“アルバニアの巨人”ターレ氏がラツィオSD退任を回想…サッリ監督との確執を否定も「ロティート会長と似ている」

2023.12.11 20:00 Mon
“アルバニアの巨人” イグリ・ターレ氏
Getty Images
“アルバニアの巨人” イグリ・ターレ氏
昨シーズンまで15年間ラツィオのスポーツ・ディレクター(SD)を務めたイグリ・ターレ氏。マウリツィオ・サッリ監督との確執を否定した。イタリア『カルチョメルカート』が伝えている。

“アルバニアの巨人”として長年のカルチョファンに親しまれるターレ氏。かつてブレシアでロベルト・バッジョ氏と異色の2トップを組んだ同氏はラツィオが現役最後のクラブとなり、引退直後の2008年から今年6月まで15年間SDを務め上げた。

その間、スクデットにこそ手が届かなかったラツィオだが、とにかく財布の紐が堅い“倹約家”クラウディオ・ロティート会長の下、ターレ氏は巧みな選手補強でチームを強化し、コッパ・イタリアは3度制覇…また、シモーネ・インザーギ監督(現:インテル)とも強固な信頼関係を築いている。
一方で、サッリ現監督とはたびたび意見の食い違いが報じられ、自身は契約が切れる昨季を最後にラツィオを退団。補強資金に関するロティート会長への不満を幾度となく漏らしながらも、なんだかんだで同会長と上手く付き合うサッリ監督が、ターレ氏のSD退任を望んでいたと言われている。

ただ、ターレ氏本人はイタリア『コリエレ・デッラ・セーラ』のインタビューでこれを否定する。
「サッリのためにラツィオに別れを告げたわけではないよ。この関係性について様々なことが記事にされているが、実際はほとんど何もない」

「ロティートと協議した結果だよ。選手とSDとして18年間も…文明的に別れる時が来たのだ。周りを見渡し、外の世界を勉強する必要性があった。ラツィオは今も私の心の中にある」

その一方、サッリ監督の人物像を解説するなかで、やはり監督とSDの間柄において共同作業が難しかったのではないか、と思わせる部分が要所要所で垣間見えた。

「彼はいわば原理主義者。自らが決めたやり方で物事を押し進める人物であり、それこそが彼最大の特徴と言える。受け取る側(周囲)がそれを理解するのは容易だが、彼自身がこれを曲げることは断じてない」

「彼と議論に及んだことは一度もない。簡単なことじゃないんだ。彼にはサッカーと自らの仕事について彼なりの考え方があり…実際、ロティートと似ているところがある。ロティートも非常に強い個性を持つプレジテント(会長)だよ」

「ゆえに私は時折、“避雷針”のような役割を担うこととなった。それもチームマネージメントの1つと言って良いだろうね、何はともあれ、私とラツィオの結婚生活は終わりに近づいていた。退任とサッリは関係ない。何年も同じ場所にいると、別の世界を見る必要があると気づく」

イグリ・ターレの関連記事

新体制の構築を目論んでいたミランだが、思い通りにはことが進まなくなってしまった。 イタリア『ガゼッタ・デッロ・スポルト』によると、新たなスポーツ・ディレクター(SD)への就任で原則合意に達していたファビオ・パラティチ氏(52)だが、招へいが不可能になったとのことだ。 パラティチ氏は、ユベントス時代の不正会計 2025.04.04 23:45 Fri
ミランの新スポーツ・ディレクター(SD)はファビオ・パラティチ氏(52)になるようだ。イタリア『カルチョメルカート』が報じている。 ユベントス時代の不正会計により国際サッカー連盟(FIFA)から2年半の職務停止処分を受けているパラティチ氏。しかし6月にその職務停止が明けるため来季ミランでSDを務めることに障害はな 2025.04.01 11:00 Tue
“アルバニアの巨人”イグリ・ターレ氏(51)がカルチョに復帰する可能性もあるようだ。 カルチョでは今季、ミランが低迷。この冬にもFWサンティアゴ・ヒメネス、FWジョアン・フェリックスを獲得するなど莫大なコストを投じたが、今のところ、その成果は出ていない。 どうやら“上”を刷新する可能性もあるようで、イタリア 2025.03.02 22:17 Sun
ナポリが新スポーツ・ディレクター(SD)候補と交渉を進めているようだ。イタリア『ガゼッタ・デッロ・スポルト』が報じている。 過去8シーズンはクリスティアーノ・ジュントリ氏(51)をSDに据えていたナポリ。敏腕として知られるジュントリ氏は、昨夏にジョージア代表FWクヴィチャ・クワラツヘリアや韓国代表DFキム・ミンジ 2023.07.12 21:33 Wed
ラツィオが補強を進められない状況のようだ。イタリア『カルチョメルカート』が伝えている。 ラツィオは今シーズンのセリエAにおいて、2000年のスクテッド以降で最高順位となる2位でフィニッシュ。選手層に厚みがないなかでもチャンピオンズリーグ(CL)出場権を獲得する充実の1年となった。 一方で、過去15年間にわた 2023.06.26 16:27 Mon

ラツィオの関連記事

セリエA懲戒委員会は13日、ユベントスのフランス人DFピエール・カルルに対し、2試合の出場停止処分を科した。 カルルは10日に行われたセリエA第36節ラツィオ戦の57分、振り上げた手が相手FWタティ・カステジャノスの顔面に直撃し、VARの末に一発退場となっていた。 残り2試合、ウディネーゼ戦とヴェネツィア戦 2025.05.14 11:30 Wed
ユベントスのイゴール・トゥドール監督が10日にアウェイで行われ、1-1の引き分けに持ち込まれたセリエA第36節ラツィオ戦を振り返った。 同勝ち点で並ぶ来季のチャンピオンズリーグ出場権を争うラツィオとの一戦。昨季終盤にトゥドール監督が指揮を執った古巣との対戦となった中、ユベントスはゴールレスで迎えた後半開始6分にF 2025.05.11 11:00 Sun
セリエA第36節、ラツィオvsユベントスが10日にスタディオ・オリンピコで行われ、1-1のドローに終わった。 ローマとともに勝ち点63で並ぶ6位のラツィオと4位のユベントスによるトップ4フィニッシュを懸けた重要な直接対決。 前節、エンポリをウノゼロで破って6戦無敗のラツィオは難敵相手のホームゲームで現状のベ 2025.05.11 03:06 Sun
セルティックへの移籍が噂されているラツィオのデンマーク代表FWグスタフ・イサクセン(24)だが、クラウディオ・ロティート会長が否定した。イギリス『スカイ・スポーツ』が伝えた。 イサクセンはミッティランの下部組織出身で、2023年8月にラツィオに完全移籍で加入した。 ラツィオでは2シーズンで公式戦83試合に出 2025.05.04 23:30 Sun
セリエA懲戒委員会は29日、ユベントスのトルコ代表FWケナン・ユルドゥズに対し、2試合の出場停止処分と罰金1万ユーロ(約162万円)を科した。 ユルドゥズは27日に行われたセリエA第34節モンツァ戦に先発。前半追加タイムに相手MFアレッサンドロ・ビアンコに対してヒジ打ちを見舞って一発退場となっていた。 この 2025.04.30 11:00 Wed

セリエAの関連記事

新しい未来のテレビ「ABEMA(アベマ)」は、スポーツ・チャンネルDAZNと展開する「ABEMA de DAZN」で、2025年8月より開幕する主要な欧州サッカーリーグにおいて、日本代表選手が所属するクラブを中心とした「欧州リーグ2025-26」の試合を中継することを決定した。 今回の発表によると、リーグ・アン、 2025.08.15 17:21 Fri
ユベントスのレジェンドであるレオナルド・ボヌッチ氏(38)が来季、ユースチームの監督かファーストチームのコーチとして復帰する可能性があるようだ。イタリア『トゥットスポルト』が報じている。 ユベントスで8度のセリエA制覇に貢献したボヌッチ氏は昨季、ユベントスを退団。ウニオン・ベルリン、フェネルバフチェでプレーした後 2025.05.17 13:00 Sat
フィオレンティーナは15日、イタリア代表DFピエトロ・コムッツォ(20)との契約を2029年6月30日まで延長したことを発表した。 2019年からフィオレンティーナの下部組織に在籍するコムッツォは185cmのセンターバック。2023年10月のナポリ戦でファーストチームデビューを飾ると、今シーズンはセンターバックの 2025.05.15 21:02 Thu
マンチェスター・シティが、ミランのオランダ代表MFタイアニ・ラインデルス(26)の獲得へ動き始めた。イギリス『The Athletic』が報じている。 昨シーズン、AZから加入後すぐさまロッソネリの主力に定着したラインデルスは、今シーズンより一層存在感を高めてチームの絶対的な主軸に。 ここまでは不振のチーム 2025.05.14 19:38 Wed
セリエA懲戒委員会は13日、ユベントスのフランス人DFピエール・カルルに対し、2試合の出場停止処分を科した。 カルルは10日に行われたセリエA第36節ラツィオ戦の57分、振り上げた手が相手FWタティ・カステジャノスの顔面に直撃し、VARの末に一発退場となっていた。 残り2試合、ウディネーゼ戦とヴェネツィア戦 2025.05.14 11:30 Wed

記事をさがす

イグリ・ターレの人気記事ランキング

1

“アルバニアの巨人”ラツィオのターレSDが退任を明言! ミランやナポリが招へい画策中「長く激しい冒険だった」

ラツィオのスポーツ・ディレクター(SD)を務めるイグリ・ターレ氏(49)が退任を明言した。イタリア『メディアセット』が伝えている。 長年のカルチョファンには馴染みが深い“アルバニアの巨人”ことターレ氏。2008年にラツィオでスパイクを脱ぐと、そのままクラブに留まり、15年間にわたって移籍市場を統括するSDとして活躍してきた。 その手腕は確かな評価を得ており、財布の紐をめったに緩めないことで知られるクラウディオ・ロティート会長の下、即戦力となり得る若手選手の獲得でスカッドを強化。最たる例はセルビア代表MFセルゲイ・ミリンコビッチ=サビッチだろう。 一方、今シーズンのラツィオがセリエAにおけるロティート会長体制での最高順位となる2位でフィニッシュしたなか、ターレ氏は以前からマウリツィオ・サッリ監督との確執が噂されており、契約も6月末まで。ミランやナポリが招へいを画策中と言われている状況だ。 そしてついに5日、イタリア『TG1』に出演したターレ氏は自ら退任を明言。SDという重要なポストを長きにわたって託してくれたロティート会長への感謝を語った。 「ラツィオで歩んだ素晴らしい18年間(現役時代含む)に終止符が打たれる。この選択をしたのはかなり前だが、シーズンの最後にラツィオの利益を見届けてから言おうと決めていたよ」 「チャンピオンズリーグ(CL)出場という目標を達成すべく、並外れた選手たちで強力なチームを築いてきたと自負している。この目標を達成するには十分な素質を持った選手たちだ。喜び、敗北、トロフィー、あらゆるものが積み重なった、長くて激しい冒険だったよ」 「ロティート会長への感謝は伝えきれない。この先もイグリ・ターレであり続けることが感謝を示すひとつだろうか? 私に寄り添ってくれたファン、選手、スタッフ、親しくしてくれた全員にも感謝を伝えたい。決して忘れることはないよ」 丁寧に、誠実に、ラツィオ関係者への感謝を述べたターレ氏。新天地のひとつに噂されるミランはリッキー・マッサーラSD、そしてテクニカル・ディレクター(TD)のパオロ・マルディーニ氏を解任する決断を下したようだが、ターレ氏の去就やいかに。 2023.06.06 15:29 Tue
2

“アルバニアの巨人”ターレ氏がラツィオSD退任を回想…サッリ監督との確執を否定も「ロティート会長と似ている」

昨シーズンまで15年間ラツィオのスポーツ・ディレクター(SD)を務めたイグリ・ターレ氏。マウリツィオ・サッリ監督との確執を否定した。イタリア『カルチョメルカート』が伝えている。 “アルバニアの巨人”として長年のカルチョファンに親しまれるターレ氏。かつてブレシアでロベルト・バッジョ氏と異色の2トップを組んだ同氏はラツィオが現役最後のクラブとなり、引退直後の2008年から今年6月まで15年間SDを務め上げた。 その間、スクデットにこそ手が届かなかったラツィオだが、とにかく財布の紐が堅い“倹約家”クラウディオ・ロティート会長の下、ターレ氏は巧みな選手補強でチームを強化し、コッパ・イタリアは3度制覇…また、シモーネ・インザーギ監督(現:インテル)とも強固な信頼関係を築いている。 一方で、サッリ現監督とはたびたび意見の食い違いが報じられ、自身は契約が切れる昨季を最後にラツィオを退団。補強資金に関するロティート会長への不満を幾度となく漏らしながらも、なんだかんだで同会長と上手く付き合うサッリ監督が、ターレ氏のSD退任を望んでいたと言われている。 ただ、ターレ氏本人はイタリア『コリエレ・デッラ・セーラ』のインタビューでこれを否定する。 「サッリのためにラツィオに別れを告げたわけではないよ。この関係性について様々なことが記事にされているが、実際はほとんど何もない」 「ロティートと協議した結果だよ。選手とSDとして18年間も…文明的に別れる時が来たのだ。周りを見渡し、外の世界を勉強する必要性があった。ラツィオは今も私の心の中にある」 その一方、サッリ監督の人物像を解説するなかで、やはり監督とSDの間柄において共同作業が難しかったのではないか、と思わせる部分が要所要所で垣間見えた。 「彼はいわば原理主義者。自らが決めたやり方で物事を押し進める人物であり、それこそが彼最大の特徴と言える。受け取る側(周囲)がそれを理解するのは容易だが、彼自身がこれを曲げることは断じてない」 「彼と議論に及んだことは一度もない。簡単なことじゃないんだ。彼にはサッカーと自らの仕事について彼なりの考え方があり…実際、ロティートと似ているところがある。ロティートも非常に強い個性を持つプレジテント(会長)だよ」 「ゆえに私は時折、“避雷針”のような役割を担うこととなった。それもチームマネージメントの1つと言って良いだろうね、何はともあれ、私とラツィオの結婚生活は終わりに近づいていた。退任とサッリは関係ない。何年も同じ場所にいると、別の世界を見る必要があると気づく」 2023.12.11 20:00 Mon
3

ミランがSD招へいに失敗…原則合意のパラティチ氏から撤退し、ゼロから探し直しに

新体制の構築を目論んでいたミランだが、思い通りにはことが進まなくなってしまった。 イタリア『ガゼッタ・デッロ・スポルト』によると、新たなスポーツ・ディレクター(SD)への就任で原則合意に達していたファビオ・パラティチ氏(52)だが、招へいが不可能になったとのことだ。 パラティチ氏は、ユベントス時代の不正会計により国際サッカー連盟(FIFA)から2年半の職務停止処分を受けており、6月で処分が終了するところだった。しかし、イタリア国内では7月20日まで30か月の出場停止処分が残っている他、イタリア当局が実施するプリズマ捜査で裁判にかけられており、仮に有罪判決となった場合は、職に就くことが不可能となる。 これを受けてミランはパラティチ氏の招へいから撤退することが決定。新たに交渉をスタートしなければならず、『ガゼッタ・デッロ・スポルト』はラツィオで15年間SDを務めていたイグリ・ターレ氏(51)が候補であると報道。また、アタランタのトニー・ダミコ氏も候補だという。 今季はなかなか調子が上がらないミランは、セルジオ・コンセイソン監督がシーズン終了後に解任される可能性も浮上しており、来季は完全な新体制になる可能性も。クラブとしては成功に導ける体制をいかにして築けるかが大事となる。 2025.04.04 23:45 Fri
4

ユベントスがナポリの敏腕SD引き抜きを画策…移籍市場で優れた手腕を発揮するジュントリ氏

ユベントスが、ナポリのスポーツ・ディレクター(SD)を務めるクリスティアーノ・ジュントリ氏の引き抜きを画策しているようだ。 ジュントリSDはイタリア国籍の51歳。現役時代はセリエCやセリエDなど下部リーグでプレーし、引退後の2009年7月にカルピのSDに就任した。 カルピのSDを6年間務めたのち、2015年7月からナポリに赴任。チームの主力となり得る若手や無名の選手を安価で獲得する術に長け、昨夏で言えば、ジョージア代表MFクヴィチャ・クワラツヘリアや韓国代表DFキム・ミンジェがそれにあたる。 ジュントリSDの手腕が功を奏し、今季のナポリはセリエAで首位を独走しているわけだが、そんな敏腕SDに対してライバルクラブが熱い眼差しを向けている模様。イタリア『カルチョメルカート』によると、ユベントスがすでに水面下で接触しているという。 一連の不正会計疑惑で昨年11月に幹部が総退陣したユベントス。その後発足した新体制にはフットボーラー経験のある重役がフットボール・ディレクター(FD)のフェデリコ・ケルビーニ氏以外におらず、公認会計士のジャンルカ・フェレーロ氏が会長職に就き、最高経営責任者(CEO)兼ゼネラル・マネージャー(GM)をコンサルタント出身のマウリツィオ・スカナヴィーノ氏が務めている状況だ。 そのため、移籍市場でスカルヴィーノGMらをサポートできる人材の確保が急務で、ナポリのジュントリSD以外にミランのフレデリック・マッサーラSD、ラツィオのイグリ・ターレSDといった名前も浮上している。 ユベントスがナポリとの契約を2024年6月まで残すジュントリSDを実際に引き抜けるかは不透明で、財政難のために高額な違約金を支払う余裕もなし。ケルビーニFDがSD職を兼任する形も考えられるとのことだ。 2023.04.04 14:03 Tue
5

ラツィオ在籍18年、イグリ・ターレSDが退任へ… 2000年代初頭のカルチョを彩った名ストライカー

ラツィオのスポーツ・ディレクター(SD)、イグリ・ターレ氏(49)が今夏で退任する見込みのようだ。『フットボール・イタリア』が伝えている。 長年のカルチョファンなら、その名を知らぬ者はいないであろうターレ氏。アルバニア出身のストライカーは2000年代初頭のセリエAにおいて、強靭なフィジカルを最大限に生かしたプレーで人気を博し、ブレシアでは元イタリア代表FWのロベルト・バッジョ氏やルカ・トーニ氏らとも共闘した。 そんなターレ氏も2007-08シーズンを最後にラツィオでスパイクを脱ぎ、そのままクラブのSDに就任。移籍市場において滅多に浪費をしないことで知られるクラウディオ・ロティート会長の下でも優れた手腕を発揮し、セリエAで安定して上位争いをするチームを作り上げてきた。 2008年以降はスクデットこそないものの、コッパ・イタリアを3度制覇するなど結果を残してきた。しかし、ラツィオとの契約は来月までとなっており、ターレ氏本人もイタリア『スカイ・スポーツ』のインタビューで退任を示唆。「私はここに18年間在籍している。このクラブに大きな愛を持っていて、決して切れることのない絆がある。自分の将来にとって何が最善かを検討する」と語った。 また、ターレ氏は現役時代の同僚でもあるシモーネ・インザーギ前監督(現・インテル)と強い信頼関係があったものの、その後任となったマウリツィオ・サッリ監督とは関係が良くないとされている。「サッリ監督への尊敬の念は不変だ」と憶測を否定したが、指揮官はターレ氏の退任を了承しているという。 これからロティート会長との話し合いの場が設けられるようだが、どうやら新契約締結の動きはなし。ナポリが招へいを狙っているともいわれるターレ氏は、現役時代を含めて18年間在籍したラツィオを今夏で離れることとなるようだ。 2023.05.23 15:51 Tue

ラツィオの人気記事ランキング

1

ラツィオ伝統の鷹匠がとんでも行為で即時解雇…手術を受けた自身の男性器をSNS投稿

ラツィオは13日、長年クラブに仕えた鷹匠のフアン・ベルナベ氏を解雇した。その理由がとんでもないと話題になっている。 ベルナベ氏は、2010-11シーズンからラツィオの鷹匠として働いていた。クラブのマスコットとしてエンブレムに入っている本物の鷲を扱っており、鷹匠を雇っていた。 今の鷲はオリンピアと名付けられており、ベルナベ氏とのコンビでホームゲームを彩っていた。しかし、ベルナべ氏の軽率な行動が解雇に発展した。 ラツィオは「写真とビデオの映像を見てショックを受けた」と声明。「クラブは鷲を失ったことで、ファンが次のホームゲームで苦しむことを共通の痛みとして認識している」としながらも、「我々の歴史的シンボルである鷲がそのような結び付けることは不可能だ」と、関係を続けるわけにはいかなかったとし、「即時解雇した」と発表した。 ベルナべ氏は、EDの治療法としても知られる男性器のインプラント手術を受けており、手術後に自身の男性器の画像や動画をSNSで共有していた。 ベルナべ氏は自身の行動についてイタリア『ラジオ24』に対してコメント。こうした動きを関心を高めようとしただけだとし、自分の投稿を擁護。「裸は普通のことだ。私は偏見のないヌーディストの過程で育った」と主張したという。 過去にも問題行動を起こしていたベルナべ氏。2021年にはインテルとの試合後にファシスト式敬礼をおこなったため、出場停止処分をクラブから受けていた。 一時は解雇されていたが、その後に復帰。しかし、別の問題で再びクラブから離れることになってしまった。 <span class="paragraph-title">【動画】ラツィオの象徴でもあった鷲のオリンピアと鷹匠のベルナべ氏</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet" data-media-max-width="560"><p lang="it" dir="ltr"><a href="https://twitter.com/hashtag/SSLazio?src=hash&amp;ref_src=twsrc%5Etfw">#SSLazio</a> <a href="https://t.co/oGGuHG9Yz1">pic.twitter.com/oGGuHG9Yz1</a></p>&mdash; Laziochannel.it (@LazioChannel) <a href="https://twitter.com/LazioChannel/status/1877127511630401942?ref_src=twsrc%5Etfw">January 8, 2025</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2025.01.14 23:45 Tue
2

ラツィオDFルイス・フェリペが前代未聞の理由で退場…「冗談のつもりだった」と涙

16日に行われたセリエA第8節のラツィオvsインテルで、ラツィオのブラジル人DFルイス・フェリペが前代未聞の理由で退場を命じられていた。 ラツィオが無敗インテルをホームに迎えた一戦。インテルのシモーネ・インザーギ監督の古巣戦ともあり、今節屈指の注目カードとなった一戦は、開始12分にMFニコロ・バレッラが得たPKをFWイバン・ペリシッチが決めてインテルが先制する立ち上がりに。 その後は互角の攻防が続いた中で後半を迎えると、62分に今度はCKに合わせたDFパトリックのヘディングシュートが相手の手に当たってラツィオがPKを獲得。これをFWチーロ・インモービレが決めて同点とすると、ここから畳みかけたホームチームは81分にMFフェリペ・アンデルソンのゴールで逆転。さらに91分にはFKからMFセルゲイ・ミリンコビッチ=サビッチがヘッドで叩き込み、3-1でラツィオが勝利を収めた。 問題のシーンが起きたのは試合終了後のこと。逆転勝利に舞い上がったルイス・フェリペは、今夏にシモーネ・インザーギ監督とともにラツィオからインテルに移籍したFWホアキン・コレアに後ろから飛びついてしまった。 元チームメイトのよしみから生まれた行動だったのだろうが、おふざけが過ぎたかホアキン・コレアは激怒。その状況を見ていた主審はルイス・フェリペに一発退場を命じた。『フットボール・イタリア』によると、この時同選手は、「親友との冗談のつもりだった」と涙を浮かべながら弁明していたようだ。 なお、今のところラツィオがこのレッドカードに異議申し立てを行うかどうかは不明だ。 2021.10.17 16:25 Sun
3

「116億円でも売らない」セリエAトップの7戦7アシスト、アーセナルからレンタル中のMFにラツィオ会長が言及

ラツィオのポルトガル人DFヌーノ・タヴァレスが好調だ。 ベンフィカの下部組織で育ち、2021年夏にアーセナルに加わったタヴァレス。1年目から公式戦28試合でプレーするも、2022-23シーズンはマルセイユ、2023-24シーズンはノッティンガム・フォレストへレンタル移籍した。 フォレストではケガもあり本領発揮に至らなかったなか、今シーズンは買い取りオプション付きのレンタルでラツィオに加入。初のイタリア挑戦となった。 8月31日のセリエA第3節ミラン戦でデビューした左サイドバックは、いきなり2アシストで勝ち点「1」獲得に貢献。その後も持ち前の攻撃性能を活かし、27日に行われた直近の第9節ジェノア戦でも2アシストを記録した。 ここまではリーグ戦7試合で7アシストを記録。インテルのフランス代表FWマルクス・テュラムの5アシストを上回り、アシストランキング単独トップに立っている。 イタリア『TUTTOmercatoWEB』によると、ラツィオのクラウディオ・ロティート会長もタヴァレスを高く評価。特定の条件を満たせば500万ユーロ(約8億3000万円)の買い取り義務が発生するとも伝えられるなか、イタリア『イル・メッサジェッロ』に対してコメントした。 「すでに利益が出ている? 7000万ユーロ(約115億8000万円)でも売らない。このサイドバックを巡り、ビッグクラブとの激しい競争に打ち勝ってきた」 <span class="paragraph-title">【動画】自陣から快足飛ばしたドリブル! 2アシスト記録のジェノア戦</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="2rG4sLDWhuM";var video_start = 84;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2024.10.31 16:15 Thu
4

【平成史に残るレジェンドチーム50選】vol.15“クラニョッティの黄金郷”26年ぶりのスクデット/ラツィオ[1999-2000]

1989年1月8日に日本で始まった「平成」。日本では31年にわたって使用されてきたが、2019年4月30日をもってその時代が終わりを告げる。 日本サッカーにおいても激動の時代であった「平成」だが、目をヨーロッパに向け、同じ時代で印象に残ったレジェンドチームを超ワールドサッカー編集部が選出。記憶や記録に残る50チームを紹介していく。 <div style="position: relative;margin: 2em 0;padding: 25px 10px 7px;border: solid 2px #FFC107;"><span style="position: absolute;display: inline-block;top: -2px;left: -2px;padding: 0 9px;height: 25px;line-height: 25px;vertical-align: middle;font-size: 17px;background: #FFC107;color: #ffffff;font-weight: bold;">vol.15</span><p style="margin: 0; padding: 0;font-weight:800">1999-2000シーズン/ラツィオ 〜クラニョッティの黄金郷〜</p></div> <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2021/1999-2000lazio.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">(C)CWS Brians,LTD.<hr></div><div style="padding: 0.5em 1em;margin: 2em 0;border: double 5px #4ec4d3;"><p style="margin: 0; padding: 0;">監督:スベン・ゴラン・エリクソン(52) 獲得タイトル:セリエA、コッパ・イタリア 攻撃力8:★★★★★★★★☆☆ 守備力9:★★★★★★★★★☆ タレント9:★★★★★★★★★☆ 連係8:★★★★★★★★☆☆ 選手層10:★★★★★★★★★★</p></div> <div style="padding: 0.25em 0.5em;font-weight:800;font-size:1.2em;color: #494949;background: #dbeeff;border-left: solid 5px #7db4e6;">26年ぶりのスクデット</div> イタリアの大手食品会社であるチリオのオーナーだったセルジオ・クラニョッティが1992年に会長に就任してから、ラツィオは大きく変貌を遂げていった。1998年にイタリアのクラブで初となる株式上場を行って豊富な資金力を得たクラブは、ヴェロン、ミハイロビッチ、サラス、シメオネら当時のスター選手を買い漁り、ヨーロッパ屈指の強豪チームを作り上げていく。 迎えた1999-00シーズン、前シーズンにUEFAカップ(現在のEL)を制したラツィオは、3冠を達成したマンチェスター・ユナイテッドを破ってUEFAスーパーカップを獲得。素晴らしいシーズンスタートを切った。リーグ戦ではジダンやデル・ピエロを擁するユベントスとの激しい首位争いを展開。そして、首位のユベントスと勝ち点2差の2位で最終戦を迎えたラツィオは、レッジーナに3-0で快勝する。一方のユベントスは、ペルージャにまさかの敗戦。この結果、劇的な展開でラツィオに26年ぶり2度目のスクデットがもたらされた。 コッパ・イタリアも制覇して充実のシーズンを送ったラツィオだったが、この夢物語は長く続かなかった。サッカーバブルの崩壊とともに多額の負債を抱えたクラニョッティ会長は、栄光をもたらしたスター選手たちを次々に売却。2002年にはついに、バンディエラのネスタをミランに放出する事件まで起きてしまった。そして、自身の財力で築き上げた黄金郷は、数年で消え失せてしまった。 <div style="padding: 0.25em 0.5em;font-weight:800;font-size:1.2em;color: #494949;background: #dbeeff;border-left: solid 5px #7db4e6;">組織+個</div> 基本的な戦術は堅守速攻。フラットな[4-4-2]のシステムで、組織的な守備からの鋭いカウンターが最大の武器だった。ネスタを中心とした守備は、失点数リーグ2位の少なさ(31失点)を記録。また、高精度の左足を持つミハイロビッチはセットプレー時に相手の脅威となり、FKだけで6ゴールを奪った。 攻撃陣に関しては、チームトップの得点を奪ったのがサラスの12得点と凡庸な結果ではあるが、中盤のネドベドやセルジオ・コンセイソンらも得点力を発揮。あらゆるポジションの選手が得点を奪える形ができていた。その攻撃陣を操ったのが“魔術師”ヴェロン。長短における正確なパスを駆使して攻撃のタクトを振るった。 そのヴェロンと中盤のセンターでコンビを組んだシメオネの存在も忘れてはならない。献身的な守備でヴェロンの守備力の低さを補いながら、苦しい時にゴールを奪う勝負強さも見せた。その他にも“ピッポ”の弟であるシモーネ・インザーギが実力を発揮して得点を重ね、マンチーニはファンタジー溢れるプレーで攻撃にアクセントを付けた。 <div style="padding: 0.25em 0.5em;font-weight:800;font-size:1.2em;color: #494949;background: #dbeeff;border-left: solid 5px #7db4e6;">ピックアップ・プレイヤー</div> <span style="font-weight:700;font-size:1.1em;">DFアレッサンドロ・ネスタ(24)</span> 数多のスター選手が揃うチームの中でキャプテンを務めたのが、チーム生え抜きの青年だった。クラニョッティ会長の庇護の下でチームを束ねる重責を担ったネスタは、若くしてディフェンダーに要求されるあらゆる能力を高いレベルで備えており、完成されたプレーを披露。エレガントなボール奪取は観衆を魅了した。引退までラツィオでプレーすることが約束されたはずだったが、クラブの経営悪化によりミランへ移籍。この事実は、ネスタ自身に大きな影をもたらしたことだろう。 2019.04.10 22:00 Wed
5

「練習中でもタバコ吸ってんのか」サッカー界きっての“愛煙家”サッリ監督の指導姿が反響!1日60本吸うことで話題

ラツィオを指揮するマウリツィオ・サッリ監督の指導姿が話題だ。 2021-22シーズンからラツィオを率いているサッリ監督。今シーズンはセリエAで3位につけ、ヨーロッパリーグ(EL)はグループステージで敗退したもののヨーロッパ・カンファレンスリーグ(ECL)の舞台で戦っている。 7日にはECLのラウンド16・1stレグでDF菅原由勢が所属するAZと対戦したラツィオだが、試合前の練習時のサッリ監督を捉えた姿を『ESPN』が伝え、注目を集めている。 グラウンドで選手たちを見守るサッリ監督だが、その手には火のついたタバコが。サッリ監督は度々タバコをくゆらせていた。日常的な光景なのか、選手や周りのスタッフたちも特にそれに触れることなく練習は継続していた。 フットボール界屈指の戦術家としてだけでなく、愛煙家としても有名なサッリ監督。1日60本以上のタバコを吸うことでも話題になったことがあり、過去には試合中にピッチサイドで喫煙する姿がたびたび…。チェルシー時代は試合中の喫煙が禁じられたことで、紙タバコを口に含みながら指揮を執っていた。 イメージ通りの光景ではあるが、改めて目の当たりにしたファンからは「サッリ、練習中でも煙草吸ってんのかいw」、「サッリのおっさん当たり前のように練習中にタバコ吸ってんの草」、「何吸ってるんだろう」と驚きの声が上がっていた。 <span class="paragraph-title">【動画】通常運転?練習中に選手の目の前でタバコを吸うサッリ監督</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet"><p lang="en" dir="ltr">Maurizio Sarri casually smoking a cigarette in Lazio training ahead of their Europa Conference League clash against AZ Alkmaar.<br><br>Classic Sarri <br><br>(via <a href="https://twitter.com/ESPNnl?ref_src=twsrc%5Etfw">@ESPNnl</a>) <a href="https://t.co/JGfX3trjNp">pic.twitter.com/JGfX3trjNp</a></p>&mdash; ESPN FC (@ESPNFC) <a href="https://twitter.com/ESPNFC/status/1633118181735661568?ref_src=twsrc%5Etfw">March 7, 2023</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2023.03.08 19:45 Wed

NEWS RANKING
Daily
Weekly
Monthly