ペッレグリーニはローマ退団へ? ラニエリ監督「オファーがあれば、我々はそれを評価するつもり」
2024.12.27 22:40 Fri
ローマのイタリア代表MFロレンツォ・ペッレグリーニ(28)に退団の可能性が浮上している。
ローマ生まれでローマの下部組織出身のペッレグリーニは、サッスオーロから完全移籍で帰還後は中盤の主力に定着。さらに、DFアレッサンドロ・フロレンツィ、FWエディン・ジェコの退団後にはジャッロロッシのカピターノを務めてきた。
しかし、近年は細かい負傷や一貫性のないパフォーマンスに加え、その内向的な性格は強烈なリーダーシップを有したフランチェスコ・トッティ、ダニエレ・デ・ロッシといったローマ人の偉大なカピターノを求めるロマニスタの不興を買うことが多く、指揮官交代やチームの不振時にたびたび強い反発を招いてきた。
今シーズンに関してはクラウディオ・ラニエリ監督の就任後に主力としての活躍が期待されたが、コンディションが上がってきた現状においても同じローマ人の指揮官はカピターノの起用に消極的な姿勢を示している。
そんななか、イタリア『ガゼッタ・デッロ・スポルト』はナポリのイタリア代表FWジャコモ・ラスパドーリ(24)の獲得レースに参戦中のローマは、アントニオ・コンテ監督が評価するペッレグリーニを交渉材料に、獲得レースを優位に進める考えがあると報じる。
「フンメルス、ディバラ、パレデスは将来ローマに残り、重要な役割を果たすだろうと確信している」、「我々はアレクシス・サーレマーケルスを残したい」と現有戦力の重要性を強調した。
一方で、ペッレグリーニに関しては「ロレンツォ・ペレグリーニはローマを去るかもしれない。彼が我々と一緒にいてくれることを願っているし、彼はここに留まって幸せであるはずだ。ただ、オファーがあれば、我々はそれを評価するつもりだ」と適切なオファーが届いた場合、クラブとしてそれを評価する意思があることを認めた。
なお、2026年までの現行契約で年俸600万ユーロ(約9億8000万円)を受け取っているとされる同選手に対して、ローマは現時点で半額程度の条件の延長オファーを受け入れない場合、売却に踏み切る姿勢を示している模様。
また、ナポリ以外ではフィオレンティーナといった国内クラブが興味を示しており、今冬あるいは来夏に永遠の都を離れる可能性は高い。
ローマ生まれでローマの下部組織出身のペッレグリーニは、サッスオーロから完全移籍で帰還後は中盤の主力に定着。さらに、DFアレッサンドロ・フロレンツィ、FWエディン・ジェコの退団後にはジャッロロッシのカピターノを務めてきた。
しかし、近年は細かい負傷や一貫性のないパフォーマンスに加え、その内向的な性格は強烈なリーダーシップを有したフランチェスコ・トッティ、ダニエレ・デ・ロッシといったローマ人の偉大なカピターノを求めるロマニスタの不興を買うことが多く、指揮官交代やチームの不振時にたびたび強い反発を招いてきた。
そんななか、イタリア『ガゼッタ・デッロ・スポルト』はナポリのイタリア代表FWジャコモ・ラスパドーリ(24)の獲得レースに参戦中のローマは、アントニオ・コンテ監督が評価するペッレグリーニを交渉材料に、獲得レースを優位に進める考えがあると報じる。
29日に行われるセリエA第18節のミラン戦に向けた会見に出席したラニエリ監督は、その場でメルカートについて言及。
「フンメルス、ディバラ、パレデスは将来ローマに残り、重要な役割を果たすだろうと確信している」、「我々はアレクシス・サーレマーケルスを残したい」と現有戦力の重要性を強調した。
一方で、ペッレグリーニに関しては「ロレンツォ・ペレグリーニはローマを去るかもしれない。彼が我々と一緒にいてくれることを願っているし、彼はここに留まって幸せであるはずだ。ただ、オファーがあれば、我々はそれを評価するつもりだ」と適切なオファーが届いた場合、クラブとしてそれを評価する意思があることを認めた。
なお、2026年までの現行契約で年俸600万ユーロ(約9億8000万円)を受け取っているとされる同選手に対して、ローマは現時点で半額程度の条件の延長オファーを受け入れない場合、売却に踏み切る姿勢を示している模様。
また、ナポリ以外ではフィオレンティーナといった国内クラブが興味を示しており、今冬あるいは来夏に永遠の都を離れる可能性は高い。
ロレンツォ・ペッレグリーニ
アレッサンドロ・フロレンツィ
エディン・ジェコ
フランチェスコ・トッティ
ダニエレ・デ・ロッシ
クラウディオ・ラニエリ
ジャコモ・ラスパドーリ
アントニオ・コンテ
アレクシス・サーレマーケルス
ローマ
ナポリ
セリエA
ロレンツォ・ペッレグリーニの関連記事
ローマの関連記事
セリエAの関連記事
記事をさがす
|
ロレンツォ・ペッレグリーニの人気記事ランキング
1
ペッレグリーニはローマ退団へ? ラニエリ監督「オファーがあれば、我々はそれを評価するつもり」
ローマのイタリア代表MFロレンツォ・ペッレグリーニ(28)に退団の可能性が浮上している。 ローマ生まれでローマの下部組織出身のペッレグリーニは、サッスオーロから完全移籍で帰還後は中盤の主力に定着。さらに、DFアレッサンドロ・フロレンツィ、FWエディン・ジェコの退団後にはジャッロロッシのカピターノを務めてきた。 しかし、近年は細かい負傷や一貫性のないパフォーマンスに加え、その内向的な性格は強烈なリーダーシップを有したフランチェスコ・トッティ、ダニエレ・デ・ロッシといったローマ人の偉大なカピターノを求めるロマニスタの不興を買うことが多く、指揮官交代やチームの不振時にたびたび強い反発を招いてきた。 今シーズンに関してはクラウディオ・ラニエリ監督の就任後に主力としての活躍が期待されたが、コンディションが上がってきた現状においても同じローマ人の指揮官はカピターノの起用に消極的な姿勢を示している。 そんななか、イタリア『ガゼッタ・デッロ・スポルト』はナポリのイタリア代表FWジャコモ・ラスパドーリ(24)の獲得レースに参戦中のローマは、アントニオ・コンテ監督が評価するペッレグリーニを交渉材料に、獲得レースを優位に進める考えがあると報じる。 29日に行われるセリエA第18節のミラン戦に向けた会見に出席したラニエリ監督は、その場でメルカートについて言及。 「フンメルス、ディバラ、パレデスは将来ローマに残り、重要な役割を果たすだろうと確信している」、「我々はアレクシス・サーレマーケルスを残したい」と現有戦力の重要性を強調した。 一方で、ペッレグリーニに関しては「ロレンツォ・ペレグリーニはローマを去るかもしれない。彼が我々と一緒にいてくれることを願っているし、彼はここに留まって幸せであるはずだ。ただ、オファーがあれば、我々はそれを評価するつもりだ」と適切なオファーが届いた場合、クラブとしてそれを評価する意思があることを認めた。 なお、2026年までの現行契約で年俸600万ユーロ(約9億8000万円)を受け取っているとされる同選手に対して、ローマは現時点で半額程度の条件の延長オファーを受け入れない場合、売却に踏み切る姿勢を示している模様。 また、ナポリ以外ではフィオレンティーナといった国内クラブが興味を示しており、今冬あるいは来夏に永遠の都を離れる可能性は高い。 2024.12.27 22:40 Fri2
ローマのデ・ロッシ監督解任を選手は誰一人として受け入れず リーダー2人が「選手の総意」でCEOに撤回を直談判
ローマ上層部による「ダニエレ・デ・ロッシ監督解任」の決断は、全くもって選手たちに受け入れられていないのだという。 ローマは18日、夏に契約を延長したばかりのデ・ロッシ監督との契約解除・解任を発表。 確かにセリエA開幕4試合未勝利と苦しんでいたが、それでも、この別れを受け入れられないと嘆くロマニスタが少なくない。 後任には、その手腕がカルチョで高く評価されるイバン・ユリッチ氏が就任。何はともあれリスタートを切るローマだが、首都ローマに本社を置く『コリエレ・デッロ・スポルト』が、クラブに関してこのようなニュースを展開。 どうやら、ダン・フリードキン氏から事実上全権を託されている最高経営責任者(CEO)、リナ・スロウコウ氏に特定の選手から直談判が。ズバリ「デ・ロッシ解任の撤回」だという。 その選手とは、主将のロレンツォ・ペッレグリーニ、ジャンルカ・マンチーニで、2選手は「選手全員から想いを託された代表団として彼女(スロウコウCEO)を頼った」とも。ボスの解任は、全くもって受け入れられていないようだ。 また、解任前ラストゲームとなったジェノア戦に前後して、選手全員が上層部から個別に呼び出され、「デ・ロッシ監督をどう思うか」という半ば尋問があった模様。 地元紙コリエレいわく、この場でデ・ロッシ監督を“裏切った”選手は1人もおらず、にもかかわらず解任に。結局ペッレグリーニとマンチーニの直談判も通らなかったようで、波紋がまだ続きそうだ。 2024.09.20 17:53 Fri3
22年以上の時を経て“マルディーニ”がアズーリに! イタリア代表が23名発表、ユベントス守護神やミランDFなど4名が初招集
イタリアサッカー連盟(FIGC)は4日、UEFAネーションズリーグ(UNL)2024-25に臨むイタリア代表メンバー23名を発表した。 ルチアーノ・スパレッティ監督はGKジャンルイジ・ドンナルンマ(パリ・サンジェルマン)やMFロレンツォ・ペッレグリーニ(ローマ)、DFジョバンニ・ディ・ロレンツォ(ナポリ)らを順当に選出。一方、GKミケーレ・ディ・グレゴリオ(ユベントス)、DFマッテオ・ガッビア(ミラン)、MFニッコロ・ピジッリ(ローマ)、FWダニエル・マルディーニ(モンツァ)の4名は初招集となった。 ダニエル・マルディーニは祖父チェーザレ・マルディーニ氏、父親のパオロ・マルディーニ氏に続くイタリア代表入り。父・パオロ氏の代表ラストゲーム(2002年6月18日)から22年以上を経て、再びマルディーニの名がアズーリに連なっている。 イタリアはリーグA・グループ2に入り、フランス代表、ベルギー代表、イスラエル代表と同居。10日にベルギー代表、14日にイスラエル代表とどちらもホームで対戦する。 今回発表されたイタリア代表メンバーは以下の通り。 <span class="paragraph-subtitle">◆イタリア代表メンバー23名</span> GK ミケーレ・ディ・グレゴリオ(ユベントス) ジャンルイジ・ドンナルンマ(パリ・サンジェルマン/フランス) グリエルモ・ヴィカーリオ(トッテナム/イングランド) DF アレッサンドロ・バストーニ(インテル) ラウル・ベッラノーバ(アタランタ) アレッサンドロ・ボンジョルノ(ナポリ) リッカルド・カラフィオーリ(アーセナル/イングランド) アンドレア・カンビアーゾ(ユベントス) ジョバンニ・ディ・ロレンツォ(ナポリ) フェデリコ・ディマルコ(インテル) マッテオ・ガッビア(ミラン) カレブ・オコリ(レスター・シティ/イングランド) デスティニー・ウドジェ(トッテナム/イングランド) MF ニコロ・ファジョーリ(ユベントス) ダビデ・フラッテージ(インテル) ロレンツォ・ペッレグリーニ(ローマ) ニッコロ・ピジッリ(ローマ) サムエレ・リッチ(トリノ) サンドロ・トナーリ(ニューカッスル/イングランド) FW モイゼ・ケアン(フィオレンティーナ) ダニエル・マルディーニ(モンツァ) ジャコモ・ラスパドーリ(ナポリ) マテオ・レテギ(アタランタ) 2024.10.05 21:04 Sat4
ローマの悩めるカピターノが待望の今季初ゴール…ペッレグリーニ「今日は少し自分を解放できた」
ローマの悩めるカピターノがようやく長いトンネルを抜けた。 ローマは12日、スタディオ・オリンピコで行われたヨーロッパリーグ(EL)のリーグフェーズ第6節でブラガと対戦し、3-0で快勝した。 直近のレッチェ戦でクラウディオ・ラニエリ監督の下で待望の初勝利を収めたローマは、今回のブラガ戦でも安定したパフォーマンスで公式戦連勝を達成した。 その良い流れをチームにもたらしたのが、イタリア代表MFロレンツォ・ペッレグリーニだった。 試合開始10分、ディフェンスラインからのロングフィードに抜け出した左サイドのポーランド代表MFニコラ・ザレフスキからペナルティアーク付近で横パスを受けると、狙いすました右足のグラウンダーシュートをゴール右隅に突き刺し、今シーズンの公式戦16試合目にして待望の初ゴールを挙げた。 これで重圧から解放された背番号7はドッピエッタはならずも、前線で積極的にボールを引き出して再三の決定機に関与。後半半ば過ぎの交代時にはホームサポーターから健闘を称える、惜しみない拍手が捧げられた。 同試合後、イタリア『スカイ』のインタビューに応じたペッレグリーニは勝利とともに久々のゴールの喜びを噛みしめた。 「フットボールは人生と同じ。時には厳しい時もある」 「この期間は自分を助けてくれたし、今日は少し自分を解放できて本当に良かった。とても幸せだよ」 「すべてに満足している。僕らは正しい道を歩み続けている」 「僕自身は得点し、チームは良いプレーをした。試合前に何を望んでいるかと聞かれたら、こう答えていただろうね」 同じローマ人である新指揮官の下では中心選手としての役割を期待され、初陣となったナポリ戦ではスタメン起用されたが、妥協を許さない指揮官は以降の公式戦3試合でコンディション、パフォーマンスに問題を抱えるカピターノを起用せず。 ペッレグリーニの心中は穏やかではなかったはずだが、指揮官の決断を尊重し、結果的にその判断が自身にとってもプラスに働いたと考えているという。 「ベンチを温めていた? それは簡単ではなかったよ。僕たちプレーヤーにとってレーすることは、ストレス発散の手段であり重要だからね。だけど、監督を信頼し、話もした。監督は僕がどんな人間かを知っているし、自分にとってはこれが正解だったし、結局それが報われた」 「だけど、まだまだ道のりは長い。日曜日、次の試合、その次の試合でローマが勝てるように、さらに努力するつもりだ」 また、ここ最近ではベンチを温める状況や高額な年俸もあって、今冬あるいは来夏の移籍の可能性も取り沙汰され、ガラタサライといった具体的なクラブの名前も取り沙汰された。 しかし、ローマ退団の可能性を問われた28歳MFは自分自身がローマの力になれると感じる限り、自らの意思でクラブを離れる意思がないと明確に主張した。 「ローマを離れるか? ノー、そうは思わないよ。僕にとってほとんど意味をなさないような愚かさが残っていることを超えて、ローマのためになることを考え、もしローマのためになることが、自分の残留であるなら、僕はここにとどまり続けるよ」 2024.12.13 09:40 Fri5
「パフォーマンスはポジティブ」ラニエリ監督が公式戦連勝に手応え…ローマ再生の秘訣にも言及
ローマのクラウディオ・ラニエリ監督が、好内容での公式戦連勝への手応えを語った。 ローマは12日、スタディオ・オリンピコで行われたヨーロッパリーグ(EL)のリーグフェーズ第6節でブラガと対戦し、3-0で快勝した。 直近のレッチェ戦でクラウディオ・ラニエリ監督の下で待望の初勝利を収めたローマは、今回のブラガ戦でも安定したパフォーマンスで公式戦連勝を達成した。 開始10分にMFロレンツォ・ペッレグリーニのゴールで先制に成功すると、2点目こそ奪えなかったものの、1点リードで試合を折り返す。後半は立ち上がりにDFサウード・アブドゥルハミドが2点目を奪うと、相手GKの一発退場で数的優位を手にしたなか、試合終了間際にDFマリオ・エルモソにもゴールが生まれ、シュート33本枠内17本に相手の枠内シュートを0本に抑える内容での完勝となった。 同試合後、ラニエリ監督はイタリア『スカイ』でこの一戦を総括。細かい部分での課題を口にしながらも「パフォーマンスはポジティブだった」とチームの出来に満足感を示した。 「良いパフォーマンスだったが、ボールを少し持ちすぎたところもあった。でも、それは問題ない。現状においてすぐに全てがうまくいくとは期待していない。プレーヤーは私が望むように前進した。彼らは勝ちたいし、ファンを楽しませたいと思っていた。ゴールチャンスを作るとファンは楽しませてくれる。ゴールも決められれば、さらにボーナスだ」 “修理屋”の異名通り、短い期間で結果とともにパフォーマンスを向上させる、さすがの手腕を発揮する百戦錬磨の指揮官は、その秘訣について問われると、こう答えた。 「プレーヤーに話しかけてこう言った。『これ以上悪化させるわけにはいかない、助けてほしい。持っているものをすべて私に与えてほしい。逆に、自分が何かできることがあれば、ベンチから助けるつもりだ』とね。 一番大事なのは、彼らが自信を取り戻すことだったと思う。彼らはフットボールのやり方を忘れただけではない。彼らは今、ゆっくりと、しかし確実にそこに近づいている。少なくとも私が彼らと一緒にいる間は、まだ始まったばかりで、我々には長い道のりと改善すべき点がたくさんある」 また、待望の今季初ゴールを挙げたペッレグリーニ、ボルシアMGから加入後、現スカッドで最も傑出したパフォーマンスを見せているMFマヌ・コネの2選手の働きを称えている。 「ペッレグリーニには満足している。トレーニンググラウンドで、彼が再び得点力を取り戻したのがわかった。彼の活躍を嬉しく思うよ」 「コネをテレビで見たとき、彼が素晴らしいプレーヤーであることはわかっていた。改善点としては、ボールを持って走るタイミングとツータッチでプレーするタイミングを理解する必要がある。私は彼に『後半は走り始めたが、ボールに走らせた方がいい。そうすればチーム全体が参加する。少しずつ近づいている』と伝えたよ」 2024.12.13 12:00 Friローマの人気記事ランキング
1
ローマが来季アンチェロッティ招へい目指す? “夢物語”もラニエリが理想的な自身の後任とみなす
ローマが来シーズンの新指揮官としてクラブレジェンドの招へいを夢見ている。 今シーズンはダニエレ・デ・ロッシ、イバン・ユリッチと2人の指揮官をすでに解任し、現在はクラウディオ・ラニエリ監督の下で厳しいシーズンを戦うローマ。 ただ、ラニエリ監督は今シーズン限りで退任予定となっており、退任後はクラブアドバイザーとして残留するレジェンドは来シーズンの新指揮官の選考にも深く関与している。 イタリア『トゥット・スポルト』によれば、ラニエリ監督は自身の後任としてセリエAを熟知し、且つ経験豊富なイタリア人指揮官の招へいを希望しているという。 そして、実現の可能性は別として理想的な候補として、現役時代にカピターノを務め、スクデット獲得に貢献し、現在はレアル・マドリーを率いるカルロ・アンチェロッティ監督の招へいを目指しているようだ。 アンチェロッティ監督とマドリーの現行契約は2026年まで残っているが、今シーズンの戦績次第で来夏にクラブを離れる可能性は十分にある。 一方で、マドリー退任後に監督業引退の意向を示しているが、未だにクラブに対する愛情が深いジャッロロッシからオファーが届いた場合、監督業継続を選択する可能性もある。 現時点でアンチェロッティ監督の招へいは現実的ではないものの、ラニエリ監督との長年に渡る良好な関係性、過去にジョゼ・モウリーニョ招へいを実現させたオーナーのフリードキン・ファミリーの交渉力を武器に、夢物語を現実とする可能性はありそうだ。 2024.12.20 19:10 Fri2
ディバラがドッピエッタのローマが圧勝! 鈴木彩艶フル出場のパルマは今季最多5失点で3連敗…【セリエA】
セリエA第17節、ローマvsパルマが22日にスタディオ・オリンピコで行われ、ホームのローマが5-0で圧勝した。なお、パルマのGK鈴木彩艶はフル出場した。 前節、コモに敗れて公式戦連勝がストップした12位のローマは、次節にミランとのビッグマッチを控えるなか、昇格組をホームで迎え撃った。ラニエリ監督は4-1で快勝したコッパ・イタリアのサンプドリア戦から先発6人を変更。フンメルスやマンチーニ、マヌ・コネ、ディバラといった主力が復帰した。 一方、リーグ連敗中の15位パルマは難敵とのアウェイゲームに向けて鈴木を引き続きスタメンで起用した。 パルマのボニー、ローマのドフビクがボックス内で際どいシュートを打ち合うなどオープンな立ち上がりになると、早い時間帯にスコアが動いた。 8分、ボックス内でディバラがDFバログに足をかけられてPKを獲得。ここでキッカーのディバラはGK鈴木の反応の逆を突くシュートをゴール左隅に蹴り込み、ホームのローマが先制に成功した。 これで勢いづいたジャッロロッシは13分、左サイド深くに侵攻したウイングバックのアンヘリーニョが浮き球で上げたクロスを、大外に走り込んだ逆のウイングバックのサーレマーケルスが抑えの利いた見事な右足ボレーで合わせた。さすがに、このシュートはGK鈴木も全く反応できなかった。 立ち上がりの連続失点で前に出ざるを得なくなったパルマはリスクを冒して反撃に出て行くと、エルナニの鋭いミドルシュートがゴール左へ向かうが、ここはGKスヴィラルのビッグセーブに遭う。以降は幾度かサイドを起点にボックス内への侵入を試みたが、要所を締めるホームチームの守備に撥ね返される。 前半半ばから終盤にかけては攻撃のギアを再び上げたローマペースで進んでいく。ドフビクやディバラ、コネのキープ力を活かしてウイングバックに加え、3バックの脇の選手も攻撃参加。厚みのある仕掛けを見せると、幾度か決定機を創出。しかし、41分にパレデスのスルーパスに抜け出したエル・シャーラウィの決定機はGK鈴木が我慢してポジションを維持し、うまく右足シュートを胸ではじいて3失点目を凌いだ。 ローマの2点リードで折り返した試合は後半もホームチームペースで進むと、51分にはボックス付近での揺さぶりから中央でアンヘリーニョの横パスを収めたサーレマーケルスがシュート。味方のドフビクにディフレクトしたボールがゴール左へ流れると、これに反応したディバラが冷静に蹴り込んでドッピエッタを達成した。 この3点目で大勢が決したなか、パルマは攻撃的なカードを切ってゴールを目指す。また、ローマのカウンターに晒されるも、トリプレッタを狙ったディバラの直接FKはGK鈴木の好守で凌ぐ。 だが、74分にはサーレマーケルスがボックス内でミハイラに倒されてローマにこの試合2本目のPKが与えられると、ディバラに代わってキッカーを務めたパレデスがGK鈴木の逆を突くシュートを右隅へ突き刺した。 以降も攻撃の手を緩めないローマは83分、鮮やかな連携プレーでボックス左に抜け出したディバラが丁寧な折り返しを入れると、ゴール前でドフリーのドフビクが泥臭く押し込んで今季最多となる5点目まで奪った。 そして、試合はこのままタイムアップを迎え、ホームで完勝のローマがミラン戦に弾みを付ける圧勝。敗れたパルマは今季最多5失点で厳しい3連敗となった。 ローマ 5-0 パルマ 【ローマ】 パウロ・ディバラ(前8[PK]、後6) アレクシス・サーレマーケルス(前13) レアンドロ・パレデス(後29[PK]) アルテム・ドフビク(後38) 2024.12.22 22:20 Sun3
プレミアで躍進するフォレストが新CEOを任命、デ・ロッシ解任に関与の元ローマCEO
ノッティンガム・フォレストは23日、リナ・スロウコウ氏(40)を最高経営責任者(CEO)に任命したことを発表した。任期は1月5日からとなる。 ギリシャ出身のスポーツ法を専門とする法学博士であるスロウコウ氏は、2018年から2022年にかけてはオリンピアコスでCEOを、そして2023年からローマのCEOを務めていた。 しかしダニエレ・デ・ロッシ元監督の解任を主導したとしてロマニスタの反感を買い、9月に辞任していた。 現在、プレミアリーグで4位と躍進するフォレスト。オリンピアコスでもスロウコウ氏とタッグを組んでいた会長のギリシャ人実業家であるエヴァンゲロス・マリナキス氏は「彼女のサッカーマネジメントにおける実績と情熱、そして献身的な姿勢は我々がさらなる成功を目指し続ける中で、完全にビジョンが一致する」と招へいの理由を語った。 一方でスロウコウ氏も「またマリナキス氏のサッカーファミリーに加わることができて光栄です。フォレストが成功を収めることに貢献できる機会を与えられたのは刺激的な挑戦です」と新たな挑戦を喜んだ。 2024.12.24 10:15 Tue4
ディバラに今冬退団の可能性…ガラタサライ行きに前向きか
ローマのアルゼンチン代表FWパウロ・ディバラ(31)にガラタサライ移籍の可能性が浮上している。 今夏の移籍市場ではサウジアラビアのアル・カーディシーヤ行きが決定的とみられたなか、土壇場の翻意によってローマ残留が決定したディバラ。 以降は徐々にコンディションを取り戻し、ここまでは公式戦18試合に出場しているが、2ゴール1アシストと大不振のチームとともに低調な数字にとどまっている。 そんななか、今シーズン終了までとなっているローマとの契約に関しては、設定された出場試合数を満たした場合、年俸700万ユーロ(約11億3000万円)での自動更新というオプションが存在するが、クラブサイドはここにきて費用対効果の悪いエースと袂を分かつ決断へ気持ちが傾いている模様だ。 そして、そのディバラに対しては同胞FWマウロ・イカルディが長期離脱中で、ナイジェリア代表FWビクター・オシムヘンの去就が不透明なガラタサライが接近中。 ガラタサライで副会長を務めるメティン・オズトゥルク氏はトルコ『Webaslan』で、「1月の移籍期間中は、人が出入りするだろう。オカン・ホジャとスカウトチームの要請に沿って進むだろう。ディバラ? 両者の間に接触があることは知っている。クラブが興味を持つのは当然だ。フットボーラーなら誰でも、ガラタサライのような大きな目標を持つチームでプレーしたいと願っている」と、ディバラの代理人サイドとの接触を認めている。 また、イタリア『Il Tempo』はディバラと代理人サイドが、ガラタサライからの最新のオファーを検討していると報道。 イスタンブールの名門は今冬に再発動となる1300万ユーロ(約20億9000万円)の契約解除条項行使は考えていないが、ディバラに対しては年俸1000万ユーロ(約16億1000万円)程度の高額オファーを掲示しているようだ。 ディバラ自身に今冬チームを離れる意思は強くないものの、ローマの出方次第で年明けにクラブを離れる可能性は十分にあるようだ。 2024.12.18 17:15 Wed5