苦境ローマが開幕4戦未勝利…ドフビク初ゴールも後半ATの土壇場被弾で逃げ切り失敗【セリエA】
2024.09.15 21:48 Sun
セリエA第4節、ジェノアvsローマが15日にスタディオ・ルイジ・フェッラーリスで行われ、1-1のドローに終わった。
開幕2分け1敗の厳しいスタートとなったローマは、今シーズンの初勝利を目指して曲者ジェノアとのアウェイゲームに臨んだ。デ・ロッシ監督はインターナショナルマッチウィークの中断前に行われた前節のユベントス戦から先発3人を変更。チェリクとペッレグリーニ、スーレに代えてエル・シャーラウィ、マヌ・コネ、ディバラを起用。エル・シャーラウィとサーレマーケルスがウイングバックに入る攻撃的な[3-5-2]の布陣に変更した。
中断明けで残暑過酷なランチタイムキックオフという難しい状況で試合に入ったローマ。ミラーゲームの形となった中、立ち上がりはジェノアの攻勢を受ける展開に。
それでも、時間の経過と共にドフビクとディバラの2トップにボールが入り始めると、ウイングバックの突破からのクロスや中央の密集でのコンビプレーなど崩しの形を見せ始める。
前半半ばを過ぎて完全にリズムを掴んだアウェイチームはディバラとの連携でドフビク、マンチーニの好フィードに抜け出したエル・シャーラウィがボックス内で続けて決定的なシュートを放ってGKゴッリーニを脅かす。
ドフビクのゴールによって1点リードで試合を折り返したローマだが、後半立ち上がりにアクシデント発生。右足を痛めたサーレマーケルスがプレー続行不可能となり、新加入エルモソをスクランブルでデビューさせる。これでアンヘリーニョをウイングバックに上げた。
53分には再びセットプレー流れからボックス内の混戦でドフビクが決定的なシュートを放つが、これはGKゴッリーニのビッグセーブに阻まれてドッピエッタ達成とはならず。逆に、後半の攻撃的な2枚替えで攻勢を強めるジェノアに押し返されると、ボックス内でヴィティーニャ、エクバンに作られた決定機をGKスヴィラルの好守で何とか凌ぐ。
この展開を受けてデ・ロッシ監督は60分過ぎに3枚替えを敢行。エル・シャーラウィ、ピジッリ、ディバラを下げてチェリク、ペッレグリーニ、バルダンツィをピッチに送り込んだ。
一連の交代で試合を落ち着かせたいところだったが、前がかるジェノアの勢いに呑み込まれてなかなか撥ね返すことができない。幾度かカウンターチャンスもあったが、コネの強引なプレーなどアタッキングサードでの判断、精度を欠いて追加点を奪えない。
それでも、マリノフスキーの際どいプレースキックをGKスヴィラルの好守やクリスタンテの再三の体を張ったブロックなどで凌いで試合終盤を迎える。だが、デ・ロッシ監督が執拗な抗議で2枚目のイエローカードをもらって退席処分となった直後の後半ラストプレーで悲劇が待っていた。
96分、ジェノアのセットプレーの二次攻撃から左に流れたヴィティーニャが上げた精度の高いクロスをゴール前でフリーのデ・ウィンターがヘディングで叩き込んだ。
そして、この直後に試合はタイムアップを迎え、システム変更など変化を見せた中断明け初戦で痛恨ドローとなったローマは開幕4試合未勝利となった。
ジェノア 1-1 ローマ
【ジェノア】
コニ・デ・ウィンター(後51)
【ローマ】
アルテム・ドフビク(前37)
開幕2分け1敗の厳しいスタートとなったローマは、今シーズンの初勝利を目指して曲者ジェノアとのアウェイゲームに臨んだ。デ・ロッシ監督はインターナショナルマッチウィークの中断前に行われた前節のユベントス戦から先発3人を変更。チェリクとペッレグリーニ、スーレに代えてエル・シャーラウィ、マヌ・コネ、ディバラを起用。エル・シャーラウィとサーレマーケルスがウイングバックに入る攻撃的な[3-5-2]の布陣に変更した。
中断明けで残暑過酷なランチタイムキックオフという難しい状況で試合に入ったローマ。ミラーゲームの形となった中、立ち上がりはジェノアの攻勢を受ける展開に。
前半半ばを過ぎて完全にリズムを掴んだアウェイチームはディバラとの連携でドフビク、マンチーニの好フィードに抜け出したエル・シャーラウィがボックス内で続けて決定的なシュートを放ってGKゴッリーニを脅かす。
すると、直後の37分にはセットプレーの二次攻撃からピジッリのミドルシュートのこぼれ球に詰めたドフビクが冷静にタップイン。当初は起点となったプレーでオフサイドが取られたが、数分間に渡るVARの確認の末にウクライナ代表FWのセリエA初ゴールが認められた。
ドフビクのゴールによって1点リードで試合を折り返したローマだが、後半立ち上がりにアクシデント発生。右足を痛めたサーレマーケルスがプレー続行不可能となり、新加入エルモソをスクランブルでデビューさせる。これでアンヘリーニョをウイングバックに上げた。
53分には再びセットプレー流れからボックス内の混戦でドフビクが決定的なシュートを放つが、これはGKゴッリーニのビッグセーブに阻まれてドッピエッタ達成とはならず。逆に、後半の攻撃的な2枚替えで攻勢を強めるジェノアに押し返されると、ボックス内でヴィティーニャ、エクバンに作られた決定機をGKスヴィラルの好守で何とか凌ぐ。
この展開を受けてデ・ロッシ監督は60分過ぎに3枚替えを敢行。エル・シャーラウィ、ピジッリ、ディバラを下げてチェリク、ペッレグリーニ、バルダンツィをピッチに送り込んだ。
一連の交代で試合を落ち着かせたいところだったが、前がかるジェノアの勢いに呑み込まれてなかなか撥ね返すことができない。幾度かカウンターチャンスもあったが、コネの強引なプレーなどアタッキングサードでの判断、精度を欠いて追加点を奪えない。
それでも、マリノフスキーの際どいプレースキックをGKスヴィラルの好守やクリスタンテの再三の体を張ったブロックなどで凌いで試合終盤を迎える。だが、デ・ロッシ監督が執拗な抗議で2枚目のイエローカードをもらって退席処分となった直後の後半ラストプレーで悲劇が待っていた。
96分、ジェノアのセットプレーの二次攻撃から左に流れたヴィティーニャが上げた精度の高いクロスをゴール前でフリーのデ・ウィンターがヘディングで叩き込んだ。
そして、この直後に試合はタイムアップを迎え、システム変更など変化を見せた中断明け初戦で痛恨ドローとなったローマは開幕4試合未勝利となった。
ジェノア 1-1 ローマ
【ジェノア】
コニ・デ・ウィンター(後51)
【ローマ】
アルテム・ドフビク(前37)
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