優勝候補同士の一戦は浦和レディースが逆転勝ち、新チーム広島レジーナも初戦白星【WEリーグ第1節】

2021.09.12 20:15 Sun
©WE LEAGUE
日本初の女子プロサッカーリーグ『Yogibo WEリーグ』が12日に開幕し、5試合が各地で行われた。

味の素フィールド西が丘では優勝候補同士が相まみえた。なでしこリーグ優勝17回、皇后杯優勝15回、リーグカップ優勝6回の実績を誇る超名門、日テレ・東京ヴェルディベレーザと、2020年に3度目のなでしこリーグ制覇を果たした三菱重工浦和レッズレディースが激突。

昨シーズンの皇后杯決勝と同一カードとなった試合は、FW安藤梢やMF猶本光を中心に浦和レディースが相手ゴール前へ迫る。18分にはFKから安藤が飛び込むも、東京Vベレーザに復帰したGK田中桃子がビッグセーブを見せる。
浦和のハイラインの裏を何度も狙う東京Vベレーザは、FW植木理子の俊足を生かして33分に先手を取る。DF宮川麻都のフィードに植木が反応。FW小林里歌子へとつなぎ、リターンを受けて至近距離からチーム初ゴールをたたき出した。

ビハインドで折り返した浦和レディースは、後半の頭からFW菅澤優衣香を投入。すると、この交代が的中する。裏を取った安藤が右サイドの深い位置から速いクロスを入れると、菅澤がニアへすべり込みながら合わせて49分に同点に。
以降は一進一退の攻防が続くなか、終盤に試合を決めたのはなでしこジャパンのシンデレラガールだった。88分、こぼれ球に反応したMF塩越柚歩がゴールを背にした状態からサイドステップでMF北村菜々美をかわし、反転から右足のフィニッシュ。これが決勝点となり、逆転に成功した浦和レディースが勝利を手にした。

東京電力女子サッカー部マリーゼの移管から10年の時を経て、今シーズンから名称を変更したマイナビ仙台レディースは、ノジマステラ神奈川相模原とホームで対戦。ケガ人を多く抱えるノジマステラ相模原は3日に加入が発表されたナイジェリア代表FWサンデイ・ロペスをスタメンで起用。ロペスに当てるサッカーを駆使し、パスワークを軸に攻めるマイナビ仙台に対抗した。

主導権を握るマイナビ仙台は、24分にDF2人を抜いてFW池尻茉由が至近距離からのフィニッシュ。ゴールレスで折り返した後半にもDF高平美憂やDF万屋美穂が際どいシュートを放つも、チーム最年長GK久野吹雪の好守やクロスバーに阻まれてしまう。最後まで攻め合ったものの互いにゴールは生まれず、0-0の引き分けに終わっている。

母体を持たず、WEリーグに向けて一からの立ち上げとなったサンフレッチェ広島レジーナは、アウェイでちふれASエルフェン埼玉に挑んだ。2011年のワールドカップ(W杯)優勝メンバーの近賀ゆかりが先発に名を連ねた広島レジーナは、立ち上がり9分にFW上野真実が先制点を挙げる。さらに1分後には左サイドを突破したFW中嶋淑乃の折り返しをMF増矢理花が合わせ、あっという間に2点のリードを奪う。

後半に入っても試合を優位に進めた広島レジーナは56分にも中嶋が追加点を挙げると、守ってもクリーンシートを達成して3-0の快勝。クラブとして大きな一歩を踏み出した。

アルビレックス新潟レディースとAC長野パルセイロ・レディースの信越ダービーは、序盤から点を取り合う展開となった。長野レディースが9分に地元出身MF瀧澤千聖のゴールで先制すると、14分にはセットプレーから新潟レディースDF北川ひかるが決めてすぐさま試合を振り出しに。だが、長野レディースも1分後にDF三谷沙也加の一発で再び前に出た。

1点リードで後半を迎えた長野レディースは62分には左サイドでのボール回しから逆サイドまで展開すると、途中出場の高校生WEリーガー・FW川船暁海がカットインから左足のクロス。MF鈴木日奈子が触れなかったが、ボールはそのままゴールイン。そのまま逃げ切った長野レディースが、小笠原唯志監督の誕生日に勝利で花を添えた。

開幕戦となったINAC神戸レオネッサvs大宮アルディージャVENTUSは、FW髙瀬愛実の先制ゴールを含む5ゴールでINAC神戸が大勝を収めている。

▽9/12(日)
INAC神戸レオネッサ 5-0 大宮アルディージャVENTUS
日テレ・東京ヴェルディベレーザ 1-2 三菱重工浦和レッズレディース
マイナビ仙台レディース 0-0 ノジマステラ神奈川相模原
ちふれASエルフェン埼玉 0-3 サンフレッチェ広島レジーナ
アルビレックス新潟レディース 1-3 AC長野パルセイロ・レディース

WE ACTION DAY(今節試合なし)
ジェフユナイテッド市原・千葉レディース

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「局面で負けてはいけない」昨季3戦全敗の古巣に挑む東京Vの城福監督、「“絶対に”勝ってほしい」WEリーグ初優勝懸かるベレーザの吉報を待つ

東京ヴェルディの城福浩監督が、17日にエディオンピースウイング広島で行われる明治安田J1リーグ第17節のサンフレッチェ広島戦に向けた会見を実施した。 現在14位の東京Vは前節、ホームで行われた湘南ベルマーレ戦で0-2の敗戦。ホーム3連勝とともに今季初の勝ち越しのチャンスを逃した。 その悔しい敗戦からのバウンスバックを図る今節は、リーグ3連勝で5位に浮上した広島とのアウェイゲームに臨む。 湘南戦ではセットプレー、ミス絡みの後半最終盤の失点によって2失点。いずれもチームとして大きく崩されたわけではなく、修正は比較的容易である。一方、失点後の攻撃の反発力やアクシデンタルな部分も影響した交代策の機能不全は大きな反省材料となった。 「勝ち点0は100%私の責任」と試合後の会見で反省の弁を述べた交代策について指揮官は、「あの状況でトータルの情報というのは一元化することは難しい」と前置きしながらも、「今の自分でやれたことはたくさんあった」と主張。ギリギリまで状況を見極めた上で交代の人数や人選を変えるなど、自身の判断に問題があったことを認め、今後の采配に活かしていきたいと振り返った。 その交代策と関連する部分では、限られた選手層でチームとして最大値を出すという部分で多くの選手に複数のポジション・役割を要求し、試合中にもポジション変更を施すケースも少なくない。 負荷のコントロールや連携、戦い方の意思統一も含めてリスクを負う部分も大きいが、選手層の底上げとともに現状のチームがJ1の舞台で戦っていく上では必要な部分でもある。 その点について城福監督は「本来であれば新しい攻撃的な選手を投入して、それが最大のメッセージになるのが一番いい」と正直な思いを口にしながらも、立ち位置の変更でリスクを上回るメリットを出すために重要なポイントについてこう語っている。 「まずひとつは攻めるバージョン、守るバージョンであろうが、その狙いが入った選手だけではなくて、ピッチで戦っている選手を含めてハッキリと選手にわからなければいけない。守るのであれば、もちろん両方必要ですけども、前からプレッシャーをかけてラインを下げないのか。ゴール前を固めるのか、そういうメッセージ的なものが必要」 「攻めるのであれば、とことん繋ぐのか、ゴール前に早めにクロス入れるのか。もちろんバージョンというのは細かくピッチの上や練習場で用意できるわけじゃないですけど、選手起用で大きなメッセージを送れると思っているので、まずはちゃんとしたメッセージを送れるような選手交代が大事」 「もうひとつはある意味でリスクを冒すことにもなる場合が多いので、そのリスクを最小限にするために、そのポジションに移ったならば、そのポジションとしての守備のタスクがあるし求められるものがあるので、その選手ができる範囲のなかでフルパワーでやってもらいたいと」 「例えばボランチに入ったとして、『でも自分は攻撃の選手だからバイタルエリアに戻らなくていい』とか、そういうことはありえないわけで。なぜそういうポジションチェンジをしたかというのは、もちろん狙いがあるんですけれども、とはいえ何かを免除されるわけではないので、チームとしてのタスクを全うしながら、自分の特長を出すというところはもっともっと研ぎ澄ましていかなければいけないと思います」 攻撃面に関しては引き続きクロスの入り方、ボックス付近でゴール、足を振るために重要なオフ・ザ・ボールの量と質の追求を求める。 「オン・ザ・ボールで特徴を持った選手のオフ・ザ・ボールの習慣化というのは、これは刷り込めば、あるいは意識が変われば、やり続ければ身につくものだと信じています。我々は辛抱強く、時にはロジカルに、時にハードワークを要求しながら刷り込み続けるということは諦めない」 「逆に言えば、オン・ザ・ボールで何か新しいものを身につけるというのはなかなか大変だと思うので、オフ・ザ・ボールのところの改善というのは、どの選手も改善の余地があると思ってやっています」 得点力不足の状況で奮起が求められるFW木村勇大ら前線の選手に対しては、「彼らが得意とする形、絶対の形がどんな状況でも出せるような磨き方はしていってほしい」よりストロングに磨きをかけることを求めつつ、殻を破るために必要な明確な課題に言及。 「本当の自分の力に気づけるか」という根源的な部分も含めブレイクスルーを辛抱強く待つ。 「次の段階に行こうとしたらオフ・ザ・ボールの準備のところやハードワークであったり、いい準備をすることがどれだけ有効かというのが、今は身に染みて感じている最中。それがオートマチックに発揮できるようになった時には階段を1つ上った選手になれるんじゃないかなと思います」 「そういう問題を抱えている選手がこのチームには何人かいるので、オフのところというのをどう学んでいけるか。それを現代サッカーが求める前線の守備をやりながら、それをどう身につけていくかというところが、おそらくフォワードとして残っていけるかどうかの勝負になると思います」 引き続き矢印を自分たちに向けつつ、2戦ぶりの白星を目指す今節は昨季のアウェイゲームで1-4の大敗を喫するなど公式戦3戦全敗の因縁の相手との再戦に。 相次ぐ負傷者の影響もあって昨季ほどの盤石な強さはないが、城福監督は「もちろん力のある、優勝争いする選手層があるチーム。去年も惨敗しているので、苦しい時間もあると思いますけれども、我々はそこに対して勝ち点3を取りに行く、手繰り寄せに行く姿勢でいかないといけない」と古巣に敬意を示した上で敵地から勝ち点3を持ち帰ることを誓う。 湘南戦同様にミラーゲームの形でマンツーマンの相手に対して個の局面が勝負のポイントに挙がるなか、単純なフィジカルの差を埋めるためにチームとして工夫が必要ではあるものの、相手の土俵でも互角に戦うことが必要だと語った。 「個の局面というのは避けて通れないので、我々らしいサッカーというか、へそと幅と裏のバランスを取りながらも局面の戦いというのは負けてはいけないし、そこで互角以上に戦えないと、なかなか難しくなる」 「それを避けるというよりは、その局面になった時に、ハードな潰し合いのなかでは、やはり体の当て方の強さもありますけど、予測であるとか、より多くの人間が反応するとか、最後に逆サイドの人間が諦めずに戻るとか、おそらくいろんな要素が要求される」 「そこの個だけではなくてグループとしてチームとして、もし不利に働いた場合にはそこをリカバーしますし、有利に働いた場合にはそのままシュートチャンスまで持っていきたいと。これは広島さんのストロングでもあるんですけども、ここに対して我々は受け身になるのではなくて、自分たちで反応とか人数というところも含めて、そこは負けないようにしたいなと思います」 なお、広島戦が行われる同時刻には女子チームの日テレ・東京ヴェルディベレーザがWEリーグ初優勝を懸けたリーグ最終節のジェフユナイテッド千葉レディース戦を味の素フィールド西が丘で戦う。 同勝ち点で2位のINAC神戸レオネッサとは得失点差4と最終節の勝利で優勝を決められる可能性が高い。 練習場とクラブハウスを同じくし、試合観戦の経験もある兄妹チームの大一番に向けて指揮官は「絶対に勝ってほしい」とエールを送った。 「あの若い選手層と若いメンバー、この環境のなかで、本当にベレーザは特筆すべきパフォーマンスを今年示したんじゃないかなと思います。我々はこの練習環境をよく知っているからこそ、これをバネにして地道によく取り組んできたスタッフ陣、あるいは選手たちがこの最終節で勝てば、ほぼ自分たちの力で優勝できるところまで持ってきたというのは、本当に素晴らしいことだと思います。僕が今言えるのは、絶対に勝ってほしいです。“絶対に”。僕が言えるのはそれしかないです」 同時刻開催の東京からの吉報を待ちつつ、広島の地では昨季屈辱を味わった相手にリベンジの勝利を目指す。 2025.05.16 15:00 Fri
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勝ち点1差の上位3チームに明暗…東京NB&I神戸は同勝ち点で最終節へ! 浦和は痛恨ドローで3連覇が事実上消滅【SOMPO WEリーグ】

10日、11日にかけて2024-25SOMPO WEリーグ第21節が行われた。 残り2節となった今シーズンのWEリーグ。日テレ・東京ヴェルディベレーザ、INAC神戸レオネッサ、三菱重工浦和レッズレディースの3チームによる熾烈な優勝争いが繰り広げられている。 <h3>【大宮Vvs東京NB】しっかりと勝利した東京NBが首位キープ</h3> 勝ち点45で首位に立つ日テレ・東京ヴェルディベレーザはアウェイで11位の大宮アルディージャVENTUSと対戦した。 試合は12分に大宮Vが先制。スルーパスに抜け出た井上綾香がグラウンダーのクロスを入れると、ファーサイドに走り込んだ仲田歩夢がシュート。これはDFに当たり威力が弱まるも、齊藤夕眞が押し込み、大宮Vが先制する。 良い試合の入りを見せた大宮V。WEリーグ初優勝を目指す東京NBは硬さもありなかなか大宮Vの守備を崩せない。 大宮Vがリードして後半を迎えた中、東京NBが意地を見せることに。73分にボックス内で土方麻椰が倒されてPKを獲得すると、土方がしっかりと決めて同点に追いつくと、その1分後の74分には右サイドのスペースに土方が抜け出すと、クロスをボックス内で受けた氏原里穂菜が反転シュート。左ポストに当てながらも決めて逆転に成功。1-2で逆転勝利を収め、首位で最終節を迎えた。 <h3>【I神戸vsマイ仙台】I神戸が圧勝で2度目の優勝に望み</h3> 勝ち点45で東京NBと並ぶI神戸は、ホームに最下位に沈むマイナビ仙台レディースと対戦した。 勝って最終節まで可能性を残したいI神戸は攻撃陣が爆発。開始2分に土光真代がニアサイドを抜いて先制ゴールを決めると、17分には愛川陽菜がスルーパスを受けてしっかりと決め切り追加点。32分には成宮唯もゴールを決めて前半で3点をリードする。 後半に入ってもI神戸の攻撃陣は躍動。63分には愛川がボックス手前でパスを受けると、そのままドリブルを仕掛けこの試合2点目。66分にはロングスローの流れから最後は水野蕗奈のシュートが決まり5点目。さらに85分には左からのクロスをカルラ・モレラがダイレクトで合わせて6-0と勝利を収めた。 <h3>【浦和vsN相模原】3連覇目指す浦和は痛恨のドロー</h3> 勝ち点44で3位の三菱重工浦和レッズレディースと10位のノジマステラ神奈川相模原の対戦となった。 3連覇のためには負けられない浦和。しかし13分、伊東珠梨がロングシュートを放つと、GK池田咲紀子はなんとか対応するもクロスバーに跳ね返りこぼれ球に。これを藤原加奈が詰めてN相模原が先制する。 さらに41分に今季限りで引退する南野亜里沙が倒されPKを獲得すると、自ら決めてN相模原がリードを2点に広げる。 まさかの2点ビハインドで後半を迎えた浦和。攻勢をかけていくがなかなかゴールが生まれず。それでも78分に左からのパスを角田楓佳がシュート。跳ね返りと櫻井まどかが蹴り込んで1点さに。さらにアディショナルタイム5分には櫻井がミドルシュートを決めてなんとか追いつくことに成功する。 しかし、引き分けに終わってしまい勝ち点1を積み上げるにとどまり、東京NB、I神戸との勝ち点差が3に広がってしまい、3連覇は絶望的となった。 なお、17日に行われる最終節は、首位の東京NBはホームでジェフユナイテッド市原・千葉レディースと、I神戸はアウェイでN相模原と対戦。東京NBの初優勝か、I神戸の3年ぶり2度目の優勝か注目が集まる。 <h3>◆2024-25 SOMPO WEリーグ第21節</h3> AC長野パルセイロ・レディース 2-1 セレッソ大阪ヤンマーレディース ジェフユナイテッド市原・千葉レディース 0-1 アルビレックス新潟レディース 三菱重工浦和レッズレディース 2-2 ノジマステラ神奈川相模原 大宮アルディージャVENTUS 1-2 日テレ・東京ヴェルディベレーザ INAC神戸レオネッサ 6-0 マイナビ仙台レディース ちふれASエルフェン埼玉 1-0 サンフレッチェ広島レジーナ <h3>◆SOMPO WEリーグ 順位表</h3> 1位:日テレ・東京ベレーザ|勝ち点48/+31 2位:INAC神戸レオネッサ|勝ち点48/+27 3位:三菱重工浦和レッズレディース|勝ち点45/+19 4位:アルビレックス新潟レディース|勝ち点39/+10 5位:サンフレッチェ広島レジーナ|勝ち点36/+12 6位:ちふれASエルフェン埼玉|勝ち点29/0 7位:セレッソ大阪ヤンマーレディース|勝ち点23/-3 8位:AC長野パルセイロ・レディース|勝ち点21/-15 9位:ジェフ千葉レディース|勝ち点20/-12 10位:ノジマステラ神奈川相模原|勝ち点18/-10 11位:大宮アルディージャVENTUS|勝ち点15/-22 12位:マイナビ仙台レディース|勝ち点9/-37 2025.05.11 22:15 Sun
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成宮唯の2得点でI神戸が首位キープ! 東京NB、浦和も勝利で3位まで2pt差は変わらず【SOMPO WEリーグ】

2024-25 SOMPO WEリーグ第14節の6試合が、15日と16日に各地で行われた。 2連勝で首位を奪還したINAC神戸レオネッサ(勝ち点30)は、後半戦初勝利を狙う6位・ジェフユナイテッド市原・千葉レディース(勝ち点18)とのホームゲーム。I神戸は28分に決定機。最終ラインの裏へ抜け出した桑原藍がロングボールを収めるが、フリーでのシュートはGK望月ありさがセーブする。 ゴールレスで折り返すと、50分にI神戸が先制。成宮唯のインターセプトから水野蕗奈が左クロス。ゴール前に走り込んだ成宮が頭で押し込む。 さらに64分、右サイドを抜け出した桑原の折り返しから再び成宮。右足ワンタッチで2点目を奪う。千葉も79分、右CKの混戦から小林莉々子が押し込むが反撃はここまで。逃げ切ったI神戸が3連勝で首位をキープしている。 前節ドローで首位を譲った日テレ・東京ヴェルディベレーザ(勝ち点29)。10位・マイナビ仙台レディース(勝ち点8)とのアウェイゲームに臨むと、32分に先制。眞城美春の右クロスに土方麻椰がニアで合わせる。 さらに前半アディショナルタイム、右サイドを抜け出した青木夕菜が思い切って右足シュート。対角のゴール左隅に決め、東京NBがリードを広げる。 後半も追加点に迫った東京NBだが、山本柚月のシュートはクロスバー直撃。しかし、マイ仙台の反撃も実らず、0-2で東京NBが完封勝利を収め、首位のI神戸を追いかける。 3位・三菱重工浦和レッズレディース(勝ち点28)も前節ドローで連勝がストップ。今節は最下位・大宮アルディージャVENTUS(勝ち点7)とアウェイでの埼玉ダービーに臨んだ。 浦和は33分、前線からプレスをかけた高橋はながハーフウェイライン付近でボール奪取。一気に攻め込むと、伊藤美紀のリターンパスから高橋がコントロールショットを沈める。 1点ビハインドで後半を迎えた大宮Vは、チャンスを作りながら同点ゴールを奪えず。すると77分、セットプレーの折り返しから島田芽依が押し込んで浦和に2点目。終盤には藤﨑智子のPKで勝利を決定づけ、浦和も上位2チームに続く。 その他、4位・サンフレッチェ広島レジーナ(勝ち点22)は8位・セレッソ大阪ヤンマーレディース(勝ち点15)と1-1で終え、3試合連続ドロー。後半4ゴールで大勝の5位・アルビレックス新潟レディース(勝ち点20)がS広島Rと勝ち点「23」で並んだ。11位・ノジマステラ神奈川相模原(勝ち点7)は今シーズン2勝目を挙げ、マイ仙台をかわして10位に浮上している。 <h3>◆2024-25 SOMPO WEリーグ第14節</h3> ▽3月15日(土) サンフレッチェ広島レジーナ 1-1 セレッソ大阪ヤンマーレディース 【S広島R】 上野真実(後12) 【C大阪】 田子夏海(後5) 大宮アルディージャVENTUS 0-3 三菱重工浦和レッズレディース 【浦和】 高橋はな(前33) 島田芽依(後32) 藤﨑智子(後43) ▽3月16日(日) マイナビ仙台レディース 0-2 日テレ・東京ヴェルディベレーザ 【東京NB】 土方麻椰(前32) 青木夕菜(前45+2) ちふれASエルフェン埼玉 0-4 アルビレックス新潟レディース 【新潟L】 OG(後3) 山谷瑠香(後6) 川村優理(後10) 道上彩花(後35) ノジマステラ神奈川相模原 3-0 AC長野パルセイロ・レディース 【N相模原】 大竹麻友(後14) 南野亜里沙(後24、後37) INAC神戸レオネッサ 2-1 ジェフユナイテッド市原・千葉レディース 【I神戸】 成宮唯(後5、後19) 【千葉L】 小林莉々子(後34) <span class="paragraph-title">【動画】成宮唯が2得点の活躍! I神戸vs千葉L ハイライト</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="Z1BFaUBWCJA";var video_start = 0;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2025.03.16 18:50 Sun
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東京NB山本柚月はさらなる成長曲線を描けるか、果敢な仕掛けに同点弾奪取「忘れずに意識していきたい」

日テレ・東京ヴェルディベレーザのMF山本柚月が、セレッソ大阪ヤンマーレディース戦を終えての感触を言葉にした。 16日に行われた2023-24 WEリーグ第10節でC大阪と対戦した東京NBは前半、相手の果敢なプレッシングに苦しみ、21分に失点を喫した。ビルドアップに詰まる場面も散見され、「前半、何もできなかったのは自分たちの実力」と振り返った山本だが、その中でも打開の可能性を感じさせた1人だ。 わずかにオフサイドとなったが、24分には切れ込んで藤野あおばへのスルーパスを送り、30分には高い位置で奪ってのカットインからのフィニッシュ。33分にも、あと1つ早いタイミグでパスが来ていればというポジション取りを見せるなど、縦横に広く動いてパスコースに顔を出し、縦への仕掛けと中央へのランニングを効果的に使い分けた。 ワイドの選手が中へも入り、2列目や3列目の選手が裏を狙って前の選手を追い越して欲しいという指揮官の考え方は、システムが変わってもクロスを増やす中でも変わらない。 「中に強い選手が入ってきたので、(クロスの)意識は強くなっている」と同時に、「点を取りに行くというファーストチョイスが強ければ強いほど、他のプレーが生きてくると思う。そこは忘れずに意識していきたい」との言葉通り、チームとしても調子を取り戻した後半は、特に相手に的を絞らせなかった。 61分には途中出場・池上聖七のクロスに合わせて同点弾を奪取。自身にとってリーグ戦7試合ぶりのゴールとなった。 「積極的にキーパーとディフェンスラインの間にボールを流し込もうと考えていて、上手く流し込めたので良かったです」と池上が話せば、「逆サイドの選手が抜け出したときに『クロスに入って行けていない』のが自分の課題の1つにあった。チームでクロスの意識が高まっている中で、自分もそこは行こうという意識があって、それが得点に繋がって良かったです」と、山本も顔を綻ばせる。 複数ポジションで起用され、新システムでも運動量や柔軟な思考が求められる立ち位置だが、「ポジションで意識するというよりは、周りの選手を見て、自分がより効果的なポジションやプレーができるように意識しています」と話す山本。最終局面での精度がもう1段上がれば、相手にとってより怖い選手へ変貌を遂げるだろう。 <span class="paragraph-title">【動画】東京NB山本柚月が中へ絞ってクロスに飛び込み同点弾奪取!</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="IAjC3lKmbc4";var video_start = 123;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2024.03.18 22:10 Mon

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