森保一
Hajime MORIYASUポジション | 監督 |
国籍 | 日本 |
生年月日 | 1968年08月23日(56歳) |
利き足 | |
身長 | |
体重 |
ニュース | 人気記事 | クラブ | 監督データ |
森保一のニュース一覧
日本代表のニュース一覧
森保一の人気記事ランキング
1
「チームタイトルを1つ獲れて良かった」LAギャラクシーで栄冠の吉田麻也、右肩上がりのMLS知り危機感「日本も成長しないと離される」
ロサンゼルス・ギャラクシーの元日本代表DF吉田麻也が、メジャーリーグ・サッカー(MLS)や現在の日本代表について語った。 先日、MLSの年間王者を決めるMLSカップの決勝が行われ、西地区2位から勝ち上がったロサンゼルス・ギャラクシーが東地区7位から勝ち上がったニューヨーク・レッドブルズと対戦。キャプテンとして山根視来とともにフル出場し、2-1の勝利に貢献した。 アメリカでのシーズンを終え、15日に行われた松井大輔の引退試合『松井大輔引退試合-Le dernier dribble-~STARSEEDS SPECIAL MATCH~』に駆けつけた吉田。試合後にはアメリカで得た経験について語った。 「僕は1年半前に向こうで新しいチャレンジをして、モチベーションの意味でもプレッシャーをかけて新たなチャレンジに挑んだ。こうしてわかりやすい結果が出たのはすごく説得力が増すと思うし、自分のなかではチームのタイトルがなかったので、1つそれも獲れて良かったです」 「来年またハードなスケジュールになると思うので、1回ゆっくり休んで。(ロサンゼルス・ギャラクシーに)残ればね。やっぱり繰り返しですね。大きなケガをすれば、それで終わるような年齢だと思うので、毎日のケアが大事だなと思います」 また、アメリカならではのサッカー文化についてもコメント。プレミアリーグの第一線でも長らく活躍したが、また違った魅力を感じているようだ。 「ヨーロッパとも日本とも違う。いろんな意味で違う形のビジネススキームがあるので、すごくピッチ内外で勉強になります。マーケティングもそうだし、演出もそう」 「盛り上がりは間違いなく大きくなっているし、成長スピードも非常に早いなというのはあります。というのも、投下されるお金の額が違う。たとえば『Apple TV』が(放映権を)独占していますけど、放映権を売って小さな小銭稼ぎはしません。だから、僕の映像なんかほとんどみなさん観ないと思いますけど」 「そういうことから、ビジネススキームのサイズが違うなという感じはしますね。だからこそもっと日本も成長しないと離されるんじゃないかなという危機感もあります」 一方、2022年のカタールワールドカップ(W杯)が最後のプレーとなっている日本代表にも言及。「楽しく観ています」と述べたが、「なんとも言えないですね。相手が弱いので」とも見解を示した。 さらに、14日の中村憲剛の引退試合に駆けつけたシント=トロイデンのDF谷口彰悟にも触れた吉田。負傷離脱中の参加は「日系クラブでなければ絶対にできない」というが、「ケガを治すしかないですね」と本人の心情も察した。 「年齢的にも30代になっていて、治しつつコンディションも維持しなければいけないので、大変だと思います。僕はこの数試合の代表を観ていて、谷口くんが後ろで一番良いな、安定しているなと思ったので残念ではあります」 「だけど、そういう時は違う新しい選手のチャンスですし。(板倉)滉とかも。そういう意味でプレッシャーがかかるので、伸びるチャンスだなと思っています。そういう多角的な見方をしています」 2026年の北中米ワールドカップに向けた自らの代表復帰については、「ないでしょ」とひと言。しかし、森保一監督からの要請があれば、現在戦っている地での大舞台に向け、招集に応じる可能性もあるようだ。 「誰でもやると思いますよ。別に僕だけでなく川島永嗣だってあり得るだろうし、シュミット・ダニエルだって、長友だってありえる。それは監督のみぞ知る」 「(チェイス・アンリの台頭など)選択肢が多いことは監督にとってはすごく良いことです。3人ないし、26人なので、どういうバランスを取るかというのは非常に大事だと思います。それは監督が決めることだと思います。僕は特にあまり一喜一憂する立場でもないですけど、やるべきことをやるというだけですね」 2024.12.16 07:30 Mon2
JFAが2025年スケジュールを発表 森保ジャパンが3月のW杯予選で始動、新生なでしこジャパンは2月に初陣
日本サッカー協会(JFA)は16日、日本代表全カテゴリーの2025年スケジュールを発表した。 森保一監督が率いるA代表は3月の北中米ワールドカップ(W杯)アジア最終予選ホーム2連戦から始動。6月も北中米W杯アジア最終予選の残り2試合を戦った後、翌7月に韓国で行われるE-1サッカー選手権に出場し、9月、10月、11月と活動が続く。 ニルス・ニールセン新監督のなでしこジャパンは2月中旬にアメリアで行われるシービリーブスカップが新体制の初陣に。4月にヨドコウ桜スタジアムで国際親善試合が予定され、6月の女子アジアカップ2次予選、7月のE-1サッカー選手権が控える。 世代別では男子がU23アジアカップ予選やU-20W杯、U-17アジアカップ、U-17W杯などを予定。女子の方はU20アジアカップ2次予選やU-17女子W杯などに臨む。 ◆スケジュール一覧 ・A代表 北中米ワールドカップアジア最終予選 ▽3月20日(木・祝)vsバーレーン代表(H) ▽3月25日(火)vsサウジアラビア代表(H) 北中米ワールドカップアジア最終予選 ▽6月5日(木)vsオーストラリア代表(A) ▽6月10日(火) vsインドネシア代表(H) E-1サッカー選手権 ▽7月 @韓国 インターナショナルウィンドウ ▽9月1日(月)~9日(火) インターナショナルウィンドウ ▽10月6日(月)~14日(火) インターナショナルウィンドウ ▽11月10日(月)~18日(火) ・U-22/U-21日本代表 海外遠征 ▽6月 @未定 11月10日(月)~18日(火):未定 U23アジアカップ2026予選 ▽9月3日(水)~9日(火) @未定 国内活動 ▽12月 @未定 ・U-20日本代表 U20アジアカップ2025 ▽2月12日(水)~3月1日(土) @中国 海外遠征 ▽3月17日(月)~25日(火) @未定 海外遠征 ▽6月1日(日)~16日(月) @未定 国内活動 ▽9月1日(月)~3日(水) @未定 U-20ワールドカップ2025 ▽9月27日(土)~10月19日(日) @チリ ・U-18日本代表 Jヴィレッジカップ ▽3月11日(火)~3月17日(月)@福島/J-VILLAGE 海外遠征 ▽5月29日(木)~6月13日(金) @未定 国内活動 ▽12月 @未定 ・U-17日本代表 海外遠征 ▽2月 @未定 U17アジアカップ2025 ▽4月3日(木)~20日(日) @サウジアラビア 海外遠征 ▽6月 @未定 海外遠征 ▽9月 @未定 国内活動 ▽10月 @未定 U-17ワールドカップ2025 ▽11月5日(水)~27日(木) @カタール ・日本女子代表(なでしこジャパン) 2025SheBelieves Cup ▽2月17日(月)~28日(金) @アメリカ 国際親善試合 ▽4月5日(土)or6日(日) @ヨドコウ桜スタジアム インターナショナルウィンドウ ▽5月26日(月)~6月5日(木) @未定 女子アジアカップ2次予選 ▽6月23日(月)~7月7日(月) @未定 E-1サッカー選手権 ▽7月 @韓国 インターナショナルウィンドウ ▽10月20日(月)~30日(木) @未定 国際親善試合 ▽11月29日(土)or30日(日) @未定 <span class="paragraph-title">【画像】日本代表全カテゴリーの2025年スケジュール</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet" data-media-max-width="560"><p lang="ja" dir="ltr"><a href="https://twitter.com/hashtag/%E5%A4%A2%E3%81%B8%E3%81%AE%E5%8B%87%E6%B0%97%E3%82%92?src=hash&ref_src=twsrc%5Etfw">#夢への勇気を</a> <a href="https://twitter.com/hashtag/jfa?src=hash&ref_src=twsrc%5Etfw">#jfa</a> <a href="https://twitter.com/hashtag/daihyo?src=hash&ref_src=twsrc%5Etfw">#daihyo</a> <a href="https://twitter.com/hashtag/SAMURAIBLUE?src=hash&ref_src=twsrc%5Etfw">#SAMURAIBLUE</a><a href="https://twitter.com/hashtag/%E3%82%B5%E3%83%83%E3%82%AB%E3%83%BC%E6%97%A5%E6%9C%AC%E4%BB%A3%E8%A1%A8?src=hash&ref_src=twsrc%5Etfw">#サッカー日本代表</a><a href="https://twitter.com/hashtag/nadeshiko?src=hash&ref_src=twsrc%5Etfw">#nadeshiko</a>… <a href="https://t.co/r3SWHnWmLm">pic.twitter.com/r3SWHnWmLm</a></p>— サッカー日本代表 (@jfa_samuraiblue) <a href="https://twitter.com/jfa_samuraiblue/status/1868589425367941605?ref_src=twsrc%5Etfw">December 16, 2024</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2024.12.16 20:32 Mon3
森保一監督がPSGvsシティのCLを解説! 名波浩コーチもWOWOW初出演
WOWOWは16日、UEFAチャンピオンズリーグ(UCL)の第7節に日本代表の森保一監督と日本代表コーチの名波浩氏が出演することを発表した。 2024-25シーズンのUCLもWOWOWが放送中。森保かのt区は。WOWOW初出演となり、苦戦しているビッグクラブの直接対決であるパリ・サンジェルマン(PSG)vsマンチェスター・シティを開設する。 PSGは第6節終了時点で敗退となる25位。シティはプレーオフに回る22位と苦しんでいる。森保監督がどのような解説をするのか、注目が集まる。 またCLの全試合全ゴールを放送する「チャンピオンズリーグダイジェスト!」の第7節では名波氏がゲスト解説として登場。こちらもWOWOW初出演となり、セリエAでもプレー経験のある名波氏がどう分析するか注目だ。 森保監督、名波氏はそれぞれ出演に向けてコメントしている。 <h3>◆森保一監督</h3> 「パリ・サンジェルマンとマンチェスター・シティというビッグクラブ同士が、チャンピオンズリーグという欧州最高峰の舞台で激突する一戦を皆さんと共に楽しみたいです」 <h3>◆名波浩氏</h3> 「近年は仕事柄欧州視察が多く、チャンピオンズリーグも現地視察させてもらってます。あの独特なアンセムと最高のゲーム強度を、ライブで視聴できる日本のサッカーファンは幸せですね。番組では微力ながらそのファンの方達を楽しませられたら良いな と思います」 ■UEFAチャンピオンズリーグ リーグフェーズ Matchday 7 「パリ・サンジェルマン vs マンチェスター・シティ」 放送日時:1月23日(木)午前4時50分 チャンネル:[WOWOWプライム][WOWOWオンデマンド] ゲスト解説:森保一 解説:安永聡太郎 実況:西岡明彦 ■チャンピオンズリーグダイジェスト! リーグフェーズ Matchday 7 放送日時:1月24日(金)午後11時30分 チャンネル:[WOWOWプライム][WOWOWオンデマンド] ゲスト解説:名波浩 解説:増嶋竜也 MC:薮宏太 進行:宮脇美咲 ハイライト実況:柄沢晃弘 2025.01.16 12:30 Thu4
2025年の代表デビューが確実視される20歳のDF。2026年北中米W杯滑り込みは叶うのか?/チェイス・アンリ(シュツットガルト)【新しい景色へ導く期待の選手/vol.56】
2026年北中米ワールドカップ(W杯)アジア最終予選6試合で勝ち点16を稼ぎ、C組独走態勢に入っている日本代表。3月20日のバーレーン戦(埼玉)に勝てば、3試合残して本大会切符獲得が決まる見通しだ。 そうなれば、新戦力をテストする余裕も生まれる。森保一監督もここまでは出場権を得るために手堅い陣容で戦ってきたが、さらなる選手層拡大が必要不可欠だということはよく分かっているはず。特に久保建英(レアル・ソシエダ)より若い2002年生まれ以降の選手を増やしていくことが、先々の代表を考えても非常に重要なテーマなのだ。 そこで注目されるのが、2004年3月生まれのチェイス・アンリ(シュツットガルト)だろう。2022年に尚志高校を卒業し、Jリーグを経由せずにドイツに渡った187センチのDFは2023年末までは主にセカンドチームでプレー。2024年になってトップチームで練習する機会が増えたが、23-24シーズンのドイツ・ブンデスリーガ1部デビューは叶わなかった。 しかしながら、2024年8月24日のフライブルク戦で途中出場し、リーグ戦初出場を果たすと、今季はコンスタントにピッチ立つようになった。前半戦だけで12試合に出場。UEFAチャンピオンズリーグ(CL)でもレアル・マドリー戦やユベントス戦に出場。世界最高峰レベルを体感し、驚異的な成長を遂げているのだ。 「アンリが最初にトップチームに来たのは、1年前のアジアカップの時。『この子、止める蹴るもうまくできないし、プレッシャーが来たらミスしちゃうし、ホントにどうなるんだろう』と心配になったくらいだったんだよね(笑)」 「でも、毎日壁に向かってボールを蹴ったり、自分とか洋輝(伊藤=バイエルン・ミュンヘン)に『一緒にやってください』と自分から言ってきて、アドバイスをもらったりもしてて、シーズン終わる頃にはトップチームの練習も遜色なくこなせるようになっていた。あの成長スピードにはホントに驚かされました」 「今季、CLに出ている姿を見ていると、伸び率の凄さに感心させられる。彼の良いところはドイツ人のチームメートやコーチに『どうしたら良いか』とどんどん聞きに行くし、うまくなりたいという気持ちを前面に押し出せるところ。あのメンタルは普通の日本人の若手とは全然違うと思いますね」と原口元気(浦和)も貪欲さと向上心の強さに太鼓判を押していた。 そういうガツガツ感やギラギラ感は、今の森保ジャパンに少し欠けているものかもなのかもしれない。1年前のアジアカップで8強敗退を強いられた後、チーム状態がV字回復したこともあり、選手たちはみな黙々とやるべきことをこなしている印象が強い。そこにチェイス・アンリのような鼻息の荒い若武者が参入してきたら、年長者たちは危機感を抱くはず。そう仕向けてほしいのだ。 早ければ、6月のオーストラリア(パース)・インドネシア(吹田)2連戦での代表デビューが有力視されるが、チェイス・アンリが2026年W杯に生き残れるかどうかというのはまだまだ未知数。というのも、日本のDF陣は優れたタレントの集団だからだ。 現時点では板倉滉(ボルシアMG)、町田浩樹(サン=ジロワーズ)らが最終ラインの軸を担っているが、ケガで離脱中の谷口彰悟(シント=トロイデン)、冨安健洋(アーセナル)、伊藤洋輝らが控えている。右サイドバック(SB)とウイングバック(WB)を兼務できる橋岡大樹(ルートン・タウン)や菅原由勢(サウサンプトン)、パリ五輪代表の関根大輝(柏)らもいて、その間に割って入るのは至難の業なのだ。 過酷な環境下でチェイス・アンリが確固たる地位を築くためにも、シュツットガルトでの今季後半戦でのパフォーマンスを大事にしなければいけない。 今季のシュツットガルトはブンデスで10位と昨季ほどの勢いを示せていないが、3位のフランクフルト、4位のライプツィヒとはまだ勝ち点4差しかなく、今後の戦い次第ではCL圏内に浮上することも十分可能。彼自身がその原動力になっていくことが重要だ。 CLの方も決勝トーナメントプレーオフに回る9〜24位のところにあと一歩という状況。残り2試合でチャンスをモノにできれば、より高い領域にたどり着けるかもしれない。先輩・原口でさえ手が届かなかったCLに20歳の若さで参戦できている貴重な経験値を生かし、高みを追い求め続けるしかないのだ。 10代からドイツでしのぎを削ってきた男がこの1年でどう化けるのか。それは多くの人々が興味を抱いている点だろう。これからはJリーグを経由せずにいきなり欧州で勝負する人材も増えていく。チェイス・アンリが次世代のモデルになってくれれば理想的。 2025年は彼にとって自身のキャリアを左右する重要な1年になりそうだ。 2025.01.10 11:00 Fri5
森保監督続投で歴代最長監督はというと…/六川亨の日本サッカーの歩み
まだ正式決定ではないが、森保一監督の『2年間の』続投が決まったようだ。正式には来年のJFA(日本サッカー協会)理事会での承認待ちになる。その頃にはコーチ陣などのスタッフの詳細も決定しているだろう。 93年のJリーグ誕生以降、日本代表の監督は基本的にW杯の4年サイクルで交代してきた。例外は94年のアジア大会で韓国に敗れたロベルト・ファルカン氏、97年のアウェー中央アジア2連戦で更迭された加茂周氏、07年に病に倒れたイヴィチャ・オシム氏、15年に契約解除されたハビエル・アギーレ氏、そして18年に解任されたヴァイッド・ハリルホジッチ氏の5人しかいない。 そうした過去30年の歴史のなかで、初めて『続投』が決定的となったのが森保監督である。目標としていた「ベスト8」には届かなかったものの、大国ドイツとスペインに逆転勝ちを収めたことが高く評価されたことは言うまでもない。 そこで過去の歴代監督の任期を振り返ると、上には上がいるもので、長沼健氏(元JFA会長)は1962年から69年までの7年間と、さらに72年から76年までの4年間、トータル11年間も日本代表の監督を務めた。「時代が違う」と言ってしまえばそれまでだが、おそらく2度と破られることのない記録と言っていいだろう。 長沼氏が“長期政権"を担うことになったのには理由がある。64年に東京五輪があったからだ。このため62年に33歳の若さで監督に抜擢された。そして東京五輪ではグループリーグでアルゼンチンを倒して決勝トーナメントに進出。準々決勝で銀メダルに輝いたチェコスロバキアに0-4で敗れたが、ベスト8進出で日本に“第1次サッカーブーム"を巻き起こした。 さらに4年後のメキシコ五輪では、アジア勢初となる銅メダル獲得の快挙を達成。その再現を半世紀後の21年東京五輪で森保監督は期待されたが、残念ながらメダルにはあと一歩届かなかった。 長沼氏は69年のメキシコW杯アジア1次予選で、韓国とオーストラリアの後塵を拝したことで監督の座をコーチだった岡野俊一郎氏(元JFA会長)に譲る。しかし岡野氏が71年のミュンヘン五輪予選で韓国とマレーシアに負けたことで、日本サッカーの復権は再び長沼氏に託されることになった。 ところが73年の西ドイツW杯アジア予選はイスラエル(当時はアジアに所属し、中東勢が対戦を拒否したため予選は東アジアに組み込まれた)とマレーシアに敗れ、76年のモントリオール五輪アジア予選も韓国とイスラエルに敗れて監督から退くことになった。 当時の日本サッカーは、「W杯予選は負けても当たり前」であり、五輪予選で敗退するたびに監督は交代していた。Jリーグ開幕以前では、92年のバルセロナ五輪アジア最終予選で敗れた横山謙三総監督、88年ソウル五輪アジア最終予選で中国に逆転負けを喫した石井義信氏(故人)、80年モスクワ五輪アジア予選で韓国とマレーシアに及ばなかった下村幸男氏らである。 しかし96年のアトランタ五輪に28年ぶりに出場して以来、五輪出場は7大会連続して出場。その間には12年ロンドン五輪と21年東京五輪ではメダルまであと一歩に迫った。もう五輪は出場するのは当たり前で、次の24年パリ五輪は「メダル獲得」がノルマになるだろう。 同じようにW杯も98年以降7大会連続して出場中で、さらに2026年のアメリカ・カナダ・メキシコ大会は出場国が48に増えるため、出場権を失うことはまず考えられない。森保監督にとっては「ベスト8」への再チャレンジになるが、その前に横内昭展ヘッドコーチは磐田の監督に、上野優作コーチはFC岐阜の監督に転身するなどスタッフの陣容は一新せざるを得ない。 果たして新たなスタッフの顔ぶれはどうなるのか。そこに外国人コーチが入るのかどうかなどは楽しみなところ。 そして森保監督は、23年こそ秋まで親善試合しかない“静かな"一年になるものの、21年東京五輪は「金メダル」を目標に掲げながらも4位に終わり、カタールW杯も「ベスト8」が目標だったがラウンド16で敗退した。このため、まだ先の話ではあるが、24年のアジアカップでは『優勝』がW杯まで続投するためのノルマにすべきではないだろうか。 2022.12.26 22:00 Mon森保一の移籍履歴
移籍日 | 移籍元 | 移籍先 | 種類 |
2003年12月31日 | 仙台 | 引退 | - |
2002年1月1日 | 広島 | 仙台 | 完全移籍 |
1998年12月31日 | 京都 | 広島 | レンタル移籍終了 |
1998年1月1日 | マツダSC東洋工業 | 京都 | レンタル移籍 |
1987年7月1日 | マツダSC東洋工業 | 完全移籍 |
森保一の監督履歴
就任日 | 退任日 | チーム | 種類 |
2020年1月1日 | 2021年7月23日 | U-23日本 | 監督 |
2019年1月1日 | 2019年12月31日 | U-22日本 | 監督 |
2018年8月1日 | 日本 | 監督 |
2018年4月12日 | 2018年7月31日 | 日本 | アシスタントコーチ |
2017年10月12日 | 2018年4月11日 | U-21日本 | 監督 |
2012年2月1日 | 2017年7月3日 | 広島 | 監督 |
2010年2月1日 | 2012年1月31日 | 新潟 | アシスタントコーチ |
2004年2月1日 | 2010年1月31日 | 広島 | アシスタントコーチ |
森保一の今季成績
勝
|
分
|
負
|
北中米W杯アジア最終予選 | 6 | 5 | 1 | 0 | 0 | 0 |
国際親善試合 | 1 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 |
2026北中米ワールドカップ アジア2次予選 | 5 | 5 | 0 | 0 | 0 | 0 |
カタール・ワールドカップ 決勝トーナメント | 1 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 |
カタール・ワールドカップ グループE | 3 | 2 | 0 | 1 | 0 | 0 |
アジアカップ2023 決勝トーナメント | 2 | 1 | 0 | 1 | 0 | 0 |
アジアカップ2023 グループD | 3 | 2 | 0 | 1 | 0 | 0 |
合計 | 21 | 16 | 2 | 3 | 0 | 0 |
森保一の出場試合
北中米W杯アジア最終予選 |
第1節 | 2024-09-05 | vs | 中国代表 | ||||||
H 7 - 0 |
第2節 | 2024-09-10 | vs | バーレーン代表 | ||||||
A 0 - 5 |
第3節 | 2024-10-10 | vs | サウジアラビア代表 | ||||||
A 0 - 2 |
第4節 | 2024-10-15 | vs | オーストラリア代表 | ||||||
H 1 - 1 |
第5節 | 2024-11-15 | vs | インドネシア代表 | ||||||
A 0 - 4 |
第6節 | 2024-11-19 | vs | 中国代表 | ||||||
A 1 - 3 |
国際親善試合 |
2024-01-01 | vs | タイ代表 | |||||||
H 5 - 0 |
2026北中米ワールドカップ アジア2次予選 |
第1節 | 2023-11-16 | vs | ミャンマー代表 | ||||||
H 5 - 0 |
第2節 | 2023-11-21 | vs | シリア代表 | ||||||
A 0 - 5 |
第3節 | 2024-03-21 | vs | 北朝鮮代表 | ||||||
H 1 - 0 |
第4節 | 2024-03-26 | vs | 北朝鮮代表 | ベンチ外 | ||
A 0 - 3 |
第5節 | 2024-06-06 | vs | ミャンマー代表 | ||||||
A 0 - 5 |
第6節 | 2024-06-11 | vs | シリア代表 | ||||||
H 5 - 0 |
カタール・ワールドカップ 決勝トーナメント |
ラウンド16 | 2022-12-05 | vs | クロアチア | ||||||
H 1 - 1 |
カタール・ワールドカップ グループE |
第1節 | 2022-11-23 | vs | ドイツ | ||||||
A 1 - 2 |
第2節 | 2022-11-27 | vs | コスタリカ | ||||||
H 0 - 1 |
第3節 | 2022-12-01 | vs | スペイン | ||||||
H 2 - 1 |
アジアカップ2023 決勝トーナメント |
ラウンド16 | 2024-01-31 | vs | バーレーン | ||||||
A 1 - 3 |
準々決勝 | 2024-02-03 | vs | イラン | ||||||
A 2 - 1 |
アジアカップ2023 グループD |
第1節 | 2024-01-14 | vs | ベトナム | ||||||
H 4 - 2 |
第2節 | 2024-01-19 | vs | イラク | ||||||
A 2 - 1 |
第3節 | 2024-01-24 | vs | インドネシア | ||||||
H 3 - 1 |