大型補強実現のアトレティコがさらなる補強へ? シティで出番限られるヌネス獲得を検討中か

2024.08.27 12:50 Tue
アトレティコ・マドリーが獲得を検討しているマテウス・ヌネス
アトレティコ・マドリーが獲得を検討しているマテウス・ヌネス
今夏大型補強を続けるアトレティコ・マドリーが、マンチェスター・シティのポルトガル代表MFマテウス・ヌネス(26)獲得も検討しているようだ。

今夏の移籍市場では、すでに総額約1億9000万ユーロ(約305億6000万円)を投じて、ロビン・ル・ノルマンアレクサンダー・セルロートフリアン・アルバレスコナー・ギャラガーを獲得したアトレティコ。26日にはバルセロナからクレマン・ラングレのレンタル移籍も発表するなど、充実の夏を過ごしている。

そんなアトレティコだが、さらなる戦力強化を模索している様子。イギリス『The Athletic』のデイビッド・オーンスタイン氏によると、シティのヌネスをレンタルで獲得するかについて協議しているとのことだ。
ヌネスは昨夏の移籍市場でウォルバーハンプトンから移籍金5320万ポンド(約100億円)でシティに加入。即戦力としての活躍が期待されていたが、昨季は公式戦31試合に出場するもプレミアリーグでの出番は19試合にとどまり、先発はわずか9試合に終わった。

今シーズンもプレミアリーグ開幕からの2試合で出場時間はわずか1分と苦戦中。シティはバルセロナからイルカイ・ギュンドアンが電撃復帰を果たしたこともあり、さらに出場機会が減ることも懸念されている。
ヌネスに対してまだ正式なオファーは届いておらず、シティは退団を許可するかについて決定を下してはいない模様。移籍市場の期間も残りわずかとなる中で、今後具体的な交渉に発展するかが注目される。

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今季初黒星よりも多くの離脱者嘆くグアルディオラ監督…「フィットしているFPは13人にしかいない」

マンチェスター・シティのジョゼップ・グアルディオラ監督が、今シーズン初黒星を喫したトッテナム戦を振り返った。 公式戦5連勝でプレミアリーグ前節終了後には首位奪還に成功したシティ。その一方で、ここに来て超過密日程によって負傷者が増加しており、30日に敵地で行われたEFLカップ(カラバオカップ)4回戦のトッテナム戦ではMFジェームズ・マカティー、MFニコ・オライリーをスタメンで、MFジェイコブ・ライトとDFジャフマイ・シンプソン=ピュゼーを途中投入した。 その結果、ボールの主導権を握って試合を支配したものの、前半にカウンターとセットプレーの流れから喫した2失点が重く響き、MFマテウス・ヌネスのゴールで1点差に縮めるのが精いっぱいの内容で、今季公式戦初黒星を喫した。 同試合後、グアルディオラ監督は「この試合をプレーさせないことになっていた。今週は回復が遅く、彼のためにエネルギーを無駄にしたくなかった」とビハインドの状況でも起用を見送ったFWアーリング・ハーランドの起用法を含め、負傷者続出の窮状を語った。 「ここまでの9年間ではこれほど多くの負傷者が出たことはなかった。我々が困難な状況にあるとき、プレーヤーはこれまで以上に全力を尽くして前に進むと思う」 「今週は回復のための時間が短い。フィットしているフィールドプレーヤーは13人にしかいない」 「我々のキャプテン(カイル・ウォーカー)は負傷している。彼もケビン(・デ・ブライネ)もインターナショナルブレイク後まで復帰しないと思う。ジャック・グリーリッシュも同様だ」 「ここにいるプレーヤーは、我々と一緒にいるために24時間戦っている。このことを忘れることはできない」 また、同試合では当初スタメンに名を連ねていたDFマヌエル・アカンジが急遽メンバーを外れ、代わってスタメンに入ったDFルベン・ディアスも前半のみで交代。さらに、FWサヴィオが後半途中の接触プレーで痛んで担架に乗せられてピッチを後にしていた。 その負傷者に関しては「明日わかるだろう」と詳細は翌日の検査次第としながらも、アカンジは筋肉系の違和感、サヴィオは打撲による負傷との初見を明かしている。 「我々は本当に難しい状況にある。出場したプレーヤーが問題を抱えていたからだ。彼らがどう回復するか見てみよう」 「アカンジは筋肉の部分で何かを感じた。彼はリスクを冒したがったが、我々はノー、リスクは冒さないと伝えた」 「サヴィオはボックス内での接触による打撲だが、明日何が起きたか見てみよう。ただの打撲か、それとも何か他のものなのか見てみよう。骨に当たったので、危険ではないことを願うが、明日確認したい」 「ルベンも時々苦しんでいる。試合ごとに難しくなってきているが、いつか全員が揃う日が来るかもしれない」 今季初黒星という結果以上に多くの離脱者を嘆いた指揮官だが、その中でも難敵相手に奮闘したアカデミー出身選手の活躍をポジティブな要素と捉えている。 「今夜見たニコ(・オライリー)は、昨シーズンに見たニコと同じだった。素晴らしいプレーだった」 「この大会は、若手にチャンスを与えるのにとても良い。ジャフマイ(・シンプソン=ピュゼー)は出場した時間でセンターバックとして素晴らしいプレーを見せた」 「ジェームズ・マカティーは素晴らしいプレーをし、ニコとジェイコブも本当に良いプレーをした」 「私は見たものにとても満足している。90分間、とても危険なチームに対してとても落ち着いていた」 この試合翌日のトレーニングはハーランドと2人のGKのみと自嘲気味に窮状を語った指揮官だが、11月のインターナショナルマッチウィーク前にはボーンマス、スポルティングCP、ブライトンとのタフな3試合が待っている。 2024.10.31 10:11 Thu
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シティが長いトンネルを脱出、フォレストに快勝で公式戦8戦ぶりの白星【プレミアリーグ】

マンチェスター・シティは4日、プレミアリーグ第14節でノッティンガム・フォレストをホームに迎え、3-0で快勝した。 3日前の前節リバプール戦を完敗して公式戦7戦未勝利となった5位シティ(勝ち点23)は、リバプール戦のスタメンから4選手を変更。気管支炎のフォーデンが欠場となり、代わってデ・ブライネやドク、グリーリッシュらがスタメンとなった。 1ポイント差の6位フォレスト(勝ち点22)に対し、ギュンドアンをアンカーに配す[4-1-4-1]で臨んだシティが押し込む入りとすると6分に決定機。デ・ブライネの右クロスにハーランドが合わせたが、GKの守備範囲だった。 それでも2分後に先制点。ボックス左ポケットを突いたギュンドアンのクロスをファーサイドのデ・ブライネがヘッド。ゴール前のベルナルド・シウバが左足で押し込んだ。 先制後の15分、グヴァルディオルが決定的なヘディングシュートを浴びせたシティは、17分にピンチもジョタ・シウバのシュートをGKオルテガが好守で凌いだ。 21分にもグヴァルディオルがディフェンスライン裏を取って決定的なシュートを放ったシティが圧倒する中、30分にはデ・ブライネのバックパスミスからウッドに決定機を許したが、シュートミスに救われた。 すると31分に追加点。ドクのパスをボックス中央で受けたデ・ブライネがシュートを決めきった。ハーフタイムにかけても主導権を握ったシティが2点をリードして前半を終えた。 迎えた後半、57分にシティに決定的な3点目。ロングカウンターからボックス左に侵入したドクがシュートを蹴り込んだ。 その後、デ・ブライネをお役御免としたシティは終盤にかけても危なげなく時間を消化し、3-0で快勝。長いトンネルを脱出し、公式戦8試合ぶりの白星とした。 マンチェスター・C 3-0 フォレスト 【マンチェスター・C】 ベルナルド・シウバ(前8) ケビン・デ・ブライネ(前31) ジェレミー・ドク(後12) <span class="paragraph-title">【動画】デ・ブライネの1ゴール1アシスト!</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet" data-media-max-width="560"><p lang="ja" dir="ltr">デ・ブライネのアシストから<br>ベルナルド・シルヴァの<br>リーグ戦約1年ぶりの得点で<br>シティが先制<br><br>プレミアリーグ 第14節 <a href="https://twitter.com/hashtag/%E3%83%9E%E3%83%B3%E3%83%81%E3%82%A7%E3%82%B9%E3%82%BF%E3%83%BC%E3%83%BBC?src=hash&amp;ref_src=twsrc%5Etfw">#マンチェスター・C</a> v <a href="https://twitter.com/hashtag/%E3%83%8E%E3%83%83%E3%83%86%E3%82%A3%E3%83%B3%E3%82%AC%E3%83%A0%E3%83%BB%E3%83%95%E3%82%A9%E3%83%AC%E3%82%B9%E3%83%88?src=hash&amp;ref_src=twsrc%5Etfw">#ノッティンガム・フォレスト</a><br><br><a href="https://t.co/IQcfgHPywb">https://t.co/IQcfgHPywb</a> <a href="https://t.co/LoAKdiWMOc">pic.twitter.com/LoAKdiWMOc</a></p>&mdash; U-NEXTフットボール (@UNEXT_football) <a href="https://twitter.com/UNEXT_football/status/1864396753497448642?ref_src=twsrc%5Etfw">December 4, 2024</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> <blockquote class="twitter-tweet" data-media-max-width="560"><p lang="ja" dir="ltr">復帰後初のスタメン起用に<br>デ・ブライネが<br>一発回答の追加点<br><br>プレミアリーグ 第14節 <a href="https://twitter.com/hashtag/%E3%83%9E%E3%83%B3%E3%83%81%E3%82%A7%E3%82%B9%E3%82%BF%E3%83%BC%E3%83%BBC?src=hash&amp;ref_src=twsrc%5Etfw">#マンチェスター・C</a> v <a href="https://twitter.com/hashtag/%E3%83%8E%E3%83%83%E3%83%86%E3%82%A3%E3%83%B3%E3%82%AC%E3%83%A0%E3%83%BB%E3%83%95%E3%82%A9%E3%83%AC%E3%82%B9%E3%83%88?src=hash&amp;ref_src=twsrc%5Etfw">#ノッティンガム・フォレスト</a><br><br><a href="https://t.co/IQcfgHPywb">https://t.co/IQcfgHPywb</a> <a href="https://t.co/nK0hTZeZv2">pic.twitter.com/nK0hTZeZv2</a></p>&mdash; U-NEXTフットボール (@UNEXT_football) <a href="https://twitter.com/UNEXT_football/status/1864403351305347388?ref_src=twsrc%5Etfw">December 4, 2024</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2024.12.05 06:25 Thu

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公式戦10連勝もシメオネが6日で3試合の過密日程に苦言「もう少し休めれば問題はなかった」

アトレティコ・マドリーのディエゴ・シメオネ監督が11日に行われたチャンピオンズリーグ(CL)リーグフェーズ第6節、3-1で勝利したスロバン・ブラチスラヴァ戦を振り返った。 スロバン・ブラチスラヴァをホームに迎えたアトレティコは、立ち上がりからボールを支配すると、16分にFWフリアン・アルバレスのゴラッソで先制。 その後も主導権を握ると42分にグリーズマンのヘディングシュートで追加点を奪うと、後半立ち上がりにPKで1点を返されたが、57分に再びグリーズマンがネットを揺らし、3-1で快勝した。 公式戦10連勝と絶好調を維持するアトレティコだが、シメオネ監督は中2日での試合が続く過密日程に苦言を呈した。 「知っての通り、我々は6日間で3試合を戦った。どの試合も手応えはあった。終盤は疲労のせいか、プレーに精彩を欠いたが、それは当たり前のことで、もう少し休めれば問題はなかっただろう」 また、過密日程ながらも選手のローテーションが少なかったことに関しては「我々にとって今日の試合が重要だったのは明らかで、勝ち点を取る必要があった。これまでの数試合での努力があったからこそ、この大会でも勝たなければならなかった」 「この勝利の流れを継続させるためには、今日の勝利は必要であり、非常に重要だった。前半はチームがコントロールできていた。得点シーンはほとんどなかったが、リーノのシュートや ゴールのような重要なシチュエーションはあった。後半はペナルティを決められ、2-1という難しい状況に追い込まれたが、選手たちはうまくコントロールしてくれた」 2024.12.12 10:20 Thu
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グリーズマン2発などで快勝アトレティコが公式戦10連勝! 競り勝ったリールは4勝目【CL】

チャンピオンズリーグ(CL)のリーグフェーズ第6節、アトレティコ・マドリーvsスロバン・ブラチスラヴァが11日にエスタディオ・メトロポリターノで行われ、ホームのアトレティコが3-1で勝利した。 ここまで3勝2敗で15位に位置するアトレティコは、直近の公式戦9連勝中と絶好調。10連勝を目指した今回のホームゲームではCL5連敗で35位に沈むブラチスラヴァを迎え撃った。4-3で勝利した直近のセビージャ戦からはギャラガーに代えてリーノを起用した以外、同じメンバーを継続。アルバレスとグリーズマンの2トップを採用した。 地力で勝るホームチームは立ち上がりからボールを握ると、フィニッシュには至らずも、グリーズマンがボックス内でボールに触ってチャンスの糸口を見いだそうとする。 すると16分、相手陣内左サイドでのリーノの仕掛けからボックス手前左でボールを受けたアルバレスが右足を一閃。ややアウトにもかかったストレート性のミドルシュートがゴール右上隅の完璧なコースを射抜き、好調のアルゼンチン代表FWのゴラッソで先制に成功した。 以降はカウンターからバルセギアンにクロスバー直撃の際どいシュートを打たれて肝を冷やすも、引き続き主導権を握るアトレティコ。ボックス内に人数をかける相手に華麗な崩しとはならずも、前向きな中盤の選手を中心に再三のミドルシュートで追加点を目指す。 決定機まであと一歩という場面が目立ったが、42分にはボックス手前のバリオスが右サイドバックからボックス右へ飛び出したジョレンテへ絶妙な斜めのフィードを供給。ジョレンテが右足で折り返した浮き球のボールをゴール前で競り勝ったグリーズマンが頭で押し込んだ。 鮮やかなチームプレーによって2点リードで試合を折り返したアトレティコはバリオスを下げてコケをハーフタイム明けに投入。だが、立ち上がりにはボックス内での交錯でDFラングレがストレレツを倒してしまい、PKを献上。これをストレレツに決められて1点差に詰め寄られる。 だが、57分にはボックス手前のコケからの高速スルーパスをボックス左で見事に足元で収めたグリーズマンが左足シュートを流し込み、すぐさまリードを2点に戻した。 この得点によって主導権を完全に掌握したアトレティコは前がかる相手を引っくり返しながら、グリーズマンとアルバレスの2トップを中心にゴールへ迫っていく。 さらに、70分過ぎには殊勲の2トップにリーノを下げてセルロート、ギャラガー、リケルメとフレッシュな3選手をピッチに送り出し、ゲームクローズとともにさらなる追加点を目指していく。 セルロートらが幾度かのチャンスを決め切れずも、このまま2点差を維持して試合を終えたアトレティコが、公式戦10連勝を達成。一方、6戦全敗となったブラチスラヴァの敗退が決定した。 また、リールvsシュトゥルム・グラーツは、ホームのリールが3-2で勝利した。 12位のリールと29位のシュトゥルム・グラーツによる一戦は打ち合いの展開に。リールが前線終盤までに2点を先行したが、シュトゥルム・グラーツも前半終了間際と後半立ち上がりの連続ゴールで2点差を追いつく。 以降は一転して一進一退の攻防が続いたが、ホームのリールは途中投入のハラルドソンが81分に値千金の勝ち越しゴールを奪取。このまま逃げ切ったリールが接戦を制して今大会4勝目を手にした。 アトレティコ・マドリー 3-1 スロバン・ブラチスラヴァ 【アトレティコ】 フリアン・アルバレス(前16) アントワーヌ・グリーズマン(前42、後12) 【スロバン・ブラチスラヴァ】 ダビド・ストレレツ(後6[PK]) リール 3-2 シュトゥルム・グラーツ 【リール】 オサメ・サハラウィ(前37) ミッチェル・バッカー(前47) ハコン・アルナル・ハラルドソン(後36) 【シュトゥルム・グラーツ】 オタル・キテイシュヴィリ(前49) ミカ・ビエレス(後2) 2024.12.12 04:46 Thu
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グリーズマンのドブレーテなどでセビージャとの打ち合いを制したアトレティコが公式戦8連勝!【ラ・リーガ】

アトレティコ・マドリーは8日、ラ・リーガ第16節でセビージャと対戦し4-3で勝利した。 公式戦8連勝中の3位アトレティコは、大勝した前節のラージョ・バジェカーノ戦と同じ11名をピッチに送り込むことに。2トップにアルバレスとグリーズマンを据えた[4-4-2]で試合に臨んだ。 リーグ戦2試合負けなしの13位セビージャに対し、アトレティコは6分、ボックス左に侵入したアルバレスの折り返しからグリーズマンがダイレクトシュート。しかし、これはクロスバーを直撃した。 勢いづくアトレティコは10分、ショートコーナーの流れからデ・パウルがクロスを供給。これは相手DFにクリアされたがM・ジョレンテがハイプレスをかけると、ボールを奪い返したデ・パウルがボックス右手前から右足一閃。このシュートがゴール左に突き刺さった 先制したアトレティコだったが、わずか2分で追いつかれる。12分、ショートコーナーを受けたルケバキオにボックス左からカットインを許すと、強烈なシュートをゴール左隅に決められた。 その後は一進一退の展開が続くなか、アトレティコは32分に再び失点する。敵陣でのボールロストからロングカウンターを受けると、キケ・サラスのパスでDFの裏に抜け出したロメロがボックス左から侵入。左足から放たれたシュートはGKオブラクの手を弾き、ゴールに吸い込まれた。 勝ち越しを許したアトレティコは、前半終了間際の44分にアルバレスがゴールネットを揺らしたが、VARの末に直前のプレーでオフサイドがあったと判定され、ゴールは認められず。 迎えた後半は立ち上がりから1点を追うアトレティコがボールを保持する展開となったが、再びスコアを動かしたのはセビージャ。57分、ソウのパスをボックス左手前で受けたサラスがクロスを供給すると、逆サイドから走り込んだフアンルがワンバウンドしたボールを右足でゴールに流し込んだ。 リードを広げられたアトレティコだが、62分に1点を返す。バリオスの鋭い縦パスを相手DFの間のスぺースで受けたグリーズマンがボックス中央右から侵入すると、冷静にゴール右隅にシュートを流し込んだ。 畳みかけたいアトレティコは、63分にギャラガーとデ・パウルを下げてセルロートとコケを投入。すると71分、右サイドを持ち上がったM・ジョレンテのクロスをセルロートがヘディングで合わせたが、これはGKアルバロ・フェルナンデスの好セーブに防がれた。 さらに76分にアンヘル・コレアとリーノを投入したアトレティコは、80分に試合を振り出しに戻す。コケのパスをバイタルエリア中央手前で受けたリーノが右足一閃。狙いすましたシュートがゴール左隅に吸い込まれた。 このまま試合終了かと思われたが、アディショナルタイムにドラマが生まれる。アトレティコは94分、リーノの左クロスに反応したボックス内のグリーズマンがDFサラスと入れ替わると、倒れながらもシュートをゴール右に突き刺した。 結局、試合はそのまま4-3でタイムアップ。グリーズマンのドブレーテなどで2点のビハインドを跳ねのけたアトレティコが、打ち合いを制して公式戦9連勝を飾った。 アトレティコ・マドリー 4-3 セビージャ 【アトレティコ】 ロドリゴ・デ・パウル(前10) アントワーヌ・グリーズマン(後17) サムエウ・リーノ(後34) アントワーヌ・グリーズマン(後49) 【セビージャ】 ドディ・ルケバキオ(前12) イザーク・ロメロ(前32) フアンル(後12) 2024.12.09 07:13 Mon
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コパ・デル・レイ3回戦の対戦カード決定!王座奪還を狙うマドリーとバルセロナの初戦相手は4部勢に

コパ・デル・レイ3回戦の組み合わせ抽選会が9日に行われ、ラウンド32の16カードが決定した。 今回のラウンドからスーペル・コパ・デ・エスパーニャに参戦するバルセロナ、レアル・マドリー、アスレティック・ビルバオ、マジョルカが参戦となる。 王座奪還を目指すレアル・マドリーは、2回戦でPK戦の末にアラベスを下した4部のミネラ、大会最多優勝を誇るバルセロナは同じく2回戦でエスパニョールを下した4部に属するバルバストロとの対戦が決定。 また、前回王者のアスレティックは、2回戦でPK戦の末にジローナを下した4部のログローニョと、2回戦で4部のカセレーニョを下したアトレティコ・マドリーは、3部に属するマルベーリャと対戦する。 その他、日本人所属クラブは久保建英の所属するレアル・ソシエダは、3部のポンフェラディーナ、浅野拓磨の所属するマジョルカは2回戦でビジャレアルを下した4部のポンテベドラと共にアウェイで対戦する。 なお、3回戦は来年1月初旬に開催予定だ。 ◆コパ・デル・レイ3回戦 対戦カード バルバストロ(4) vs バルセロナ ポンテベドラ(4) vs マジョルカ ミネラ(4) vs レアル・マドリー ログローニョ(4) vs アスレティック・ビルバオ マルベーリャ(3) vs アトレティコ・マドリー オウレンセ(3) vs バジャドリー ポンフェラディーナ(3) vs レアル・ソシエダ グラナダ(2) vs ヘタフェ ウエスカ(2) vs レアル・ベティス ラシン・サンタンデール(2) vs セルタ ラシン・フェロル(2) vs ラージョ・バジェカーノ アルメリア(2) vs セビージャ エルデンセ(2) vs バレンシア エルチェ(2) vs ラス・パルマス カルタヘナ(2) vs レガネス テネリフェ(2) vs オサスナ ※()内は所属カテゴリー 2024.12.10 01:31 Tue
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1チームを除いて結果は良かった…/原ゆみこのマドリッド

「でも半年も先のことだからなあ」そんな風に私が遠い目をしていたのは金曜日、アトレティコが前夜、コパ・デル・レイ2回戦で死闘を繰り広げている間に行われたFIFAが新設した大会、クラブW杯のグループリーグ抽選結果の記事をスポーツ紙で読んでいた時のことでした。いやあ、確かにスペインから一緒に出場するレアル・マドリーがアル・ヒラル、パチューカ、ザルツブルクと同じ組になったのと比べると、PSG、ボダフォゴ、シアトル・サンダースが相手となるアトレティコが、ええ、今季のCLリーグフェーズと被るのがザルツブルクかPSGかというのは、まさに天と地の差ですからね。 そこにリベルタドーレスほやほや王者のボダフォゴが加わったため、”Grupo de Muerte/グルッポ・デ・ムエルテ(死のグループ)”と言われてしまったんですが、いやでもこの大会、来年の6月15日に始まるんですよ。それまでに何があるかわからないですし、今季が終わった時点で更に45日間続く大会に耐えられる体力のあるチームが幾つ残っているかも疑問ですしね。おまけにアトレティコは先月、ルイス・エンリケ監督のチームにパルク・デ・プランスで見事、1-2の逆転勝利しているのを皆、忘れてしまった? まあ、そんなことはともかく、リーガとコパの試合がミックスとなった今週ミッドウィークのマドリッド勢の試合をお伝えしていくことにすると。先陣を切ったのはラージョで、水曜の早い時間にコパのウニオニスタス(RFEF2部/実質4部)戦となったんですが、うーん、3日間で28試合が開催されるこのラウンドは同時刻のカードも多いですからね。近所のバル(スペインの喫茶店兼バー)ではどうせ見られないだろうと、私も家でスコアだけをチェックしていたところ、前半から相手に2点を先行されてしまう始末。 それでもトレホが1点を返して、2-1でハーフタイムに入った後、後半9分にはようやくスタメン出場させてもらえたハメス・ロドリゲスのアシストでパブロ・ディアスが同点ゴールを挙げてくれることに。38分にはとうとう、エンバルバが勝ち越し点を挙げてくれたんですが、丁度、私がマドリーの試合を見るため、お店に着くのと同時に、まさかチャンネルを合わせていたとは思わなかったTVの画面でパテ・シスがレッドカードで退場させられるシーンに遭遇するとは。ロスタイムの最後の分にも相手がゴールを挙げ、延長戦入りかとヒヤリとさせられたものの、大丈夫。チーム全員団子になって喜んでいたウニオニスタスには気の毒だったものの、オフサイドで認められなかったため、そのままラージョは2-3で逃げ切ることができましたっけ。 そしてすぐ1月のスペイン・スーパーカップに参加するチームの先取り19節のアスレティック戦が始まったんですが、やはり現在、4位のバルベルデ監督のチームはリーガ直近2試合でコロッと兄貴分に負けたレガネス、ヘタフェとは違ったというか、スペインで一番、プレミアリーグに近い雰囲気と言われるサン・マメスでの開催だったからですからね。先日のアンフィールドでのCLリバプール戦のように序盤から、相手に攻められていたマドリーだったんですが、意外にも前半13分にはエムバペがゴールを決めたんですよ。 ただねえ、それが即座にオフサイドとされたため、主審がVAR(ビデオ審判)に呼ばれてモニターチェックに行ったのはそのためかと思いきや、実はそのゴールの前にロドリゴがゴロサベルにエリア内で倒されたプレーがペナルティか否かの判定だったよう。とはいえ、結論は何もなしで、ゴールがスコアに挙がることもなく試合は続行。おかげで前半はどちらも得点のないままだったんですが、後半早くも7分にはイニャキ・ウイリアムスのクロスをGKクルトワが弾いたボールをベレンゲルが胸で押し込んで、アスレティックに先制点を奪われてしまうんですから、困ったもんじゃないですか。 いえ、それでも23分にGKアギレサバラが空中戦でリュディガーを倒し、ゲットしたPKをマドリーが決めていれば、全然、問題はなかったんですけどね。想定外だったのは、エムパペのリバプール戦でのPK失敗ショックがまだ尾を引いていたこと。そう、ヘタフェ戦でキッカーをロドリゴに押し付けていたのを批判されたのを当人も気にしていたんでしょう、この日はPKマークに立つことにした彼だったんですが、まさか、「He decidido ir al mismo sitio al que falló el anterior porque pensaba que iba a repetir/エ・デシディードー・イル・アル・ミスモ・シティオ・アル・ケ・ファジョ・エル・アンテリオル・ポルケ・ペンサバ・ケ・イバ・ア・レペティル(リピートすると思ったから、失敗したのと同じ方向に行くことを決めた)」というアギレサバラにも弾かれてしまうとは! え、それでもマドリーは同点に追いついたんじゃないかって?その通りで34分、エムバペのシュートは弾かれながら、最近、昨季前半のようにゴールづきだしたベリンガムが押し込んで1-1となったんですが、その先が今季は何か違ってねえ。そう、これまでなら終盤に追いつかれた相手は、バルベルデ監督も後で「Hay muchos partidos de empate con el Real Madrid que los pierdes/アイ・ムーチョス・パルティードス・デ・エンパテ・コン・エル・レアル・マドリッド・ケ・ロス・ピエルデス(マドリー相手には引分けと思っても負ける試合が沢山ある)」と言っていたように、根性のremontada(レモンターダ/逆転劇)を心配しないといけなかったはずだったんですが…。 それが何と、同点にされた2分後にはバルベルデが自陣でボールをグルセタにパスしてしまい、そのシュートで再び勝ち越し点を奪われているって、天下のマドリーがこんなに間抜けでいい?ようやくその直後、43分になってから、アンチェロッティ監督もエンドリックとギュレルを入れ、前線をリフレッシュしたものの、時すでに遅し。そのまま2-1で負けてしまい、せっかく前節で勝ち点1まで縮めた首位バルサとの差も4に戻ってしまったんですが、もうこれで今季はCLの3敗も合わせて、黒星が5つにもなりましたからね。マドリーファンもさすがに気が気ではない? そして同時刻開催だったレガネスのコパの方はエステポナ(RFEF2部)相手に2度も先行され、アスレティック戦が終わる時間には2-2で延長戦に突入。最後はPK戦までもつれ込んだんですが、幸い1本がバーに当たった相手に対し、オスカル・ロドリゲス、タピア、ディエゴ・ガルシア、ムニル、ファン・クルスの全員が成功したおかげで4-5の勝利を挙げることに。ただ翌木曜、アトレティコと同じ時間にプレーしたヘタフェも、ええ、こちらもまた筋金入りのゴール欠乏症ですからね。オリウエラ(RFEF2部)戦では後半にベルトゥがPKを失敗したこともあり、0-0で延長戦に入ると、やっぱり最後はPK戦に。 控えGKのレタチェクが隠れた才能を発揮して、相手のPKを3本連続で阻止してくれたため、ルイス・ミジャ、ジェジュ、イグレシアスが決めただけで、0-3で何とか突破できたんですが、どうも弟分3チームの場合、コパからはこの辺で退場しておいた方が、リーガ残留のために良かった感もなきにしろあらず。とりわけレガネスとヘタフェはレギュラーまでを投入して、120分間を乗り切っていますしね。しかもボルダラス監督のチームなんて、1回戦のマニセル(地方リーグ/実質6部)戦がバレンシア洪水災害のせいで順延となり、ここ2週間連続、ミッドウィークにプレーしているとなると…。 いえ、先にアトレティコのコパ、カセレーニョ(RFEF2部)戦の話もしておかないと。月曜に親知らずを抜いたグリーズマンをお留守番にして、彼らは珍しくバスで前日に現地入り。それがどうも7連勝中の他のチームメートに合わせて、サムエル・リノとリケルメにも調子を上げてもらおうと、シメオネ監督がスタメンに2人を入れたのはあまりいいアイデアではなかったようでねえ。会場のプリンシペ・フェリペの地面が柔らかすぎるのか、すぐに芝が剥がれてボコボコになっていたのも何でしたが、だからって、3つもカテゴリー差のあるチームのGKにシュートを止められてばかりとはこれ如何に。 おまけに前半30分には、またしてもリノが敵エリア内に入り込みながら、ボールを奪われたことからカセレーニョのカウンターが発動。それがまた、絵に描いたような速攻で、最後はメレンシオにGKムッソが破られてしまったから、さあ大変!1-0でリードされて折り返すことになったシメオネ監督はもちろん、後半頭からの一斉交代を実施して、いえ、この試合で2カ月半ぶりに頭蓋骨骨折から復帰してきたル・ノルマンがレングレに代わったのは予定通りだったんですけどね。リケルメとアスピリクエタもフリアン・アルバレスとジョレンテに代わったため、すぐに追いついてくれるものと思ったところ…。 ダメなんですよ。更に14分にはコケもバリオスに、20分にはコレアもギャラガーにして、早くも交代枠を使い尽くしても一向にゴールは入らず。いよいよ残り時間もあと10分を切り、まさかこんな早いラウンドで敗退してしまうのかと、私もちょっと落ち着かなくなっていたんですが、いやあ。ここ2試合のゴール祭りで忘れていたんですが、最近の彼らの得意技には土壇場の辻褄合わせというのもあったんです! それが起こったのは38分、フリアンが左サイドから蹴ったFKを敵GKが弾くと、それまでも何度か、エリア外シュートを試みていたデ・パウルがクロスを入れ、レングレがヘッドで同点ゴールを決めてくれたんですよ。そこからトントン試合は動き始め、いえ、時間も時間だったために延長戦も覚悟していたんですけどね。40分にはリノに後ろからタックルを懸けたサンチョが2枚目のイエローカードもらって退場となり、相手は10人に。その後すぐ、シメオネ監督も地面にあったペットボトルを副審目掛けて蹴ったと見なされ、レッドカードをもらい、その後はロッカールームへのトンネルからこっそり、戦況を追っていたのは今となっては、もうご愛敬の類いかと。 だってえ、延長戦は死んでもイヤだという選手たちの願いが叶い、ロスタイム2分にはとうとう、デ・パウルがエリア外から撃ったボールが敵に当たって、トロトロになりながらもゴールに入ったんですよ。こうなってはさすがに気力で持たせていたカセレーニョの体力も尽きたか、50分には再び、デ・パウルのラストパスから、フリアンが3点目を挙げて、アトレティコは1-3で勝利。またしてもお隣さんばりのレモンターダを披露してくれたんですが、いやホント、チームにW杯王者がいてくれて、有難かったの何のって。 いえまあ、後半36分にようやく1点目を取った1回戦のビック(地方リーグ)戦同様、下位カテゴリーのチームにこんなに苦労しているようでは、ええ、来週月曜の抽選で決まるコパ32強対決は、生き残りのRFEF2部4チームがスペイン・スーパーカップ参加のマドリー、バルサ、マジョルカ、アスレティックとご褒美対戦。2回戦で敗退したエスパニョール、ジローナ、ビジャレアル、アラベスを除く、その他の1部チームはRFEF1部3チームと2部9チームとの組み合わせになるため、先が重いやられなくもないんですけどね。 その試合は年明けの3~5日と、まだかなり先なので、今は気にしないでいいんですが、何せ貧乏暇なしで、もう週末にはリーガ16節が開催に。こちらのマドリッド勢の予定も告げておくと、まず土曜はどちらもアウェイで、ラージョがメスタジャにバレンシアを訪問。3連敗中だけにちょっと、気合を入れてほしいところですが、こればっかりはねえ。実際、彼らには延期となったビジャレアル戦が12月18日にあるとはいえ、やはり年内にできるだけ、降格圏から離れておく方がいいかと。 そしてラージョの次の時間帯、土曜午後9時(日本時間翌午前5時)から、モンティリビでマドリーがジローナ戦に挑むんですが、金曜のバルデベバス(バラハス空港の近く)でのセッションにはレガネス戦でのケガが治ったビニシウスが合流。ただ、ブラジル人FWの復帰は来週のCLアタランタ戦となるため、再び、チームをしょって立たないといけないエムバペに注目が集まりそうですが、アスレティック戦の後にはいよいよ、アンチェロッティ監督まで批判されるようになってきていてねえ。ビッグクラブの宿命と言えばそれまでですが、まあ、この試合はジローナも生き残りを懸け、必勝を期さないといけない来週火曜のCLリバプール戦が頭をチラついていることは確か。 要はどちらのチームがこの試合に集中できるかの勝負になりそうですが、その一方で日曜の部の2試合はどちらもホームゲームで、昼間にはレガネスがブタルケにレアル・ソシエダを迎えることに。相手もコパでは延長戦で勝っていたため、中日が1日多いボルハ・ヒメネス監督の方が体力的にはやや有利かもしれませんが、久保建英選手など、コンケンセ(RFEF2部)戦ではお休みをもらっていたため、要注意でしょうか。 そして日曜午後9時からがアトレティコの番で、メトロポリターノでセビージャ戦なんですが、朗報は金曜夕方のマハダオンダ(マドリッド近郊)での練習にとうとうモリーナとレマルも加わり、負傷者が1人もいなくなったこと。ええ、こちらも来週水曜にはCLスロバン・ブラスチラバ戦が入っているため、過密スケジュールが続きますからね。シメオネ監督が使える選手が増えたのは何よりですが、ずっとアウェイゲームばかりのお隣さんと違い、来週末のヘタフェとの兄弟分ダービーまでホーム3連戦となるのはツイているかと。何はともあれ、ヘタフェの方には月曜試合でエスパニョールと残留ゾーン一番下の17位を争う闘いに勝ち抜いて、兄貴分に負けても降格圏に落ちない余裕を作ってくれることを祈るばかりです。 2024.12.07 20:00 Sat

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