【セリエA第24節プレビュー】インテルとフィオレンティーナが中3日で再戦
2025.02.07 18:00 Fri
前節はミラノ・ダービーと太陽ダービーの2大ビッグマッチが行われ、いずれも1-1の引き分け決着となった。迎える第24節、木曜に延期となっていた一戦を戦ったインテルとフィオレンティーナが月曜に再戦する。
前節ローマとのダービーを引き分けに持ち込まれた首位ナポリ(勝ち点54)は10位ウディネーゼ(勝ち点29)と対戦。連勝が7で止まったが、インテルがフィオレンティーナに敗れたことで3ポイント差が維持された。この好機を生かし、首位堅守となるか。
FWコロ・ムアニの2戦連発弾などでエンポリに4発逆転勝利とし、公式戦連敗を止めた6位ユベントス(勝ち点40)は、金曜に15位コモ(勝ち点22)と対戦。翌火曜にはチャンピオンズリーグ(CL)ラウンド16進出プレーオフ1stレグのPSV戦を控える中、コロ・ムアニの3戦連発弾で連勝とし、CLに向かえるか。
ナポリには引き分けに持ち込んだものの、コッパ・イタリア敗退となった9位ローマ(勝ち点31)は19位ヴェネツィア(勝ち点16)と対戦。ナポリ戦ではターンオーバーを敢行して後半追加タイムのDFアンヘリーニョ弾で引き分けに持ち込んだローマ。翌木曜にはヨーロッパリーグ(EL)ラウンド16進出を懸けたプレーオフでポルトと対戦する中、ラニエリ監督の用兵術が見ものとなる。
FWレテギのPK失敗でトリノに勝ちきれなかった3位アタランタ(勝ち点47)は14位ヴェローナ(勝ち点23)と対戦。翌水曜にはCLでクラブ・ブルージュと対戦する中、ここは必勝としてナポリに追走したい。
前節レッチェとの残留争いに敗れた18位パルマ(勝ち点20)は17位カリアリ(勝ち点21)と対戦。ミラン戦では防げた3失点を止められなかったGK鈴木彩艶はレッチェ戦でも自信を失ったのか、好守なく2試合連続3失点を喫した。今節も残留を争うカリアリが相手となる中、復活した彩艶の姿は見られるだろうか。
◆セリエA第24節
▽2/7(金)
《28:45》
コモvsユベントス
▽2/8(土)
《23:00》
ヴェローナvsアタランタ
《26:00》
エンポリvsミラン
《28:45》
トリノvsジェノア
▽2/9(日)
《20:30》
ヴェネツィアvsローマ
《23:00》
カリアリvsパルマ
ラツィオvsモンツァ
《26:00》
レッチェvsボローニャ
《28:45》
ナポリvsウディネーゼ
▽2/10(月)
《28:45》
インテルvsフィオレンティーナ
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MFボーヴェが試合中に倒れたことで延期となっていた一戦をFWケアンのドッピエッタなど3発快勝としたフィオレンティーナ(勝ち点42)。連勝を3に伸ばしてチャンピオンズリーグ(CL)出場圏内の4位に浮上した中、インテルに連勝となるか。一方、後半の3発でフィオレンティーナに完敗した2位インテル(勝ち点51)は19試合ぶりの敗戦で首位ナポリに勝ち点で並ぶチャンスを逸した。同じ相手に立て続けに負けられない中、リベンジとしてナポリを追走できるか。FWコロ・ムアニの2戦連発弾などでエンポリに4発逆転勝利とし、公式戦連敗を止めた6位ユベントス(勝ち点40)は、金曜に15位コモ(勝ち点22)と対戦。翌火曜にはチャンピオンズリーグ(CL)ラウンド16進出プレーオフ1stレグのPSV戦を控える中、コロ・ムアニの3戦連発弾で連勝とし、CLに向かえるか。
インテルに引き分けに持ち込まれた8位ミラン(勝ち点35)は16位エンポリ(勝ち点21)と対戦。後半追加タイム被弾で惜しくもダービーのシーズンダブルを逃したミランだったが、水曜に行われたコッパ・イタリア準々決勝ローマ戦では新戦力FWフェリックスのデビュー弾とFWエイブラハムの恩返し弾で快勝。翌火曜にはCLプレーオフのフェイエノールト戦を控える中、上々のデビューを飾ったフェリックスとFWヒメネスの両新戦力の活躍は続くか。
ナポリには引き分けに持ち込んだものの、コッパ・イタリア敗退となった9位ローマ(勝ち点31)は19位ヴェネツィア(勝ち点16)と対戦。ナポリ戦ではターンオーバーを敢行して後半追加タイムのDFアンヘリーニョ弾で引き分けに持ち込んだローマ。翌木曜にはヨーロッパリーグ(EL)ラウンド16進出を懸けたプレーオフでポルトと対戦する中、ラニエリ監督の用兵術が見ものとなる。
FWレテギのPK失敗でトリノに勝ちきれなかった3位アタランタ(勝ち点47)は14位ヴェローナ(勝ち点23)と対戦。翌水曜にはCLでクラブ・ブルージュと対戦する中、ここは必勝としてナポリに追走したい。
前節レッチェとの残留争いに敗れた18位パルマ(勝ち点20)は17位カリアリ(勝ち点21)と対戦。ミラン戦では防げた3失点を止められなかったGK鈴木彩艶はレッチェ戦でも自信を失ったのか、好守なく2試合連続3失点を喫した。今節も残留を争うカリアリが相手となる中、復活した彩艶の姿は見られるだろうか。
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セリエA第23節、ミランvsインテルが2日にサン・シーロで行われ、1-1のドローに終わった。 先月初旬のスーペル・コッパ決勝で激闘を演じた両雄による、今シーズン3度目のデルビー・ディ・ミラノ。 今季2度の直接対決ではいずれも勝利も、リーグ戦では16ポイント差を付けられて7位に低迷するミラン。直近のセリエAではパルマに劇的な3-2の逆転勝利を飾るも、チャンピオンズリーグ(CL)では格下ディナモ・ザグレブ相手にムサの退場も響いて1-2の敗戦。ラウンド16ストレートインのチャンスを逃した。その敗戦からのバウンスバックを図った今回の大一番では先発3人を変更。ガッビアに代わって新天地デビューのウォーカー、サスペンションのフォファナ、ガラタサライ移籍が決定のモラタに代わってベナセル、エイブラハムが起用された。 対する2位のインテルは前節、レッチェ相手に4-0の圧勝。リーグ連勝を達成すると、直近のCLでもモナコに3-0の快勝。4位でのラウンド16ストレートインを決めた。その勢いに乗って宿敵相手にリベンジを狙ったこの一戦では先発1人を変更。アスラニに代わって負傷明けのチャルハノールが復帰した。 今季3度目のデルビーは互いに相手の手の内を理解していることもあって堅い展開に。 ともに相手の強力なカウンターを警戒してか、チャレンジのパスや仕掛けは少なくブロックの手前でのボールの循環や背後をシンプルに使ったプレーが多くセットプレー以外でゴールを匂わせる場面を作り出せず。 現状のフォームや完成度で勝るインテルがやや優勢に進めるものの、決定機はおろかフィニッシュの数が増えていかず。それでも、30分を過ぎてエースのラウタロ・マルティネスが存在感を示し始めると、オフサイドで取り消されたものの、ボックス付近で続けてシュートを放っていき相手ゴールを脅かす。 一方、一連のピンチを凌いだミランは、今季2戦2勝の相性の良さか、前半終了間際に先制点を奪う。45分、ハーフウェイライン付近でのボール奪取からカウンターを発動。スムーズに左へ展開されると、テオ・エルナンデスのスルーパスに抜け出したレオンがボックス左に持ち込んでグラウンダーシュート。これはGKゾマーにはじかれたが、こぼれ球に詰めたラインデルスが豪快に右足で蹴り込んだ。 内容はインテルもミランの1点リードで試合は後半に突入。コンセイソン監督はベナセルを下げてアレックス・ヒメネスをハーフタイム明けに投入。[5-4-1]に並びを変えて守備のテコ入れを図った。 ミランのシステム変更もあって後半は守るホームチーム、攻めるアウェイチームという構図がより明確に。 相手が守り慣れる前に攻め切りたいインテルは立ち上がりから攻勢を仕掛けるも、最後のところで粘る相手を仕留め切れない。63分には3枚替えを敢行し、ジエリンスキ、カルロス・アウグスト、ビセックとフレッシュな選手を投入。この交代直後の67分にはバレッラの右CKをビセックが叩きつけるヘディングで合わせるが、これは惜しくも右ポストを叩く。 さらに、76分にはムヒタリアン、ディマルコを下げてフラッテージとローマからの新戦力であるザレフスキ同時投入し、交代カードを使い切ったインテル。82分にはバレッラの右CKをテュラムが頭で合わせるが、これも右ポストを叩いた。 その後、ミランはレオンに変えてガッビアを投入するなどウノゼロでの逃げ切り態勢を整える。91分のダンフリースのヘディングシュートは右ポスト、直後にこぼれ球に詰めたダンフリースの決定的なシュートはGKメニャンのビッグセーブで凌ぎ、ツキも味方に付けての逃げ切り濃厚かに思われた。 だが、デルビー3連敗は許されないインテルが最後の最後に底力を示した。93分、波状攻撃からボックス右角でビセックが左足インスウィングでファーに入れたクロスをフリーのザレフスキが冷静に胸を使って折り返すと、これに反応したデ・フライが左足シュートで合わせて土壇場での劇的同点ゴールとした。 そして、今季3度目のデルビーは白熱のドローに終わり、結果的には痛み分けも土壇場で敗戦を回避したインテルがよりポジティブな要素を見いだしている。 ミラン 1-1 インテル 【ミラン】 タイアニ・ラインデルス(前45) 【インテル】 ステファン・デ・フライ(後53) 2025.02.03 04:15 Mon4
インテルからレンタル放出されること“通算7度”…ラドゥが降格危機ヴェネツィアへ移籍
ヴェネツィアが4日、インテルから元ルーマニア代表GKヨヌーツ・ラドゥ(27)の加入を発表した。ひとまず今季いっぱいの半年契約だという。 インテルがたらい回しにしてきたラドゥ。 ブカレスト出身で16歳の時にインテル入りも、2016年夏にトップチームへ昇格後、昨季までに1年目の16-17シーズン、20-21シーズン、21-22シーズンを除いて、常にどこかしらへレンタル放出され、インテルでの公式戦出場が通算5試合にとどまっていた。 これまでの放出先は、アヴェッリーノ、ジェノア(2度)、パルマ、クレモネーゼ、オセール、そして昨季のボーンマス。通算7度のレンタル放出を経て、今季前半戦はインテルでベンチ入りゼロ…今度は完全移籍でセリエB降格危機に瀕する19位ヴェネツィアへ向かうこととなった。 なお、インテルでは公式戦5試合にしか出場歴のないラドゥだが、キャリア全体ではセリエA通算63試合、リーグ・アン通算17試合、プレミアリーグ通算2試合など、プレー数こそ多くないが、各国トップリーグを経験している。 2025.02.04 15:14 Tue5