「これまでなかった失点」開始5分の失点が狂わせた…タイトル逃した浦和・岩尾憲が攻撃の停滞に言及「主体性、連続性がなかった」

2023.11.04 21:55 Sat
浦和の中盤で攻守に走った岩尾憲
©超ワールドサッカー
浦和の中盤で攻守に走った岩尾憲
浦和レッズのMF岩尾憲が目前でタイトルを逃したルヴァンカップ決勝を振り返った。
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4日、2023JリーグYBCルヴァンカップ決勝が国立競技場で行われ、浦和はアビスパ福岡と対戦した。7年ぶり3度目のルヴァンカップ制覇を目指す浦和と、クラブ史上初のタイトルを目指す福岡の対戦。試合は普段通り入った福岡が、紺野和也のグラウンダーのクロスに前寛之が合わせて5分で先制する。
出鼻を挫かれた浦和は、なかなか攻撃の形が作れず。攻めあぐねる時間が増え、攻撃の形がほとんど作れない状況に。対する福岡はボール奪取からのカウンターで浦和ゴールに迫っていく。

それでも1-0で前半が終わるかと思われ中、アディショナルタイム4分に今度はセットプレーの流れから、逆サイドでボールを受けた紺野のグラウンダーのクロスを宮大樹が蹴り込み福岡が追加点を奪った。
前半で2点ビハインドとなった浦和。攻撃面の改善を図るため、ハーフタイムに大久保智明安居海渡を投入。すると徐々に押し込み始めることに。さらに、61分に明本考浩ブライアン・リンセンを入れて、より前がかりにしていく。

すると67分にロングボールを明本が収めて技ありゴール。強引にゴールを奪うと、一気にプッシュ。福岡は防戦一方となった中、浦和は最後までこじ開けられずに2-1で敗戦。決勝で敗れる悔しい結果となった。

試合後、メディア取材に応じた岩尾は「正直、整理できていないのが素直なところです」と、優勝を逃したショックを隠しきれない様子。5分での失点が痛かったと振り返った。

「入りがめちゃくちゃ悪かったとは感じていないですし、お互いセーフティなシーンはありつつ、動かすところは動かすという中で、相手にボールが行ってしまって、相手にスピードがあるところで守備になってしまいました」

「あまり長いシーズンの中でこれまで起きてこなかった失点だったので、非常に悔やまれますけど、その1点が試合を難しくしたなと感じています」

プランがあった中で、早々の失点により崩れたという浦和。その後に盛り返せない時間が続いた。

「狙いはあったんですが、出たシーンも2つ、3つはあったと思います。全体を通してボールを配る側の人間としては、味方のポジショニングは気になっていましたし、相手にとって効果的なポジショニングやアクションは、主体性、連続性を持ってできなかったことで、相手にスムーズにボールを奪われてカウンターに持って行かれてしまいました」

ポジショニングが良くない理由は「分からないです」と語った岩尾だが、国立競技場での決勝という舞台が悪い方に出たと感じたという。

「こういう舞台になるとボールという存在が非常に目を惹くものなので、ボールを味方が持っているときも見過ぎてしまって、誰かのために走るとか、スペースの補完の試合があまりうまく行かなかった印象はあります」

「人にタフに出てくる相手なので、AとBではなく、C、Dと3人目、4人目が空いたスペースを見つけてアクションを起こすというのがないと、なかなかラインブレイクする、フィニッシュまで持っていくことは難しい相手なので、その辺に関してはさっきのポジショニングのところも絡んでくると思います」

チームとして上手く戦うことができなかったと振り返った岩尾。初の国立でのプレーも「事実が残っただけで、それ以上でもそれ以下でもない」と、結果が出せなかったことで、特に思いを抱くことはないとした。

また、マチェイ・スコルジャ監督がウイングの選手がいない時の戦い方を問題としていたが、岩尾も大久保智明や関根貴大がいる時といない時の差で感じる要素を語った。

「1つはポジショニングをとるのが上手い選手たちなので、そこで待つということもできれば、そこを空けておいてタイミングよく使うこともできますし、誰かのためにわざとそこを取って生かすこともできます」

「関根選手と興梠選手が一緒に出ている時は、2人は長い時間浦和で共にしているので、後ろから見ていても阿吽の呼吸というか、コンビネーションとしてやりやすそうなのがあります」

「組み合わせを含めて、関根選手、大久保選手は一対一のストロングもありますし、そういった要素でアドバンテージを持つことができる印象はあります」

まだまだ発展途上であるということを痛感した浦和。このタイトル逸が更なる成長に繋がることを期待したい。


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【Jリーグ出場停止情報】J1横浜FMのMFジャン・クルードが次節出場停止、J2では清水FW北川航也が暴行の判断で残り2試合欠場、甲府は3名が出場停止に

Jリーグは29日、最新の出場停止選手情報を発表した。 J1リーグでは横浜F・マリノスのMFジャン・クルードが追加。他の大会での出場停止処分の影響により、30日の第35節浦和レッズ戦が出場停止となった。 J2リーグでは8選手が出場停止に。清水エスパルスのFW北川航也は27日の栃木SC戦で一発退場。「ファウルを受け両選手ともに倒れている状態で、相手競技者の右肩に対して左足で過剰な力を用いて蹴った行為は、『選手等に対する暴行(肘打ち、パンチ、蹴り、噛みつき、唾を吐きかける又は殴打する等)』に相当する」と判断された。 3試合の出場停止処分と15万円の罰金が科されることに。しかし、J2の全日程が11月10日をもって終了し、出場停止処分の対象となる同レベルの大会もなく、停止処分となる対象試合が1試合で翌シーズンへ繰り越さないことから、出場停止試合は2試合となっている。 ヴァンフォーレ甲府のDFエドゥアルド・マンシャは27日のレノファ山口FC戦で一発退場。「ペナルティーエリア外で、ドリブルをしていた相手競技者に対し、ボールにプレーできず反則で止めた行為は、『相手チームの決定的得点機会の阻止』に該当する」と判断され、1試合の出場停止となった。 また、甲府のDF林田滉也も山口戦で一発退場。「スライディングをしボールにプレーした後、相手競技者が起き上がったところを足裏で顔を蹴った行為は、『選手等に対する反スポーツ的な行為』に該当する」と判断され、こちらも1試合出場停止となった。 J3リーグでは7名が追加。Y.S.C.C.横浜のDF大嶋春樹は26日の松本山雅FC戦で一発退場。「ペナルティーエリア内で、ドリブルをしていた相手競技者に対し、ボールにプレーできず反則で止めた行為は、『相手チームの決定的得点機会の阻止』に該当する」と判断され、1試合の出場停止処分を受けている。 【明治安田J1リーグ】 DFマリウス・ホイブラーテン(浦和レッズ) 第35節 vs横浜F・マリノス(10/30) 今回の停止:警告の累積による1試合停止 MF安斎颯馬(FC東京) 第35節 vs湘南ベルマーレ(11/3) 今回の停止:警告の累積による1試合停止 DF昌子源(FC町田ゼルビア) 第35節 vsサガン鳥栖(11/3) 今回の停止:警告の累積による1試合停止 DF高井幸大(川崎フロンターレ) 第28節 vs浦和レッズ(11/22) 今回の停止:警告の累積による1試合停止 MFジャン・クルード(横浜F・マリノス) 第35節 vs浦和レッズ(10/30) 今回の停止:その他の停止 MFレオ・ゴメス(ジュビロ磐田) 第35節 vsヴィッセル神戸(11/1) 今回の停止:警告の累積による1試合停止 GKク・ソンユン(京都サンガF.C.) 第35節 vsサンフレッチェ広島(11/3) 今回の停止:1試合停止 FWウェリントン(アビスパ福岡) 第35節 vs柏レイソル(11/3) 今回の停止:警告の累積による1試合停止 MF松岡大起 (アビスパ福岡) 第35節 vs柏レイソル(11/3) 今回の停止:警告の累積による1試合停止 FWマルセロ・ヒアン(サガン鳥栖) 第35節 vsFC町田ゼルビア(11/3) 今回の停止:3試合停止(1/3) 第36節 vs横浜F・マリノス(11/9) 今回の停止:3試合停止(2/3) 第37節 vs名古屋グランパス(11/30) 今回の停止:3試合停止(3/3) 【明治安田J2リーグ】 DF中塩大貴(ザスパ群馬) 第37節 vs大分トリニータ(11/3) 今回の停止:警告の累積による1試合停止 MF品田愛斗(ジェフユナイテッド千葉) 第37節 vsV・ファーレン長崎(11/3) 今回の停止:警告の累積による1試合停止 FW高橋利樹(横浜FC) 第37節 vs栃木SC(11/3) 今回の停止:警告の累積による1試合停止 DFエドゥアルド・マンシャ(ヴァンフォーレ甲府) 第37節 vsブラウブリッツ秋田(11/3) 今回の停止:1試合停止 MF佐藤和弘(ヴァンフォーレ甲府) 第37節 vsブラウブリッツ秋田(11/3) 今回の停止:警告の累積による1試合停止 MF林田滉也(ヴァンフォーレ甲府) 第37節 vsブラウブリッツ秋田(11/3) 今回の停止:1試合停止 FW北川航也(清水エスパルス) 第37節 vsいわきFC(11/3) 今回の停止:3試合停止(1/3) 第38節 vsロアッソ熊本(11/10) 今回の停止:3試合停止(2/3) DFヘナン(レノファ山口FC) 第37節 vs愛媛FC(11/3) 今回の停止:警告の累積による1試合停止 【明治安田J3リーグ】 MF音泉翔眞(ヴァンラーレ八戸) 第35節 vsカマタマーレ讃岐(11/3) 今回の停止:警告の累積による1試合停止 DF大嶋春樹(Y.S.C.C.横浜) 第35節 vsAC長野パルセイロ(11/2) 今回の停止:1試合停止 MF山中麗央(AC長野パルセイロ) 第35節 vsY.S.C.C.横浜(11/2) 今回の停止:警告の累積による1試合停止 MF大山啓輔(ツエーゲン金沢) 第35節 vsいわてグルージャ盛岡(11/3) 今回の停止:警告の累積による1試合停止 DF生駒稀生(奈良クラブ) 第35節 vs福島ユナイテッドFC(11/2) 今回の停止:1試合停止 MF曽我大地(ガイナーレ鳥取) 第35節 vs大宮アルディージャ(11/2) 今回の停止:警告の累積による1試合停止 DF工藤孝太(ギラヴァンツ北九州) 第35節 vsアスルクラロ沼津(11/2) 今回の停止:警告の累積による1試合停止 DF藤春廣輝(FC琉球) 第35節 vsFC今治(11/3) 今回の停止:3試合停止(2/3) 第36節 vs大宮アルディージャ(11/10) 今回の停止:3試合停止(3/3) 2024.10.29 18:29 Tue
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浦和がバルサ、リバプールと並ぶ!! 『世界の熱狂的なサポーター5選』に浦和サポーターが選出!

▽世界各国のフットボールシーンにおいて、熱狂的なサポーターを抱えることで知られるクラブがいくつかある。日本を代表する熱狂的なサポーターと言えば、浦和レッズサポーターだが、『Fox Sports』が選ぶ『世界の熱狂的なサポーター5選』に見事選ばれた。 ▽浦和が選ばれた『世界の熱狂的なサポーター5選』には、リーベル・プレート(アルゼンチン)、ガラタサライ(トルコ)、リバプール(イングランド)、バルセロナ(スペイン)が入っており、浦和サポーターは世界でも“熱狂的”なファンで知られるクラブと肩を並べることとなった。 ▽浦和については「Jリーグの20シーズン中、14シーズンで最高の平均入場者数を誇り、サポーターが作る最高のコレオグラフィーがある」と紹介。「次東京に行く際は、埼玉スタジアムでの試合を観て欲しい」と、観戦を勧めている。以下、4クラブのサポーターの特徴を紹介。 ◆リーベル・プレート(アルゼンチン) ▽リーベル・プレートは、アルゼンチンで最もサポーターが多いクラブの1つで、ボカ・ジュニアーズとの激しいライバル関係は有名だ。ロス・ミジョナリオス(億万長者)の愛称でも知られ、ボカ・ジュニアーズとのダービーは、死人が出るほどの激しい試合になるとも言われている。 ◆ガラタサライ(トルコ) ▽ガラタサライは、ファンの大声援が地響きを起こすとも称されるほど。悪名高い「Wellcome to Hell(地獄へようこそ)」というバナーは広く知られている。1993年のマンチェスター・ユナイテッド戦、2001年のパリ・サンジェルマン戦ではサポーターが衝突し、まさに“地獄”となってしまった。 ◆リバプール(イングランド) ▽サポーターを「12人目の男」と考えるリバプール。「You'll Never Walk Alone」の大合唱は有名であり、スタジアムが素晴らしい雰囲気で包まれる。2005年のチャンピオンズリーグ決勝のミラン戦では、ビハインドで迎える後半にサポーターの大声援が選手の背中を後押しし、逆転での優勝に繋がったとも。 ◆バルセロナ(スペイン) ▽かつては「ソシオ」がチームを支えるほど、サポーターとの関係が重要視されているバルセロナ。近年、胸スポンサーを入れるようになったが、それまではサポーターの会員費と入場料収入でクラブは運営されていた。かつて、レアル・マドリーへ禁断の移籍をしたルイス・フィーゴが凱旋した時には、豚の頭が投げ込まれるほど熱狂的だ。 2017.10.12 22:45 Thu
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浦和の参戦する“新”クラブW杯の組み合わせ抽選会が12月5日にアメリカで実施

国際サッカー連盟(FIFA)は11日、来夏のFIFAクラブ・ワールドカップ(W杯)2025の組み合わせ抽選が12月5日に行われることを発表した。 来年6月のアメリカ大会から各大陸の32クラブが集う大規模コンペディションとなるクラブW杯。出場チームは続々と決まり、欧州からは過去3季のチャンピオンズリーグ(CL)王者であるマンチェスター・シティ、レアル・マドリー、チェルシーらが参戦する。 現時点で同大会に出場する31クラブが決定しており、最後の一枠には11月30日に行われるコパ・リベルタドーレス決勝戦アトレチコ・ミネイロvsボタフォゴFRの勝者が入ることとなっている。 その後、12月5日の13時(日本時間:27:00)からアメリカのマイアミで組み合わせ抽選会が行われるとのことだ。 なお、日本からは浦和レッズの出場が決まっており、アジアサッカー連盟(AFC)全体だと、浦和、アル・ヒラル(サウジアラビア)、蔚山HD(韓国)、アル・アイン(UAE)で出場4枠を占めている。 2024.11.12 08:30 Tue

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