ファーガソン氏は「スタートからプレーすべき」とC・ロナウドに言及、不満そうな態度にクラブOBは「監督に本当のプレッシャーをもたらす」

2021.10.06 11:35 Wed
Getty Images
エバートン戦におけるマンチェスター・ユナイテッドのポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドの態度が話題となっている。
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ユナイテッドは2日、プレミアリーグ第7節でエバートンと対戦。試合はアントニー・マルシャルのゴールで先制したものの、後半にアンドロス・タウンゼントのゴールで追いつかれ、1-1のドローに終わっていた。
好調のエバートンの前に勝利を収められなかったユナイテッドだったが、この試合ではC・ロナウドやフランス代表MFポール・ポグバらがベンチスタート。ベンチの豪華な顔ぶれも話題となっていたが、途中出場したC・ロナウドもゴールを挙げられず。試合終了後は不満そうな態度でピッチを去っていた。

オーレ・グンナー・スールシャール監督はC・ロナウドをベンチスタートとさせた決断について、チャンピオンズリーグのビジャレアル戦での疲弊を考えたと語っていた。

しかしながら、この決定を残念に感じていた人物がいる。それがサー・アレックス・ファーガソン氏だ。
今夏C・ロナウドのユナイテッド復帰に一役買ったともされるファーガソン氏。この試合には、総合格闘技団体・UFC(アルティメット・ファイティング・チャンピオンシップ)の世界ライト級王者のハビブ・ヌルマゴメドフ氏が訪れており、インスタグラムではC・ロナウドやファーガソン氏らとの2ショットを掲載。その際、C・ロナウドについて話す映像を投稿していた。

その中で、ファーガソン氏は「C・ロナウドがプレーしないのを見たとき、エバートンが後押しされた」と語っており、C・ロナウドが後半から出たことについては「最高の選手は常にスタートからプレーすべきだ」との見解を示していた。

C・ロナウドはユナイテッド復帰後の公式戦6試合で5ゴールを記録。誰よりもゴールを決めている状況であり、ベンチスタートになり、ゴールを決められず、チームも勝てなかったことでフラストレーションを溜めているように見られた。

スールシャール監督の決断に対して疑問に思っていることを語っていたファーガソン氏。一方で、『スカイ・スポーツ』の解説者を務め、ユナイテッドOBであるギャリー・ネビル氏はC・ロナウドのピッチを去る姿について言及。スールシャール監督にプレッシャーを与えることになることを分かってやったのだろうと語った。

「私はゲームを観て、彼が去っていく姿を見た。それが好きとは言えない」

「クリスティアーノはプレーしていないと動揺するのか? そうだろう。クリスティアーノはゴールを決めなければ動揺するのか? そうだ。クリスティアーノはチームが勝てない時はイライラするのか? もちろんだ。我々はそのことを知っている。彼が証明する必要はない」

「彼はピッチを離れる時、独り言を言い、空中に質問を投げかけた。彼が何を言っているか? 彼は誰に腹を立てているか? それは監督のところにしか戻らない」

「クリスティアーノは、そのような行動が監督に本当のプレッシャーをもたらすことを十分に理解しているほど賢い」

「それはそれとして、この先の2、3カ月でなんとか解決しなければいけないことではある」

「クリスティアーノは常に得点するわけでなく、全ての試合でプレーできるとは限らない。しかし、彼がそういった形で立ち去るのであれば、それはオーレ・グンナー・スールシャールにとって計り知れないプレッシャーをかけることになるだろう」



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