ラツィオDFルイス・フェリペが前代未聞の理由で退場…「冗談のつもりだった」と涙
2021.10.17 16:25 Sun
16日に行われたセリエA第8節のラツィオvsインテルで、ラツィオのブラジル人DFルイス・フェリペが前代未聞の理由で退場を命じられていた。
ラツィオが無敗インテルをホームに迎えた一戦。インテルのシモーネ・インザーギ監督の古巣戦ともあり、今節屈指の注目カードとなった一戦は、開始12分にMFニコロ・バレッラが得たPKをFWイバン・ペリシッチが決めてインテルが先制する立ち上がりに。
その後は互角の攻防が続いた中で後半を迎えると、62分に今度はCKに合わせたDFパトリックのヘディングシュートが相手の手に当たってラツィオがPKを獲得。これをFWチーロ・インモービレが決めて同点とすると、ここから畳みかけたホームチームは81分にMFフェリペ・アンデルソンのゴールで逆転。さらに91分にはFKからMFセルゲイ・ミリンコビッチ=サビッチがヘッドで叩き込み、3-1でラツィオが勝利を収めた。
問題のシーンが起きたのは試合終了後のこと。逆転勝利に舞い上がったルイス・フェリペは、今夏にシモーネ・インザーギ監督とともにラツィオからインテルに移籍したFWホアキン・コレアに後ろから飛びついてしまった。
元チームメイトのよしみから生まれた行動だったのだろうが、おふざけが過ぎたかホアキン・コレアは激怒。その状況を見ていた主審はルイス・フェリペに一発退場を命じた。『フットボール・イタリア』によると、この時同選手は、「親友との冗談のつもりだった」と涙を浮かべながら弁明していたようだ。
ラツィオが無敗インテルをホームに迎えた一戦。インテルのシモーネ・インザーギ監督の古巣戦ともあり、今節屈指の注目カードとなった一戦は、開始12分にMFニコロ・バレッラが得たPKをFWイバン・ペリシッチが決めてインテルが先制する立ち上がりに。
その後は互角の攻防が続いた中で後半を迎えると、62分に今度はCKに合わせたDFパトリックのヘディングシュートが相手の手に当たってラツィオがPKを獲得。これをFWチーロ・インモービレが決めて同点とすると、ここから畳みかけたホームチームは81分にMFフェリペ・アンデルソンのゴールで逆転。さらに91分にはFKからMFセルゲイ・ミリンコビッチ=サビッチがヘッドで叩き込み、3-1でラツィオが勝利を収めた。
元チームメイトのよしみから生まれた行動だったのだろうが、おふざけが過ぎたかホアキン・コレアは激怒。その状況を見ていた主審はルイス・フェリペに一発退場を命じた。『フットボール・イタリア』によると、この時同選手は、「親友との冗談のつもりだった」と涙を浮かべながら弁明していたようだ。
なお、今のところラツィオがこのレッドカードに異議申し立てを行うかどうかは不明だ。
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min-height:200px;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> FWネイマール(パリ・サンジェルマン) FWマウコム(ゼニト) MFルベン・ネヴェス(ウォルバーハンプトン) FWアレクサンダル・ミトロビッチ(フルアム) MFセルゲイ・ミリンコビッチ=サビッチ(ラツィオ) DFカリドゥ・クリバリ(チェルシー) GKボノ(セビージャ) ■アル・アハリ:1億9750万ユーロ(約312億1000万円) <div style="text-align:center;"><img class="lazyload" data-src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2023/saudi20230908_tw5.jpg" style="max-width:100%; min-height:200px;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> MFガブリ・ベイガ(セルタ) MFリヤド・マフレズ(マンチェスター・シティ) DFロジェール・イバニェス(ローマ) FWアラン・サン=マクシマン(ニューカッスル) DFメリフ・デミラル(アタランタ) GKエドゥアール・メンディ(チェルシー) MFフランク・ケシエ(バルセロナ) FWロベルト・フィルミノ(リバプール)★フリー ■アル・ナスル:1億6510万ユーロ(約261億円) <div style="text-align:center;"><img class="lazyload" data-src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2023/saudi20230908_tw4.jpg" style="max-width:100%; min-height:200px;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> FWオタビオ(ポルト) FWサディオ・マネ(バイエルン) DFアイメリク・ラポルテ(マンチェスター・シティ) MFセコ・フォファナ(RCランス) MFマルセロ・ブロゾビッチ(インテル) DFアレックス・テレス(マンチェスター・ユナイテッド) ■アル・イテハド:1億1939万ユーロ(約188億8000万円) <div style="text-align:center;"><img class="lazyload" data-src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2023/saudi20230908_tw2.jpg" style="max-width:100%; 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ラツィオのセルビア代表MFセルゲイ・ミリンコビッチ=サビッチ(28)は、今夏がステップアップのラストチャンスとなりそうだ。 ここ5〜6年、夏の移籍市場が近づくたびにビッグクラブ移籍が噂されるミリンコビッチ=サビッチ。ラツィオはクラウディオ・ロティート会長が莫大な額の移籍金を要求することによって引き留めに成功してきたが、今夏ばかりはそうもいかない可能性が高いとみられている。 イタリア『カルチョメルカート』によると、ミリンコビッチ=サビッチは契約が2024年6月までとなっているなか、延長の申し出を拒否。対するロティート会長に白旗を振るつもりはなく、契約解除金を設定したうえで年俸を400万ユーロ(約5億9000万円)に引き上げるという前提のもと、シーズン終了まで話し合いを延期しているとのことだ。 選手本人も8年間在籍するラツィオに愛着があり、決して今夏の退団ありきではないものの、気づけば28歳となり、新たな旅に出る必要性に駆られている模様。2023-24シーズンが終わるころには20代最後の1年となっており、今夏をビッグクラブ移籍のラストチャンスだと捉えているようだ。 一方で、虎視眈々と獲得のチャンスを窺うユベントス、ミランにロティート会長を満足させるだけの資金力があるわけではないのも事実。深刻な財政難にあえぐユベントスはさておき、ミランも収支バランスに気を使いながらやりくりしている状況であり、実際に優先順位はチェルシーの元イングランド代表MFルベン・ロフタス=チーク(27)より下だという。 ロティート会長がミリンコビッチ=サビッチの年齢も考慮したうえで要求額を4000万ユーロ(約59億8000万円)以下に引き下げれば、ミランもチャレンジする可能性があるようだが、実現性は未知数といったところ。ラツィオにはここ数日でプレミアリーグのクラブからも照会依頼が舞い込んでおり、可能性としてはこちらの方が高いと見るのが妥当だろう。 2023.05.25 17:56 Thu4
鎌田大地とラツィオの交渉決裂は代理人の問題か? 現地では交渉に屈しなかった会長を称える「ノーと言うのが上手かった」
ラツィオと日本代表MF鎌田大地の間に起こった問題。現地では、クラウディオ・ロティート会長の対応が称えられている。 今シーズンからラツィオでプレーした鎌田。シーズン前半は苦しみが続き、1月の移籍も辞さない中で残留。イゴール・トゥドール監督が就任してからは出番を増やし、パフォーマンスを取り戻した。 シーズン終盤には残留へ気持ちが傾いていた鎌田だったが、契約オプションを行使する期限が迫った中で交渉が決裂。一転して退団が決定した。 日本代表活動で帰国していた鎌田は、自身の去就についてコメント。「自分が求めたのは単年契約だけで、お金とかは十分もらっていたので要求はしなかったですが、うまく噛み合わずという感じでした」と状況を説明した。 ロティート会長は厳格な倹約家としても有名であり、交渉では譲らないことでも知られている。鎌田も「ラツィオの会長はイタリアの中でも有名なんですけど、大変なので…」と、交渉が難しいことを語っていた。 一方で、ラツィオ側は「金目当て」「恐喝だ」と鎌田側の態度を非難。両者の関係が悪化。ロティート会長は「1年間の更新と、250万ユーロ(約4億2500万円)の契約金を求めてきた」と鎌田側の要求を明かしていた。 イタリア『TuttoMercatoWeb』はこれらの件を踏まえ、鎌田の発言に注目。代理人が間に入っていることでの齟齬があった可能性を指摘している。 「鎌田は自身に問題があったのではなく、別の理由で何か問題が起こったことを明かした」 鎌田は説明する中で「代理人がどう喋っているのかはわからないですけど、僕が求めたのは単年契約でお金はどうでもよかった」と語っていた。実際に交渉を行っているのは代理人であり、そこで何かが加えられている可能性もある。 『TuttoMercatoWeb』は「リトマス試験紙としては、最初の部分(代理人の件)が正しいだろう。ロティートが250万ユーロの契約金要求の経緯を説明したからだ。昨年のコミッションが何かは不明だったが、明らかな欠陥があることは明らかだ」 実際にどのような経緯があったかは不明であり、昨年の加入時にどのような話があったかは不明だが、今回の交渉が決裂したのは事実。また、「成長令」というイタリアの税優遇の制度も関係。「成長令」とは、「直近2年以上イタリア国外で生活していた者を新たに雇用する場合、所得税率を最長5年、最大50%免除する」というもの。つまり、多くの外国人選手が優遇されやすいという制度だ。しかし、これが撤廃されたとされている。 『TuttoMercatoWeb』はその点も指摘。ラツィオにとって、予想以上の出費になることから、ロティート会長が首を縦に振らなかったことも当然とし、交渉を受けない毅然とした態度を称えた。 「鎌田は成長令による割引を失い、現在の550万ユーロ(約9億3000万円)と比較して、年間700万ユーロ(約11億8000万円)を受け取ることになるだろう。さらに、250万ユーロの手数料の要求により、1年間の投資は1000万ユーロ(約16億9000万円)になる」 「おそらく、1年後には問題が再発する可能性があり、これは返済不可能だ」 「ロティートは首を掴まれないように、“ノー”と言うのがとても上手かった。もちろん、常に契約は両者によって成り立つもの。シーズン前にはすでにリスクがあった」 いずれにしても発生した問題だと指摘された事項。鎌田自身は望んでいないとなれば、代理人が報酬目当てに追加で要求したことも考えられるが、いずれにしてもロティート会長は手強い相手ということは間違いなさそうだ。 2024.06.05 08:30 Wed5