上位窺う白熱シックスポインターは痛み分け…東京Vの連勝ストップも主将・森田晃樹のJ1初ゴールでG大阪8戦ぶり白星を阻止【明治安田J1第32節】
2024.09.28 19:04 Sat
明治安田J1リーグ第32節のガンバ大阪vs東京ヴェルディが28日にパナソニックスタジアム吹田で行われ、1-1のドローに終わった。5位のG大阪は前節、京都サンガF.C.との関西ダービーを2-2のドロー。土壇場で追いついて勝ち点1を拾う形となったが、これで直近5分け2敗の7戦未勝利と勝ち切れない状況が続く。ホームで8戦ぶりの白星を目指した一戦では前節から美藤倫に代えてダワンを起用した以外同じメンバーを継続。また、長期離脱明けの半田陸がベンチに入った。
一方、前節ホームでサガン鳥栖に2-0の勝利を収めた6位の東京Vは2003年以来となるJ1での4連勝を達成。この上位対決では1999年以来、25年ぶりのJ1での5連勝を狙った。保有元との対戦で起用できない山見大登の代役に染野唯月を起用した以外はこちらも同じメンバーを継続した。
上位争い踏みとどまりを懸けた勝ち点2差の両雄が激突したシックスポインター。立ち上がりから球際の激しい攻防が繰り広げられる中、ホームのG大阪がボールを保持する流れとなった。
互いにプレスの開始位置は異なるものの、構えた際には堅牢なブロックで中央を簡単に割らせず。中盤での攻防が続くが、カウンターの形から翁長聖、染野とアウェイチームがフィニッシュまで持ち込んでいく。さらに、23分には左サイドでのスローインの流れからボックス右で齋藤功佑のパスを受けた山田楓喜に決定機が訪れるが、シュートフェイントを交えて放った左足シュートはDFにディフレクトしてゴール左隅に向かうが、逆を突かれたGK一森純が見事なリカバリーでゴールラインの手前でキャッチした。
前半半ばから終盤にかけては完全に膠着状態に陥る。互いに個人、チームとして仕掛けのスイッチを入れられず、チャレンジのプレーも精度を欠いてフィニッシュの数を増やせない。そして、ゴールレスドローに終わった前回対戦同様にクローズな展開のままハーフタイムを迎えた。
互いに選手交代なしで臨んだ後半も試合展開に大きな変化はなし。立ち上がりの51分には左サイドの高い位置まで侵攻した黒川圭介を起点にG大阪が続けて決定機を創出。だが、ゴール前で山田康太がフリーで放ったヘディングシュート、ボックス左で黒川が左足を振り抜いたシュートはいずれも枠を捉え切れず。
これに対して東京Vも直後の55分には左サイドを崩した波状攻撃からボックス内の木村勇大が連続シュートに持ち込むが、青黒の分厚い壁に阻まれる。
よりオープンな展開の中で先に動いたのはホームチーム。56分、岸本武流と山田康に代えて半田と坂本一彩を同時投入。宇佐美貴史をトップ下に下げた。
一方、山田楓を下げて見木友哉を投入した東京Vは徐々にボールの保持率を高めて押し込む場面も作り出すと、66分には森田晃樹とのパス交換でボックス左に抜け出した見木に決定機が訪れるが、GKとの一対一の勝負は一森に軍配。先制のチャンスをモノにできない。
このピンチを凌いだG大阪も69分にビッグチャンス。相手の連携ミスから仕掛けた数的優位のロングカウンターで坂本のスルーパスに抜け出した山下諒也がボックス右に持ち込んで右足シュートを枠に飛ばすが、ここはGKマテウスが絶妙なポジショニングと反応で元同僚の恩返し弾を許さず。
それでも、攻勢を強めるホームチームは74分、福岡将太が前線に差し込んだ縦パスをボックス手前の坂本が絶妙なワンタッチで左の宇佐美に繋ぐと、宇佐美がボックス内へ走り込むダワンに完璧なラストパスを供給。そして、ダワンが冷静にゴール左を狙った左足シュートを突き刺した。
一瞬の隙を突かれて3試合ぶりの失点を喫した東京Vはすぐさま反撃を開始。森田が際どいミドルシュートでゴールを脅かすと、守備的な交代カードを切って逃げ切りを意識するG大阪に対して続けて攻撃的なカードを切り、松村優太、松橋優安のアタッカー2枚が左右のウイングバックに入った。
後半最終盤は守るホームチーム、リスクを冒して攻めるアウェイチームという構図の下で緊迫感のある攻防が繰り広げられる。すると、5分が加えられた後半アディショナルタイムに絶好調の昇格組が底力を示す。
94分、セットプレーの二次攻撃からペナルティアーク付近でこぼれ球に反応した森田が右足を一閃。ゴール前の密集を抜けたグラウンダーのシュートがDF福岡の出した足に当たってコースが変わってゴール中央に突き刺さった。
そして、キャプテン森田のJ1初ゴールで土壇場で1-1の振り出しに戻った試合はこのままタイムアップ。白熱のシックスポインターは痛み分けのドローに終わり、G大阪の未勝利は8試合に継続され、東京Vの連勝は「4」でストップした。
ガンバ大阪 1-1 東京ヴェルディ
【G大阪】
ダワン(後29)
【東京V】
森田晃樹(後45+4)
一方、前節ホームでサガン鳥栖に2-0の勝利を収めた6位の東京Vは2003年以来となるJ1での4連勝を達成。この上位対決では1999年以来、25年ぶりのJ1での5連勝を狙った。保有元との対戦で起用できない山見大登の代役に染野唯月を起用した以外はこちらも同じメンバーを継続した。
互いにプレスの開始位置は異なるものの、構えた際には堅牢なブロックで中央を簡単に割らせず。中盤での攻防が続くが、カウンターの形から翁長聖、染野とアウェイチームがフィニッシュまで持ち込んでいく。さらに、23分には左サイドでのスローインの流れからボックス右で齋藤功佑のパスを受けた山田楓喜に決定機が訪れるが、シュートフェイントを交えて放った左足シュートはDFにディフレクトしてゴール左隅に向かうが、逆を突かれたGK一森純が見事なリカバリーでゴールラインの手前でキャッチした。
一方、徐々に押し込まれたG大阪だが、DF中谷進之介を中心に要所を締める守備で凌ぐと、27分には相手ボックス付近での細かい繋ぎから最後はダワンがファーストシュート。ただ、枠を捉えたシュートはややパワー不足でGKマテウスが正面でキャッチした。
前半半ばから終盤にかけては完全に膠着状態に陥る。互いに個人、チームとして仕掛けのスイッチを入れられず、チャレンジのプレーも精度を欠いてフィニッシュの数を増やせない。そして、ゴールレスドローに終わった前回対戦同様にクローズな展開のままハーフタイムを迎えた。
互いに選手交代なしで臨んだ後半も試合展開に大きな変化はなし。立ち上がりの51分には左サイドの高い位置まで侵攻した黒川圭介を起点にG大阪が続けて決定機を創出。だが、ゴール前で山田康太がフリーで放ったヘディングシュート、ボックス左で黒川が左足を振り抜いたシュートはいずれも枠を捉え切れず。
これに対して東京Vも直後の55分には左サイドを崩した波状攻撃からボックス内の木村勇大が連続シュートに持ち込むが、青黒の分厚い壁に阻まれる。
よりオープンな展開の中で先に動いたのはホームチーム。56分、岸本武流と山田康に代えて半田と坂本一彩を同時投入。宇佐美貴史をトップ下に下げた。
一方、山田楓を下げて見木友哉を投入した東京Vは徐々にボールの保持率を高めて押し込む場面も作り出すと、66分には森田晃樹とのパス交換でボックス左に抜け出した見木に決定機が訪れるが、GKとの一対一の勝負は一森に軍配。先制のチャンスをモノにできない。
このピンチを凌いだG大阪も69分にビッグチャンス。相手の連携ミスから仕掛けた数的優位のロングカウンターで坂本のスルーパスに抜け出した山下諒也がボックス右に持ち込んで右足シュートを枠に飛ばすが、ここはGKマテウスが絶妙なポジショニングと反応で元同僚の恩返し弾を許さず。
それでも、攻勢を強めるホームチームは74分、福岡将太が前線に差し込んだ縦パスをボックス手前の坂本が絶妙なワンタッチで左の宇佐美に繋ぐと、宇佐美がボックス内へ走り込むダワンに完璧なラストパスを供給。そして、ダワンが冷静にゴール左を狙った左足シュートを突き刺した。
一瞬の隙を突かれて3試合ぶりの失点を喫した東京Vはすぐさま反撃を開始。森田が際どいミドルシュートでゴールを脅かすと、守備的な交代カードを切って逃げ切りを意識するG大阪に対して続けて攻撃的なカードを切り、松村優太、松橋優安のアタッカー2枚が左右のウイングバックに入った。
後半最終盤は守るホームチーム、リスクを冒して攻めるアウェイチームという構図の下で緊迫感のある攻防が繰り広げられる。すると、5分が加えられた後半アディショナルタイムに絶好調の昇格組が底力を示す。
94分、セットプレーの二次攻撃からペナルティアーク付近でこぼれ球に反応した森田が右足を一閃。ゴール前の密集を抜けたグラウンダーのシュートがDF福岡の出した足に当たってコースが変わってゴール中央に突き刺さった。
そして、キャプテン森田のJ1初ゴールで土壇場で1-1の振り出しに戻った試合はこのままタイムアップ。白熱のシックスポインターは痛み分けのドローに終わり、G大阪の未勝利は8試合に継続され、東京Vの連勝は「4」でストップした。
ガンバ大阪 1-1 東京ヴェルディ
【G大阪】
ダワン(後29)
【東京V】
森田晃樹(後45+4)
1
2
森田晃樹
美藤倫
半田陸
山見大登
染野唯月
翁長聖
齋藤功佑
山田楓喜
一森純
中谷進之介
マテウス
マテウス
マテウス
マテウス
マテウス
黒川圭介
山田康太
木村勇大
岸本武流
坂本一彩
宇佐美貴史
見木友哉
山下諒也
山下諒
福岡将太
松村優太
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J2リーグアウォーズ各賞が発表! MVPはエリキ、ベストイレブンは7クラブから選出! 優秀監督賞は磐田・横内昭展監督が受賞
7日、2023J2リーグアウォーズが開催。2023シーズンの明治安田生命J2リーグの各賞が発表された。 2023シーズンのJ2では、FC町田ゼルビアが見事に初優勝。J1初昇格を掴んだ。 自動昇格の2位にはジュビロ磐田が入ると、J1昇格プレーオフは3位の東京ヴェルディが制して3クラブが昇格。2位を守り続けていた清水エスパルスは最終節で4位に転落し、プレーオフでも決勝で敗れてJ2を来季も戦うこととなった。 一方で、下位に目を向ければ最下位はツエーゲン金沢、21位は大宮アルディージャとなり2チームはJ3降格が決定していた。 最優秀選手賞(MVP)は町田のFWエリキが初受賞。シーズン途中に重傷を喫したが、30試合で18得点を記録して優勝と昇格に貢献していた。 ベストイレブンにはエリキの他、清水から4選手、東京Vとジェフユナイテッド千葉から2名ずつが選出。その他、磐田、V・ファーレン長崎、ロアッソ熊本から選ばれている。 またJ2得点王はベストイレブンにも選ばれたFWフアンマ・デルガドでキャリアハイの26得点を記録した。 最優秀ゴールには、清水のMF乾貴士が7月9日の明治安田第25節の大分トリニータ戦で決めたゴールに。1-1で迎えた63分、大分の攻撃を止めてからのカウンター。自陣のハーフウェイライン付近でボールを持った乾は周りを窺いながらもドリブルで中央を持ち上がると、そのままボックス手前で右足一閃。ゴール右上に大きく曲がったミドルシュートがクロスバーを掠めて決まったものになった。 その他、優秀監督賞には監督初挑戦となり、それまではサンフレッチェ広島や日本代表で森保一監督の右腕として従事してきた横内昭展監督が受賞。磐田を見事にJ1復帰させたことが評価された。なお優秀監督賞の得票数も公開されており、大宮の原崎政人監督のみ票が入らなかった。 フェアプレー賞はザスパクサツ群馬、ヴァンフォーレ甲府、ツエーゲン金沢の3クラブが受賞。フェアプレー個人賞は全てGKで櫛引政敏(ザスパクサツ群馬)、マテウス(東京V)、権田修一(清水)、波多野豪(長崎)が受賞した。今回から新設されている。 <span class="paragraph-subtitle">◆最優秀選手賞</span> FWエリキ(FC町田ゼルビア)/初受賞 <span class="paragraph-subtitle">◆J2ベストイレブン</span> GK 権田修一(清水エスパルス)/初受賞 DF 宮原和也(東京ヴェルディ)/初受賞 鈴木義宜(清水エスパルス)/初受賞 リカルド・グラッサ(ジュビロ磐田)/初受賞 MF 田口泰士(ジェフユナイテッド千葉)/初受賞 森田晃樹(東京ヴェルディ)/初受賞 乾貴士(清水エスパルス)/初受賞 平川怜(ロアッソ熊本)/初受賞 FW 小森飛絢(ジェフユナイテッド千葉)/初受賞 エリキ(FC町田ゼルビア)/初受賞 フアンマ・デルガド(V・ファーレン長崎)/初受賞 <span class="paragraph-subtitle">◆得点王</span> FWフアンマ・デルガド(V・ファーレン長崎)/初受賞 26得点 <span class="paragraph-subtitle">◆最優秀ゴール賞</span> MF乾貴士(清水エスパルス)/初受賞 明治安田生命J2リーグ第25節 7月9日(日) 大分トリニータ vs 清水エスパルス(63分) <span class="paragraph-subtitle">◆優勝監督賞</span> 黒田剛監督(FC町田ゼルビア)/初受賞 <span class="paragraph-subtitle">◆優秀監督賞</span> 横内昭展監督(ジュビロ磐田)/初受賞 <span class="paragraph-subtitle">◆フェアプレー賞</span> ザスパクサツ群馬 ヴァンフォーレ甲府 ツエーゲン金沢 ※反則ポイントが少ない順 <span class="paragraph-subtitle">◆フェアプレー個人賞</span> GK櫛引政敏(ザスパクサツ群馬)/初受賞 GKマテウス(東京ヴェルディ)/初受賞 GK権田修一(清水エスパルス)/初受賞 GK波多野豪(V・ファーレン長崎)/初受賞 <span class="paragraph-subtitle">◆優秀監督賞(得票順)</span> 1位:107票/横内昭展(ジュビロ磐田)リーグ順位:2位 2位:63票/秋葉忠宏(清水エスパルス)リーグ順位:4位 3位:39票/城福浩(東京ヴェルディ)リーグ順位:3位 4位:37票/小林慶行(ジェフユナイテッド千葉)リーグ順位:6位 5位:27票/大槻毅(ザスパクサツ群馬)リーグ順位:11位 6位:24票/大木武(ロアッソ熊本)リーグ順位:14位 7位:15票/渡邉晋(モンテディオ山形)リーグ順位:5位 8位:10票/須藤大輔(藤枝MYFC)リーグ順位:12位 9位:9票/篠田善之(ヴァンフォーレ甲府)リーグ順位:8位 10位:8票/下平隆宏(大分トリニータ)リーグ順位:9位 11位:5票/吉田謙(ブラウブリッツ秋田)リーグ順位:13位 11位:5票/濱崎芳己(水戸ホーリーホック)リーグ順位:17位 13位:4票/田村雄三(いわきFC)リーグ順位:18位 14位:3票/吉田達磨(徳島ヴォルティス)リーグ順位:15位 14位:3票/時崎悠(栃木SC)リーグ順位:19位 16位:2票/木山隆之(ファジアーノ岡山)リーグ順位:10位 16位:2票/堀孝史(ベガルタ仙台)リーグ順位:16位 16位:2票/柳下正明(ツエーゲン金沢)リーグ順位:22位 19位:1票/ファビオ・カリーレ(V・ファーレン長崎)リーグ順位:7位 19位:1票/フアン・エスナイデル(レノファ山口FC)リーグ順位:20位 ※優勝した黒田 剛監督(FC町田ゼルビア)以外の監督から投票 ※原崎政人監督(大宮アルディージャ)は得票がなかった <span class="paragraph-title">【動画】J2のベストゴールは乾貴士の圧巻カーブミドルシュート</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="SRAvHVCdwqA";var video_start = 380;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2023.12.08 06:45 Fri4
東京Vがファン感謝祭を開催…開幕戦ゴールの山田楓喜が流れ作った軽妙トークで会場大盛り上がり
東京ヴェルディは3日、ホームタウンである東京都多摩市にある『LINK FOREST』でファンイベント『東京ヴェルディファン感謝祭2024』を開催した。 16年ぶりのJ1の舞台で躍進を遂げた緑の名門は、明治安田J1リーグ第35節消化時点で6位に位置。前々節の浦和レッズ戦の勝利によって4節を残しての残留を確定させ、前節はアルビレックス新潟を相手に2-0の快勝。今季4度目の連勝を飾り、良い雰囲気のなかでシーズン佳境のタイミングでのファン感謝祭を迎えた。 約1000名を集めて行われたイベントでは“選手と監督によるトークショー”、ファン・サポーターから事前に募集された“Q&Aコーナー”、サイン入りグッズが当る“スペシャル抽選会”などが約2時間に渡って行われた。 城福浩監督は冒頭で前日に行われたYBCルヴァンカップ決勝での心揺さぶる戦いを引き合いに出し、その場に立てなかった悔しさを語りつつ、日頃のファン・サポーターへの感謝と共に残り試合への決意を語った。 「常日頃、我々のチーム、選手たちを鼓舞していただき、一緒に戦っていただいて本当にありがとうございます。抽選で漏れた方々を含めて、本当に我々の苦しいタイミングで、温かく熱い声援をしていただいていること。それに対する御礼という意味で、今日は本当に大事に考えています」 「自分たちはあとリーグ戦が3試合なので、全て勝って我々の順位が何位になるのか、それが今年の我々の正当な評価になってくると思うので、より上を目指していけばそれにふさわしいチームになっていくと思うので、残り3試合も引き続き応援していただきたいと思います。今日は数少ないみなさんとの交流の場となるので、我々も楽しみにしていますし、是非楽しんでいってください」 トークショーでは横浜F・マリノスと国立開催の開幕戦を皮切りに、湘南ベルマーレ戦での初勝利、序盤、中盤、後半戦のトピックとなった試合の映像を交えながら、指揮官や選手たちが当時の心境やエピソード、選手同士の掛け合いなど軽妙なトークで魅せた。 MF山田楓喜は開幕戦での先制ゴールとなった直接FKについて「FKをもらってボールの横に立ったときに決まったと思った」と、先日のサガン鳥栖戦で決めた際にも語っていたコメントを自ら被せる形で会場の笑いを誘い、トークショーにおいても良い流れを作った。 東京ダービーの初戦で圧巻のダイレクトボレーを決めたFW染野唯月も、「自分でも巧いなと思う」と、ニヤリと笑いながら自画自賛。紆余曲折を経てサガン鳥栖とのアウェイゲームでJ1とクラブでの初ゴールを決めたMF松橋優安に関してはゴールセレブレーションの際のユースの先輩でキャプテンのMF森田晃樹のあまりにも手荒な祝福に改めてスポットライトが当ると、温厚な優等生は「みんなが喜んでくれてうれしかった」と語りつつも、「試合後に誰が髪を引っ張ったのか問題はあった」、「残り3試合あるので…」と“犯人”である森田と染野への復讐を虎視眈々と狙っていることを明かし、再び笑いを誘った。 また、鹿島アントラーズとのアウェイゲームで0-3から3-3のドローに持ち込む立役者となったMF齋藤功佑は、「自分がピッチに入った瞬間に引き分けになるなと思っていた」と、山田楓の冒頭のコメントを被せて場内を沸かせた。 “Q&Aコーナー”では指揮官と一緒に仕事をしたいとのファン・サポーターからのラブコールに対して、城福監督は「クラブの中途採用に応募してほしい」とジョークを交えて返答。続けて「僕と同じぐらいのパッションを持っていると、ちょっとウザイかもしれない。もうちょっと落ち着いた感じの人がいい」と自虐を語ると、隣に座っていた森田が思わず噴き出す場面も。指揮官とキャプテンの良好な関係を窺わせるシーンとなった。 子供たちからの質問では「好きなおやつはなんですか?」との可愛らしい問いかけに対して守護神マテウスは、満面の笑みを浮かべながら通訳を介すことなく「アルフォート」と返答。チョコ菓子という意外な好みを明かした。 DF林尚輝とFW木村勇大という屈強な攻守の主力に関しては、人気のメインマスコットであるリヴェルン好き疑惑がファン・サポーターの間で話題に。その真相について問われた林は「ばれてますか…」と素直に白状。一方の木村もスマホケースにリヴェルンを入れていたことを告白し、ヴェルディくんと共に会場に来ていたリヴェルンと3ショットで写真を撮るほっこりとした一幕もあった。 スペシャル抽選会では当選者が席から壇上に上がる形の形式でスタートしたものの、会場後方のファン・サポーターへ配慮した城福監督が自らマイクを取って自身を含め選手たちに自ら当選者の席まで向かう形式への変更を進言。この指揮官の粋な計らいによって、当選者以外のファン・サポーターも選手たちとより間近での交流が可能となった。 その後、キャプテンの森田の「残り3試合ですが、3試合すべて勝ってみなさんと勝利を分かち合えるようにチーム一同頑張って戦っていきます。みなさんも一緒に戦ってください」という閉会の挨拶をもってファン感謝祭が終了。 ファン・サポーターは城福監督と選手たちとのハイタッチによって見送られ、最後まで笑顔に溢れた中で会場を後にした。 ファン感謝祭後に取材に応じたMF綱島悠斗は、「試合よりも緊張した」と語ったトークショーの自己採点に関して「ちょっと慌ててしまったというか、自分のリズムを崩してしまった」と真面目に評価。 一方、過去のイベントではアカデミー出身選手や若手を中心に一発芸やネタを披露する機会が多かったが、今回は純粋なトークショーのみに。仮に、その準備はあったかとの問いに対しては「こういう(イベントの)詳細が出る前は、自分2年目なので、やらなきゃいけないのかなという覚悟はありました。それに対する想定も少しはしていましたが、自分はなくてホッとしました」と正直な胸の内を明かしてくれた。 久々のファン・サポーターとの直接のふれあいについて「こういう環境でやれたのも、自分たちがJ1に上がってファン・サポーターの方がいてくれたからこそなので、こういう素晴らしい施設を借りてできたのはすごくうれしく思います」とコメント。 その上で「ファンと関わることで、より自分たちも頑張らなければなと思います。退場したときのお客さんの顔が本当に笑顔で溢れていたというか、やっぱりああいう人たちがいるから今のヴェルディがあるわけであって、応援してくれる人がいるから自分たちがこうやって素晴らしい環境のなかでサッカーができているというのはすごく感謝していますし、もっともっと彼らを笑顔にしたいという思いが強くなりました」と、より一層の責任を口にした。 今回のイベントを通じて、より一体感と責任感が増した東京Vは、次節にホームで行われる首位のヴィッセル神戸戦を皮切りに、川崎フロンターレ、京都サンガF.C.という難敵相手の残り3試合でさらなる高みを目指す。 <span class="paragraph-title">【写真】笑顔に溢れた東京Vのファン感謝祭</span> <span data-other-div="movie"></span> <div style="text-align:center;"><img class="lazyload" data-src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2024/get20241103_1_tw1.jpg" style="max-width:100%; min-height:200px;"></div> <div style="text-align:center;"><img class="lazyload" data-src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2024/get20241103_1_tw2.jpg" style="max-width:100%; min-height:200px;"></div> <div style="text-align:center;"><img class="lazyload" data-src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2024/get20241103_1_tw3.jpg" style="max-width:100%; min-height:200px;"></div> <div style="text-align:center;"><img class="lazyload" data-src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2024/get20241103_1_tw4.jpg" style="max-width:100%; min-height:200px;"></div> <div style="text-align:center;"><img class="lazyload" data-src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2024/get20241103_1_tw5.jpg" style="max-width:100%; min-height:200px;"></div> <div style="text-align:center;"><img class="lazyload" data-src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2024/get20241103_1_tw6.jpg" style="max-width:100%; min-height:200px;"></div> <div style="text-align:center;"><img class="lazyload" data-src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2024/get20241103_1_tw7.jpg" style="max-width:100%; min-height:200px;"></div> <div style="text-align:center;"><img class="lazyload" data-src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2024/get20241103_1_tw8.jpg" style="max-width:100%; min-height:200px;"></div> 2024.11.03 19:50 Sun5
神戸が後半ATの土壇場被弾で東京Vとドロー…山川哲史2戦連発も首位陥落の可能性【明治安田J1第36節】
明治安田J1リーグ第36節の東京ヴェルディvsヴィッセル神戸が10日に味の素スタジアムで行われ、1-1のドローに終わった。 現在、6位の東京Vは前節のアルビレックス新潟戦で2-0の快勝を収めて今シーズン4度目の連勝を達成。ACL出場権争いに踏みとどまった。前回対戦で1-0と競り勝った王者相手にシーズンダブルを狙った一戦では18日前の前節と全く同じスタメンを採用した。 一方、前節のジュビロ磐田戦の2-0の快勝によってサンフレッチェ広島を抜いて首位に浮上した神戸。直近のACLエリートでは光州FCに同じく2-0の完勝し、公式戦4連勝を達成した。その一戦から中4日の連戦では先発4人を変更。扇原貴宏、武藤嘉紀、広瀬陸斗が復帰した一方、酒井高徳と大迫勇也がベンチ外に。ただ、長期離脱明けの山口蛍がベンチに戻ってきた。 インテンシティ、アグレッシブさが信条の両チームはキックオフ直後から激しい攻防を繰り広げる。キックオフの流れで右サイドを崩した東京Vは、神戸の下部組織育ちの木村勇大が見事な個人技でボックス内に持ち込んで強烈な右足シュートを放つが、これはGK前川黛也の好守に阻まれる。 一方、立ち上がりの守勢を撥ね返した神戸はファーストチャンスをものの見事に先制点に結びつける。7分、扇原が蹴った右CKの二次攻撃からボックス中央で木村のヘディングでのクリアを胸トラップした山川哲史が右足ボレーシュート。ゴール前でDFにディフレクトしたシュートがGKマテウスの反応の逆を突く形で中央に突き刺さった。 山川の2試合連続ゴールによってアウェイチームが先制したものの、失点直後にセットプレーから谷口栄斗が際どいヘディングシュートを放つなどホームチームも易々と試合のペースは譲らない。以降は前から圧力をかけ合い、球際のバトルが強調される展開においてカウンターでの打開を試みる。だが、互いに相手守備の切り替えの速さを上回れず。決定機はおろか、なかなかフィニッシュまで持ち込めない。 前半終盤にかけては綱島悠斗、森田晃樹らを起点に局面を変えた東京Vが主導権を握ったが、神戸の要所を締める守備を前に最後のところで精度、連携を欠く。逆に、43分にはカウンターから佐々木大樹との連携でボックス左に持ち込んだ武藤がファーポストを狙った右足シュートでゴールに迫ったが、これは惜しくも左ポストを叩いた。 アウェイチームの1点リードで折り返した後半、東京Vは山田剛綺を下げて山見大登を同じ右のシャドーに投入した。早い時間帯に追いつきたいホームチームは全体を押し上げて両ウイングも高い位置で攻撃参加をみせ、サイドを起点に迫力を増していく。 一方、休養十分の相手に対して過密日程の神戸は後ろ重心で相手の攻撃を撥ね返しながら、武藤のキープ力を活かしたカウンターを軸に追加点を狙いながらもリスクを管理。マイボール時も行ったり来たりの展開を回避。61分には広瀬を下げ、よりカウンター色の強いジェアン・パトリッキを投入した。 したたかにプレーを切りながらスローダウンに成功した神戸は70分過ぎに2枚替えを敢行。鍬先祐弥、佐々木を下げて菊池流帆、井出遥也とフレッシュな選手をピッチに送り出す。 これに対して東京Vは千田海人、翁長聖とディフェンスラインの選手を下げて染野唯月、松橋優安を同時投入。両ウイングバックに松橋、山見とアタッカータイプを配置する攻撃的な布陣で前がかる。 1点差のまま突入した後半終盤では初瀬亮、山口の投入で完全に逃げ切り態勢に入った神戸に対して、[4-4-2]に変更した東京Vが攻勢を仕掛ける構図に。すると、後半はほとんどチャンスを作れずにいたホームチームが土壇場で底力を見せた。 91分、ボックス手前左でボールを持った山見が右足インスウィングで入れた低い弾道のクロスがゴール前でクリアを試みたDFマテウス・トゥーレルのミスを誘い、オウンゴールで同点に追いついた。 土壇場で1-1の振り出しに戻った試合は残り時間で互いに勝ち点3への気概を見せる白熱の攻防となったが、両者ともに勝ち越しゴールを奪うことはできなかった。この結果、東京Vの連勝、神戸の公式戦連勝がストップ。神戸は1時間遅れでの開催となる広島の結果次第で首位陥落となる痛恨のドローに。 東京ヴェルディ 1-1 ヴィッセル神戸 【東京V】 オウンゴール(後45+1) 【神戸】 山川哲史(前7) 2024.11.10 16:01 Sunガンバ大阪の人気記事ランキング
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G大阪が降格圏の磐田に劇的勝利、前半戦苦しんだ13位湘南や14位京都など6クラブのJ1残留が確定!
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磐田が残留へ痛恨の連敗…G大阪は乱打戦制して4位浮上、坂本一彩が直近3戦4ゴール【明治安田J1第36節】
明治安田J1リーグ第36節の1試合が9日にヤマハスタジアムで行われ、アウェイのガンバ大阪が4-3でジュビロ磐田を下した。 今節から逆転残留へ勝負のホーム3連戦となる18位磐田がその一発目として天皇杯決勝に進み、J1でもACLE圏滑り込みを目指す5位G大阪を迎え撃った。磐田は今節もハッサン・ヒル、伊藤槙人、リカルド・グラッサの3バックで挑み、G大阪は公式戦2戦連発で3ゴールと好調の坂本一彩と宇佐美貴史の前線コンビでスタートした。 立ち上がりからうまく相手のプレスをかいくぐり、さっそくリズムを掴むG大阪は2分に倉田秋のコントロールショットがゴール右角に嫌われてしまったが、6分の左CKから大外のダワンが右足ダイレクトでネットを揺らす。だが、VARチェックにひっかかり、OFRの末にコースにいた倉田の関与が咎められ、取り消されてしまう。 救われた磐田は13分に混戦のなかで松本昌也の押し込みにかかったボールが半田陸の右腕に当たり、VARチェックに。OFRでの判断にまで持ち込まれるが、PKジャッジとはならず。それでも、23分にジョルディ・クルークスが右サイドからのクロスを送ると、渡邉りょうが右足ボレーで叩き込み、磐田が先制に成功してみせる。 だが、悪くない戦いをするG大阪は27分に左CKのチャンスを掴むと、鈴木徳真のキックにニアの半田陸がヘッドで合わせ、失点からわずか4分後に同点。さらに45+9分に左サイドの宇佐美がヒールで流すと、黒川圭介が左足でクロスを上げ、最後は大外の山下諒也がダイビングヘッドで合わせる。この豪快な一撃で前半のうちに逆転する。 後半から植村洋斗を送り込み、反撃ムードを打ち出した磐田だが、59分にG大阪が押し返す形を作ると、半田が放ったミドルのこぼれ球を倒れ込みながら対応したリカルド・グラッサのハンドを誘い、PKチャンスを奪取。キッカーに今季12ゴール目となる宇佐美が名乗りを上げると、GK川島永嗣の逆を突き、ダメ押しゴールを決める。 67分にも快速を飛ばして裏抜けの山下がネットを揺らしたG大阪だが、再びのVARでノーゴールに。またもVARを味方につけた磐田はマテウス・ペイショット、高畑奎汰の投入とともにシステムも4バックに変更するが、1最少タイの失点数を誇るG大阪の守りをこじ開け切れず。81分にはハッサン・ヒルの担架退場にも見舞われる。 その磐田だが、ジョルディ・クルークスが右サイドからクロスを送った87分にマテウス・ペイショットの落としを上原力也が右足で蹴り込み、1点差に。さらに攻め立てると、90+1分にまたもジョルディ・クルークスのクロスをファーのリカルド・グラッサが頭で落とし、ハッサン・ヒルとの交代で入った鈴木海音が同点弾を決める。 嫌なムードが漂うG大阪だが、90+3分に美藤倫がボールを持ち運び、ボックス左のイッサム・ジェバリに展開。ダイレクトでの折り返しを坂本が左足で叩き込み、G大阪が突き放す。前節、天皇杯、そして今節と打ち合いを制したG大阪は公式戦3連勝&4位浮上に成功。磐田は残留へ痛恨の連敗を喫した。 ジュビロ磐田 3-4 ガンバ大阪 【磐田】 渡邉りょう(前23) 上原力也(後42) 鈴木海音(後45+1) 【G大阪】 半田陸(前27) 山下諒也(前45+9) 宇佐美貴史(後17) 坂本一彩(後45+3) <span class="paragraph-title">【動画】坂本一彩が直近3戦4ゴールと好調! 天皇杯に続く劇的決勝弾</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet"><p lang="ja" dir="ltr">坂本 一彩(G大阪)<a href="https://twitter.com/hashtag/%EF%BC%AA%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%82%B0?src=hash&ref_src=twsrc%5Etfw">#Jリーグ</a> <a href="https://t.co/QvdM3aVLmr">pic.twitter.com/QvdM3aVLmr</a></p>— Jリーグ(日本プロサッカーリーグ) (@J_League) <a href="https://twitter.com/J_League/status/1855164299427430679?ref_src=twsrc%5Etfw">November 9, 2024</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2024.11.09 17:28 Sat3
「ガンバの千両役者」FW宇佐美貴史が今季2度目のJ1月間MVPに選出! J2は長崎MFマテウス・ジェズス、J3は岐阜FW藤岡浩介が受賞
Jリーグは12日、10月度の「明治安田Jリーグ KONAMI 月間MVP」を発表した。 各月の明治安田Jリーグにおいて、最も活躍した選手を表彰する「明治Jリーグ KONAMI 月間MVP」。明治安田J1リーグはFW宇佐美貴史(ガンバ大阪)、明治安田J2リーグはMFマテウス・ジェズス(V・ファーレン長崎)、明治安田J3リーグはFW藤岡浩介(FC岐阜)が受賞した。宇佐美と藤岡は今季2度目、マテウス・ジェズスは今回が初受賞となる。 宇佐美は10月に出場した4試合で、2ゴール1アシストの活躍。北海道コンサドーレ札幌戦ではアディショナルタイムでの劇的な2ゴールによって、文字通りチームに勝利をもたらしていた。また、ラストパスやスルーパス、キープ成功率においても高い数字を誇っている。 選考委員会の総評と宇佐美のコメントは以下の通り。 ◆Jリーグ選考委員会による総評 足立修委員長 「年間を通して評価できる。G大阪は彼の活躍により復活してきた」 JFA技術委員 「札幌戦であげたゴールは、技術だけでなく、バックストーリーやサポーターの思いなどを背負って成り立っているのが印象的」 槙野智章委員 「残留がかかった札幌もすごくいいゲームをしていた中、最後のPKやドリブルからのゴールは劇的だった。『サッカー人生で初めて試合後寝られなかった』と言うほど興奮したプレーであり、そういったシチュエーションでゴールを決めた」 北條聡委員 「抜群のインパクトを放ったガンバの千両役者。逆転勝利へ導いた札幌戦の2発、名古屋戦の決勝アシストと絶対的エースにふさわしい活躍」 GAKU-MC特任委員 「チームの最多得点数となる99点目(J1、J2計)というメモリアルゴールをあげたことも評価のひとつ」 ◆FW宇佐美貴史(ガンバ大阪) 「月間MVPにも選出いただき、ありがとうございます。自分でいいのかなというところが率直にはあるのですが、札幌戦の印象が大きかったのかなと思います。大阪ダービーで負けて、どん底に突き落とされた中、次戦の札幌戦、何とかチームを立ち上がらせないといけないという強い思いが自分のところにチャンスを引き寄せてくれた一つの大きな要因だったのかなと思います。そこを決め切ったことでチームの状態も上向いたので、あの試合で勝つことができて良かったです」 「今、チームはいい状態、メンタル的に燃えているような状態だと思うので、それを絶やさないようにシーズン終わりまで走っていきたいですし、リーグは出来る限り上の順位で、また天皇杯のタイトルのチャンスもあるので、必ず、全員で獲れるように頑張っていきたいです」 マテウス・ジェズスは10月の3試合で4ゴール1アシストと大暴れ。PEACE STADIUM Connected by SoftBankでの記念すべき初ゴールも記録しており、昇格争いを続けるチームの原動力となった。 選考委員会の総評とマテウス・ジェズスのコメントは以下の通り。 ◆Jリーグ選考委員会による総評 足立修委員長 「波に乗っている印象。シーズンを通してしっかりプレーしてきたが、最後に向けてギアを上げてきた」 JFA技術委員 「シーズン通して安定して活躍していて、今月は印象的なゴールもあった」 佐藤寿人委員 「今シーズン良いプレーが多かった。アイデアがあり、驚きのあるプレーも多く、どの試合でも得点を奪うことができる」 寺嶋朋也委員 「シーズン通した素晴らしいパフォーマンスが長崎をけん引している。中盤からポジションを最前線に上げて持ち前の攻撃力を存分に発揮。圧倒的存在感を放った」 丸山桂里奈特任委員 「4ゴール1アシストで、今月のチームの10ゴールの半分に絡んだ。新スタジアムの初ゴールというメモリアルゴールも記録」 植松隼人特任委員 「得点嗅覚が高く、ディフェンス時のポジショニングが参考になる。得点だけではなくアシストもありチームへの貢献度が高い」 ◆MFマテウス・ジェズス(V・ファーレン長崎) 「この賞はみんなの力があってこその賞だと思いますし、自分ひとりでは獲ることができなかったと思います。そして、僕たちはJ1昇格を何としても成し遂げたいです。その目標達成にむけてプレーオフ2試合も頑張っていきたいと思います!」 藤岡は10月度の4試合で6ゴール1アシストの好成績を記録。パス成功率やゴール関与パスにおいても高い数字を誇っており、攻撃面で絶大な存在感を示していた。 選考委員会の総評と藤岡のコメントは以下の通り。 ◆Jリーグ選考委員会による総評 平畠啓史委員 「1試合2ゴールが3試合で、10月6ゴール。ゴールへの嗅覚。ポジショニング。仕留める時の冷静さ。相手のミスも見逃さず、相手ディフェンスにとって常に危険なプレーヤーあり続けた」 橋本英郎委員 「岐阜は元々能力があるチームであり、今年はその結果が出ている中で、自分自身にフォーカスが充てられている選手。得点にはいつも藤岡選手が絡んでいて、チームで一番活躍していると言っても過言ではない。チームも個人としても良い流れ」 丸山桂里奈特任委員 「6ゴール1アシストと大当たりだった。チームをプレーオフ圏内に引き上げるために更に活躍を期待。得点ランクも1位に」 ◆FW藤岡浩介(FC岐阜) 「今シーズン二度目の明治安田J3リーグ月間MVPに選んで頂きありがとうございます。チームが見せてきたパフォーマンスが評価されたからこそ頂ける賞なので、自分のプレーを最大限に生かしてくれるチームメイトに感謝しています。残りのシーズン、FC岐阜の為に全力で戦います!」 <span class="paragraph-title">【動画】月間MVPを受賞した宇佐美貴史らのプレーはこちらでチェック!</span> <span data-other-div="movie"></span> <iframe width="560" height="315" src="https://www.youtube.com/embed/b-C5f4m_M9o?si=1p4nF9q-s_0_Iy1k" title="YouTube video player" frameborder="0" allow="accelerometer; autoplay; clipboard-write; encrypted-media; gyroscope; picture-in-picture; web-share" referrerpolicy="strict-origin-when-cross-origin" allowfullscreen></iframe> 2024.11.12 16:50 Tue4
【J1注目プレビュー|第36節:磐田vsG大阪】磐田は逆転残留へ欲しい勝ち点3、G大阪は天皇杯決勝までの流れを作りたい
【明治安田J1リーグ第36節】 2024年11月9日(土) 15:00キックオフ ジュビロ磐田(18位/35pt) vs ガンバ大阪(5位/57pt) [ヤマハスタジアム(磐田)] <h3>◆逆転残留へプレッシャーをかけたい【ジュビロ磐田】</h3> 前節はアウェイでヴィッセル神戸と対戦し2-0で完敗。優勝を争う相手に力の差を感じさせられてしまった。 勝ち点を積み上げたい中で、力負けを感じた一戦。ただ、残り4試合での残留の可能性は残されている。 今節は上2つの柏と新潟が直接対決。どちらかは間違いなく留まり、引き分けに終われば両者との差は大きく広がらない。1試合消化が少ないことをアドバンテージとするためにも、ここでの勝ち点3は大きな意味を持つ。 気掛かりなのは攻撃陣。3試合ぶりにノーゴールとゴールは生まれているが、ストライカー陣は調子が良いとはいえない。勝利のために必要なゴールをどう奪うのか。上位相手の戦い方に注目だ。 ★予想スタメン[3-4-2-1] GK:川島永嗣 DF:ハッサン・ヒル、伊藤槙人、リカルド・グラッサ MF:植村洋斗、レオ・ゴメス、中村駿、松原后 MF:ジョルディ・クルークス、高畑奎汰 FW:ジャーメイン良 監督:横内昭展 <h3>◆優勝はなし、それでも1つでも上でフィニッシュを【ガンバ大阪】</h3> 優勝を争っていた前半戦だったが、夏場に大失速。9試合連続勝ちなしと苦しんだ間に上位との差は大きく開いてしまった。 前節はホームに名古屋グランパスを迎えて3-2で勝利。しかし、優勝の可能性は3試合を残して潰えてしまった。夏場の失速が大きな要因だが、向き合っていけるかが重要。そして、チームとしては天皇杯というタイトルも残されており、勢いづけていきたいところだ。 ここに来て試合終盤の粘り強さが出てきたG大阪。最後まで諦めない気持ちが結果につながっている状況だけに、選手たちも心が折れることはないはず。もっと楽にゲームを運ぶためには、一層守備に集中したいところだ。 前線にもケガ人が出ている状況。厚みのある攻撃を見せて、磐田に引導を渡したいところだ。 ★予想スタメン[4-3-3] GK:一森純 DF:半田陸、中谷進之介、福岡将太、黒川圭介 MF:ダワン、坂本一彩、鈴木徳真 FW:山下諒也、宇佐美貴史、ウェルトン 監督:ダニエル・ポヤトス 2024.11.09 12:15 Sat5