミグレーションや税関関連の施設前まで行って引き返した。 この橋を渡りサウジアラビア国内の海沿いを走ってカタールまで、クルマで3時間ほど、飛行機なら1時間もかからないという。このため日本戦には大勢のバーレーン・サポーターが訪れるかもしれない。 森保一監督は「イラク戦はアウェーをメチャクチャ感じました。乗せたらいけない。スタンドのサポーターも大きな力になっている。ほんと、アウェーでした」と“中東の洗礼”を体感しただけに、同じ轍は踏まないだろう。 そのバーレーン戦だが、過去の対戦成績はW杯予選とアジアカップの本大会と予選を含め、7勝2敗と大きく勝ち越している。この両国の対戦で最も印象深いのはジーコ・ジャパン時代の2005年3月30日、埼玉スタジアムで行われたドイツW杯アジア2次予選での一戦だ。 当時のバーレーンはフィジカルに優れた長身選手が多く、ロングボールを主体とした攻撃に日本は苦しめられた。前年の04年3月に行われたアテネ五輪アジア最終予選では、山本昌邦監督率いるU-23日本が、ダブルセントラル開催のUAEラウンドでは0-0、日本ラウンドでは0-1と敗れた。しかし西が丘サッカー場で開催された最終戦でバーレーンが最下位のレバノンと1-1で引分けたため、勝点2差で日本が五輪の出場権を獲得した。 そして埼スタでのバーレーン戦では、0-0で迎えた後半27分、ゴール前のこぼれ球をクリアしようとしたMFモハメド・サルミーンが自陣ゴールに蹴り込んでしまうまさかのオウンゴール。この1点が決勝点となり、日本は最終予選で2勝1敗と白星を先行させた(北朝鮮に2-1、イランに1-2だった)。 サルミーンは当時、「バーレーン史上最高の選手」と言われ、2次予選でチームは日本、イランに次いで3位になり、ウズベキスタンとの3次予選に進出。1-1、0-0のドローに終わったもののアウェーゴールでアジア地区5位となり大陸間プレーオフに出場したが、北中米カリブ海のトリニダード・トバゴに1分け1敗で初のW杯出場はならなかった。彼が現役だった00年代がバーレーンの黄金時代だったとも言える(04年のアジアカップ準決勝でも4-3と苦しめられた)。 現在のチームには1トップに194センチの巨漢FWアブドゥラ・ユスフ・ヘラルがいる。彼は空中戦だけでなく、ヨルダン戦ではストライドの大きいドリブルで抜け出し、GKの動きを冷静に見て決勝点を流し込んだ。まずは彼を自由にプレーさせないことが守備陣のタスクになることは言うまでもない。 2024.01.29 12:35 Mon

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