首位攻防戦は町田の色が勝り大分を撃破!敵地で雷雨中断遭遇の清水、藤枝はともに快勝【明治安田J2第10節】

2023.04.16 18:05 Sun
©︎J.LEAGUE
16日、明治安田生命J2リーグ第10節の11試合が各地で行われた。町田GIONスタジアムでは、2位・FC町田ゼルビアvs首位・大分トリニータの一戦が行われ、町田が3-1で勝利を収めた。

黒田剛監督率いる町田は23分、デザインされたCKからフリーとなった荒木駿太が蹴り込んで試合を動かすと、33分には大分のビルドアップミスをボックス内で荒木がパスカットし、そのまま左ポケットからニアを射抜く。39分には大分のロングボールを跳ね返して速攻に転じ、荒木のラストパスからエリキが右足のフィニッシュを突き刺した。
大きなビハインドを負った大分はハーフタイム明けに2枚替えとともに3バックから4バックへ変更し反撃を試み、75分には宇津元伸弥が1点を返す。だが、堅守を誇る町田は後ろを5枚にして対応。守勢の中でもカウンターから追加点のチャンスを迎えるなど会場を沸かせ、快勝で首位を奪還した。

3位の東京ヴェルディは21位・ジェフユナイテッド千葉とのアウェイ戦に臨むも、0-1で敗戦。29分に先制点を許すと、ポゼッション率で上回りながらもなかなかフィニッシュシーンを作り出せず。一方の千葉は、チームトップスコアラーの小森飛絢をケガで欠きながらも、初先発となったブワニカ啓太が値千金の決勝点。開幕戦以来となる9試合ぶり今季2勝目を挙げている。
4連勝で4位へ浮上したザスパクサツ群馬は、19位・いわきFCとの敵地に敗れて連勝がストップ。いわきは昨季J3得点王の有田稜が2ゴールを挙げて先行すると、1点を返されながらも2-1で逃げ切り、5試合ぶり3勝目を手にしている。

5位・ブラウブリッツ秋田は14位・大宮アルディージャをホームに迎え、諸岡裕人の加入後初ゴールなどで2-1と逆転勝ち。秋田は2試合ぶりの勝利、大宮は今季初の連敗となった。

開幕から未勝利が続く最下位・徳島ヴォルティスは6位のV・ファーレン長崎と対戦し、0-4の大敗で初勝利はお預けに。7連敗で20位に沈むモンテディオ山形も、13位・ツエーゲン金沢に0-1で競り負け、指揮官交代後もトンネルから抜け出せずにいる。

静岡勢3チームは2チームがアウェイで雷雨中断に遭うこととなった。

17位・清水エスパルスは、15位・レノファ山口FCと顔を合わせ、1試合に2度の中断という珍事に遭遇した。ただ、神谷優太のセットプレーから井林章が2得点を挙げるなど、中断明け直後にもゴールを重ね、動じることなく6-0の大勝。8位・藤枝MYFCも16位・水戸ホーリーホックとの敵地戦で中断を強いられたものの、J2得点ランキングトップに立つ渡邉りょうの2試合連続ゴールなどで4-1と勝利し、今季2度目の連勝を飾っている。

一方、12位・ロアッソ熊本をヤマハスタジアム(磐田)に迎えた9位・ジュビロ磐田は、12分に松岡瑠夢の強烈左足を被弾。以降は攻勢を強める中で53分にPKを獲得すると、金子翔太の左へのキックはGKに阻まれるも、こぼれ球を自らプッシュして同点とした。ただ、終盤の大津祐樹のシュートは右ポストを叩くなど、逆転までに至らず、ホームで2試合連続のドローに終わった。

そのほか、7位・ヴァンフォーレ甲府はピーター・ウタカの一発で18位・栃木SCを下して3試合ぶりの白星を獲得。勝ち点12で並ぶ10位ファジアーノ岡山と11位・ベガルタ仙台の一戦は1-1の引き分けに終わっている。

◆明治安田生命J2リーグ第10節

ヴァンフォーレ甲府 1-0 栃木SC
ベガルタ仙台 1-1 ファジアーノ岡山
ブラウブリッツ秋田 2-1 大宮アルディージャ
モンテディオ山形 0-1 ツエーゲン金沢
いわきFC 2-1 ザスパクサツ群馬
ジェフユナイテッド千葉 1-0 東京ヴェルディ
FC町田ゼルビア 3-1 大分トリニータ
レノファ山口FC 0-6 清水エスパルス
徳島ヴォルティス 0-4 V・ファーレン長崎
水戸ホーリーホック 1-4 藤枝MYFC
ジュビロ磐田 1-1 ロアッソ熊本

1 2

荒木駿太の関連記事

10日、明治安田J2リーグ第15節のRB大宮アルディージャvsベガルタ仙台がNACK5スタジアム大宮で行われた、 前節は首位のジェフユナイテッド千葉を国立競技場で下した3位のRB大宮と、藤枝MYFCを下して2位をキープした仙台の一戦となった。 RB大宮は千葉戦から2名を変更。和田拓也、杉本健勇が外れ、谷内田 2025.05.10 16:04 Sat
6日、明治安田J2リーグ第14節の10試合が全国各地で行われた。 【札幌vs磐田】昨季のJ1対決は磐田に軍配 12位の北海道コンサドーレ札幌と9位のジュビロ磐田の対戦。昨季はJ1で戦った両者が上位に向かうために大事な試合に臨んだ。 試合は開始38秒に動く。リカルド・グラッサのロングフィードを裏に 2025.05.06 18:40 Tue
3日、明治安田J2リーグ第12節の10試合が各地で行われた。 【鳥栖vs千葉】首位・千葉が2試合連続ドロー 首位に立つジェフユナイテッド千葉は、前節のロアッソ熊本戦で今季初のドロー。連勝が4でストップした中、8位のサガン鳥栖とアウェイで対戦した。 試合は立ち上がりから動くことに。9分、鳥栖は千葉の最 2025.05.03 21:10 Sat
2025シーズンのJリーグに向けた最新の移籍情報を網羅。選手・監督の退団や引退、移籍をクラブごとにまとめてチェック。 J1、J2、J3の全部60クラブの移籍情報をまとめています。 ※最終更新日:2025年3月3日 [ J2移籍情報 | J3移籍情報 ] ◼︎明治安田J1移籍情報 ※カッコ内は発 2025.03.03 21:00 Mon
23日、明治安田J2リーグ第2節の7試合が各地で行われた。 J1からの降格組ながら開幕節を落とした北海道コンサドーレ札幌は、ロアッソ熊本とのアウェイゲーム。上村周平のクロスバー直撃のミドルもあった熊本は、28分に先制。阿部海斗の右クロスに半代将都がゴール前で合わせた。 後半立ち上がりには熊本に追加点。敵陣で 2025.02.23 17:09 Sun

FC町田ゼルビアの関連記事

17日、明治安田J1リーグ第17節のFC町田ゼルビアvs柏レイソルが町田GIONスタジアムで行われた。 直近3試合勝利がない町田と、4連勝、11戦負けなしの柏の対戦。町田は直近のリーグ戦からメンバー変更はなし。4試合ぶりの勝利を目指すこととなる。 対する柏はミッドウィークの横浜F・マリノス戦から中2日という 2025.05.17 16:07 Sat
Jリーグは14日、5月15日の「Jリーグの日」を記念し、開幕当時に多くのファンに親しまれた「Jリーグチップス」を特別に復刻することを発表した。 1993年の開幕とともに人気を博した「Jリーグチップス(選手カード付)」が、32周年を迎えるJリーグに帰ってくることに。復刻版では、J1、J2、J3の全60クラブから各3 2025.05.14 15:55 Wed
10日、11日にかけて明治安田J1リーグ第16節の10試合が全国各地で行われた。 【京都vs名古屋】終盤にスコアが動いた中ドロー 連敗で首位から陥落も劇的勝利で3位に位置している京都サンガF.C.と降格圏からなんとか抜け出した17位の名古屋グランパスの対戦となった。 上位と下位の対決となった試合。名古 2025.05.11 19:25 Sun
7日、明治安田J1リーグ第15節のFC町田ゼルビアvs京都サンガF.C.が町田GIONスタジアムで行われ、アウェイの京都が1-2で逆転勝利した。 前節、アウェイで鹿島アントラーズに0-1の敗戦を喫した9位の町田。2戦ぶりの白星を目指した一戦では先発5人を変更。ベンチ外となった相馬勇紀や望月ヘンリー海輝、仙頭啓矢が 2025.05.07 21:18 Wed

J2の関連記事

日本サッカー協会(JFA)は15日、ドイツサッカー連盟(DFB)との「審判交流プログラム」として、2名の審判員が来日することを発表した。 今回来日するのは、フロリアン・バドストゥーブナー氏とマルティン・ペーターセン氏。バドストゥーブナー氏は、2000年からブンデスリーガを担当し58試合を担当。2.ブンデスリーガで 2025.05.15 17:05 Thu
ヴァンフォーレ甲府は15日、アシスタントコーチにシンガポール人指導者のナズリ・ナシル氏(54)が就任することを発表した。登録期間は11月30日までとなる。 ナズリ・ナシル氏は、シンガポール政府・文化社会青年省(Ministry of Culture, Community and Youth of Governme 2025.05.15 15:50 Thu
大分トリニータは15日、3日に行われた明治安田J2リーグ第13節のロアッソ熊本戦で発生した違反行為への処分を発表した。 クラブの発表によると、大分のサポーターの一部が違反行動。スタジアム入りするロアッソ熊本のチームバスの運行を妨げるという違反行為に出ていたという。 今回の処分対象者は14名。18日に行われる 2025.05.15 14:10 Thu
Jリーグは14日、「2025“Jリーグの日”特別企画発表会」を開催。5月15日の「Jリーグの日」を記念した特別企画として「Jリーグチップス(選手カード付)」のオマージュ版を特別に復刻させることを発表した。 「Jリーグチップス(選手カード付)」のオマージュ版は、5月17日(土)、18日(日)に行われる試合を対象とし 2025.05.14 16:45 Wed
Jリーグは14日、5月15日の「Jリーグの日」を記念し、開幕当時に多くのファンに親しまれた「Jリーグチップス」を特別に復刻することを発表した。 1993年の開幕とともに人気を博した「Jリーグチップス(選手カード付)」が、32周年を迎えるJリーグに帰ってくることに。復刻版では、J1、J2、J3の全60クラブから各3 2025.05.14 15:55 Wed

記事をさがす

荒木駿太の人気記事ランキング

1

首位攻防戦は町田の色が勝り大分を撃破!敵地で雷雨中断遭遇の清水、藤枝はともに快勝【明治安田J2第10節】

16日、明治安田生命J2リーグ第10節の11試合が各地で行われた。 町田GIONスタジアムでは、2位・FC町田ゼルビアvs首位・大分トリニータの一戦が行われ、町田が3-1で勝利を収めた。 黒田剛監督率いる町田は23分、デザインされたCKからフリーとなった荒木駿太が蹴り込んで試合を動かすと、33分には大分のビルドアップミスをボックス内で荒木がパスカットし、そのまま左ポケットからニアを射抜く。39分には大分のロングボールを跳ね返して速攻に転じ、荒木のラストパスからエリキが右足のフィニッシュを突き刺した。 大きなビハインドを負った大分はハーフタイム明けに2枚替えとともに3バックから4バックへ変更し反撃を試み、75分には宇津元伸弥が1点を返す。だが、堅守を誇る町田は後ろを5枚にして対応。守勢の中でもカウンターから追加点のチャンスを迎えるなど会場を沸かせ、快勝で首位を奪還した。 3位の東京ヴェルディは21位・ジェフユナイテッド千葉とのアウェイ戦に臨むも、0-1で敗戦。29分に先制点を許すと、ポゼッション率で上回りながらもなかなかフィニッシュシーンを作り出せず。一方の千葉は、チームトップスコアラーの小森飛絢をケガで欠きながらも、初先発となったブワニカ啓太が値千金の決勝点。開幕戦以来となる9試合ぶり今季2勝目を挙げている。 4連勝で4位へ浮上したザスパクサツ群馬は、19位・いわきFCとの敵地に敗れて連勝がストップ。いわきは昨季J3得点王の有田稜が2ゴールを挙げて先行すると、1点を返されながらも2-1で逃げ切り、5試合ぶり3勝目を手にしている。 5位・ブラウブリッツ秋田は14位・大宮アルディージャをホームに迎え、諸岡裕人の加入後初ゴールなどで2-1と逆転勝ち。秋田は2試合ぶりの勝利、大宮は今季初の連敗となった。 開幕から未勝利が続く最下位・徳島ヴォルティスは6位のV・ファーレン長崎と対戦し、0-4の大敗で初勝利はお預けに。7連敗で20位に沈むモンテディオ山形も、13位・ツエーゲン金沢に0-1で競り負け、指揮官交代後もトンネルから抜け出せずにいる。 静岡勢3チームは2チームがアウェイで雷雨中断に遭うこととなった。 17位・清水エスパルスは、15位・レノファ山口FCと顔を合わせ、1試合に2度の中断という珍事に遭遇した。ただ、神谷優太のセットプレーから井林章が2得点を挙げるなど、中断明け直後にもゴールを重ね、動じることなく6-0の大勝。8位・藤枝MYFCも16位・水戸ホーリーホックとの敵地戦で中断を強いられたものの、J2得点ランキングトップに立つ渡邉りょうの2試合連続ゴールなどで4-1と勝利し、今季2度目の連勝を飾っている。 一方、12位・ロアッソ熊本をヤマハスタジアム(磐田)に迎えた9位・ジュビロ磐田は、12分に松岡瑠夢の強烈左足を被弾。以降は攻勢を強める中で53分にPKを獲得すると、金子翔太の左へのキックはGKに阻まれるも、こぼれ球を自らプッシュして同点とした。ただ、終盤の大津祐樹のシュートは右ポストを叩くなど、逆転までに至らず、ホームで2試合連続のドローに終わった。 そのほか、7位・ヴァンフォーレ甲府はピーター・ウタカの一発で18位・栃木SCを下して3試合ぶりの白星を獲得。勝ち点12で並ぶ10位ファジアーノ岡山と11位・ベガルタ仙台の一戦は1-1の引き分けに終わっている。 ◆明治安田生命J2リーグ第10節 <span style="color:#cc0000;font-weight:700;">ヴァンフォーレ甲府 1</span>-0 栃木SC ベガルタ仙台 1-1 ファジアーノ岡山 <span style="color:#cc0000;font-weight:700;">ブラウブリッツ秋田 2</span>-1 大宮アルディージャ モンテディオ山形 0-<span style="color:#cc0000;font-weight:700;">1 ツエーゲン金沢</span> <span style="color:#cc0000;font-weight:700;">いわきFC 2</span>-1 ザスパクサツ群馬 <span style="color:#cc0000;font-weight:700;">ジェフユナイテッド千葉 1</span>-0 東京ヴェルディ <span style="color:#cc0000;font-weight:700;">FC町田ゼルビア 3</span>-1 大分トリニータ レノファ山口FC 0-<span style="color:#cc0000;font-weight:700;">6 清水エスパルス</span> 徳島ヴォルティス 0-<span style="color:#cc0000;font-weight:700;">4 V・ファーレン長崎</span> 水戸ホーリーホック 1-<span style="color:#cc0000;font-weight:700;">4 藤枝MYFC</span> ジュビロ磐田 1-1 ロアッソ熊本 <span class="paragraph-title">【動画】町田の先制点はデザインされた見事なCKから!</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet"><p lang="ja" dir="ltr"><a href="https://twitter.com/hashtag/0416%E5%A4%A7%E5%88%86?src=hash&amp;ref_src=twsrc%5Etfw">#0416大分</a> 戦 プレイバック<br><br>23分、コーナーキックのトリックプレーから <a href="https://twitter.com/hashtag/%E5%B9%B3%E6%B2%B3%E6%82%A0?src=hash&amp;ref_src=twsrc%5Etfw">#平河悠</a> 選手が抜け出し、クロスに合わせた <a href="https://twitter.com/hashtag/%E8%8D%92%E6%9C%A8%E9%A7%BF%E5%A4%AA?src=hash&amp;ref_src=twsrc%5Etfw">#荒木駿太</a> 選手が先制点をゲット<a href="https://twitter.com/7Syunta?ref_src=twsrc%5Etfw">@7Syunta</a> <a href="https://twitter.com/hashtag/FC%E7%94%BA%E7%94%B0%E3%82%BC%E3%83%AB%E3%83%93%E3%82%A2?src=hash&amp;ref_src=twsrc%5Etfw">#FC町田ゼルビア</a> <a href="https://twitter.com/hashtag/zelvia?src=hash&amp;ref_src=twsrc%5Etfw">#zelvia</a> <a href="https://twitter.com/hashtag/%E5%A4%A9%E7%A9%BA%E3%81%AE%E5%9F%8E?src=hash&amp;ref_src=twsrc%5Etfw">#天空の城</a><a href="https://twitter.com/hashtag/J%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%82%B0?src=hash&amp;ref_src=twsrc%5Etfw">#Jリーグ</a> <a href="https://twitter.com/hashtag/DAZN?src=hash&amp;ref_src=twsrc%5Etfw">#DAZN</a> <a href="https://twitter.com/hashtag/%E3%82%B4%E3%83%BC%E3%83%AB?src=hash&amp;ref_src=twsrc%5Etfw">#ゴール</a> <a href="https://t.co/uBVjYzAdWr">pic.twitter.com/uBVjYzAdWr</a></p>&mdash; FC町田ゼルビア 公式 #0416大分 (@FcMachidaZelvia) <a href="https://twitter.com/FcMachidaZelvia/status/1647506212471341057?ref_src=twsrc%5Etfw">April 16, 2023</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2023.04.16 18:05 Sun
2

クラブ史上初の海外クラブとの対戦で敗れた町田の黒田監督が感じたS・ランスとの差とは? 「あの両ワイドはかなり効果的」と日本代表2選手を称賛

FC町田ゼルビアの黒田剛監督が、自身を含めクラブ史上初となった海外クラブとの対戦を振り返った。 31日、『MACHIDA City Cup 2024(町田シティカップ2024)』のFC町田ゼルビアvsスタッド・ランスが町田GIONスタジアムで行われ、ランスが0-2で勝利した。 開幕からの快進撃を継続し、2位以下に5ポイント差を付けてJ1リーグ首位を快走する町田は、この中断期間でフランスの古豪をホームに迎え、中断明けに弾みを付ける勝利を狙った。 パリ・オリンピック参戦中のFW藤尾翔太や一部の負傷者を除き、ほぼベストメンバーでこの一戦に臨んだ町田。試合の入り自体は悪くなかったが、徐々にフィジカルアスリート揃いの相手に守勢を強いられると、前半半ばにはこのゲームの主役の1人であるMF伊東純也の見事なお膳立てから先制点を許す。 さらに、1点ビハインドで折り返した後半も半ば過ぎにカウンターから追加点を奪われ、終盤は途中投入の選手の躍動によって押し込む形を作り出したが、最終的に一矢報いることも叶わず。直近の横浜F・マリノス戦(1-2●)に続く複数失点を喫しての連敗となった。 同試合後、黒田監督は「今日は私としても海外の5大リーグのチームと試合をやるという初めての経験ではありましたけども、選手はもちろん次のリーグ戦のスタートというものを十分意識しながら目論見ながら、今日どれぐらい収穫のあるゲームができるかというところを課題に挙げながら、または今次のリーグ戦のメンバーがまだ決まらないなかで、今日はどれぐらい我々スタッフに評価を得られるか、または評価基準というものを高く設定しながら、選手たちにチャレンジとして取り組ませた一戦になりました」と、今回のランス戦の位置づけについて説明した。 肝心の試合内容に関しては単純なフィジカル能力の差に加え、攻守のカウンターにおける「スイッチの入れ方」の部分で差があったと感じているという。 「体格の違いやスピードの違いというのは、やっぱり目で見てみると、カウンターから結局は点数を取られたような形になっていますけど、あの辺の素走りのスピード。それからカウンターの全員のスイッチの入れ方、この点数を取るところのスイッチの入れどころの共有というのがやっぱりさすがだなと」 「我々がカウンターで出て行ったところも追いつかれてしまったりするようなところも多くあったので、あれはひとつこれからリーグ戦を戦っていくなかで、十分我々も学習し、ああいったものができるようにトレーニングをしていくということは、ひとつ勉強になった、収穫になったなというふうな捉え方ができると思います」 一方、前述のコメントで期待した収穫の部分では敵将も苦戦を認めた後半半ば以降の交代選手による躍動感溢れるパフォーマンスへの手応えを口に。とりわけ、前線で攻守のスイッチ役を担ったベテランFW中島裕希らアタッカー陣を称賛している。 「後半の飲水タイムが終わってから何度かチャンスを作ったり、または躍動感をさらに増して戦ってくれた選手たちはいましたけど、そのメンバーに関しても1点は取られましたが、すごく多くのチャンスを作ってくれたというところで考えると、流れを全部ゼルビアの方に向けてくれたという件に関しては素晴らしい走りをしてくれたなと。ベテランの中島裕希含め荒木駿太、それから藤本一輝あたりは本当に頑張ってやってくれたなというふうな認識を持っています」 また、試合当日にMF白崎凌兵の期限付き移籍加入が発表されるなど、今夏の移籍市場で他クラブへの移籍が重なったボランチではMF荒木駿太のハツラツとしたプレーも光った。 その起用法については「かなり急激に選手が出て行きましたので、なかなか代役がいなくて、やむを得ずやらざるを得ないというような状況だった」とあくまでスクランブルの起用だったとしながらも、「荒木はリーグ戦でもボランチでやったこともあったので、そういう意味でかなり縦横無尽に走り回り、セカンドボールを拾い、チャンスメイクしてくれた」とその働きを称えている。 一方で、いずれもスタメンで起用されたDF杉岡大暉、MF芦部晃生の左サイドのユニットは伊東やDFアブドゥル・コネのコンビを前に劣勢を強いられた。 そして、杉岡については「前線でボールを失った時のスライド等を含めて、特に左サイドのところは規制が入らず、前線にボールを配給されて素走りで勝負され、杉岡と何回か入れ替わるようなシーンが前半はあった」と苦戦を認めつつも、「ああいった狙ってくれる選手(伊東)がいたからこそ、我々も学びを持てたので、そこは十分今後に生かして改善していきたい」と、今後に向けた反省材料にしたいとあくまでポジティブに捉えている。 MF平河悠に続く新たなブレイク候補として期待が寄せられる芦部に関しても「前回のマリノス戦に途中から出した時のパフォーマンスとの比較にはなりますけど、スタメン起用が初めてということもあったので難しい入りではあったかもしれませんが、今日は前回ほどのパフォーマンスではなかった」と冷静に分析。その上で「向こうの右サイドバック(コネ)はかなり速かった。ちょっと見たことないようなスピードだったので、そういったところでは独走したかなと思っても簡単に追いつかれるようなシーンもありましたので、これがやっぱり世界で戦う選手、19歳と聞いていますので、すごい選手だなと思ってね、すごくいい勉強になったんじゃないかなと思っています」と、横浜FM戦で得た自信をやや喪失する形となった若武者にさらなる奮起を求めた。 また、ランスの強力なフィジカルアスリートと共に存在感を示した伊東と中村敬斗の2人の日本代表に対しては「結局は伊東選手のスピードというものも何回か出させてしまったし、縦だけではなくてカットインからのチャンスもメイキングできるところの彼のすごさ」、「中村選手も含め切り返しだとか、カットインからのチャンス。あの両ワイドは本当にランスの攻撃にかなり効果的に機能していたと思いますし、さすがだなと。日本代表にずっと名を連ねている選手だけのことがあって、素晴らしいプレーヤーだなというふうな印象を受けました」と、改めて日の丸を背負って世界を舞台に活躍する2選手を称賛している。 クラブ史上初の海外クラブとの一戦で多くの刺激を受けたJ1首位チームは、中断明け初戦で6位のセレッソ大阪との上位対決に挑む。 2024.08.01 02:28 Thu
3

RB大宮が首位・千葉に続き3連勝中の2位・仙台も撃破し2位浮上! ファビアン・ゴンザレス初ゴールに豊川雄太は2戦連発【明治安田J2第15節】

10日、明治安田J2リーグ第15節のRB大宮アルディージャvsベガルタ仙台がNACK5スタジアム大宮で行われた、 前節は首位のジェフユナイテッド千葉を国立競技場で下した3位のRB大宮と、藤枝MYFCを下して2位をキープした仙台の一戦となった。 RB大宮は千葉戦から2名を変更。和田拓也、杉本健勇が外れ、谷内田哲平、ファビアン・ゴンザレスが入った。 対する仙台はここまで8戦無敗で3連勝中と好調を維持。藤枝戦kならは5名を変更し、マテスウ・モラエス、石井隼太、松井蓮之、工藤蒼生、荒木駿太が外れ、菅田真啓、石尾陸登、武田英寿、鎌田大夢、郷家友太が入った。 勝ち点差「1」の上位対決。首位の千葉を追いかけるためにも負けられない両者の対戦となった中、立ち上がりから互いに攻勢をかけていく。 すると16分、RB大宮ボックス左で豊川雄太からのパスを受けた泉柊椰のパスを下口稚葉が中で受けてダイレクトで落とすと、小島幹敏がボックス内で左足アウトでシュート。これは右ポストに嫌われるも、ファビアン・ゴンザレスが詰めてRB大宮が先制する。 先にゴールを奪ったRB大宮。仙台も反撃に出ていく中、RB大宮が追加点。31分、左サイドからのクロスをカプリーニがダイレクトボレー。これはGK林彰洋がナイスセーブ。こぼれ球をカプリーニが拾ってボックス右からクロスを入れるとファビアン・ゴンザレスがヘッド。こぼれ球を豊川がダイレクトで蹴り込み、RB大宮が追加点を奪った。 なお、このプレーでファビアン・ゴンザレスが左ポストに激突。倒れ込んで治療を受けたが、大事に至らずにプレーを続行した。 RB大宮が2点リードで迎えた後半。仙台は髙田椋汰、オナイウ情滋を下げて、名願斗哉、荒木駿太を起用した。 すると47分、離れた位置でボールを持っていた井上詩音が右足一閃。強烈なミドルシュートがゴールに飛ぶが、わずかに左に外れる。 大宮は48分にアクシデント。先制ゴールを決めたファビアン・ゴンザレスがやはりポストにぶつかった影響か右の腰あたりを押さえてプレー続行不可能に。杉本が投入される。 2点差を追いつきたい仙台は、荒木や鎌田を中心にRB大宮ゴールに迫っていくが、RB大宮の堅い守備の前に決定機を作れず。それでも64分、左サイドをえぐった石尾がボックス内でクロス。跳ね返りを武田が左足でダイレクトシュートを放つが、クロスバーに嫌われる。 RB大宮は72分、ボックス右からの低いクロスに対して豊川がダイレクトで合わせてネットを揺らしたが、これはオフサイドでゴールは認められず。それでも76分、RB大宮は左サイドを仕掛けることに泉、小島とパスを具なぎ、中央への折り返しを豊川が合わせられないも、谷内田が落ち着いて流し込み3点目を奪った。 守備では鋭い寄せで仙台にチャンスを作らせず。攻撃では鋭い形でサイドから崩していくRB大宮。81分には、左サイドからカットインした泉がボックス手前から自らシュート。しかし、枠を捉えたシュートはGK林がセーブする。 RB大宮は最後まで攻め続けた中で、3-0で快勝。前節の首位・千葉に続いて2位の仙台も撃破し2位に浮上。仙台は無敗が「8」、連勝が「3」でストップし3位に転落した。 RB大宮アルディージャ 3-0 ベガルタ仙台 【RB大宮】 ファビアン・ゴンザレス(前16) 豊川雄太(前31) 谷内田哲平(後31) <h3>◆明治安田J2リーグ第15節</h3> 《13:00》 ジュビロ磐田 vs 藤枝MYFC いわきFC vs 北海道コンサドーレ札幌 《14:00》 サガン鳥栖 vs ヴァンフォーレ甲府 水戸ホーリーホック vs ブラウブリッツ秋田 FC今治 vs ジェフユナイテッド千葉 徳島ヴォルティス vs レノファ山口FC V・ファーレン長崎 vs モンテディオ山形 《14:05》 カターレ富山 vs 大分トリニータ 《15:00》 ロアッソ熊本 vs 愛媛FC <span class="paragraph-title">【動画】波状攻撃を仕留める豊川雄太の2戦連続弾!</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet" data-media-max-width="560"><p lang="ja" dir="ltr"> <a href="https://twitter.com/DAZN_JPN/status/1921099037610049690?ref_src=twsrc%5Etfw">May 10, 2025</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2025.05.10 16:04 Sat

FC町田ゼルビアの人気記事ランキング

1

町田MF高江麗央が完全移籍で山形へ! 「この悔しさをエネルギーに変えて次のチームで活躍」

モンテディオ山形は18日、FC町田ゼルビアからMF高江麗央(25)の完全移籍加入を発表した。背番号「29」をつける。 高江はロアッソ熊本のアカデミー育ちで、東福岡高校を経由してガンバ大阪でプロ入り。2020年から町田に活躍の場を移した。 すると、町田での1年目から中盤の軸に。黒田剛新監督の今季も18試合に出場中だったが、この夏場あたりから出番を減らしていた。 新天地を通じて「モンテディオ山形のファン・サポーターの皆さん、この度、FC町田ゼルビアから移籍してきました高江麗央です。チームの勝利の為に日々精進していきます! 熱い応援よろしくお願いします!」と意気込みを語った。 一方、3年半を過ごした町田では「FC町田ゼルビアのファン・サポーターの皆さん。この度、モンテディオ山形に完全移籍する事になりました。3年半、ありがとうございました」との綴りはじめから、感謝の言葉を続けた。 「ゼルビアに来た時からJ1を目指して日々戦っていました。そして3年半経った今、J2優勝J1昇格に一番近いこのチームで、何も力になることが出来ず、移籍してしまうことが本当に悔しく申し訳ない気持ちでいっぱいです。この悔しさをエネルギーに変えて次のチームで活躍し、皆さんに成長した姿を見せられるようにこれからも頑張ります! 本当にありがとうございました!」 2023.07.18 18:50 Tue
2

2025シーズンのホームグロウン制度、14クラブが不遵守も罰則なし…最多はFC東京の15名

Jリーグは22日、各クラブの2025シーズンのホームグロウン選手の人数を発表した。 ホームグロウン制度は、各クラブが選手育成にコミットし、アカデミーの現場を変えていくことを目的に導入したもの。12歳の誕生日を迎える年度から21歳の誕生日を迎える年度までの期間において、990日以上、自クラブで登録していた選手が対象となる。 期限付移籍の選手は、移籍先クラブでの登録となり、21歳以下の期限付移籍選手の育成期間は、移籍元クラブでカウント。JFA・Jリーグ特別指定選手は、ホームグロウン選手とはみなされない。 2025シーズンに関しては、J1のクラブは4名、J2・J3のクラブは2名以上と定められている中、14クラブが不遵守となっており、昨シーズンから2クラブ増えることとなった。 明治安田J2リーグではいわきFCと藤枝MYFCが昨シーズンに続いて「0人」、明治安田J3リーグではヴァンラーレ八戸、福島ユナイテッドFC、栃木シティ、SC相模原、FC大阪、高知ユナイテッドSC、テゲバジャーロ宮崎が「0人」、ザスパ群馬、FC岐阜、奈良クラブが「1人」となっている。 これまで不遵守となったクラブは、翌シーズンのプロA契約選手の「25名枠」から不足人数分減じられることとなっていたが、2026シーズンからはプロ契約の区分が撤退されるため、処分はない。 なお、全部60クラブで最も多くホームグロウン選手を登録しているのはFC東京で15名。続いて13名の鹿島アントラーズとサンフレッチェ広島、12名の柏レイソル、11名の川崎フロンターレ、RB大宮アルディージャと続いている。 <h3>◆明治安田J1リーグ(合計160人)</h3> 鹿島アントラーズ:13人 浦和レッズ:7人 柏レイソル:12人 FC東京:15人 東京ヴェルディ:9人 FC町田ゼルビア:4人 川崎フロンターレ:11人 横浜F・マリノス:9人 横浜FC:4人 湘南ベルマーレ:8人 アルビレックス新潟:7人 清水エスパルス:7人 名古屋グランパス:5人 京都サンガF.C.:8人 ガンバ大阪:8人 セレッソ大阪:7人 ヴィッセル神戸:6人 ファジアーノ岡山:2人 サンフレッチェ広島:13人 アビスパ福岡:5人 <h3>◆明治安田J2リーグ(合計83人)</h3> 北海道コンサドーレ札幌:8人 ベガルタ仙台:4人 ブラウブリッツ秋田:2人 モンテディオ山形:4人 いわきFC:0人 水戸ホーリーホック:1人 RB大宮アルディージャ:11人 ジェフユナイテッド千葉:5人 ヴァンフォーレ甲府:7人 カターレ富山:2人 ジュビロ磐田:6人 藤枝MYFC:0人 レノファ山口FC:2人 徳島ヴォルティス:3人 愛媛FC:3人 FC今治:2人 サガン鳥栖:7人 V・ファーレン長崎:5人 ロアッソ熊本:4人 大分トリニータ:7人 <h3>◆明治安田J3リーグ(合計40人)</h3> ヴァンラーレ八戸:0人 福島ユナイテッドFC:0人 栃木SC:3人 栃木シティ:0人 ザスパ群馬:1人 SC相模原:0人 松本山雅FC:9人 AC長野パルセイロ:3人 ツエーゲン金沢:2人 アスルクラロ沼津:8人 FC岐阜:1人 FC大阪:0人 奈良クラブ:1人 ガイナーレ鳥取:2人 カマタマーレ讃岐:2人 高知ユナイテッドSC:0人 ギラヴァンツ北九州:4人 テゲバジャーロ宮崎:0人 鹿児島ユナイテッドFC:2人 FC琉球:2人 2025.04.22 22:10 Tue
thumb
3

岡山、アウェイ町田戦で不正入場のサポーターに無期限入場禁止処分!

ファジアーノ岡山は25日、2019年6月23日に町田市立陸上競技場で行われた2019明治安田生命J2リーグ第19節、FC町田ゼルビア戦で不正入場行為を行ったファジアーノ岡山サポーターに無期限入場禁止処分を科したことを発表した。 岡山の発表によると、当該サポーターはアウェイ入場ゲートにおいて、本来、大人チケットで入場すべきところを小中高チケットで入場したという。 この行為に関してはJリーグ試合運営管理規程第5条「(禁止行為)正当なチケット又は通行証を所持せず入場すること」に抵触する違反行為となり、すでにその場で当該者が特定され、同規程第9条「入場拒否、退場命令、物の没収」に基づき、当日の試合への入場禁止を伝えていた。 さらに、当該サポーターは今回の一件以外にこれまでも違反行為を起こしていたことから、無期限入場禁止処分を科した。 なお、この処分は「ファジアーノ岡山のホームゲームのみならず、Jリーグ・Jクラブ主管試合に加え、日本サッカー協会や各種連盟等の日本国内で行われるすべての試合」に適用されるという。 また、当該サポーターが特定の応援団体に属していたことから、岡山は当該応援団体の代表者と話し合いの場を設け、応援団体側から解散する旨の申告があり、これを了承。加えて、クラブから同団体に所属していたメンバーとの今後の取り決めについて話をし、合意に至ったという。 今回の一件を受けて岡山は、以下のような声明を伝えている。 「本件を踏まえ、クラブとして「『子どもたちに夢を!』に基づく観戦・応援」環境づくりに一層尽力してまいります」 「ファン・サポーターの皆さまにおかれましては、日ごろのご声援に感謝申し上げるとともに、改めましてホーム・アウェイゲームでの観戦マナーを遵守いただき、まずは試合に関わる全ての方々が安全に、安心してスタジアムでの観戦を楽しんでいただける環境づくりへのご協力を、どうかお願い申し上げます。」 2019.06.26 01:08 Wed
4

乱闘騒動がSNSで舌戦に発展…磐田DF松原后の投稿に町田GKポープ・ウィリアムが怒り「グランド外まで持ち込むなら我慢できない」とリスペクト欠く試合中の発言にも言及

乱闘が起きた明治安田生命J2リーグ第9節、ジュビロ磐田vsFC町田ゼルビアの両チームの選手がSNSで舌戦を起こしている。 12日に行われた8位の磐田と首位町田の一戦は、1-1で試合終盤を迎えると、79分に磐田がカウンター。後藤啓介が抜け出してGKまでかわすとそのままシュート。これは翁長聖がクリアしていた。 ここまでは問題がなかったが、ラインを割ったボールを磐田の山田大記がすぐに拾い上げようとしたが、ブロックに入り近くに倒れていた町田の藤原優大が取らせないように邪魔。すると、山田がこれに怒り藤原を押し、激昂した藤原がボールを拾いに行った山田を押し倒し転がる事態に。この一連の流れに磐田の選手が激昂し、ベンチメンバーやスタッフを含めて報復行為の藤原に詰め寄り、両軍が入り乱れての乱闘劇となった。 この行為で藤原は一発退場となり、磐田のドゥドゥと鈴木雄斗にはイエローカードが提示。藤原は、Jリーグから1試合の出場停止が発表されていた。 そうした中、試合後に磐田の松原后が自身のツイッターを更新。「昨日のようなチームに勝ちきれなかった自分達の力不足。自分の質を上げていきます」投稿した。 すると、これに怒ったのが町田のGKポープ・ウィリアムだ。自身のインスタグラムのストーリーズを更新すると、松原の投稿を引用する形で爆笑の絵文字を並べつつ、「噂通りだったけど、試合中クズ発言連発してたヤツがグランド外まで持ち込むなら我慢できないなー。試合中ずっとうちの選手にヘタクソ共、高校サッカーやっとけとかリスペクトにかけるクソみたいな発言してたのにな」と松原に対して怒りを露わにしている。 近年ではなかなかないレベルの乱闘騒動だったが、試合後も場外乱闘が続いている。 <span class="paragraph-title">【動画】乱闘に発展した問題のシーン</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="9QQDMqpXjMI";var video_start = 382;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2023.04.14 12:05 Fri
5

「この場を借りてお詫びさせていただきます」2016年途中に退団したDF三鬼海が山形からの期限付き移籍で5年ぶりに町田へ復帰

FC町田ゼルビアは30日、モンテディオ山形のDF三鬼海(27)が期限付き移籍で加入することを発表した。 契約期間は2022年1月31日までとなり、山形との公式戦には出場できない。 三鬼は名古屋グランパスの下部組織出身で、2011年に当時JFLの町田に加入。2015年にはV・ファーレン長崎へ期限付き移籍すると、2016年8月には一身上の都合により急遽退団。2017年にロアッソ熊本へ加入すると、2018年から山形でプレーしていた。 山形では3シーズンプレーし明治安田J2で70試合に出場し1得点を記録。今シーズンは16試合の出場に終わっていた。 5シーズンぶりに町田でプレーする三鬼は両クラブを通じてコメントしている。 ◆FC町田ゼルビア 「FC町田ゼルビアに関わる全ての皆様、モンテディオ山形から加入させていただくことになりました三鬼海です」 「まず始めに、2016年にシーズン途中で退団することになり皆様に大変なご迷惑をおかけしたこと、この場を借りてお詫びさせていただきます。本当に申し訳ありませんでした」 「それにも関わらず、今回こうして再び町田でプレーする機会を与えていただいたことに感謝しかありません」 「ピッチ内外で皆様に認めていただけるよう全身全霊をかけて自分の持ってるもの全てを出して頑張りたいと思います。よろしくお願い致します」 ◆モンテディオ山形 「モンテディオ山形に関わる全ての皆様、この度、期限付き移籍でチームを離れることになりました」 「今年は本当に大変な一年でしたが、Jリーグに関わる様々な方々や相田社長をはじめとするクラブ関係者のご尽力により、私たち選手は大好きなサッカーに専念することができました」 「こんな時でも変わらずサッカーができることに対する心からの感謝をプレーで表現したかったのですが、今シーズンはなかなかチームの力になれなかったことが本当に悔しいです」 「そんな中でもSNSなどで常に私を励まし、期待し続けてくださったファン、サポーターの皆様の存在があったからこそ最後まで気持ちを切らすことなくやり切ることができました」 「皆さんにいただいた思いと山形の誇りを胸に、頑張ってきたいと思います。本当にありがとうございました」 2020.12.30 14:10 Wed

NEWS RANKING
Daily
Weekly
Monthly