「PKを外すことができるのは、PKを蹴る勇気を持つ者だけ」21世紀で最もPKを外したのは誰?トップは同数で、やはりあの2人…!

2020.11.15 20:30 Sun
Getty Images
PKと言えば決めるのが当たり前とされており、PK失敗シーンの方が珍しいが、「決めて当たり前」というプレッシャーが逆に足かせとなり、メンタルの強さが試されるプレーだ。
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また、その独特のプレッシャーを再現することは試合本番でしかできず、練習できないプレーだとも言われている。
◆ミス数1位も外した分だけ決めている!

PKが得意、不得意な選手がいる中、『Transfer Markt』が21世紀に入ってから、最もPKをミスした選手たちを紹介している。
21世紀で最もPKを外した選手は、史上最高の選手と名高いバルセロナのアルゼンチン代表FWリオネル・メッシとユベントスのポルトガル代表FWクリスティアーノロナウドの2人となっており、それぞれ27度のPK失敗を記録している。

しかし、PKを蹴った母数ではC・ロナウドの162回に対し、メッシは126回であることから、成功率はC・ロナウドの方が高いことが分かった。
また、3位には99回のPKを蹴り、19回外している元イタリア代表FWフランチェスコ・トッティと、4位に92回のPKで16回の失敗を経験している元スウェーデン代表FWズラタン・イブラヒモビッチがランクイン。

しかし、メッシ、C・ロナウド、トッティ、イブラヒモビッチの4人は、同時に21世紀で最も多くPKを決めている選手の上位4人にもなっており(1位:C・ロナウド、2位:トッティ、3位:メッシ、4位:イブラヒモビッチ)、成功も多い分、失敗も多いという結果となった。

1994年のアメリカワールドカップ(W杯)決勝でPKを外した元イタリア代表FWロベルト・バッジョ氏は「PKを外すことができるのは、PKを蹴る勇気を持つ者だけだ」という名言を残しているが、まさにその言葉通りの結果となっている。

◆21世紀のPK失敗回数(括弧内は失敗率)
1.リオネル・メッシ:126回中27回失敗(21.4%)
2.クリスティアーノ・ロナウド:162回中27回失敗(16.7%)
3.フランチェスコ・トッティ:99回中19回失敗(19.2%)
4.ズラタン・イブラヒモビッチ:92回中16回失敗(17.4%)
5.アントニオ・ディ・ナターレ:58回中15回失敗(25.9%)
6.エディンソン・カバーニ:73回中14回失敗(19.2%)
7.ウェイン・ルーニー:53回中13回失敗(24.5%)
8.ロナウジーニョ:68回中13回失敗(19.1%)
9.フランク・ランパード:80回中13回失敗(16.3%)
10.セルヒオ・アグエロ:61回中12回失敗(19.7%)
11.ルート・ファン・ニステルローイ:53回中11回失敗(20.8%)
12.マルコ・ディ・バイオ:23回中10回失敗(43.5%)
13.アントニオ・グリーズマン:30回中10失敗(33.3%)
14.アンドレア・ピルロ:34回中10回失敗(29.4%)
15.アリツ・アドゥリス:45回中10回失敗(22.2%)
16.ピエール=エメリク・オーバメヤン:46回中10回失敗(21.7%)
17.ネイマール:56回中10回失敗(17.9%)
18.マレク・ハムシク:24回中9回失敗(37.5%)
19.ルカ・トーニ:28回中9回(32.1%)
20.ゴンサロ・イグアイン:32回中9回失敗(28.1%)
21.ダニ・パレホ:41回中9回失敗(22%)
22.ダビド・ビジャ:56回中9回失敗(16.1%)
23.スティーブン・ジェラード:59回中9回失敗(15.3%)
24.アントニオ・カッサーノ:20回中8回失敗(40%)
25.クラース・ヤン・フンテラール:24回中8回失敗(33.3%)


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